JPS6319571Y2 - - Google Patents

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JPS6319571Y2
JPS6319571Y2 JP1980145988U JP14598880U JPS6319571Y2 JP S6319571 Y2 JPS6319571 Y2 JP S6319571Y2 JP 1980145988 U JP1980145988 U JP 1980145988U JP 14598880 U JP14598880 U JP 14598880U JP S6319571 Y2 JPS6319571 Y2 JP S6319571Y2
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JP
Japan
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cover
cylinder head
guide hole
inner cover
hollow
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JP1980145988U
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JPS5768144U (ja
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジンのシリンダヘツドカバー内に
オイルセパレータとして利用可能な中空部を設け
ることによりエンジンの小型化、軽量化を達成し
うるエンジンのシリンダヘツドカバーに関する。
一般にエンジンのシリンダヘツドに滞在するブ
ローバイガスはベンチレーシヨンホースによりイ
ンテークマニホールドやエアクリーナに送られる
が、シリンダヘツドに取りつけられるカム等の回
転により、回転部分を潤滑したエンジンオイルが
飛散し、ブローバイガスに混入するため、ブロー
バイガスをエヤクリーナ等へ送気するに先立ちオ
イルを分離することが必要となり、そのため内部
にはオイルセパレータが取付られる。従来かかる
オイルセパレータａは例えば第３図に示すごとく
シリンダヘツドカバーｂの上壁に垂下させ形成す
るものであつたため、シリンダヘツドカバーｄの
高さが大となりその結果エンジンの全高さを増大
させる結果ともなつていた。
本考案はシリンダヘツドカバー内に中空部を設
け該中空部をブローバイガスを流過させることに
より、前記問題点を解決するとともに、軽量化を
はかりかつ遮音性もを向上させうるエンジンのシ
リンダヘツドカバーの提供を目的とし、以下その
一実施例を図面に基づき説明する。
第１〜２図において本考案のエンジンのシリン
ダヘツドカバー１は、合成樹脂からなる内蓋２と
鋼板製の外蓋３とを具え、内蓋２は側面を形成す
る周壁と、該周壁に連らなる上面を形成する上壁
とからなる下開放の箱状をなす内カバー部４の下
端にシールフランジ部６が側設され、該内蓋２は
シリンダヘツド５を遮蔽している。内カバー部４
の外面にはシールフランジ部６のやや上方で段差
部７を設け、その上方を薄肉に形成する。又外蓋
３は外カバー部９とシールフランジ部６に密接す
るフランジ部１０とを有し、かつ外カバー部９と
前記内カバー部４とは段差部７下方でのみ密に接
合することにより、外カバー部９は内カバー部４
を間隙を有して覆いかつ該内カバー部４との間に
しかも前記段差部７上方の該内カバー部４の全面
に亘る中空部１１が形成されている。又外蓋３の
上カバー部９上壁中央にはブローバイガス流出用
の外導孔１２を有する筒部１３が突設され、該外
導孔１２により中空部１１をシリンダヘツドカバ
ー１の外部に連通させ、又内蓋２の内カバー部４
周壁にはその中間高さよりも上方の比較的高所に
シリンダヘツドカバー１の内部に導通する２つの
内導孔１５，１５が対設される。又内カバー部４
の上壁外面には、上端が外蓋３内面に略接する高
さを有しかつ大小２個の正方形形状に配置されて
２重遮壁状をなしかつ対向壁に90度位相を違えた
切欠部１６，１６を設けてなる邪魔板１７，１７
が外導孔１２と内導孔１５との間で迷路状に形成
され、もつて迷路状部ａを構成している。なお、
迷路状部ａは内蓋２の剛性アツプ用のリブを千鳥
配置することにより構成させてもよい。
然して本考案のシリンダヘツドカバー１を、シ
リンダヘツド５にボルト１９を用いて取付けた時
にはエンジンオイルを混入したブローバイガスは
内導孔１５に流入し外導孔１２から流出する間、
迷路状に流れかつ邪魔板１７に衝合してエンジン
オイルを分離し該液化したエンジンオイルは内導
孔１５下方への中空部１１で貯留されるとともに
溢流してシリンダヘツド内に戻る。又内導孔１５
を周壁の高所に形成しその下方でエンジンオイル
を貯留したため、シリンダヘツドカバー１の遮音
性を向上しかつ振動を減じて騒音の発生を防ぐと
ともに本実施例のごとく邪魔板１７を内蓋２と一
体に形成することにより、その剛性の向上に役立
つ。
叙上のごとく本考案のエンジンのシリンダヘツ
ドカバーは周壁と該周壁に連らなる内カバー部を
有する内蓋と、内カバー部を間隙を有して隔てる
ことにより該内カバー部との間に中空部を全面に
亘つて形成する外カバー部とを具えているため
め、広い面積に亘る中空部によつて遮音性に優
れ、振動音を防ぎうるエンジンのシリンダヘツド
カバーを提供しうる。又前記広い中空部をブロー
バイガスが流過でき、その流路に迷路状部を設け
たため、オイルの分離効率が向上し、さらにはエ
ンジン全高さを減じその軽量化にも役立つ。又内
導孔１５を周壁の高所に形成したため、その下方
の中空部にエンジンオイルを貯留でき遮音性をさ
らに向上し騒音低下に役立つ。
なお本考案のエンジンのシリンダヘツドカバー
において、内導孔１５は１以上の任意の数に設定
でき又邪魔板も千鳥状種々な形状配置のものが採
用しうる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本考案の１実施例を示す断面図、第２
図はその分解斜視図、第３図は従来装置を示す断
面図である。 １……エンジンのシリンダヘツドカバー、２…
…内蓋、３……外蓋、４……内カバー部、５……
シリンダヘツド、６……シールフランジ部、９…
…外カバー部、１０……フランジ部、１１……中
空部、１２……外導孔、１５……内導孔、ａ……
迷路状部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側面を形成する周壁と該周壁に連らなる上面を
    形成する上壁とからなる下開放の箱状をなす内カ
    バー部の下端にシールフランジ部が形成されかつ
    シリンダヘツドを遮蔽する内蓋と、前記内カバー
    部を間隙を有して覆うことにより該内カバー部全
    面に亘つて中空部を形成する外カバー部の下端に
    前記シールフランジ部に載置されるフランジ部を
    設けた外蓋とを具える一方、前記内蓋の前記周壁
    の高所に内導孔を、又外蓋に、前記上壁の部分に
    位置して外導孔を夫々中空部に連通させ形成する
    とともに、前記内導孔から外導孔に至る間の中空
    部に迷路状部を設けてなるエンジンのシリンダヘ
    ツドカバー。
JP1980145988U 1980-10-13 1980-10-13 Expired JPS6319571Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980145988U JPS6319571Y2 (ja) 1980-10-13 1980-10-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980145988U JPS6319571Y2 (ja) 1980-10-13 1980-10-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5768144U JPS5768144U (ja) 1982-04-23
JPS6319571Y2 true JPS6319571Y2 (ja) 1988-06-01

Family

ID=29505581

Family Applications (1)

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JP1980145988U Expired JPS6319571Y2 (ja) 1980-10-13 1980-10-13

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JP (1) JPS6319571Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5836806Y2 (ja) * 1977-09-30 1983-08-19 ダイハツ工業株式会社 内燃機関におけるブロ−バイガス抽出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5768144U (ja) 1982-04-23

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