JPS63195173A - 窒化硼素セラミツクス成形体の製造法 - Google Patents

窒化硼素セラミツクス成形体の製造法

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JPS63195173A
JPS63195173A JP62026388A JP2638887A JPS63195173A JP S63195173 A JPS63195173 A JP S63195173A JP 62026388 A JP62026388 A JP 62026388A JP 2638887 A JP2638887 A JP 2638887A JP S63195173 A JPS63195173 A JP S63195173A
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boron nitride
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boron
nitride ceramic
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良晴 木村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は機械的強度のすぐれた窒化硼素セラミックス成
形体の製造法に関する。
〔従来技術〕
窒化硼素は高い融点をもち、電気特性、機械的性質が優
れているほか高温においても酸素、薬品に蝕され難いと
いう性質をもっているのでそのセラミックス成形体は複
合材料の強化材料、溶融塩電池の隔膜、電気部品等各種
の用途に使用されている。そして窒化硼素セラミックス
体は、酸化硼素を溶融押出して、繊維、フィルム状とな
し、それを高温でアンモニアで窒化し、次いで焼成する
方法あるいは窒化硼素粉末に酸化硼素を接着剤として混
入し、溶融して成形体とする方法により製造されていた
。その後窒化硼素結合の繰返し構造を主鎖とする有機系
高分子化合物を各種成形体状とし、それを焼成する方法
が提案されている(特公昭53−37837号) 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、前記有機系高分子化合物を原料とする方
法は安価にセラミックス成形体を製造できる利点を有す
るが、得られる成形体の機械的強度がやや劣るとの欠点
があった。
〔発明が解決するための手段〕
そこで本発明者は前記有機系高分子化合物から窒化硼素
セラミックス成形体を製造する方法の利点を生かしかつ
、機械的強度の高い成形体を製造する方法を探究した結
果本発明に至った。
よって、本発明は窒素−硼素結合の繰返し構造を主鎖と
する有機系高分子化合物に酸化硼素の存在下焼成して窒
化硼素セラミックス成形体を製造する方法を提供する。
本発明において原料として用いる窒素−硼素結合の繰返
し構造を主鎖とする有機系高分子化合物とは式 (式中、Xは水素原子、モノ、ジまたはトリ置換アミノ
基を、Yは水素原子、または炭化水素基を表わすが、X
およびYの全ては水素原子ではない)で表わされる結合
の繰返し構造を主鎖とする高分子化合物であって、前記
特公昭53−37837号公報あるいは特開昭61−4
7735号公報等に記載され周知の物質である。このよ
うな高分子化合物は主鎖中のNおよびBが炭化水素基、
アミン基または−N−B−を介しであるいは介さずに他
の主鎖中のBおよびNと結合N−B− 環状に結合した基を有しているものでも勿論よい。
一方酸化硼素は三酸化二硼素、三酸化二硼素、三酸化二
硼素、五酸化四硼素のいずれでもよいが三酸化二硼素が
入手容易で最も好ましい。さらに、本発明においては反
応の過程特に焼成の過程において酸化硼素に変換する化
合物、例えば硼酸ら使用できる。したかって、本発明に
いう酸化硼素とはそのような化合物を含めた意味である
。本発明における酸化硼素の使用量は硼酸の量に換算し
て原料窒素−硼索結合金有の高分子化合物に対して約0
.1〜1.0重量%好ましくは1〜2重量%である。過
剰に使用すると焼成時に不均一な相分離をおこし、成形
体の形状が変形し、また強度も低下するおそれがある。
窒素−硼素結合の繰返し構造を主鎖とする有機系高分子
化合物は前記の特公昭53−37837号および特開昭
61−4.7735号公報にも説明されているように、
よく知られており、種々の方法で製造できる。例えば(
イ)各種ボラジン誘導体を熱縮合、(ロ)ボラジン化合
物をアミン類の存在下に熱縮合、(ハ)N−置換−ジ(
またはトリ)−へロボラジンと第1級アミンとの縮合、
(ニ)例えばトリーn−ブチルアミンの如きアミノボラ
ン化合物の熱縮合あるいは(ホ)塩基の存在下にボロン
トリハライドと第1級アミンとの縮合によって容易に製
造できる。そしてこれらの高分子化合物はそれをさらに
加熱すると縮合がすすみより高分子量の化合物となる。
本発明においては前記(イ)〜(ニ)の縮合(こよって
得られた化合物もまたそれを加熱して得られる化合物も
使用できるが一般に数平均分子量500〜6000程度
のものが好ましく、またさらに高分子量のものでも使用
可能である。これら高分子化合物の多くは常温で固体で
あり、融点あるいは軟化点を有するものまたは有しない
ものもある。さらに溶媒に可溶のものも不溶のものもあ
るがいずれも本発明においては使用できる。
本発明は窒素−硼素結合の繰返し構造を主鎖とする高分
子化合物の焼成段階に酸化硼素を存在させることが必要
である。したがって酸化硼素は高分子化合物の焼成段階
前のいかなる段階で添加混合してもよい。すなわち高分
子化合物が溶媒に可溶ないし溶融するものにあっては高
分子化合物を溶媒に溶解ないしは溶融してそれに酸化硼
素を加えて混合してもよいし、適当な溶媒がな(、溶融
困難な高分子化合物にあっては微細粉末として両者を混
合するのが便利である。さらには前記(イ)〜(ホ)の
如き方法で高分子化合物を製造する段階、例えば原料の
モノマー中に酸化ホウ素を加えておき、高分子化合物を
製造し、引き続いて繊維、フィルムその他の所望の形状
に成形、焼成することもできる。このような方法は酸化
硼素が高分子化合物中に均一に分散するので場合によっ
ては好ましい。
本発明の方法で窒化硼素セラミックス成形体を製造する
にあたっては、前記従来方法に準じて行なわれる。即ち
、本発明の原料が固体のものについては、プレス成形す
るかまたは加熱溶融によりもしくは適当な溶媒により適
当粘度に調整したのち、また液体のものについては加熱
または、溶媒により適当な粘度に調整したのち公知の成
形方法により必要な形に成形し、まず該高分子化合物の
成形物を作成する。
次いで高分子化合物が固体の場合には上記成形体類を軟
化点以下で長時間加熱することにより不融化した後、6
00℃以上に加熱することにより焼成するのを通常とす
る。液体の場合には上記のように成形用の鋳型に入れた
まま不融化することも可能である。
なお、ここにいう成形体とはホイスカー、繊維状、フィ
ルム状あるいは板状の形体のものを含めたものを意味す
る。
不融化処理は焼成のための加熱時に溶融または軟化して
成形体類が変形しないための処理であり、不活性雰囲気
下、軟化点以下で加熱するか、またはアンモニア等のア
ミノ基を有するガスに暴露させることによって行なって
もよい。
不融化処理の終わった成形体を窒素ガス等の不活性ガス
雰囲気中で600℃以上、好ましくは1400℃以上の
高温において焼成し、炭素、水素、ハロゲン等を解離し
、分離すればよい。
この場合、減圧下で行なうことが好ましく、アンモニア
等の還元性ガスの使用はさらに望ましい。前記不融化処
理とその後の焼成は連続して行ってもよいことは当然で
ある。
〔発明の奏する効果〕
本発明によれば窒素−硼素結合の繰返し構造を主鎖とす
る育機系高分子化合物を原料とする窒化硼素セラミック
ス成形体の製造法において、少量の酸化硼素の存在下に
焼成を行なうことによりサブミクロン大の窒化硼素の粒
子が均一に充填された構造の成形体が得られ、例えば1
400℃以上の高温で焼成しても歪が生じないので機械
的強度が高くなるとの効果を奏する。
次に本発明の実施例を示し本発明の奏する効果を具体的
に明らかにする。
実施例 l B−トリアミノ−N−)リフェニルボラン2.09と平
均粒径20μ硼酸粉末0.029とを三方コックをそな
えた枝材試験管に入れ、窒素気流中で260℃の温度で
3時間加熱した。反応中に発生するアンモニアとアニリ
ンは系外に除去した。この反応によってボラジン網目構
造からなり軟化点140℃を有する窒化硼素高分子化合
物1.559が生成した。GPCによっては測定したこ
の高分子化合物のポリスチレン換算数平均分子量は約1
200であった。
この硼酸を含有する窒化硼素高分子化合物を溶融押出器
に入れ150℃に加熱しつつ径0.5朋の細口から押し
出して巻きとり、径150μの硼酸含有窒化硼素高分子
化合物の繊維をつくった。
この繊維を窒素気流中で5℃/winの加熱速度で18
00℃にまで昇温して焼成し繊維径50μの褐色繊維を
得た。この繊維のX線回折パターンは2θ= 28.0
’にシャープなピークを、また42°付近にブロードな
ピークを示しターポスドラチックの結晶相を有する窒化
硼素であることが確認された。
この繊維の引張り強度は123 kg/xi”であリ、
弾性率は16t/iz”であった。またこの繊維の走査
型電子顕微鏡写真によってこの繊維内には0.1〜0.
3μの微粒子が均一に充填されていることがわかった。
比較例 l 硼酸粉末を添加せずに、その他の条件を実施例1と同一
にしてB−)リアミノ−N−)リフェニルボラジンの加
熱重合、溶融紡糸および焼成を行った。得られた繊維の
引張り強度は17に9 / mrpr ”であり、弾性
率は10t/朋2であった。
この繊維の走査型電子顕微鏡写真によれば繊維内には0
.5〜2IJxの粒子が粗く分散した状態をとっていた
実施例 2 トリーn−ブチルアミノボランを窒素気流中で300℃
の温度で5時間加熱して数平均分子NH−Bu   B
u 量約1000の主として+B−Nすを単位とする鎖状骨
格から形成される窒化硼素高分子化合物をつくった。こ
の高分子化合物の粉末2.09に平均粒径100μの無
水硼酸粉末0.04gを混合し、この混合粉末128〜
を錠剤プレス成型器に入れて400 kg/cm’の圧
力でプレスを行い、直径10朋、厚さ2朋の円板に成形
した。
この円板を窒素気流中で5℃/minの加熱速度で18
00°Cまで昇温しで焼成して淡黄色の焼結された窒化
硼素の円板を得た。円板は直径5゜1ux、厚さ0.3
uに収縮していたが、その構造は緻密で均一であった。
比較例 2 実施例2で使用した窒化硼素高分子化合物の粉末を使用
し、無水硼酸粉末を使用せずに実施例2と同じく錠剤プ
レス成型器で円板を成型した。
この円板を実施例2と同じ条件で焼結したところ、焼結
中に1400℃付近の温度で円板に亀裂が入りはじめ、
さらに昇温すると小片に破れ、完全なセラミックス成型
体は得られなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  窒素−硼素結合の繰返し構造を主鎖とする有機系高分
    子化合物を、酸化硼素の存在下で焼成することを特徴と
    する窒化硼素セラミックス成形体の製造法。
JP62026388A 1987-02-09 1987-02-09 窒化硼素セラミツクス成形体の製造法 Granted JPS63195173A (ja)

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