JPS6319421Y2 - - Google Patents

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JPS6319421Y2
JPS6319421Y2 JP1984064295U JP6429584U JPS6319421Y2 JP S6319421 Y2 JPS6319421 Y2 JP S6319421Y2 JP 1984064295 U JP1984064295 U JP 1984064295U JP 6429584 U JP6429584 U JP 6429584U JP S6319421 Y2 JPS6319421 Y2 JP S6319421Y2
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JP
Japan
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road
visual guide
drainage
drain
tiles
Prior art date
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JP1984064295U
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JPS60178082U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、道路に降つた雨水等を排水する排水
管と、道路を走行する自動車の速度を下げるのに
効果のある視覚誘導線との機能を有する視覚誘導
線兼用排水管に関するものである。
近年、自動車(以下車という)の数が著しく増
加し、人と車とが同じ路上を通行するわが国にお
いては、人が安心して通行できる人と車の共存し
たコミユニテイ道路の建設が望まれている。この
為には、道路を走行する車の速度を減少させるこ
とが必要である。この道路を走行する車の速度を
減少させる方法としては道路を屈曲させ、運転者
の心理的緊張を引きだし、車の速度を減少させる
方法もあるが、一定値以上の幅員がある道路にお
いては車の通行区分を示すライン(以下視覚誘導
線という)を道路面に入れると、平均で車の速度
を5〜6(Km/h)も減少させることができ最も
効果的であることが、実験の結果判明した。
従つて、従来から道路に施されている通行区分
帯やセンタライン(中央線)は、車の速度減少に
対してはそれなりの効果を発揮していたことにな
るが、通常、路面に白色塗料で塗られていて塗料
の一部が剥げ落ちたり等もするので、道路の美観
を損うという欠点があつた。
一方、道路上の雨水を排水するために、通常道
路には排水溝が設けられているが、現在のわが国
の道路においては道路の両側部に排水溝を設ける
両側排水溝方式が主流である。しかしこのような
両側排水溝方式は比較的道路幅員の狭い道路(例
えば車道幅5〜3,5mの一方通行道路)におい
ては排水溝を道路の両側部に設けなければならな
いので経済的でない。そこで、上記のような道路
においては道路の中央に排水溝を設ける中央排水
溝方式が一部に採用されている。
ところが、従来の中央排水溝方式に採用されて
いる排水溝の一種である排水管は、全体が道路の
中央部の路中に埋め込まれているのがほとんどで
あつたので、外部から排水管が見えず、従つて上
記排水管が先に述べたような視覚誘導線として利
用されることは無かつた。勿論、工法によつては
上記排水管の上面を露出させ視覚誘導線として利
用することも可能であるが、従来の排水管は外部
表面もセメント素地であるから、美的効果はほと
んど無く、またその色彩を道路に対して際立つた
特徴も無かつたので、運転者も特に意識せず、従
つて視覚誘導線としては使えなかつた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、道
路の略中央に埋設して排水管として利用できると
共に、車の速度の減少に大なる効果をもたらす視
覚誘導線としても利用でき、かつ道路の装飾にも
役立つ視覚誘導線兼用排水管を提供することを目
的とするものである。
上記目的に沿う本考案に係る視覚誘導線兼用排
水管は、管状の排水孔と、該排水孔の上部にあつ
て道路に降つた雨水等を集める集水溝と、該集水
溝に集まつた雨水等を上記排水孔へ注入する注水
部とを有する排水管の上面の両側部又は全部に視
覚誘導線となるタイルを貼着(張り付けること)
したもので構成され、道路の略中央部に、複数個
の上記排水管を排水孔が連通し、かつ上記タイル
面が路面と面一になるように配設して使用し、路
面上の雨水の排水管と、道路の視覚誘導線との役
目をさせるものである。
続いて、本考案を具体化した一実施例を添付し
た図面を参照しながら説明し、本考案の理解に供
する。
第1図は本考案の一実施例に係る視覚誘導線兼
用排水管を連通して配設した場合の斜視図、第2
図は同A−A矢視断面図、第3図は他の実施例に
係る視覚誘導線兼用排水管の断面図である。
第1図及び第2図に示すように、断面が略四辺
形の管状の排水孔1は、内部に鉄筋を有するコン
クリート等で一体として造成されている側壁部2
及び3と底部4と排水孔1の上部に位置する天井
部5とによつて取り囲まれて構成されている。
上記天井部5の上部表面中央には、断面円孤状
の集水溝6が形成されていると共に、上記天井部
5の上部表面の両側部に断面L字型形状のタイル
6及び7がモルタル等によつて張り付けられてい
る。
このタイル6及び7は、上記実施例に係る視覚
誘導線兼用排水管(以下排水管という)9を道路
の所定の位置に施設した場合視覚誘導線となるの
であるから、道路の路面の色彩と異なる色彩(例
えば白色、黄色等)で彩色されたタイル(舗石等
も含むものである)を使用する。なお、上記実施
例において、断面L字型形状のタイルを使用して
いるのは、上記排水管9を、タイル7及び8の表
面が道路面と面一となるように施設した場合、路
面中にタイル7及び8の一部が埋め込まれて、容
易に剥がれなくさせるためである。
一方、上記集水溝6の両端には、下部の排水孔
1へ連通する注水部10が設けられている。上記
実施例においては、注水部10は天井部5の一部
を切り欠いて構成され、排水管9を第1図に示す
ように連通して配設した状態で注水孔10aを形
成するようになつている。
続いて、上記実施例を使用方法と作用とにつき
さらに詳しく説明する。複数個の上記排水管9を
道路の中央部に、タイル7及び8の表面が路面と
面一になり、かつ排水孔1が連通するようにして
配設する。この場合、排水孔1の連結部には内部
を流れる排水の漏出を防止するため、ゴム等のシ
ール材を施しておくのが好ましい。また上記道路
には排水管9が埋められている道路の中央部に向
けてほんの少し下り勾配をつけておく。
このようにして、排水管9を道路に布設してお
くと、路面の雨水等は道路の下り勾配にそつて集
水溝6の方へ流れて行き、その後集水溝6の途中
に設けられている注水部10から排水孔1へ流れ
落ちる。
一方、道路の中央部には、道路の表面とは色彩
の異なるタイルの表面が線状に露出しているの
で、これによりセンタラインを構成することにな
り、したがつて、このラインが視覚誘導線とな
る。
次に、第3図に示す本考案の他の実施例に係る
視覚誘導線兼用排水管について説明するが、前記
実施例と同一の構成要素については同一の番号を
付して、その説明を省略する。
図に示すように、排水孔1の上部に位置する集
水溝6は両側部のL字形のタイルとは区画された
タイル12により構成されている。この場合、タ
イル12の色彩はタイル7とタイル8と同一の色
彩としておくと、タイル7と12と8とにて、一
条の幅の広い視覚誘導線とすることができるが、
他の色彩を使用することも可能である。
なお、第1図に示す実施例においても同様であ
るが、集水溝6の内側表面は、多数の小凹部(い
わゆる溝)または小突起等で構成されるスリツプ
止めがなされていて(図示せず)該集水溝6を横
断する自転車等の転倒を防止する構造となつてい
る。
以上に述べた実施例においては、排水孔1の断
面形状は略四辺形であつたが、場合によつては円
形あるいはハート形等にもすることは自由であ
る。また、注水部10は排水管9の両端の天井の
一部を切り欠いて、他の排水管9と接合した場合
(第1図参照)に孔となるようにしたが、集水溝
6(又は11)の一部(例えば中央部)に孔を開
けて形成することも可能である。
更に上記実施例においてはタイル7及び8の断
面形状はL字形のものを使用したがその他の形状
(例えば直方形、台形)とすることも可能である。
また、上記実施例においては集水溝6の断面形状
を円孤形としたが、他の形状(例えば逆三角形)
でも可能であることはいうまでもない。
なお、視覚誘導線とは道路面に道路面の色彩と
は異なる色彩でひかれている線をいい、従つて従
来から道路にひかれているセンタライン(中央
線)や通行区分帯を示す白色または黄色の線も含
むものである。
以上に述べた本考案に係る視覚誘導線兼用排水
管によると、道路に埋設して排水管として利用で
きると共に、車の速度の減少に大きな効果をもた
らす視覚誘導線としても利用できるので狭い道路
を有効に利用でき、また排水溝の工事も一個所分
省略できるので経済的であると共に、人と車の共
存したコミユニテイ道路の建設も可能となる。さ
らに、視覚誘導線はタイル張りであるので折飾効
果もあり道路の美観を著しく向上させる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る視覚誘導線兼
用排水管を連通して配設した斜視図、第2図は第
1図におけるA−A矢視断面図、第3図は他の実
施例に係る視覚誘導線兼用排水管の断面図であ
る。 符号の説明、1……排水孔、6……集水溝、
7,8,12……タイル(視覚誘導線)、9……
視覚誘導線兼用排水管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管状の排水孔と、該排水孔の上部にあつて道路
    に降つた雨水等を集める集水溝と、該集水溝に集
    まつた雨水等を上記排水孔へ注入する注水部とを
    有する排水管の上面の両側部または全部に視覚誘
    導線となるタイルを貼着したことを特徴とする視
    覚誘導線兼用排水管。
JP1984064295U 1984-04-28 1984-04-28 視覚誘導線兼用排水管 Granted JPS60178082U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984064295U JPS60178082U (ja) 1984-04-28 1984-04-28 視覚誘導線兼用排水管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984064295U JPS60178082U (ja) 1984-04-28 1984-04-28 視覚誘導線兼用排水管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60178082U JPS60178082U (ja) 1985-11-26
JPS6319421Y2 true JPS6319421Y2 (ja) 1988-05-31

Family

ID=30595243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984064295U Granted JPS60178082U (ja) 1984-04-28 1984-04-28 視覚誘導線兼用排水管

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JP (1) JPS60178082U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60178082U (ja) 1985-11-26

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