JPS63191351A - テ−プ速度制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分計〉 本発明はテープ速度制御方法にかかり、特にＤＡＴ装置
（デジタルオーディオテープ記録、再生装置）の高速サ
ーチ開始時におけるテープ速度制御に適用して好適なテ
ープ速度制御方法に関する。

〈従来技術〉・ ヘッドを磁気テープ長手方向に対して斜めに回転させる
と共に、該ヘッドにより磁気テープにデジタルで音声デ
ータを記録し、かつ磁気テープより音声データを読み取
って再生するＤＡＴ装置においては、互いに１８０°の
間隔で２つの録音・再生兼用ヘッドを回転体、（シリン
ダ）に配設すると共に、各ヘッドの磁気テープ面上にお
ける走行軌跡が磁気テープの長手方向に対して傾斜する
ように該磁気テープと各ヘッドの相対的位置関係を定め
ている。そして、シリンダが１８０°回転する毎に各ヘ
ッドが交互に磁気テープに接触して音声データが該磁気
テープに記録され、あるいは音声データが該磁気テープ
から読み取られる。尚、読み取られた信号（再生信号）
はＰＬＬ回路に入力され、ここで再生信号に含まれるク
ロック信号が再生され、復調部がこ、の再生クロック信
号に同期して前記再生信号を読み取って内蔵のＲＡＭに
記憶し、しかる後該ＲＡＭに記憶されている音声データ
に対して誤９検出訂正処理を施し、ＤＡ変換して出力す
る。

かかるＤＡＴ装置においては、音声データと共に記録さ
れているサブコード情報を用いて曲番によるサーチ、イ
ンデックスによるサーチ、絶対時間によるサーチ機能を
有している。たとえば曲番によるサーチにおいては、サ
ブコード情報を読み取って計数することにより所望曲を
サーチしてその頭出しを行い、あるいはイントロスキャ
ン、その他のプレイを高速で行えるようになっている。

尚、かかるサーチはノーマル再生時におけるテープ送り
速度の２００倍で行われ、シリンダ回転速度は早送り時
において３０２３回転／　２Ｔｉ　Ｚ　ｎ−、巻もどし
時において９６０回転／　ｍ　ｉ　ｎとなる。

〈発明が解決しようとしている問題点〉サーチ時のテー
プ送り速度の立ち上がりを考えると瞬時に目標速度迄立
ち上がるのが理想的であるが、実際にはテープ速度が目
標速度（たとえば２００倍速）で安定する迄には、所定
の時間がかかる。そして、この立ち上がり期間、ヘッド
とテープの相対速度が一定にならない。このため、サー
チを開始してから実際にサブコードを読み取れる迄にあ
る一定の時間を必要とする。換言すれば、サーチ開始時
から一定時間サブコードを読み取ることができず、サー
チ等で誤動作する場合がある。

たとえば、ＤＡＴ装置では曲の始めには９秒間、曲頭を
示すスタートＩＤが記録されており、曲番によるサーチ
においては該スタートＩＤを用いて頭出し、イントロス
キャン、その他のプレイを行う。このため、従来方法で
は現テープ走行位置から曲番サーチする時、現テープ走
行位置によっては前記立ち上がり時間のために、スター
）−ＩＤが読めない場合が生じ、曲の頭出し、イントロ
スキャン等のプレイにおいて誤動作を生じる。

以上から、本発明は高速サーチ開始時であってもサブコ
ード情報を読み取れるテープ速度制御方法を提供するこ
とをその目的とする。

く問題点を解決するための手段〉 第１図は本発明の実施例ブロック図である。

１１は信号処理部、ｌｌａはＰＬＬ回路、１１ｂは復調
部、１１ｃはロック検出回路、ｌｉｄはサブコード処理
部、１２はテープ速度制御部、１２ａはテープ速度デー
タ記憶メモリ、１２ｂはマイコン、１２ｃはリール速度
サーボ回路、１３はリールモータ、１４は録再ヘッド、
１５は磁気テープである。

く作用〉 サーチ速度迄階段状に漸増するようにした時の各階段部
における速度データをメモリ１２ａに記憶させておき、
磁気テープ１５から読み取った再生信号に含まれるり四
ツク信号を再生するＰＬＬ回路１１ａがロックしたこと
をロック検出回路１１ｃで検出し、サーチ時マイコン１
２ｂはＰＬＬ回路がロックする毎ｔこ１ステップ上の速
度データ゛　　をメモリ１２ａから読み取り、該速度デ
ータをリール速度サーボ回路１２ｃに印加してリールモ
ータ１３を駆動し、テープ速度を階段状に制御する。

この方法によれば、サーチ開始時（テープ速度が増加中
）であってもＰＬＬ回路が断続的にロックするから、テ
ープ速度がサーチ速度に到達する前であってもサブコー
ド情報を読み取れ、サーチに際して誤動作するととはな
い。

〈実施例〉 第１図は本発明の１実施例ブロック図、第２図は本発明
の詳細な説明図である。

第１図において、１１は信号処理部、１２はテープ速度
制御部、１４は録音再生兼用ヘッド（録再ヘッド）、１
５は磁気テープ、１６は再生アンプである。

信号処理部１１は、磁気テープ１５から読み取った再生
信号Ａｓに含まれるクロック信号ＣＬを再生するＰＬＬ
回路１１ａと、再生クロック信号ＣＬに同期して再生信
号Ａｓを読み取って内蔵のＲＡＭに記憶し、しかる後該
ＲＡＭに記憶されているデータに対して瞑り検出・訂正
処理を施して出力する復調部１１ｂと、ＰＬＬ回路１１
ａが口ツクした乙とを検出してロック検出信号ＰＬＤを
出力するロック検出回路１１ｃと、復調部１１ｂから出
力されるデータに含まれるサブコードを識別して所定の
処理を行うサブコード処理部１１ｄを有している。

テープ速度制御部１２は、サーチ速度ｖｓ（第２図参照
）迄階段状に漸増するようにした時の各階段部における
速度Ｖ、、　Ｖ２．　Ｖ３．　　・・・を記憶するテー
プ速度データ記憶メモリ１２ａと、サーチ時にＰＬＬ回
路１１ｍがロックする毎に現速度データＶ１より１ステ
ップ上の速度データｖ１゜１をメモリ１２ａから読み取
って出力するマイコン１２ｂと、マイコンから出力され
た速度データに基ツいてリール１３の回転速度を制御す
るリール速度サーボ回路１２ｃを有している。

図示しない操作パネル上の所定のキーが押圧されて所望
曲番とサーチ指令ＳＣＣが発生するとマイコン１２ｂは
現曲番と所望曲番の大小を比べて早送りするか、巻戻し
するかを識別すると共に、テープ速度データ記憶メモリ
１２ａから第１ステップの速度データＶ１（第２図参照
）を読み取り、該速度データＶ、と回転方向をリール速
度サーボ回路１２ｃに印加する。これによりリール速度
サーボ回路１２ｃは周知のサーボコントロールによりリ
ールモータ１３を所定方向に所定速度で回転させてテー
プをＶ、で送る。尚、す上のテープ速度制御と並行して
シリンダの回転速度も制御されており、又シリンダに取
り付けられた録再ヘッド１４により磁気テープ１５から
読み取られた再生信号ＡｓがＰＬＬ回路回路１１ａ２：
１ｘ、調部１１ｂに印加されている。

かかる状態において、ロック検出回路１１ＣはＰＬＬ回
路１１ａがロックすればロック検出信号ＰＬＤ　（第２
図参照）を発生する。

ロック検出回路ＰＬＤが発生すれば、マイコン１２ｂは
１ステップ上の速度データＶ２をメモリ１２ａから読み
取り、該速度データ■２をリール速度サーボ回路１２ｃ
に印加して同様にリールモータを駆動してテープ速度を
Ｖ　にし、以後同様にマイコン１２ｂはＰＬＬ回路がロ
ックする毎に１スチツプ上の速度データをメモリ１２ａ
から読み取りテープ速度をサーチ速度Ｖ、迄階段状に制
御する。

そして、サーチ速度到達後は該サーチ速ＫＶ、で走行す
るようにリールモータ１３の回転制御が行われる。

一方、スタートＩＤがサブコードデータｌｉｄで識別さ
れる毎に該サブコード処理部１１ｄはスタートＩＤ検出
信号ＳＩＤを発生し、これによりマイコン１２ｂ、は現
曲番を回転方向に応じて更新し、現曲番と目標曲番が等
しくなった時サーチ制御を終え、以後再生速度でテープ
を送って音楽の再生を行う。

〈発明の効果〉 以上本発明によれば、サーチ開始時（テープ速度が増加
している時）であってもＰＬＬ回路が断続的にロックし
て磁気テープに記録されているサブコードデータの読み
取りが可能になり、このため高速サーチに際してスター
トｒＤを確実に識別できサーチの誤動作をなくすことが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法の一実施例ブロック図、第２図は本
発明の詳細な説明図である。 １１・・信号処理部１．１１ａ・・ＰＬＬ回路、１１ｂ
・・復調部、ｌｌｃ・・ロック検出回路、ｌｉｄ・・サ
ブコード処理部、 １２・・テープ速度制御部、 １２’ａ・・テープ速度データ記憶メモリ、１２ｂ・・
マイコン、 １２ｃ・・リール速度サーボ回路、 １３・　・リールモータ、 １５・・磁気テープ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 磁気テープをテープ長手方向に送ると共にヘッドを回転
   させて該磁気テープに信号を記録しあるいは磁気テープ
   から信号を読み取って再生するデジタルオーディオテー
   プ装置のサーチ時におけるテープ速度制御方法において
   、 サーチ速度迄階段状に漸増するようにした時の各階段部
   における速度データをメモリに記憶させておき、 サーチ時テープから読み取った再生信号に含まれるクロ
   ック信号を再生するＰＬＬ回路がロックしたことを検出
   し、 ＰＬＬ回路がロックする毎に１ステップ上の速度データ
   を前記記憶手段から読み取り、 該速度データに基づいてテープ送り速度を制御すること
   を特徴とするテープ速度制御方法。