JP2623544B2 - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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JP2623544B2 JP61279216A JP27921686A JP2623544B2 JP 2623544 B2 JP2623544 B2 JP 2623544B2 JP 61279216 A JP61279216 A JP 61279216A JP 27921686 A JP27921686 A JP 27921686A JP 2623544 B2 JP2623544 B2 JP 2623544B2
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序でこの発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解説するための手段(第1図) F 作用 G 実施例 G1回路構成(第1図) G2基本動作(第2図及び第3図) G3動作の詳細(第4図及び第5図) H 発明の効果 A 産業上の利用分野 この発明は例えば回転ヘッド型のディジタルテープレ
コーダ等に用いて好適な再生装置に関する。
B 発明の概要 この発明は、プログラムの先端部にプログラムの開始
位置を示す識別信号が記録されているテープを再生する
再生装置において、このテープを1の方向に第1の速度
で高速に移送する移送手段と、このテープに記録された
識別信号を検出する検出手段と、この検出手段の結果に
基づいてこの1の方向への移送速度をこの第1の速度よ
り遅い第2の速度に切換制御し、この第2の速度に切換
後、この識別信号の一方のエッジを検出しこの1の方向
とは逆の他の方向に移送制御し、この少識別号の他方の
エッジを検出したらこの1の方向に再生制御する制御手
段とを備えることにより、高速サーチにおけるサーチ時
間の短縮を図るようにしたものである。
C 従来の技術 オーデイオ信号をPCM信号としてテープに記録するデ
ジタルテープレコーダとして回転ヘッドを使用したもの
が知られている。
これはR−DATを呼ばれているもので、直径が例えば3
1mm程度の小型のドラムにテープを90゜分巻き付けると
ともに、180゜隔てて配置したアジマスの異なる2個の
回転ヘッドを例えば2000rpmで回転させ、これら2個の
回転ヘッドを交互にテープ上を90゜ラップ各分ずつ間欠
的に走査させるようにする。
一方、オーディオ信号を例えばサンプリング周波数48
KHzでサンプリングし、各サンプルっ値を16ビット直線
量子化してPCMオーディオ信号を生成し、それを回転ヘ
ッドの1/2回転時間毎に、90゜ラップ角分に時間圧縮し
て回転ヘッドによってテープ上に斜めの1本づつのトラ
ックとして記録する。そして、再生時は、2個の回転ヘ
ッドよりのPCM信号をデコードするとともに元の時間軸
に伸張した後、アナログオーディオ信号に戻すようにす
るものである。
この場合に、各トラックにはPCMデータだけではな
く、再生時のトラッキングサーボ用の信号さらにタイム
コードや曲の頭等に挿入されるプログラム番号等のサブ
コードガPCMデータとは別領域に記録される。
第6図はこのR−DATのテープフォーマットを示すも
ので、PCMオーディオ信号が90゜角範囲の各トラックT
の中ほど60゜弱の領域PCMに記録されるとともに、この
領域PCMな両側の2個所の領域ATF(それぞれ約2.3゜)
にはトラッキングサーボ用のパイロット信号が記録され
る。さらにその外側の両側の2個所の領域SUB(それぞ
れ約5゜分)にはサブコードが記録される。
トラッキングサーボ用のパイロット信号領域ATF及び
サブコード領域SUBがこのように各トラックの上下の2
個所に設けられるのは、ドロップアウトに対処するとと
もに高速サーチ時にもできるだけサブコードを拾うこと
ができるようにするためである。
なお、領域PCM,ATF及びSUB間にはガード領域が形成され
るとともに各トラックの頭と終りはマージン領域とされ
ている。
サブコードのうちプログラム番号は例えば次のように
して各曲の頭に数秒間記録される。
すなわち、記録時、ストップ状態やポーズ状態から記
録を始めたとき、その始めの例えば9秒間スタートID信
号の記録される。このスタートID信号は記録中、曲間の
無信号区間が例えば2秒以上続いたとき次の頭の9秒間
にも記録される。また、ユーザーの記録中のボタン操作
により任意の位置において(例えば曲の頭だと思われる
位置に)記録される。このユーザーによるマニュアル操
作によるスタートID信号の記録は再生時にも行なうこと
ができる。
こうして、曲の頭において領域SUBにスタート信号が
サブコードの一部として記録されたテープを巻き戻し、
プログラム番号の記録モードにすると、装置はテープの
始めからスタートID信号を捜しながら、このスタートID
信号をプログラム番号に順次書き換えてゆく動作をす
る。したがって、各曲の頭にスタートID信号のが記録さ
れる場合には、テープの始めから各曲毎に通し番号がプ
ログラム番号としてサブコード領域SUBに書かれるもの
である。
この場合、各サブコード領域SUBには8ブロックのサ
ブコードブロックが書かれるが、1本のトラックの上下
の領域には同じ内容のサブコードが書かれる。
第7図はサブコードブロックのフォーマットを示すも
ので、サブコートブロックの1ブロックはPCMデータブ
ロックと同様に、288ビットで構成されている。
そして、第7図Aに示すように、1ブロックの始めの8
ビットは、ブロック同期信号SYNC、次の8ビットのデー
タW1はサブコートID、次の8ビットのデータW2はサブコ
ートIDとそのブロックのアドレス信号、次の8ビットは
データW1及びW2について生成されたエラー訂正用のパリ
ティP、残りの256ビット(8ビットで1シンボルを形
成するので32シンボルからなる)はサブコードデータと
それについて生成されたエラー訂正用のパリティであ
る。
8ビットのデータW1及びW2は、より詳しくは第7図B
に示すようなものとされている。
すなわち、データW2のMSBはそのブロックがサブコー
ドデータかPCMデータブロックかを識別するために用い
られ、サブコードブロックのときはこれが図のように
「1」になる。また、データW2の下位4ビットはブロッ
クアドレスで、そのLSBが「0」か「1」かでサブコー
ドIDの内容が異なる。ブロックアドレスのLSBが「0」
のときには、データW1は4ビットのコントロールIDと4
ビットのデータIDからなり、データW2のブロックアドレ
スの上位3ビットはフォーマットIDとされる。
前述のスタートID信号はコントロールIDの1ビットと
して記録され、これが「1」のとき曲の頭、「0」のと
き曲中となる。
ブロックアドレスのLSBが「1」のときにはデータW1
及びデータW2の上位の3ビットはプログラム番号を示
す。この場合、プログラム番号は3ディジットのBCDコ
ードで表わされ、データW2のブロックアドレスの上位3
ビットPNO−1は最上位桁を、データW1の上下位4ビッ
トPNO−2は真中の桁を、下位4ビットPNO−3は最下位
の桁を、それぞれ表わすもので、プログラム番号は、
〔001〕〜〔799〕まで表わされる。なお、〔000〕はプ
ログラム番号が記録されていないことを示し、また〔0A
A〕はプログラム番号が無効であることを示す。
ブロックアドレスのLSBが「0」であるサブコードブ
ロックと「1」であるサブコードブロックは、サブコー
ド領域SUBの8ブロックのうち4個ずつ交互に記録され
る。
前述のスタートID信号に基づいてプログラム番号を書
き込むというのは、サブコードIDであるW1のコントロー
ルID中のスタートID信号が「1」か否か検知して「1」
になっていれば、ブロックアドレスのLSBが「1」のサ
ブコードブロックにプログラム番号を書き込む(〔0A
A〕であったものを順次曲毎に書き換えてゆく)もので
ある。
D 発明が解決しようとする問題点 ところで、従来高速サーチにおいてサーチ時間の短縮
時間をはかるために一例として第8図及び第9図に示す
ような収束アルゴリズムをとる方法がある。すなわち、
第8図は巻戻し(REW)サーチにおける収束アルゴリズ
ム、第9図は早送り(FF)サーチにおける収束アルゴリ
ズムである。
先ず、第8図において、巻戻しサーチの場合最高のサ
ーチ速度例えば−200倍速で巻戻しサーチに入り、先ず
スタートID信号(S−ID)が“1"であることを検出し、
次に“0"であることを検出し、この“0"が検出された時
点でテープ走行をストップさせるストップ信号を発生す
る。これによりテープ走行がスットプするようになる。
そしてこのテープ走行がストップするようになったら16
倍速の早送りを行い、再びスタートID信号が“1"である
ことを検出し、検出させたら−3倍速のリバース送りを
行い、再びスタートID信号が“0"であることを検出す
る。
“0"であることが検出されたらドラムの立上り時間、
キャプスタンサーボのロック時間等に相当する所定時間
後にフォワード出力信号を発生する。そしてATFのロッ
ク検出及びドラムのロック検出が確認されたらミューテ
ィングを解除し、通常の再生(PB)状態に入ってゆく。
また、第9図において、早送りサーチの場合最高のサ
ーチ速度例えば200倍速で早送りサーチに入り、先ずス
タートID信号が“1"であることを検出し、次に“0"であ
ることを検出し、この“0"が検出された時点でテープ走
行をストップさせるストッップ信号を発生する。これに
よりテープ走行がストップするようになる。そしてこの
テープ走行がストップするようになったら−16倍速のリ
バース送りを行い、再びスタートID信号が“1"であるこ
とを検出する。
“1"であることが検出されたら更に所定時間−16倍速
のリバース送りをした後−3倍速のリバース送りに切換
える。そして、再びスタートID信号が“0"であることを
検出する。“0"であることが検出されたらドラムの立上
り時間、キャプスタンサーボのロック時間等に相当する
所定時間後にフォワード出力信号を発生する。そしてAT
Fのロック検出及びドラムのロック検出が確認されたら
ミューティングを解除し、通常の再生状態に入ってゆ
く。
このようにして高速サーチにおける収束を行うことが
できるが、しかしこのような収束のアルゴリズムの場合
最高のサーチ速度でストップするようにしているのでテ
ープに行き過ぎ量が大きく従って収束に時間がかかる欠
点がある。
また、最初にスタートID信号の“1"が検出された時点
でストップをさせることも考えられるが、単にこのよう
にしただけではテープ速度やメカ状態等によってテープ
がストップする場所がスタートID信号の“1"と“0"各々
の場合であり、以後のアルゴリズムが煩雑になり誤動作
の原因となる。そして、これにより最後のが収束までに
時間がかかる原因となっていた。
この発明は斯る点に鑑みてなされたもので、高速サー
チにおける時間を短縮することができる再生装置を提供
するものである。
E 問題点を解説するための手段 この発明による再生装置は、プログラムの先端部にプ
ログラムの開始位置を示す識別信号が記録されているテ
ープを再生する再生装置において、このテープを1の方
向に第1の速度で高速に移送する移送手段と、このテー
プに記録された識別信号を検出する検出手段と、この検
出手段の結果に基づいてこの1の方向への移送速度をこ
の第1の速度より遅い第2の速度に切換制御し、この第
2の速度に切換の後、、この識別信号の一方のエッジを
検出しこの第1の方向とは逆の他の方向に移送制御し、
この識別信号の他方のエッジを検出したらこの1の方向
に再生制御する制御手段とを備えてなるものである。
F 作用 テープ(10)を高速例えば200倍速又は−200倍速で送り
スタートID信号が検出されたら、つまりスタートID信号
の“1"が検出されたらこのスタートID信号の略々記録さ
れている範囲内つまりスタートID信号が“1"である期間
内で速度を例えば16倍速又は−16倍速に低減してテープ
(10)を送る。次にスタートID信号の検出が終了したら
つまりスタートID信号の“0"が検出されたら反転して上
記低減した高速でテープ(10)を送る。更にスタートID
信号が再度検出されたら再生方向とは逆方向にに上記低
減した速度より更に低速度例えば−3倍速でテープ(1
0)を送る。そしてスタートID信号の検出が終了したら
所定時間後つまりドラムの立上り時間やキャプスタンサ
ーボのロック時間等に相当する時間が経った後にフォワ
ード方向にテープ(10)を送り、ドラムのロック検出や
ATFのロック検出が確認された後ミューティングを解除
して通常の再生状態に入ってゆく。これにより、テープ
の行き過ぎ量が少なくなり、サーチ時間の短縮を図るこ
とできる。
G 実施例 以下、この発明の一実施例をR−DATに適用した場合
を例にとり、第1図〜第5図に基づいて詳しく説明す
る。
G1回路構成 第1図は本実施例の回路構成を示すもので、同図におい
て、先ず、信号系について説明すると、記録時は、入力
アナログオーディオ信号はローパスフイルタ(1)にお
いて帯域制限された後、A/D・D/Aコンバータ回路(2)
に供給されてデイタル信号にされ、これがエラー訂正エ
ンコーダ及びデコーダ回路(3)のエンコーダ部に供給
されて、ブロック毎のPCM信号に変換されるとともにイ
ンターリーブ処理やエラー訂正用のパリティ、ブロック
同期信号、ブロックアドレス信号の付加やなサブコード
の挿入等がなされている。
この記録時は回路(3)のエンコーダへの切換に同期
してスイッチ回路(4)及び(8)が記録側RECに回路
(3)よりの切換信号により切り換えられる。そして、
回路(3)よりはオーディオ信号のヘッドHA又はHBの半
回転分の信号がにパリティ等が付加された状態で90゜回
転分に時間圧縮されたPCMオーディオ信号が、回転ヘッ
ドHA及びHBのテープ対接区間において得られるようにさ
れ、これがスイッチ回路(4)、記録アンプ(5)、ス
イッチ回路(8)及びヘッド切換スイッチ回路(9)を
介して回転ヘッドHA及びHBひ交互に供給されて、テープ
(10)上に斜めの1本ずつのなトラックとして順次記録
される。
ヘッド切換スイッチ回路(9)は回路(3)よりのヘ
ッド切換信号により、テープ(10)に当接する方のヘッ
ドに、90゜回転分に時間圧縮されたPCM信号が供給され
るように1/2回転毎にA側とB側に交互に切り換えられ
る。
次に再生時は、回路(3)よりの切換信号によりスイ
ッチ回路(4)及び(8)はPB側に切り換えられるとと
もにヘッド切換スイッチ(9)は記録時と同様に回転ヘ
ッドHA及びHBのうちテープ(10)に当接する方側に交互
に切り換えられる。そして、ヘッドHA及びHBによりテー
プ(10)から再生されたPCM信号は再生アンプ(6)を
介して再生プロセス回路(7)に供給され、再生イコラ
イザ処理がなされるとともにビット同期がとられてデジ
タルデータに整形され、PLL回路により再生クロックが
得られる。
この再生プロセス回路(7)よりのPCMデータはエラ
ー訂正エンコーダ及びデコーダ回路(3)に供給飯され
る。この再生時においては回路(3)はデコーダとして
働き、PCM信号がエラー訂正等がなされてデコードされ
る。
デコードされた信号はA/D,D/Aコンバータ(2)のD/A
コンバータ部においてアナログ信号に戻され、ローパス
フイルタを通してオーディオ信号が再生される。
次に、ヘッドドラム及びテープ走行制御系等について
説明するに、(11)はドラムを示し、これには180゜離
されて2個の回転ヘッドHA及びHBがこのドラム(11)の
周囲より若干突出する状態で取り付けられるとともに、
ドラムモータM1によって通常は2000rpmの回転数で一定
の方向に回転させられる。
(12)はドラムモータM1の回転検出手段でこれよりは
ドラム回転数(ヘッド回転速度)に比例した周波数信号
DFGとヘッド回転位相を示す信号DPGとが得られる。
(10)は磁器テープで、これは供給リール(13)より
くり出され、ドラム(11)の周囲の90が゜の角範囲に斜
めに巡らされた後、キャプスタン(14)とピンチローラ
(15)間を通り巻取りリール(16)に巻き取られる。
キャプスタン(14)はキャプスタン駆動用モータM2
より回転駆動され、テープ送りがされる。
(17)はこのモータM2の回転検出手段で、これよりは
その回転数に比例した周波数信号CFGが得られる。
M3及びM4はそれぞれリール(13)及び(16)を駆動す
るリールモータで、それぞれ回転検出手段(18)及び
(19)で、これらモータM3及びM4の回転数が検出され、
これよりその回転数に比例した周波信号TS及びTTが得ら
れる。
また、(20)はシステムコントローラ(以下シスコン
と略称する)、(21)はキャプスタン及びドラムサーボ
回路、(22)はリール駆動コントロール回路、(23)は
リール駆動コントロールのための演算装置、(24)はサ
ーチ制御回路、(25)はブレーキ手段である。
また、(26)は各種操作ボタンを備える入力装置、
(27)はテープ走行方向や記録再生表示、プログラム番
号等を表示するディスプレイである。
回転検出手段(12)よりの回転ヘッドHA,HBの回転数
を示す信号DFG及び回転位相を示す信号DPG並びに回転検
出手段(17)よりのキャプスタン(14)の回転速度を示
す信号CFGはキャプスタン及びドラムサーボ回路(21)
に供給される。そして、このサーボ回路(21)はシスコ
ン(20)からの信号を受けて記録時及びノーマル再生時
はモータM1の回転数及び回転位相を制御する信号を発生
するとともにモータM2に対しテープ送り速度を一定とす
る信号を発生する。
G2基本動作 本実施例の基本動作を第2図及び第3図を参照して説
明する。第2図は巻戻し(REW)サーチにおける収束ア
ルゴリズム、第3図は早送り(FF)サーチにおける収束
アルゴリズムである。
先ず、第2図において巻戻しサーチの場合スタートID
信号が記録された位置が予めわからないときは最高のサ
ーチ速度例えば−200倍速で巻戻しサーチに入り、先ず
スタートID信号(S−ID)が“1"であることを検出し、
この“1"が検出された時点でテープ走行をストップさせ
るストップ信号を発生する。これによりテープ走行がス
トップするようになる。そして、このテープ走行がスト
ップするようになったら速度を低減して例えば16倍速で
リバース送りを続行し、スタートID信号の検出が終了し
たら、つまりスタートID信号が“0"であることが検出さ
れたら反転して16倍速の早送りでテープを送る。
そして再びスタートID信号が“1"であることを検出
し、検出されたら所定速度例えば−3倍速リバースを行
い、再びスタートID信号が“0"であることを検出する。
“0"であることが検出されたらドラムの立上り時間、キ
ャプスタンサーボのロック時間等に相当する所定時間
(例えば0.5sec)後にフォワード信号を発生する。そし
てATFのロック検出、ドラムのロック検出及び再生信号
のエラーが所定以下であることの検出が確認されたらミ
ューティングを解除し、通常の再生(PB)状態に入って
ゆく。
次にスタートID信号が記録された位置が予めわかって
いる時、例えば各プログラムに対してプログラムの始め
からの時間(プログラムタイム)がサブコード領域に記
録されているか又は巻戻しサーチに移る前にスタートID
信号から再生していた場合、スタートID信号よりの距離
がわかる。スタートID信号よりの距離が近い場合最高速
度−200倍速でサーチを行うとオーバーラインが大きく
なるので、距離に応じて巻戻しサーチの初速を変化させ
る。
スタートID信号よりの距離が再生時間に対応して30秒
以下であり、10秒以上であるときには−16倍速のイバー
ス送りでサーチを始め、スタートID信号が“1"であるこ
とを検出したら−3倍速のリバース送りを行い、それ以
降は上述の−200倍速と同じステップとなる。
スタートID信号よりの距離が再生時間に対応して10秒
以下であるときには−3倍速のリバース送りでサーチを
始め、それ以降は上述の−200倍速と同じステップとな
る。
このようにスタートID信号よりの距離が近い時は巻戻
しサーチの開始速度を遅くして、オーバーランを小さい
することによりサーチ時間を短縮することができる。
また、第3図において早送りサーチの場合最高のサー
チ倍速例えば200倍速で早送りサーチに入り、先ずスタ
ートID検出信号が“1"であることを検出し、この“1"が
検出された時点でテープ走行をストップさせるストップ
信号を発生する。これによりテープ走行がストップする
ようになる。そして、このテープ走行がストップするよ
うになったら速度を低減して例えば16倍速で早起りを続
行し、スタートID信号の検出が終了したら、つまりスタ
ートID信号が“0"であることが検出されたら反転して16
倍速のリバース送りでテープを送る。
そして再びスタートID信号が“1"であることを検出
し、検出されたらスタートID信号の始めに近づける時間
相当の所定時間後所定速度例えば−3倍速のリバース送
りを行い、再びスタートID信号が“0"であることを検出
する。“0"であることが検出されたらドラムの立上り時
間、キャプスタンサーボのロック時間等に相当する所定
時間(例えば0.5sec)後にフォワード信号を発生する。
そしてATFのロック検出、ドラムのロック検出及び再生
信号のエラーが所定以下であることの検出が確認された
らミューティングを解消し、通常の再生(PB)状態に入
ってゆく。
G3動作の詳細 次に、上述の動作を第4図及び第5図のフローチャー
トを参照して説明する。第4図は巻戻しサーチの場合、
第5図は早送りサーチの場合である。
先ず、第4図において、ステップ(イ)でシスコン
(20)よりサーチ制御回路(24)に対して巻戻しサーチ
指令を発生する。すると、まずスタートID信号までの距
離でわかっているかがステップ(ロ)で判別され、わか
っている時はスタートID信号までの距離が再生時間で30
秒以下かがステップ(ハ)で判別される。その結果スタ
ートID信号までの距離がわからない場合と、わかってい
ても30秒以下でない場合は動作モードは最高のサーチ速
度例えば−200倍速の巻戻しサーチ(ステップ(ニ))
に入る。シスコン(20)はエラー訂正エンコーダ及びデ
コーダ回路(3)よりスタートID信号を常に検出してお
り、ステップ(ホ)でシスコン(20)においてスタート
ID信号が“1"か否かを判断し、“1"でなければ“1"にな
るまで待機し、“1"であればステップ(ヘ)に進み、こ
こでシスコン(20)よりサーチ制御回路(24)に対して
ストップ指令を出す。
そしてストップ(ト)でシスコン(20)において演算
装置(23)からの出力によりテープ(10)がストップし
たか否かを判断し、ストップしてなければストップする
まで待ち、ステップ(チ)に進み、ここでシスコン(2
0)よりサーチ制御回路(24)に対してリバース16倍速
の指令を出す。これによりテープ(10)は逆方向に16倍
速でキャプスタン(15)に圧着して定速送りされる。な
お、ステップ(ト)におけるテープストップの検出はテ
ープが完全にストップしなくても16倍速を検出してもよ
い。
ステップ(リ)でシスコン(20)においてスタートID
信号が“0"か否かを判断し、“0"でなければ“0"になる
まで待機し、“0"であればステップ(ヌ)に進み、ここ
でシスコン(20)よりサーチ制御回路(24)に対して早
送り16倍速の指令を出す。これによりテープ(10)は正
方向に16倍速でキャプスタン(15)に圧着して定速送り
される。
ステップ(ル)でシスコン(20)においてスタートID
信号が“1"か否かを判断し、“1"でなければ“1"になる
まで待機し、“1"であればステップ(ヲ)に進み、ここ
でむシスコン(20)よりのサーチ制御回路(24)に対し
てリバース3倍速の指令を出す。これによりテープ(1
0)は逆方向に3倍速でキャプスタン(15)に圧着して
定速送りされる。
ステップ(ワ)でシスコン(20)においてスタートID
信号が“0"か否かを判断し、“0"でなければ“0"になる
まで待機し、“0"であればステップ(カ)に進み、ここ
で所定時間T1(T1はフォワードの立上り時に必要な時
間、すなわちドラムの立上り時間やキャプスタンサーボ
のロック時間等に相当する時間)後にシスコン(20)よ
りサーチ制御回路(24)に対してフォワード指令を出
す。これによりテープ(10)は正方向に通常の速度でキ
ャプスタン(15)な圧着して定速送りされる。
ステップ(ヨ)でシスコン(20)においてドラムのロ
ック、ATFのロック及び再生信号のエラー状態を判断
し、ロックしてなければロックするまで待機し、ドラ
ム、ATFがロックしエラーが少なくなればステップ
(タ)に進み、ここでシスコン(20)によりA/D・D/Aコ
ンバータ回路(2)を制御してミューティングを解除
し、通常の再生状態に入る。
上述のステップ(ハ)にてスタートID信号までの距離
がは再生時間で30秒以下の場合はステップ(レ)でスタ
ートID信号までの距離が再生時間10秒以下かが判断さ
れ、10秒以下の場合はステップ(ヲ)に進み、シスコン
(20)よりサーチ制御回路(24)に対してリバース3倍
速のサーチ指令をだす。10秒以上の場合は、ステップ
(リ)に進み、ここでシスコン(20)によりサーチ制御
回路(24)に対してリバース16倍速の指令を出す。これ
によりテープ(10)は逆方向に16倍速でキャプスタン
(15)に圧着して定速送りされる。
ステップ(ツ)でシスコン(20)においてスタートID
信号が“1"か否かを判断し、“1"でなければ“1"になる
まで待機し、“1"であればステップ(ヲ)に進み、ここ
でシスコン(20)よりのサーチ制御回路(24)に対して
リバース3倍速のサーチ指令をだす。ステップ(ヲ)以
下は上述と同じ動作となる。
次に、第5図において、ステップ(イ)でシスコン
(20)よりサーチ制御回路(24)に対して早送りサーチ
指令を発生する。すると、動作モードは最高のサーチ速
度例えば200倍速の早送りらサーチに入る。シスコン(2
0)はエラー訂正エンコーダ及びデコーダ回路(3)よ
りのスタートID信号を受けており、ステップ(ロ)でシ
スコン(20)においてスタートID信号が“1"か否かを判
断し、“1"でなければ“1"になるまで待機し、“1"であ
ればステップ(ハ)に進み、ここでシスコン(20)より
サーチ制御回路(24)に対してストップ指令を出す。
そして、ストップ(ニ)でシスコン(20)において演
算装置(23)からの出力によりテープ(10)がストップ
したか否かを判断し、ストップしてなければストップす
るまで待ち、ストップ(ホ)に進み、ここでシスコン
(20)よりサーチ制御回路(24)に対して早送り16倍速
の指令を出す。これによりテープ(10)は正方向に16倍
速でキャプスタン(15)に圧着して定速送りされる。な
お、ステップ(ニ)におけるテープストップの検出はテ
ープが完全にストップしなくても16倍速を検出してもよ
い。
ステップ(ヘ)でシスコン(20)においてスタートID
信号が“0"か否かを判断し、“0"でなければ“0"になる
まで待機し、“0"であればステップ(ト)に進み、ここ
でシスコン(20)よりサーチ制御回路(24)に対してリ
バース16倍速の指令を出す。これによりテープ(10)は
逆方向に16倍速でキャプスタン(15)に圧着して定速送
りされる。
ステップ(チ)でシスコン(20)においてスタートID
信号が“1"か否かを判断し、“1"でなければ“1"になる
まで待機し、“1"であればステップ(リ)に進み、ここ
で所定時間T2(T2はスタートID信号の始めに近づける時
間)後にシスコン(20)よりサーチ制御回路(24)に対
してリバース3倍速の指令を出す。これによりテープ
(10)は逆方向に3倍速でキャプスタン(15)に圧着し
て定速送りされる。
ステップ(ヌ)でシスコン(20)においてスタートID
信号が“0"か否かを判断し、“0"でなければ“0"になる
まで待機し、“0"であればステップ(ル)に進み、ここ
で所定時間T1後にシスコン(20)よりサーチ制御回路
(24)に対してフォワード指令を出す。これによりテー
プ(10)は正方向に通常の速度でキャプスタン(15)に
圧着して定速送りされる。
ステップ(ヲ)でシスコン(20)においてドラムのロ
ック、ATFのロック及び再生信号のエラー状態を判断
し、ロックしてなければロックするまで待機し、ドラ
ム、ATFがロックしエラーが少なくなればステップ
(ワ)に進み、ここでシスコン(20)によりA/D・D/Aコ
ンバータ回路(2)を制御してミューティングを解除
し、通常の再生状態に入る。
H 発明の効果 上述の如くこの発明によれば、テープを高速で送り、
スタートID信号が検出されたら同方向で速度を低減して
テープを送るようにしたので、テープの行き過ぎ量が少
なくなり、その分サーチ時間の短縮が図れる。また、1
回のテープ速度変化を同方向での速度低減としたことで
アルゴリズムの煩雑さが解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す回路構成図、第2図
及び第3図はこの発明の基本動作の説明に供するための
線図、第4図及び第5図はこの発明の動作の説明に供す
るためのフローチャート、第6図はR−DATに用いられ
るテープフォーマットの一例を示す図、第7図は記録ト
ラックのサブコード領域に記録されるサブコードのフォ
ーマットの一例を示す図、第8図及び第9図は従来の動
作説明に供するための線図である。 (10)は磁気テープ、(13)は供給リール、(16)は巻
取りリール、(20)はシステムコントローラ、(21)は
キャプスタン及びドラムサーボ回路、(22)はリール駆
動コントロール回路、(24)は制御回路である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プログラムの先端部にプログラムの開始位
    置を示す識別信号が記録されているテープを再生する再
    生装置において、 上記テープを1の方向に第1の速度で高速に移送する移
    送手段と、 上記テープ上に記録された識別信号を検出する検出手段
    と、 上記検出手段の結果に基づいて上記1の方向へ移送速度
    を上記第1の速度より遅い第2の速度に切換制御し、 上記第2の速度に切換後、上記識別信号の一方のエッジ
    を検出し上記1の方向とは逆の他の方向に移送制御し、 上記識別信号の他方のエッジを検出したら上記1の方向
    に再生制御する制御手段とを備えてなる再生装置。
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