JPS6319117Y2 - - Google Patents

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JPS6319117Y2
JPS6319117Y2 JP15644580U JP15644580U JPS6319117Y2 JP S6319117 Y2 JPS6319117 Y2 JP S6319117Y2 JP 15644580 U JP15644580 U JP 15644580U JP 15644580 U JP15644580 U JP 15644580U JP S6319117 Y2 JPS6319117 Y2 JP S6319117Y2
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JP
Japan
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electromagnet
iron core
point
guide body
tip rail
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JP15644580U
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JPS5779595U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鉄道模型におけるポイント切換装置の
改良に関する。
従来の鉄道模型におけるポイント切換装置は中
空部を形成してなる交流電磁石を2個設置し、こ
の中空部に遊道鉄心を挿入すると共にこの鉄心に
先端軌条を作動させるリンク機構を連結したもの
であり、この装置は、鉄心が存在しない方のコイ
ルに交流電流が来るとすかさず鉄心が吸引されて
そのコイル内に移動する作用を応用するものであ
り、2個の交流電磁石を交互に通電することによ
り鉄心を左右に遊動させてリンク機構を作動さ
せ、先端軌条を任意の位置に移動させてポイント
の切り換えを行なうものである。しかしながら、
この従来の切換装置には種々の欠点が存した。先
ず交流電磁石のコイルに通電されていないとき即
ちポイントを切り換えた後の鉄心は何れかのコイ
ル内にあつて静止しているためこの鉄心の遊動即
ち先端軌条の移動を防止するためにリンク機構に
ロツク機構を備えねばならなかつた。このロツク
機構の存在により、次に先端軌条を切り換える際
にはロツク状態を電磁石の吸引力により解除しな
ければならず、このため無理が生じてコイルが焼
ける等の故障が生じ易かつた。と共にロツク機構
の装備により装置が複雑となるばかりでなく、装
置の小型化に一定の制限がなされていた。次に交
流電磁石内をピストン状に鉄心を遊動させて先端
軌条を移動させる機構であるため、電磁石は円筒
状に形成しなければならず装置自体の背が高くな
つて軌条を敷設してなる道床内に組み込むことは
困難であり、従つて、ポイントを設けてなる線路
の側部に設けるしかなかつた。このため、ポイン
ト部を設けてなる線路を多数接続する場合に、こ
のポイント切換装置が妨げとなり、余分な線路を
延長しなければ接続できなかつた。又、このポイ
ント部にプラツトホーム等の各種のストラクチユ
アを設けたい場合にもポイント切換装置が妨げと
なつて鉄道模型の自由な構成ができなかつた。更
に従来装置は、不使用時に分解して保管しておく
場合に、ロツク状態が弱いこともあつて鉄心の位
置が何れかのコイル内に正確に固定されずに中途
半端な所にあることが多く、そうした場合に組立
使用時に最初の作動が不確実となつてコイルが焼
ける等の故障が多かつた。即ち、従来装置の電磁
石はできるだけ小型化して強い力を与えているた
めコイル自体に無理があり、通常は1〜2秒間通
電して作動させるものであるが、前記のような場
合には作動しないため長時間通電することとなる
からである。更に又従来は交流電磁石を用いてい
たため、コイル端子が3個必要となり、且つ電源
コードも3本必要とされていた。このため、ポイ
ントの切り換えを確実且つ円滑に行なうことがで
きると共に特別のロツク機構を必要としないで切
換えた位置に先端軌条を固定し、且つ小型化して
道床内に組込むことのできるポイント切換装置の
開発が強く望まれていた。
本考案は上記要望に応えるためになされたもの
であり、固定された直流電磁石の両端に永久磁石
を設けて磁石の反発力と吸引力とを同時に利用し
て両者の相乗効果によつて先端軌条の切り軌えを
迅速且つ確実に行なうことのできるポイント切換
装置を提供するものである。又、本考案は、永久
磁石の吸引力を用いて先端軌条を切り換えた位置
に確実に固定することのできるポイント切換装置
を提供するものである。更に又本考案は直流電磁
石と永久磁石とを板状に形成して小型化し、道床
内に組み込むことのできるポイント切換装置を提
供するものである。
以下図に示す実施例にもとづいて本考案を説明
すると、鉄道模型における線路のポイントを切り
換えるための先端軌条1を設けてなる道床13の
内側には板状の直流電磁石2が設けられており、
この電磁石2の両端には永久磁石3,4が移動可
能に設けられている。この2個の永久磁石3,4
は略コ字形の案内体5により連結されており、永
久磁石3,4の相互間隔は、電磁石2の全長より
も一定距離(案内体5の移動距離)だけ広く設け
られている。第3図に示す如く前記永久磁石3,
4の内側面即ち電磁石2の鉄心6に向う面は何れ
も同一極性例えばS極に固定されており、電磁石
2のコイルに直流電流を通して電磁石2の左端が
S極に、右端がN極に帯磁すると、案内体5は左
方向に移動し、一方、前記とは逆方向に電磁石2
のコイルに電流を通すと案内体5は右方向に移動
する。前記案内体5の一側面には案内突部7が突
設されており、この案内突部7にはピアノ線等よ
りなるポイントロツド8が案内体5に対して一定
の角度を持つて貫通して設けられており、このポ
イントロツド8の一端は道床13に固定され、他
端は先端軌条1の先端部に設けた係合片9に移動
自在に差し込まれている。ポイントロツド8は案
内体5に対して一定の角度を有しているため案内
体5の移動運動に伴うポイントロツド8の先端の
運動方向は、案内体5の移動方向に対して直角方
向にその運動を変換している。尚、図中10はプ
リント基板であり、案内体5の移動運動を利用し
てレールへの電流の切り換えを行なつている。即
ち案内体5にスライドバー11を介して切換シユ
ー12を回動させ、先端軌条1の切り換えに応じ
た電流の切り換えを行なうものである。
本考案は上記構成を有することにより、ポイン
トの切り換えを行なう場合には、第3図に示す状
態において電磁石2のコイルに電流が通じていな
い場合には永久磁石3は鉄心6の左端に吸着して
案内体5を固定すると共に先端軌条1も所望位置
に固定されており、車両が通過しても先端軌条1
は揺動することがない。上記状態において電磁石
2の鉄心6の左端がS極に、右端がN極に帯磁す
るように電磁石2のコイルに通電すると、永久磁
石3,4の鉄心6に向う面は何れもS極に設定さ
れているため、鉄心6の左端において永久磁石3
と電磁石2の極性は共にS極となるため両者は互
いに反発し合い、一方、鉄心6の右端においては
永久磁石4の極性がS極であるのに対し電磁石2
の極性はN極であるため両者は互いに吸引し合
い、この結果、案内体5のロツク状態が解除され
ると同時に案内体5は左方向に移動し、それに伴
つてポイントロツド8の先端が手前方向に移動し
て先端軌条1の位置の切り換えが行なわれる。と
同時に永久磁石4が鉄心6の右端に吸着するため
電磁石2の通電を停止しても案内体5と先端軌条
1は当該位置に固定される。次に前記とは反対位
置に先端軌条1を切り換える場合には、電磁石2
のコイルに前記場合とは逆方向即ちプラス、マイ
ナスを逆にして通電すると今度は電磁石2の鉄心
6の左端の極性がN極となつて永久磁石3を吸引
し、鉄心6の右端の極性がS極となつて永久磁石
4と反発し合うため、案内体5は右方向に移動し
て先端軌条1を切り換えると同時に永久磁石3が
鉄心6の左端に吸着して当該位置に固定する。
従つて本考案によれば直流電磁石2の極性の切
り換えによつて鉄心6の一端においては案内体5
と反発し、他端においては案内体5を吸引する構
造であるため、反発、吸引の相乗効果により先端
軌条の切り換えは円滑且つ確実に行なうことがで
きるものである。この結果、切り換え動作に無理
が生じないため電磁石2のコイルが焼ける等の故
障が生ずることは全くなく長期間の使用に耐え得
るものである。又、永久磁石3,4が鉄心6に吸
着することにより案内体5及び先端軌条1の位置
が自動的に固定されるため、従来のように特別の
ロツク機構を備える必要がないばかりでなく、ロ
ツク状態は極めて堅固であるため、車輌が通過す
る際に先端軌条1が揺動する虞れは全くないもの
である。更に、直流電磁石2及び永久磁石3,4
並びに案内体5は板状に小型化して形成すること
ができるため、ポイントを備えてなる道床13内
に容易に組み込むことができ、外観がすつきりす
るばかりでなく、ポイントを備えてなる線路を多
数自由に接続することもでき、又、ポイントの近
くにプラツトホーム等の各種のストラクチユアを
設けることもできるため鉄道模型の自由な構成が
できるものである。又、本考案は不使用時に分解
して保管しておく場合にも、永久磁石3,4が鉄
心6の何れかの端部に吸着固定されているため、
従来のように組立使用時の最初の作動が不確実と
なる虞れは全くないものである。更に又本考案は
直流電磁石を使用しているため、従来の交流電磁
石とは異なつてコイル端子は2個設ければよく、
電源コードも2本でよいため配線等の手数が省け
るものである。と同時に従来の電源たるパワーパ
ツクは車輌走行用の直流電源とポイント切換用の
交流電源の双方を備える必要があつたが、本考案
の場合には直流電源だけを備えればよく便利であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案実施の一例を示すもので第1図は
本考案の平面図、第2図は本考案の組立て斜面
図、第3図は電磁石及び永久磁石の作動状態を示
す説明図である。 1は先端軌条、2は直流電磁石、3,4は永久
磁石、5は案内体、8はポイントロツド、9は係
合片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄道模型における線路のポイントを切り換える
    ための先端軌条1を設けてなる道床13の内側
    に、電流方向を交互に異ならせて鉄心6の極性を
    交互に変換可能な電磁石2を設け、この電磁石2
    の両端に設けた永久磁石3,4を案内体5で移動
    自在に連結し、前記永久磁石3,4の内側面即ち
    前記電磁石2の鉄心6に向う面を同一極性に固定
    し、前記案内体5に一定の角度をもつてポイント
    ロツド8を設け、このポイントロツド8の一端を
    道床13に固定すると共に他端を先端軌条1に設
    けた係合片9に移動自在に係合し、先端軌条を任
    意の位置に切り換えることを特徴とする鉄道模型
    におけるポイント切換装置。
JP15644580U 1980-11-04 1980-11-04 Expired JPS6319117Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15644580U JPS6319117Y2 (ja) 1980-11-04 1980-11-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15644580U JPS6319117Y2 (ja) 1980-11-04 1980-11-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5779595U JPS5779595U (ja) 1982-05-17
JPS6319117Y2 true JPS6319117Y2 (ja) 1988-05-27

Family

ID=29515605

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15644580U Expired JPS6319117Y2 (ja) 1980-11-04 1980-11-04

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JP (1) JPS6319117Y2 (ja)

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JPS5779595U (ja) 1982-05-17

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