JP2574077Y2 - 電磁駆動形光スイッチ - Google Patents

電磁駆動形光スイッチ

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JP2574077Y2
JP2574077Y2 JP1992065905U JP6590592U JP2574077Y2 JP 2574077 Y2 JP2574077 Y2 JP 2574077Y2 JP 1992065905 U JP1992065905 U JP 1992065905U JP 6590592 U JP6590592 U JP 6590592U JP 2574077 Y2 JP2574077 Y2 JP 2574077Y2
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泰雄 小平
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日本開閉器工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電磁駆動形の光スイッ
チに係り、特にスイッチ本体内に配設した可動体を、鉄
芯にコイルを巻回して構成した電磁駆動部により移動さ
せるとともに、手動により可動体の操作を可能とした電
磁駆動形光スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光スイッチは、図6に示
されるように、スイッチ本体1の略中央部にコイル5を
鉄芯4に巻回した電磁コイル3を配設するとともに鉄芯
4の端面に対向して平行四辺形ガラス7を配設した永久
磁石からなる摺動体6が配備される。そして、電磁コイ
ル3と摺動体6の前後のスイッチ本体1の左右に対向し
て2対の光ファイバ10をそれぞれ配設するとともにそ
の光ファイバ10間にプリズム8を設けている。このよ
うに構成された光スイッチは、励磁していない状態には
摺動体6の永久磁石と鉄芯4の端面が吸着しており、図
6においてはa−b間に光を導くことになる。そして、
励磁することにより同極同士で反撥しあい鉄芯4から摺
動体6が離れるため平行四辺形ガラス7は、前後のプリ
ズム8の中心に配置されるので、対角線上の光ファイバ
10のa−c間に光を導くものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のスイッチは、メンテナンス作業を行う場合に、
開閉位置を切換える時に電圧を加えてその開閉位置を確
認して保持させ、作業を行わなければならず、極めて不
便であった。また、停電や故障等の緊急時に全く開閉操
作させることができず、不慮の事故に備えた措置が行え
ないという重大な欠点があった。本考案は、上記の問題
点を除去し、特に電気的に操作させるだけでなく、停電
や故障時に対応できるよう手動においても操作を可能に
した電磁駆動形光スイッチを提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記問題点を
解決するために、スイッチ本体内に可動体を配設し、該
可動体を移動して開閉を行うスイッチにおいて、前記ス
イッチ本体内にコイルを鉄芯に巻回した電磁コイルを設
けるとともに前記鉄芯の少なくともどちらか一方の端面
に対向して磁性体を配設した電磁駆動部と前記可動体の
移動により開閉を行うスイッチ機構部を配備し、前記可
動体を前記電磁駆動部により移動せしめるとともに前記
可動体を手動により移動せしめる操作部を設けたもので
ある。
【0005】
【作用】本考案によれば、上記したように構成したの
で、電磁コイルを励磁すると鉄芯と永久磁石が吸着又は
反撥して可動体とともに光導体を移動させる電磁式の切
換え操作の他、光導体が配備された可動体を移動する操
作部を設けたので、メンテナンス作業や停電等の応急措
置が手動により容易に行えることができるものである。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。図1は本考案の電磁駆動形光スイッチ
の断面図、図2はその分解斜視図、図3は本考案の変形
実施例を示す電磁駆動形光スイッチの断面図である。こ
れらの図において、板状の基台22の上面を貫通して3
本の光ファイバ25を配置するとともに鉄芯28にコイ
ル27を巻回した電磁コイル26を構成し、この基台2
2の上面に設けた端子孔23に電磁コイル26の端子2
9を挿入固定する。基台22の側面に設けた突起24
は、後述する覆蓋34の側面に設けた係合孔36と凹凸
関係により嵌合するもので、これによりスイッチ本体2
1が組立られる。そして、スイッチ本体21内には可動
体30が配備され、この可動体30の下面に前記光ファ
イバ25と対向して光導体としてのプリズム33を配設
するとともに前記電磁コイル26と対向した凹所31を
形成し、この凹所31内に電磁コイル26の鉄芯28の
両端面に対向して磁性体としての永久磁石32をそれぞ
れ配設する。従って、スイッチ本体21内には、複数の
光ファイバ25間をプリズム33が移動してなるスイッ
チ機構部と、電磁コイル26と永久磁石32から構成し
た電磁駆動部が配設される。
【0007】この電磁コイル26に正逆方向の電流を流
すことによりS極、N極交互に磁化され、永久磁石32
のS極、N極との関係から、可動体30が左右に移動
し、光ファイバ25間をプリズム33が移動してスイッ
チの切換えを行う。34は覆蓋であり、側面に設けた係
合孔36と基台22に設けた突起24と凹凸係合し、ス
イッチ本体21を構成するが、この覆蓋34の上面に矩
形孔35を設けて、可動体30を手動により操作が可能
な操作部37を配設する。操作部37は、上面に突出し
て形成された段部39を有し、中央に孔38を設けた可
動体30に凹凸関係により着脱自在に嵌合されている
が、可動体30と一体的に形成しても良い。可動体30
には摩擦抵抗を少なくし、可動体30の移動をスムーズ
に行うために可動体30の上面に凹部40を設けてい
る。このように形成された操作部37の形状は、種々考
えられるとともに、覆蓋34の上面だけでなく、側面等
に設けても良い。図3は本考案の変形実施例であり、図
1と同様に、板状の基台52の上面を貫通して3本の光
ファイバ55を配置するとともに鉄芯58にコイル57
を巻回した電磁コイル56を構成し、この基台52の上
面に設けた端子孔に電磁コイル56の端子59を挿入固
定し、覆蓋64を凹凸関係により嵌合してスイッチ本体
51が組立てられる。そして、スイッチ本体51内には
可動体60が配備され、この可動体60の下面に前記光
ファイバ55と対向してプリズム63を配設するととも
に前記電磁コイル56と対向した凹所61を形成する。
この凹所61内側面に電磁コイル56の鉄芯58の左端
面と対向して永久磁石62を配設する。覆蓋64の上面
に矩形孔を設けて、可動体60を手動により操作が可能
な操作部67を配設する。この操作部67は、可動体6
0の上面に突出して形成され、段部69を有し中央に孔
を設けて凹凸関係により嵌合されている。
【0008】図4は本考案の第2実施例を示す電磁駆動
形光スイッチの断面図であり、板状の基台72の上面の
左右にそれぞれ3本の光ファイバ75を配置するととも
に、この中央に鉄芯78にコイル77を巻回した電磁コ
イル76を構成し、この基台72の上面に設けた端子孔
に電磁コイル76の端子79を挿入固定し、覆蓋84を
凹凸関係により嵌合してスイッチ本体71が組立られ
る。そして、スイッチ本体71内には可動体80が配備
され、この可動体80の下面に配設された左右の光ファ
イバ75と対向してプリズム83をそれぞれ配設すると
ともに前記電磁コイル76と対向した凹所81を形成す
る。この凹所81の内側面と対向した電磁コイル76の
鉄芯78の両端面に永久磁石82をそれぞれ配設する。
従って、電磁コイルの左右に光ファイバとプリズムから
なるスイッチ機構部をそれぞれ設けた2回路の電磁駆動
形光スイッチが構成される。そして、覆蓋84の上面に
矩形孔を設けて、可動体80を手動により操作が可能な
操作部87を配設する。操作部87は、可動体80の上
面に突出して形成され、段部89を有し中央に孔を設け
て凹凸関係により嵌合されている。 図5は本考案の第
3実施例を示す電磁駆動形光スイッチの平面断面図であ
り、板状の基台92の上面の3本の光ファイバ95と並
設し、鉄芯98にコイル97を巻回した電磁コイル96
を構成し、この基台92の上面に設けた端子孔に電磁コ
イル96の端子を挿入固定し、覆蓋104を凹凸関係に
より嵌合してスイッチ本体91が組立てられる。そし
て、スイッチ本体91内には可動体100が配備され、
この可動体100の下面に配設された光ファイバ95と
対向してプリズム103を配設するとともに前記電磁コ
イル96と対向した凹所101を形成する。この凹所1
01の内側面と対向した電磁コイル96の鉄芯98の両
端面に永久磁石102をそれぞれ配設する。
【0009】従って、電磁コイルに並設して光ファイバ
とプリズムからなるスイッチ機構部を設けた電磁駆動形
光スイッチが構成される。そして、覆蓋104の上面に
矩形孔を設けて、可動体100を手動により操作が可能
な操作部(図示せず)を配設する。以上のように、可動
体の移動方向に対し、同方向または垂直方向にプリズム
と複数の光ファイバからなるスイッチ機構部を配設した
実施例を示しているが、そのスイッチ機構部を複数配設
してもよく、また、光ファイバを2本としてオン、オフ
の開閉を行うこともできる。本考案は永久磁石を用いた
実施例について説明したが、可動体を移動させる弾性部
材を配設し電磁コイルの鉄芯に対向して鉄等の磁性体を
用いた構成により、電磁石の吸着と弾性部材による復帰
とで可動体を移動させるようにすることも可能である。
また、光導体は光ファイバ間に光を導くものであれば良
く、プリズムだけでなくミラー等を用いても良い。な
お、本考案は上記の実施例に限定されるものではなく本
考案の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、それら
を本考案の範囲から排除するものではない。
【0010】
【考案の効果】以上、詳細に説明したように、本考案に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (1)スイッチ本体内にコイルを鉄芯に巻回した電磁コ
イルを設けるとともに鉄芯の端面に対向して永久磁石を
配設した電磁駆動部と可動体の移動により開閉を行うス
イッチ機構部を配備し、可動体を前記電磁駆動部により
移動せしめるとともに可動体を手動により移動せしめる
操作部を設けたので、電磁式による遠隔操作の切換制御
の他、手元での手動による切換操作が兼用できるため、
それぞれの製品を用意することなく、種々の用途に使用
可能な光スイッチを提供できる。 (2)スイッチ本体内にコイルを鉄芯に巻回した電磁コ
イルを設けるとともに鉄芯の端面に対向して永久磁石を
配設した電磁駆動部と可動体の移動により開閉を行うス
イッチ機構部を配備し、可動体を前記電磁駆動部により
移動せしめるとともに可動体を手動により移動せしめる
操作部を設けたので、停電や故障等の不慮の事故に対し
ても可動体を手動により移動できるため、機器のメンテ
ナンス作業や応急措置が容易に行える効果がある。 (3)遠隔操作が行える電磁駆動部と手動による操作が
可能な操作部を設けたので、機種の統一が図られ、生産
性や在庫効率等、極めて合理的な光スイッチを提供でき
る。 (4)鉄芯にコイルを巻回した電磁コイルとその鉄芯の
両端に対向した永久磁石により可動体を移動する構成と
したので、N極とS極の関係から、電磁コイルの左右の
吸着、反撥による2倍の力で可動体を移動させるため、
可動体の位置が確実に定まり、途中で停止してしまうこ
ともなく、従って光挿入損失のバラツキのない電磁駆動
形光スイッチを提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電磁駆動形光スイッチの断面図であ
る。
【図2】本考案の電磁駆動形光スイッチの斜視図であ
る。
【図3】本考案の変形実施例を示す電磁駆動形光スイッ
チの断面図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す電磁駆動形光スイッ
チの断面図である。
【図5】本考案の第3実施例を示す電磁駆動形光スイッ
チの平面断面図である。
【図6】従来の電磁駆動形光スイッチの断面図である。
【符号の説明】
21,51,71,91 スイッチ本体 25,55,75,95 光ファイバ 26,56,76,96 電磁コイル 27,57,77,97 コイル 28,58,78,98 鉄芯 30,60,80,100 可動体 32,62,82,102 永久磁石 33,63,83,103 プリズム 37,67,87 操作部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ本体内に光導体を配設した可動
    体を配備し、該可動体を移動して開閉を行う光スイッチ
    において、前記スイッチ本体内にコイルを鉄芯に巻回し
    た電磁コイルを設けるとともに前記鉄芯の少なくともど
    ちらか一方の端面に対向して磁性体を配設した電磁駆動
    部と前記可動体の移動により開閉を行うスイッチ機構部
    を配備し、前記可動体を前記電磁駆動部により移動せし
    めるとともに前記可動体を手動により移動せしめる操作
    部を設けたことを特徴とする電磁駆動形光スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記可動体に凹所を形成して前記電磁コ
    イルを配置し、前記鉄芯の両端面に対向した前記凹所内
    に前記永久磁石を配設した請求項1記載の電磁駆動形光
    スイッチ。
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