JP2002311297A - 光ファイバコネクタおよび光スイッチ - Google Patents

光ファイバコネクタおよび光スイッチ

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JP2002311297A
JP2002311297A JP2001114882A JP2001114882A JP2002311297A JP 2002311297 A JP2002311297 A JP 2002311297A JP 2001114882 A JP2001114882 A JP 2001114882A JP 2001114882 A JP2001114882 A JP 2001114882A JP 2002311297 A JP2002311297 A JP 2002311297A
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fiber connector
electromagnet
optical
connector member
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JP2001114882A
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Hiromu Ishikawa
比呂夢 石川
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NEC Corp
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3873Connectors using guide surfaces for aligning ferrule ends, e.g. tubes, sleeves, V-grooves, rods, pins, balls
    • G02B6/3886Magnetic means to align ferrule ends

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバコネクタ同士の位置決めが高精度
に行わなくても、光ファイバの光軸あわせを高精度に行
うことができるようにする。光ファイバの接続/遮断を
電磁力により自動的にい行い得るようにする。 【解決手段】 左図では、電磁石106に電流が供給され
ており、フェルール105と一体の磁石104がスプリング10
7の反発力に抗して引き付けられ、オフの状態にある。
電磁石106中の電流を遮断すると、フェルール105はスプ
リング107の反発力により、ケース本体102を飛び出して
ケース本体121の嵌合用凹部120内に突入する。そして、
フェルール105のテーパ部111が同一テーパ角を持った嵌
合用凹部120の下部テーパ部122に安内され、凸状ストッ
パ110が係止ストッパ孔123に係合して、右図のようにコ
ネクタの接続が完了する。この状態からコネクタをオフ
にするには、電磁石106に磁石部104との間に斥力を生じ
させる電流を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバコネク
タと光スイッチに関し、特に電磁石を内蔵し、それによ
って発生する引力または斥力を利用して接続・切断が行
われる光ファイバコネクタと光スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】電磁石を内蔵する光コネクタもしくは光
スイッチは、例えば特開平6−51159号公報により
開示されている。この従来技術では、図10に示すよう
に、同一構成の光スイッチ15が対向配置される。ここ
で、1対の光ファイバー12、13を保持するフェルー
ル16には、片側に2本の、もう片側に1本のピン孔1
0が開口されている。位置決め用のピン11である馬蹄
形磁石は、そのS極とN極が光ファイバの接合面からやや
後退するようにピン孔10に装着され、また電磁石から
なるピン14は、その先端部が光ファイバ接合面から飛
び出して相手側フェルールのピン孔内にまで到達してい
る。この構造では、電磁石からなるピン14にある方向
の電流を流すと電磁石のピン14がピン11のS極に引
き寄せられることにより、図示されたように光ファイバ
12は、相手側フェルールの光ファイバ13と接続され
る。この状態で電流の方向を切り替えると、ピン11と
ピン14との間に斥力が作用し、ピン14の先端部はS
極の存在するピン孔10を飛び出してN極が存在してい
るピン孔に向かって移動し、そのピン孔に嵌合すること
により光ファイバ13同士の接続に切り替えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、コネクタの切断を自動的に行うことができず、切断
時には電磁石への給電を停止した上で人手によりフェル
ール同士を引き離さなければならない煩わしさがあっ
た。また、この従来例では、向かって左側の光コネクタ
における光ファイバ12および13を向かって右側の光
コネクタにおける光ファイバ13および12にそれぞれ
接続する場合と、向かって左側の光コネクタの光ファイ
バ13と向かって右側の光コネクタの光ファイバ13を
接続し、残りの光ファイバ12はどこにも接続されない
場合の2通りしか光伝送路を替えられず、任意の光ファ
イバを任意の光ファイバと接続させることができるとい
う自由度に欠ける不都合があった。さらに、従来例で
は、光ファイバの両脇に2本と1本のピン孔を設ける必
要があるために、小型化には不利な構造であった。本発
明は、以上の従来例の問題点に鑑みてなされたものであ
って、その目的は、第1に、接続・切断の自動化が容易
な光ファイバコネクタと光スイッチを提供できるように
することであり、第2に、n×m(1≦n、1≦m)光スイ
ッチにも応用できる光ファイバコネクタおよびその光フ
ァイバコネクタを適用した光スイッチを提供することで
あり、第3に、小型化された光ファイバコネクタと光ス
イッチを提供できるようにすることであり、第4に、光
ファイバ間の位置決めが精度よく行われる光ファイバコ
ネクタと光スイッチを提供できるようにすることであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に依れば、第一の光ファイバが装着された第
一の光ファイバコネクタ部材と第二の光ファイバが装着
された第二の光ファイバコネクタ部材とを備え、少なく
ともいずれか一方の光ファイバが光ファイバの長手方向
に移動することにより、第一の光ファイバの端面と第二
の光ファイバの端面とが接触もしくは接近する両光ファ
イバ間の接続と、第一の光ファイバの端面と第二の光フ
ァイバの端面とが乖離する両光ファイバ間の切断とが行
われる光ファイバコネクタにおいて、前記第一の光ファ
イバコネクタ部材と前記第二の光ファイバコネクタ部材
の内の少なくとも一方には光ファイバを囲む環状の電磁
石が備えられ、該電磁石によって発生される引力または
斥力を利用して両光ファイバ間の接続または切断が行わ
れることを特徴とする光ファイバコネクタ、が提供され
る。そして、好ましくは、前記第一の光ファイバコネク
タ部材もしくは前記第二の光ファイバコネクタ部材のい
ずれか一方に、第二の磁界発生源が備えられ、前記電磁
石と前記第二の磁界発生源との間に発生する引力または
斥力を利用して両光ファイバ間の接続または切断が行わ
れる。また、好ましくは、両光ファイバが接続されてい
るとき、前記第一の光ファイバコネクタ部材と前記第二
の光ファイバコネクタ部材とは、機械力を以って結合し
ている。
【0005】また、上記の目的を達成するため、本発明
に依れば、光ファイバ同士の接続が行われる開口を有す
る接続ボードと、前記接続ボードの第一の主面に配置さ
れた、第一の光ファイバを保持する第一の光ファイバコ
ネクタ部材と、前記接続ボードの第二の主面に配置され
た、第二の光ファイバを保持する第二の光ファイバコネ
クタ部材と、を備え、少なくとも一方の光ファイバコネ
クタ部材を、前記接続ボード上を移動させて前記開口上
に位置せしめ、少なくとも一方の光ファイバ保持部材の
先端部を前記開口内に挿入することにより、二つの光フ
ァイバ間の接続が達成できるように構成されたことを特
徴とする光スイッチ、が提供される。そして、好ましく
は、それぞれ複数の前記第一および第二の光ファイバコ
ネクタ部材がそれぞれスライダとその内部に収容された
光ファイバ保持部材を有しており、前記接続ボードの第
一および第二の主面に前記スライダの移動ガイドとなる
互いに直交する複数のガイドが設けられ、前記スライダ
を前記ガイドに沿って移動させることにより、任意の第
一の光ファイバコネクタ部材の光ファイバを任意の第二
の光ファイバコネクタ部材の光ファイバと接続できるよ
うに構成される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の望ましい実施例を
添付図面に基づいて詳細に説明する。 (第1の実施例)図1(a)、(b)は、それぞれ本発
明の第1の実施例の、接続前と接続時の状態を示す断面
図である。本実施例の光ファイバコネクタは、光ファイ
バコネクタ部材Aと光ファイバコネクタ部材Bとにより
構成される。光ファイバコネクタ部材Aにおいて、ケー
ス本体102は円筒中空形の部材である。光ファイバ1
01は、一体的に形成されたシリンダ103、磁石10
4、フェルール105の中心に埋め込まれており、その
端面はフェルール105先端の端面と同一平面をなして
いる。そして、一体的に形成されたシリンダ103、磁
石104およびフェルール105は、ケース本体102
内に同軸に配置されている。糸巻き状のコアと巻線を有
する電磁石106はケース本体102に固定されおり、
その中心にシリンダ103は図中上下方向(矢印Z方
向)に摺動自在に保持される。スプリング107は、電
磁石106と磁石104との間に装着され、フェルール
105を先端方向に付勢している。フェルール105の
後端には、ケース本体102からの脱落を防止するため
に、ケース本体102の内部先端寄りに形成された突起
状ストッパ108に係止する段部109が形成されてい
る。また、電磁石106は、配線を介して図示されない
電源に接続されている。図1(a)は、電源より電磁石1
06中に電流を供給し磁界を発生させている状態を示
し、磁石104は引力によりスプリング107の反発力
にうち勝って引きつけられており、このときフェルール
105はケース本体102内に内包される。
【0007】次に、光ファイバコネクタ部材Bにおい
て、ケース本体121は弾性変形が可能な材料により形
成された、先端部に嵌合用凹部120が形成された円柱
状部材である。光ファイバ101は、ケース本体121
の中心に埋め込まれている。ケース本体121の先端部
に形成された嵌合用凹部120は、光ファイバ101を
中心とした底面から漏斗状に広がる下部テーパ部122
と、この下部テーパ部122の上部に形成された係止ス
トッパ穴123と、嵌合用凹部120の上端部に形成さ
れた上部テーパ部124とを有する。また、光ファイバ
101の端面は、嵌合用凹部120の底面と同一平面を
なしている。
【0008】この実施例において、光ファイバコネクタ
部材Aと、光ファイバコネクタ部材Bとを嵌合状態にす
るには、電磁石106への電流を遮断するか、あるい
は、電磁石106に電磁石106と磁石104との間に
反発力を発生させる方向の電流を供給する。これによ
り、スプリング107の反発力によって、あるいは、電
磁石106と磁石104との間の斥力とスプリング10
7の反発力との和によって、フェルール105がケース
本体102から飛び出してケース本体121に形成され
た嵌合用凹部120内に突入し、フェルール105の先
端に形成した凸状ストッパ110により、ケース本体1
21の上部テーパ部124を弾性変形させつつ進行し、
スナッピングによりその先端部がケース本体121の嵌
合用凹部120に嵌合する。すなわち、ケース本体12
1の嵌合用凹部120の底面にフェルール105の端面
は接触し、嵌合用凹部120の下部テーパ部122に、
この下部テーパ部122とテーパ角度を同一にしたテー
パ部111が当接し、係止ストッパ穴123に凸状スト
ッパ110が嵌合して光ファイバ間の接続が完了する
〔図1(b)〕。この際にフェルール105に埋め込まれ
た光ファイバ101の端面の移動方向は光ファイバ端面
近傍における光ファイバ長手方向にほぼ一致する。この
状態から、嵌合状態を解除するには、図示しない電源に
より電磁石106中に電磁石106と磁石104との間
に引力が生じる方向に電流を流す。これにより、スプリ
ング107の反発力にうち勝って電磁石106に磁石1
04が引きつけられ、凸状ストッパ110に押されて係
止ストッパ穴123付近のケース本体が弾性変形するこ
とにより、凸状ストッパ110が係止ストッパ穴123
から飛び出して係合が解除される。これにより、フェル
ール105は、光ファイバコネクタ部材Aのケース本体
102に内包され、接合状態が解除される。この際にフ
ェルールに埋め込まれた光ファイバ101の端面の移動
方向は光ファイバ端面近傍における光ファイバ長手方向
にほぼ一致する。
【0009】この構造は、ケース本体121へのフェル
ール105の嵌合時に、嵌合用凹部120の下部テーパ
部122とフェルール105のテーパ部111により、
光ファイバコネクタ部材Aの光ファイバ101と光ファ
イバコネクタ部材Bの光ファイバ101のそれぞれの端
面が光軸に案内され正確に位置決めされるというメリッ
トがある。同時に下部テーパ部122とテーパ部111
のテーパ面同士の当接となるため、光ファイバ101の
端面が損傷を受けることはない。また、光ファイバコネ
クタ部材Aと光ファイバコネクタ部材B間の距離(矢印Z
方向)は、電磁石106及び磁石104の間に作用する
斥力と引力の及ぶ範囲を超えない条件下において、突起
状ストッパ108の位置とスプリング107の長さ及び
付勢圧を変えることにより、任意に設定することが可能
である。ここで、光ファイバコネクタ部材Aのケース本
体102および光ファイバコネクタ部材Bのケース本体
121の形状を本実施例では円筒形として示したが、形
状は任意に選択でき例えば四角筒などの角筒であっても
よい。また、磁石104を電磁石にして、光ファイバコ
ネクタ部材Bとの接合または解除を行わせるための電磁
石106との斥力および引力作用を、両電磁石に供給す
る電流を制御して生じさせるようにしてもよい。さら
に、スプリング107の一端は、ケース本体に固定され
るようにしてもよく、また、スプリング107の他端
は、フェルールに固定されるようにしてもよい。
【0010】(第2の実施例)図2(a)、(b)は、
それぞれ本発明の第2の実施例の、接続前と接続時の状
態を示す断面図である。本実施例の光ファイバコネクタ
は、光ファイバコネクタ部材Cと光ファイバコネクタ部
材Dとにより構成される。光ファイバコネクタ部材Cに
おいて、ケース本体202は円筒中空形の部材である。
電磁石206は、フェルール205をコアとして形成さ
れており、フェルール205は、ケース本体202の中
心に、フェルール205の長手方向(矢印Z方向)に摺
動自在に保持される。電磁石206は、図外配線を介し
て図示しない電源に接続されている。光ファイバ201
は、フェルール205の中心に埋め込まれており、その
端面はフェルール205の端面と同一平面をなしてい
る。次に、光ファイバコネクタ部材Dにおいて、ケース
本体221は、中央先端部に嵌合用凹部220が形成さ
れた、弾性変形が可能な材料により形成された円柱状部
材であり、光ファイバ201はケース本体221の中心
に埋め込まれている。ケース本体221に形成された嵌
合用凹部220は、光ファイバコネクタ部材Bにおける
嵌合用凹部120と同一構成を有するものであるので、
各部の符号を図1の符号と下2桁を共通にして示しその
詳細な説明は省略する。本実施例の光ファイバコネクタ
部材Dにおいては、ケース本体221の底面には、その
中心を光ファイバ201が通る磁石225が固着されて
いる。この実施例において、光ファイバコネクタ部材C
と、光ファイバコネクタ部材Dとを嵌合状態にするに
は、図示しない電源により電磁石206と磁石225と
の間に吸引力が発生するように電磁石206中に電流を
流すことで、フェルール205を含む電磁石206は、
光ファイバコネクタ部材Dの磁石225との引力によ
り、ケース本体202を飛び出し、第1の実施例の場合
と同様にして、フェルール205の先端部はケース本体
221の嵌合用凹部220に嵌合して、光ファイバ20
1間の接続が達成される。このとき、フェルール205
のテーパ部211はケース本体221の下部テーパ部2
22と面接触する〔図2(b)〕。光ファイバコネクタ
部材Cと光ファイバコネクタ部材Dとが嵌合状態となっ
たら、電磁石206へ供給される電流を遮断してもよ
い。
【0011】この状態から、嵌合状態を解除するには、
図示しない電源により電磁石206に、電磁石206と
磁石225との間に斥力が発生する方向に電流を流すこ
とで(電流の流れを反対にする)、磁石225と間に斥
力作用が起こさせると、凸状ストッパ210と係止スト
ッパ穴223との係合が解除され、フェルール205は
ケース本体202内に内包される。ここで、光ファイバ
コネクタ部材Cと光ファイバコネクタ部材Dがお互いに対
峙しているときは、電磁石206と磁石225の対峙す
る側の極を同極とすることで、斥力作用によりフェルー
ル205をケース本体202に内包された状態とするこ
とができる。光ファイバコネクタ部材Cと光ファイバコ
ネクタ部材Dが互いに対峙していないときは、上記の斥
力作用を利用することはできない。そこで、ケース本体
202の内部先端寄りに弾性変形が可能な微小突起スト
ッパ212を設け、これに凸状ストッパ210が引っか
かるようにして、ケース本体202からのフェルール2
05の飛び出しを防ぐ。また、フェルール205の反対
方向への飛び出しについては、突起状ストッパ208と
段部209により防止する。
【0012】本実施例の光ファイバコネクタ部材Cのケ
ース本体202および光ファイバコネクタ部材Dのケー
ス本体221についても、任意の形状を選択することが
でき、例えば角筒型であってもよい。また、電磁石20
6を磁石、磁石225を電磁石としても構わない。さら
に、光ファイバコネクタCの電磁石206をそのままに
して光ファイバコネクタDの磁石225を電磁石にして
もよい。
【0013】(第3の実施例)図3(a)、(b)は、
それぞれ本発明の第3の実施例の、接続前と接続時の状
態を示す断面図である。本実施例の光ファイバコネクタ
は、光ファイバコネクタ部材Eと光ファイバコネクタ部
材Fとにより構成される。光ファイバコネクタ部材Eに
おいて、ケース本体302は、電磁石306の巻線が施
された、電磁石306のコアを兼ねる円筒形の部材であ
り、その中空部には、中心に光ファイバ301が埋め込
まれたフェルール305が固着されている。ここで、フ
ェルール305の先端側端面は光ファイバ301の端面
と同一平面をなしている。また、電磁石306は、図外
配線を介して図示しない電源に接続されている。次に、
光ファイバコネクタ部材Fにおいて、ケース本体321
は、中央先端部に嵌合用凹部320が形成された、弾性
変形が可能な材料により形成された円柱状部材であり、
光ファイバ301はケース本体321の中心に埋め込ま
れている。ケース本体321に形成された嵌合用凹部3
20は、光ファイバコネクタ部材Bにおける嵌合用凹部
120と同一構成を有するものであるので、各部の符号
を図1の符号と下2桁を共通にして示しその詳細な説明
は省略する。本実施例の光ファイバコネクタ部材Fにお
いては、ケース本体321の上端部に、ドーナツ型の磁
石325が固着されている。この実施例において、光フ
ァイバコネクタ部材Eと、光ファイバコネクタ部材Fと
を嵌合状態にするには、図示しない電源により電磁石3
06と磁石325との間に引力が発生するように電磁石
306中に電流を流す。これにより、電磁石306を構
成するケース本体302及びフェルール305は、光フ
ァイバコネクタ部材Fの磁石325の引力により吸引さ
れ、フェルール305の先端部がケース本体321に形
成された嵌合用凹部320内に突入し、フェルール30
5に形成された凸状ストッパ310により、ケース本体
321の上部テーパ部324を弾性変形させつつ進行
し、スナッピングによりフェルール305の先端部がケ
ース本体321の嵌合用凹部320に嵌合して、光ファ
イバコネクタ部材Eと光ファイバコネクタ部材Fの接続
が完了する。このとき、フェルール305のテーパ部3
11はケース本体321の下部テーパ部322と面接触
する〔図3(b)〕。
【0014】この状態から、嵌合状態を解除するには、
図示しない電源により電磁石306と磁石325との間
に斥力が発生するように電磁石306に電流を流すこと
で(電流の流れを反対にする)、磁石325との間に斥
力作用が起こさせると、凸状ストッパ310が係止スト
ッパ穴323部を押し広げてここから飛び出し、ケース
本体321の嵌合用凹部320とフェルール305との
係合が解除される。本実施例の光ファイバコネクタ部材
Eおよび光ファイバコネクタ部材Fのケース本体は、円
筒形以外にも任意の形状に選択でき例えば四角筒等であ
ってもよい。さらに、電磁石306を磁石、磁石325
を電磁石としても構わない。またさらに、光ファイバコ
ネクタ部材Eの電磁石306をそのままに、光ファイバ
コネクタ部材Fの磁石325を電磁石としてもよい。
【0015】(第4の実施例)図4(a)、(b)は、
それぞれ本発明の第4の実施例の、接続前と接続時の状
態を示す断面図である。本実施例の光ファイバコネクタ
は、光ファイバコネクタ部材Gと光ファイバコネクタ部
材Bとにより構成される。光ファイバコネクタ部材Gに
おいて、ケース本体402は、電磁石406の巻線が施
された、電磁石406のコアを兼ねる円筒形の部材であ
り、その中空部には、中心に光ファイバ401が埋め込
まれたフェルール405がケース本体402の長手方向
(図中矢印で示したZ方向)摺動自在に保持されてい
る。ここで、フェルール405の先端側端面は光ファイ
バ401の端面と同一平面をなしている。フェルール4
05には、凸状ストッパ410の少し上方にドーナツ型
形状の磁石404が固着されている。また、電磁石40
6は、図外配線を介して図示しない電源に接続されてい
る。本実施例における光ファイバコネクタ部材Bは、第
1の実施例における光ファイバコネクタ部材Bと同等物
であるので、各部の符号を図1の符号と下2桁を共通に
して示してその詳細な説明は省略する。この実施例にお
いて、光ファイバコネクタ部材Gと、光ファイバコネク
タ部材Bとを嵌合状態にするには、図示しない電源によ
り電磁石406と磁石404との間に斥力が発生するよ
うに電磁石406中に電流を流す。これにより、フェル
ール405は、斥力を受けた磁石404と共に降下し、
第1の実施例の場合と同様にして、フェルール405の
先端部はケース本体421の嵌合用凹部420に嵌合し
て、光ファイバ401間の接続が達成される。このと
き、フェルール405のテーパ部411はケース本体4
21の下部テーパ部422と面接触する〔図4
(b)〕。
【0016】この状態から、嵌合状態を解除するには、
図示しない電源により電磁石406に、電磁石406と
磁石404との間に引力が発生する方向に電流を流すこ
とで(電流の流れを反対にする)、磁石404との間に
引力を生じさせると、凸状ストッパ410と係止ストッ
パ穴423との係合が解除され、フェルール405はケ
ース本体421から離れて図4(a)に示す状態に復帰
する。ここで、電磁石406に供給する電流を遮断して
も、電磁石406のコアであるケース本体402の磁石
404との接触面に、接触している磁石404の磁極と
反対の磁極が誘起されるため、この磁極と磁石404と
の引力作用により、フェルール405は、図4(a)に
示した状態を保持することができる。
【0017】(第5の実施例)図5(a)、(b)は、
それぞれ本発明の第5の実施例の、接続前と接続時の状
態を示す断面図である。本実施例の光ファイバコネクタ
は、光ファイバコネクタ部材Hと光ファイバコネクタ部
材Iとにより構成される。光ファイバコネクタ部材Hに
おいて、ケース本体502は有蓋円筒形の部材である。
光ファイバ501は、一体的に形成されたシリンダ50
3、磁石504、フェルール505の中心に埋め込まれ
ており、その端面はフェルール505の先端部の端面と
同一平面をなしている。そして、一体的に形成されたシ
リンダ503、磁石504およびフェルール505は、
ケース本体502内にフェルール505の長手方向(矢
印Z方向)に摺動自在に保持されている。ケース本体5
02の天井と磁石504との間には、その収縮力によっ
てシリンダ503、磁石504およびフェルール505
を上方に引き上げるスプリング507が取り付けられて
おり、これにより、コネクタの非接続時に、フェルール
505は、ケース本体502内に内包される。
【0018】次に、光ファイバコネクタ部材Iにおい
て、ケース本体521は、弾性変形が可能な弾性材料に
より形成された、先端部に嵌合用凹部520が形成され
た円柱状部材であり、かつ、電磁石526のコアを兼ね
ている。電磁石526の巻線は、ケース本体521の下
端部に施されており、図外配線を介して図示しない電源
に接続されている。光ファイバ501は、ケース本体5
21の中心に埋め込まれ、その端面は、嵌合用凹部52
0の底面と同一平面をなしている。ケース本体521の
先端部に形成された嵌合用凹部520は、第1の実施例
の光ファイバコネクタ部材Bにおける嵌合用凹部120
と同一構成を有するものであるので、各部の符号を図1
の符号と下2桁を共通にして示しその詳細な説明は省略
する。この実施例において、光ファイバコネクタ部材H
と、光ファイバコネクタ部材Iとを嵌合状態にするに
は、図示しない電源により電磁石526と磁石504と
の間に引力が発生するように電磁石526中に電流を流
す。これにより磁石504に作用する引力が、スプリン
グ507の収縮力に打ち勝って、フェルール505は、
ケース本体502を飛び出し、第1の実施例の場合と同
様にして、フェルール505の先端部はケース本体52
1の嵌合用凹部520に嵌合して、光ファイバコネクタ
部材Hと光ファイバコネクタ部材Iとの間の接続が達成
される。このとき、フェルール505のテーパ部511
はケース本体521の下部テーパ部522と面接触する
〔図5(b)〕。
【0019】この状態から、嵌合状態を解除するには、
電磁石526に供給していた電流を遮断するか、あるい
は電磁石526に、電磁石526と磁石504との間に
斥力が発生する方向に電流を流す。これにより、フェル
ール505は、スプリング507の収縮力、あるいはス
プリング507の収縮力と磁石504に作用する斥力と
により、上方へ引き上げられて凸状ストッパ510と係
止ストッパ穴523との係合が解除され、フェルール5
05はケース本体502内に内包される。本実施例の光
ファイバコネクタ部材Hのケース本体502および光フ
ァイバコネクタ部材Iのケース本体521についても、
任意の形状を選択することができ、例えば角筒であって
もよい。また、電磁石526を磁石、磁石504を電磁
石としても構わない。さらに、光ファイバコネクタIの
電磁石526をそのままにして光ファイバコネクタ部材
Hの磁石504を電磁石にしてもよい。
【0020】(第6の実施例)図6は、本発明の第6の
実施例の光スイッチを示す斜視図であり、図7(a)、
(b)はその光スイッチの遮断状態と接続状態を示す断
面図である。この第6の実施例は、本発明の第1の実施
例にて示した光ファイバコネクタ部材を光スイッチに応
用した例を示す。図6には、16×16のマトリクス配
置された光スイッチを示すが、光スイッチの規模は適宜
に選定できるものであり、またX方向のコネクタ部材の
数とY方向のコネクタ部材の数とは必ずしも一致させる
必要はない。図6に示すように、光ファイバコネクタ接
続ボード631の一方の側には、図中矢印Y方向に走る
17本の滑りガイド632が等間隔には位置され、その
他方の側には、図中矢印X方向に走る17本の滑りガイ
ド632が等間隔に配置されている。光ファイバコネク
タ接続ボード631のそれぞれの面に形成された滑りガ
イド632によって挟まれて生じる16本のレール溝6
33の交差部の中心部にそれぞれ貫通孔634が形成さ
れている。したがって、貫通孔634の総数は256と
なる。このレール溝633上に、光ファイバコネクタ部
材を構成するY方向摺動スライダ635と、X方向摺動ス
ライダ636が、図中矢印Y方向またはX方向にそれぞれ
摺動自在に保持される。各スライダ635、636は光
ファイバコネクタ接続ボード631の各面にそれぞれ1
6個ずつ配置される。この各スライダ635、636の
摺動方向両端には、ワイヤ637がそれぞれ接続されて
おり、このワイヤ637は、クラッチ付きプーリ638
にそれぞれ巻き付けられている。このクラッチ付きプー
リ638は、シャフト639に保持されており、シャフ
ト639の一端は回転モータ640の回転軸に締結さ
れ、その他端は軸受け641に回転自在に保持されてい
る。クラッチ付きプーリ638のクラッチ機能により、
選択されたプーリをシャフト639に直結することがで
きる。図示しない制御系により回転モータ640を正回
転または逆回転に駆動すると、これに伴い選択されたク
ラッチ付きプーリ638によりワイヤ637の繰り出
し、巻き取りが行われ、選択されたスライダ635、6
36を図中矢印X方向、Y方向に摺動させることができ
る。
【0021】次に、図7を参照して本実施例の光スイッ
チング方法について説明する。本実施例において用いら
れる光ファイバコネクタ部材J、J′は、前述の第1の
実施例に示した光ファイバコネクタ部材Aを応用したも
のである。光スイッチング部の主要部は、図7に示すよ
うに、光ファイバコネクタ接続ボード631と、その表
裏両面に配置される光ファイバコネクタ部材J、J′に
よって構成される。光ファイバコネクタ部材J、J′
は、それぞれ中空角柱形の部材であるY方向摺動スライ
ダ635、X方向摺動スライダ636とそれぞれの中空
部に収容されるフェルール605等によって構成され
る。各スライダの中空部の後端部側には、糸巻き形状の
コアと巻線を有する電磁石606が固着されている。光
ファイバ601は、一体的に結合されたシリンダ60
3、磁石604、フェルール605の中心に埋め込まれ
ており、また、一体化された磁石604およびフェルー
ル605は、各スライダ635、636の中心に図中上
下方向(矢印Z方向)に摺動自在に保持されている。ま
た、シリンダ603は、電磁石606の中心を摺動自在
に通されている。スプリング607は、電磁石606と
磁石604との間に装着され、フェルール605を先端
方向に付勢している。各スライダ635、636からの
脱落を防止するためにフェルール605の後端には、各
スライダ635、636のやや先端寄りに形成された突
起状ストッパ608に係止する段部609が形成されて
いる。また、電磁石606は、図外配線を介して図示し
ない電源に接続されている。図7(a)は、光スイッチ
ング時に図示しない電源により電磁石606中に電流を
流し磁界を発生させている状態を示し、磁石604は引
力によりスプリング607の反発力にうち勝って引きつ
けられ、各スライダ635、636内にフェルール60
5が内包されている。この状態で、目的の貫通孔634
上に接続切り替えの対象となる各光ファイバコネクタ部
材J、J′に係るスライダ635、636を移動させ
る。
【0022】光ファイバコネクタ接続ボード631は、
弾性変形が可能な材料により形成されており、前述した
ように、ボードの各面に形成されたレール溝の交差部に
貫通孔634が開設されている。貫通孔634は、中央
括れ部の上下に、嵌合時にフェルール605のテーパ部
611、凸状ストッパ610とそれぞれ接触する下部テ
ーパ部622、係止ストッパ穴623と、貫通孔634
の入り口案内となる上部テーパ部624を有している。
光ファイバコネクタ接続ボード631を介して、各光フ
ァイバコネクタ部材J、J′を貫通孔634で嵌合状態
にするには、図示しない電源による電磁石606中の電
流を遮断するか、あるいは、電磁石606に電磁石60
6と磁石604との間に斥力を発生させる方向の電流を
流す。これにより、電磁石606は磁力を失いスプリン
グ607の反発力によって、あるいは、電磁石606と
磁石604との間の斥力とスプリング607の反発力と
の和によって、フェルール605が各スライダ635、
636から飛び出し、ボード631に形成された貫通孔
634内に突入し、フェルール605の先端部に形成し
た凸状ストッパ610により、貫通孔634の入り口部
に形成された上部テーパ部624を弾性変形させつつ進
行し、スナッピングによりその先端部がボード631の
貫通孔634に嵌合する。すなわち、両フェルールのフ
ェルール端面613同士が接触し、貫通孔634の下部
テーパ部622に、この下部テーパ部622とテーパ角
度を同一にしたフェルールのテーパ部611が当接し、
係止ストッパ穴623に凸状ストッパ610が嵌合して
光ファイバ間の接続が完了する〔図7(b)〕。
【0023】この状態から、嵌合状態を解除するには、
図示しない電源により電磁石606中に電磁石606と
磁石604との間に引力が生じる方向に電流を流す。こ
れにより、スプリング607の反発力にうち勝って電磁
石606に磁石604が引きつけられ、凸状ストッパ6
10に押されて係止ストッパ穴623付近のボード63
1が弾性変形することにより、凸状ストッパ610が係
止ストッパ穴623から飛び出して係合が解除される。
これにより、フェルール605は、光ファイバコネクタ
部材J、J′のスライダ635、636内に内包され、
光スイッチの接続状態が解除される。この構造は、嵌合
時は、貫通孔634の下部テーパ部622とフェルール
のテーパ部611により、光ファイバ601同士が正確
に位置決めがなされるので、ワイヤ637による各スラ
イダ635、636の位置決めはそれほど高精度を要し
ないと言うメリットがある。また、光ファイバコネクタ
接続ボード631の厚さは、電磁石606と磁石604
の間に作用する斥力と引力の及ぶ範囲を超えないという
条件下において、突起状ストッパ608の位置とスプリ
ング607の長さ及び付勢圧を替えることにより、適宜
に設定することが可能である。
【0024】ここで、本実施例では、各スライダ63
5、636の移動をワイヤ637による牽引によって行
う例を示したが、各スライダ635、636駆動方式は
任意の方式を選択でき、例えば滑りガイド632にリニ
アモータを埋設したリニア駆動、レール溝633に超音
波モータを埋設した超音波駆動等であってもよい。
【0025】(第7の実施例)図8(a)、(b)は、
本発明の第7の実施例の光スイッチの遮断状態と接続状
態を示す断面図である。この第7の実施例は、本発明の
第2の実施例にて示した光ファイバコネクタ部材を光ス
イッチに応用した例を示す。この第7の実施例の全体構
成は、図6に示した第6の実施例と同様である。よっ
て、図8を参照してスイッチング部の要部についてのみ
説明する。図8において、図7に示した第6の実施例と
同等の部分には、下2桁が共通する参照番号を付し、そ
れらについての詳細な説明は適宜省略する。光スイッチ
ング部の主要部は、図8に示すように、光ファイバコネ
クタ接続ボード731と、その表裏両面に配置される光
ファイバコネクタ部材K、K′によって構成される。光
ファイバコネクタ部材K、K′は、それぞれ中空角柱形
の部材であるY方向摺動スライダ735、X方向摺動ス
ライダ736とそれぞれの中空部に収容されるフェルー
ル705等によって構成される。各スライダ735、7
36の中空部に摺動自在に保持されるフェルール705
は、電磁石706のコアを兼ねており、その中心に光フ
ァイバ701が埋め込まれるとともに、その上部に電磁
石706の巻線が施されている。Y方向摺動スライダ7
35、X方向摺動スライダ736の内壁部には、フェル
ール705の抜け出しを防止するためのフェルール70
5の凸状ストッパを係止する突起状ストッパ708と微
小突起ストッパ712が形成されている。光ファイバコ
ネクタ接続ボード731は、第6の実施例で用いられた
光ファイバコネクタ接続ボード631と同等の構成を有
するものであるので、対応する各部に下2桁が共通する
参照番号を付し、その詳細な説明は省略する。図8
(a)は、嵌合が解除され電磁石706に電流が供給さ
れていない状態を示している。このとき、フェルール7
05の先端部は、スライダ735、736の突起状スト
ッパ708、微小突起ストッパ712に係止されてスラ
イダ735、736内に内包されている。この状態で、
目的の貫通孔734上に接続切り替えの対象となる各光
ファイバコネクタ部材K、K′に係るスライダ735、
736を移動させる。ここで、光ファイバコネクタ部材
K、K′の非接続時には、電磁石706に相互に斥力が
発生する電流を供給するようにしてもよい。このように
する場合には、微小突起ストッパ712を形成しなくて
もよい。
【0026】光ファイバコネクタ接続ボード731の貫
通孔734を介して、各光ファイバコネクタ部材K、
K′を嵌合状態にするには、電磁石706に電磁石70
6同士に互いに引力が作用する方向の電流を供給する。
これにより、フェルール705が各スライダ735、7
36から飛び出し、ボード731に形成された貫通孔6
34内に突入し、その先端部がボード731の貫通孔7
34に嵌合する。これにより、両フェルールのフェルー
ル端面713同士が接触して光ファイバ間の接続が完了
する〔図8(b)〕。フェルール705先端部の貫通孔7
34への嵌合が完了したら電磁石706への電流の供給
を停止することができる。この状態から、嵌合状態を解
除するには、電磁石706に電磁石706相互間に斥力
が発生する方向の電流を流す。これにより、電磁石70
6同士の斥力によってフェルール同士の接触が引き離さ
れ、フェルール705が貫通孔734から飛び出して嵌
合が解除される。これにより、フェルール705は、光
ファイバコネクタ部材K、K′のスライダ735、73
6内に内包され、光スイッチの接続状態が解除される。
フェルール705が図8(a)に示す状態に復帰した
ら、電磁石706に供給していた電流を遮断する。第7
の実施例では、光ファイバコネクタ部材K、K′の双方
に電磁石を装着する例について説明したが、いずれか一
方に電磁石を、いずれか他方に磁石を装着するようにし
てもよい。以上、第1、第2の実施例の光ファイバコネ
クタ部材を応用した光スイッチの実施例について説明し
たが、同様に本発明の第3〜第5の実施例の光ファイバ
コネクタ部材を応用して光スイッチを構成することがで
きる。また、第6、第7の実施例では、ボードの両面に
同一構成の光ファイバコネクタ部材を配置したが、例え
ば、接続用ボードの一方の面に図7の光ファイバコネク
タ部材Jを配置し、接続用ボードの他方の面に図1の光
ファイバコネクタ部材Bのケース本体をスライダとして
用いるようにして、光ファイバ間の接続がスライダであ
るケース本体に形成された嵌合用凹部内において実行さ
れるようにしてもよい。この場合には、接続用ボードに
開設される貫通孔は単なる透孔となる。
【0027】(第8の実施例)図9は、本発明の第8の
実施例の光スイッチを示す断面図である。この第8の実
施例は、本発明の第1の実施例に示した光ファイバコネ
クタ部材を光スイッチに応用した他の例を示す。本実施
例においては、光スイッチング部の主要部は、図8に示
すように、光ファイバコネクタ部材Lを構成する光ファ
イバコネクタ接続ボード831と、その一方の面に配置
される光ファイバコネクタ部材Jによって構成される。
本実施例においては、摺動スライダ835は、ボード8
31の一方の面側のみに配置される.そのため、滑りガ
イド832も一方の面のみに配置される。
【0028】本実施例において用いられる光ファイバコ
ネクタ部材Jは、図7に示した第6の実施例における光
ファイバコネクタ部材Jと同一構成物であるので、対応
する部分は下2桁が共通する参照番号を付し、その詳細
な説明は省略する。光ファイバコネクタ接続ボード83
1には、滑りガイド832に挟まれたレール溝の中央に
位置した嵌合用凹部820がマトリクス状に形成されて
いる。光ファイバコネクタ接続ボード831には、各嵌
合用凹部820の底面中央にその端面が露出するよう
に、光ファイバ801が埋め込まれている。嵌合用凹部
820は、光ファイバ801を中心とした底面から漏斗
状に広がる下部テーパ部822と、この下部テーパ部8
22の上部に形成された係止ストッパ穴823と、嵌合
用凹部820の上端部に形成された上部テーパ部824
とを有する。また、光ファイバ801の端面は、嵌合用
凹部820の底面と同一平面をなしている。
【0029】光スイッチングを行うには、図9の向って
左側の光ファイバコネクタ部材Jに示されるように、電
磁石806に、磁石804との間に引力が発生する方向
の電流を供給して、磁石804に作用する引力がスプリ
ング807の反発力に打ち勝って、フェルール805が
摺動スライダ835内に内包されるようにする。この状
態で、図示しない駆動源により摺動スライダ835を紙
面に対し垂直方向に移動させて目的の光ファイバ801
を備える嵌合用凹部820上に移動させる。そして、電
磁石806への電流を遮断するか、あるいは、電磁石8
06に電磁石806と磁石804との間に斥力を発生さ
せる方向の電流を流す。これにより、電磁石806は磁
力を失いスプリング807の反発力によって、あるい
は、電磁石806と磁石804との間の斥力とスプリン
グ807の反発力との和によって、フェルール805が
摺動スライダ835から飛び出し、ボード831に形成
された嵌合用凹部834内に突入し、フェルール805
の先端部に形成した凸状ストッパ810により、嵌合用
凹部834の入り口部に形成された上部テーパ部824
を弾性変形させつつ進行し、スナッピングによりその先
端部がボード831の嵌合用凹部834に嵌合する。す
なわち、嵌合用凹部834の底面にフェルールのフェル
ール端面813が接触し、嵌合用凹部820の下部テー
パ部822に、この下部テーパ部822とテーパ角度を
同一にしたフェルールのテーパ部811が当接し、係止
ストッパ穴823に凸状ストッパ810が嵌合して、図
9の向かって右側の光ファイバコネクタ部材Jの状態と
なって光ファイバ間の接続が完了する。
【0030】この状態から、嵌合状態を解除するには、
図示しない電源により電磁石806中に電磁石806と
磁石804との間に引力が生じる方向に電流を流す。こ
れにより、スプリング807の反発力にうち勝って電磁
石806に磁石804が引きつけられ、凸状ストッパ8
10に押されて係止ストッパ穴823付近の接続ボード
831が弾性変形することにより、フェルールの凸状ス
トッパ810が係止ストッパ穴823から飛び出して係
合が解除される。これにより、フェルール805は、光
ファイバコネクタ部材Jのスライダ835内に内包さ
れ、光スイッチの接続状態が解除される。第8の実施例
では、光ファイバコネクタ部材Jに電磁石と磁石を装着
する例について説明したが、両方を電磁石としてもよ
い。また、光ファイバコネクタ部材Jに電磁石または磁
石を、光ファイバコネクタ部材Lに磁石または電磁石を
装着するようにしてもよく、さらに、光ファイバコネク
タ部材J、Kの双方に電磁石を装着するようにしてもよ
い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ファイ
バコネクタは、電磁石による引力/斥力を利用してフェ
ルールをフェルールの長手方向に移動させるものである
ので、電磁石に供給する電流を制御することにより、光
ファイバコネクタの接続/遮断を自動的に行うことがで
きる。また、電磁石などのフェルールの駆動機構をフェ
ルールと同軸に配置しているので、光ファイバコネクタ
や光スイッチをコンパクトに構成することができる。さ
らに、本発明の光ファイバコネクタを用いることによ
り、n×m(1≦n、1≦m)マトリクス配置の光スイッチ
を容易に構成することができる。また、対向する光ファ
イバの光軸合わせをフェルールのテーパ面とこれと嵌合
する凹部のテーパ面とを接触させるという手法を用いて
行っているので、接合の際に、光ファイバコネクタ同士
の位置決めはそれほど高精度に行わなくても、光ファイ
バの光軸合わせを高精度に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の遮断状態と接続状態
を示す断面図。
【図2】 本発明の第2の実施例の遮断状態と接続状態
を示す断面図。
【図3】 本発明の第3の実施例の遮断状態と接続状態
を示す断面図。
【図4】 本発明の第4の実施例の遮断状態と接続状態
を示す断面図。
【図5】 本発明の第5の実施例の遮断状態と接続状態
を示す断面図。
【図6】 本発明の第6の実施例を示す斜視図。
【図7】 本発明の第6の実施例の遮断状態と接続状態
を示す断面図。
【図8】 本発明の第7の実施例の遮断状態と接続状態
を示す断面図。
【図9】 本発明の第8の実施例を示す断面図。
【図10】 従来例の断面図。
【符号の説明】
10・・・ピン孔 11・・・永久磁石からなるピ
ン 12・・・光ファイバ 13・・・光ファ
イバ 14・・・電磁石からなるピン 15・・・光コネクタ 16・・・フェルール
101、201、301、401、501、601、
701、801・・・光ファイバ 102、20
2、302、402、502・・・ケース本体 1
03、503、603、803・・・シリンダ 1
04、404、504、604、804・・・磁石
105、205、305、405、505、605、
705、805・・・フェルール 106、20
6、306、406、606、706、806・・・電
磁石 107、507、607、807・・・スプ
リング 108、208、608、708、808・・・突起状
ストッパ 109、209、609・・・段部
110、210、310、410、510、610、
710、810・・・凸状ストッパ 111、21
1、311、411、511、611、711、811
・・・テーパ部 212、712・・・微小突起ス
トッパ 613、713、813・・・フェルール
端面 120、220、320、420、520、820・・
・嵌合用凹部 121、221、321、421、521・・・ケース
本体 122、222、322、422、522、
622、722、822・・・下部テーパ部 123、223、323、423、523、623、7
23、823・・・係止ストッパ穴 124、22
4、324、424、524、624、724、824
・・・上部テーパ部 225、325・・・磁石
631、731、831・・・光ファイバコネクタ
接続ボード 632、732、832・・・滑りガ
イド 633・・・レール溝 634、734
・・・貫通孔 635、735・・・Y方向摺動ス
ライダ 636、736・・・X方向摺動スライダ
835・・・摺動スライダ 6
37・・・ワイヤ 638・・・クラッチ付きプー
リ 639・・・シャフト 640・・・回転
モータ 641・・・軸受け

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の光ファイバが装着された第一の光
    ファイバコネクタ部材と第二の光ファイバが装着された
    第二の光ファイバコネクタ部材とを備え、少なくともい
    ずれか一方の光ファイバが光ファイバの長手方向に移動
    することにより、第一の光ファイバの端面と第二の光フ
    ァイバの端面とが接触もしくは接近する両光ファイバ間
    の接続と、第一の光ファイバの端面と第二の光ファイバ
    の端面とが乖離する両光ファイバ間の切断とが行われる
    光ファイバコネクタにおいて、前記第一の光ファイバコ
    ネクタ部材と前記第二の光ファイバコネクタ部材の内の
    少なくとも一方には光ファイバを囲む環状の電磁石が備
    えられ、該電磁石によって発生される引力または斥力を
    利用して両光ファイバ間の接続または切断が行われるこ
    とを特徴とする光ファイバコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記第一の光ファイバコネクタ部材もし
    くは前記第二の光ファイバコネクタ部材のいずれか一方
    に、第二の磁界発生源が備えられ、前記電磁石と前記第
    二の磁界発生源との間に発生する引力または斥力を利用
    して両光ファイバ間の接続または切断が行われることを
    特徴とする請求項1記載の光ファイバコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記第二の磁界発生源が、永久磁石また
    は第二の電磁石であることを特徴とする請求項2記載の
    光ファイバコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記第一の光ファイバコネクタ部材が、
    中空のケース本体と、前記ケース本体内を摺動自在に移
    動できる、前記第一の光ファイバを保持する光ファイバ
    保持部材とを備え、前記電磁石が前記ケース本体と前記
    光ファイバ保持部材のいずれか一方に搭載され、前記第
    二の磁界発生源が前記ケース本体と前記光ファイバ保持
    部材のいずれか他方に搭載されていることを特徴とする
    請求項2記載の光ファイバコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記ケース本体もしくは前記ケース本体
    に固定された部材と、前記光ファイバ保持部材もしくは
    前記光ファイバ保持部材に固定された部材との間に、前
    記光ファイバ保持部材の先端部が前記第二の光ファイバ
    コネクタ部材の方向に向かう反発力が作用するスプリン
    グが挿入されており、前記スプリングの反発力を利用し
    て両光ファイバ間の接続が行われることを特徴とする請
    求項4記載の光ファイバコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記第一の光ファイバコネクタ部材は、
    中空のケース本体と、前記ケース本体内を摺動自在に移
    動できる、前記第一の光ファイバを保持する光ファイバ
    保持部材とを備え、前記光ファイバ保持部材に前記電磁
    石または前記第二の磁界発生源のいずれか一方が、前記
    第二の光ファイバコネクタ部材には前記電磁石または前
    記第二の磁界発生源のいずれか他方が搭載されているこ
    とを特徴とする請求項2記載の光ファイバコネクタ。
  7. 【請求項7】 前記光ファイバ保持部材と、光ファイバ
    を保持している前記第二の光ファイバコネクタ部材のケ
    ース本体との内の少なくとも一方は、電磁石のコアを兼
    ねていることを特徴とする請求項6記載の光ファイバコ
    ネクタ。
  8. 【請求項8】 前記第一の光ファイバコネクタ部材は、
    中空の中空ケース本体と、前記ケース本体内に固着され
    た、前記第一の光ファイバを保持する光ファイバ保持部
    材とを備え、前記中空ケース本体に前記電磁石または前
    記第二の磁界発生源のいずれか一方が、前記第二の光フ
    ァイバコネクタ部材には前記電磁石または前記第二の磁
    界発生源のいずれか他方が搭載されていることを特徴と
    する請求項2記載の光ファイバコネクタ。
  9. 【請求項9】 前記中空ケース本体と、光ファイバを保
    持している前記第二の光ファイバコネクタ部材のケース
    本体との内の少なくとも一方は、電磁石のコアを兼ねて
    いることを特徴とする請求項8記載の光ファイバコネク
    タ。
  10. 【請求項10】 両光ファイバが接続されているとき、
    前記第一の光ファイバコネクタ部材と前記第二の光ファ
    イバコネクタ部材とは、機械力を以って結合しているこ
    とを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の光ファ
    イバコネクタ。
  11. 【請求項11】 前記第二の光ファイバコネクタ部材
    は、前記第二の光ファイバの端面が露出する底面と、該
    底面から漏斗状に広がる下部テーパ部とを有する嵌合用
    凹部が形成されたケース本体を有し、前記第一の光ファ
    イバコネクタ部材は、前記第一の光ファイバを保持す
    る、前記第一の光ファイバの端面が臨む端面から後方に
    向かって徐々に径が太くなるテーパ部を有する光ファイ
    バ保持部材を有しており、両光ファイバが接続されると
    きには、前記嵌合用凹部の前記下部テーパ部に前記光フ
    ァイバ保持部材の前記テーパ部を接触させて、前記ケー
    ス本体の前記嵌合用凹部に前記光ファイバ保持部材の先
    端部が嵌合されることを特徴とする請求項1〜9のいず
    れかに記載の光ファイバコネクタ。
  12. 【請求項12】 前記光ファイバ保持部材は、前記テー
    パ部の前記光ファイバ保持部材の端部とは反対側の端部
    に外側に向けて凸となる凸状ストッパを有し、前記ケー
    ス本体は前記嵌合用凹部内に前記凸状ストッパが嵌合す
    る係止ストッパ穴を有していることを特徴とする請求項
    11記載の光ファイバコネクタ。
  13. 【請求項13】 前記ケース本体の前記嵌合用凹部は、
    前記係止ストッパ穴から該嵌合用凹部の入り口にかけ
    て、外側に向けて広がる上部テーパ部を有していること
    を特徴とする請求項12記載の光ファイバコネクタ。
  14. 【請求項14】 光ファイバ同士の接続が行われる開口
    を有する接続ボードと、前記接続ボードの第一の主面に
    配置された、第一の光ファイバを保持する第一の光ファ
    イバコネクタ部材と、前記接続ボードの第二の主面に配
    置された、第二の光ファイバを保持する第二の光ファイ
    バコネクタ部材と、を備え、少なくとも一方の光ファイ
    バコネクタ部材を、前記接続ボード上を移動させて前記
    開口上に位置せしめ、少なくとも一方の光ファイバ保持
    部材の先端部を前記開口内に挿入することにより、二つ
    の光ファイバ間の接続が達成できるように構成されたこ
    とを特徴とする光スイッチ。
  15. 【請求項15】 光ファイバ同士の接続が行われる、第
    二の光ファイバの端面が露出した凹部を有する、第二の
    光ファイバコネクタ部材を兼ねる接続ボードと、前記接
    続ボードの第一の主面に配置された、第一の光ファイバ
    を保持する第一の光ファイバコネクタ部材と、を備え、
    前記第一の光ファイバコネクタ部材を、前記接続ボード
    上を移動させて前記開口上に位置せしめ、第一の光ファ
    イバの先端部を前記凹部内に挿入することにより、二つ
    の光ファイバ間の接続が達成できるように構成されたこ
    とを特徴とする光スイッチ。
  16. 【請求項16】 それぞれ複数の前記第一および第二の
    光ファイバコネクタ部材がそれぞれスライダとその内部
    に収容された光ファイバ保持部材を有しており、前記接
    続ボードの第一および第二の主面に前記スライダの移動
    ガイドとなる互いに直交する複数のガイドが設けられ、
    前記スライダを前記ガイドに沿って移動させることによ
    り、任意の第一の光ファイバコネクタ部材の光ファイバ
    を任意の第二の光ファイバコネクタ部材の光ファイバと
    接続できるように構成されていることを特徴とする請求
    項14記載の光スイッチ。
  17. 【請求項17】 複数の前記第一の光ファイバコネクタ
    部材がそれぞれスライダとその内部に収容された光ファ
    イバ保持部材を有しており、前記接続ボードの第一の主
    面に前記スライダの移動ガイドとなる少なくとも一対の
    ガイドが設けられ、前記接続ボードには前記ガイドに沿
    って複数の凹部が設けられており、前記スライダを前記
    ガイドに沿って移動させることにより、前記第一の光フ
    ァイバコネクタ部材の光ファイバを選択された第二の光
    ファイバコネクタ部材の光ファイバと接続できるように
    構成されていることを特徴とする請求項15記載の光ス
    イッチ。
  18. 【請求項18】 前記第一または第二の光ファイバコネ
    クタ部材に保持された光ファイバの前記接続ボードの開
    口または凹部内に挿入される、もしくは、前記接続ボー
    ドの開口または凹部内から抜去される移動が、電磁石に
    よって発生される引力または斥力を利用して行われるこ
    とを特徴とする請求項14〜17のいずれかに記載の光
    スイッチ。
  19. 【請求項19】 前記第一または第二の光ファイバコネ
    クタ部材のいずれか一方に電磁石が、前記第一または第
    二の光ファイバコネクタ部材のいずれか他方に第二の磁
    界発生源が備えられ、前記第一または第二の光ファイバ
    コネクタ部材に保持された光ファイバの前記接続ボード
    の開口または凹部内に挿入される、もしくは、前記接続
    ボードの開口または凹部内から抜去される移動が、前記
    電磁石と前記第二の磁界発生源とによって発生される引
    力または斥力を利用して行われることを特徴とする請求
    項14〜17のいずれかに記載の光スイッチ。
  20. 【請求項20】 前記スライダと前記光ファイバの内の
    いずれか一方に電磁石と第二の磁界発生源の内のいずれ
    か一方が備えられ、前記スライダと前記光ファイバの内
    のいずれか他方に電磁石と第二の磁界発生源の内のいず
    れか他方が備えられ、前記第一または第二の光ファイバ
    コネクタ部材に保持された光ファイバの前記接続ボード
    の開口または凹部内に挿入される、もしくは、前記接続
    ボードの開口または凹部内から抜去される移動が、前記
    電磁石と前記第二の磁界発生源とによって発生される引
    力または斥力を利用して行われることを特徴とする請求
    項16または17記載の光スイッチ。
  21. 【請求項21】 二つの光ファイバが接続されていると
    き、その接続部において前記接続ボードの前記凹部また
    は開口に、第一の光ファイバ保持部材の先端部、また
    は、第一の光ファイバ保持部材の先端部および第二の光
    ファイバ保持部材の先端部が嵌合して、機械力を以って
    接続が維持されることを特徴とする請求項14〜20の
    いずれかに記載の光スイッチ。
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