JPH0117800Y2 - - Google Patents

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JPH0117800Y2
JPH0117800Y2 JP1985148584U JP14858485U JPH0117800Y2 JP H0117800 Y2 JPH0117800 Y2 JP H0117800Y2 JP 1985148584 U JP1985148584 U JP 1985148584U JP 14858485 U JP14858485 U JP 14858485U JP H0117800 Y2 JPH0117800 Y2 JP H0117800Y2
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JP
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iron core
movable
permanent magnet
movable contact
movable element
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JP1985148584U
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は、例えば永久磁石を用いた電磁継電
器に関する。
[考案の技術的背景とその問題点] 周知のように、永久磁石と電磁石の吸引、反発
作用を利用し、前記永久磁石が組込まれた可動子
を直線的に駆動して可動接片を切換える電磁継電
器が開発されている。
ところで、前記可動子は前記電磁石を構成する
鉄芯に対して、直交方向に移動自在に設けられ、
且つ、この鉄芯、および鉄芯に設けられたコイル
のボビン、並びに電磁石が装着される電磁継電器
の基板、カバーに摺接されている。したがつて、
この電磁継電器が装着された印刷基板が垂直方
向、あるいは水平方向に設置された場合に、前記
可動子と鉄芯、ボビン、基板の接触圧が変化し、
電磁継電器の感度が相違するという問題を有して
いた。
[考案の目的] この考案は、上記事情に基づいてなされたもの
であり、その目的とするところは取付け状態によ
り、感度が変化することのない電磁継電器を提供
しようとするものである。
[考案の概要] この考案は、例えば永久磁石を有する可動子の
移動方向両端部を可動接片に抜け止め保持し、可
動子と鉄芯、ボビン、基板、カバーが接触しない
ようにすることにより、取付け状態によつて感度
変化が生じないようにしたものである。
[考案の実施例] 以下、この考案の一実施例について図面を参照
して説明する。
第1図乃至第4図において、継電器基板11に
は樹脂材からなるカバー12が取付けられてい
る。前記基板11には所定間隔離間して端子1
3,14が設けられている。この端子13,14
には基板11の長手方向に沿つて配設され、接触
機構を構成する可動接片15,16の一端部が設
けられている。これら可動接片15,16の他端
部(自由端部)両面部には接点17,18が設け
られている。これら接点17,18はそれぞれ前
記基板11に設けられた端子19,20、および
21,22の相互間に位置されており、これら端
子19〜22には前記接点17,18に接触可能
な接点23,24,25,26が設けられてい
る。また、前記可動接片15,16は常時他端部
が互いに近接する方向に弾性力を有している。
一方、前記可動接片15,16の相互間に位置
する基板11の中央部には長手方向に沿つて鉄芯
27が設けられている。この鉄芯27には鍔部2
9,30を有するボビンに巻回されたコイル31
が装着されている。このコイル31の両端部は前
記鍔部30に設けられた端子32,33に接続さ
れている。また、前記鉄芯37の一端部両側面部
には第4図、第5図に示す如く、所定間隔離間し
てヨーク38,39が配設されている。これらヨ
ーク38,39は略凹字状に一体形成され、中央
部40は前記鉄芯27の他端部に連結されてい
る。即ち、前記中央部40は前記コイル31の下
面に沿つて延出され、前記鍔部30の内部におい
て、鉄芯27の他端部と連結されている。
また、41は樹脂材からなる可動子である。こ
の可動子41は第6図に示す如く、その中央部に
後述する永久磁石42および鉄片43,44が装
着される透孔41aが設けられ、内部には前記透
孔41aと連通され、前記ヨーク38,39が挿
入される凹部41b,41cが設けられている。
さらに、可動子41の両端部には前記可動接片1
5,16に係合される突部41d,41eが設け
られるとともに、可動接片15,16を押圧する
突起41f,41gが設けられている。このよう
な構成において、前記透孔41aの中央部には第
1図に示す如く、例えばSmCo(サマリウム・コ
バルト)等の希士類元素、およびNi(ニツケル)、
Co(コバルト)からなる永久磁石42が設けら
れ、この永久磁石42の両極部には鉄片43,4
4の一端部がそれぞれ当接されている。そして、
この鉄片43,44の他端部が前記鉄芯27とヨ
ーク38,39の相互間にそれぞれ位置するよう
可動子41が鉄芯27の一端部に跨いで設けられ
る。さらに、可動子41の両端部に設けられた前
記突部41d,41eは第1図、第4図に示す如
く、前記可動接片15,16の他端部中央に設け
られた係合孔15a,16aにそれぞれ係合さ
れ、これら可動接片15,16とともに、前記鉄
芯27の軸心と直交する方向に移動可能となされ
ている。この状態において、可動子41は第4図
に示す如く、鉄片43,44の相互間に位置する
内面部41hが鉄芯27より所定間隔離間され、
表面部41iがカバー12の内面部より所定間隔
離間されている。さらに、可動子41はボビンの
鍔部29、基板11からも所定間隔離間されてい
る。
上記構成において、前記コイル31に供給され
る電流の向きを変え鉄芯27の励磁方向を変える
と、永久磁石42との相互作用によつて可動子4
1が第1図に示す矢印方向に駆動され、可動接片
15,16と端子19〜22の接触状態が切換え
られる。
上記実施例によれば、可動子41の突部41
d,41eを可動接片15,16の係合孔15
a,16aにそれぞれ係合し、可動子41の内面
部41hおよび表面部41iを鉄芯27の上面
部、カバー12の内面部より離間し、さらに、可
動子41とボビンの鍔部29、基板11も所定間
隔離間している。したがつて、これらの間に接触
圧が生じないため、動作感度を向上することが可
能である。
また、可動子41は可動接片15,16の相互
間に抜け止め保持され、鉄芯27およびカバー1
2等との位置関係が安定に保持されているため、
電磁継電器の取付け状態に応じて可動子27の移
動力に変化が生じず、感度が変化しない利点を有
している。
尚、上記実施例においては、可動子41側に突
部41d,41eを設け、可動接片15,16側
に係合孔15a,16aを設けたが、これらの関
係を逆としても同様に実施可能である。
その他、この考案の要旨を変えない範囲におい
て、種々変形実施可能なことは勿論である。
[考案の効果] 以上、詳述したようにこの考案によれば、取付
け状態により、感度が変化することのない電磁継
電器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係わる電磁継電器の一実施例
を示すものであり、第1図は要部を示す平面図、
第2図は側断面図、第3図は第1図に示すA−A
線に沿つた断面図、第4図は第1図に示すB−B
線に沿つた断面図、第5図は第1図、第2図の要
部を取出して示す斜視図、第6図は可動子の構成
を示すものであり、同図aは平面図、同図bは側
面図である。 11……継電器基板、15,16……可動接
片、15a,16a……係合孔、27……鉄芯、
31……コイル、41……可動子、41d,41
e……突部、42……永久磁石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 永久磁石と電磁石の相互作用により、前記永久
    磁石を有する可動子を前記電磁石の鉄芯の軸心と
    直交する方向に移動し、可動接片を駆動して接触
    状態を切換える電磁継電器において、前記可動子
    の移動方向両端部を前記可動接片の自由端部相互
    間に抜け止め保持する係合手段を設け、少なくと
    も前記可動子を前記鉄芯より離間したことを特徴
    とする電磁継電器。
JP1985148584U 1985-09-28 1985-09-28 Expired JPH0117800Y2 (ja)

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JP1985148584U JPH0117800Y2 (ja) 1985-09-28 1985-09-28

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JP1985148584U JPH0117800Y2 (ja) 1985-09-28 1985-09-28

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Publication Number Publication Date
JPS6255846U JPS6255846U (ja) 1987-04-07
JPH0117800Y2 true JPH0117800Y2 (ja) 1989-05-24

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ID=31062994

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JP1985148584U Expired JPH0117800Y2 (ja) 1985-09-28 1985-09-28

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61138149U (ja) * 1984-12-05 1986-08-27

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Publication number Publication date
JPS6255846U (ja) 1987-04-07

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