JPS63190753A - アルミナ磁器および点火プラグ - Google Patents

アルミナ磁器および点火プラグ

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JPS63190753A
JPS63190753A JP62021145A JP2114587A JPS63190753A JP S63190753 A JPS63190753 A JP S63190753A JP 62021145 A JP62021145 A JP 62021145A JP 2114587 A JP2114587 A JP 2114587A JP S63190753 A JPS63190753 A JP S63190753A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はアルミナ磁器および点火プラグに関し、さらに
gIL <いえば高い絶縁耐力、優れた機械強度、熱伝
導性および耐熱性等の特性を有するアルミナ磁器および
このアルミナ111@から構成される高い絶縁耐力を有
する磁器絶縁体をもつ点火プラグに関する。
本アルミナ磁器は例えば点火プラグ以外にもIC基板又
は切削等の工具等にも応用される。
[従来の技術1 近年、内燃機関の燃費向上を目的として点火エネルギー
の向上が図られている。又一方では内燃機関の^性能化
を図るために内燃機関110連部品の装着数が増加し点
火系部品の小型化も進められている。
[発明が解決しようとする問題点〕 例えば点火プラグは内燃機関内での着火を行うために高
電圧をギャップ間に印加して放電を行うという機能をも
つが、上記のように内燃機関の改良が進むと点火プラグ
は小型化と同時に高い絶縁耐力が要求されるようになる
。従って従来用いられている材料組成から成るアルミナ
磁器絶縁体では絶縁破壊が発生し易い条件となる。これ
らの条件を考慮すると点火プラグの磁器絶縁体を構成す
るアルミノ磁器をより高い絶縁耐力をもつものに改良す
る必要性がある。
本発明は上記必要性を満すものであり高い絶縁耐力、優
れた機械強度、熱伝導性および耐熱性等をもつアルミナ
msさらにはこのアルミナ磁器から成る磁器絶縁体(碍
子)をもつ点火プラグを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明のアルミナ磁器は、焼結後の組織において、平均
粒径1μm以下のAffi2O3と、粒界相に形成され
たY2O3、MQO,Zr0zおよびLa2O2のうち
の少なくとも1つとA夕2O3との反応物J3よび混合
物の少なくとも1つと、からなり、空孔率が6体積%以
下である焼結体から構成されることを特徴とする。
本アルミナIi!i器において、△12O3およびY2
O3を100f?li量部とする場合YtO3は1゜O
〜10重イ部とするのが好ましい。A叉2O3およびM
gOを100重間部とする場合このMgOは0.1〜5
fiffi部であるのが好ましい。又Al2Osおよび
1ax03を100vfilffiとする場rt I−
a t O3は1.0〜7.5重量部とするのが好まし
い。さらにはAl2O3およびZrO2をi o o 
th聞部とする場合このZrO2は0.5〜7.5型開
部とするのが好ましい。これらの場合には、いずれも燃
焼体の中の空孔率が小さく、かつ絶縁破壊電圧が大きい
からである。
本発明の点火プラグは、上記アルミナ磁器を構成する焼
結体からなる9A器絶縁体をもつことを特徴とする。
[実施例] 以下、実施例により本発明を説明する。
実施例1 本実施例は、添加剤としてY2O3、Mgo又はl−a
 ’2O3の一種類を用いた場合、この添加剤の種類、
添加量、焼成温度に対する焼成体の相対密度および絶縁
破壊電圧に及ぼす影響について種々検討したものである
原料粒径、0.25μm、純度99.9%以上のAZ2
O3から成る主成分に、YrOs(0゜5μrn) 、
MQO(0,1μm)、LatO3(0,9μm)の1
つを各々添加剤として2.5〜1Qwt%添加し、混合
した原料を準備した。
これを1550℃から1650℃の高温で焼成し、その
相対密度を測定した。その結果を第10図から第12図
に示す。第10図はY2O3を添加した場合、第11図
はMgOを添加した場合、第12図はLat03を添加
した場合のグラフを示す。
これらの図により、Y2O3は5wt%添加、1600
℃焼成の場合〈第10図)、Mg0G、t2゜5wt%
添加、1650℃焼成の場合(第11図)、1−at0
3は2.5wt%添加、1600℃焼成(第12図)、
が最も高密度となることがわかった。
次に、YrOs、MQO,Lay’3について各添加量
において、1550’Cから1650℃までの焼成温度
域において最も高密度になった焼成体ニツイテφ30I
IIIl11厚さ1.00±○、Q5mmの平板状の試
料を作製した。この焼成体としては、Y2O3,2,5
wt%添加品(1600’C焼成、No、2)、同5w
t%添加品(1600℃焼成、No、1)同10wt%
添加品(1650’C焼成、No、3) 、MQO12
,5wt%添加品(1650℃焼成No、4>、同5w
t%添加品(1650℃焼成、No、5>、1a2o3
.2.5w1%添加品(1600℃焼成、No、6)、
同5wt%添加品(1600℃焼成、No、7)を用い
た。
これらの各試料の両面にAgを焼付けた後、30Hzで
毎秒IKVの昇任を行い絶縁破壊電圧を測定した。その
結果を第13図に示す。なお、比較例として上記添加剤
を含まない場合、透光性へλ2O3(昭和軽金属(株)
¥J)の場合、およびサファイア(A、ez03単結晶
、京セラ(株)FJ)の場合についても前記と同条件、
同一形状で絶縁破壊電圧を測定し、これらの結果も第1
3図に示ず。また同図中24kvを示す横線は従来品(
94、w t%A、22O3.8if2−MQO−ca
(6wt%))の結果を示す。
透光性Affi2e3は、製造において、真空または還
元雰囲気による焼成が必要であるのに対し、Y2O3、
MQOll−az03を添加剤として用いた場合は常圧
大気中で焼成できるため、これらの焼成品は容易に製造
できる。そして第13図に示すように透光性AitO3
と同等以上の性能が得られることより本発明品が工業的
に浸れていると言える。
Y2O2、MgO1l−a 2O3添加において最乙高
密痩が得られる条件で製造したもの(No。
1、No、4、No、6>について、絶縁破壊電圧と空
孔率との関係を第14図に示す。なお、上記従来品、透
光性ARz03品、サファイア品も同様に示す。ここで
、N011品、NO64品、No、6品、従来品、透光
性Alt03品およびサファイア品の空孔率は、各々、
2.4.5.5.6.5、OSO体梢体積ある。即ち実
施測量の空孔・率はいずれも6体積%以下である。
これより、Y2O3、MQOll−a t O3を添加
したA1.2O3は空孔率が高いにもかかわらず絶縁破
壊電圧が高いことがわかった。この原因を調べるため、
透過電子顕微鏡による微細構造の観察を行った。
第1図GCA/!2O3にYzo3を5wt%添加して
焼成した試料のSTEM (走査型透過電子顕微鏡)像
の模式図、第7図に従来の磁器絶縁体材に用いられTI
’るAffiiO31C8iO2−MQ。
−CaO系の焼結助剤を添加して焼成した試料のSTE
M像の模式図を示す。この結果から、Y2O3を5wt
%添加した試料は、従来の磁器絶縁体材と比較して、焼
結体の粒径が小さい。またその組織としては、第1図に
示す爪部分(非斜線部分)が第2図に示すようにA叉z
o3から成り、第1図に示すB部分(斜線部分)が△1
to3の三重点にYとARを含む化合物(YAG (イ
ツトリウムアルミニウムガーネット)の化合物)から形
成されていることが判明した。この第2図、第3図はE
DS(エネルギー分散分析による元素の検出方法)の分
析結果を示すものである。なお、この[EDS分析¥A
置装米国のトレイコアノーザン社のものを使用した。
一方、従来の磁器絶縁体材は、第7図に示すように、焼
結体の粒径が本発明品と比較すると数倍程度、粗大化し
ている。この図においてE部分は第8図の結果から粗大
化した△1to3である。
そして添加された3iQz1CaOは三重点(第7図の
E部分)および粒界(粒と粒との間)にも検出される。
なお、このE部分の[EDS分析結果は第9図に示す。
これらの事実および第13図に示した透光MAl2O3
そしてサファイア(A文go3単結晶)の結果から絶縁
破壊電圧を向上できる理由は以下のように考えられる。
絶縁破壊の初期は表面に低融点、あるいはアークによる
腐食が生じやすい材質はど生じやすい。
この観点より考えると、5iOz −CaO系材料はガ
ラス材でAffize3に比較し融点が低いことより、
初期劣化が生じやすい。本発明品はガラス材よりも40
0”C41i!度融点が高い。
次の段階で材質中へ微弱電流が流れる導電経路が生成す
るが、これら低融点ガラス材を含む材質は導電経路がで
きやすい。また、この導電経路の長さは組織と関連して
おり、通常は焼結体の粒径が小さいほど導電経路はまが
りが多くなり、実質的に長くなると考えられる。本発明
品が、空孔率がほとんどない透光性Aヌ2O3や、単結
晶AR2O3よりも絶縁破lil!電圧を向上できるの
は、透光性Aオ2O3は焼結体の粒子が粗大化して、導
電経路が短くなっていること、サファイアも破壊経路は
直線であり、イれが短くなっていることに対し、本発明
品は微小粒から構成される組織のため導電経路は長くな
るということも理由の1つとして掲げられる。また本発
明は導電経路となる粒界の組成が、前記のようにガラス
相を含まず、三重点にYとAffiを含む化合物等より
なる相を形成しているため、従来品よりも耐熱性があり
、導電経路は生成されにくい。
1− a t O3添加品にライては、AJttO3と
La2O3の反応によって生ずる針状結晶の生成、およ
び焼成体の粒径の微細化が図れることが第4図によりわ
かる。強度の向上については、この針状結晶生成の効果
も、焼成体粒径の微細化とともにその理由として考えら
れる。なお第5図は第4図中のC部分のEDS分析結果
を、第6図は第4図中の0部分のEDS分析結果を示す
。この0部分はガーネット構造を示しでいると考えられ
る。
これはLa2O3の化学構造がY2O3のものと似てい
るためである。またAJ!2O3にMQOを添加した場
合にはスピネル構造の化合物が生成する。ARzo3に
ZrO2を添加した場合には反応物でなく混合物になっ
ていると考えられる。なおY2O3、MGO,L、a2
O3およびZrO2のうちの2種類以上をAitO3に
添加する場合には、Zr0zを含む場合は混合物である
部分が存在し、他の場合には化合物になっていると考え
られる。即ち、絶縁破壊電圧を向上させるには、絶縁破
壊しにくい材質の空孔をできるだけ少なく、かつ微細に
粒径を保ちながら、粒間にも欠陥が少なくかつ高融点の
材質を粒間に配置すれば良いのである。しかし、従来法
では、5iO2−ca。
−MQO系の焼結助剤を用いているため高融点材質を粒
間に配置することはできなかった。そこで、焼結助剤な
しでも焼結を可能にするためにAl2O2自体、細かい
原料を利用すればある程度(97%)の相対密度は得ら
れる。しかし、焼結体中には粗大な粒子、空孔が存在し
絶縁破j[圧の向上は十分ではない。
そこで、ガラス系の焼結助剤ではない材質で、゛   
焼結を抑制する材料を探すという観点で検討を行ったと
ころ、Alto3への添加剤としてYtO3、MgO1
LatO3、Zr0tで所定の効果が得られて本発明が
完成したものである。
なお、その他の添加剤(Srr2Os、Gdt03、D
y2O3等〉を検討したところ、これらは、異常粒成長
、あるいは逆に焼結を遅らせるということで、十分な効
果が得られていない。また5i02を含む関連材料は、
いくつか検討したが、どれも高い耐絶縁破I#電圧を1
りることができない。
本発明の組成の特徴としては、ガラス材質となるSiO
xをできる限りAffize3中へ添加しないことであ
る。
添加剤として選定したMgO1Yto3、La2O3、
ZrO2は、Al2O3へ添加して焼結することにより
、三重点付近をへ第2O3と各添加材の化合物および混
合物の少なくとも1って埋めるごとができる。つまり八
λ2O3と化合物の2つの相から組織が形成されている
。この組織についても耐ll8IX破壊電圧の向上には
Φ要である。
実施例2 本実施例で製作される点火プラグの半縦断正面図を第1
5図に示す。この点火プラグは以下のようにして製作さ
れた。
純度99.9%以上で、平均粒径0.25μmのAλ2
Oaから成る主成分を95wt%、添加物として粒径0
.5μmのY2O3を5wt%を混合した原料粉末に適
宜の聞の水を加えて、アルミナボールを用いて湿式で混
合粉砕を行った。粉砕1な、造粒のためにポリビニルア
ルコール(PVA)10wt%水溶液を、原料粉末に対
し10wt%添加し再混合した後、噴霧乾燥を行った。
この後、100メツシユのふるいを通すことにより粗大
粒子を取り除いた。
この原料粉末を点火プラグ形状とするために最初、ラバ
ープレスで500kQ/cm2で加圧することにより概
形を作り、その後、砥石を用いてこの概形を加工して、
所定の点火プラグ形状を作製した。
この成形品は、耐熱アルミナ製容器中に粒径0゜1〜0
.511IIIlのA文tO3の粉末を分散させた上に
、成形品を載置し、電気炉中で100℃/hrの昇温速
度で1650℃まで昇温し、1650℃で2時間保持し
、その後100℃/hrで降温することにより、かさ比
ff13.91 q/cg+3 、相対密度(かさ比重
の真比重に占める割合)97%の焼結密度をもつ磁器絶
縁体(以下碍子という)5が得られた。
この碍子5に中心′ttAfli2を挿入し、その後導
電ガラスシール剤を加圧によって充填し、その上にステ
ム1を用いて加[後、炉内に30分置き、加熱して導電
ガラスシール剤を軟化させた後、すみやかに上記ステム
1を加圧した。これを冷却後、この外周囲に接地電極3
を固着したハウジング4を装着し点火プラグを得た。
比較のために、純度99.9%以上で粒径4μmに調整
したAg2O3からなる主成分95wt%に、S i 
O2−MgO−cao系の焼結助剤粉末(SiO2,5
0wt%、MQO110wt%、080140wt%)
5wt91−m加した従、IE用されている原料粉末を
用いて、同様の工程により点火プラグを作製した。
これらの評価は以下のように行った。
耐圧強度には碍子を用い、この碍子の破壊する強度を耐
圧強度とした。耐電圧は碍子を用い、シリコーン油中で
同じ肉厚の部分からの破壊電圧の値を用いた。なお、こ
の肉厚は1.61を用いた。
曲げ強度は碍子より1MIX 11111X 10 I
Imを切り出し、この破壊強度より求めた。熱伝導率は
、φ2O1111の平板形状を成形後、碍子と同条件で
焼成した試料を用い、レーザフラッシュ法により測定し
た。また点火プラグ形状によりエンジン内で熱価を測定
した。さらに、良さ81m1ll、外径3.0m111
の焼成体を用いて、この両側に電極をつけ、この両端に
高電圧(15KV、30Hz)を40時間印加して、放
電による減1を測定した。
以上の各項目において、本実施例の点火プラグと従来の
点火プラグの各項目の測定結果を表1に承り。この表中
の値は平均値を示す。この結果によれば、本実施例の点
火プラグは点火プラグとしての特性を大幅に向上できた
ことを示しており、高い点火エネルギー、あるいは小型
化が必要な点火プラグとして特に有用である。
実施例3 純度99.9%以」−で、平均粒径0.25μmのAu
tosからなる主成分を95wt%、添加剤として、粒
径0.9μmのl−a t O3を5wt%混合した原
料粉末を用い、実施例1と同じ方法で碍子を作製した。
この耐電圧は44.7KV。
曲げ強度は51.4kQ/m+a2であった。
実施例4 純度99.9%以上で、平均粒径0.25μmのAR2
e3からなる主成分を95wt%、添加剤として、粒径
0.8μmのZr0zを5wt%混合した原料粉末を用
い、実施例1と同じ方法で碍子を作製した。この耐電圧
は42.5KV、曲げ強度は48.0ka/ma+2で
あった。Zr0zの添加mが10wt%を越すと碍子内
を導通するためこの添加量を10wt%未渦にする必要
がある。
なお、本発明においては上記実施例に示すものに限られ
ず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更して
適用可能である。
即ち本発明のアルミナ磁器又は碍子においては、その原
料としては上記実施例のAg2O3とMgO、Auto
sとLat、3、ARto3とY2O5、Affi2O
aとZrOg(7)組合せに限らず、AutosとYt
03、MgOlおよびZr0zの2以上の成分とするこ
ともできる。又使用するこれらの原料の粒径は上記実施
例のらのに限られず、焼結後の組織として所定の平均粒
径の所定成分となるものでよい。又本発明の点火プラグ
において!i磁器絶縁体焼成する方法としては上記実施
例のラバープレス以外の成形方法を用いた成形体を焼成
しても所定の空孔率とすることができる。
(以下余白) 表1 [発明の効果] 本発明のアルミナ1iti器は、焼結後の組織において
平均粒径1μm以下のAl2O3と、粒界相に形成され
たY2Os等の添加剤のうちの少なくとも1つと八λ2
O3との反応物および混合物の少なくとも1つと、から
なり、空孔率が6体積%以下である焼結体から構成され
ていることを特徴とする。即らこのアルミナ磁器l器に
おいては比較的微細なAlto3粒子と粒界相に形成さ
れたガーネット又はスピネル相等とが均一に分散されて
おり、従来のように粗大化したアルミナや粒界相に形成
されたシリカ−CaO系のガラス相が形成されているも
のではない。
従って本アルミナ磁器&器においては粒界相には高融点
の材料が形成されているので初期劣化が生じにくい。又
焼結体の粒径が小さいので導電経路は曲がりが多くなり
この導電経路は結果として長い。
従って本アルミナ磁器においては、絶縁破壊しにくい材
質を空孔ができるだけ少なくかつ微細な粒径を保ちなが
ら粒間にも欠陥が少なくかつ高融点の材質を粒間に配置
することができる。故に本アルミナ磁器においては、通
常用いられる3 iQz−CaO−MgO系のようなガ
ラス相を形成するような助剤を用いなくとも焼結を可能
とすることができ、かつ絶縁破壊電圧を高めることがで
き、さらに機械的強度、熱伝導性および耐熱性に優れる
。従って本アルミナ磁器は、点火プラグ用磁器絶縁体(
vJj子)、rc基板、切削等の工具等に有用である。
本点火プラグは上記アルミナmeで開成される磁器絶縁
体を持つことを特徴とする。従って本点火プラグにおい
ては絶縁耐力が従来の点火プラグと比べて著しく向上さ
せることができ、更に機械的強度等をも向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1に係わるアルミナ磁器の走査型透過電
子顕微鏡(STEM)@の模式図を示す。 第2図は第1図に示すA部分のエネルギー分散分析(E
DS)の結果を示すグラフである。第3図(よ第1図に
示す8部分の示すEC)S分析の結果を示すグラフであ
る。第4図は実施例1に示すアルミナ磁器のSTEM像
の模式図である。第5図は第4図に示すC部分のEDS
分析の結果を示すグラフである。第6図は第4図に示す
D部分のEDS分析の結果を示すグラフである。第7図
は従来のアルミナ磁器のSTEMftlの模式図である
。第8図は第7図に示すE部分のEDS分析の結果を示
すグラフである。第9図は第7図に示すE部分のEDS
分析の結果を示すグラフである。第10図は実施例1に
係わりY2O3を添加した場合の相対密度と焼成1S1
1度との関係を示すグラフである。 第11図は実施例1に係わりM2Oを添加した場合の相
対密度と焼成温度を示すグラフである。第12図は実施
例1に係わりLa2o3を添加した場合の相対密度と焼
成温度との関係を示すグラフである。第13図は実施例
1に係わり絶縁破壊電圧と焼結助剤添加量の関係を示す
グラフである。 第14図は実施例1に係わり絶縁破壊電圧と気孔率の関
係を示すグラフである。第15図は実施例2〜実施例4
で製作された点火プラグの半断面正面図ぐある。 1・・・ステム    2・・・中心電極3・・・接地
電極   4・・・ハウジング5−1f iTi絶縁体
(I7 子) 特許出願人    日本電装株式会社 代理人     弁理士 大川 定 向      弁理モ 丸山明夫 第1図 第4図 第7図 第12図 第13図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)焼結後の組織において、平均粒径1μm以下のア
    ルミナ(Al_2O_3)と、 粒界相に形成されたイットリア(Y_2O_3)、マグ
    ネシア(MgO)、ジルコニア(ZrO_2)および酸
    化ランタン(La_2O_3)のうちの少なくとも1つ
    とAl_2O_3との化合物および混合物の少なくとも
    1つと、からなり、空孔率が6体積%以下である焼結体
    から構成されていることを特徴とするアルミナ磁器。
  2. (2)Al_2O_3およびY_2O_3を100重量
    部とする場合、Y_2O_3は1.0〜10重量部であ
    る特許請求の範囲第1項記載のアルミナ磁器。
  3. (3)Al_2O_3およびMgOを100重量部とす
    る場合MgOは0.1〜5重量部である特許請求の範囲
    1項記載のアルミナ磁器。
  4. (4)Al_2O_3およびLa_2O_3を100重
    量部とする場合La_2O_3は1.0〜7.5重量部
    である特許請求の範囲第1項記載のアルミナ磁器。
  5. (5)Al_2O_3およびZrO_2を100重量部
    とする場合ZrO_2は0.5〜7.5重量部である特
    許請求の範囲第1項記載のアルミナ磁器。
  6. (6)焼結後の組織において平均粒径1μm以下のAl
    _2O_3と、粒界相に形成されたY_2O_3、Mg
    O、La_2O_3およびZrO_2のうちの少なくと
    も1つとAl_2O_3との化合物および混合物の少な
    くとも1つと、からなり、空孔率が6体積%以下である
    焼結体から構成される磁器絶縁体をもつことを特徴とす
    る点火プラグ。
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Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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