JPS6319012B2 - - Google Patents

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JPS6319012B2
JPS6319012B2 JP56186652A JP18665281A JPS6319012B2 JP S6319012 B2 JPS6319012 B2 JP S6319012B2 JP 56186652 A JP56186652 A JP 56186652A JP 18665281 A JP18665281 A JP 18665281A JP S6319012 B2 JPS6319012 B2 JP S6319012B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
sensor
film body
liquid
liquid level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56186652A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5890070A (ja
Inventor
Atsuo Sato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication of JPS5890070A publication Critical patent/JPS5890070A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、液量検知用センサを備える液体貯
蔵容器に関し、とくに、容器の内層薄膜体との間
に保護層を介在させてセンサを真空圧着により貼
着させることにより、液量検知精度を向上すると
ともに、内層薄膜体の損傷を防止するものであ
る。
従来、合成樹脂等からなる薄膜体を内層とする
容器は、航空機や船舶に積み込む飲料水や燃料等
の液体貯蔵用として使用されているが、この種の
容器は、一般に内層薄膜体の外周に液量検知用セ
ンサを貼着し、その上に繊維強化合成樹脂製の補
強層を外層として接着した構造であり、該センサ
のキヤパシタンスを容器内の液量に読み替えて表
示することにより液量の推移を検知するようにし
ている。
従来の容器にセンサを取付けるときの工程は、
第1図に示すように、内層薄膜体10の内部に内
圧をかけて膨脹させ、その外周に接着剤12を塗
布してセンサ14を貼着し、該センサ14の表面
を離形紙16で被覆し、該離形紙16の表面にゴ
ムローラ18を押圧することによつて圧着させて
いる。符号11は口金を示す。しかし、このよう
にセンサ14を離形紙16の外側から押圧する方
法では、センサ14の表面全体を均等な圧力で圧
着させることが困難であるため、接着剤12の層
厚が不均一となつたり、エアの排出が十分に行な
われずエア溜りが多数生ずることになつて、セン
サ14の機能が阻害されるという問題がある。
すなわち、センサ14は、コンデンサにたとえ
ると一方の極板を形成し、容器内の水その他の電
気伝導体が他方の極板を形成しており、極板間隔
をd、極板間の誘電率をε、液量と対応するセン
サの面積をSとすると、センサのキヤパシタンス
Cは、 C=εS/d で表わされる。
上式において、液量と対応するセンサ14の面
積Sは一定であるが、極板間隔dはセンサ14と
容器内の液体との間の間隔、すなわち、内層薄膜
体10と接着剤層12との厚さであるから、接着
剤層12の厚さが不均一であると、センサのキヤ
パシタンスCに大きな影響を与える。
また、極板間の誘電率εは、センサ14と液体
との間、すなわち内層薄膜体10と接着剤層12
との誘電率の合成であるが、その中間にエア溜り
ができると、空気の誘電率が入つてくるため、接
着剤層12の厚さが一定であつてもセンサのキヤ
パシタンスCが影響を受けることになる。
このように、従来の方法によつてセンサを貼着
した容器では、接着剤層の厚さの不均一に起因す
る極板間隔dのばらつきと、エア溜りに起因する
極板間の誘電率εのばらつきとによつて、センサ
のキヤパシタンスCにばらつきが生ずることが避
けられず、容器内の液量との相関関係が一定にな
らないため液量検知精度が低下するという欠点が
あつた。
さらに、従来の容器は、内層薄膜体の胴部に接
着剤を塗布して直接センサを貼着しているため、
内層薄膜体がセンサと接触して損傷しクラツクが
発生して液体漏れの原因となつていた。
この発明は、上記の欠点を除去するためになさ
れたものであり、この発明の目的は、センサと内
層薄膜体との接着剤の層厚が均一でエア溜りがな
い液体貯蔵容器を提供することにあり、また、こ
の発明の目的は、センサが内層薄膜体を損傷する
ことがない液体貯蔵容器を提供することにある。
すなわち、この発明は、図示する実施例のよう
に、中空状の薄膜体を内層とする容器の該内層薄
膜体10の胴部に、金属薄板からなる液量検知用
センサ14を貼着してなる液体貯蔵容器におい
て、前記内層薄膜体10の胴部外周と液量検知用
センサ14との間に保護層20と接着剤層12,
13とを積層するとともに、内層薄膜体10の胴
部に密着させたカバー22により液量検知用セン
サ14の全面を気密に被覆し、カバー22の内部
に生成した真空圧により液量検知用センサ14と
保護層20とを内層薄膜体10の胴部に接着剤層
12,13を介して接着したことを特徴とするも
のである。
以下、この発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
第2図および第3図は、それぞれこの発明の実
施例を示す側面図および断面図であり、カバーを
取外した状態を示している。同図において、符号
10は容器の内層薄膜体であり、ABS樹脂等の
熱可塑性合成樹脂をインフレート成形によつて
0.2〜0.5mmの肉厚で中空状に成形する。11は内
層薄膜体10の両側端面に取付けた口金である。
14はメツシユ状の金属薄板からなる液量検知用
センサであり、容器内の液量と対応する面積をも
つ形状に成形してある。該センサ14はメツシユ
状の金属薄板のほか、無孔の金属薄板を用いても
よい。15は液量検知用センサの端子である。
上記の液量検知用センサ14は、第4図に示す
ように、内層薄膜体10の胴部との間に保護層2
0と接着剤層12および13とを積層させて貼着
してある。保護層20はポリ塩化ビニリデン等の
合成樹脂からなる極薄のシート状体であり、液量
検知用センサ14とほぼ同一の形状に裁断したも
のを用いて内層薄膜体10との間に介在させ、液
量検知用センサ14が直接内層薄膜体10と接触
しないようにする。
次に、上記構成の容器の製造工程を第5図によ
つて説明する。
まず、口金11を取付けた内層薄膜体10の内
部に0.03〜0.1Kg/cm2の圧力で空気を吹き込んで
内圧をかけて膨脹させる。次に、この内圧がかけ
られた内層薄膜体10の胴部の表面に接着剤12
を塗布して保護層20を貼着し、さらに、保護層
20の表面に接着剤13を塗布して液量検知用セ
ンサ14を貼着する。次いで、液量検知用センサ
14の全面をカバー22により被覆して、該カバ
ー22の周縁を内層薄膜体10の胴部に気密に密
着させる。続いてカバー22の内部の空気を、図
示しない真空ポンプによつて吸引し、カバー22
の内部を真空圧とした状態で、液量検知用センサ
14を保護層20を介して内層薄膜体10の胴部
に圧着させる。
このようにして、液量検知用センサ14を真空
圧で圧着させると、カバー22の内部に均等な吸
引力が作用するので、接着剤12および13の層
厚が全体として均一となり、また、カバー22の
内部の空気が完全に排出されるので、接着剤1
2,13の中や接着面にエア溜りが生ずることも
ない。真空圧は500mmHg以上とするのが好まし
く、500mmHg未満の過少な真空圧にすると、吸引
力が不足して液量検知用センサ14の圧着が不十
分となつたり、あるいは接着剤12および13の
層厚が不均一となり、また、カバー22の内部の
空気の排出が不十分となつてエア溜りが生じ易く
なるので望ましくない。
液量検知用センサ14を取付けた内層薄膜体1
0は、その外周に繊維強化合成樹脂からなる補強
層(図示せず)を巻付け、加熱装置により加熱硬
化させ一体に成形すると液体貯蔵容器が完成す
る。
上記構成の液体貯蔵容器における極板間隔d
(液量検知用センサと容器内の液体との間の間隔)
は、内層薄膜体10と接着剤12と保護層20と
接着剤13との厚さの合計となるが、接着剤12
および13の層厚が均一であから、極板間隔dの
ばらつきは僅少となる。また、極板間の誘電率ε
は、内層薄膜体10と保護層20と接着剤12,
13とのそれぞれの誘電率の合成となるが、エア
漏りがなくなるため、合成誘電率は一定となる。
したがつて、液量検知用センサのキヤパシタンス
Cは、容器内の液量と対応する面積Sのみに正比
例することになり、容器内の液量の推移と正確に
対応する表示値が得られる。
以上説明したように、この発明は、液体貯蔵容
器の液量検知用センサを保護層を介在させて内層
薄膜体に真空圧着により貼着させる構成としてい
るから、この発明によれば、内層薄膜体と液量検
知用センサとの間に均等な真空圧を作用させて圧
着することができ、接着剤層の厚さのばらつき
や、エア溜りが生ずることがなく、液量検知用セ
ンサのキヤパシタンスと容器内の液量との相関関
係が常に一定となり、液量検知精度にすぐれたセ
ンサを備える液体貯蔵容器を得ることができる。
また、この発明によれば、内層薄膜体と液量検
知用センサとの間に保護層を介在させて設けてい
るから、液量検知用センサが内層薄膜体を損傷し
て液体漏れを生ずることもなく、高品質の製品を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の液体貯蔵容器のセンサ取付部
分を示す一部断面平面図、第2図は、この発明の
実施例であり、内層薄膜体とセンサとの関係位置
を示す側面図、第3図は、第2図のA―A線断面
図、第4図は、この発明のセンサ取付部分の拡大
断面図、第5図はこの発明によるセンサの真空圧
着前の状態を示す一部断面平面図である。 図中、10は内層薄膜体、12,13は接着
剤、14は液量検知用センサ、20は保護層、2
2はカバーである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中空状の薄膜体を内層とする容器の該内層薄
    膜体の胴部に、金属薄板からなる液量検知用セン
    サを貼着してなる液体貯蔵容器において、前記内
    層薄膜体の胴部外周と液量検知用センサとの間に
    保護層と接着剤層とを積層するとともに、内層薄
    膜体の胴部に密着させたカバーにより液量検知用
    センサの全面を気密に被覆し、カバーの内部に生
    成した真空圧により液量検知用センサと保護層と
    を内層薄膜体の胴部に接着剤層を介して接着した
    ことを特徴とする液体貯蔵容器。
JP56186652A 1981-11-20 1981-11-20 液量検知用センサーを備える液体貯蔵容器 Granted JPS5890070A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56186652A JPS5890070A (ja) 1981-11-20 1981-11-20 液量検知用センサーを備える液体貯蔵容器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56186652A JPS5890070A (ja) 1981-11-20 1981-11-20 液量検知用センサーを備える液体貯蔵容器

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Publication Number Publication Date
JPS5890070A JPS5890070A (ja) 1983-05-28
JPS6319012B2 true JPS6319012B2 (ja) 1988-04-21

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ID=16192318

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JP56186652A Granted JPS5890070A (ja) 1981-11-20 1981-11-20 液量検知用センサーを備える液体貯蔵容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6213147B2 (ja) * 2013-10-25 2017-10-18 横浜ゴム株式会社 航空機用水タンク

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JPS5890070A (ja) 1983-05-28

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