JPS63189308A - 輸送用ベルトコンベヤ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は輸送用ベルトコンベヤ装置に関する。

本発明は、特に、石炭、粉鉱、コークス、石灰、粉焼結
鉱、アルミナ、農薬等の粉粒体、食料品等の搬送物をほ
ぼ垂ぬ方向へ搬送Ｊることができる垂直輸送用ベルトコ
ンベヤ装置に利用することができる。

［従来の技術］ 従来より、搬送物をばぼ垂直方向または垂直方向に対し
て斜め方向へ搬送する垂直輸送用ベルトコンベヤ装置が
提供されている。このような垂直輸送用ベルトコンベヤ
装置としては、特開昭５８−３６８０５号公報、特開昭
６”ｌ−１９７３０９号公報に係るものが代表的なもの
である。上記した垂直輸送用ベルトコンベヤ装置は、第
１ヘッドプーリ及び第１テールプーリと、第２ヘッドプ
ーリ及び第２テールプーリと、第１ヘッドプーリと第１
テールプーリとの間に架装された少なくとも一部が垂直
方向に走行する第１搬送部となる第１エンドレスベルト
と、第２ヘッドプーリと第２テールブーりとの間に架装
され、少なくとも一部が第１エンドレスベル！〜の第１
搬送部にそって同じ方向に搬送する第２搬送部となる第
２エンドレスベルトと、第１搬送部の横断方向の両端部
と第２搬送部の横断方向の両端部とを両側から挟圧して
該両端部間をシールする複数個の挟持ローラをもつ案内
装置とで構成されている。

このような垂直輸送用ベルトコンベヤ装置では、第１エ
ンドレスベルトの第１搬送部と第２エンドレスベルトの
第２搬送部とで、石炭やコークスなどの搬送物をはさん
で搬送する。そのため、搬送物の荷こぼれ、飛散などを
抑制するためには、第１搬送部の横断方向の両端部と第
２搬送部の横断方向の両端部とを極力密着させ、両端部
間のシール性を向上させることが特に要請されている。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明は上記した実情に鑑みなされたものであり、その
目的は、第１エンドレスベルトの第１搬送部の横断方向
の両端部と第２エンドレスベルトの第２搬送部の横断方
向の両端部との間のシール性を一層向上させることがで
き、搬送物の荷こぼれ等の抑制に有効な輸送用ベルトコ
ンベヤ装置を提供するにある。

［問題点を解決するための手段］ 本発明に係る輸送用ベルトコンベヤ装置は、エンドレス
ベルトを改良したものである。

即ち、本発明に係る輸送用ベルトコンベヤ装置（、ｔ１
第１ヘッドプーリ及び第１テールブーりと、第２ヘッド
プーリ及び第２テールプーリと、第１ヘッドプーリと及
び第１テールプーリとの間に架装され、少なくとも一部
がほぼ垂直方向、ほぼ水平方向又は斜め方向に走行する
第１搬送部となる第１エンドレスベルトと、 第２ヘッドプーリと第２テールプーリとの間に架装され
、少なくとも一部が第１エンドレスベルトの少なくとも
第１搬送部にそって第１１送部と同じ方向へ走行する第
２１１送部となる第２エンドレスベルトと、 第１搬送部および第２搬送部にそって列設され第１搬送
部の横断方向の両端部と第２搬送部の横断方向の両端部
とを両側から挟圧して両端部間をシールする複数個の挟
持ローラを有する案内装置とを具備し、 第１エンドレスベルトおよび第２エンドレスベルトの少
なくとも一方は、これの横断面で、中央部に相当する搬
送部と、搬送部の両側につながる首部と、首８１１の両
側につながり両端部に相当する耳部とで構成され、 横断面方向の弾性率において首部を最も小さく設定した
ことを特徴とするものである。

第１ヘッドプーリ、第１テールプーリ、第２ヘッドプー
リ、第２テールプーリは回転体である。

第１テールプーリは従動ブーりであり、一般に搬送物を
積込む側に設けられており、文箱１ヘッドプーリは駆動
源に連結された駆動プーリであり、搬送物を排出する側
に設けられている。第２テールプーリ（ま従動プーリで
ある。文箱２ヘッドプーリは駆動源に連結された駆動プ
ーリである。

第１エンドレスベルトは、第１ヘッドプーリと第１テー
ルプーリとの間に架装されている。第１エンドレスベル
トは、搬送物を積込んで目的地へと搬送するメインベル
トとして機能する。第１エンドレスベルトでは、少な（
とも一部が、ほぼ垂直方向又はほぼ水平方向あるいは斜
め方向に走行する第１搬送部となる。第１搬送部がほぼ
垂直方向へ走行する場合には、本発明に係る輸送用ベル
トコンベヤ装置は、垂直輸送用ベルトコンベヤ装置とな
る。

第２エンドレスベルトは、第２ヘッドプーリと第２テー
ルプーリとの間に架装されている。第２エンドレスベル
トでは、少なくとも一部が、第１エンドレスベルトの少
なくとも第１搬送部にそって、第１搬送部と同じ方向へ
走行する第２搬送部となる。従って、第１エンドレスベ
ル１−の第１搬送部がほぼ垂直方向へ走行する場合には
、第２搬送部は第１搬送部とほぼ平行に垂直方向へ走行
する。

本発明に係る輸送用ベルトコンベヤ装置において、第１
エンドレスベルトおよび第２エンドレスベルトの少なく
とも一方は、これの横断面で、中央部に相当する搬送部
と、搬送部の両側につながる首部と、首部の両側につな
がり両端部に相当する耳部とで構成されている。

ここで、横断面方向の弾性率において、首部は最も小さ
く設定されている。したがって、首部はエンドレスベル
トの中で最も弾性変形しやすくなる。このように首部の
弾性率を最も小さく設定したので、耳部は首部を折目と
して曲成されやすく−７＝ なる。

ところで搬送部は、石炭、粉鉱、コークス、石灰、粉焼
結鉱、アルミナ、農薬等の粉粒体、食料品等の搬送物を
載せて搬送する部位である。耳部は、エンドレスベルト
の横断方向の両端部に位置するものである。搬送部が円
筒形状に変形される場合には、耳部は、円筒形状の外側
または内側で合掌接触し、円筒形状の搬送部の開口を塞
いでシールする部位である。

首部の弾性率を小さくする構造としては、例えば、ベル
トに埋設される補強層の数を首部の所だｌプ少なくした
構造、あるいは、剛性の大きな補強層、剛性の小さな補
強層を組合せてベルトに埋設する構造、あるいは、ベル
トの長さ方向にそって首部に溝を形成する構造等が挙げ
られる。

なお、横断面方向におけるエンドレスベルトの一体性を
保つためには搬送部に埋設される補強層は、首部や４部
まで達していることが好ましい。

このエンドレスベルトでは、搬送部の上面と耳部の上面
とを同一高さとし、搬送部の下面と耳部の−・　　８　
− 下面とを同一高さとした平ベルトを用いることが望まし
い。首部や耳部の幅は第１エンドレスベルト、第２エン
ドレスベルトの大きさや、搬送物の大きさ等によって定
められる。一般に、円筒形状となる搬送部の横断方向の
長さを１００とした場合に、首部の横断方向の幅は０．
５〜１０程度が適当であり、耳部の横断方向の幅は２〜
１０程度が適当である。

案内装置は、第１エンドレスベルトおよび第２エンドレ
スベルトを案内するためのものであり、第１搬送部およ
び第２搬送部にそって列設された複数個の挟持ローラを
持つ構成である。この挟持０−ラは、第１搬送部の横断
方向の両端部と第２搬送部の４１１＋断方向の両端部と
を両側から挟圧し、該両端部の間をシールするローラで
ある。

このように挟持ローうで両端部間をシールすれば、第１
搬送部と第２搬送部とで挟んだ状態で搬送物を搬送する
とき、搬送物の荷こほれ、飛散等を有効に防止すること
ができる。

［作用］ −９一 本発明に係る輸送用ベルトコンベヤ装置では、第１エン
ドレスベルトの第１エンドプーリ側で載せられた搬送物
は、第１エンドレスベルトで第１ヘッドプーリへと搬送
される。

搬送中、第１エンドレスベルトの第１搬送部と第２エン
ドレスベルトの第２搬送部とで、搬送物は挟さまれ、こ
のように挟さまれた状態で、搬送物は、第１搬送部おＪ
：び第２搬送部により、ほぼ垂直方向、または、ほぼ水
平方向あるいは斜め方向に搬送される。

ところで、案内装置の挟持ローラで第１エンドレスベル
トの第１搬送部の横断方向の両端部と第２エンドレスベ
ルトの第２搬送部の横断方向の両端部とを挟圧してシー
ルするものである。

このとき本発明では、第１エンドレスベルトおよび第２
エンドレスベルトの少なくとも一方は、首部の弾性率が
最も小さく設定されており、首部が撓みやすくなってい
る構成である。そのため、前記のごとく挟持ローラで挟
持するとき、第１コーンドレスベルトや第２エンドレス
ベルトの耳部は、首部を介してエンドレスベルトの幅方
向に曲がりやづくなる。

故に、第１エンドレスベルトの横断方向の両端部と第２
エンドレスベル１−の横断方向の両端部とを密着させや
すく、両端部の間のシール性を向−［ざぜることができ
る。

［発明の効果］ 以」：説明したＪ：うに本発明に係る輸送用ベル］ヘコ
ンベヤ装置によれば、第１エンドレスベルトと第２エン
ドレスベルトとの間のシール性を向上させることができ
、搬送物の荷こぼれ、飛散等の抑制に有利である。

従って、案内装置の挟持ローラの数を減少させても、シ
ール１１を確保しやすく、挟持ローラの数の減少化に有
利であり、その分設備費のロスｌ−ダウンに貢献するこ
とができる。

特に、第１エンドレスベルトの第１搬送部、第２エンド
レスベルトの第２搬送部がほぼ垂直方向または斜め方向
に走行し、第１搬送部と第２搬送部とで挟まれた搬送部
がほぼ垂直方向または斜め−１１＝ 方向へ搬送される横進の垂直輸送用ベルトコンベヤ装置
では、第１エンドレスベルトと第２エンドレスベルトと
のシール性を確保できるので、荷こぼれ等の抑制に有利
である。

［実施例］ 本発明に係る輸送用ベルトコンベヤ装置を、エンドレス
ベルトをほぼ垂直方向に走行させる垂直輸送用ベルトコ
ンベヤ装置に適用した一実施例について、第１図〜第６
図を参照して示す。第１図は本実施例に係る垂直輸送用
ベル１〜コンベヤ装置の概略側面図であり、第２図はそ
の平面図であり、第３図（Ａ’）（Ｂ）（Ｃ）（Ｄ）（
Ｅ）はそれぞれ、要部の断面図で□あり、第４図は挟持
ローラ装ｄの断面図であり、第５図は第１エンドレスベ
ルトの横断面図である。

（実施例の構成） 第１図において、本実施例の基台には、モータに連結さ
れた駆動用の第１ヘッドプーリ１１と、王−夕に連結さ
れた駆動用の第２ヘッドプーリ１５と、従動用の第１ア
ールプーリ１２ど、従動用の第２テールブー９１６とが
それぞれ支軸を介して回転自在に軸支されている。

ここで、第１ヘッドプーリ１１と第１ゾールプーリ１２
との間には第１エンドレスベルト２が回転自在に架装さ
れている。また第２ヘッドプーリ１５と第２テールプー
リ１６との間には、第１エンドレスベルトとばば同じ幅
寸法の第２エンドレスベルト９が回転自在に架装されて
いる。

第５図において、第１エンドレスベルト２は、エンドレ
スベルト２の横断面方向（第５図の矢印Ｘ方向）の中央
部に相当する搬送部２０と、搬送部２０の両側につなが
る首部２１と、首部２１の両側につイ１がり第１エンド
レスベルト２の両端部に相当づる耳部２２と、で構成さ
れている。第１エンドレスベルト２は厚さがほぼ均一な
平ベルト状である。第１エンドレスベル］・２において
は、第５図に示すように、帆布で構成された補強層２３
が搬送部２０、首部２１および耳部２２に連続して埋設
されている。補強層２３の積層数は首部２１が最も少な
くなっている。そのため、第１ニンドレスベルト２の横
断面方向の弾性率は、首部２１が最も小さい。故に、首
部２１は搬送部２０や４部２２よりも弾性変形しやすく
なっている。

したがって、耳部２２は首部２１を介して矢印Ｙ方向に
曲成されやすくなっている。

第２エンドレスベルト９については、横断面方向の中央
部に相当する搬送部９０と、搬送部９０の両側につなが
る首部９１と、首部９１の両側につながる４部９２と、
で構成されている。しかし第１エンドレスベルト２とは
異なり、この首部９１の弾性率は耳部９２、搬送部９０
とほぼ同じである。

案内装置３は、第１図に示すように、第１エンドレスベ
ル１へ２をほぼ水平方向に案内する水平案内装置３０と
、第１エンドレスベルト２をほぼ垂直方向へ案内する挟
持ローラ装置３１と、第１エンドレスベルト２をほぼ水
平方向に案内する水平案内装置３２と、第１エンドレス
ベルト２側のペンドプーリ３３と、テークアツププーリ
３４と、第１エンドレスベルト２を直角方向に曲成する
べ一　　１４　− ラドプーリ３５．３６．第１エンドレスベルト２および
第２エンドレスベルト９を直角方向に曲成するキャリヤ
ローラ３７．３８、第２エンドレスベル１−〇を曲成す
るペンドプーリ３９．４０と、で構成されている。ここ
で、挟持ローラ装置３１でほぼ垂直方向へ案内される第
１エンドレスベルト２０部分が第１搬送部となる。した
がって、第１搬送部とほぼ平行に垂直方向に移動する第
２エンドレスベルト９０部分が第２１１送部となる。

上記した水平案内装置３０．３２は、それぞれ、第２図
に示すように平面において半径ｒ　１’を半径ｒ２の円
弧をえがくように第１エントレスペル１へ２を曲走する
ように配置されている。

水平案内装置３０，３２は、第６図イに示す先行ローラ
ユニット３００、第６図口に示ず中間ローラユニット４
００．第６図ハ、二に示す主ローラユニツ１〜５００と
を含む構成である。

ここで、先行ローラユニット３００は、第６図イに示す
ように第１エンドレスベルト２を横切る方向で、ローラ
３１０．３２０．３３０をほぼ水平方向に配置すること
によって構成されている。

なお両端部のローラ３１０．３３０は外方に向かうにつ
れて上向きに傾斜している。

中間ローラユニット４００は、第６図口にしめＪように
ほぼり形状に配置されたローラ４００゜４１０．４２０
．４３０．４４０．４５０，４６０．４７０からなる。

主ローラユニット５００は、第６図ハ、二に示すように
、第１エンドレスベルト２を外側合掌形状に確穆するた
めのものであり、円周方向に配置されたＯ−ラ５１０〜
５ア０によって形成されている。なおローラ６００．６
１０は、外側合掌形状に接触した４部２２を外側から押
え付けるローラである。ローラ６３０は耳部２２の端を
押え付【ノるローラである。

挟持ローラ装置３１の断面を第４図にしめす。

第４図にしめずように挟持ローラ装置３１は、軸芯が第
１エンドレスベルト２の幅方向に伸びたがいに対向する
ように配設された挟持ローラ３１１ａ、３１１ｂ、軸芯
が第１エンドレスベル１−２の幅方向に伸びたがいに対
向するように配設された挟持ローラ３１１Ｇ、３１１ｄ
、軸芯が第１エンドレスベルト２の幅方向に伸び所定の
間隔を隔てて配設されたローラ３１１ｅ、３１１ｆと、
ローラ３１１ｅ、３１１ｆを矢印Ｆ方向に付勢するスプ
リング３１１Ｑ、３１１ｈと、からなる。ここで、スプ
リング３１１ｇ、３１１ｈのバネ力は、調整自在になっ
ている。具体的にはスプリング３１１９．３１１　ｈの
バネ力は、押しねじ（こより調整自在となっている。

（実施例の作用） 次に本実施例に係る垂直輸送用ベルトコンベヤ装置の作
用について説明する。

第１エンドレスベルト２はペンドプーリ３３．３５．３
６、などを経て第１ヘッドプーリ１１と第２テールプー
リ１２との間を回転駆動する。第２エンドレスベルト９
はペンドプーリ３９．４０゜などを経て第２ヘッドプー
リ１５と第２テールブー９１６との間を平ベルト状で回
転駆動する。

第１図を参照して、第１テールプーリ１２から第１ヘッ
ドプーリ１１に矢印Ａ方向へ向かう往路において説明す
る。即ち、第１図のイの位置では、第１エンドレスベル
ト２は、第６図イに示すように、第１エンドレスベルト
２は口〜う３１０．３２０．３３０により保持され湾曲
した形状に変形される。

さらに第１図口の位置に進むと、第６図［１に示すよう
に、第１エンドレスベルト２は中間ローラ］−ニット４
００のローラ４１０〜４７０により保持され、深いＵの
字形状に強制的に変形される。

更に進み、第１図のハの位置にくると、第６図ハに示す
ように、第１エンドレスベルト２は中間ローラユニット
５００の［１−ラ５１０〜５７０により、ほぼ円筒形状
に保持される。ここでローラ６００および６１０により
、第１エンドレスベルト２の２個のＩ４１１ｆｌ＋２２
は強制的に押え込まれ合掌形状となる。この主たる理由
は、第１エンドレスベルト２のなかで、首部２１が最も
弾性率が小さいため、首部２１が最も弾性変形しやすく
なり、ｍ部２１を介して耳部２２は曲成されやすいから
で−１８＝ ある。更に進んで第１図の二の位置に至っても、第１エ
ンドレスベルト２は、第６図口に示すように主ローラユ
ニット５００のローラ５１０〜５７０にほぼ円筒形状に
保持され、２個の耳部２１は互いに接触して外側合掌形
状のままである１、そしてこのように第１エンドレスベ
ルト２は外側合掌形状を確保したまま所定距離を矢印へ
方向へ進む。

このように水平案内装置３０により第１エンドレスベル
ｌ−２４まけば円筒形状に案内されるので、搬送物はほ
とんど荷こぼれせずに搬送される。

エンドレスベルト２が進んで第２テールプーリ１６に近
ずくと、第１エンドレスベルト２は第６図ハ、０、イの
順の形態で順々に拡開し、平ベルトに近い形状となる。

そして、第１エンドレスベルト２はキャリヤローラ３７
で巻回され、ほぼ垂直方向へ」：昇する。

このとき、第４図に示すように、第１エンドレスベルト
２の一方の耳部２２と第２エンドレスベル１−〇の一方
の耳部９２は、挟持ローラ装置３１の挟持ローラ３１１
ａｉＨ，Ｊ：び３１１ｂで挟持されて案内され、第１エ
ンドレスベルト２の他方の４部２２と第２エンドレスベ
ルト９の他方の４部９２は、挟持ローラ装置３１の挟持
ローラ３１１Ｃおよび３１１ｄで挟持されて案内される
。

このとき搬送物は第１エンドレスベルト２の搬送部２０
と第２エンドレスベルト９の搬送部９０とで挟持され、
その状態で搬送物はほぼ垂直方向にもちあけられて搬送
される。

ところで、本実施例では、第１エンドレスベル１へ２の
首部２１は、第１エンドレスベルト２のなかで弾性率が
最も小さく設定されている。

そのため、首部２１を介して耳部２２は曲成されやすく
なり、第４図に示づように、第１エンドレスベルト２の
耳部２２と第２エンドレスベルｉ−〇の４部９２とを合
わさった状態で挟圧するに有利である。その結果、４部
２２と耳部９２との密接性を向上させることができ、４
部２２と耳部９２との間のシール性を向上させることが
でき、垂直輸送する場合であっても搬送物の荷こぼれを
極力抑制づることができる。

なお垂直方向への搬送が終了したならば、第１エンドレ
スベルト２は、水平案内装Ｎ３２によって、ほぼ水平方
向に搬送される。このとき、第１エンドレスベルト２は
、前述した水平案内装置３０の場合と同様に、水平案内
装置３２により、第１図のイ′の位置では、第１エンド
レスベルト２は、第６図イに示すように、第１エンドレ
スベルト２はローラ３１０．３２０．３３０により保持
され湾曲した形状に変形される。

さらに第１図ローの位置に進むと、第６図口に示すよう
に、第１エンドレスベルト２は中間口＝ラユニッ１〜４
００のローラ４１０〜４７０により保持され、深いＵの
字形状に強制的に変形される。

更に進み、第１図のバーの位置にくると、第６図ハに示
すように、第１エンドレスベルト２は中間ローラユニッ
ト５００のＯ−ラ５１０〜５７０により、ほぼ円筒形状
に保持される。ここでローラ６００および６１０により
、第１エンドレスベルト２の２個の耳部２２は強制的に
押え込まれ合掌形状となる。更に進んで第１図の二′の
位置に至−２１一 つても、第１エンドレスベルト２は、第６図口に示づよ
うに主ローラユニット５００のローラ５１０〜５７０に
ほぼ円筒形状に保持され、２個の耳部２１は互いに接触
して外側合掌形状のままである。そしてこのように第１
エンドレスベルト２は外側合掌形状を確保したまま所定
距離を矢印Ｂ方向へ進む。このように第１エンドレスベ
ルト２は水平案内装置３２によりほぼ円筒形状に案内さ
れるので、搬送物の落下を抑制できる。なお、第１エン
ドレスベルト２は、第１ヘッドプーリ１１側へ向かい、
第１ヘッドプーリ１１側で搬送物は荷落ろしされる。

搬送物を荷落ろした第１エンドレスベルト２はテークア
ツププーリ３４を経て復路に至る。そして、前述と同様
に第１エンドレスベルト２は外側合掌形状でほぼ円筒形
状に案内され、ベンドプーリ３５を経て平ベルト状のま
まほぼ垂直方向に下降し、さらにベンドプーリ３６でほ
ぼ水平方向に曲成され、イの後、第１エンドレスベルト
２は外側合掌形状でほぼ円筒形状に案内される。そして
ふたたび第１エンドレスベルｌ〜２は平ベルト状になっ
て第１テールプーリ１２で反転され、往路に至る。なお
、第３図（△）は第１図のＡ−Ａｌｉｌ断面図、第３図
（Ｂ）は第１図のＢ−Ｂ線断面図、第３図（Ｃ）は第１
図のＣ−Ｃ線断面図、第３図（Ｄ）は第１図のＤ−Ｄ線
断面図、第３図（Ｅ）は第１図のＥ−Ｅ線断面図である
。

（実施例の効果） 以上説明したように本実施例によれば、第４図に示すよ
うに挟持ローラ装置３１の挟持ローラ３１１ａおよび３
１１ｂ、挟持ローラ３１１Ｃおよび３１１ｄで、第１エ
ンドレスベルト２の耳部２２と第２エンドレスベルト９
の耳部９２とを挟圧しつ°つ搬送する。このとき耳部２
２は首部２１を介して曲がりやすくなる。そのため、耳
部２２と耳部９２との間のシール性を向上させ、垂直搬
送部での搬送物の荷こぼれ防止に効果的である。

〈別の実施例） なお上記した実施例では第１エンドレスベルト２の首部
２１の弾性率を最も小さく設定したが、これに限らず、
第１エンドレスベルト２の首部２１の他に第２エンドレ
スベルト９の首部９１の弾性率をも小さくする構成でも
よい。

また第１エンドレスベルト２の耳部２２および第２エン
ドレスベルト９の耳部９２のす（なくとも一方に、搬送
物をのせる側に、ギザギザ状の微小の凹凸を形成しても
よい。このようにすれば、挟持ローラ装置３１の挟持ロ
ーラ３１１ａおよび３１１ｂ、挟持ローラ３１１Ｇおよ
び３１１ｄで、■部２２と耳部９２とを密接させたとき
に、耳部２２と耳部９２とのズレを抑制するに有利であ
る。

したがって、耳部２２と耳部９２との間のシール性を一
層向上させることができる。又、第７図に示１例のよう
に、ローラ３１１ｆ、ローラ３１１ｄ、ローラ３１１ａ
を共通軸３１１にで同軸的に連結してもよい。このよう
にすれば、構造を簡単化できる。

又、第８図〜第１１図に他の実施例を示す。この実施例
にかかる垂直輸送用ベルトコンベヤ装置は、基本的には
第１図〜第４図に示した実施例と同一の構成であり、従
って同一の作用効果を秦する。従って重複説明を避ける
ため、同一部分には同一符号を付して説明し、以下異な
る部分を主に説明する。この実施例では、第８図に示す
ように、第１エンドレスベルト２及び第２エンドレスベ
ルト９を曲成づる部分には、多数個のキャリアローラ３
８ａが所定の曲率をもって円弧をえがくように配置され
ている。そのため、第１エンドレスベルト２及び第２エ
ンドレスベルト９を緩やかに曲成でき、第１エンドレス
ベルト２及び第２エンドレスベルト９の損傷防止に有利
である。又、第２案内装置３１では、第８図に示すよう
に、挟持〇−ラ３１１ａ、３１１ｂ等は交互に配置され
ている。

この実施例では、第２案内装置３１では第１エンドレス
ベルト２及び第２エンドレスベル１−〇は、第１０図（
Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）、特に第１０図（Ｃ）に示すよう
に、外側に膨出する。そのため、搬送物の搬送量の確保
、搬送物の粉砕抑制に有利である。

更に上記した実施例では、垂直輸送用ベルトコンベＶ装
置に適用した実施例について説明したが、これに限らず
、場合によっては、ほぼ水平方向へのみ搬送する水平輸
送用ベル！〜コンベヤ装置に適用してもよいことは勿論
である。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第６図は一実施例を示し、第１図は実施例に係
る垂直輸送用ベルトコンベヤ装置の概略側面図であり、
第２図はその平面図であり、第３図（Ａ＞（Ｂ）（Ｃ）
（Ｄ）（Ｅ）はそれぞれ、要部の断面図であり、第４図
は挟持ローラ装置の断面図であり、第５図は第１エンド
レスベルトの横断面図であり、第６図（イ）（ロ）（ハ
）（ニ）はそれぞれ案内装置の水平案内装置の各形態を
示す概略側面図である。第７図は第２案内装置のローラ
部分の切倒を示す説明図である。 第８図〜第１１図は別の実施例を示し、第８図は実施例
に係る垂直輸送用ベルトコンベヤ装置の概略側面図であ
り、第９図はその平面図であり、第１０図（Ａ＞（Ｂ）
（Ｃ）（Ｄ）（Ｅ）はそれぞれ、要部の断面図であり、
第１１図は第２案内装置のローラ部分の断面図である。 図中、１１は第１ヘッドプーリ、１２は第１テールプー
リ、１５は第１ヘッドプーリ、１６は第２テールプーリ
、２は第１エンドレスベルト、２０は搬送部、２１は首
部、２２は耳部、３は案内装置、３１は挟持ローラ装置
、３１１ａ、３１１ｂ、３１１　ｃ　’ｔ　３１１　ｄ
　ハ挟持ローラ、３８ａはキャリアローラ、９は第２エ
ンドレスベルト、９２は耳部をそれぞれ示す。 特許出願人　　　　東海ゴム工業株式会社代理人　　　
　　弁理士　大川　広 間　　　　　　弁理士　丸山明夫 第３図 （Ａ）　　（Ｂ）　　　　（Ｃ）　　　（Ｄ）　　（Ｅ
）第４図 第５図 第６図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）第１ヘッドプーリ及び第１テールプーリと、第２
   ヘッドプーリ及び第２テールプーリと、該第１ヘッドプ
   ーリと及び第１テールプーリとの間に架装され、少なく
   とも一部がほぼ垂直方向、ほぼ水平方向又は斜め方向に
   走行する第１搬送部となる第１エンドレスベルトと、 該第２ヘッドプーリと該第２テールプーリとの間に架装
   され、少なくとも一部が該第１エンドレスベルトの少な
   くとも該第１搬送部にそって該第１搬送部と同じ方向へ
   走行する第２搬送部となる第２エンドレスベルトと、 該第１搬送部および該第２搬送部にそつて列設され該第
   １搬送部の横断方向の両端部と該第２搬送部の横断方向
   の両端部とを両側から挟圧して該両端部間をシールする
   複数個の挟持ローラを有する案内装置とを具備し、 該第１エンドレスベルトおよび該第２エンドレスベルト
   の少なくとも一方は、これの横断面で、中央部に相当す
   る搬送部と、該搬送部の両側につながる首部と、該首部
   の両側につながり両端部に相当する耳部とで構成され、 横断面方向の弾性率において該首部を最も小さく設定し
   たことを特徴とする輸送用ベルトコンベヤ装置。
2. （２）第１搬送部及び第２搬送部は、ほぼ垂直方向に走
   行する構成である特許請求の範囲第１項記載の輸送用ベ
   ルトコンベヤ装置。