JPS6318815Y2 - - Google Patents

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JPS6318815Y2
JPS6318815Y2 JP1983094855U JP9485583U JPS6318815Y2 JP S6318815 Y2 JPS6318815 Y2 JP S6318815Y2 JP 1983094855 U JP1983094855 U JP 1983094855U JP 9485583 U JP9485583 U JP 9485583U JP S6318815 Y2 JPS6318815 Y2 JP S6318815Y2
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JP1983094855U
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JPS603303U (ja
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  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、パネルに開設する孔に対し押込むこ
とで取付けができ、逆に引き抜くことでパネルか
ら脱せるようにした係止具に関するもので、特に
この考案は金属パネルに開設される孔に係止した
のち、これを脱すとき、孔の縁に出来るプレス成
形時のバリ等に影響されずに容易に引き抜くこと
ができ、しかもこの引き抜き時に係止手段を破損
されず再使用もできるようにした合成樹脂を素材
にして成形される係止具に関するものである。
従来から、自動車、電気製品等において部品類
を組付ける場合合成樹脂製の係止具が多用されて
いるが、その多くは主として止め付けることに重
点が置かれ、取脱すことについてはどちらかと言
えば関心が向けられなかつた。
しかし、機械装置類に取付けられる部品類は修
理に当つて或は保守,点検に当つて本体から取脱
す必要のあることはしばしば経験することである
が、単に係止を目的として作られた多くの係止具
はほとんどこの要請に応じられないものとなつて
いる。
ことに、自動車のボデイに取付けられる部品の
様に金属製のパネルを相手に取付けられる場合に
は孔の縁に成形時のバリが残るため仮に引き抜き
可能な構造に作られていても、脱す際にこのバリ
に係止の爪が引掛つて抜けにくくなつたり、或は
バリで爪が剥り取られて再使用が出来なくなつた
りすることがある。
本考案は、この様なことに鑑み、取付けに際し
ては単にパネルの孔に向けて押込むことでその取
付けが行える一方、必要があつて脱す場合には所
要の力で手前方向に引き戻せばパネルから脱すこ
とができ、しかもこの引き抜きに際しては常に一
定の力で引き抜くことが出来ると共に、孔の縁に
形成されるバリ等によつて損傷されず、再使用が
可能である係止具を提供せんとするものである。
図示する実施例は自動車のボデイにフラツシヤ
ーランプのケーシングを取付ける場合の係止具と
して実施した本考案の一例を示したもので、1は
係止具を構成する一方の部材たる雌部材であり、
2はこの雌部材と結合することによつて自動車の
ボデイ等パネルに止め付けられる雄部材を示す。
雌,雄両部材は熱可塑性合成樹脂を材料に個別
に成形されるもので、雌部材1は板状の鍔3と、
この鍔の片面から相互の間に間隔をおいて対立す
る如く垂設される一対の脚4と、この2つの脚の
間を貫く如く鍔の中央部に開設される挿通孔5
と、上記脚から切出される舌状の片部6を有し、
また他方雄部材は図示しないフラツシヤーランプ
のケーシングの背面に直接取付けられる取付基板
7と、この取付基板の片面から垂設される柱状の
係入脚体8を有する。
雌部材1の2つの脚4はこの実施例では図示す
る様に鍔3の片面中央部から略正方形状の角筒体
を延設し、この角筒体を縦に2分する如く先端側
から2条のスリツト9を入れることによつてそれ
ぞれが断面コ字形をなすよう形成してある。そし
て、この2つの脚に設けられる片部6は向い合つ
た面をコ字状に切抜くことによつて脚の先端側か
ら基部側に向つて舌状に突き出す片として設けて
あり、各片部6の内側面と外側面には断面山形を
なす係合突部10と係止爪部11が略背中合せと
なるよう設けてある。
上記外側面の係止爪部11はボデイ等パネルA
に開設する孔aに装着したとき鍔3と対向して孔
aの縁に係合させるものであり、このとき縁に係
合する面を急角度に、反対の面を緩い傾斜面にし
て孔に対する挿入時には強い抵抗を受けることな
く速かに、係止時には強い係止状態を得て孔から
容易に脱れないようにしてある。この係止爪部1
1は舌状の片部6の先端側に設け、内側面の係合
突部10はこの爪部11より基端側、つまり脚4
の先端側に寄つた位置に設けて背中合せではある
が位置をずらして喰い違いとなるよう設けてあ
る。
上記係合突部10は両面を緩い勾配の傾斜面と
しており、雄部材2の係入脚体8に形成される係
合凹部12に係合することができるようになつて
いる。
雄部材2の係入脚体8は略断面が方形状をなす
柱状にしてあり、この実施例では雌部材1に形成
する挿通孔5を通して対向する2つの脚4,4の
間にちようど差し込める径にして、且つこのとき
その先端が脚3の先端に揃う長さに形成してあ
る。そして、この係入脚体の脚4,4に対面する
背向する2面に前記舌状片部6に設けた係合突部
10を係合させる係合凹部12が設けてある。
係合凹部12は脚体の長さ方向に沿つて縦長の
溝状に形成してあり、係合突部10の突き出し高
さより幾分深めに形成してこの係合突部10を係
合させたとき片部6が原形状態を保てるようにし
てあり、また先端側の淵部13は係合突部10の
傾面に適合した緩い勾配が付けてある。
尚、係入脚体8の先端部は上記淵部13に対応
した緩い傾斜面にして脚4,4から突き出す係合
突部10の間を容易に突き進めるようにしてあ
る。
以上の如く構成に係る本考案係止具は、一方の
雄部材2をフラツシヤランプのケーシング背面に
添わせ、取付基板7に設ける取付孔14にビス等
を通して緊締することにより先ず取付けておき、
この取付基板から突き出す係入脚体8に他方の雌
部材1を装着してこの両部材を組合せておく。
この雌部材1の装着は鍔3に開設する挿通孔5
に係入脚体8を通し、脚4,4の間に突き入れる
ことによつて行われるが、係入脚体8はこの突き
入れによつて内方に突き出す片部6の係合突部1
0を最初外方に片部の撓みを利用して退け、次
に、その係合凹部12にこの係合突部10を受け
入れることによつて係合させ雌部材を装着するこ
とになる。
この場合、上記係合突部10は片部6の基端
側、つまり脚4との接続点側にあることから片部
6の充分な撓みが得にくく、従つて係入脚体8の
侵入の抵抗となるが、同時にこの片部6は脚4の
先端側から延出していることから片部6自体の撓
み量が少さくとも脚4本体が外方に開脚する如く
撓んで係合突部10の後退を助けるため容易に
雌,雄両部材の結合をなすことができる。
この様にして両部材を結合したのち、ボデイ等
パネルAに穿つ孔aに雌部材1を装着した係入脚
体8を臨ませ、雌部材1もろとも孔a内に押込ん
でパネルに対する止め付けを行う。
勿論、この押込みはこの実施例の場合ボデイに
対するケーシングの押付けによつて行われるが、
孔aに臨んだ雌部材1は押込みによつて係止爪部
11を備えた片部6を一旦内方に撓め、孔を通過
したところで復元させて係止爪部11をその縁に
掛け止め止め付けられることになる。
尚、この場合係止爪部11は片部6に対し前記
係合突部10より片の自由端側に設けられている
ことから、この係合突部10と係合凹部12の底
部との接点を支点にするようにして片部6を撓ま
せ、内方に後退して孔aを通過することが出来る
と共に通過後は片部の復元力で再び脚4の外側面
から突き出した原形に戻してその急な斜面を孔の
縁に掛け止めることにより鍔3との間でパネルを
挟むことになる。
この様にして本考案係止具はボデイ等のパネル
に単なる押込み操作で止め付けられるが、その逆
に雄部材2を手前側に引き戻すことによつてパネ
ルから脱すことも出来る。
即ち、前記実施例においてケーシングに付けた
雄部材2をケーシング毎手前に引き出すと、係入
脚体8に設けた係合凹部12に係合した雌部材1
の係合突部10が淵部13の傾斜に誘導されて片
部6更には脚4の先端を外方に開かせながら迫り
出して係合凹部との係合を脱すため、雌部材1か
ら分離してパネルから脱れることになる。
この場合、雌部材1は片部6を外方に押開いて
その外側面に突設した係止爪部11を孔aに強く
係合させることからパネルからは雄部材2だけが
離され、雌部材1は孔aに装着されたまゝ残るこ
とになる。
このとき、引き抜かれる雄部材の係入脚体8は
雌部材の内部を滑つて引き抜かれ、直接パネルの
孔aの縁を摺つて脱出することがないため縁から
突き出すバリに剥られて係止機能を失つたり、或
は必要以上の強い抵抗を受けることがない。
ことに雄,雌両部材は合成樹脂を素材にして成
形され所定の滑りを期待できる一方、係合突部1
0と係合凹部12は成形時の寸法合せ等によつて
係合状態が特定できることから、常に一定の挿入
力と抜去力を計算することが可能であり、従来型
の、つまりパネルに開設される孔に合成樹脂製係
止具を直接係入して止め付けるものに比較してそ
の操作性,安定性は遥かに高いものとなる。
尚、雌部材1をパネルに残して引き抜かれた雄
部材は雌部材が原状のまゝパネルに取付くことか
ら、再び係入脚体8を挿通孔5を通して押込め
ば、係合突部10と係合凹部12の係合によつて
結合し、この雌部材を介して取付くことができ、
この引き抜き、止め付けは復覆して行うことがで
きる。
従つて、本考案によれば部品類の係止手段とし
て、先ず取付け、取脱し作業が簡単であることか
ら作業性に優れると共に、再使用が可能であるこ
とから経済性にも優れる利点がある。
例えば、自動車部品の組付けの如くライン上で
作業される場合、単なる押付けで装着できる係止
手段は極めて都合がよく、利用価値が高いものと
なる。この点特に本考案の係止具は着脱を目的と
した部品類の止め付けに使用されるばかりでな
く、例えば複数点でビス止めし、その取付けを堅
固にする場合においても、その一点を本考案係止
具にして部品類を本体に対し仮止め状態に止め付
け、その他の点についてビス止めするようにする
と、部品の取付位置の位置合せ、更には部品の止
め付け作業における保持を省けるため、迅速に作
業をなすことができ便利である。
尚、前記実施例において係入脚体8の係合凹部
の両縁に沿つて設ける突条15は片部6の係合突
部10をガイドするものであるが、実施に当つて
これを省略することを妨げるものではない。ま
た、雌部材の鍔3の他面にボス16を、これに対
向する雄部材の取付基板7に凹部17を設けて両
部材の結合時この両者を嵌合させるようにした
が、これは両部材の結合の向きを特定するための
もので、例えば係入脚体の断面形状と挿通孔5の
断面形状を特定して一定の向きでのみ結合ができ
るようにすると、このボス16と凹部17を省略
することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したもので、第1
図は雄部材の正面図、第2図は一部を欠截した側
面図、第3図は同じく平面図、第4図は雄部材の
正面図、第5図は平面図、第6図は側面図、第7
図は背面図、第8図は雄,雌両部材を結合させた
状態の中央縦断平面図、第9図上図−線断面
図である。 1…雌部材、2…雄部材、3…鍔、4…脚、5
…挿通孔、6…舌状の片部、7…取付基板、8…
係入脚体、10…係合突部、11…係止爪部、1
2…係合凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パネルに開設する孔に係入される雌部材1と、
    雌部材を介してパネルの孔aに止め付けられる雄
    部材2とからなる係止具であつて、雌部材1は鍔
    3と、鍔の片面から相対向して垂設される対の脚
    4と、脚の間に抜けるように上記鍔に開設される
    挿通孔5と、各脚の先端部から基板側に向けて延
    び出す如く舌状に切出され、その基端部の内側面
    に係合突部10を、また自由端部の外側面に係止
    爪部11を設けてなる片部6を備えしめ、他方前
    記雄部材2は取付基板7と、この基板の一面から
    垂設され背向する二面に係合凹部12を有した柱
    状の係入脚体8を備えてなり、該雄部材は係入脚
    体8を雌部材の挿通孔5を通して前記脚8間に挿
    通することにより係合凹部12に舌状片部6の係
    合突部10を嵌合し一体的結合をなすと共に、雌
    部材1には上記結合状態においてパネルの孔aに
    挿通し、舌状片部6の係止爪部11を孔aの縁に
    掛止めて取付けられる一方、当該取付状態におい
    て雄部材を引き抜くことにより前記舌状片部6を
    外に撓めて係入脚体8の係合凹部12から前記係
    合突部10を脱し上記雌部材1をパネルに残して
    前記結合を解けるようにした係止具。
JP9485583U 1983-06-22 1983-06-22 係止具 Granted JPS603303U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9485583U JPS603303U (ja) 1983-06-22 1983-06-22 係止具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9485583U JPS603303U (ja) 1983-06-22 1983-06-22 係止具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS603303U JPS603303U (ja) 1985-01-11
JPS6318815Y2 true JPS6318815Y2 (ja) 1988-05-26

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ID=30226828

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JP9485583U Granted JPS603303U (ja) 1983-06-22 1983-06-22 係止具

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JP (1) JPS603303U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS583923U (ja) * 1981-06-25 1983-01-11 富士電機株式会社 空気清浄機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS583923U (ja) * 1981-06-25 1983-01-11 富士電機株式会社 空気清浄機

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Publication number Publication date
JPS603303U (ja) 1985-01-11

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