JPS6318757Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6318757Y2 JPS6318757Y2 JP1981156353U JP15635381U JPS6318757Y2 JP S6318757 Y2 JPS6318757 Y2 JP S6318757Y2 JP 1981156353 U JP1981156353 U JP 1981156353U JP 15635381 U JP15635381 U JP 15635381U JP S6318757 Y2 JPS6318757 Y2 JP S6318757Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake
- valve
- manifolds
- starting
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 239000000779 smoke Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
- Supercharger (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関の吸気装置に関し、その目的
は、過給機と慣性過給管を備えた内燃機関の冷時
の始動性の向上を図つたことである。
は、過給機と慣性過給管を備えた内燃機関の冷時
の始動性の向上を図つたことである。
タ−ボ過給機付エンジンにおいて低速時におけ
る過給効果の低下を補なう手段として過給機から
の吸気を慣性過給管を介して吸気マニホールドに
送気する吸気手段は公知である。この場合、通常
の気温時には始動着火性に支障がないが、寒冷時
においては始動性が悪くなる場合がある。これ
は、始動直後のエンジン状態では、過給機が充分
に機能せず、従つて回転数が上昇していくにとも
ない慣性過給管が逆効果となり、吸入効率が低下
して吸入空気量が不充分となりこのため、圧縮圧
力が低下して、着火性が悪くなるからである。
る過給効果の低下を補なう手段として過給機から
の吸気を慣性過給管を介して吸気マニホールドに
送気する吸気手段は公知である。この場合、通常
の気温時には始動着火性に支障がないが、寒冷時
においては始動性が悪くなる場合がある。これ
は、始動直後のエンジン状態では、過給機が充分
に機能せず、従つて回転数が上昇していくにとも
ない慣性過給管が逆効果となり、吸入効率が低下
して吸入空気量が不充分となりこのため、圧縮圧
力が低下して、着火性が悪くなるからである。
本考案は上記の問題点を解消した吸気装置を提
供するもので、その要旨とするところは、冷時の
始動時の際、エンジンが自力回転可能な状態から
急激に回転数が上昇する段階に至つた場合、低速
回転数域にマツチングした慣性過給管による弊害
を除くことにあり、慣性過給管を一時的に高速側
へ移行させ吸気脈動圧を積極的に変化させ、シリ
ンダ内へ供給する空気量を始動後全シリンダが完
爆に至り、高回転が得るようになるまで増加し
て、着火性を良好にしたことである。
供するもので、その要旨とするところは、冷時の
始動時の際、エンジンが自力回転可能な状態から
急激に回転数が上昇する段階に至つた場合、低速
回転数域にマツチングした慣性過給管による弊害
を除くことにあり、慣性過給管を一時的に高速側
へ移行させ吸気脈動圧を積極的に変化させ、シリ
ンダ内へ供給する空気量を始動後全シリンダが完
爆に至り、高回転が得るようになるまで増加し
て、着火性を良好にしたことである。
以下本考案の実施例について図面により説明す
る。第１図において１は機関である。この機関１
の気筒数の略半数づつに区分した２つの吸気マニ
ホールド２ａ，２ｂの構成とすると共に、図略の
ターボ過給機からの吸気管３を分岐した慣性過給
管３ａ，３ｂを前記２つの吸気マニホールド２
ａ，２ｂにそれぞれ導通させる。
る。第１図において１は機関である。この機関１
の気筒数の略半数づつに区分した２つの吸気マニ
ホールド２ａ，２ｂの構成とすると共に、図略の
ターボ過給機からの吸気管３を分岐した慣性過給
管３ａ，３ｂを前記２つの吸気マニホールド２
ａ，２ｂにそれぞれ導通させる。
さらに、前記２つの吸気マニホールド２ａ，２
ｂの入口部間をバランスチユーブ４によつて連通
し、このバランスチユーブ４に開閉弁５を設け
る。
ｂの入口部間をバランスチユーブ４によつて連通
し、このバランスチユーブ４に開閉弁５を設け
る。
この開閉弁５は通常の気温時には閉止されてい
るが、寒冷時の始動の際には開いて２つの吸気マ
ニホ−ルド２ａ，２ｂ間と連通状態とするもので
ある。その一実施例を第２図によつて説明する。
開閉弁５はアクチユエ−タ６によつて開閉作動さ
れる。このアクチユエ−タ６は図例ではエアシリ
ンダであるが、電磁作動装置に置換することも可
能である。エアシリンダの場合は当然作動媒体で
あるエア圧と接続する必要があり、エアタンク７
と電磁弁８を介してアクチユエ−タ６にエア圧配
管を施してある。そして、電磁弁８にはコントロ
−ラ９と接続され、コントロ−ラ９からの制御信
号に基いて電磁弁８を開閉してアクチユエ−タ６
を介して開閉弁５を開閉作動するものである。
るが、寒冷時の始動の際には開いて２つの吸気マ
ニホ−ルド２ａ，２ｂ間と連通状態とするもので
ある。その一実施例を第２図によつて説明する。
開閉弁５はアクチユエ−タ６によつて開閉作動さ
れる。このアクチユエ−タ６は図例ではエアシリ
ンダであるが、電磁作動装置に置換することも可
能である。エアシリンダの場合は当然作動媒体で
あるエア圧と接続する必要があり、エアタンク７
と電磁弁８を介してアクチユエ−タ６にエア圧配
管を施してある。そして、電磁弁８にはコントロ
−ラ９と接続され、コントロ−ラ９からの制御信
号に基いて電磁弁８を開閉してアクチユエ−タ６
を介して開閉弁５を開閉作動するものである。
そこで、過給機が充分機能している通常運転の
場合は閉止している開閉弁５を寒冷時の始動時の
み開口動作を行い、機関１が1000〜1500rpm以上
の暖機運転に入つたときに再び閉止するための制
御信号を送るコントローラ９は、エンジン水温又
は油温Ａ、始動開始のクランキングＢ、エンジン
回転数Ｃ等の検出信号を入力し、これらの諸条件
を演算して開閉弁５の開閉制御信号を出力するも
のである。従つて、前記したようにアクチユエ−
タ６を電磁作動装置とする場合にはコントロ−ラ
９の出力信号を直接電磁作動装置に送信すること
ができる。
場合は閉止している開閉弁５を寒冷時の始動時の
み開口動作を行い、機関１が1000〜1500rpm以上
の暖機運転に入つたときに再び閉止するための制
御信号を送るコントローラ９は、エンジン水温又
は油温Ａ、始動開始のクランキングＢ、エンジン
回転数Ｃ等の検出信号を入力し、これらの諸条件
を演算して開閉弁５の開閉制御信号を出力するも
のである。従つて、前記したようにアクチユエ−
タ６を電磁作動装置とする場合にはコントロ−ラ
９の出力信号を直接電磁作動装置に送信すること
ができる。
本考案は上記の通りの構造であるから、通常の
気温時にはバランスチユーブ４上の開閉弁５は閉
止状態を保持している。しかしながら、寒冷時の
始動の際には開閉弁５が開いて２つの吸気マニホ
ールド２ａ，２ｂはバランスチユーブ４を介して
連通状態となる。その結果、始動直後の回転数の
立ち上り時における慣性過給管３ａ，３ｂの慣性
効果を機能させ、吸気脈動圧が変化して高速運転
の着火に必要な空気量をシリンダ内に供給するこ
とになる。従つて、排気エネルギーが充分に得ら
れず、過給機の回転が充分に得られない始動時に
おいて一時的に慣性過給を高速側に移行させるこ
とができるので始動後の回転数上昇が容易に得ら
れ、寒冷時における始動性が良好となる。
気温時にはバランスチユーブ４上の開閉弁５は閉
止状態を保持している。しかしながら、寒冷時の
始動の際には開閉弁５が開いて２つの吸気マニホ
ールド２ａ，２ｂはバランスチユーブ４を介して
連通状態となる。その結果、始動直後の回転数の
立ち上り時における慣性過給管３ａ，３ｂの慣性
効果を機能させ、吸気脈動圧が変化して高速運転
の着火に必要な空気量をシリンダ内に供給するこ
とになる。従つて、排気エネルギーが充分に得ら
れず、過給機の回転が充分に得られない始動時に
おいて一時的に慣性過給を高速側に移行させるこ
とができるので始動後の回転数上昇が容易に得ら
れ、寒冷時における始動性が良好となる。
前記開閉弁５が開いた状態で着火始動し、全シ
リンダが完爆して1000〜1500回転以上の暖気運転
に入ると開閉弁５は閉止されて、通常の運転状態
に戻り高速運転時には過給機の機能による吸気作
用を行い、過給機の機能が落ちる低速運転時には
慣性過給管３ａ，３ｂによる慣性効果に基く吸気
作用で機関１は良好な性能を得るのである。
リンダが完爆して1000〜1500回転以上の暖気運転
に入ると開閉弁５は閉止されて、通常の運転状態
に戻り高速運転時には過給機の機能による吸気作
用を行い、過給機の機能が落ちる低速運転時には
慣性過給管３ａ，３ｂによる慣性効果に基く吸気
作用で機関１は良好な性能を得るのである。
以上のように本考案は簡単な構造によつて過給
機並びに慣性過給管を備えた吸気装置における寒
冷時の始動の際の着火性を向上し、且つ排出白煙
も低減される利点を有しているものである。
機並びに慣性過給管を備えた吸気装置における寒
冷時の始動の際の着火性を向上し、且つ排出白煙
も低減される利点を有しているものである。
第１図は本考案装置の平面図、第２図は本考案
装置の主要部の詳細例を示す断面図である。 １……機関、２ａ，２ｂ……吸気マニホール
ド、３ａ，３ｂ……慣性過給管、４……バランス
チユーブ、５……開閉弁、６……アクチユエ−
タ、９……コントロ−ラ。
装置の主要部の詳細例を示す断面図である。 １……機関、２ａ，２ｂ……吸気マニホール
ド、３ａ，３ｂ……慣性過給管、４……バランス
チユーブ、５……開閉弁、６……アクチユエ−
タ、９……コントロ−ラ。
Claims (1)
- 多気筒内燃機関の気筒数を半数づつに区分した
２つの吸気マニホールド構成とし、過給機からの
吸気を分岐した慣性過給管によつて前記２つの吸
気マニホールドにそれぞれ導通させ、且つ２つの
吸気マニホールドの入口部間をバランスチユーブ
によつて連通し、このバランスチユーブに冷時の
始動時のみに開いて２つの吸気マニホールド間を
連通状態とする開閉弁を設けたことを特徴とする
内燃機関の吸気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15635381U JPS5862131U (ja) | 1981-10-22 | 1981-10-22 | 内燃機関の吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15635381U JPS5862131U (ja) | 1981-10-22 | 1981-10-22 | 内燃機関の吸気装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5862131U JPS5862131U (ja) | 1983-04-26 |
| JPS6318757Y2 true JPS6318757Y2 (ja) | 1988-05-26 |
Family
ID=29948897
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15635381U Granted JPS5862131U (ja) | 1981-10-22 | 1981-10-22 | 内燃機関の吸気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5862131U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56115818A (en) * | 1980-01-16 | 1981-09-11 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | Suction device for multicylinder engine |
-
1981
- 1981-10-22 JP JP15635381U patent/JPS5862131U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56115818A (en) * | 1980-01-16 | 1981-09-11 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | Suction device for multicylinder engine |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5862131U (ja) | 1983-04-26 |
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