JPS63185447A - 吸液性複合体 - Google Patents

吸液性複合体

Info

Publication number
JPS63185447A
JPS63185447A JP62017946A JP1794687A JPS63185447A JP S63185447 A JPS63185447 A JP S63185447A JP 62017946 A JP62017946 A JP 62017946A JP 1794687 A JP1794687 A JP 1794687A JP S63185447 A JPS63185447 A JP S63185447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
insoluble
liquid
composite
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62017946A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0720548B2 (ja
Inventor
Takatoshi Kobayashi
小林 隆俊
Yukihiro Nakano
幸弘 仲野
Yoshihei Meiwa
善平 明和
Minoru Nakanishi
稔 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP62017946A priority Critical patent/JPH0720548B2/ja
Priority to EP19880300402 priority patent/EP0278601B2/en
Priority to DE3875749T priority patent/DE3875749T3/de
Priority to ES88300402T priority patent/ES2035259T5/es
Priority to PH36370A priority patent/PH25432A/en
Priority to MYPI88000055A priority patent/MY102664A/en
Priority to KR1019880000548A priority patent/KR910008362B1/ko
Priority to CA 557329 priority patent/CA1314698C/en
Priority to CN 88100333 priority patent/CN1012617B/zh
Publication of JPS63185447A publication Critical patent/JPS63185447A/ja
Priority to US08/068,288 priority patent/US5489469A/en
Priority to SG59394A priority patent/SG59394G/en
Priority to HK50194A priority patent/HK50194A/xx
Publication of JPH0720548B2 publication Critical patent/JPH0720548B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は吸液性複合体に関するものであり、詳しくは、
生理用ナプキン、使い捨ておむつなどの衛生・医療用品
、並びに野菜などの鮮度保持剤、保水剤などの農林業分
野等、吸液及び吸液した液体の保持が必要とされる用途
に好適に利用できる吸液性複合体に関するものである。
〔従来の技術及びその問題点〕
近年、自重の数十倍から数百倍の水を吸収するいわゆる
吸水性ポリマーが開発され、生理用ナプキンや紙おむつ
等の衛生用品をはじめとして、農林業分野、土木業分野
等の保水、吸水材料に利用されている。
吸水性ポリマーとしては、ポリアクリル酸塩の架橋体や
デンプン−アクリル酸グラフト重合体、セルロース−ア
クリロニトリルグラフト重合体の加水分解物、酢酸ビニ
ル−アクリル酸エステル共重合体の加水分解物等が既知
である。
このような吸水性ポリマーは、水や尿のような低粘性の
液体に対しては優れた吸収性能を有し、速く且つ多量に
吸収でき、更に種々の改良も提案されている。
しかしながら、血液で代表される高粘性の液体に対して
は、多孔質化(特開昭55−71728号公tりや、有
機及び/又は無機の水溶性塩の添加(特公表昭58−5
01107号公報)、パルプ等の親水性繊維との混合(
特開昭59−86657号公報)等が提案されているが
、その効果は十分とは言い難い。
一日も早く、高粘性液体に対しても優れた吸収性能、即
ち、吸収量、吸収速度、吸収力に優れた吸水性ポリマー
の出現が望まれている。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、上記状況のもとて水、尿及び漿液性体液
等の低粘性液体、血液、体液や軟便等の高粘性液体に対
し、吸収量、吸収速度、吸収力に優れた吸収材について
鋭意検討を重ねた結果、特定量の水不溶性無機物質と水
不溶性親水性を示す繊維状物質を吸水性ポリマーに添加
し、且つ、固定化することにより従来にない優れた吸収
性能を持つ複合体が得られることを見出し、本発明を完
成するに至った。
即ち、本発明は、(A)吸水性ポリマー、(B)水不溶
性無機物質、及び(C)水不溶性親水性繊維状物質から
なる吸液性複合体であり、且つその複合比(重量比)が
(A) : (B) : (C) =100 :5〜1
200:5〜1200であることを特徴とする吸液性複
合体を提供するものである。
本発明において使用される吸水性ポリマーとしては、−
aに吸水性を有するポリマーであればいずれでもよい0
例えば、ポリアクリル酸塩又はその架橋物、ポリエチレ
ンオキシド、ポリビニルピロリドン、スルホン化ポリス
チレン及びポリビニルピリジンの架橋物、デンプン−ポ
リ (メタ)アクリロニトリルグラフト共重合物のケン
化物、デンプン−ポリ (メタ)アクリル酸(及びその
塩)グラフト共重合物(及びその架橋物)、ポリビニル
アルコールと無水マレイン酸との反応物(及びその塩)
、デンプン−ポリ (メタ)アクリルエステルグラフト
共重合物の加水分解物などが挙げられる。又、ポリビニ
ルアルコールスルホン酸塩、ポリビニルアルコール−ア
クリル酸グラフト共重合物なども例示できる。好ましく
は、アクリル酸又はアクリル酸塩を主成分とする水溶性
エチレン性不飽和単量体の重合体又はその架橋物であり
、その製造法は何れでもよい。
これらのポリマーは、二種以上用いても良い。
吸水性ポリマーは、20cc/gポリマー以上の水を吸
収するポリマーであって、形状としては粉末状、顆粒状
、塊状、シート状などの形態があり、本発明の複合体を
製造するには、その何れも使用可能である。粉末状、顆
粒状の場合、粒子径がlθ〜3000 、a、好ましく
は15〜1000−のものが良い。
本発明で用いられている無機物質としては、実質的に水
に不溶であることを必須条件とし、これを満足するもの
であれば何れでもよい。本発明において使用される無機
物質としては、例えばアルミナ、シリカ、二酸化チタン
、タルク、ジルコニア、リン酸カルシウム、リン酸バリ
ウム、硫酸カルシウム、粘土、ケイ酸、珪藻土、ベント
ナイト、活性炭、ゼオライト、カオリン、酸性白土、活
性白土、バーミユキエライト、その他金属酸化物が挙げ
られる。特にアルミナ、シリカ、ゼオライト、モンモリ
ロナイト族粘土(ベントナイト)、カオリナイト族粘土
(カオリン)が好ましい、水不溶性無機物質の粒子径は
特に限定されないが、150〇−以下のものであれば好
ましく用いられ、特に500μ以下のものが好ましく用
いられる。
本発明に用いられる水不溶性親水性繊維状物質としては
、水不溶性繊維状物質特有の濡れ性、導液性を具備した
セルロース粉末、パルプ、し−ヨン、ビニロン、綿、羊
毛及びセルロースアセテート等が挙げられ、特に天然セ
ルロース、人工セルロースであるセルロース粉末、パル
プ、レーヨンの使用が好ましい。又、熱融着による固定
化等の機能を付与させる目的で、疎水性繊維状物質であ
るポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、アクリル、ナイロン等もこれらの水不溶性
親水性繊維状物質と混合して利用することもできる。疎
水性繊維状物質は、親水性を損なわない限り用途により
大きな範囲で混合比率を変えることができるが、水不溶
性親水性繊維状物質は60重量%以上、好ましくは80
重量%以上含有されることが望ましい。これら繊維状物
質の形態は、長繊維から短繊維まで、また微粉化したも
ののいずれでもよい。繊維長は5011Ill以下が好
ましく、40II11以下がより好ましい。
吸水性ポリマー、水不溶性無機物質、水不溶性親水性繊
維状物質の複合比は、吸水性ポリマー100重量部に対
して、水不溶性無機物質5〜1200重量部、水不溶性
親水性繊維状物質5〜1200重量部であり、好ましく
は吸水性ポリマー100重量部に対して、水不溶性無機
物質10〜800重量部、水不溶性親水性繊維状物質1
0〜1000重量部、更に好ましくは吸水性ポリマー1
00重量部に対して、水不溶性無機物質20〜500重
量部、水不溶性親水性繊維状物質20〜800重量部で
ある。これらの構成成分の何れかが欠けても本発明の効
果は認められず、本発明の意図するところではない。水
不溶性無機物質の含量が5重量部未満では、吸水性ポリ
マーの吸収速度、吸収力が小さく好ましくない。また1
200重量部を越えると複合体の吸収量が小さくなる他
、ポリマーに固定化されず本発明の目的を達成すること
ができない。水不溶性親水性繊維状物質においては、含
量が5重量部未満のとき、吸液性複合体の導液性、吸収
速度の効果が小さく 、1200重量部を越えると、吸
液性複合体の吸収量が小さくなり、本発明の目的を達成
することができない、水不溶性無機物質と水不溶性親水
性繊維状物質の複合比は、被吸収液の種類や用途に応じ
、適宜上記の範囲内において自由に変化させることがで
きる。
本発明の吸液性複合体を製造する方法としては、公知の
方法が用いられるが、以下の方法によって好ましく製造
される。
即ち、吸水性ポリマーを十分膨潤させた状態で、水不溶
性無機物質及び水不溶性親水性繊維状物質を添加する方
法が用いられ、例えば、ニーダ混合器に膨潤ポリマーと
水不溶性無機物質及び水不溶性親水性繊維状物質を加え
、混合後乾燥する方法、有機溶媒中に吸水性ポリマー、
水、水不溶性無機物質、水不溶性親水性繊維状、物質を
攪拌しながら順次添加し、混合後濾別乾燥する方法、ス
クリュー回転羽根式混合器に、水不溶性無機物質と水を
混合した後吸水性ポリマーと水不溶性親水性繊維状物質
を順次加え、混合後乾燥する方法等が挙げられる。また
、水溶性エチレン性不飽和モノマー又は一部架橋剤を含
む水溶性エチレン性不飽和モノマーに、水不溶性無機物
質、水不溶性親水性繊維状物質を添加した後、重合、乾
燥する方法等も用いられ、これらの製造方法は特に限定
されるものではない。また、乾燥後得られた吸液性複合
体は、必要に応じ粉砕、処理を行うことも可能である。
本発明の吸液性複合体は、このように製造されたもので
は、嵩比重が0.03〜0.7g/ccOものであり、
好ましくは、0.05〜0.6g/ccである。
嵩比重が0.03g/cc未満の複合体は、嵩高くなり
過ぎて取り扱い難くなり、0.7g/ccを越えるもの
では、目的とする吸収性能は得られない。
本発明の吸液性複合体の(A)吸水性ポリマー、(B)
水不溶性無機物質、及び(C)水不溶性親水性繊維状物
質の複合化の状態は、以下のようなものである。即ち、
水不溶性親水性繊維状物質及び水不溶性無機物質は、吸
水性ポリマーに以下のような状態で複合化されている。
く水不溶性親水性繊維状物質〉 ■ ポリマーに繊維が部分的に又は完全に埋め込まれて
いる。
■ ポリマー表面に繊維が付着している。
■ 繊維同士が絡み合っており、繊維の一部がポリマー
に埋まっているか、ポリマー表面に付着している。
■ ポリマーと繊維が無機物質を介して接着している。
く水不溶性無機物質〉 ■ ポリマーに無機物質が部分的に又は完全に埋め込ま
れている。
■ ポリマー表面に無機物質が付着している。
■ 前記のく繊維状物質〉Φ〜0の繊維に無機物質が付
着している。
■ 無機物質同士が凝集しており、無機物質の一部分が
ポリマーに埋め込まれているか又はポリマー表面に付着
している。
(A)吸水性ポリマー、(B)水不溶性無機物質、及び
(C)水不溶性親水性繊維状物質の複合化の状態の例と
して上のようなものが挙げられるが、本発明はこれらに
限られるものではな(、(A)、(B) 、 (C)の
3者゛が実質的に複合化されていればよい。
〔作 用〕
本発明における吸液性複合体中の水不溶性無機物質と水
不溶性親水性繊維状物質による吸液性の向上は、特に高
粘性液体の場合著しい効果が認められるが、その作用は
以下のようにして発揮したものと考えられる。
吸水性ポリマーを水不溶性親水性繊維状物質が被覆して
いるため、被咬収液とのなじみが良好となり、更に液が
ポリマーに接触しない場合でも、液が吸水性ポリマーを
被覆している水不溶性親木性繊維状物質に接触さえすれ
ば、繊維の導液効果によりポリマーまて液を運び、ポリ
マーは膨潤することができる。
本発明に用いられる無機物質としては、実質的に水不溶
で、ある程度の唆湿性を有しているものが望ましく、こ
の無機物質はポリマー中に一部含有される。これは、表
面が滑らかである吸水性ポリマーに微粉状の無機物質が
密な状態で表面を覆うため、無機物質粒子間による毛管
現象が発生し、吸水性ポリマーの吸収性能が活性化され
ると考えられる。従って、水不溶性無機物質と水不溶性
親水性繊維状物質の両者を吸水性ポリマーと繊み合わせ
ることにより、本発明の目的とする性能の向上が発現す
るものである。
〔実施例] 以下に、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説
明すゐが、本発明は、これら実施例のみに限定されるも
のではない。
なお、飽和唆収量、吸収速度、吸収力は、下記の方法に
て評価した。低粘性液体の代表例として生理食塩水、高
粘性液体の代表例として脱纏維馬車を用いた。
(1)  飽和唆収量 乾燥した吸液性複合体を十分な量の生理食塩水又は馬車
(脱繊維、発売元−日本生物材料センター)に浸漬し、
30分間放置した。その後吸引透過(濾紙1に2.直径
125m−) L、重量を測定した。同様の操作を吸液
性複合体のない系(即ち濾紙のみ)について行い重量を
測定した。これらより以下に示す式により吸液性複合体
の飽和眼収量を求めた。
W :Q液性複合体中の吸水性ポリマー(^)の重量(
g) 岨:v!i液後の吸液性複合体の重量(g)MeSlk
液後の濾紙の重量(g) (2−1)吸収速度(畠) 第1図に示す装置を用い吸収速度を測定する。ビニレッ
トの上口−に栓をし、測定台2と空気口3を等高位にセ
ットする。測定台2中の直径70s−のガラスフィルタ
ー(Fkl)4上に吸液性複合体5を0.3g乗せ、そ
の後20分間に吸収した馬車の値を吸収速度(1)とし
て表した。
(2−2)吸収速度(b) (2−1)吸収速度(・)の測定と同様の実験法で、吸
水性ポリマー(^)を0.3mに固定した吸液性複合体
が1分間に吸収した生理食塩水の値を吸収速度(b)と
して表した。
(3)吸収力 吸液性複合体0.05gにスポイトで馬車又は生理食塩
水を0.5cc滴下し、吸収具合を目視にて観察し、4
段階にて表した。
実施例1 攪拌機、還流冷却器、滴下ロート及び窒素導入管を付し
た500117の4つ口丸底フラスコにシクロヘキサン
230−、エチルセルロース(N−100:ハーキュレ
ス社製) 1.0gを仕込み、75℃まで昇温した。別
に三角フラスコ中でアクリル酸30gを、水39gに苛
性ソーダ13.4gを溶解した水溶液で中和した。モノ
マー水溶液中のモノマー濃度は45重量%(含水量55
重量%)となった。次いで、過硫酸カリウム50mgと
、オキシエチレンユニット数の平均が12のポリオキシ
エチレングリコールジアクリレート65.5Bを加えて
均一に溶解させた。この七ツマー水溶液を上記の4つロ
フラスコに窒素雰囲気下に1.5時間かけて滴下し重合
した後、70〜75℃の温度で0.5時間保持し重合を
完了させた。
重合物を濾過の後、80℃にて減圧乾燥し吸水性ポリマ
ー(A−1)を得た。
吸水性ポリマー(A−1) 20gとイオン交換水10
0g及びベントナイト10g 、セルロースパウダー(
Whatman社CFII繊維長500.w) 10g
とを双軸ニーグーを用い約10分間混練後、80℃で減
圧乾燥することにより、吸液性複合体を得た。
電子顕微鏡で確認したところ、ベントナイト及び七゛ル
ロースパウダーが吸水性ポリマー(A−1)の表面に固
定化されていることが認められた。
また、この複合体の嵩比重は0.24g/ccであった
実施例2 攪拌機、還流冷却器、滴下ロート及び窒素導入管を付し
た500−の4つ口丸底フラスコにシクロヘキサン23
0aZ、エチルセルロース(N−100:ハーキュレス
社製) 1.0gを仕込み、75℃まで昇温した。別に
三角フラスコ中でアクリル酸30gを、水39gに苛性
ソーダ13.4gを溶解した水溶液で中和した。モノマ
ー水溶液中のモノマー濃度は45重量%(含水量55重
量%)となった。次いで、過硫酸カリウム50s+gを
加えて均一に溶解させた。このモノマー水溶液を上記の
4つロフラスコに窒素雰囲気下に1.5時間かけて滴下
し重合した後、70〜75℃の温度で0.5時間保持し
重合を完了させた。
この後、共沸脱水(シクロヘキサンは還流)により、シ
クロヘキサン中に懸濁しているポリマー中の含水量を3
5重量%とした。
この後に、テトラグリセロ−ステトラグリシジルエーテ
ル(商品名ブナコールEX−512、長瀬産業■製) 
0.03gを水1@jに溶解した水溶液を73℃の温度
のもとで添加し、この温度にて2時間保持した後、シク
ロヘキサンを除去し、ポリマーを80℃で減圧下に乾燥
し、吸水性ポリマー(A−2)を得た。・ 吸水性ポリマー(A−2)20g、イオン交換水200
g、ベントナイト10g及びセルロースパウダー10g
を用い、実施例1と同様な操作により、吸水性ポリマー
(A−2)にベントナイトとセルロースパウダーが固定
化され、且つその複合体の嵩比重が0.27g/ccで
ある吸液性複合体を得た。
実施例3 実施例1において吸液性複合体の組成をベントナイトの
代わりにアルミナ10g、イオン交換水を60gに変え
た他は同様な操作により吸水性ポリマー(A−1)にア
ルミナとセルロースパウダーが固定化され、且つその複
合体の嵩比重が0.21g/ccである吸液性複合体を
得た。
実施例4 実施例1において吸液性複合体の組成をセルロースパウ
ダーの代わりにパルプ(繊維長5 mm)20g1吸水
性ポリマー(A−1)を10gに変えた他は同様な操作
により吸水性ポリマー(A−1)にベントナイトとパル
プが固定化され、且つその複合体の嵩比重が0.26g
/ccである吸液性複合体を得た。
実施例5 特開昭61−62463号公報の実施例4の方法に従っ
て、トウモロコシデンプン、アクリル酸、アクリルアミ
ド及びエチレングリコールジメタクリル酸エステルより
白色粉末状の水不溶性吸水性ポリマー(A−3)を製造
した。
この吸水性ポリマー(A−3)を用い、実施例1と同様
な操作により吸水性ポリマー(A−3)にベントナイト
とセルロースパウダーが固定化され、且つその複合体の
嵩比重が0.22g/ccである吸液性複合体を得た。
実施例6 スクリュー回転羽根式混合器に、ベントナイ)2gと水
100gを混合した後、実施例1で用いた吸水性ポリマ
ー(A−1) 20gとセルロースパウダー2gを順次
加え、5分間混練後80℃で減圧乾燥すること?、二よ
り、吸水性ポリマー(A−1)にベントナイト、セルロ
ースパウダーが固定化され、且つその複合体の嵩比重が
0.52g/ccである吸液性複合体を得た。
実施例7 実施例1において吸液性複合体の組成をベントナイト2
00g 、セルロースパウダー200gに変えた他は同
様な操作により吸水性ポリマー(A−1)にベントナイ
ト、セルロースパウダーが固定化され、且つその複合体
の嵩比重が0.08g/ccである吸液性複合体を得た
比較例1 実施例1で使用した吸水性ポリマー(A−1)を比較例
1とした。
比較例2 セルロースパウダーを除いた他は実施例1と同様な操作
により、吸水性ポリマー(A−1)にベントナイトが固
定化され、且つその複合体の嵩比重が0.81g/cc
である吸液性複合体を得た。
比較例3 ベントナイトを除いた他は実施例1と同様な操作により
吸水性ポリマー(A−1)にセルロースパウダーが固定
化され、且つその複合体の嵩比重が0.31g/ccで
ある吸液性複合体を得た。
実施例1〜7及び比較例1〜3で得られたそれぞれの吸
液性複合体について飽和吸収量、吸収速度、吸収力を評
価した。
その結果を表1及び表2に示した。
表    1 表、  2 表1及び表2から明らかなように、本発明の吸液性複合
体は他の比較例に比べ、低粘性液体、高粘性液体におい
て優れた特性を示した。特に、高粘性液体に対し飽和吸
収量、吸収速度、吸収力に従来にない優れた吸収性能を
示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は吸収速度測定用装置の略示断面図である。 1:ビユレツトの上口 2:測定台 3:空気口 4ニガラスフイルター 5:吸液性複合体 出願人代理人 古  谷     馨 第  1  図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)吸水性ポリマー、(B)水不溶性無機物質、
    及び(C)水不溶性親水性繊維状物質からなる吸液性複
    合体であり、且つその複合比 (重量比)が(A):(B):(C)=100:5〜1
    200:5〜1200であることを特徴とする吸液性複
    合体。 2、吸水性ポリマーが、アクリル酸又はアクリル酸塩を
    主成分とする水溶性エチレン性不飽和単量体の重合体又
    はその架橋物である特許請求の範囲第1項記載の吸液性
    複合体。 3、水不溶性無機物質が、アルミナ、シリカ、ゼオライ
    ト、モンモリロナイト族粘土及びカオリナイト族粘土か
    らなる群より選ばれたものである特許請求の範囲第1項
    記載の吸液性複合体。 4、水不溶性親水性繊維状物質が、天然セルロース又は
    人工セルロースから選ばれたものである特許請求の範囲
    第1項記載の吸液性複合体。 5、嵩比重が0.03〜0.7g/ccである特許請求
    の範囲第1項記載の吸液性複合体。
JP62017946A 1987-01-28 1987-01-28 吸液性複合体 Expired - Lifetime JPH0720548B2 (ja)

Priority Applications (12)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62017946A JPH0720548B2 (ja) 1987-01-28 1987-01-28 吸液性複合体
EP19880300402 EP0278601B2 (en) 1987-01-28 1988-01-19 Process for manufacturing an absorbent composite
DE3875749T DE3875749T3 (de) 1987-01-28 1988-01-19 Verfahren zur Herstellung einer absorbierenden Zusammensetzung
ES88300402T ES2035259T5 (es) 1987-01-28 1988-01-19 Procedimiento para la fabricacion de un articulo absorbente.
PH36370A PH25432A (en) 1987-01-28 1988-01-19 Absorbent composite
MYPI88000055A MY102664A (en) 1987-01-28 1988-01-22 Absorbent composite
KR1019880000548A KR910008362B1 (ko) 1987-01-28 1988-01-25 흡액성 복합체
CA 557329 CA1314698C (en) 1987-01-28 1988-01-26 Absorbent composite
CN 88100333 CN1012617B (zh) 1987-01-28 1988-01-28 吸液性复合材料
US08/068,288 US5489469A (en) 1987-01-28 1993-05-28 Absorbent composite
SG59394A SG59394G (en) 1987-01-28 1994-04-27 Absorbent composite
HK50194A HK50194A (en) 1987-01-28 1994-05-19 Absorbent composite

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62017946A JPH0720548B2 (ja) 1987-01-28 1987-01-28 吸液性複合体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63185447A true JPS63185447A (ja) 1988-08-01
JPH0720548B2 JPH0720548B2 (ja) 1995-03-08

Family

ID=11957939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62017946A Expired - Lifetime JPH0720548B2 (ja) 1987-01-28 1987-01-28 吸液性複合体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0720548B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07171557A (ja) * 1993-09-29 1995-07-11 American Colloid Co スメクタイト粘土に汚染耐性を付与する方法
US6284362B1 (en) 1997-07-18 2001-09-04 Sanyo Chemical Industries, Ltd. Absorbent compositions, methods for producing thereof and absorbent products
JP2002336694A (ja) * 2001-05-15 2002-11-26 Kawamura Inst Of Chem Res 水溶液吸収材料、及び衛生用品
JP2003519245A (ja) * 1999-04-16 2003-06-17 キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド 超吸収体含有複合物
JP2005511918A (ja) * 2001-12-14 2005-04-28 キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド その場で重合された超吸収体をもつ吸収性材料を作る方法
JP2006116535A (ja) * 2004-09-24 2006-05-11 Nippon Shokubai Co Ltd 吸水性樹脂を主成分とする粒子状吸水剤
JP2009061063A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Kao Corp 吸収性物品

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5158657A (ja) * 1974-11-20 1976-05-22 Fujitsu Ltd
JPS5259086A (en) * 1975-11-11 1977-05-16 Kao Corp Absorbing material
JPS5689839A (en) * 1979-12-21 1981-07-21 Zuikou Tekko Kk Production of water absorbing material
JPS59105448A (ja) * 1982-12-08 1984-06-18 アンネ株式会社 吸収性物品
JPS6031716U (ja) * 1983-08-02 1985-03-04 三洋電機株式会社 ビデオテ−プレコ−ダ
JPS6099339A (ja) * 1983-09-23 1985-06-03 パ−ソナル・プロダクツ・カンパニ− 圧縮された吸着剤の凝集体
JPS6082498U (ja) * 1983-11-09 1985-06-07 安川 洋一 吸水シ−ト

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5158657A (ja) * 1974-11-20 1976-05-22 Fujitsu Ltd
JPS5259086A (en) * 1975-11-11 1977-05-16 Kao Corp Absorbing material
JPS5689839A (en) * 1979-12-21 1981-07-21 Zuikou Tekko Kk Production of water absorbing material
JPS59105448A (ja) * 1982-12-08 1984-06-18 アンネ株式会社 吸収性物品
JPS6031716U (ja) * 1983-08-02 1985-03-04 三洋電機株式会社 ビデオテ−プレコ−ダ
JPS6099339A (ja) * 1983-09-23 1985-06-03 パ−ソナル・プロダクツ・カンパニ− 圧縮された吸着剤の凝集体
JPS6082498U (ja) * 1983-11-09 1985-06-07 安川 洋一 吸水シ−ト

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07171557A (ja) * 1993-09-29 1995-07-11 American Colloid Co スメクタイト粘土に汚染耐性を付与する方法
US6284362B1 (en) 1997-07-18 2001-09-04 Sanyo Chemical Industries, Ltd. Absorbent compositions, methods for producing thereof and absorbent products
JP2003519245A (ja) * 1999-04-16 2003-06-17 キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド 超吸収体含有複合物
JP2002336694A (ja) * 2001-05-15 2002-11-26 Kawamura Inst Of Chem Res 水溶液吸収材料、及び衛生用品
JP2005511918A (ja) * 2001-12-14 2005-04-28 キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド その場で重合された超吸収体をもつ吸収性材料を作る方法
JP2006116535A (ja) * 2004-09-24 2006-05-11 Nippon Shokubai Co Ltd 吸水性樹脂を主成分とする粒子状吸水剤
JP2009061063A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Kao Corp 吸収性物品

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0720548B2 (ja) 1995-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0278601B1 (en) Absorbent composite
KR102567287B1 (ko) 흡수성 수지 입자
CA2181695C (en) Absorbent materials having modified surface characteristics and methods for making the same
JP4685332B2 (ja) 高分子量体含有粘性液の吸収に適した吸水性樹脂、並びにそれを用いた吸収体および吸収性物品
EP1846483B1 (en) Polyamine-coated superabsorbent polymers
EP0629411B1 (en) Absorbent composition and disposable diaper containing the same
KR970010058B1 (ko) 수액 및 혈액 흡수성의 망상형 중합체 분말, 그것을 제조하는 방법 및 그것을 흡수제로서 포함하는 위생용품
JPS58131133A (ja) 吸収材料の製造方法
JP2010501698A (ja) 優れたゲル完全性、吸収能力、および透過性を有する超吸収性ポリマー
JP2008528751A (ja) ポリアミン・コーティングされた高吸水性ポリマー
JP2008528752A (ja) ポリアミン・コーティングされた高吸水性ポリマー
CN101511917A (zh) 具有暂时疏水性的聚胺涂覆的超吸收性聚合物
JP2006068731A (ja) 吸水性樹脂を主成分とする粒子状吸水剤、その製造方法及び吸収性物品
TW200813131A (en) Process for preparing water-absorbing polymer beads with high permeability by polymerizing droplets of a monomer solution
JPH09509591A (ja) 改良された吸収特性を有する吸収性材料およびその製造方法
JP2003521349A (ja) 吸収性製品
JPH09509592A (ja) 変性表面特性を有する多孔性吸収性材料およびその製法
CA2478251A1 (en) Polymer mixtures with improved odor control
JP2000501979A (ja) 改善された吸収透過性を有する吸収性材料およびそれを作るための方法
CN100372893C (zh) 吸水性树脂组合物及其制备方法
JP2001098170A (ja) 吸水剤組成物およびその用途
JPS63185447A (ja) 吸液性複合体
JPS63267435A (ja) 吸液性複合体の製造法
JPH0728891B2 (ja) 吸収性物品
JP2003176421A (ja) 吸収剤、これを用いてなる吸収体及び吸収性物品

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term