JPS63183512A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JPS63183512A
JPS63183512A JP1376087A JP1376087A JPS63183512A JP S63183512 A JPS63183512 A JP S63183512A JP 1376087 A JP1376087 A JP 1376087A JP 1376087 A JP1376087 A JP 1376087A JP S63183512 A JPS63183512 A JP S63183512A
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rosin
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計一 植原
Akio Kawabata
川畑 明男
Satoru Iwasa
岩佐 哲
Yoshikazu Inoue
良計 井上
Yuji Tsutsumi
包 勇二
Hideyuki Ichikawa
秀之 市川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はデヒドロアビエチン酸及び/又はジヒドロビニ
チン酸と、アルコール(類)とのエステルを含有する皮
膚外用剤に関するものである。
[従来の技術] ロジンはその採取法から、ガムロジン、トールロジン、
ウッドロジンに大別され、樹脂酸と呼ばれることもある
。ロジンは一般的には、アビエチン酸、レポピマール酸
、パラストリン酸、ネオアビエチン酸、ジヒドロアビエ
チン酸、デヒドロアビエチン酸、ピマ、−ル酸及びイソ
ピマール酸等からなっているが、ジヒドロアビエチン酸
、デヒドロアビエチン酸の含有量は10%以下である。
これらロジンとグリセリン、ペンタエリスリトール或い
はエチレングリコール等のアルコールとのエステルは、
種々の特徴的な物性を有するにもかかわらず、皮膚外用
剤分野においては、例えば化粧品のネイルエナメル、ヘ
アスプレー等に密着性や光沢を付与する等の目的で使用
されるにとどまっている。その大きな原因は、ロジンエ
ステルが酸化安定性に劣り、かつ皮膚に対して感作性を
有するという問題点を持っているところにある。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明者等は上記問題点について鋭意研究を行った結果
、ロジン中の成分であるデヒドロアビエチン酸及び/又
はジヒドロアビエチン酸とアルコールとのエステルは上
記問題点を解決し、しかもロジンエステルが持つ有用な
物性を保持していることを見いだし、この知見に基づい
て本発明を完成するに至った。
[問題点を解決するための手段] 即ち、本発明はデヒドロアビエチン酸及び/又はジヒド
ロアビエチン酸と、アルコールとのエステルを含有する
ことを特徴とする皮膚外用剤である。
本発明で用いるデヒドロアビエチン酸及び/又はジヒド
ロアビエチン酸とアルコールとのエステルの入手方法は
限定されるものではないが、ロジンを不均化反応後、精
製することによりデヒドロアビエチン酸及び/又はジヒ
ドロアビエチン酸を得、次いでアルコールとのエステル
化反応を行うのが一般的である。
ロジンの不均化反応は、特定の方法をいうものではない
が、一般的にはパラジウム、ニッケル、ヨウ素等の触媒
を用い200〜300’Cの高温下で反応を行なう。こ
の反応により、例えばロジン中に含まれるアビエチン酸
はデヒドロアビエチン酸とジヒドロアビエチン酸及びテ
トラヒドロアビエチン酸に不均化される。
ロジンの不均化反応後の精製法としては、一般的な蒸留
や再結晶でもよいが、多段の溶媒抽出やカラムクロマト
法等も用いることができる。蒸留は減圧下、好ましくは
5 mmm1(以下で行なう。再結晶は、ロジンの不均
化物をアミン塩にした後、エタノール等の適切な溶媒で
精製した後、酸にもどす方法が好ましいが、単に溶媒中
に加熱熔解後、冷却し、析出する結晶を口取しても高純
度化が可能である。
上記の精製により得られたデヒドロアビエチン酸及び/
又はジヒドロアビエチン酸と、アルコールとをエステル
化する。
ここで用いるアルコールは、−価アルコール或いは多価
アルコールで以下のようなものを指す。
−価アルコールとしては、炭素数1〜22の飽和直鎖脂
肪族アルコール(メタノール、エタノール、n−プロパ
ツール、n−ブタノール、n−オクタツール、ラウリル
アルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール
、ステアリルアルコール、ヘヘニルアルコール等)、パ
ルミトレイルアルコール、オレイルアルコール、エルシ
ルアルコール等のモノエン直鎖脂肪族アルコール、炭素
数3〜36の飽和分枝脂肪族アルコール(イソプロピル
アルコール、イソブタノール、5ec−ブタノール、2
−エチルブタノール、2−エチルヘキサノール、3.5
゜5−トリメチルヘキサノール、2−へ牛シルデカノー
ル、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノ
ール、2−デシルテトラデカノール、2−ヘキサデシル
エイコサノール等)、コレステロール、コレスタノール
、フィトステロール等である、多価アルコールとは、二
価アルコール以上の多価アルコールを指す。二価アルコ
ールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール
、113−プロパンジオール、1.2−ブチレングリコ
ール、1,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリブチレングリコール、ポリブチレングリコー
ル、1.4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、1.8−オクタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1.2−ヘキサデカンジオール等が挙げられる。三
価アルコールとしては、グリセリン、トリメチロールエ
タン、トリメチロールプロパン、1,2.6−ヘキサン
ジオール等が挙げられる。
四価以上のアルコールとしては、ペンタエリスリトール
、ジグリセリン、トリグリセリン等のポリグリセリン、
ジペンタエリスリトール、ポリビニルアルコール等が挙
げられる。
エステル化反応は、デヒドロアビエチン酸及び/又はジ
ヒドロアビエチン酸と、アルコールとの加熱による脱水
反応でもよいし、前記の酸を酸クロライドに誘導しアル
コールと反応させてもよい。
また前記の酸のアルカリ塩と、例えば−価アルコールの
場合、アルキルハライドに誘導した後、反応させる方法
もある。またエチレンオキサイドやプロピレンオキサイ
ドのようなアルキレンオキサイドを反応させてもよい。
溶媒や触媒は必要に応じて使用してもよい。当然のこと
ながら、本発明番よ上記の方法に限定されるものではな
い。
二価アルコール以上の多価アルコールの場合のエステル
化度は全エステルでも部分エステルでもよい。すなわち
、多価アルコール中の水酸基の1個或いは2個以上がエ
ステル化されていればよい。
具体的に代表的なエステルを以下に例示する。
デヒドロアビエチン酸2−ヘキシルデシル、デヒドロア
ビエチン酸イソステアリル、デヒドロアビエチン酸2−
エチルヘキシル、デヒドロアビエチン酸ステアリル、ジ
ヒドロアビエチン酸2−エチルヘキシル、ジヒドロアビ
エチン酸2−ヘキシルデシル、ジヒドロアビエチン酸イ
ソステアリル、ジヒドロアビエチン酸ステアリル、モノ
乃至ジデヒドロアビエチン酸エチレングリコール、モノ
乃至ジ(ジヒドロアビエチン酸)エチレングリコール、
モノ乃至ジデヒドロアビエチン酸プロピレングリコール
、モノ乃至ジ(ジヒドロアビエチン酸)プロピレングリ
コール、モノ乃至ジデヒドロアビエチン酸ポリエチレン
グリコール、モノ乃至ジ(ジヒドロアビエチン酸)ポリ
エチレングリコール、モノ乃至トリデヒドロアビエチン
酸グリセリン、モノ乃至トリ (ジヒドロアビエチン酸
)グリセリン、モノ乃至テトラデヒドロアビエチン酸ジ
グリセリン、モノ乃至テトラ(ジヒドロアビエチン酸)
ジグリセリン、モノ乃至オクタデヒドロアビエチン酸へ
キサグリセリン、モノ乃至オクタ(ジヒドロアビエチン
酸)へキサグリセリン、モノ乃至ドデカデヒドロアビエ
チン酸デカグリセリン、モノ乃至ドデカ(ジヒドロアビ
エチン酸)デカグリセリン、モノ乃至トリデヒドロアビ
エチン酸トリメチロールプロパン、モノ乃至トリ (ジ
ヒドロアビエチン酸)トリメチロールプロパン、モノ乃
至テトラデヒドロアビエチン酸ペンタエリスリトール、
モノ乃至テトラ(ジヒドロアビエチン酸)ペンタエリス
リトール、モノ乃至ヘキサデヒドロアビエチン酸ジペン
タエリスリトール、モノ乃至ヘキサ(ジヒドロアビエチ
ン酸)ジペンタエリスリトール等である。
上記エステルは、任意の一種又は二種以上が適宜選択さ
れて本発明の皮膚外用剤に配合される。
配合量は、皮膚外用剤全量中の0.1〜70重量%、望
ましくは1〜50重量%である。
これらエステルは融点の高いものもあるが、皮膚外用剤
中で使用されている液状物質に溶解して使用すると使用
しやすい。例えば、流動パラフィン、トリ2−エチルヘ
キサン酸グリセリン、オリーブ油、マカデミアナツツ油
、ヒマシ油、ヒマワリ油、オレイン酸オレイル、オレン
ジラソフィ油、トリイソステアリン酸グリセロール、ジ
イソステアリン酸グリセリン、2−エチルヘキサン酸セ
チル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、シカプリン酸
ネオペンチルグリコール、イソステアリルアルコール、
2−オクチルドデシルアルコール等カあげられる。
なお、本発明の皮膚外用剤には、前記のエステルの他、
通常、皮膚外用剤に用いられる他の成分を必要に応じて
適宜配合することができる。例えば、流動ハラフィン、
スクワラン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス
、オシケライト、セレシン、セチルアルコール、イソス
テアリルアルコール、オレイルアルコール、2−へキシ
ルデカノール、2−オクチルドデシルアルコール、2−
デシルテトラデシルアルコール、2−エチルヘキサン酸
セチル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ミリスチン
酸2−オクチルドデシル、オレイン酸2−オクチルドデ
シル、ミリスチン酸イソプロピル、ジターエチルヘキサ
ン酸ネオペンチルグリコール、シカプリル酸ネオペンチ
ルグリコール、シカプリン酸ネオペンチルグリコール、
トリイソオクチル酸グリセリン、トリイソステアリン酸
グリセリン、オリーブ油、マカデミアナツツ油、アボガ
ド油、ヒマワリ油、ミンク油、ラノリン、ラウリン酸、
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン
酸、ミツロウ等の各種炭化水素、高級アルコール、エス
テル類、油脂類、ロウ類等の油性成分、シリコーン類、
アセトン、トルエン、酢酸ブチル、酢酸エチル等の有機
溶剤、アルキッド樹脂、尿素樹脂等の樹脂、カンファ、
クエン酸アセチルトリブチル等の可塑剤、紫外線吸収剤
、界面活性剤、保湿剤、ビタミン類、香料、水、アルコ
ール、増粘剤、無機粉末、有機粉末、色素類、増粘剤等
があげられる。
本発明による皮膚外用剤の形態は、液状、乳液状、クリ
ーム状、軟膏状、粉末状、ケーキ状、ぺンシル状、スチ
ック状等であることができる。
[発明の効果] 本発明に係るデヒドロアビエチン酸及び/又はジヒドロ
アビエチン酸と、アルコールとのエステルは、皮膚に対
して感作性がなく、かつ安定性が良好で、つやがあり、
皮膚に塗布した場合、つき、もち、なじみ等の使用感触
に優れ、化粧品、医薬品、医薬部外品等の皮膚外用剤の
原料として好適である。また部分エステルの場合、乳化
剤や可溶化剤等の界面活性剤としても利用できる。
L実施例コ 以下、製造例、試験例、実施例を挙げて、本発明をさら
に詳細に説明する。
製造例−■ 不均化ロジンの製造 温度針及び窒素導入管、攪拌装置、冷却管付水分離管を
備えた2βの4ツロフラスコに市販中国産ガムロジン蒸
留物(酸価175、軟化点80℃)を1200g仕込み
、窒素を通じながらとかし、パラジウム−炭素0.78
g (パラジウム5%:日本エンゲルハルト株式会社)
を添加し、280℃で3時間反応後、220℃で減圧口
過を行い、不均化ロジンを得た。このものの酸価は16
7、軟化点は78℃であった。
製造例−2デヒドロアビエチン酸の製造製造例−1で得
た不均化ロジン510gをエタノール1 、200gに
加熱溶解し、これにモノエタノールアミン102gを加
え、30分間還流下で反応させた後、水1 、200g
を加えた。このようにして得られたデヒドロアビエチン
酸モノエタノールアミン塩をイソオクタン500m1で
2回抽出し不ケン化物及びジヒドロアビエチン酸塩を除
いた。−昼夜放置し、結晶を口遇し、さらにエタノール
600gで3回再結晶を行ない、十分デヒドロアビエチ
ン酸の純度を上げてから塩酸でアミン塩を分解し、口過
した。この結晶をエーテルに熔解し、十分に水洗した後
乾固、再度エタノール中で再結晶を行ってデヒドロアビ
エチン酸を得た。得られたデヒドロアビエチン酸は、酸
価1B5.8 、融点178℃、ガスクロマトグラフィ
ー純度は95.2%であった。
製造例−3ジヒドロアビエチン酸の製造アヒxチンwI
(8価170、軟化点81℃) 60g、シクロヘキサ
ン120g及びニッケルーケイソウ土N−103[ニッ
ケル50〜52%、日揮化学製]1.5gをオートクレ
ーブに仕込み水素置換した後120kg/c+4まで水
素を昇圧し200℃で3時間反応させた。反応終了後、
冷却し未反応の水素を抜いた後、口過して触媒を除去し
、さらに希塩酸で処理した。
このようにして得られた粗ジヒドロアビエチン酸を塩酸
/エタノール中で異性化し、さらにアセトン中で再結晶
を行った。得られたジヒドロアビエチン酸は酸価185
.1、融点164〜166℃であった。
比較製造例−1トリガムロジングリセリン中国産ガムロ
ジン(酸価170、軟化点81℃)601g及びグリセ
リン73.8gを窒素導入管、攪拌装置、冷却管付水分
離管を備えた4ツロ21フラスコに仕込み、230℃で
3時間、さらに260℃で10時間反応させ、トリガム
ロジングリセリンを得た。本品の酸価は2.9、軟化点
78℃であった。
製造例−4トリデヒドロアビエチン酸グリセリン デヒドロアビエチン酸601g5グリセリン75gを用
いた以外は、比較製造例−1とほぼ同様に行なった。生
成物の酸価は6.5であった。
製造例−5デヒドロアビエチン酸2−オクチルドデシル デヒドロアビエチン酸605g、2−オクチルドデシル
アルコール453gを用いた以外は、比較製造例−1と
ほぼ同様に行なった。生成物の酸価は8.5であった。
製造例−6トリデヒドロアビエチン酸トリメチロールプ
ロパン デヒドロアビエチン酸599g、  )リメチロールプ
ロパン115.6gを用いた以外は、比較製造例−1と
ほぼ同様に行なった。生成物の酸価は18.5であった
製造例−7ジデヒドロアビエチン酸ジグリセリン デヒドロアビエチン酸602g、ジグリセリン164.
8gを用いた以外は比較製造例−1とほぼ同様に行なっ
た。生成物の酸価は14.5であった。
製造例−8ジ(ジヒドロアビエチン酸)ジグリセリン ジヒドロアビエチン酸600g、ジグリセリン165.
2gを用いた以外は比較製造例−1とほぼ同様に行なっ
た。生成物の酸価は14.5であった。
製造例−9ジヒドロアビエチン酸とポリグリセリンとの
エステル ジヒドロアビエチンM100g、ポリグリセリン−50
050gを用いた以外は比較製造例−1とほぼ同様に行
なった。生成物の酸価は15であった。
以上、代表的な製造例、精製例を記したが、本発明によ
れば、必要に応じて液状〜固体まで種々の形態のエステ
ルを得ることができる。
次に本発明によって得られたエステルの感作性及び安定
性について検討した。
試験例−1モルモット感作性試験 [f 380〜450gの健常なハートレイ系アルピノ
モルモットを使用し、Modified Maximi
zationTest (Sato、Y、et al 
:^modified technique ofgu
inea pig testing to 1dent
ify delayed hypersensit’1
vity  allergens  ; Contac
t  Darmatitis=7.225−237.1
981)に準し行った。
まず、感作処置を次のように行った。フロイント完全ア
ジュバント(Freund’s Complete a
dju−vant Difco社製二以下FCAと略す
)を、剃毛したモルモット頚部に、0.1mlづつ4点
皮内注射した。注射部位の角質層に「#」型の傷をつけ
、被験物質の0.1mlをリント布(トリイパソチテス
ト用絆創膏)にとり、注射部位4ケ所に72時間貼布し
た。皮肉注射7日後、注射部位を剃毛し、10重量%ラ
ウリル硫酸ソーダ含有の白色ワセリンを0.2g塗布し
た。翌日、注射部位に10重量%の被験物質のアセトン
溶液0.2ml @塗布し、4g時間閉塞下に置き、感
作処置を終了した。
誘発試験は、皮肉注射21日後、各濃度の被験物質アセ
トン溶液10μlを剃毛した背部皮膚に開放下に塗布し
行った。各試験に際しては、対照動物として感作処置時
に、FCAを等量の水で乳化した乳化液のみを皮肉注射
しておいた動物に、前記同様の誘発試験を同時に行い、
被験物質の非特異的皮膚刺激性反応を区別した。
なお、感作性の評価は次の基準に従った。
十+;強い感作性あり +;明らかな感作性あり 一;感作性なし 試験例−2安定性試験 100ffilのスクリュー管に試料20gを入れ、5
0℃、1ケ月放置後、女性パネル10名によりにおい評
価を、変臭しているか否かで行なった。
○ 変臭していない × 変臭している 以上、得られたエステルについて、前記の試験法にした
がって、感作性試験及び安定性試験を実施した結果を次
表に示す。
酸部としてデヒドロアビエチン酸及び/又はジヒドロア
ビエチン酸を用いたエステルは、いずれも感作性がなく
、安定性も良好であった。
以下に、本発明に係る皮膚外用剤の実施例を示す。
実施例−1口紅 実施例−1比較例−1 ■モレシン8        10  %  10  
%■カルナウバロウ       11 ■キヤンデリラロウ      44 ■トリテヒドロアビエチン  1〇− 酸グリセリン (製造例−4) ■トリガムロジングリセリ  −10 ン ■流動パラフィン      1515■ヒマシ油  
        29.70  29.70■ジ2−へ
ブチルウンデカン  2020酸グリセリン ■雲母チタン合成パール   1010[相]赤色酸化
鉄        0.05   0.05■赤色20
2号        0.1   0.1[相]黄色4
号         0.15   0.15〈製法〉 ■〜■を85〜95℃に加熱溶解し、このものに■〜@
を加えて分散させる。直ちに減圧脱気し、所定の容器に
移し、冷却固化して口紅を得た。
実施例−1のトリデヒドロアビエチン酸グリセリンを配
合したものは皮膚に塗布した場合、使用感触やもちが良
好であり、感作性も認められなかった。また、50℃、
1ケ月、放置したものについて、女性パネル10名によ
り官能によるにおい評価を行なった結果、変臭は認めら
れなかった。
一方、比較例−1のトリガムロジングリセリンを配合し
たものは、皮膚に塗布した場合、使用感触が良好であっ
たが、弱い感作性が認められた。
また、50℃、1ケ月、放置したものについて、女性パ
ネル10名により官能によるにおい評価を行なった結果
、変臭が認められた。
実施例−2口紅 実施例−2比較例−2 0ポリエチレンワツクス    4 %  4 %■セ
レシンB7    7 ■カルナウバロウ       11 ■キヤンデリラロウ      55 ■流動パラフイン      1010■ヒマシ油  
     ’   12.85  12.85■ジ2−
ヘプチルウンデカン  1010酸グリセリン ■デヒドロアビエチン酸2−50− オクチルドデシル (製造例−5) ■ガムロジン2−オクチルド  −50デシル [相]赤色酸化鉄        0.1   0.1
0赤色202号        0.05   0.0
5〈製法〉 ■〜■を85〜95℃に加熱溶解し、このものに、[相
]、■を加えて分散させる。直ちに減圧脱気し、所定の
容器に移し、冷却固化して口紅を得た。
実施例−2の口紅は、皮膚に塗布した場合、ツヤがあり
使用感触が良好であり、感作性も認められなかった。ま
た、50℃、1力月放置したものについて、女性パネル
10名により官能によるにおい評価を行なった結果、変
臭は認められなかった。
一方、比較例−2の口紅は、皮膚に塗布した場合、ツヤ
があり、使用感触が良好であったが、弱い感作性が認め
られた。また、50℃、1ケ月放置したものについて、
女性パネル10名により官能によるにおい評価を行なっ
た結果、変臭が認められた。
実施例−3アイシャドー ■タルク                19%■マ
イカ               lO■雲母チタン
合成パール       60■赤色226号    
        0.1〇青色404号       
     1.0■流動パラフイン         
 7■トリデヒドロアビエチン酸      1トリメ
チロールプロパン (製造例−6) ■セスキオレイン酸ソルビタン     1■防腐剤 
            適 量[相]香料     
         通 量〈製法〉 ■〜■をヘンシェルミキサーにて混合し、あらかしめ8
0℃で加熱熔解した■〜[相]をふきつけて、さらにヘ
ンシェルミキサーにて混合する。ついでアトマイザ−で
粉砕し、篩処理後、中皿に圧縮成型してプレスト状アイ
シャドーを得た。
実施例−3で得たアイシャドーは、耐衝撃性が強く、皮
膚に塗布した場合、使用感触が良好であり、しかも感作
性も認められなかった。また、50”c 14月放置後
でも、変臭は認められなかった。
実施例−4乳液 ■ジデヒドロアビエチン酸       2.0  %
ジグリセリン (製造例−7) ■ミンク油               3.0■ミ
リスチルアルコール        1.50ジメチル
ポリシロキサン(20cps )   1.0■ポリオ
キシエチレン(20モル)2.52−オクチルドデカノ
ールエーテル ■グリセリルモノステアレート     0.5■イソ
ステアリン酸          0.3■イソパルミ
チン酸          0.2■ヘヘニン酸   
          0.3[相]カルボキシビニルポ
リマー      0.20ゼラチン        
     0.10カラギーナン          
 0・1@ヒアルロン酸             0
・10トラガカントガム          0.1[
相]デキストリン            0.1[相
]苛性カリ              0.08@ジ
プロピレングリコール       3[相]ポリエチ
レングリコール      4[相]精製水     
         残余く製 法〉 ■〜■を混合加熱して70℃に保ち、これをA相とする
。[相]に[相]〜■を加えて攪拌溶解した後、[相]
、■、[相]を添加し、乳化直前に[相]を加えて溶解
した後、70℃に保ち、これをB相とする。B相にA相
を加え予備乳化した後、ホモミキサーで乳化し、次いで
30℃まで冷却して乳液を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. デヒドロアビエチン酸及び/又はジヒドロアビエチン酸
    と、アルコールとのエステルを含有する皮膚外用剤。
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