JPH0987156A - 光老化防止剤及び皮膚化粧料 - Google Patents

光老化防止剤及び皮膚化粧料

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JPH0987156A
JPH0987156A JP23988095A JP23988095A JPH0987156A JP H0987156 A JPH0987156 A JP H0987156A JP 23988095 A JP23988095 A JP 23988095A JP 23988095 A JP23988095 A JP 23988095A JP H0987156 A JPH0987156 A JP H0987156A
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JP
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betulinic acid
skin
acid
betulinate
betulinic
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JP23988095A
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English (en)
Inventor
Akihiro Tada
明弘 多田
Takayuki Katagiri
崇行 片桐
Koji Yokoyama
浩治 横山
Akiko Kanamaru
晶子 金丸
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Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性が高く且つ光老化防止効果に優れる光
老化防止剤を提供し、更に、皮膚のシワ、シミ等を防
止、改善する美肌効果に優れる皮膚化粧料を提供する。 【解決手段】 ベツリン酸(3β-Hydroxy-20(29)-lupae
ne-28-oic acid)及びその誘導体並びにそれらの塩類か
ら選ばれる一種又は二種以上を光老化防止剤とする。ま
た、ベツリン酸及びその誘導体並びにそれらの塩類から
選ばれる一種又は二種以上をを皮膚化粧料に、好ましく
は0.001〜10重量%の割合で配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光老化防止剤及び
皮膚化粧料に関し、詳しくは、ベツリン酸類からなる光
老化防止剤及び、ベツリン酸類を含有する、シワ、シミ
等を防止、改善する美肌効果に優れた皮膚化粧料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に皮膚老化とは、加齢に伴う生理
的老化と、日光暴露(紫外線)による光老化とが互いに
影響しあって生じる生理現象であるが、現在、特に後者
の光老化とシワ、肌荒れ、シミ等との関係が注目されて
いる。すなわち、長期間太陽(紫外線)に当たり続ける
と、顔、首筋の深いシワを増加させ、更に皮膚の乾燥及
び肌荒れやシミ、ソバカス等の色素沈着を起こすことが
知られており、この光老化による肌のトラブルが問題視
される様になった。
【0003】従来より、これら紫外線による皮膚への障
害を防止するために、酸化チタン、酸化亜鉛、パラメト
キシ桂皮酸エステル、パラアミノ安息香酸エステル等の
各種の紫外線吸収、散乱、遮蔽物質を配合した化粧料
(サンスクリーン、サンプロテクト化粧品)が開発さ
れ、使用されている。しかしながら、これらの化粧料を
使用しても圧倒的な日光暴露から皮膚を防御することは
難しい。また、上記光老化を改善する方法としては、全
トランス型のレチノイン酸の外用塗布が有効であること
が広く知られているが(Methods in Enz
ymology、1990年、第190巻、352−3
60頁等参照)、安全性上の問題から、医師による使用
に限定されており、有効性が高くかつ安全な光老化改善
剤及び皮膚化粧料の開発が切望されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記観点か
らなされたものであり、安全性が高く且つ光老化防止効
果に優れる光老化防止剤を提供し、更には、皮膚のシ
ワ、シミ等を防止、改善する美肌効果に優れる皮膚化粧
料を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意研究を行った結果、安全性に何ら問
題のないベツリン酸、その誘導体及びそれらの塩類が光
老化を防止する効果に優れていること、更には、上記ベ
ツリン酸、その誘導体及びそれらの塩類を配合した皮膚
化粧料がシワやシミ、ソバカスを防止、改善する美肌効
果に優れることを見出し、本発明を完成させた。
【0006】すなわち本発明は、ベツリン酸(3β-Hydr
oxy-20(29)-lupaene-28-oic acid)及びその誘導体並び
にそれらの塩類から選ばれる一種又は二種以上からなる
光老化防止剤である。
【0007】更に本発明は、ベツリン酸(3β-Hydroxy-
20(29)-lupaene-28-oic acid)及びその誘導体並びにそ
れらの塩類から選ばれる一種又は二種以上を含有する皮
膚化粧料を提供する。また、この様な本発明の皮膚化粧
料におけるベツリン酸及びその誘導体並びにそれらの塩
類から選ばれる一種又は二種以上の含有量の具体例は、
化粧料全量に対して0.001〜10重量%程度であ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。まず、本発明の光老化防止剤について説明する。 <1>本発明の光老化防止剤 本発明の光老化防止剤は、ベツリン酸及びその誘導体並
びにそれらの塩類から選ばれる一種又は二種以上からな
る。
【0009】ベツリン酸は、下記の構造式で表されるル
パン系トリテルペノイドの一種で植物界に広く分布して
いる物質であり、一般的な有機溶剤、例えばメタノー
ル、エタノールなどのアルコール類を用いて植物体から
容易に抽出することができる。
【0010】
【化1】
【0011】本発明に適用されるベツリン酸は、起源と
なる植物体に限定されるものではなく、また、植物体か
ら取り出される方法により限定されるものではない。さ
らに、植物体から取り出す方法以外に化学合成によりベ
ツリン酸を製造することもでき、これにより得られるベ
ツリン酸を本発明に用いることもなんら制限されるもの
ではない。従って、本発明においては、ベツリン酸の製
造方法は、経済性、安全性等を勘案して、適当な方法を
適宜選択することができる。あるいは、ベツリン酸は市
販もされており、本発明の光老化防止剤としてこの様な
市販品を用いることも可能である。
【0012】本発明に用いるベツリン酸誘導体は、上記
ベツリン酸の有する官能基と各種官能基を有する有機化
合物を通常の合成方法で反応させて得られるベツリン酸
誘導体であれば、特に制限されるものではないが、好ま
しくは、ベツリン酸の3位の水酸基をアシル基で置換し
たアシルベツリン酸、28位のカルボキシル基をアルキ
ルエステル化したベツリン酸アルキルエステル、28位
のカルボキシル基をアルキルエステル化し3位の水酸基
をアシル基で置換したアシルベツリン酸アルキルエステ
ル等を挙げることができる。さらに、これらのベツリン
酸誘導体のうちでも、3位のアシル基の炭素数が2〜2
0、28位のアルキルエステル部分のアルキル基の炭素
数が1〜20のベツリン酸誘導体が安定性ならびに取り
扱いのし易さの面からより好ましいベツリン酸誘導体と
して挙げられる。
【0013】上記アシルベツリン酸の具体例としては、
ブタノイルベツリン酸、オクタノイルベツリン酸、ラウ
ロイルベツリン酸、パルミトイルベツリン酸、2−エチ
ルヘキサノイルベツリン酸、ヘキシルデカノイルベツリ
ン酸等が、ベツリン酸アルキルエステルの具体例として
は、ベツリン酸エチル、ベツリン酸ブチル、ベツリン酸
−2−エチルヘキシル、ベツリン酸オクチルドデシル、
ベツリン酸セチル、ベツリン酸−2−ヘキシルデシル等
が、また、アシルベツリン酸アルキルエステルの具体例
としては、ブタノイルベツリン酸セチル、オクタノイル
ベツリン酸エチル、パルミトイルベツリン酸エチル、2
−エチルヘキサノイルベツリン酸−2−エチルヘキシ
ル、2−ヘキシルデカノイルベツリン酸オクチルドデシ
ル、ラウロイルベツリン酸エチル、ラウロイルベツリン
酸セチル、ブタノイルベツリン酸−2−ヘキシルデシル
等が挙げられる。
【0014】この様な本発明に好ましく用いられるアシ
ルベツリン酸、ベツリン酸アルキルエステル、アシルベ
ツリン酸アルキルエステル等の合成は、通常の合成方法
に従って行えばよい。例えば、アシルベツリン酸におい
ては、ベツリン酸をテトラヒドロフラン等の非極性溶媒
に溶解し、これに所望の脂肪酸クロライドをトリエチル
アミン等の塩基存在下で反応させ目的物のアシルベツリ
ン酸を得る方法が好ましく挙げられる。また、ベツリン
酸アルキルエステルにおいては、まずベツリン酸をクロ
ロホルム等の適当な溶媒に溶解し、これにトリエチルア
ミン等の塩基存在下で塩化チオニル等塩素化剤を作用さ
せ、ベツリン酸クロライドを生成させ、これにエタノー
ル、セタノール等所望のアルコールをトリエチルアミン
等の塩基存在下で反応させて、ベツリン酸アルキルエス
テルを得る方法が好ましく挙げられる。アシルベツリン
酸アルキルエステルの合成方法としては、上記エステル
化の方法に従ってまずベツリン酸アルキルエステルを合
成し、これを出発物質として上記アシル化の方法に従っ
て合成を行う方法が好ましく挙げられる。
【0015】ベツリン酸及びベツリン酸誘導体の塩類
は、これらの化合物と無機、有機の塩基とを反応させて
得られるアンモニウム塩、アルカリ金属塩、あるいはコ
リン塩等が挙げられるが、ベツリン酸の塩類、例えば、
ベツリン酸の3位の水酸基をアルカリ金属、アンモニウ
ム基等で置換した塩、及び/又は、28位のカルボキシ
ル基の水素原子をアルカリ金属、アンモニウム基等で置
換した塩が、本発明において好ましく用いられる。
【0016】また、本発明の光老化防止剤に適用される
ベツリン酸及びその誘導体並びにそれらの塩類は、極め
て安定であり、製剤とした場合も変色、変臭、分解失活
などの経時的変化を起こさないので、各種の剤型に対し
て安定かつ容易に配合することができる。
【0017】次に本発明の皮膚化粧料の実施の形態につ
いて説明する。 <2>本発明の皮膚化粧料 本発明の皮膚化粧料は、ベツリン酸及びその誘導体並び
にそれらの塩類から選ばれる一種又は二種以上を含有す
る。本発明の皮膚化粧料に配合するベツリン酸及びその
誘導体並びにそれらの塩類(以下、ベツリン酸類と呼
ぶ)については、<1>で述べた通りであり、これと同
様のベツリン酸類が本発明の皮膚化粧料に用いられる。
【0018】上記本発明の皮膚化粧料におけるベツリン
酸類の配合量は、好ましくは、化粧料全量に対して0.
001〜10重量%、より好ましくは、0.05〜1重
量%である。上記ベツリン酸類の皮膚化粧料に対する配
合量が0.001重量%より少ない量では、シワ、シミ
等の肌の状態を改善する美肌効果が十分に得られないこ
とがあり、また、10重量%を越えた量を用いたとして
も、増加分に見合った効果が望めないことがある。
【0019】本発明の化粧料の剤型は、特に限定される
ものではなく、例えば、クリーム、乳液、オイル、ロー
ション、パック、水性ゲル、オイルゲル及び軟膏などが
挙げられるが、経皮吸収性の点からクリーム、乳液、オ
イルなどがより好ましい剤型といえる。これらの皮膚化
粧料は、上記ベツリン酸類が剤型に応じて適宜選択され
配合される以外は、通常の皮膚化粧料と同様の方法で製
造することができる。
【0020】また、本発明の皮膚化粧料には、上記ベツ
リン酸類以外に、通常、皮膚化粧料に適用される、流動
パラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素類、ミ
リスチン酸イソプロピル(IPM)や合成ゲイロウ、ホ
ホバ油、カルナウバワックス等のエステル類、オリーブ
油、牛脂等の動植物油脂、セタノール、ステアリルアル
コール等の高級アルコール類、ステアリン酸、オレイン
酸等の高級脂肪酸類、ラウリル硫酸ナトリウム、アルキ
ルスルホコハク酸エステル等のアニオン界面活性剤、4
級アルキルアミン塩等のカチオン界面活性剤、脂肪酸モ
ノグリセライド、ポオキシエチレン硬化ヒマシ油等のノ
ニオン界面活性剤、アルキルベタイン等の両性界面活性
剤等の界面活性剤類、グリセリンやプロピレングリコー
ル等の多価アルコール類、エタノール、プロパノール等
の低級アルコール類、パラベン類やグルコン酸クロルヘ
キシジン等の防腐剤類、パラアミノ安息香酸誘導体、ベ
ンゾフェノン誘導体等の紫外線吸収剤、ビタミンEやブ
チルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤、アラビアゴ
ム、カルボキシビニルポリマー等の増粘剤、ポリエチレ
ングリコール等の保湿剤、クエン酸塩、酢酸塩等のpH
調整剤、酸化チタン、シリカゲル、タルク等の粉体類、
香料、色素等、ヒアルロン酸、胎盤抽出物、朝鮮人参エ
キス、ビタミン類、ステロール配糖体等の各種目的に応
じた薬効成分などが適宜選択されて配合される。
【0021】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。まず、
ベツリン酸類の製造例について説明する。なお、原料と
して用いたベツリン酸は全てアルドリッチ社製のもので
あった。
【0022】
【製造例1】 ベツリン酸ブチル トリエチルアミン10.1gをクロロホルム100ml
に溶解した溶液にベツリン酸45.7gを加えた混合液
に、別に新しく蒸留した塩化チオニル11.9gをクロ
ロホルム30mlに溶解した溶液を、氷冷下において滴
下しながら1時間撹拌反応させた。反応液から生成した
ベツリン酸クロライドを取り出すことなく、これにブタ
ノール40gを加え、さらにトリエチルアミン10.1
gをクロロホルム30mlに溶解した溶液を氷冷下で滴
下し3時間反応させた。得られた反応液から、生成した
トリエチルアミン塩酸塩を炉別した後、溶媒を留去して
粗精製物を得た。精製はカラムを用い、ヘキサン/酢酸
エチル(9/1)溶媒により溶出させることにより行
い、白色粉末のベツリン酸ブチル26.0gを得た。収
率は50%であった。
【0023】
【製造例2】 ブタノイルベツリン酸 ベツリン酸45.7gをテトラヒドロフラン200ml
に溶解し、これにトリエチルアミン32gを加え混合液
としたものに、酪酸クロライド12gを氷冷下において
滴下しながら1時間撹拌反応させ、次いで室温で2時間
撹拌反応させた。その後、エタノール及び2%塩酸を用
いて反応液中の未反応酢酸クロライド、トリエチルアミ
ンをそれぞれ処理してから、反応物を酢酸エチルで抽出
した。得られた抽出液から抽出溶媒を留去し粗精製物を
得た。精製はカラムを用い、ヘキサン/エーテル(98
/2)溶媒により溶出させることにより行い、白色結晶
のブタノイルベツリン酸34.2gを得た。収率は65
%であった。
【0024】
【製造例3】 ブタノイルベツリン酸セチル トリエチルアミン10.1gをクロロホルム100ml
に溶解した溶液にベツリン酸45.7gを加えた混合液
に、別に新しく蒸留した塩化チオニル11.9gをクロ
ロホルム30mlに溶解した溶液を、氷冷下において滴
下しながら1時間撹拌反応させた。反応液から生成した
ベツリン酸クロライドを取り出すことなく、これにセタ
ノール50gを加え、さらにトリエチルアミン10.1
gをクロロホルム30mlに溶解した溶液を氷冷下で滴
下し3時間反応させた。得られた反応液から、生成した
トリエチルアミン塩酸塩を炉別した後、40℃以下で溶
媒を留去してベツリン酸セチルを得た。
【0025】次に得られたベツリン酸セチルをベンゼン
200mlに溶解し、これにトリエチルアミン32gを
加え混合液としたものに、酪酸クロライド12gを氷冷
下において滴下しながら1時間撹拌反応させ、次いで室
温で2時間撹拌反応させた。反応停止後、反応液中の未
反応トリエチルアミンを2%塩酸で処理してから、反応
物を酢酸エチルで抽出した。得られた抽出液より抽出溶
媒を留去し粗精製物を得た。精製はカラムを用い、ヘキ
サン/エーテル(98/2)溶媒により溶出させること
により行い、無色液体のブタノイルベツリン酸セチル3
6gを得た。収率は48%であった。
【0026】
【製造例4】 オクタノイルベツリン酸エチル トリエチルアミン10.1gをクロロホルム100ml
に溶解した溶液にベツリン酸45.7gを加えた混合液
に、別に新しく蒸留した塩化チオニル11.9gをクロ
ロホルム30mlに溶解した溶液を、氷冷下において滴
下しながら1時間撹拌反応させた。反応液から生成した
ベツリン酸クロライドを取り出すことなく、これにエタ
ノール32gを加え、さらにトリエチルアミン10.1
gをクロロホルム30mlに溶解した溶液を氷冷下で滴
下し3時間反応させた。得られた反応液から、生成した
トリエチルアミン塩酸塩を炉別した後、40℃以下で溶
媒を留去してベツリン酸エチルを得た。
【0027】次に得られたベツリン酸エチルをベンゼン
200mlに溶解し、これにトリエチルアミン32gを
加え混合液としたものに、オクチル酸クロライド36g
を氷冷下において滴下しながら1時間撹拌反応させ、次
いで室温で2時間撹拌反応させた。反応停止後、反応液
中の未反応トリエチルアミンを2%塩酸で処理してか
ら、反応物を酢酸エチルで抽出した。得られた抽出液よ
り抽出溶媒を留去し粗精製物を得た。精製はカラムを用
い、ヘキサン/エーテル(98/2)溶媒により溶出さ
せることにより行い、無色液体のオクタノイルベツリン
酸エチル36gを得た。収率は59%であった。
【0028】
【製造例5】 ラウロイルベツリン酸エチル トリエチルアミン10.1gをクロロホルム100ml
に溶解した溶液にベツリン酸45.7gを加えた混合液
に、別に新しく蒸留した塩化チオニル11.9gをクロ
ロホルム30mlに溶解した溶液を、氷冷下において滴
下しながら1時間撹拌反応させた。反応液から生成した
ベツリン酸クロライドを取り出すことなく、これにエタ
ノール32gを加え、さらにトリエチルアミン10.1
gをクロロホルム30mlに溶解した溶液を氷冷下で滴
下し3時間反応させた。得られた反応液から、生成した
トリエチルアミン塩酸塩を炉別した後、40℃以下で溶
媒を留去してベツリン酸エチルを得た。
【0029】次に得られたベツリン酸エチルをベンゼン
200mlに溶解し、これにトリエチルアミン32gを
加え混合液としたものに、ラウリン酸クロライド36g
を氷冷下において滴下しながら1時間撹拌反応させ、次
いで室温で2時間撹拌反応させた。反応停止後、反応液
中の未反応トリエチルアミンを2%塩酸で処理してか
ら、反応物を酢酸エチルで抽出した。得られた抽出液よ
り抽出溶媒を留去し粗精製物を得た。精製はカラムを用
い、ヘキサン/エーテル(98/2)溶媒により溶出さ
せることにより行い、無色液体のラウロイルベツリン酸
エチル38gを得た。収率は58%であった。
【0030】
【製造例6】 2−エチルヘキサノイルベツリン酸−2
−エチルヘキシル 実施例1で得られたベツリン酸45.7gとトリエチル
アミン10.1gをベンゼン100mlに溶解した混合
液に、別に新しく蒸留した塩化チオン11.9gをベン
ゼン30mlに溶解した溶液を、氷冷下において滴下し
ながら1時間撹拌反応させた。反応液から生成したベツ
リン酸クロライドを取り出すことなく、これに2−エチ
ルヘキシルアルコール12gとトリエチルアミン10.
1gをベンゼン30mlに溶解した混合液を氷冷下で滴
下し3時間反応させた。得られた反応液から、生成した
トリエチルアミン塩酸塩を炉別した後、溶媒を40℃以
下で留去してベツリン酸−2−エチルヘキシルを得た。
【0031】次に得られたベツリン酸−2−エチルヘキ
シルをベンゼン200mlに溶解し、これにトリエチル
アミン32gを加え混合液としたものに、2−エチルヘ
キサン酸クロライド36gを氷冷下において滴下しなが
ら1時間撹拌反応させ、次いで室温で2時間撹拌し、さ
らにベンゼンの沸点温度で還流を1時間行った。反応停
止後、反応液中の未反応トリエチルアミンを2%塩酸で
処理してから、反応物を酢酸エチルで抽出した。得られ
た抽出液より抽出溶媒を留去し粗精製物を得た。精製は
カラムを用い、ヘキサン/エーテル(98/2)溶媒に
より溶出させることにより行い、無色液体の2−エチル
ヘキサンノイルベツリン酸−2−エチルヘキシル30g
を得た。収率は49%であった。
【0032】<本発明の光老化防止剤の評価>ベツリン
酸(アルドリッチ社製)及び上記各製造例で得られたベ
ツリン酸誘導体について安全性及び皮膚の光老化防止効
果を以下の方法で試験し、本発明の光老化防止剤の評価
とした。
【0033】(1)安全性試験 (1)−1.皮膚刺激性試験 ベツリン酸および上記各製造例で得られたブタノイルベ
ツリン酸、オクタノイルベツリン酸エチル、2−エチル
ヘキサノイルベツリン酸−2−エチルヘキシルについて
の皮膚刺激性試験を、実験動物としてハートレー系モル
モット(300〜500g、雄)を用いて行った。
【0034】1群6匹ずつのモルモットの背部を除・剃
毛した後、除・剃毛部に、ベツリン酸または上記各製造
例で得られたベツリン酸誘導体を、表1の各種濃度で含
有する白色ワセリン50mgを直径15mmの布製パッ
チにしみ込ませプラスチック絆創膏に装着したものを、
貼り付け、24時間のクローズドパッチを行った。クロ
ーズドパッチ終了後、プラスチック絆創膏を除去した直
後(0時間後)及び24時間後の皮膚反応を下記判定基
準に従って評価し、試験群毎に6匹の平均評価点を算出
した。
【0035】(判定基準) 0 : 皮膚反応を認めない 1 : 微弱或いは境界不明確な紅斑 2 : 明らかな紅斑 3 : 浮腫を伴う反応 4 : 潰瘍・壊死等の反応 また、コントロールとして白色ワセリンのみで上記同様
の試験、評価を行った。結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】(1)−2.アレルギー性試験 ベツリン酸および上記各製造例で得られたブタノイルベ
ツリン酸、オクタノイルベツリン酸エチル、2−エチル
ヘキサノイルベツリン酸−2−エチルヘキシルについて
のアレルギー性試験を、実験動物としてハートレー系モ
ルモット(300〜500g、雄)を1群6匹ずつ用
い、佐藤らの方法(Contact Dermatitis,7,225(1981)を
参照)に準じて行った。
【0038】刈毛したモルモット頚部の2×4cmの4
隅に、フロイント・コンプリート・アジュバントと等量
の蒸留水と乳化液0.1mlを皮内注射し、注射部位の
角質層に井型の傷をつけた後、白色ワセリンで10%濃
度としたベツリン酸類、白色ワセリンで5%濃度とした
ベツリン酸類、白色ワセリンの各50mgを塗布した絆
創膏を貼付し、24時間放置した。この操作をその後2
日間続けた。
【0039】感作誘導開始から7日目に、剃毛した肩甲
骨上にラウリル硫酸ナトリウム10%を含むワセリンを
塗布し、24時間後に上記各検体200mgを2×4c
mの濾紙を用いて48時間閉塞適用した。
【0040】その後、十分な免疫応答を引き起こすため
に最終感作日から10日間の猶予期間をおいた後、各群
のモルモットの背部皮膚に、白色ワセリンで10%濃度
としたベツリン酸類、白色ワセリンで5%濃度としたベ
ツリン酸類、白色ワセリンの各10mgを、それぞれ直
径1.5cmに開放で塗布し、24時間後及び48時間
後の皮膚反応を下記判定基準に従って評価し、試験群毎
に6匹の平均評価点を算出した。
【0041】(判定基準) 0 : 皮膚反応を認めない 1 : 微弱或いは境界不明確な紅斑 2 : 明らかな紅斑 3 : 浮腫を伴う反応 4 : 潰瘍・壊死等の反応
【0042】結果を表2〜表5に示す。なお、表2はベ
ツリン酸の、表3は製造例2で得られたブタノイルベツ
リン酸の、表4は製造例4で得られたオクタノイルベツ
リン酸エチルの、表5は製造例6で得られた2−エチル
ヘキサノイルベツリン酸−2−エチルヘキシルの試験結
果をそれぞれ示すものである。
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】
【表4】
【0046】
【表5】
【0047】これらの結果から明らかなように、ベツリ
ン酸及び上記製造例で得られたベツリン酸誘導体はいず
れも、皮膚刺激性、アレルギー性がともにほとんど認め
られず、従って本発明の光老化防止剤は、安全性に優れ
るといえる。
【0048】(2)UVシワモデル改善試験 ベツリン酸および上記各製造例で得られたブタノイルベ
ツリン酸、オクタノイルベツリン酸エチル、2−エチル
ヘキサノイルベツリン酸−2−エチルヘキシルについて
のUVシワモデル改善試験を、実験動物としてヘアレス
マウス(5週齢、雌)を用いて行った。
【0049】1群10匹ずつのヘアレスマウスの背部皮
膚にUVB(60mJ/cm2)を、1日1回、1週間
に5日の割合で照射し、7週間後、背部皮膚に光老化に
よるシワ形成を確認した。その後、ベツリン酸または上
記各製造例で得られたベツリン酸誘導体を表6に示す濃
度で含有するエタノール溶液100μlを1日1回、1
週間に5日の割合で塗布した。塗布開始から9週間後に
光老化による皮膚のシワの改善程度を下記判定基準で肉
眼評価した。
【0050】(判定基準) − : シワ改善効果が認められない ± : ややシワ改善効果が認められる + : シワ改善効果が認められる
【0051】比較のために、従来から光老化防止剤とし
て用いられている全トランス型レチノイン酸をエタノー
ルに溶解した溶液を、また、コントロールとしてエタノ
ールのみを、上記同様にUVB照射後のヘアレスマウス
に塗布したときのシワの改善程度をそれぞれ評価した。
結果を表6に示す。
【0052】
【表6】
【0053】この結果から、ベツリン酸及び上記各製造
例で得られたベツリン酸誘導体は、全トランス型レチノ
イン酸と同程度に光老化による皮膚のシワを改善する効
果に優れることが明らかであり、従って本発明の光老化
防止剤が優れた光老化防止作用を有するといえる。
【0054】次に、ベツリン酸(アルドリッチ社製)及
び/又は上記各製造例で得られたベツリン酸誘導体を配
合した本発明の皮膚化粧料の実施例について説明する。
尚、以下に用いる配合量は全て重量部である。
【0055】
【実施例1】 化粧水 表7に示すA成分を室温下にて溶解し、これに、これと
は別に室温下にて溶解したB成分を加え可溶化して、製
造例1で得られたベツリン酸ブチルを含有する化粧水を
製造した。また、同様にしてベツリン酸類を含有しない
比較例の化粧水を製造した。
【0056】
【表7】
【0057】
【実施例2】 乳液 表8のA成分を加熱混合し70℃とし、これとは別に7
0℃に加熱混合したB成分にA成分を加え乳化し冷却し
ながらC成分を加えて、ベツリン酸を含有する乳液を製
造した。また、同様にしてベツリン酸類を含有しない比
較例の乳液を製造した。
【0058】
【表8】
【0059】
【実施例3】 クリーム 表9のA成分を加熱混合し70℃とし、これに、これと
は別に70℃に加熱混合したB成分を加えて乳化し35
℃まで冷却し、これにさらにC成分を加えて、製造例2
で得られたブタノイルベツリン酸を含有するクリームを
製造した。
【0060】
【表9】
【0061】
【実施例4】 クリーム 表10のA成分を80℃に加熱し、これに、これとは別
に80℃に加熱したB成分を加えて撹拌乳化した後、3
5℃まで冷却して、製造例3で得られたブタノイルベツ
リン酸セチルを含有するクリームを製造した。
【0062】
【表10】
【0063】
【実施例5】 乳液 表11のA成分及びB成分を70℃で各々撹拌しながら
溶解した後、B成分にA成分を加え予備乳化を行った。
次に、これをホモミキサーで均一に乳化した後、かき混
ぜながら30℃まで冷却して、ベツリン酸を含有する乳
液を製造した。
【0064】
【表11】
【0065】
【実施例6】 化粧水 表12に示すA成分を室温下にて溶解し、これに、これ
とは別に室温下にて溶解したB成分を加え可溶化して、
製造例5で得られたラウロイルベツリン酸エチルを含有
する化粧水を製造した。
【0066】
【表12】
【0067】<本発明の皮膚化粧料の評価>上記実施例
1、2及び比較例1、2で得られた皮膚化粧料を用いて
実使用テストを行い、本発明の皮膚化粧料の美肌効果を
評価した。
【0068】顔面乾燥肌、小ジワ、シミ、ソバカス等の
肌のトラブルを有する本邦女性40名にパネラーとして
10名ずつ4グループ(A、B、C、D)に分かれて実
験に参加してもらった。4グループのパネラーのうち、
Aグループのパネラーには実施例1の化粧水を、Bグル
ープのパネラーには比較例1の化粧水を、Cグループの
パネラーには実施例2の乳液を、Dグループのパネラー
には比較例2の乳液を、それぞれ、顔に通常の使用方法
で6週間使用してもらった。使用開始から6週間後に、
乾燥感、ツヤがない、小ジワ、シミ・ソバカス、総合所
見について、改善状態、及び自然憎悪の状態を以下の評
価基準に従って評価した。結果を表13に示す。
【0069】(評価基準) +++ : 著明改善 ++ : かなり改善 + : やや改善 − : 変化なし −− : 自然憎悪
【0070】
【表13】
【0071】この結果から明らかなように、ベツリン酸
類を含有する実施例の皮膚化粧料は、ベツリン酸類を含
有しない比較例の皮膚化粧料に比べ、評価項目全般にわ
たって評価内容が良好であり、特に、小ジワの改善、シ
ミ・ソバカスの改善、乾燥感の改善が顕著であり、従っ
て、本発明の皮膚化粧料は美肌効果に優れているといえ
る。なお、本発明の皮膚化粧料は、使用時におけるベタ
ツキ感等の感触的な弊害がほとんどないことも同時に確
認された。
【0072】
【発明の効果】本発明の光老化防止剤は、安全性が高く
且つ光老化防止作用に優れる。また、本発明の皮膚化粧
料は、小ジワやシミ、ソバカス等を防止、改善する美肌
効果に優れると共に、皮膚に弊害なく安全に使用するこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金丸 晶子 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560ポーラ化 成工業株式会社戸塚研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベツリン酸(3β-Hydroxy-20(29)-lupae
    ne-28-oic acid)及びその誘導体並びにそれらの塩類か
    ら選ばれる一種又は二種以上からなる光老化防止剤。
  2. 【請求項2】 ベツリン酸(3β-Hydroxy-20(29)-lupae
    ne-28-oic acid)及びその誘導体並びにそれらの塩類か
    ら選ばれる一種又は二種以上を含有する皮膚化粧料。
  3. 【請求項3】 ベツリン酸及びその誘導体並びにそれら
    の塩類から選ばれる一種又は二種以上の含有量が、化粧
    料全量に対して0.001〜10重量%である請求項2
    記載の皮膚化粧料。
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