JPS63182469A - 連続式高圧精練方法 - Google Patents

連続式高圧精練方法

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JPS63182469A
JPS63182469A JP62012016A JP1201687A JPS63182469A JP S63182469 A JPS63182469 A JP S63182469A JP 62012016 A JP62012016 A JP 62012016A JP 1201687 A JP1201687 A JP 1201687A JP S63182469 A JPS63182469 A JP S63182469A
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JP
Japan
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scouring
continuous high
pressure
organic chelating
chelating agent
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Pending
Application number
JP62012016A
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English (en)
Inventor
幸男 佐藤
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DKS Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
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Publication date
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  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、連続式高圧精練方法に関するものである。
連続式高圧精練方法は、連続式高圧スチーマ−機が開発
されたことにより実現しん短時間精練方法である0本精
練方法は、 140℃×40〜80秒間の処理を行うが
、従来の連続式常圧精練方法は、98℃X20〜30分
間の処理が一般的であり。
極端な処理時間の短縮が達成されている。
しかしながら1本連続式−高圧精練方法は、綿や麻、経
糸サイジング剤そして使用水中から析出するカルシウム
、マグネシウム、鉄、アルミ等の酸化全屈が140℃の
熱湯と高アルカリ条件により金属塩となって急激に処理
液中へ沈殿し、機械や処理布に付着する欠点がある。こ
の金属塩、沈殿物は、スケールとなって硬化して機械設
備の圧力シールである合成ゴムロールを破損し、金属型
ガイドロールにも蓄積して処理布に傷やシワをつけ、精
練布の品質を低下させる。
また、処理布に付着した金属塩沈殿物は、基布から脱落
した汚れと共に再付着して白変を低下させ、後加工の漂
白や染色にも悪影響を与えている。
このため、現行の連続式高圧精練処理操作は、基布の処
理量を20〜30万m加工する毎に連続稼動を停止して
1機械内にスケールとなって蓄積した金属塩を削り取る
作業を行う必要がある。
一般的には20〜30万mの加工は、2〜3日間で加工
されるため、削り取る作業も2〜30間に1回の頻度に
なり、短時間精練方法の合理性を阻害している。
本発明者は、これらの欠点を解消すべく鋭意研究を重ね
た結果、本発明に到達したものである。
即ち、本発明は連続式高圧精練において、綿、麻もしく
は綿や麻を含む基布を処理するに際して、1種以上の有
機系キレート剤を純分100%換算0.4〜10.0f
fi量%を含有する薬剤液で処理することを特徴とする
連続式高圧精練方法を提供するものである。
本発明に使用する有機系キレート剤としては、DHEG
 (ジヒドロキシエチルグリシン、以下同じ)、HID
A(ヒドロキシエチルイミノジ酢酸、以下同じ)、NT
Aにトリロトリ酢酸、以下同じ)、EDTA (エチレ
ンジアミンテトラ酢酸、以下同じ)、DTPA (ジエ
チレントリアミンペンタ酢酸、以下同じ)、TTHA(
トリエチレンテトラミンヘキサ酢酸、以下同じ)及びH
EDTA (N−ヒドロキシエチルエチレンジアミント
リ酩酊、以下同じ)、もしくは、それらの塩タイプ、お
よびポリカルボン酸型キレート剤の中から選択された1
種以上の有機系キレート剤を用いることができる。
これら有機系キレ−I・剤の金属イオン封鎖の性質があ
ることは、一般に良く知られているが、連続式高圧精練
では応用例がない、ただ、一般の常圧洗浄や染色時には
、本発明量より極めて少ない純分 100%換算0.0
1〜0.10%を利用している場合がある。
本発明は、連続式高圧スチーマ−機内で140°Cの熱
湯と苛性ソーダ 1〜5%等の高アルカリ条件下による
急激な金属塩の析出を沈殿させずに溶解するために必要
な有機系キレート剤の量を実施例から得たものである。
本発明によって、連続式高圧精練は本来の目的である完
全なJ!l続稼動が可能になり、合理的な短時間精練が
実現できた。
即ち、基布の処理を20〜30万m加工の2〜3日間稼
動する毎に 1回の頻度で連続稼動を停止して金属塩ス
ケールを削り取る作業が不要になったことであり、稼動
率の向上に極めて有効である。
また、精練処理布に対しては、活性剤との相乗効果が得
られるため、洗浄効果の向上と金属塩や脱落汚れの再付
着防止効果が向上し、精練布の白変が極めて良好となっ
た。
洗浄効果と白変の向上は、精練布の品質向上と共に後加
工の漂白・染色性にも良好な結果が得られる。
さらに、従来の一般的処理では、洗浄性と白変が向上し
た場合、処理布の強伸度が低下するが1本発明の場合は
、従来の精練方法に比べ強伸度が低下せず、向上する結
果を得た。
以上の詳細な説明のとおり1本発明による連続式高圧精
練法は、従来の処理に比べ、極めて優れた稼動率の向上
が実現でき、さらに処理布の品質向上も得られる特徴が
ある。
次に本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 [糊抜精練性テスト及び精練性テスト]連続式高圧精練
方法は、基布の糊抜きを酵素又は酸化糊抜剤(過硫酸ア
ンモン等)で処理してから精練する場合と基布の糊抜き
をまったく行わす一浴で糊抜きと精練を同時に処理する
2通りの方法がある。いずれの場合もサチュレータ槽で
薬剤調整液を作成し、パディングでピックアップ約60
%を行って、高圧スチーマ−内に送る。高圧スチーマ−
内では、第一ブースタ槽なる薬剤調整槽で再度薬剤を完
全に浸漬してガイドロールを通過しなから糊抜精練又は
精練処理が40〜80秒間行われる。
高圧スチーマ−内は、温度140℃、圧力3.2kg/
C!+2の飽和蒸気が保たれており、第一ブースタ薬剤
槽には、サチュレータ一槽薬剤濃度の60%濃度液が調
整され循環している。
高圧スチーマ−機通過後は、常圧下で湯洗、水洗、中和
、水洗冷却を連続的に行う。
本実施例は、実際の連続加工と同条件で実施するため、
実機による綿基布30万m加工処理を行った高圧スチー
マ−機内薬剤調整液を採取して使用した。従って、実施
液には金属塩、サイジング剤、綿クズ、原綿色素、ペク
チン質等の汚れが合計約10g/Jl含有されている。
この使用液の薬剤組成は下記内容である。
[糊抜精練液]   [精練液] パディング用薬剤調整液 界面活性剤(eo%換算)   5g/fL5gl交N
a0H(100%換算)      25g/ 1 2
5g/ !L過過硫酸アンソン100%換算)3g/f
LO有機系キレート剤(100%換算) Xg/ lX
g/ 1[EDTA−4Nal 高圧スチーマ−機内薬剤調整液 界面活性剤(Bo%換算)   3g/l  3g/見
Na0H(100%換算)      15g/ 1 
15g/ 1過硫酸アンモン(100%換算)1.8g
/10有機系キレート剤(100%換算) Xg/ l
  Xg/又[EDTA−4Nal [実験操作] 綿基布を各条件毎に 10gずつ採取し、パデング用薬
剤調整液に浸漬する。完全に浸漬後。
マングル機にてピックアップ80%で絞る0次に、あら
かじめ用意しである高圧スチーマ−機内薬剤調整液を各
条件毎にオイルポット容器に200gを投入し、先にパ
ディングした綿基布を投入して密栓する。密栓したオイ
ルポットは、オイルポット染色機(福山鉄工製)にセッ
トして回転しながら精練処理する。昇温1分゛間処理 
140″OX  1分間冷却1分間で取り出し湯洗70
℃×3分間行った。酢酸2g/ lで中和を40℃× 
3分間行い、流水中で2分間水洗後、マングルにて80
%絞りを行い乾爆した。
精練布試料は、絶乾後、5gを採用し、ソックスレー抽
出法にてエーテル3時間抽出を行った。測定は3回の平
均値。
次に再湿潤性は、絶乾精練布を2cmX 15cmに切
り取り温度20℃、湿度80%の恒温恒湿に48時間放
置後、吸上法5分間にて測定した。測定は3回の平均値
である。
結果は表−1、表−2に示すとおり、有機系キレート剤
0.4〜to、o%、使用範囲が0〜0゜2%、使用範
囲に比べ残脂率、再湿潤性共に良好である。
なお、有機系キレート剤15.0%以上も有効性が容易
に予想できるが、経済的理由から現実性がないため省い
た。
実施例2 本実施例は、オイルポット染色機中での処理時間が 1
40℃XIO分と実施例1より長い他は、同一条件で処
理した。処理時間を延長した理由は、明らかな性能の優
位差を求めるためである。
表−3は、精練処理後、液の透明度測定値から含有金属
塩の溶解状態を示す。
結果は、有機系キレート剤0.4〜10.0%、使用範
囲が0〜0.2%、使用範囲に比べ明らかに透明度が向
上しており、金属塩を溶解している。
表−4は、精練布の白変測定値から金属塩や原綿色素及
び汚れ等の再汚染防止性を示す。
結果は、有機系キレート剤0.4〜10.0%、使用範
囲がθ〜0.2%、使用に比べ極めて優れた白変向上を
示しており、再汚染防止性が良好であることを示す。
表−5は、精練布の引張強度及び引張伸度の測定値から
強伸度を示す。
結果は、有機系キレート剤を0.2%使用の場合が最も
強伸度が強い。
ただし、有機系キレート剤を使用しない場合と0.4〜
10.0%を使用した場合では、使用した処方による精
練布が強い、特に引張強度は明らかな優位差を示す。
実施例3 本実施例は、糊抜精練処方に限定して有機系キレート剤
種類による性能差有無について確認した、 測定項目は、有機系キレート剤利用により最も性能向上
が得られる。金属塩溶解状態を糊抜精練抜液透明度で測
定し、精練布への再汚染防止性を白変測定で行った。
糊抜端線条件は、実施例1と同条件である。
表−6は、有機系キレート剤種類差による糊抜精練抜液
の透明度から金属塩の溶解状態を示す。
結果は、有機系キレート剤の種類による優位差が殆どな
いことを示す。
表−7は糊抜精練布の再汚染防止性を白変測定から示し
た。
結果は有機系キレート剤の種類による優位差が殆どない
ことを示す。
以上から、いずれの有機系キレート剤も有効であり、優
位差が殆どないことを示す。
表−1 表−2 表−3 [精練処理後液の透明度] (分光光度計測定N=3)
手続補正書 昭和62年 2月24日 連続式高圧精練方法 4、補正命令の日付 7、補正の内容 本願を原明細書に基づき次の通り補正する。
(1)明細書第12頁「表−IJにおl、)て、「再湿
潤性(吹上法)jとあるを、 「再湿潤性(吸上法)jと訂正する。
以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 連続式高圧精練において、綿、麻もしくは綿や麻を含む
    基布を処理するに際して、1種以上の有機系キレート剤
    を純分100%換算0.4〜10.0重量%を含有する
    薬剤液で処理することを特徴とする連続式高圧精練方法
JP62012016A 1987-01-21 1987-01-21 連続式高圧精練方法 Pending JPS63182469A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1054663C (zh) * 1996-07-09 2000-07-19 枣庄市台儿庄区大麻纺织厂 大麻、棉混纺纱毛巾及织前、织后的处理工艺
US7059884B2 (en) 2002-11-28 2006-06-13 Asahi Glass Company, Limited Electrical connection structure for conductor formed on glass surface

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JPS57133272A (en) * 1980-12-31 1982-08-17 Ugine Kuhlmann Desizing and bleaching of knitted fabric
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