JPS63108099A - 液体漂白剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、次亜塩素酸塩を漂白剤とするアルカリ性液体
漂白剤に関し、更に詳述すれば塩素臭や皮膚に付着した
際の異臭が抑制されたアルカリ性液体漂白剤に関する。

従来の技術　び発明が解決しよう仁する間Ｉ傳−従来よ
り、液体漂白剤組成物としては、一般に次亜塩素酸塩、
特にナトリウム塩を漂白剤としたものが使用されている
。次亜塩素酸塩の水溶液は低温での漂白刃が優れており
、通常次亜塩素酸す１−リウ１１を５〜６　；Ｕｉ　：
￥：％含む水溶液が家庭用漂白剤として広く市販されて
いる。

しかしながら、次亜塩素酸塩水溶液は強い塩素臭を有し
ており、また、使用中に誤って次亜塩素酸塩水溶液が手
などの皮膚に付着した場合、次亜塩素酸塩が皮膚の蛋白
質と反応して不快な特異臭を発生する。そして、この臭
気は手を水洗しても容易に消えないため、使用」二不都
合な問題点となっている。

そこで、次亜塩素酸塩水溶液の塩素臭を防止するため、
漂白剤組成物中に香料を配合することが提案されている
（特公昭５４−２５５１４号公報。

特開昭５２−６９４１５号公報）が、効果は十分ではな
く、特に皮膚に付着した際に発生する不快な特異臭を消
す効果は殆ど認められない。

本発明は十記ｙ１【情に鑑みなされたもので、次亜塩素
酸塩水溶液の塩素臭を抑えると共に、次亜塩メ４酸塩水
溶液が皮膚に付着した際に発生する不快臭を抑制するア
ルカリ性液体漂白剤を提供することを目的とする。

■朋題−７唄るだめｑ手−没及び作用 本発明考らは、上記［１的を達成するため鋭意検荊を進
めた結果、次亜塩素酸塩水溶液にスルファミン酸又はス
ルファミン酸塩を添加した場合、次亜塩素酸塩水溶液の
塩素臭が抑えられるだけでなく、次亜塩素酸塩水溶液が
皮膚に付着した際に発生する不快な特異臭も効果的に抑
制されること。

更にスルファミン酸類を配合しても漂白効果を低下させ
ることがなく、優れた漂白刃を維持することを知見し、
本発明をなすに至った。

従って、本発明は次亜塩素酸塩とスルファミン酸及び／
又はスルファミン酸塩とを含有してなることを特徴とす
るアルカリ性液体漂白剤を提供するものである。

以下、更に本発明の詳細な説明する。

本発明のアルカリ性液体漂白剤は、次亜塩素酸塩を漂白
剤として含有すると共に、スルファミン酸及び／又はス
ルファミン酸塩を塩素臭及び皮膚に付着した際の異臭抑
制用添加剤として含有してなるものである。

この場合、次亜塩素酸塩としては次「■Ｉｉ塩累酸カル
シウム、次亜塩素酸カリウム、次亜塩素酸す１〜リウム
等を挙げることができるが、これらのなかでは次亜塩素
酸すＩ〜ツリウム製造の容易さ及びコストの安さ等の点
から好適に使用される。な才９、次亜塩素酸す１−リウ
ム水溶液は通常水酸化すトリウ１１の冷水溶液に塩素を
通ずること等により１；）ることかできる。

アルカリ性液体漂白剤中の次亜塩素酸塩の濃度は必ずし
も制限されないが、有効塩素として組成物全体の２〜８
％（重量％、以下同じ）、特に３〜６％とすることが好
ましい。濃度が２％より少ないと漂白刃が十分でない場
合があり、また８％より多いと安定性等に問題が生じる
場合がある。

本発明のアルカリ性液体漂白剤に使用するスルファミン
酸は、アミドスルフォン酸とも呼ばれ、固体酸であって
水に良く溶けるものである。また、本発明に用いるスル
ファミン酸塩としては、スルファミン酸ナトリウム、ス
ルファミン酸カリウ１１、スルファミン酸カルシウム等
を挙げることができ、これらはいずれも水に良く溶け、
本発明に好適に使用することができる。なお、本発明は
これらスルファミン酸及びその塩の１種を単独で使用し
てもよく、２挿具−１−を併用するようにしてもよい。

これらスルファミン酸及び／又はスルファミン酸塩のア
ルカリ性液体漂白剤中の配合量も特に限定されないが、
次亜塩素酸塩１モルに対して０．２〜１．５モル、特に
０．３〜１モルとすることが好ましい。このモル比が０
．２より少ないと次亜塩素酸塩水溶液の塩素臭や皮膚に
付着した場合に発生する不快な特異臭を抑制する効果が
十分でない場合があり、１．５モルより多いと漂白刃が
低下する場合がある。

また、本発明のアルカリ性液体漂白剤はｐＨをアルカリ
性とするために炭酸塩、重炭酸塩、リン酸塩、縮合リン
酸塩、珪酸塩、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水
酸化物等のアルカリ化剤を添加することができ、これに
より漂白刃が向上すると共に、次亜塩素酸の安定性も向
１１する。

本発明のアルカリ性液体漂白剤には、必要に応じ通常組
成物に用いられる成分を添加することができる。このよ
うな成分としては、例えばポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエーテル硫酸す１〜リウム、アルキルジフェニル
エーテルジスルホン酸ナトリウム、アルキルアミンオキ
シド、アルキル１−リメチルアンモニウムクロライド、
塩化ベンザルコニウム等の界面活性剤などを挙げること
ができ、更に必要により香料、着色剤（顔料）等を添加
することもできる。

分利−ｑ紛釆一 本発明に係るアルカリ性液体漂白剤は、次亜塩素酸塩水
溶液にスルファミン酸及び／又はスルファミン酸塩を添
加したことにより、次亜塩素酸塩水溶液の有する塩素臭
及び次亜塩素酸塩水溶液が皮膚に付着した際に発生する
不快な特異臭を効果的に抑制し、使用性を著しく改善し
たものである。

また、スルファミン酸類の添加により漂白効果に影響を
与えることがなく、次亜塩素酸塩による良好な漂白刃を
維持するものである。

次に、実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明す
るが、本発明は下記の実施例に制限されろものではない
。

〔実施例１〜４、比１咬例１〜３〕 第１表に示す処方の液体漂白剤組成物を調製し、Ｎ　ａ
　ＯＩＩを添加し、ｐＩ１１３．０のアルカリ性とした
。次に、この組成物の塩素臭及び皮膚に付着した際の特
異臭についてパネル５名により官能評価した。結果を第
１表に示す。

なお、組成物の塩素臭及び組成物が皮膚に付着した際に
発生する特異臭の評価基準は下記の通りであり、結果は
パネル５名の平均値で示す。

組城負方堪−幾県 ３　：　強い塩素臭を感じる ２　：　塩素臭を感じる １　：　やや塩素臭を感じる ０　：　全く塩素臭を感じない 可戒狗英及Ｍ塁討」した際に発生する特異臭パネルの指
を組成物にっけ、直ちに水道水で洗った後、指についた
特異臭を評価する。

３　：　強い特異臭がする ２　：　特異臭がする １　：　やや特異臭がする Ｏ　：　全く特異臭がしない 第１表の結果より、次亜塩素酸ナトリウムにスルファミ
ン酸又はその塩を添加したアルカリ性液体漂白剤は塩素
臭及び特異臭とも大幅に抑制されることが知見される。

〔実施例５．比較例４〕 第２表に示す処方のアルカリ性液体漂白剤を調製し、実
施例１〜４の場合と同様にして組成物の塩素臭及び皮膚
に付着した際の特異臭についてパネル５名により官能評
価した。

また、下記方法に従い、紅茶で汚染した布を用いて漂白
試験を行ない、漂白刃の強さを漂白布の反射率（漂白ｓ
＄）を測定して評価した。なお、漂白条件は下記の通り
である。

漂白剤濃度　＝　１％溶液 漂白温度：２５℃ 漂白時間２３０分 汚　染　布　：　紅茶布 浴　　比：　１００倍 結果を第２表に示す。

見頁例未メ員 平織綿布（＃　１００）を市販洗剤（ブルーダイヤ０）
を用いて洗濯機により浴比３０倍で５０°Ｃにおいて１
５分間洗浄した後、５分間脱水する。

再度、同一操作にて洗浄、脱水を行なう。次いで、オー
バーフローすすぎを１５分間行なった後、５分間脱水す
る。オーバーフローすすぎ及び脱水操作を合計５回繰り
返し、その後風乾して前処理布とする。

次に、紅茶２％溶液を５分間煮沸させ、この中に１−記
前処理布を浴比３０倍で浸して３０分間煮沸し、更に４
０℃で３０分間放置した後、風乾して試験布（紅茶布）
とする。

実施例及び比較例の漂白剤組成物を２５℃の水道水に濃
度が１％となるようにそれぞれ添加し、この中に浴比１
００倍で紅茶布を浸して所定時間（３０分）放置する。

このように処理した試験布を洗濯機にて１分間の脱水、
１分間のオーバーフローすすぎ及び１−分間の脱水を順
次行なった後、アイロンがけにより乾燥して漂白処理布
とする。

上記前処理布、紅茶布及び漂白処理布の反射度を光電式
反射度高度計（ＥＬＲＥＰＨＯ，ＣａｒｌＺ　ｅｉｓｓ
社製）を用いてそれぞれ測定し、下記式により漂白率を
求めた。

漂白率（％）＝ 第２表 第２表の結果より、スルファミン酸を含有するアルカリ
性液体漂白剤組成物は塩素臭及び特異臭とも大幅に抑制
されると共に、漂白刃も従来品と変わらず、優れた漂白
刃を有していることが知見される。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、次亜塩素酸塩とスルファミン酸及び／又はスルファ
   ミン酸塩とを含有してなることを特徴とするアルカリ性
   液体漂白剤。 ２、次亜塩素酸塩の含有量が有効塩素として組成物全体
   の２〜８重量％であり、スルファミン酸及び／又はスル
   ファミン酸塩の含有量が次亜塩素酸塩に対してモル比で
   ０．２〜１．５である特許請求の範囲第１項記載のアル
   カリ性液体漂白剤。