JP5651081B2 - 洗浄剤組成物および洗浄方法 - Google Patents

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Description

本発明は、アミラーゼ、セルラーゼおよびペクチナーゼから選ばれる少なくとも1種の酵素と酵素の活性を阻害しない特定のアニオン界面活性剤とを含む洗浄剤組成物および洗浄方法に関する。
衣類や食器などの被洗浄物から汚れを除去するために、界面活性剤、漂白剤、酵素のような洗浄剤成分が洗浄剤組成物に配合されている。そのような酵素の例としてアミラーゼ、セルラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼなどが挙げられる。
特に、アミラーゼは、衣類や食器などの被洗浄物におけるでんぷん系の汚れの除去性を向上させるために、衣料用洗剤や食器用洗剤に配合されている。また、でんぷん系の汚れの除去性に優れている点で古くから繊維産業にも利用されてきた。
繊維の洗浄について、特にセルロース系繊維については、天然繊維のなかでも、繊維由来の樹脂、ロウ分が存在し、織布ではアクリル酸エステル系樹脂、ポリビニルアルコール系、でんぷん系、ワックス系などの糊剤成分が夾雑物として存在している。そのため、それらを除去するために精練処理(糊抜き処理、繊維由来の樹脂、ロウ分などの夾雑物除去処理を含む)が施される。セルロース系繊維の精練処理にはでんぷん系糊剤成分の除去性に優れるα−アミラーゼを用いた酵素精練処理、あるいはアルカリを併用する酸化精練処理がある。
酸化精練処理ではアルカリを併用するため、作業環境の面から好ましいといえない上に、排水の中和が必要である。また、酸化精練処理では酸化剤によりセルロース系繊維の一部が酸化セルロースに変化し、繊維の脆化や染色斑を引起す可能性が懸念される。従って、作業環境および作業性、繊維の品位を維持する観点から、アルカリを使用する酸化精練処理よりも、酵素精練処理が望ましい。
しかしながら、従来から酵素精練処理に用いられているα−アミラーゼではでんぷん系糊剤成分を除去出来るものの、繊維由来のロウ分やワックス系成分といった他成分については充分な精練処理ができない。また、酵素精練処理剤の作用を促進させるためには優れた浸透性、湿潤性のある界面活性剤の併用が必要であるが、特許文献1にあるように、浸透性、湿潤性に優れるアニオン界面活性剤は酵素活性を阻害するため、酵素活性を阻害しない点から非イオン界面活性剤を併用することが推奨されている。このように、アミラーゼ等の酵素と、浸透性、湿潤性に優れ、かつ酵素の活性を阻害しないアニオン界面活性剤とを含む、精練性(糊抜き性、洗浄性)に優れた精練剤はこれまでになかった。
これらのことは、繊維を精練、洗浄する精練剤ばかりでなく、被洗浄物を洗浄する洗浄剤でも同様の問題である。すなわち、酵素を含む洗浄剤の作用を促進させるためには優れた浸透性、湿潤性のある界面活性剤の併用が必要であるが、アミラーゼ等の酵素と、浸透性、湿潤性に優れ、かつ酵素の活性を阻害しないアニオン界面活性剤とを含む、洗浄性に優れた洗浄剤組成物はこれまでになかった。
特開2004−218180号公報
本発明の目的は、アミラーゼ、セルラーゼおよびペクチナーゼから選ばれる少なくとも1種の酵素と、浸透性・湿潤性に優れかつ酵素の活性を阻害しないアニオン界面活性剤とを含み、作業環境性、浸透性、湿潤性、洗浄性に優れた洗浄剤組成物および洗浄方法を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、特定のアニオン界面活性剤であれば、浸透性、湿潤性に優れかつ酵素の活性を阻害しないこと、アミラーゼ、セルラーゼおよびペクチナーゼから選ばれる少なくとも1種の酵素とこのアニオン界面活性剤を併用した洗浄剤組成物であれば、優れた作業環境性および洗浄性を有していることを見出した。
すなわち、本発明は、アミラーゼ、セルラーゼおよびペクチナーゼから選ばれる少なくとも1種の酵素(A)と、炭素数8〜18の脂肪族アミンの(ポリ)アルキレンオキサイド付加物をアニオン化したアニオン界面活性剤(B)とを含む、洗浄剤組成物である。
前記アニオン界面活性剤(B)は、下記一般式(1)で示される化合物であることが好ましい。
RN[(AO)(CHCOOM][(AO)X] (1)
(式中、Rは炭素数8〜18の脂肪族炭化水素基を表す。AOは、エチレンオキサイド基(EO)およびプロピレンオキサイド基(PO)から選ばれる少なくとも1種のアルキレンオキサイド基を表し、これらはブロック付加体、交互付加体又はランダム付加体のいずれを構成していてもよい。Xは、(CHCOOM基または水素原子を表す。Mは水素原子またはアルカリ性基を表す。mおよびnは1〜50の整数、pは1〜3の整数を表す。)
前記アニオン界面活性剤(B)の一般式(1)において、Rが炭素数10〜16の脂肪族炭化水素基であり、AOがエチレンオキサイド基(EO)であり、mおよびnが2〜10であることが好ましい。
前記酵素(A)と前記アニオン界面活性剤(B)との重量比(A/B)は5/95〜99/1であり、洗浄剤組成物の不揮発分全体に占める酵素(A)とアニオン界面活性剤(B)の合計の重量割合が10〜100重量%であることが好ましい。
また、本発明の洗浄剤組成物は、非イオン界面活性剤(C)をさらに含み、洗浄剤組成物の不揮発分全体に占める、該非イオン界面活性剤(C)の重量割合が1〜90重量%であり、前記酵素(A)と前記アニオン界面活性剤(B)の合計の重量割合が10〜99重量%であることが好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、繊維の精練用であることが好ましい。
また、本発明の洗浄方法は、前記洗浄剤組成物を用いて被洗浄物を洗浄する工程を含むものである。また、前記被洗浄物は繊維であり、前記工程は繊維の精練用洗浄剤組成物を用いて繊維を精練処理する工程であることが好ましい。
また、本発明の洗浄方法によって精練処理された繊維も本発明に含まれる。
また、本発明の洗浄方法は、アミラーゼ、セルラーゼおよびペクチナーゼから選ばれる少なくとも1種の酵素(A)および炭素数8〜18の脂肪族アミンの(ポリ)アルキレンオキサイド付加物をアニオン化したアニオン界面活性剤(B)を用いて被洗浄物を洗浄する工程を含むものでもある。すなわち、酵素(A)とアニオン界面活性剤(B)を同時に用いて被洗浄物を洗浄してもよく、個別に用いて被洗浄物を洗浄してもよい。
用いられるアニオン界面活性剤(B)は、上記一般式(1)で示される化合物であることが好ましい。また、前記被洗浄物は繊維であり、前記工程は前記酵素(A)および前記アニオン界面活性剤(B)を用いて繊維を精練処理する工程であることが好ましい。
またこの洗浄方法によって精練処理された繊維も本発明に含まれる。
アミラーゼ、セルラーゼおよびペクチナーゼから選ばれる少なくとも1種の酵素(A)に、浸透性・湿潤性に優れかつ酵素の活性を阻害しないアニオン界面活性剤(B)を併用した洗浄剤組成物であるため、作業環境性、浸透性、湿潤性、洗浄性に優れる。
本発明は、アミラーゼ、セルラーゼおよびペクチナーゼから選ばれる少なくとも1種の酵素(A)と、炭素数8〜18の脂肪族アミンの(ポリ)アルキレンオキサイド付加物をアニオン化したアニオン界面活性剤(B)とを含む、洗浄剤組成物である。以下に詳細に説明する。
(酵素)
本発明の洗浄剤組成物は、アミラーゼ、セルラーゼおよびペクチナーゼから選ばれる少なくとも1種の酵素(A)を必須に含有するものである。従って、1種の酵素を用いてもよく、2種以上の酵素を併用してもよい。アミラーゼにより、衣類や食器などの被洗浄物のでんぷん系の汚れ、あるいはでんぷん系糊剤成分等の除去性が向上する。セルラーゼにより、セルロースを含む衣類間の汚れ、あるいはセルロース系繊維上の汚れ等の除去性が向上する。ペクチナーゼにより、衣類や食器などの被洗浄物で果汁のシミなどの汚れ、あるいはセルロース系繊維上の汚れ等の除去性が向上する。これらの酵素(A)を含むことにより、各汚れ成分の除去性が向上し、2種類以上の酵素の併用によりさらに効率よく汚れ成分および/またはでんぷん系糊剤成分を除去できる。繊維の精練用の洗浄剤組成物の場合、でんぷん系糊剤成分を除去するためにアミラーゼを必須に含有することが好ましい。
洗浄剤組成物中の酵素(A)の濃度は、処理すべき洗濯物や食器あるいは繊維の種類、状態により好適に洗浄、精練し得る濃度を選択すればよく、特に限定されない。例えば、洗浄剤組成物中の酵素(A)の濃度は1〜2000ユニット/mlが好ましく、10〜1000ユニット/mlがより好ましく、20〜500ユニット/mlがさらに好ましい。
アミラーゼとしては、従来知られている酵素のいずれを用いてもよく、例えばα−アミラーゼ、β−アミラーゼ、γ−アミラーゼ等が挙げられる。いずれも好適に用いられるが、特にα−アミラーゼを用いるのが好ましい。
アミラーゼを用いる場合、洗浄剤組成物中のアミラーゼの濃度は、処理すべき洗濯物や食器あるいは繊維の種類、状態により好適に洗浄、精練し得る濃度を選択すればよく、特に限定されない。例えば、織物を精練処理する場合には、精練剤中のアミラーゼの濃度は1〜2000ユニット/mlが好ましく、10〜1000ユニット/mlがより好ましく、20〜500ユニット/mlがさらに好ましい。
セルラーゼを用いる場合、洗浄剤組成物中のセルラーゼの濃度は、処理すべき洗濯物や食器あるいは繊維の種類、状態により好適に精練し得る濃度を選択すればよく、特に限定されない。例えば、綿織物を精練処理する場合には、精練剤中のセルラーゼの濃度は1〜2000ユニット/mlとするのが好ましく、10〜1000ユニット/mlがより好ましく、20〜500ユニット/mlがさらに好ましい。
ペクチナーゼとしては、従来知られている酵素のいずれを用いてもよく、例えばペクチンメチルエステラーゼ、ペクチンデポリメラーゼ、プロトペクチナーゼなどが挙げられる。いずれも好適に用いられるが、特にプロトペクチナーゼを用いるのが好ましい。
ペクチナーゼを用いる場合、洗浄剤組成物中のペクチナーゼの濃度は、処理すべき洗濯物や食器あるいは繊維の種類、状態により好適に精練し得る濃度を選択すればよく、特に限定されない。例えば、ペクチナーゼとしてプロトペクチナーゼを用いて綿織物を精練処理する場合には、精練剤中のプロトペクチナーゼの濃度は、1〜2000ユニット/mlの濃度とするのが好ましく、10〜1000ユニット/mlがより好ましく、20〜500ユニット/mlがさらに好ましい。
(アニオン界面活性剤)
本発明の洗浄剤組成物は、前述の酵素(A)に加え、炭素数8〜18の脂肪族アミンの(ポリ)アルキレンオキサイド付加物をアニオン化したアニオン界面活性剤(B)を必須に含有するものである。このようなアニオン界面活性剤(B)は、浸透性・湿潤性に優れかつ酵素の活性を阻害しないものであり、本発明の洗浄剤組成物は酵素(A)にアニオン界面活性剤(B)を併用するため、作業環境性、浸透性、湿潤性、洗浄性に優れる。また、このようなアニオン界面活性剤(B)は、酵素と長期間混合した状態でも、酵素活性を失活あるいは阻害しないものであり、洗浄剤組成物の経時安定性に優れる。
アニオン界面活性剤(B)において、脂肪族アミンの炭素数が8未満の場合、充分な油剤除去性および再付着防止効果が得られない。一方、脂肪族アミンの炭素数が18超の場合、充分な浸透性が得られないため、充分な洗浄効果が得られない。
ここでいう炭素数8〜18の脂肪族アミンの(ポリ)アルキレンオキサイド付加物とは、炭素数8〜18の1級アミンあるいは2級アミンに、エチレンオキサイド基(EO)、プロピレンオキサイド基(PO)およびブチレンオキサイド(BO)から選ばれる少なくとも1種の(ポリ)アルキレンオキサイド基の付加物をいう。これらは、ブロック付加物、交互付加物あるいはランダム付加物のいずれを構成していてもよい。
また、ここでいうアニオン化とは付加反応、置換反応、縮合反応等の化学反応により、カルボキシル基、リン酸基、スルホン酸基あるいは硫酸エステル基等のアニオン基を分子内に導入させることをいう。これらの中でも、前記(ポリ)アルキレンオキサイド付加物の分子内にカルボキシル基を導入させたアミノエーテルカルボン酸型アニオン界面活性剤や前記(ポリ)アルキレンオキサイド付加物の分子内にリン酸基を導入させたアミノエーテルリン酸型アニオン界面活性剤が好ましく、アミノエーテルカルボン酸型アニオン界面活性剤が特に好ましい。
本発明に用いられるアニオン界面活性剤(B)は、前述の中でも、上記一般式(1)で示される化合物が好ましい。一般式(1)中、Rは炭素数8〜18の脂肪族炭化水素基を表す。脂肪族炭化水素基は、飽和であっても不飽和であってもよく、直鎖であっても分岐を有していてもよい。浸透性および生分解性が優れている点で、脂肪族炭化水素基は、分岐構造を有していることが好ましい。脂肪族炭化水素基の炭素数は、8〜16が好ましく、10〜16がより好ましく、10〜14がさらに好ましい。
脂肪族炭化水素基としては、例えば、n−オクチル、2−エチルヘキシル、n−ノニル、n−デシル、イソデシル、n−ウンデシル、n−ドデシル、イソドデシル、トリデシル、イソトリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル等が挙げられ、これらの中でも、浸透性および生分解性が優れている点で分岐構造を有していることが好ましく、イソデシル、イソトリデシルがさらに好ましい。
一般式(1)中、AOはエチレンオキサイド基(EO)およびプロピレンオキサイド基(PO)から選ばれる少なくとも1種のアルキレンオキサイド基を表す。AOは、EOまたはPO単独で構成されてもよく、EOおよびPOのブロック付加体、交互付加体またはランダム付加体のいずれを構成していてもよい。これらのなかでも、AOはエチレンオキサイド基(EO)が好ましい。
一般式(1)中、Xは(CHCOOM基または水素原子を表す。Xとしては、浸透性が優れる点で(CHCOOM基が好ましい。
一般式(1)およびXで示されるMは、水素原子またはアルカリ性基を表す。アルカリ性基は、Li、Na、K等のアルカリ金属、Ca、Mg等のアルカリ土類金属、アンモニウム塩、アミン塩、4級アンモニウム塩等が挙げられる。4級アンモニウム塩としては、例えば、塩化アルキルトリメチルアンモニウム塩、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム塩等が挙げられる。さらに上記の物質のいずれかの混合物が含まれる。これらの中でも、Mはアルカリ金属が好ましくは、Na、Kがさらに好ましい。
一般式(1)中、m及びnは、それぞれ独立して1〜50の整数を表す。その中でも、m及びnは1〜20が好ましく、2〜10がより好ましく、3〜7がさらに好ましい。
一般式(1)中、pは1〜3の整数を表し、2が好ましい。
本発明で使用される酵素(A)とアニオン界面活性剤(B)との重量比(A/B)は、5/95〜99/1であることが好ましい。重量比(A/B)が5/95未満の場合、酵素による汚れの除去が充分に発揮されない場合があり、99/1超の場合、浸透性が充分でない場合がある。重量比(A/B)は、20/80〜90/10がより好ましく、30/70〜80/20がさらに好ましく、40/60〜70/30が特に好ましい。
本発明に用いられるアニオン界面活性剤(B)の製造方法としては、公知の方法を採用することができる。例えば、非イオン界面活性剤である炭素数8〜18の脂肪族アミンのエチレンオキサイド付加物とアクリル酸エステルとの付加反応、あるいはモノクロロ酢酸との反応によるエーテルカルボキシ(塩)化等が挙げられる。
(非イオン界面活性剤)
本発明の洗浄剤組成物は、除去した汚れ成分、特に油剤成分の再付着防止の点から、非イオン界面活性剤(C)をさらに含むことが好ましい。
非イオン界面活性剤(C)は、衣料用洗剤、食器用洗剤、精練剤などで使用される公知の非イオン界面活性剤でよく、例えば、ポリオキシエチレンヘキシルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルエーテル、ポリオキシエチレンデシルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンオレイルエーテル等のポリオキシアルキレン直鎖アルキルエーテル;ポリオキシエチレン2−エチルヘキシルエーテル、ポリオキシエチレンイソセチルエーテル、ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル等のポリオキシアルキレン分岐第一級アルキルエーテル;ポリオキシエチレン1−ヘキシルヘキシルエーテル、ポリオキシエチレン1−オクチルヘキシルエーテル、ポリオキシエチレン1−ヘキシルオクチルエーテル、ポリオキシエチレン1−ペンチルへプチルエーテル、ポリオキシエチレン1−へプチルペンチルエーテル等のポリオキシアルキレン分岐第二級アルキルエーテル;ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキシアルキレンアルケニルエーテル;ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルフェニルエーテル等のポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテル;ポリオキシアルキレンアリールエーテル;、ポリオキシアルキレンアルキルアミン、脂肪族アルカノールアミド、ポリオキシアルキレン脂肪酸アミド;多価アルコール類の脂肪酸エステル(グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、しょ糖脂肪酸エステル等)、ポリオキシアルキレングリコール、脂肪酸ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンオクチレート等の脂肪酸ポリオキシアルキレンソルビタン;ポリオキシエチレンヒマシ油エーテル等のポリオキシアルキレンヒマシ油エーテル;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油エーテル等のポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油エーテル;オキシエチレン−オキシプロピレンブロックまたはランダム共重合体;オキシエチレン−オキシプロピレンブロックまたはランダム共重合体の末端アルキルエーテル化物;オキシエチレン−オキシプロピレンブロックまたはランダム共重合体の末端ショ糖エーテル化物等が挙げられる。非イオン界面活性剤(C)は、単独または2種類以上を併用してもよい。
これらの非イオン界面活性剤の中でも被洗浄物に対する浸透性、湿潤性を向上させ、除去した油剤の再付着防止の理由でポリオキシアルキレンアルキルエーテル、脂肪酸ポリアルキレングリコール、脂肪酸アルカノールアミドなどが好ましい。
非イオン界面活性剤(C)は、汚れ成分の再付着防止のために、グリフィン法によるHLBが8〜18の非イオン界面活性剤が好ましく、洗浄効果も得られることから、HLBが12〜15の非イオン界面活性剤がさらに好ましい。
(その他成分)
本発明の洗浄剤組成物は、本発明の効果を阻害しない範囲、特に酵素活性を阻害しない範囲で、他の成分を含んでもいてもよい。他の成分としては、一般の糊抜き剤、精練剤、洗浄剤に用いられるpH緩衝剤;キレート剤;ポリオキシアルキレンエーテル系、シリコーンオイル系、鉱物油系、天然脂肪酸塩(ヤシ油脂肪酸カリウム塩等)等の消泡剤;酵素安定剤、酵素活性剤等が挙げられる。
本発明の洗浄剤組成物は、液状として用いる場合は酵素(A)およびアニオン界面活性剤(B)、必要に応じて非イオン界面活性剤(C)を水、アルコール類、ポリエチレングリコール等の溶剤に溶解させたものである。安全性、コスト、環境への影響を配慮し、水を主溶剤として使用することが好ましい。本発明に使用する水としては、純水、蒸留水、精製水、軟水、イオン交換水、水道水等のいずれであってもよい。なお、ここで使用するポリエチレングリコールは、作業性の点から、常温で液体である分子量600以下のものが好ましく、分子量は200〜600がより好ましく、200〜400がさらに好ましい。
また、本発明の洗浄剤組成物は、酵素(A)およびアニオン界面活性剤(B)、必要に応じて非イオン界面活性剤(C)を分子量が600より大きいポリエチレングリコールと混合し、粉末状としてもよい。この場合、ポリエチレングリコールの分子量は1000〜20000が好ましく、1000〜10000がより好ましく、2000〜8000がさらに好ましく、4000〜6000が特に好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、酸化精練処理で用いられるような苛性ソーダは、酵素を変性させるため、併用しないほうが好ましい。具体的には、洗浄剤組成物の不揮発分全体に占める苛性ソーダの重量割合は、1重量%以下が好ましく、0.1重量%以下がより好ましく、0.01重量%以下がさらに好ましい。
また、本発明の洗浄剤組成物は、酵素活性を阻害するようなアニオン界面活性剤(D)、重金属(イオン)およびその他の酵素阻害剤を実質的に含まないものが好ましい。具体的には、酵素(A)に対して、1重量%以下が好ましく、0.1重量%以下がより好ましく、0.01重量%以下がさらに好ましい。
酵素活性を阻害するようなアニオン界面活性剤(D)としては、脂肪族モノカルボン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩、アルカンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、油脂硫酸エステル塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテルリン酸塩等が挙げられる。酵素活性を阻害するような重金属イオンとしては、Hg2+、Cu2+、Fe2+、Al3+等が挙げられる。酵素活性を阻害するような酵素阻害剤としてはバニリンやタンニン酸等が挙げられる。
(洗浄剤組成物)
本発明の洗浄剤組成物において、酵素(A)とアニオン界面活性剤(B)は前述の重量比(A/B)で含まれることが好ましい。洗浄剤組成物の不揮発分全体に占める酵素(A)とアニオン界面活性剤(B)の合計の重量割合は、10〜100重量%が好ましく、10〜99重量%がより好ましく、25〜99重量%がさらに好ましく、50〜95重量%が特に好ましく、75〜90重量%が最も好ましい。ここで不揮発分(固形分ともいう)とは、試料の一定量をアルミシートに平らに広げて赤外線ランプ照射下110℃で乾燥し、150秒間の揮発分の変動幅が0.15重量%になった時を測定の終点とする場合の残分である。
本発明の洗浄剤組成物が非イオン界面活性剤(C)をさらに含む場合、洗浄剤組成物の不揮発分全体に占める非イオン界面活性剤(C)の重量割合は、1〜90重量%が好ましく、1〜85重量%がより好ましく、1〜75重量%がさらに好ましく、5〜50重量%が特に好ましく、10〜25重量%が最も好ましい。
また、本発明の洗浄剤組成物の不揮発分濃度は、0.1〜20g/Lが好ましく、0.5〜15g/Lがより好ましく、1〜10g/Lがさらに好ましい。
本発明の洗浄剤組成物としては、家庭用途および産業用途を含む衣料洗濯用の洗浄剤組成物;家庭用途および産業用途を含むクリーニング用の洗浄剤組成物;食器用洗浄剤組成物;糊抜き処理、繊維由来の樹脂、ロウ分などの夾雑物除去処理を含む、繊維の精練用の洗浄剤(精練剤ともいう)組成物等が挙げられる。
これらの中でも、繊維の精練用の洗浄剤組成物が特に好適である。繊維の精練用としては、特に繊維の糊抜き処理に用いられるのが好適である。
本発明の洗浄剤組成物の調整方法としては、特に限定なく、均一に混合できれば、酵素(A)、アニオン界面活性剤(B)、非イオン界面活性剤(C)、水、溶剤の混合順や添加方法は、公知の方法を採用することができる。
(洗浄方法)
本発明の洗浄方法は、上記の洗浄剤組成物を用いて被洗浄物を洗浄する工程を含むものである。また、本発明の洗浄方法は、前述の酵素(A)および前述のアニオン界面活性剤(B)を用いて被洗浄物を洗浄する工程を含む場合であってもよい。すなわち、前述の洗浄剤組成物のように、酵素(A)およびアニオン界面活性剤(B)を同時に用いて被洗浄物を洗浄してもよく、酵素(A)とアニオン界面活性剤(B)のいずれか一方を含む処理液で洗浄し、次に他方を含む処理液で洗浄するように、酵素(A)およびアニオン界面活性剤(B)を別個に用いて被洗浄物を洗浄してもよい。本発明の洗浄方法としては、酵素(A)およびアニオン界面活性剤(B)を同時に用いて被洗浄物を洗浄するほうが好適である。
被洗浄物としては、洗濯やクリーニングされる対象となる衣料、食器、繊維製品製造工程で使用される繊維等が挙げられる。
一般に、木綿、麻、羊毛などの天然繊維には、繊維由来の樹脂、ロウ分などの夾雑物が付着している。また、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、トリアセテート等の化合繊維、これらの混紡交織繊維、これらと天然繊維との混紡交織繊維等には、製織時に使用されるサイジング油剤、糊剤等の糊剤成分が付着している。この繊維に付着している夾雑物および/または糊剤成分を精練工程で充分に除去しないと、後の漂白、染色、柔軟等の処理工程でトラブルが生じる。繊維製品製造工程で使用される繊維とは、この夾雑物および/または糊剤成分を除去するために精練工程で使用される、夾雑物やおよび/または糊剤成分が付着している織物をいう。本発明の洗浄方法においては、糊剤成分が付着している織物、繊維由来の樹脂やロウ分が存在する木綿、麻、木綿または麻と他繊維の混紡交織繊維が特に好適である。
上記の繊維に付着している糊剤成分としては、ポリビニルアルコール、でんぷん(コーンスターチや小麦でんぷんなど)、加工でんぷん、カルボキシメチルセルロースおよびその誘導体、アクリル酸エステル系樹脂、ワックス成分(パラフィン、硬化油、カルナバワックス等)等が挙げられる。上記の繊維に付着している繊維由来の樹脂としてはペクチン等が挙げられ、ロウ分としては綿ロウ等が挙げられる。
本発明の洗浄剤組成物を用いて衣料等を洗濯またはクリーニングする場合、洗浄方法としては、例えば以下が挙げられる。
手洗い、機械の使用によらず汚れの度合いに応じ洗浄剤組成物を含む水溶液(洗浄液)に衣料等の被洗浄物を浸漬あるいは含漬させる。漬け置きしてもよく、揉む、叩くなど物理的に汚れの除去を効率よく促してもよい。洗浄温度は常温で構わないが、クリーニングでは汚れを効率よく除去するために高温が好ましく、40℃以上がさらに好ましい。酵素活性を阻害しない点で洗浄液のpHは4〜10が好ましく、5〜9がさらに好ましい。洗浄後、汚れと共に洗浄液を除去するため水洗あるいは湯洗する。
洗浄液中の不揮発分濃度としては、処理すべき繊維の種類、状態により好適に選択すればよく、特に限定されない。例えば、肌着を洗浄する場合、洗浄液中の不揮発分濃度は0.1〜20g/Lが好ましく、0.5〜15g/Lがより好ましく、1〜10g/Lがさらに好ましい。
本発明の洗浄剤組成物を用いて食器等を洗浄する場合、洗浄方法としては、例えば以下が挙げられる。
自動食器洗浄機を使用して食器等を洗浄する洗浄方法としては、本発明の洗浄剤組成物を含む水溶液(洗浄液)を用いて、通常の方法を採用できる。予め漬け置きしてもよい。汚れを効率よく除去するために高温が好ましく、40℃以上がさらに好ましく、60℃以上が特に好ましい。酵素活性を阻害しない点から、洗浄液のpHは4〜10が好ましく、5〜9がさらに好ましい。洗浄液中の不揮発分濃度としては、処理すべき食器の種類、状態により好適に選択すればよく、特に限定されない。例えば、洗浄剤中の不揮発分濃度は0.1〜20g/Lが好ましく、0.5〜15g/Lがより好ましく、1〜10g/Lがさらに好ましい。
手洗いの食器洗い方法としては、例えばスポンジ、ブラシ、布などに洗浄剤組成物を含む水溶液(洗浄液)を直接または適度に希釈した状態で食器等の被洗浄物を含漬させ、食器等に付着している汚れを除去すればよい。予め漬け置きしてもよい。洗浄液中の不揮発分濃度は、0.1〜20g/Lが好ましく、0.5〜15g/Lがより好ましく、1〜10g/Lがさらに好ましい。
本発明の洗浄剤組成物を用いて繊維製品製造工程で使用される繊維を洗浄する(精練処理という場合がある)場合、精練処理する工程を含む洗浄方法としては、例えば以下が挙げられる。精練処理は、糊抜き処理および/または繊維由来の樹脂、ロウ分などの夾雑物除去処理を含むものである。
精練処理する工程は、精練処理機を用い、通常のバッチ方式、連続方式のいずれでもよい。バッチ式精練処理機では、処理浴中に糊剤成分および/または繊維由来の樹脂、ロウ分などの夾雑物(以下、糊剤成分等という)が付着している織布を、洗浄剤(精練剤)組成物を含む水溶液(洗浄液)に浸漬させ、洗浄後、湯洗および/または水洗により充分に洗浄液と共に糊剤成分等を除去する。連続方式の精練処理機では、主に処理槽(連続方式では主にサチュレーターと呼ばれる処理槽)、絞りローラーおよび多段ロールを有するスチーマ−ボックス、湯洗および/または水洗槽からなる。例えば、連続方式の精練処理はサチュレーター槽に洗浄液を満たし、これに糊剤成分等が付着している織布を浸漬させ、順にローラー、スチーマーボックス中を通過させて行う。これにより、洗浄液と共に糊剤成分等を除去する。その後、湯洗および/または水洗により、充分に洗浄液と共に糊剤成分等を除去する。
精練処理の温度は、繊維の種類にもよるが20〜140℃である。汚れを効率よく除去するためには高温が好ましく、50〜110℃が好ましい。バッチ式では80℃以上が好ましい。連続方式のスチーマーボックスでは90℃以上が好ましく、95℃以上がより好ましい。
精練処理の時間は、付着している糊剤成分等の種類、付着量にもよるが、バッチ式精練処理機では5分以上が好ましく、10分以上がより好ましく、20分以上がさらに好ましい。120分超では作業性がよいとはいえず、糊剤成分等が除去された段階で、湯洗および/または水洗を行うのが好ましい。連続方式の精練処理機では、スチーミング時間は1分以上が好ましく、3分以上がより好ましく、10分以上がさらに好ましい。60分超では作業性がよいとはいえず、糊剤成分等が除去された段階で、湯洗および/または水洗を行うのが好ましい。
また、洗浄液中の不揮発分濃度は、0.1〜20g/Lが好ましく、0.5〜15g/Lがより好ましく、1〜10g/Lがさらに好ましい。酵素活性を阻害しない点から、洗浄液のpHは4〜10が好ましく、5〜9がさらに好ましい。
精練処理された繊維は、その後必要に応じて、漂白、染色、柔軟処理などの通常の加工が施され、繊維製品となる。
以下、本発明の実施例を示し、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、例中の「部」および「%」とあるのは、それぞれ「重量部」および「重量%」を表す。また、実施例12、24、36、58、70は参考例とする。
[アニオン界面活性剤(B1)の調製]
温度計、還流冷却器及び攪拌機を備えた容量1リットルの反応容器に、下記一般式(2)において、Rがイソデシル基、m+nが7であるアミノエーテルポリオキシエチレン(7モル)イソデシルエーテル(b1)500g、アクリル酸エチル155g、ナトリウムメチラート(24重量%)10gを仕込んだ。攪拌しながら昇温し、60℃で2時間反応を行った後、水酸化ナトリウム40g、軟水250g加え90℃でさらに2時間反応を行い、塩酸で中和、脱塩し、淡黄色透明のアミノエーテルカルボン酸型アニオン界面活性剤であるアニオン界面活性剤(B1)を得た。
RN[(AO)H][(AO)H] (2)
[アニオン界面活性剤(B2〜B10)の調製]
アニオン界面活性剤(B1)の調製において、アミノエーテルポリオキシエチレン(7モル)イソデシルエーテル(b1)をそれぞれ下記の(b2)〜(b10)に変更する以外は同様の操作を行い、アミノエーテルカルボン酸型アニオン界面活性剤であるアニオン界面活性剤(B2〜B10)を得た。
アミノエーテルポリオキシエチレン(2モル)イソデシルエーテル(b2)
アミノエーテルポリオキシエチレン(10モル)イソデシルエーテル(b3)
アミノエーテルポリオキシエチレン(20モル)イソデシルエーテル(b4)
アミノエーテルポリオキシエチレン(50モル)イソデシルエーテル(b5)
アミノエーテルポリオキシエチレン(7モル)2−エチルヘキシル(b6)
アミノエーテルポリオキシエチレン(7モル)n−デシル(b7)
アミノエーテルポリオキシエチレン(7モル)イソトリデシルエーテル(b8)
アミノエーテルポリオキシエチレン(7モル)テトラデシル(b9)
アミノエーテルポリオキシエチレン(7モル)オクタデシル(b10)
[アニオン界面活性剤(B11)の調製]
温度計、還流冷却器及び攪拌機を備えた容量1リットルの反応容器に、アミノエーテルポリオキシエチレン(7モル)イソデシルエーテル(b1)500gを攪拌しながら昇温し、無水リン酸100gを徐々に仕込んだ。90℃で2時間反応を行った後、水酸化ナトリウム40g、軟水300g加え90℃でさらに2時間反応を行い、塩酸で中和、脱塩し、淡黄色透明のアミノエーテルリン酸型アニオン界面活性剤であるアニオン界面活性剤(B11)を得た。
(実施例1)
α−アミラーゼ(A1)(和光純薬)0.1重量%およびアニオン界面活性剤(B1)0.1重量%を含む水溶液である洗浄剤組成物を調製し、この洗浄剤組成物と2重量%でんぷん水溶液とを1:1の比率で混合し、α−アミラーゼ(A1)、アニオン界面活性剤(B1)をそれぞれ0.05重量%、でんぷんを1重量%含む混合液を得た。この混合液に、直ちに0.02規定ヨウ素溶液を0.02重量%となるよう添加すると、青色を呈することを確認した。次に同様に調製したα−アミラーゼ(A1)およびアニオン界面活性剤(B1)をそれぞれ0.05重量%、でんぷんを1重量%含む混合液を、40℃、10分間静置後に、0.02規定ヨウ素溶液を0.02重量%となるよう添加すると、ヨード澱粉反応により黄褐色を呈したことから、でんぷんが分解されたことを確認した。その結果を表1に示す。
[洗浄剤組成物(経時後)の酵素活性]
上記の洗浄剤組成物を次の洗浄剤組成物(経時後)に変更する以外は上記評価と同様にし、経時後の洗浄剤組成物の酵素活性を確認した。その結果を「酵素活性(経時後)」として表1に示す。
洗浄剤組成物(経時後):α−アミラーゼ(A1)25重量%およびアニオン界面活性剤(B1)25重量%を含む水溶液を30℃で30日間静置し、その後軟水で250倍に希釈した液
(実施例2〜12、比較例1〜6、参考例1)
実施例1の洗浄剤組成物において、アニオン界面活性剤(B1)を表1に示す界面活性剤およびその重量%にそれぞれ変更した以外は実施例1と同様の処理を行い、実施例2〜12、比較例1〜6、参考例1(アニオン界面活性剤なし)とした。その結果を表1に示す。なお、比較例1〜6の洗浄剤組成物(経時)の酵素活性の評価は行っていない。また、表1〜3の非イオン界面活性剤(C1)はポリオキシエチレン(15モル)ステアリルエーテルを示す。
表1に示すように、実施例のアニオン界面活性剤(B1〜B11)は、α−アミラーゼの酵素活性を阻害しないことがわかる。また、実施例のアニオン界面活性剤(B1〜B11)は、α−アミラーゼと長期間混合した状態でも、α−アミラーゼの酵素活性を失活あるいは阻害しないことがわかる。
また、実施例1〜12の洗浄剤組成物のpH(20℃)を測定すると6.0〜6.5の範囲であった。このことから、本発明の洗浄剤組成物は作業環境性に優れていることがわかる。
Figure 0005651081
(実施例13)
セルラーゼ(A2)(和光純薬)0.1重量%およびアニオン界面活性剤(B1)0.1重量%を含む水溶液である洗浄剤組成物を調製し、この洗浄剤組成物と2重量%カルボキシメチルセルロース溶液とを1:1の比率で混合し、セルラーゼ(A2)およびアニオン界面活性剤(B1)をそれぞれ0.05重量%、カルボキシメチルセルロースを1重量%含む混合液を得た。混合直後の粘度を直ちにB型粘度計(20℃)にて測定すると、400mPa・sであった。この洗浄剤組成物を含む混合液を40℃、10分間静置後、粘度を直ちに測定すると、30mPa・sまで低下したことから、酵素活性を確認した。その結果を表2に示す。
[洗浄剤組成物(経時後)の酵素活性]
上記の洗浄剤組成物を次の洗浄剤組成物(経時後)に変更する以外は上記評価と同様にし、経時後の洗浄剤組成物の酵素活性を確認した。その結果を「粘度(経時後)」として表1に示す。
洗浄剤組成物(経時後):セルラーゼ(A2)25重量%およびアニオン界面活性剤(B1)25重量%を含む水溶液を30℃で30日間静置し、その後軟水で250倍に希釈した液
(実施例14〜24、比較例7〜12、参考例2)
実施例13の洗浄剤組成物において、アニオン界面活性剤(B1)を表2に示す界面活性剤およびその重量%にそれぞれ変更した以外は実施例13と同様の処理を行い、実施例14〜24、比較例7〜12、参考例2(アニオン界面活性剤なし)とした。その結果を表2に示す。なお、比較例7〜12の洗浄剤組成物(経時)の酵素活性の評価は行っていない。
表2に示すように、実施例のアニオン界面活性剤(B1〜B11)は、セルラーゼの酵素活性を阻害しないことがわかる。また、実施例のアニオン界面活性剤(B1〜B11)は、セルラーゼと長期間混合した状態でも、セルラーゼの酵素活性を失活あるいは阻害しないことがわかる。
また、実施例13〜24の洗浄剤組成物のpH(20℃)を測定すると6.0〜6.5の範囲であった。このことから、本発明の洗浄剤組成物は作業環境性に優れていることがわかる。
Figure 0005651081
(実施例25)
ペクチナーゼ(A3)(和光純薬)0.1重量%およびアニオン界面活性剤(B1)0.1重量%を含む水溶液である洗浄剤組成物100gを調製し、この洗浄剤組成物と経糸および緯糸に綿糸20番手を用いた綿布10gを含む水溶液100gとを混合し、ペクチナーゼ(A3)およびアニオン界面活性剤(B1)をそれぞれ0.05重量%と綿布を10g含む混合液200gを得た。この混合液を40℃、10分間静置後、綿布を取り出し充分に水洗し、90℃で60分間乾燥し精練処理布を得た。
酵素活性はペクチン除去率によって評価し、次のように測定した。未処理の綿布および得られた精練処理布を0.5%重量苛性ソーダおよびポリオキシエチレン(15モル)ステアリルエーテル0.1重量%を含む液に浴比1:20となるように浸漬し、煮沸により繊維上に残留しているペクチンをガラクツロン酸に分解して、235nmの吸光度によって抽出したガラクツロン酸を定量した。その結果を表3に示す。
ペクチン除去率(%)=(未処理の綿布のガラクツロン酸−精練処理布のガラクツロン酸)÷未処理の綿布のガラクツロン酸×100
[洗浄剤組成物(経時後)の酵素活性]
上記の洗浄剤組成物を次の洗浄剤組成物(経時後)に変更する以外は上記評価と同様にし、経時後の洗浄剤組成物の酵素活性を確認した。その結果を「ペクチン除去率(経時後)」として表1に示す。
洗浄剤組成物(経時後):ペクチナーゼ(A3)25重量%およびアニオン界面活性剤(B1)25重量%を含む水溶液を30℃で30日間静置し、その後軟水で250倍に希釈した液
(実施例26〜36、比較例13〜18、参考例3)
実施例25の洗浄剤組成物において、アニオン界面活性剤(B1)を表3に示す界面活性剤およびその重量%にそれぞれ変更した以外は実施例25と同様の処理を行い、実施例26〜36、比較例13〜18、参考例3(アニオン界面活性剤なし)とした。その結果を表3に示す。なお、比較例13〜18の洗浄剤組成物(経時)の酵素活性の評価は行っていない。
表3に示すように、実施例のアニオン界面活性剤(B1〜B11)は、ペクチナーゼの酵素活性を阻害しないことがわかる。また、実施例のアニオン界面活性剤(B1〜B11)は、ペクチナーゼと長期間混合した状態でも、ペクチナーゼの酵素活性を失活あるいは阻害しないことがわかる。
また、実施例25〜36の洗浄剤組成物のpH(20℃)を測定すると6.0〜6.5の範囲であった。このことから、本発明の洗浄剤組成物は作業環境性に優れていることがわかる。
Figure 0005651081
(実施例37)
試験布として綿/ポリエステル混紡糸(65/35重量%)の平織(経糸20番 綿/ポリエステル混紡糸 70本/インチ、緯糸20番 綿/ポリエステル混紡糸 55本/インチ)を用いた。この試験布のワックス成分および綿ロウからなる油成分付着率は1.06重量%、ポリビニルアルコール、でんぷん、アクリル酸エステル系樹脂からなる糊成分の付着率は11.50重量%であった。
洗浄方法(精練方法)は次のように行った。α−アミラーゼ(A1)0.5重量%およびアニオン界面活性剤(B1)0.5重量%を含む水溶液である洗浄剤(精練剤)組成物を150g調製し、下記の精練処理装置に付随する染色ポットに入れた。次いで試験布10gを染色ポットに入れ、下記の精練処理条件で80℃、5分間精練処理を行った。精練処理された布帛に対して充分水洗を行い、乾燥機にて90℃、60分間乾燥した。乾燥後の精練処理布の再湿潤性、残脂率および残糊率を測定した。その結果を表4に示す。
<精練処理条件>
試験機:(株)テクサム技研製回転ポット染色試験機(12EL型)を使用。
布帛量:10g
処理濃度:α−アミラーゼ(A1)0.5重量%およびアニオン界面活性剤(B1)0.5重量%を含む洗浄剤組成物
処理浴:溶剤として水道水99重量%を使用
精練温度×精練時間:80℃×5分間
浴 比: 1:15
水 洗:60秒
乾 燥:90℃×60分間
染色ポットの回転数:50rpm
実施例、比較例の評価は下記の方法で行った。
<残脂率>
精練処理布について、ヘキサンを用いてソックスレー抽出装置で抽出し、残脂率を測定した。この条件では、残脂率が0.25%以下であることが望ましい。
<残糊率>
残脂率測定後の精練処理布を水酸化ナトリウム1.5重量%、ポリエキシエチレン(10モル)ラウリルエーテル0.1重量%およびドデシル硫酸ナトリウム0.1重量%を含む溶液で1時間煮沸水洗後、重量変化より残糊率を測定した。この条件では、残糊率が3%以下であることが望ましい。
<浸透性>
木綿のツイル高密度生機(経糸30/2番 綿 99本/インチ、緯糸10番 綿 88本/インチ)1.5cm角を30℃の各洗浄剤組成物の液面に浮かべ、接触してから沈降するまでの時間を5枚について測定した。この条件では、浸透性が140秒以下であることが望ましい。
<再湿潤性>
精練処理布に直接染料(Sumilight Supra Turquoise Blue G conc.)(5g/L)液を0.1ml滴下し、その広がりが充分大きく、緯経に不均一さのないものを良いとする判断基準で外観を判定した。
◎:良好(経緯ともに滴下した染色液が充分大きく丸く拡がっている)、
○:中間(経緯ともに滴下した染色液が大きく拡がるが、形が歪なもの)、
△:不良(経緯ともに滴下した染色液が拡がるが、小さく形が歪なもの)、
×:濡れない
(実施例38〜58、比較例19〜25)
実施例38〜58、比較例19〜25は、実施例37の洗浄剤組成物において、表4〜6に示す洗浄剤組成物に変更した以外は、実施例37と同様にして評価をした。その結果、表4〜6に示す。なお、表4〜6の非イオン界面活性剤(C1〜C4)は以下の通りである。
非イオン界面活性剤(C1):ポリオキシエチレン(15モル)ステアリルエーテル
非イオン界面活性剤(C2):ポリオキシエチレン(10モル)ステアリルエーテル
非イオン界面活性剤(C3):ポリオキシエチレン(15モル)オレイルエーテル
非イオン界面活性剤(C4):ポリオキシエチレン(10モル)ラウリルエーテル
表4〜6に示すように、本発明の洗浄剤組成物は、優れた油剤除去性および糊抜き性、浸透性、湿潤性を示し、精練処理により再湿潤性に優れた精練処理布が得られることがわかる。
また、実施例38〜58の洗浄剤組成物のpH(20℃)を測定すると6.0〜6.5の範囲であった。このことから、本発明の洗浄剤組成物は作業環境性に優れていることがわかる。
Figure 0005651081
Figure 0005651081
Figure 0005651081
(実施例59)
シャーレに米飯20gを直径4cmの円形に置き、その上からカレールウ20重量%5mLを垂らし2時間放置して食品汚れ評価用試料を作成した。洗浄方法は次のように行った。
α−アミラーゼ(A1)0.1重量%およびアニオン界面活性剤(B1)0.1重量%を含む水溶液である洗浄剤組成物をバットに1kg調製し、食品汚れ評価用試料を静かに浸漬した。40℃×20分間静置後、試料を取り出し45℃の角度に設置し汚れ上部から40℃の水100mLをかけ、残った汚れを以下の基準で、目視で判断した。その結果を表7に示す。
○:良好(汚れが残っていない)
△:中間(僅かに汚れが残っている)
×:不良(汚れが残っている)
(実施例60〜70、比較例26〜31、参考例4)
実施例59の洗浄剤組成物において、アニオン界面活性剤(B1)を表7に示す界面活性剤およびその重量%にそれぞれ変更した以外は実施例59と同様の処理を行い、実施例60〜70、比較例26〜31、参考例4(アニオン界面活性剤なし)とした。その結果を表7に示す。
表7に示すように、本発明の洗浄剤組成物は、汚れ除去性に優れていることがわかる。
Figure 0005651081
本発明の洗浄剤組成物は、酵素と酵素活性を阻害しない特定のアニオン界面活性剤を含有するものである。酵素を使用する洗浄剤で、優れた作業環境性、浸透性、湿潤性、洗浄性をさらに付与するような場合に、本発明の洗浄剤組成物は特に適している。

Claims (7)

  1. アミラーゼ、セルラーゼおよびペクチナーゼから選ばれる少なくとも1種の酵素(A)と、炭素数8〜18の脂肪族アミンの(ポリ)アルキレンオキサイド付加物をアニオン化したアニオン界面活性剤(B)とを含み、洗浄剤組成物の不揮発分全体に占める酵素(A)とアニオン界面活性剤(B)の合計の重量割合が10〜100重量%であり、前記アニオン界面活性剤(B)が、下記一般式(1)で示される化合物である、洗浄剤組成物。
    RN[(AO) (CH COOM][(AO) X] (1)
    (式中、Rは炭素数8〜18の脂肪族炭化水素基を表す。AOは、エチレンオキサイド基(EO)およびプロピレンオキサイド基(PO)から選ばれる少なくとも1種のアルキレンオキサイド基を表し、これらはブロック付加体、交互付加体又はランダム付加体のいずれを構成していてもよい。Xは、(CH COOM基または水素原子を表す。Mは水素原子またはアルカリ性基を表す。mおよびnは1〜50の整数、pは1〜3の整数を表す。)
  2. 前記アニオン界面活性剤(B)の一般式(1)において、Rが炭素数10〜16の脂肪族炭化水素基であり、AOがエチレンオキサイド基(EO)であり、mおよびnが2〜10である、請求項に記載の洗浄剤組成物。
  3. 前記酵素(A)と前記アニオン界面活性剤(B)との重量比(A/B)が5/95〜99/1である、請求項1または2に記載の洗浄剤組成物。
  4. 非イオン界面活性剤(C)をさらに含み、洗浄剤組成物の不揮発分全体に占める、該非イオン界面活性剤(C)の重量割合が1〜90重量%であり、前記酵素(A)と前記アニオン界面活性剤(B)の合計の重量割合が10〜99重量%である、請求項1〜のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  5. 前記洗浄剤組成物が繊維の精練用である、請求項1〜のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の洗浄剤組成物を用いて被洗浄物を洗浄する工程を含む、洗浄方法。
  7. 前記被洗浄物が繊維であり、前記工程が繊維の精練用洗浄剤組成物を用いて繊維を精練処理する工程である、請求項に記載の洗浄方法。
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