JPS6318210A - 塗面の平滑性測定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車のポデー等の塗面へ格子を通して光照
射し、その格子像を基に塗ｄの平滑性を測定する塗面の
平滑性測定方法に関するものである。

〔従来の技術と発明が解決しようとする問題点〕従来、
このような格子像を測定する場合、フォトダイオードが
直線状に配列されたリニヤイメージセンサを用い、その
アナログ出力信号のセンサに沿った光強度分布から塗面
の平滑性を評価していた。したがって、人の視覚に頼る
もので、また面的な評価も難しいために高精度の測定は
できなかった。さらに、塗面の平滑性の情報を２次元で
写真記録することもできなかった。

よって１本発明は２次元面をより高精度に評価可Ｉ莞に
する冒頭に述べた類の塗面の平滑性測定方法を提供する
ことを目的とする。

（１？！ｉ題点を解決するための手段と作用〕本発明は
、この目的を達成するために、塗面を縦縞格子（第２図
ａ）を通して光照射し、塗面の凹凸で反射角の変動した
反射光を２次元イメージセンサで撮像し、そのマトリッ
クス状画素の画像信号（第２図ｂ）を第１図に示す手順
により統計処理した。

即ち、各画像信号のレベルが基準レベルを上廻るか下廻
るかで２値化し、マトリックス状画素に対応するアドレ
スを有するメモリに各画素の２値化データをストアする
。この状態で、縦縞格子画像はボケのない明確な画像に
できる（第２図ｃ）、メモリを縦縞格子と直交するアド
レス方向に読出し走査することにより２値化データのい
ずれか一方のデータの連続する間隔、例えば第２図Ｃの
格子間の間隔Ｄ１、Ｄ＝、　ｏ、、・・・をアドレス数
として演算する。このようにして得られた間隔データの
分布を統計的に処理して塗面品質を判定する（第２図ｄ
）。

〔発明の実施例〕

第３図は１本発明による方法を実施する塗面の平滑性測
定装置を示すもので、１０はバンド１０ａを備えた携帯
用塗面撮像装置である。この装置は、開口１０ｂ　ｔ−
備えた遮光性のケースより構成され。

底面に磁石６を備えることにより測定される塗面１に吸
着させると共に、開口１０ｂからの光漏れを防１トする
ためにその周囲には遮光用弾性体１例えばウレタン７が
取付けられている。ケース内の入射側円筒には入射角０
を４０１１〜６０°程度にするように光源１１と、光む
らを解消させる拡散板１２と。

集光レンズ１３と、縦縞格子１４と、投影レンズ１５と
が順に収納されている０反射角度θに対応した撮像側の
筒には、集光レンズ！６が収納されると共に後部からイ
メージセンサとしてＣＣＤカメラ１７が装着されている
。光源Ｕ及びＣＣＤカメラ１７は、スイッチ５ａが投入
されることにより直流電源５から給電される。縦縞格子
！４のピッチはコンマ数ミリ程度であり、これが塗面１
の数センチ平方の望城に投影され、縦縞格子１４のピッ
チは凹凸波長が１〜５ｓ鳳程度であるゆず肌を測定でき
るようにコンマ数ミリ−数ミリ程度のピッチに拡大投影
される。その反射像は、マトリックス状の縦横がａ＝９
平方で例えば５１２　Ｘ　５１２個の画素を有するＣＣ
Ｄカメラ１７に入射する。このＣＣＤカメラには、画像
処理装置としてのマイクロコンピュータ２０と、ブラウ
ン管表示装置２１が付属している。

マイクロコンピュータ２０は、動作手順及びゆず肌レベ
ルを標準偏差を基準にして例えばｌＯ段階にランク付け
するテーブルを格納しているＲＯＭ２０ａと、ＣＣＤカ
メラ１７のマトリックス状画素に対応したアドレスの記
憶領域を２個有し、一方にはＣＣＤカメラ１７の各画素
の画像信号の輝度レベルを６４階調に弁別した画像デー
タをストアし、他方には統計処理された画像データをス
トアするＲＡＭ２Ｑｂと、これらのメモリと協働して次
ぎのような演算を行うＣＰＩｊ２０ｃを含んでいる。即
ち、Ａ／Ｄ変換してＲＡ）！２ｏｂにストアしされた各
画素の８４階調の画像信号レベルを平均演算し、その平
均ＶＪＭＬを算出する。各画素の信号レベルとこの平均
４＠’ＡＬを比較して各画素の画像信号を黒白レベルの
Ｏか又はｌに２値化する。この２値化データをストアし
たＲＡＭ２０ｂを縦縞格子１４と直交方向に対応するア
ドレス方向に読出し走査することにより、０（黒）レベ
ルの連続するアドレス数をカウントして１間隔データＤ
、、Ｄよ、０３．・・・Ｉｎｎを作成する０次いで、各
間隔データの平均値Ｈａを演算し、この平均値Ｎｏに対
する間隔データの標準偏差σ を算出する（ｎ：間隔データの数）。

この演算結果をＲＯＭ２０ａに格納されたテーブルと参
照し、ゆず肌レベルを判定して表示器２２において対応
する数値１〜１０で表示させる。ブラウン管表示装置２
１は、ＲＡＩＩＩ２０ｂにストアされているＣＣＤカメ
ラ１７の出力画像信号又は２値化された画像信号をキー
ボード２３の操作により選択的に表示する。

その外、このキーボードは動作の始動或は必要な場合ブ
ラウン管表示装置２１のワーキングエリア２１ａを設定
してその領域をマイクロコンピュータ２０へ指示する等
を行う。

このように構成された塗面の平滑性測定装置の動作を第
４図及び第５図を参照して説明する。

縦縞格子１４のゆず肌粗面を有する塗面１における反射
像は、縦縞像の幅をその波長に応じて種々に変動させて
ＣＣＤカメラ１７へ入射する。キーボード２３の操作に
よりマイクロコンピュータ２０を始動させ、塗面ｌの輝
度の変動する５１２　Ｘ　５１２個の画素の画像信号を
逐次Ａ／Ｄ変換器２０ｄによりディジタル化し、輝度レ
ベルデータとしてＲＡＭ２０ｂの対応するアドレスにス
トアする。そしてブラウン管表示装置２１に表示させて
、測定範囲に応じてワーキングエリア２１ａを設定する
。次いで、このエリアの各輝度レベルデータを平均して
平均値Ｍ、を算出し、前述の２値化データをＲＡＭ２０
ｂにストアする。

続いて、ＲＡＭ２０ｂを横方向にアドレス走査し、デー
タＯの連続するアドレスをカウントすることにより第５
図に示すように間隔データＤ＋、Ｄユ、Ｄ５・・・Ｉ］
ＩＩＩを作成してＲＡＭ２０ｂにストアする。さらに、
これらの間隔データの平均値Ｎｏを算出して、前述の式
（１）に従い標準偏差σを算出する。そしてＲＯ）！２
０ａのテーブルと対照させてゆず肌レベルを表示器２２
に数値表示させる。キーボード２３の操作で２値化デー
タはＤ／Ａ変換器２０ｅによりアナログ化されてブラウ
ン管表示装置２１において輪郭の明確なゆず肌像として
表示させ得、これを写真記録することもできる。

尚、前述の実施例において１間隔データは格子像中心点
間のピッチ等にすることもできる。標準偏差でなく他の
統計手法によることもできる。測定条件を安定保持でき
、かつ同種の塗面を測定する装置においては、前述の輝
度レベルデータ及び間隔データの平均演算は省略して、
固定値に予め設定しておくことも考えられる。

〔発明の効果〕

以上１本発明によれば測定領域が２次元で、容易に広く
できるのでバラツキが少なく高精度で、かつ定量評価が
回旋になる。視覚に近い評価が可能で、写真記録もでき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の詳細な説明するためのフローチャート
、第２図は本発明の詳細な説明する図、第３図は本発明
による方法を実施するための装置を示す構造図及び付属
回路図、第４図は同実施例の動作を説明するフローチャ
ート並びに第５図は同実施例の演算動作を説明する図で
ある。 １・・・塗面、　１１・・・光源、　１４・・・縦縞格
子。 １７・・・ＣＣＤカメラ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 塗面を縦縞格子を通して光照射し、その反射光を２次元
   イメージセンサで撮像し、このイメージセンサのマトリ
   ックス状画素の各画像信号のレベルを基準レベルを上廻
   るか下廻るかで２値化し、この２値化データを前記マト
   リックス状画素に対応するアドレスを有するメモリにス
   トアし、このメモリを前記縦縞格子と直交方向に対応す
   るアドレス方向に読出し走査することにより前記２値化
   データのいずれか一方の値の連続する間隔を前記アドレ
   スの数として算出し、この各間隔データの分布を統計的
   に処理して塗面の平滑性を判定するようにした塗面の平
   滑性測定方法。