JPS6318145A - 車両用駆動力制御装置 - Google Patents

車両用駆動力制御装置

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Publication number
JPS6318145A
JPS6318145A JP16224786A JP16224786A JPS6318145A JP S6318145 A JPS6318145 A JP S6318145A JP 16224786 A JP16224786 A JP 16224786A JP 16224786 A JP16224786 A JP 16224786A JP S6318145 A JPS6318145 A JP S6318145A
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JP
Japan
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throttle opening
control
road surface
map
opening value
Prior art date
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Pending
Application number
JP16224786A
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English (en)
Inventor
Minoru Tamura
実 田村
Akikiyo Murakami
村上 晃清
Hideaki Inoue
秀明 井上
Toru Iwata
徹 岩田
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分!7) 本発明は、アクセル操作子と機械的に非連結とされたス
ロットル弁がアクセル操作子の操作に応じて開閉制御さ
れる車両用駆動力制御装着に関する。
(従来の技術) 従来の車両用駆動力制御装置としては、例えば、特開昭
60−43133号公報に記載されている装置が知られ
ている。
この従来装置は、アクセルペダル位置に応じて、エンジ
ンへの燃料供給量を変化させてエンジン出力を制御する
自動車のエンジン出力制御装置において、駆動輪回転数
検出手段、非駆動輪回転数検出手段、雨検出手段出力か
らタイヤ−路面間の滑り率を演算する演算手段、演算さ
れた滑り率と設定滑り率を比較する比較手段、演算され
た滑り率が大きい時に前記アクセルペダル位置に基づい
た制御出力に優先して強制的にエンジンへの燃料供給を
減少させる信号を出力する滑り半制御手段を備えたこと
を特徴とするものであった。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の車両用駆動力制御装置
にあっては、現実に駆動輪スリップが発生してから、駆
動輪スリップによるスリップ率を設定スリップ率に収束
させる方向にエンジン駆動力を制御するものであったた
め、両路や雪路等の駆動輪スリップが発生し易い低摩擦
係数路では駆動輪スリップの発生頻度が高まるという問
題点があった。
また、駆動輪スリップ発生時には燃料供給の減少と増大
により設定スリップ率に収束させようとする制御が行な
われるものであったため、低摩擦係数路での走行時には
燃料供給の減少と増大が繰り返されることになり、ハン
チング現象が発生して車両のガクガク振動を生起させて
しまうという問題点があった。
また、駆動輪スリップ防止制御が、アクセル操作と無関
係になされるものであったため、この駆動輪スリップ防
止制御時にはアクセル操作違和感を生じてしまうという
問題点があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述のような問題点を解決することを目的と
してなされたもので、この目的達成のために本発明では
以下に述べる解決手段とした。
本発明の解決手段を、第1図に示すクレーム対応図によ
り説明すると、路面摩擦係数を検出する路面摩擦係数検
出手段aと、アクセル操作子に対するアクセル操作量を
検出するアクセル操作量検出手段すと、スロットル弁の
実スロットル開度値を検出する実スロー2トル開度値検
出手段Cと、前記路面摩擦係数が高路面摩擦係数を示す
程アクセル操作量に対するスロットル開度の増大比率を
高めた制御特性マツプを設定するマツプ設定手段dと、
該マツプ設定手段dにより設定された制御特性マップと
前記アクセル操作量とによって目標スコツドル開度値を
求める目標スロットル開度値設定手段eと、前記実スロ
ットル開度値を前記目標スロットル開度値に一致させる
制御信号をスロットルアクチュエータfに対して出力す
るスロットル弁開閉制御御手段gと、を備えていること
を特徴とする手段とした。
(作 用) 従って、本発明の車両用駆動力制御装置では、車両走行
時には、走行路面の摩擦係数が低路面摩擦係数の時には
アクセル操作量に対するスロットル開度の増大比率(制
御ゲイン)の小さな制御特性マツプが設定され、また、
高路面摩擦係数の時には制御ゲインの大きな制御特性マ
ツプが設定され、この制御特性マツプに基づいてアクセ
ル操作に対応したスロットル弁の開閉制御が行なわれる
このように、路面摩擦係数に対応して制御特性マツプが
予め設定されることで、低路面摩擦係数路ではアクセル
操作に対するエンジン駆動力の増大が小さく、駆動輪ス
リップの発生が未然に防止されるし、高摩擦係数路では
良好な加速性が確保される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
尚、この実施例を述べるにあたって、後輪駆動車に適用
した駆動力制御装置を例にとる。
まず、第1実施例の構成を説明する。
実施例の駆動力制御装置Aが適用される後輪駆動車のパ
ワートレーンPは、第2図に示すように、エンジン10
、オートマチックトランスミッション11、プロペラシ
ャフト12、リヤディファレンシャル13、リヤドライ
ブシャフト14.15、後輪16.17を備えている。
前輪18.19は非駆動輪である。
実施例の駆動力制御装置Aは、アクセル操作子であるア
クセルペダル20と、前記エンジン10の吸気系である
スロットルチャンバ21に設けられるスロットル弁22
とを機械的に非連結とし、アクセルコントロールワイヤ
等の機械的な連結手段に代えてアクセルペダル20とス
ロットル弁22との間に設けられる制御装置で、入力セ
ンナとして、後輪回転数センサ30、右前輪回転数セン
サ31、左前輪回転数センサ32、アクセルポテンショ
メータ33、路面摩擦係数センサ36を備え、演算処理
手段として、スロットル弁制御回路34を備え、スロッ
トルアクチュエータとして、ステップモータ35を備え
ている。
前記後輪回転数センサ30は、駆動輪速の検出手段で、
前記リヤディファレンシャル13の入力軸部に設けられ
、後輪回転速度VRに応じた後輪回転信号(vr)を出
力する。
尚、後輪回転数センサ30としては光惑知センサや磁気
感知センサ等が用いられ、後輪回転信号(v r)とし
てパルス信号が出力される場合には、スロットル弁制御
回路34内の入力インタフェース回路341において、
F/Vコン八−へでパルス信号の周波数に応じた電圧に
変換され、さらにA/Dコンバータで電圧値がデジタル
値に変換され、CPU342やメモリ343に読み込ま
れる。
前記右前輪回転数センサ31及び左前輪回転数センサ3
2は、車体速の検出手段で、前記前輪18.19のそれ
ぞれのアクスル部に設けられ、右前輪回転速度VFR及
び左前輪回転速度VFLに応じた右前輪回転信号(vf
r)及び左前輪回転信号(vf文)を出力する。
尚、両前輪回転数センサ31,32からの出力信号をス
ロットル弁制御回路34のCPU342で読み込むため
の信号変換は、前記後輪回転数センサ30と同様になさ
れる。
前記アクセルポテンショメータ33は、絶対アクセル操
作掻立の検出手段で、前記アクセルペダル20の位置に
設けられ、絶対アクセル操作掻立に応じた絶対アクセル
操作量信号(文)を出力する。
尚、このアクセルポテンショメータ33からの出力信号
は、電圧値によるアナログ信号であるため、入力インタ
フェース回路341のA/Dコンバータにてデジタル値
に変換され、CPU342やメモリ343に読み込まれ
る。
前記路面摩擦係数センサ36は、走行路面の路面摩擦係
数路を直接または間接的に検出する路面摩擦係数検出手
段で、路面摩擦係数信号(終)を出力する。
前記スロットル弁制御回路34は、前記入力センサから
の入力情報や、メモリ343に一時的あるいは予め記憶
されている情報を、所定の演算処理手順に従って処理し
、スロットルアクチュエータであるステップモータ35
に対しパルス制御信号(C)を出力するマイクロコンピ
ュータを中心とする電子回路で、内部回路として、入力
インタフェース回路341.0PU (セントラル・プ
ロセシング・ユニット)342、メモリ(RAM。
ROM)343、出力インタフェース回路344を備え
ている。
このスロットル弁制御回路34で線型制御特性マツプを
設定するにあたっては、路面摩擦係数ルとマツプスロッ
トル開度最大値特性(第3図)とでマツプスロットル開
度最大値M OM A Xを決定し、このM OM A
 Xに基づいて線型制御特性マツプが設定される(第4
図)。
尚、第3図のマツプスロットル開度最大値特性は、路面
摩擦係数ルが約0.8以上の高摩擦係数領域ではM O
M A X = 100%で、路面摩擦係数が約0.2
以下の低摩擦係数領域ではMθWAX=lO%で、中間
的に摩擦係数領域では路面摩擦係数μの増大に従って徐
々に増大するように設定されている。
前記スロー、トル弁制御回路34には、特許請求の範囲
で述べた実スロットル開度値検出手段、マツプ設定手段
、目標スロットル開度値設定手段、スロットル弁開閉制
御御手段が含まれている。
尚、前記実スロットル開度値検出手段は、スロットル弁
制御回路34のCPU342から出力インタフェース回
路344への5TEP指令信指令間時にメモリ343で
受け、このメモリ343で5TEP数を書込みカウント
する内部回路構成の手段であり、CPU342からの読
み出し指令に従って実スロットル開度値00が随時CP
U 342へ読み出される。
前記ステップモータ35は、前記スロットル弁22を開
閉作動させるアクチュエータで、回転子と励磁巻線を有
する複数の固定子とを備え、励磁巻線へのパルスの与え
方で正転方向及び逆転方向に1ステツプずつ回転する。
次に、第1実施例の作用を説明する。
まず、CPU342におけるスロットル弁開閉制御作動
の流れを、第5図に示すメインルーチンのフローチャー
ト図と第6図に示すサブルーチンのフローチャート図と
によって述べる。
尚、第5図のメインルーチンでの処理は、図示していな
いオペレーティングシステムにより所定周期(例えば2
0m5ec)で起動される定時間割り込み処理であり、
第6図のサブルーチンでの処理は、この定時間割り込み
により決定されるステップモータ35への信号出力周期
に応じてメインルーチン内で適宜起動されるoci (
アウトプット・コンベアーインタラブド)割り込み処理
である。
(イ)マツプスロットル開度最大値の決定処理マツプス
ロットル開度最大値M ON A Xは、ステップ10
0とステップ101により決定される処理で、ステップ
lOOでは路面摩擦係数戸が読み込まれ、ステップ10
1では路面庁擦係数ルと第3図に示す特性とによってマ
ツプスロットル開度最大値MθMAXが決定される。
(ロ)MA型制御特性マツプの設定 ステップ102では、前記ステップ101で求められた
マツプスロットル開度最大値M fj M A Xに基
づいて線型制御特性マツプが設定される。
具体的には、第4図に示すように、絶対アクセル操作量
4/4でのマツプスロットル開度最大値MOMAxとゼ
ロ基準点とを結ぶ直線が線型制御特性マツプとなる。
尚、マツプスロットル開度最大値Mθ舅^Xは、10%
≦Mθ閥^X≦100%の値として決定されるので、無
限に近い複数のマツプを保有することになる。
(ハ)目標スロットル開度値設定処理 目標スロットル開度値θ本の設定処理は、ステップ10
3とステップ104とで行なわれる。
ステップ103では、アクセルポテンショメータ33か
ら絶対アクセル操作量noが読み込まれ、ステップ10
4では、絶対アクセル操作9又0と前記ステップ102
で設定された線型制御特性マツプとから目標スロットル
開度値θ本が設定される。
(ニ)スロットル弁開閉制御処理 前述の目標スロットル開度値設定処理によって目標スロ
ットル開度値θ本が決まったら、実スロットル開度値θ
Oを目標スロットル開度値0束に一致させる方向にスロ
ー2トル弁22を作動させる処理が第5図のメインルー
チンでのステップ105〜108と、第6図のサブルー
チンでのステップ300〜304で行なわれる。
まず、実スロットル開度値θ0が読み込まれ(ステップ
105)、偏差εが目標スロットル開度値Oxから実ス
ロットル開度値00を差し引くことで演算され(ステッ
プ106)、この演算により得られた偏差(に基づいて
ステップモータ35のモータスピードの算出、正転、逆
転、保持の判断、さらにはoci割り込みルーチンの起
動周期が求められ(ステップ107)、このステップ1
07で設定されたステップモータ35の作動制御内容に
従ってoci割り込みルーチン(第6図)が起動される
(ステップ108)。
次に、第6図によりoci割り込みルーチンのフローチ
ャート図について述べる。
まず、ステップモータ35の状態をそのまま保持する保
持指令出力時かどうかの判断がなされ(ステップ300
)、保持指令が出力されている時にはステップモータ3
5の固定子側励磁状態を保持する(ステー2プ301)
また、保持指令出力時以外の場合は、ステップモータ3
5を逆転させる逆転指令出力時かどうかの判断がなされ
(ステップ302)、逆転指令が出力されている時には
、5TEPを5TEP−1にセットしくステップ303
)、5TEP−1が得られるパルス信号をステップモー
タ35に出力する(ステップ301)。さらに、ステッ
プモータ35を正転させる正転指令出力時には、5TE
Pを5TEP+1にセットしくステップ304)、5T
EP+1が得られるパルス信号をステップモータ35に
出力する(ステップ301)。
尚、このoci割り込みルーチンは、前記ステップ10
7で設定された起動周期に従ってメインルーチンの起動
周期内で繰り返される。
以上説明してきたように、第1実施例の駆動力制御装置
にあっては、以下に列挙するような効果が得られる。
■ 両路、雪路、アイスバーン等の低路面摩擦係数路で
は、線型制御特性マツプとして絶対アクセル操作9文に
対するスロットル開度θの増大比率が小さなマツプが設
定されるために、アクセルペダルを踏み込むアクセル操
作を行なっても踏み込み操作量に対するエンジン駆動力
の増大量が小さく、タイヤグリップ力が小さい時に過大
な駆動力が駆動輪に加わることで起る駆動輪スリップの
発生が未然に防止される。
■ 乾燥アスファルト路等の高路面摩擦係数路では、線
型制御特性マツプとして絶対アクセル操作量に対するス
ロットル開度θの増大比率が大きなマツプが設定される
ために、アクセルペダルへの踏み込み操作に対応してス
ロットル弁22をフルスロットル開度まで開くことがで
き、高い加速性や発進性を確保できる。
■ 設定されている線型制御特性マツプに沿ってアクセ
ルペダル操作に対応しながらスロットル弁22の開閉制
御が行なわれるため、アクセル操作と無関係にエンジン
駆動力が変化することがなくアクセル操作違和感が生じ
ない。
■ 低摩擦係数路での走行時では、路面摩擦係数ルが変
化しない限り1つの線型制御特性マツプに基づいてスロ
ットル弁22の開閉制御がなされるために、駆動力増減
の繰り返しによるハンチング現象の発生がない。
次に、第7図〜第10図に示す′:52実施例について
説明する。
この第2実施例は、第1実施例が路面摩擦係数用により
線型制御特性マツプを設定する例であったのに対し、領
域制御特性マツプを設定するようにした例で、装置構成
としては第1実施例と同様であるので図示及び説明を省
略する。
尚、スロットル弁制御回路34のメモリ343には、第
7図に示すように、第3図と同様なマツプスロットル開
度最大値特性と、第9図に示すように、相対アクセル操
作量Δ文に対するスロットル開度変化量Δθとの関係特
性が三次曲線的な特性として設定されている。
次に、第2実施例の作用を第10図に示すメインルーチ
ンのフローチャート図により説明する。
(イ)マツプスロットル開度最大値の決定処理マツプス
ロットル開度最大値MθMAXは、ステップ200とス
テップ201により決定される処理で、ステップ200
では路面摩擦係数用が読み込まれ、ステップ201では
路面摩擦係数ルと第7図に示す特性とによってマツプス
ロー/ )ル開度最大値M OM A Xが決定される
(ロ)領域制御特性マツプの設定 ステップ202では、前記ステップ201で求められた
マツプスロットル開度最大値MOP4AXに基づいて領
域制御特性マツプが設定される。
具体的には、第8図に示すように、マツプ上限を、絶対
アクセル操舵量3/4でのマツプスロットル開度最大値
M e M A Xとゼロ基準点とを結ぶ線と、絶対ア
クセル操作量3/4〜4/4におけるマツプスロットル
開度最大値MθMAXの線とで形成し、マツプ下限を、
絶対アクセル操作量4/4でのマツプスロットル開度最
大値MθNAXとゼロ基準点とを結ぶ線で形成して、第
8図の斜線で示すような領域制御特性マツプが設定され
る。
(ハ)アクセルワーク判別処理の設定処理後述するアク
セルワーク判別処理で用いられる判別情報の設定処理は
、ステップ203〜ステツプ207で行なわれる。
まず、2周期前の処理においてサンプリングされ、1周
期前の処理において前回絶対アクセル操作量グツとして
取り扱われたアクセルペダル踏み込み量が、前々回線対
アクセル操作量又2としてセットされる(ステップ20
3)。
また、1周期前の処理においてサンプリングされ、今回
絶対アクセル操作9文0として取り扱われたアクセルペ
ダル踏み込み量が、前回絶対アクセル操作9文lとして
セットされる(ステップ204)。
次に、現在のアクセルペダル踏み込み量が、今回絶対ア
クセル操作141 oとして、また、現在のスロットル
弁開度が実スロットル開度値θ0としてサンプリングさ
れて読み込まれる(ステップ2゜5)。
次いで、セット済みの今回絶対アクセル操作量1oから
前回絶対アクセル操作量!Q、1が差し引かれることに
より、1周期前の処理時からのアクセルペダル踏み込み
量の変化量である今回相対アクセル操作量ΔLoが算出
され(ステップ206)、また、前回絶対アクセル操作
9文lから前前回絶対アクセル操作量22が差し引かれ
ることにより2周期前の処理時から1周期前の処理時ま
でに変化したアクセルペダル踏み込み量の変化量である
前回相対アクセル操作量ΔL1が算出される(ステップ
207)。
(ニ)アクセルワーク判別処理 アクセルワーク判別処理は、相対アクセル操作量ΔLを
求める基準を定速走行アクセル操作時としていることで
、定速走行アクセル操作時であるか否かを判別するため
に、前記ステップ203〜ステツプ207で得られた情
報に基づいてステップ208〜ステツプ212で行なわ
れる処理である。
まず、アクセルワークの判断論理は、前回相対アクセル
操作量ΔLIと今回相対アクセル操作量ΔLOを用いて
、アクセルペダル20が2周期前の処理時から引き続い
て踏み込み方向への操作中であるとの加速アクセル操作
判定が行なわれた時(ステップ208で肯定的、ステッ
プ209で肯定的)、あるいは、引き続いて戻し操作中
であるとの減速アクセル操作判定が行なわれた時(ステ
ップ208で否定的、ステップ210で否定的)には、
次のステップ213へ進む。
また、アクセルペダル2oが停止操作されてその位置に
保持された場合(ステー、プ208で否定的、ステップ
210で肯定的)、アクセルペダル20の操作方向が踏
み方向から戻し方向へ切り替わった場合(ステップ20
8で肯定的、ステップ209で否定的)、あるいはその
逆に切り替わった場合(ステップ208で否定的、ステ
ップ21Oで肯定的)には、アクセルペダル踏み込み量
の変化量がOを含む増加から0を含む減少または減少か
ら増加に移行する定速走行アクセル操作時と判定され、
ステップ211へ進み、今回絶対アクセル操作9文0が
アクセル操作量基準植立ooとしてセットされ、さらに
ステップ212へ進み今回の実スロットル開度値Ooが
スロットル開度基準値θ00としてセットされる。
(ホ)相対アクセルストローク演算処理前述のアクセル
ワーク判別処理が行なわれた後は、ステップ213へ進
み、相対アクセル操作量ΔLが演算される。
この相対アクセル操作量ΔLの演算式は、ΔL=no−
1ooであるため、加速アクセル操作時や減速アクセル
操作時には、最初に定速走行アクセル操作が行なわれた
時から今回絶対アクセル操作量5Loまでのアクセル操
作変化量として演算される。また、最初の定速走行アク
セル操作時には、ΔL=!;Lo−noとなり相対アク
セル操作量ΔLはゼロとなる。
(へ)スロットル開度変化量演算 ステップ214では、前記ステップ213により求めら
れた相対アクセル操作量ΔLと、第9図に示すΔL−Δ
θ特性線図とによってスロットル開度変化量Δθが演算
される。
(ト)目標スロットル開度値設定処理 前記スロットル開度基準値Oooと前記ステップ214
で演算されたスロットル開度変化量Δθとによって得ら
れる仮目標スロットル開度値OOと、前記ステップ20
2で設定された領域制御特性マツプと今回絶対アクセル
操作9文0 (または、アクセル操作量基準値9− o
o)によって求められるスロットル開度上限値θMAX
及びスロー2トル開度下限値θMINとを比較して目標
スロットル開度値0束を設定する処理は、ステップ21
5〜ステー、プ220で行なわれる。
まず、仮目標スロットル開度値00は、ステップ215
でスロットル開度基準値θooとスロットル開度変化量
Δθとを加算する演算式、θθ=θoo+Δ0で求めら
れる。
この仮目標スロットル開度値θθとスロットル開度上限
値0!IIAx及びスロットル開度下限値θWINとの
比較処理は、まず仮目標スロットル開度値θθがスロッ
トル開度上限値θ薦^X以上かどうかが判断され(ステ
ップ216)、  θ0〉OMAXの場合にはスロット
ル開度上限値Ops^Xが目標スロットル開度値θ木と
して設定される(ステップ217)、また、0θ≦OP
i^xの場合には仮目標スロットル開度値0θがスロッ
トル開度下限値θMIN以下かどうかが判断され(ステ
ップ218)、  θθくθMINの場合にはスロット
ル開度下限値θMINが目標スロー2トル開度値08と
して設定される(ステップ219)。
また、OpgXN≦00≦0P4Axの場合には、仮目
標スロットル開度値θ0がそのまま目標スロットル開度
値θ享として設定される(ステップ220)。
すなわち、目標スロットル開度値θ本は、設定された領
域制御特性マツプの領域内に存在する値として設定され
る。
(チ)スロットル弁開閉制御処理 前述の目標スロットル開度値設定処理によって目標スロ
ットル開度値θXが決まったら、実スロットル開度値O
oを目標スロットル開度値θ本に一致させる方向にスロ
ットル弁22を作動させる処理が第10図のメインルー
チンでのステップ221〜223と、第6図のサブルー
チンでのステップ300〜304で行なわれる。
尚、ステップ221〜ステツプ223は、第1実施例の
ステー、プ106〜ステップ108と同様であり、サブ
ルーチンでの作動も第1実施例と同様であるので、作動
説明を省略する。
以上説明してきたように、第2実施例の駆動力制御装置
にあっては、第1実施例での■〜■の効果に加えて、以
下に列挙するような効果が得られる。
■ 設定される交−θ制御特性マー7プが領域制御特性
マツプであり、スロットル開度0の開閉制御は、定速走
行操作時の絶対アクセル操作9文を基準とした相対アク
セル操作量ΔLに基づいて行なわれるものであるため、
マツプ領域内ではスロットル弁22の開閉制御ゲインが
アクセル微量クに従って得られることになり、良好な車
両の加速性確保と、定速走行操作時の大きな車速変化防
止を両立できる。
■ ΔL−Δθ特性は、第9図に示すように、三次曲線
的な特性としているために、アクセル微量踏み込み時の
ギクシャク感が防止されるし・、多めに踏み込んだ時の
高い加速性の確保が達成される。
■ 路面摩擦係数濤の変化により領域制御特性マツプが
変更されても、変更後のマツプ領域内に今回絶対アクセ
ル操作量noと実スロー2トル開度値Ooによる点が含
まれていれば、可動領域が変更されるだけでスロットル
開度θの変化がなく、違和感のない円滑なマツプ変更と
なる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があって
も本発明に含まれる。
例えば、実施例では直線による線型制御特性マツプと上
限及び下限を有する領域制御特性マツプを設定する例を
示したが、折れ線や曲線等による線型制御特性マツプを
設定するようにしてもよいし、また、上限のみを有する
領域制御特性マツプを設定するようにしてもよい。
また、実施例では路面摩擦係数を入力情報として決定さ
れるマップスロットル開度最大値に基づいて制御特性マ
ツプを作成する例を示したが、路面摩擦係数から制御ゲ
インを決めて設定するようにしてもよいし、予め設定さ
れている複数の制御特性マツプから路面摩擦係数に対応
したマップヘ選択することでマツプ設定を行なうように
してもよい。
また、路面摩擦係数検出手段としては、超音波センサや
雨滴センサや外気温センサやワイパスイッチ等を単独も
しくは組合せて用いてもよいし、駆動輪のアクセル操作
に対する加速性を監視しながら推定する手段でもよいし
、アンチスキッド装置の作動状態により推定する手段等
、様々な手段を適用できる。
また、ΔL−Δθ特性として1つの特性を示したが、例
えば、路面摩擦係数が低い時は、第9図の点線に示すΔ
L−Δθ特性を用いてもよい、その場合は、低摩擦路面
においても、良好な車両の加速性確保と定速走行操作時
の大きな車速変化の防止を両立することができる。また
、第9図の点線及び矢印に示すように複数の特性を設定
しておいて、車両状態や走行状態等に応じて最適の特性
を選択して用いるようにしてもよい。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の車両用駆動力側gg
装置にあっては、予め路面摩擦係数を検出し、その路面
摩擦係数が高路面摩擦係数を示す程アクセル操作量に対
するスロットル開度の増大比率を高めた制御特性マツプ
を設定するマツプ設定手段を設けた構成としたため、ハ
ンチング現象の発生やアクセル操作違和感がなく、低摩
擦係数路での走行時には駆動輪スリップの発生が未然に
防止されるし、高摩擦係数路での走行時には十分な加速
性を確保できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の車両用駆動力制御装置を示すクレーム
対応図、第2図は本発明実施例の駆動力制御袋ごを示す
全体図、第3図は実施例装置のスロットル弁制御回路に
設定されている路面摩擦係数−マツプスロットル開度最
大値の関係特性図、第4図は絶対アクセル操作量−スロ
ットル開度のマツプ設定説明図、第5図は実施例のスロ
ットル弁制御回路での制御作動のメインルーチンを示す
フローチャート図、第6図は実施例のスロー7トル弁制
御回路での制御作動のサブルーチンを示すフローチャー
ト図、第7図は第2実施例装置のスロットル弁制御回路
に設定されている路面庁擦係数−マツブスロットル開度
最大値の関係特性図、第8図は第2実施例での絶対アク
セル操作量−スロットル開度のマツプ設定説明図、第9
図は第2実施例装置に予め設定されている相対アクセル
操作量−スロットル開度変化量の関係特性図、第1O図
は第2実施例装置での制御作動のメインルーチンを示す
フローチャート図である。 a・・・路面摩擦係数検出手段 b・・・アクセル操作量検出手段 C・・・実スロットル開度値検出手段 d・・・マツプ設定手段 e・・・目標スロットル開度値設定手段f・・・スロッ
トルアクチュエータ g・・・スロットル弁開閉制御御手 段時  許  出  願  人 日産自動車株式会社 第3凹 Memx 絶対アクセル操作量2 第5図 絶対アクセル操作量又

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)路面摩擦係数を検出する路面摩擦係数検出手段と、 アクセル操作子に対するアクセル操作量を検出するアク
    セル操作量検出手段と、 スロットル弁の実スロットル開度値を検出する実スロッ
    トル開度値検出手段と、 前記路面摩擦係数が高路面摩擦係数を示す程アクセル操
    作量に対するスロットル開度の増大比率を高めた制御特
    性マップを設定するマップ設定手段と、 該マップ設定手段により設定された制御特性マップと前
    記アクセル操作量とによって目標スロットル開度値を求
    める目標スロットル開度値設定手段と、 前記実スロットル開度値を前記目標スロットル開度値に
    一致させる制御信号をスロットルアクチュエータに対し
    て出力するスロットル弁開閉制御御手段と、 を備えていることを特徴とする車両用駆動力制御装置。
JP16224786A 1986-07-10 1986-07-10 車両用駆動力制御装置 Pending JPS6318145A (ja)

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