JPS6318093Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6318093Y2 JPS6318093Y2 JP4273582U JP4273582U JPS6318093Y2 JP S6318093 Y2 JPS6318093 Y2 JP S6318093Y2 JP 4273582 U JP4273582 U JP 4273582U JP 4273582 U JP4273582 U JP 4273582U JP S6318093 Y2 JPS6318093 Y2 JP S6318093Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- water
- layer
- resistant hose
- cooled
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
本考案は製鋼用電気炉の二次導体として用いら
れる水冷ケーブルの改良に関するものである。 一般に製鋼用電気炉の二次導体として用いられ
る水冷ケーブルとしては第1図に示す如く撚線導
体1の外周に耐熱性ホース2を被覆し、その両端
に端子3を接続し、バンド4,4にて締付けてい
るものであり、長さ8〜11m、サイズ1000〜5000
mm2のものである。 而して耐熱性ホースはゴム及び補強用布或は補
強用合成繊維からなり、その表面にはアスベスト
繊維からなる遮熱層が設けられているものであ
る。 このアスベストによる遮熱層は炉の輻射熱によ
るゴムホースの劣化を防止するために設けている
ものであるがアスベストは公害上好ましくなく、
ホースを製作する場合及び水冷ケーブルを使用す
るユーザーにおいてこれの取扱いに際し特殊な配
慮をしているものである。即ちホースの製造する
際アスベスト粉末が発生し、且つ製鋼メーカーに
おいて水冷ケーブルを通電使用すると電磁誘導に
よりケーブル相互がぶつかり合つてアスベスト粉
が発生する。このアスベスト粉末が飛散して人体
を侵すものである。 又アスベストの最適使用温度は約600℃程度で
あるが、溶鋼の温度は1000℃を超えるため炉に近
接する部分の水冷ケーブルは熱劣化を十分に保護
することが出来ない。 本考案はかかる現状に鑑み鋭意研究を行つた結
果電気炉用水冷ケーブルの製作上又は使用上にお
いて公害発生を防止すると共に耐熱特性を向上せ
しめた水冷ケーブルを見出したものである。即ち
本考案は導体の外周に耐熱性ホースを被覆し、そ
の両端に端子を接続してなる電気炉用水冷ケーブ
ルにおいて、耐熱性ホースの遮熱層をセラミツク
フアイバーにて形成せしめたものである。 本考案は遮熱層としてセラミツクフアイバーを
使用することを要旨とするものであり、セラミツ
クフアイバーとしては例えばカウオール(イソラ
イト工業株式会社商品名)、イビウール(揖斐川
電気工業株式会社商品名)を使用する。 このセラミツクフアイバーとアスベスト繊維と
を対比すると第1表の如くである。
れる水冷ケーブルの改良に関するものである。 一般に製鋼用電気炉の二次導体として用いられ
る水冷ケーブルとしては第1図に示す如く撚線導
体1の外周に耐熱性ホース2を被覆し、その両端
に端子3を接続し、バンド4,4にて締付けてい
るものであり、長さ8〜11m、サイズ1000〜5000
mm2のものである。 而して耐熱性ホースはゴム及び補強用布或は補
強用合成繊維からなり、その表面にはアスベスト
繊維からなる遮熱層が設けられているものであ
る。 このアスベストによる遮熱層は炉の輻射熱によ
るゴムホースの劣化を防止するために設けている
ものであるがアスベストは公害上好ましくなく、
ホースを製作する場合及び水冷ケーブルを使用す
るユーザーにおいてこれの取扱いに際し特殊な配
慮をしているものである。即ちホースの製造する
際アスベスト粉末が発生し、且つ製鋼メーカーに
おいて水冷ケーブルを通電使用すると電磁誘導に
よりケーブル相互がぶつかり合つてアスベスト粉
が発生する。このアスベスト粉末が飛散して人体
を侵すものである。 又アスベストの最適使用温度は約600℃程度で
あるが、溶鋼の温度は1000℃を超えるため炉に近
接する部分の水冷ケーブルは熱劣化を十分に保護
することが出来ない。 本考案はかかる現状に鑑み鋭意研究を行つた結
果電気炉用水冷ケーブルの製作上又は使用上にお
いて公害発生を防止すると共に耐熱特性を向上せ
しめた水冷ケーブルを見出したものである。即ち
本考案は導体の外周に耐熱性ホースを被覆し、そ
の両端に端子を接続してなる電気炉用水冷ケーブ
ルにおいて、耐熱性ホースの遮熱層をセラミツク
フアイバーにて形成せしめたものである。 本考案は遮熱層としてセラミツクフアイバーを
使用することを要旨とするものであり、セラミツ
クフアイバーとしては例えばカウオール(イソラ
イト工業株式会社商品名)、イビウール(揖斐川
電気工業株式会社商品名)を使用する。 このセラミツクフアイバーとアスベスト繊維と
を対比すると第1表の如くである。
【表】
次に本考案の1例を図面により説明する。第2
図に示す如く導体1の外周に耐熱性ホース2とし
てクロロプレンゴムによる内部ゴム層5の外側に
ポリエステル繊維による補強層6、外部ゴム層7
及び厚さ1〜5mmのセラミツクフアイバーによる
遮熱層8を夫々設けたものを被覆し、両端に端子
を取付けて本考案電気炉用水冷ケーブルをえた。 又第3図に示す如く耐熱性ホースとして内部ゴ
ム層5の外側にポリアミド繊維による補強層6、
中間ゴム層9セラミツクフアイバーによる内部遮
熱層10外部ゴム層7及びセラミツクフアイバー
による外部遮熱層8を夫々設けたものを導体の外
周に被覆し、両端に端子を取付けて本考案電気炉
用水冷ケーブルをえた。 なお遮熱層を設ける方法としては、例えば外部
ゴム層の表面にゴム糊を塗布しセラミツクフアイ
バーを巻回しながら密着せしめた後、熱処理して
硬化せしめる。 本考案の効果を示すと次の如くである。 (1) 遮熱層による耐熱性が優れているため遮熱層
の厚さを従来品に比べてほぼ2/3程度にするこ
とが出来る。従つて軽量となる。 (2) 公害を防止することができる。即ち水冷ケー
ブルを用いて製鋼を行う場合通電の電磁力によ
つてケーブルが衝突し有害物質を発生しない。 (3) ケーブルの寸法を小型化することができる。
図に示す如く導体1の外周に耐熱性ホース2とし
てクロロプレンゴムによる内部ゴム層5の外側に
ポリエステル繊維による補強層6、外部ゴム層7
及び厚さ1〜5mmのセラミツクフアイバーによる
遮熱層8を夫々設けたものを被覆し、両端に端子
を取付けて本考案電気炉用水冷ケーブルをえた。 又第3図に示す如く耐熱性ホースとして内部ゴ
ム層5の外側にポリアミド繊維による補強層6、
中間ゴム層9セラミツクフアイバーによる内部遮
熱層10外部ゴム層7及びセラミツクフアイバー
による外部遮熱層8を夫々設けたものを導体の外
周に被覆し、両端に端子を取付けて本考案電気炉
用水冷ケーブルをえた。 なお遮熱層を設ける方法としては、例えば外部
ゴム層の表面にゴム糊を塗布しセラミツクフアイ
バーを巻回しながら密着せしめた後、熱処理して
硬化せしめる。 本考案の効果を示すと次の如くである。 (1) 遮熱層による耐熱性が優れているため遮熱層
の厚さを従来品に比べてほぼ2/3程度にするこ
とが出来る。従つて軽量となる。 (2) 公害を防止することができる。即ち水冷ケー
ブルを用いて製鋼を行う場合通電の電磁力によ
つてケーブルが衝突し有害物質を発生しない。 (3) ケーブルの寸法を小型化することができる。
第1図は水冷ケーブルの1例を示す斜視図、第
2図及び第3図は本考案電気炉用水冷ケーブルの
1例を示す断面図である。 1……撚線導体、2……耐熱性ホース、3……
端子、4……バンド、5……内部ゴム層、6……
補強層、7……外部ゴム層、8……遮熱層、9…
…中間ゴム層、10……内部遮熱層。
2図及び第3図は本考案電気炉用水冷ケーブルの
1例を示す断面図である。 1……撚線導体、2……耐熱性ホース、3……
端子、4……バンド、5……内部ゴム層、6……
補強層、7……外部ゴム層、8……遮熱層、9…
…中間ゴム層、10……内部遮熱層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 導体の外周に耐熱性ホースを被覆し、その両
端に端子を接続してなる電気炉用水冷ケーブル
において、耐熱性ホースの遮熱層をセラミツク
フアイバーにて形成したことを特徴とする電気
炉用水冷ケーブル。 (2) 遮熱層を耐熱性ホースの表面或は内部又はこ
の両者に設けたことを特徴とする実用新案登録
請求の範囲第1項記載の電気炉用水冷ケーブ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4273582U JPS58146319U (ja) | 1982-03-26 | 1982-03-26 | 電気炉用水冷ケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4273582U JPS58146319U (ja) | 1982-03-26 | 1982-03-26 | 電気炉用水冷ケ−ブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58146319U JPS58146319U (ja) | 1983-10-01 |
JPS6318093Y2 true JPS6318093Y2 (ja) | 1988-05-23 |
Family
ID=30053845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4273582U Granted JPS58146319U (ja) | 1982-03-26 | 1982-03-26 | 電気炉用水冷ケ−ブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58146319U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2782065B2 (ja) * | 1988-03-09 | 1998-07-30 | 昭和電線電纜株式会社 | 水冷ケーブル |
-
1982
- 1982-03-26 JP JP4273582U patent/JPS58146319U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58146319U (ja) | 1983-10-01 |
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