JP6940291B2 - 耐火ケーブル - Google Patents

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本発明は、一又は複数の絶縁線心を備えた耐火ケーブル、に関する。
従来から、火災時に消火設備等への電源供給を出来る限り長時間に亘って維持する等の目的から、耐火性能を高めた配線ケーブル(以下「耐火ケーブル」という。)が提案されている。
例えば、図7(a)及び図7(b)に示すように、従来の耐火ケーブルの一つ(以下「従来ケーブル900」という。)は、耐火性能を高めた複数の絶縁線心910と、複数の絶縁線心910を束ねる筒状のシース920と、を備えている。より詳細には、絶縁線心910の各々は、導体芯線911、導体芯線911の外周に巻き付けられた耐火テープ912、及び、耐火テープ912を覆うように形成された絶縁体層913から形成されている。更に、そのように形成された複数の絶縁線心910は、介在物930と共に押え巻きテープ940によって仮固定された上で、シース920に覆われている(例えば、特許文献1を参照。)。
従来ケーブル900において、耐火テープ912は、導体芯線911を火災時に保護する耐火層として機能する。耐火テープ912は、図7(c)に示すように、ポリエチレンフィルム等の基材テープ912aと、耐熱材料(難燃材料)である雲母(マイカ)の鱗片を基材テープ912aに貼り付けて形成された雲母層912bと、を有している。
特開2000−207951号公報
従来ケーブル900では、導体芯線911を出来る限り隙間なく雲母鱗片によって覆って耐火性能を高める観点から、耐火テープ912を導体芯線911の周りに螺旋状に巻き付ける際、耐火テープ912の縁部同士を重複させながら巻き付けるようになっている。即ち、耐火テープ912を重ね巻きするようになっている。
しかし、従来ケーブル900の製造時や配索時などにおいて従来ケーブル900が曲げられると、耐火テープ912のずれや撓み等に起因し、耐火テープ912の重複部分において隙間が生じ得る。このような隙間が存在すると、その隙間を通じて導体芯線911が外部に露出することで、耐火ケーブルの耐火性能が低下する虞がある。加えて、このような隙間が存在すると、その隙間に導電性物質が入り込むことで、導体芯線911の絶縁性が低下する虞もある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、屈曲しても耐火性能を適正に維持できる耐火ケーブル、を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る耐火ケーブルは、下記(1)〜()を特徴としている。
(1)
一又は複数の絶縁線心を備えた耐火ケーブルであって、
前記絶縁線心は、
導体芯線と、樹脂層及び耐火材層が積層された耐火テープが前記導体芯線の外周を覆うように前記耐火テープの縁部を重複させながら螺旋状に巻き付けられた耐火層及び前記耐火テープが前記導体芯線の外周を覆うように前記導体芯線の長手方向に沿って設けられた耐火層の少なくとも一方と、前記耐火層の外周に巻き付けられた耐火性の保持糸と、を有
前記耐火材層が、鱗片状の雲母そのものから構成され、
前記樹脂層が、粉末状の雲母を含有しており、
前記粉末状の雲母の大きさが、前記鱗片状の雲母の大きさより小さい、
耐火ケーブルであること。
(2)
上記(1)に記載の耐火ケーブルにおいて、
前記保持糸が、
前記耐火テープの外周にS撚り方向に周回するように巻き付けられたS巻き糸と、前記耐火テープの外周にZ撚り方向に周回するように巻き付けられたZ巻き糸と、を含む、
耐火ケーブルであること
上記(1)の構成の耐火ケーブルによれば、耐火テープが導体芯線の外周を覆うようにその縁部を重複させながら螺旋状に巻き付けられること、及び、耐火テープが導体芯線の外周を覆うように導体芯線の長手方向に沿って設けられること、の少なくとも一方により、導体芯線の外周に耐火層が形成されている。即ち、耐火ケーブルは、前者の耐火層と後者の耐火層とのいずれか一方を有してもよく、双方を有してもよい。これにより、耐火性能が発揮される。更に、この耐火層の外周に耐火性を有する保持糸が巻き付けられている。したがって、耐火ケーブルが屈曲しても、保持糸によって耐火層の剥がれ等が抑制され、耐火テープの重複部分における耐火テープのずれや撓み等に起因した隙間が生じ難い。この結果、係る隙間を通じて導体芯線が外部に露出し難いので、耐火ケーブルの耐火性能が低下し難い。加えて、係る隙間に導電性物質が入り込み難いので、導体芯線の絶縁性が低下し難い。
更に、保持糸自体が耐火性を有する材料で構成されている。そのため、耐火性を有しない保持糸が採用される場合と比べて、火災時に、保持糸による上述した隙間の発生抑制効果をより長い時間に亘って発揮させることができる。よって、この点においても耐火ケーブルの耐火性能を高めることができる。
更に、耐火テープを構成する耐火材層が、薄層の雲母から構成されている。よって、雲母が有する優れた耐火性及び絶縁性を利用することで、耐火ケーブルの耐火性能、及び、導体芯線の絶縁性を適正に維持することができる。
したがって、本構成の耐火ケーブルは、屈曲しても、耐火性能を適正に維持でき、且つ、導体芯線の絶縁性を適正に維持できる。
上記(2)の構成の耐火ケーブルによれば、S巻き糸とZ巻き糸とによるいわゆるクロスバインド方式で保持糸が耐火層に巻き付けられる。よって、S巻き糸のみ、及び、Z巻き糸のみで保持糸が耐火層に巻き付けられる場合と比べて、耐火ケーブルの屈曲時において、耐火テープの重複部分に隙間がより一層発生し難くなる。
本発明によれば、屈曲しても耐火性能を適正に維持できる耐火ケーブルを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る耐火ケーブルの構成を示す図であり、図1(a)は耐火ケーブルの概略断面図、図1(b)は耐火テープの概略断面図である。 図2は、導体芯線に巻き付けられた(重ね巻きされた)耐火テープの外周に保持糸が巻き付けられた様子を示す概略図である。 図3は、導体芯線および耐火テープの概略断面図であり、保持糸が巻き付けられないことで、耐火テープの重複部分に隙間が生じた様子を示す模式図である。 図4は、導体芯線および耐火テープの概略断面図であり、保持糸が巻き付けられたことで、耐火テープの重複部分に隙間が生じていない様子を示す模式図である。 図5は、変形例に係る耐火テープの概略断面図である。 図6は、他の変形例に係る絶縁線心の概略図である。 図7は、従来の耐火ケーブルの一例を示す図であり、図7(a)は従来ケーブルの構成を示す概略斜視図、図7(b)は従来ケーブルの概略断面図、図7(c)は従来ケーブルに用いられている耐火テープの概略断面図である。
以下、図1〜図4を参照しながら、本発明の実施形態に係る耐火ケーブル100について説明する。
<構成>
耐火ケーブル100は、図1(a)に示すように、複数の(2本の)絶縁線心110と、複数の絶縁線心110を束ねる筒状のシース120と、絶縁線心110とシース120との間に介在された介在物130と、介在物130の外周に巻き付けられた押え巻きテープ140と、を備えている。なお、耐火ケーブル100が1本の絶縁線心110のみを備える場合(即ち、単心の場合)、介在物130は不要であり、絶縁線心110の外周にシース120が直接設けられることになる。
絶縁線心110の各々は、導体芯線111と、導体芯線111を覆う耐火テープ112と、耐火テープ112の外周に巻き付けられた保持糸113と、保持糸113が巻き付けられた耐火テープ112を覆う絶縁体層114と、を有している。
耐火テープ112は、図1(b)に示すように、薄層の雲母(マイカ)から形成された雲母層112aと、樹脂層112bと、を有している。樹脂層112bは、粉末状の雲母(粉末状マイカ)を含有していてもよい。
雲母層112aは、例えば、雲母原鉱を薄層(鱗片状)に剥離した剥がしマイカ、雲母原鉱を粉砕した粉末状マイカを薄層に抄造したマイカペーパー、又は、マイカペーパーに接着剤等を含浸させた後に加熱圧縮した集成マイカから形成され得る。換言すると、雲母層112aは、薄層(鱗片状)の雲母そのものから構成されてもよく、雲母と樹脂および接着剤などとの薄層の混合物であってもよい。
樹脂層112bは、例えば、ポリエチレンから形成され得る。また、耐火性を更に向上させる観点から、粉末状の雲母(粉末状マイカ)を樹脂層112bに含有させてもよい。この場合、樹脂層112bは、例えば、雲母原鉱を粉砕した粉末状マイカをポリエチレンに含有させた混合樹脂から形成され得る。樹脂層112bに含まれる粉末状マイカ112cの大きさは、雲母層112aを構成するマイカの大きさよりも小さいことが好ましい。
耐火テープ112は、図2に示すように、導体芯線111の外周に重ね巻きされている。具体的には、耐火テープ112は、所定の重ね代A(図3も参照)を保ちながら、S撚り方向に周回するように、導体芯線111の外周に螺線状に巻き付けられている。これにより、導体芯線111の外周が、耐火テープ112からなる耐火層で覆われている。耐火テープ112が1回転する際に進む長手方向の距離を「巻き付けピッチ長P1」と呼ぶ(図2を参照)。
保持糸113は、耐火性を有する材料から形成されている。このような保持糸113として、例えば、ユニチカ株式会社製のガラスヤーン(登録商標)等が挙げられる。保持糸113は、図2に示すように、耐火テープ112(耐火層)の外周に直接巻き付けられている。具体的には、保持糸113は、耐火テープ112の外周にS撚り方向に周回するように螺旋状に巻き付けられたS巻き糸113sと、耐火テープ112の外周にZ撚り方向に周回するように螺旋状に巻き付けられたZ巻き糸113zと、からなる。即ち、S巻き糸113sとZ巻き糸と113zによるいわゆるクロスバインド方式で、保持糸113が耐火テープ112(耐火層)に巻き付けられている。
S巻き糸113s及びZ巻き糸113zの各々の数は、特に制限されないが、2本以上であることが好ましい。例えば、S巻き糸113s及びZ巻き糸113zの数として、生産効率等の観点から、2本、3本または4本が挙げられる。なお、本例では、S巻き糸113sとZ巻き糸113zとが2本ずつ用いられている。S巻き糸113sとZ巻き糸113zとは、異なる種類の糸であっても、同一の種類の糸であってもよい。
S巻き糸113sが1回転する際に進む長手方向の距離を「巻き付けピッチ長P2s」と呼び、Z巻き糸113zが1回転する際に進む長手方向の距離を「巻き付けピッチ長P2z」と呼ぶ。巻き付けピッチ長P2s,P2zは、耐火性及び屈曲性を考慮して、3〜8mmに設定されることが好ましい。巻き付けピッチ長P2sと巻き付けピッチ長P2zとは等しいことが好ましい。また、巻き付けピッチ長P1は、例えば、巻き付けピッチ長P2s,P2zの1〜2倍程度の長さに設定されることが好ましい。
再び図1を参照すると、介在物130は、例えば、ポリプロピレンから形成され得る。介在物130は、絶縁線心110の絶縁体層114を覆っている。介在物130には、粉末状の雲母(粉末状マイカ)を含有させてもよい。粉末状の雲母(粉末状マイカ)が含有する場合、介在物130は、例えば、雲母原鉱を粉砕した粉末状マイカをポリプロピレンに含有させた混合樹脂から形成され得る。
<耐火性能>
耐火ケーブル100は、耐火層としての耐火テープ112の雲母層112aにより、導体芯線111を覆っている。雲母層112aに含まれる雲母(マイカ)は難燃性に優れるため、火災時の高温環境下においても、雲母層112aが焼失するまでには相当の時間を要することになる。そのため、火災時に耐火ケーブル100が火炎に曝されても、雲母層112aが焼失するまでの間、導体芯線111が外部に露出することが防がれる。
以下、耐火ケーブル100において、導体芯線111に重ね巻きされた耐火テープ112の外周に保持糸113を巻き付けることによる作用・効果を説明するための準備として、先ず、図3に示すように、導体芯線111に重ね巻きされた耐火テープ112の外周に保持糸が巻き付けられない場合について説明する。
図3に示すように、耐火テープ112の外周に保持糸が巻き付けられない場合、耐火ケーブルの製造時や配索時などにおいて耐火ケーブルが曲げられると、耐火テープ112のずれや撓み等に起因して、耐火テープ112の重複部分(重ね代Aに対応する部分)において隙間Bが生じ得る。このような隙間Bが存在すると、隙間Bを通じて導体芯線111が外部に露出することで、耐火ケーブルの耐火性能が低下する虞がある。加えて、このような隙間Bが存在すると、隙間Bに導電性物質が入り込むことで、導体芯線111の絶縁性が低下する虞もある。
これに対し、耐火ケーブル100においては、図4に示すように、耐火テープ112の外周に保持糸113が、耐火テープ112の重複部分(重ね代Aに対応する部分)の外周部分の少なくとも一部に巻き付けられるように、巻き付けられている。したがって、耐火ケーブル100が屈曲しても、耐火テープ112の重複部分(重ね代Aに対応する部分)において、耐火テープ112のずれや撓み等に起因した隙間が生じ難い。この結果、係る隙間を通じて導体芯線111が外部に露出し難いので、耐火ケーブル100の耐火性能が低下し難い。加えて、係る隙間に導電性物質が入り込み難いので、導体芯線111の絶縁性が低下し難い。
なお、火災時の高温環境下において耐火テープ112の樹脂層112bが焼失しても、雲母層112aが導体芯線111上に残存(露出)し得る。この場合、雲母層112a自体がある程度の形状維持性を有するため、雲母層112aに外力(例えば、外部からの異物の接触、及び、導体芯線111の曲げ等)が及ばない限り、雲母層112aは導体芯線111に張り付いた状態を維持できる。即ち、樹脂層112bが消失しても、雲母層112aが存在する分だけ耐火ケーブル100の耐火性能が維持される。
以上に説明したように、耐火ケーブル100では、導体芯線111の外周に形成された耐火テープ112からなる耐火層の外周に、耐火性を有する保持糸113が巻き付けられている。したがって、耐火ケーブル100が屈曲しても、耐火テープ112の重複部分(図4の重ね代Aを参照)において、耐火テープ112のずれや撓み等に起因した隙間が生じ難い。この結果、係る隙間を通じて導体芯線が外部に露出し難いので、耐火ケーブルの耐火性能が低下し難い。加えて、係る隙間に導電性物質が入り込み難いので、導体芯線の絶縁性が低下し難い。
更に、保持糸113自体が耐火性を有する材料で構成されている。したがって、耐火性を有しない保持糸が採用される場合と比べて、火災時に、保持糸113による上述した隙間の発生抑制効果をより長い時間に亘って発揮させることができるので、この点においても耐火ケーブル100の耐火性能を高めることができる。
更に、保持糸113が、S巻き糸113sとZ巻き糸113zとによるいわゆるクロスバインド方式で耐火層に巻き付けられている。したがって、S巻き糸113sのみ、及び、Z巻き糸113zのみで保持糸が耐火層に巻き付けられる場合と比べて、耐火ケーブル100の屈曲時において、耐火テープ112の重複部分に隙間がより一層発生し難くなる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。即ち、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、耐火テープ112は、雲母層112aと、樹脂層112bと、の2層で構成されている(図1(b)を参照)。しかし、本発明の耐火ケーブルは、図5に示すように、耐火テープ112が、雲母層112aを一対の樹脂層112bで挟むように積層された3層で構成され得る。
更に、上記実施形態では、耐火テープ112の雲母層112a(耐火層)において、耐熱材料として雲母(マイカ)が用いられている。しかし、本発明の耐火ケーブルは、耐火材料として他の材料(例えば、アルミナ粉)を用いるように構成され得る。
更に、上記実施形態では、保持糸113が、S巻き糸113sとZ巻き糸113zとによるいわゆるクロスバインド方式で耐火層に巻き付けられている。しかし、本発明の耐火ケーブルは、S巻き糸113sのみ、及び、Z巻き糸113zのみで保持糸113が耐火層に巻き付けられるように構成され得る。
更に、上記実施形態では、耐火テープ112が導体芯線111の周りに螺旋状に巻き付けられている(図2を参照)。しかし、本発明の耐火ケーブルは、図6に示すように、耐火テープ112が導体芯線111の外周を覆うように導体芯線111の長手方向に沿って設けられるように構成され得る。加えて、本発明の耐火ケーブルは、図2に示すように螺旋状に巻き付けられ耐火テープと、図6に示すように長手方向に沿って設けられた耐火テープと、の双方を備えてもよい。
ここで、上述した本発明に係る耐火ケーブルの実施形態の特徴をそれぞれ以下(1)〜(3)に簡潔に纏めて列記する。
(1)
一又は複数の絶縁線心(110)を備えた耐火ケーブル(100)であって、
前記絶縁線心(110)は、
導体芯線(111)と、樹脂層(112b)及び耐火材層(112a)が積層された耐火テープ(112)が前記導体芯線(111)の外周を覆うように該耐火テープ(112)の縁部を重複させながら螺旋状に巻き付けられた耐火層(図2の112)及び前記耐火テープ(112)が前記導体芯線(111)の外周を覆うように前記導体芯線(111)の長手方向に沿って設けられた耐火層(図6の112)の少なくとも一方と、前記耐火層(112)の外周に巻き付けられた耐火性の保持糸(113)と、を有する、
耐火ケーブル。
(2)
上記(1)に記載の耐火ケーブルにおいて、
前記保持糸(113)が、
前記耐火テープ(112)の外周にS撚り方向に周回するように巻き付けられたS巻き糸(113s)と、前記耐火テープ(112)の外周にZ撚り方向に周回するように巻き付けられたZ巻き糸(113z)と、を含む、
耐火ケーブル。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載の耐火ケーブルにおいて、
前記耐火材層(112a)が、薄層の雲母から構成されている、
耐火ケーブル。
100 耐火ケーブル
110 絶縁線心
111 導体芯線
112 耐火テープ、耐火層
112a 雲母層(耐火材層)
112b 樹脂層
113 保持糸
113s S巻き糸
113z Z巻き糸
120 シース
130 介在物

Claims (2)

  1. 一又は複数の絶縁線心を備えた耐火ケーブルであって、
    前記絶縁線心は、
    導体芯線と、樹脂層及び耐火材層が積層された耐火テープが前記導体芯線の外周を覆うように前記耐火テープの縁部を重複させながら螺旋状に巻き付けられた耐火層及び前記耐火テープが前記導体芯線の外周を覆うように前記導体芯線の長手方向に沿って設けられた耐火層の少なくとも一方と、前記耐火層の外周に巻き付けられた耐火性の保持糸と、を有
    前記耐火材層が、鱗片状の雲母そのものから構成され、
    前記樹脂層が、粉末状の雲母を含有しており、
    前記粉末状の雲母の大きさが、前記鱗片状の雲母の大きさより小さい、
    耐火ケーブル。
  2. 請求項1に記載の耐火ケーブルにおいて、
    前記保持糸が、
    前記耐火テープの外周にS撚り方向に周回するように巻き付けられたS巻き糸と、前記耐火テープの外周にZ撚り方向に周回するように巻き付けられたZ巻き糸と、を含む、
    耐火ケーブル。
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