JPH0737308Y2 - 拡散炉断熱カラー - Google Patents

拡散炉断熱カラー

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JPH0737308Y2
JPH0737308Y2 JP9984088U JP9984088U JPH0737308Y2 JP H0737308 Y2 JPH0737308 Y2 JP H0737308Y2 JP 9984088 U JP9984088 U JP 9984088U JP 9984088 U JP9984088 U JP 9984088U JP H0737308 Y2 JPH0737308 Y2 JP H0737308Y2
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JP
Japan
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furnace
diffusion
wall
thickness
heat insulating
Prior art date
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JP9984088U
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JPH0221730U (ja
Inventor
政昭 池村
巍 向山
直樹 種田
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、半導体、集積回路等の拡散炉の断熱カラーに
関するものである。
[従来の技術] 上記拡散炉の断熱材として、従来からウール状あるいは
あらかじめリング状に成形された無機質繊維が使用され
ている。
[発明の解決しようとする問題点] しかしながら、一般に耐熱性を有する無機繊維は耐折、
耐摩耗性が乏しく、あらかじめ成形した断熱材を従来の
ごとく拡散炉と拡散チューブ間に密に挿入する方法で用
いると、拡散チューブの出し入れによる擦れにより容易
に繊維の破損がおこり、長時間の使用に耐えられなくな
るか、あるいは上記破損の結果として微細な破折繊維が
飛散し、雰囲気汚染の原因となる欠点を有していた。ま
た上記欠点を回避するため、断熱材の挿入密度を粗にす
ると十分な断熱効果が得られず、本来の目的を達し得な
い等の問題があった。
[問題点を解決するための手段] 本考案は前述の問題点を解決すべくなされたものであ
り、半導体或いは集積回路等の製造される炉内に拡散チ
ューブを支持し該炉の両端を断熱する断熱カラーであっ
て、前記炉内の高い作動温度に耐え得る無機繊維の帯状
の複合体をリング状に巻くことにより形成され、炉内に
挿入される部分と、該部分と連続しかつ炉の外壁に密着
する部分とを有する二段構造を有することを特徴とする
拡散炉断熱カラーを提供するものである。
断熱カラーは、炉の高い作動温度に耐えうることが出来
る素材で構成する必要があり、高純度石英ガラス繊維を
用いるのが適当である。本発明において、通常コア部に
はクッション性を持たせるため石英繊維から成るマット
やストランド、ウールを用いる。コア部を包被するカバ
ーとして数100本の石英繊維から成るストランドに撚り
をかけたヤーンを用いて織布化したクロス、スリーブ等
を用いる。さらに、本考案の断熱カラーは、耐摩耗性等
の機械的物性を保持するため少くとも外側の表面がシリ
コーンオイル及びシランカップリング剤(エポキシ,ア
クリル,アミノ,ビニルシラン等)で処理してあること
が好ましく、この付着量として0.1〜0.5%(シリコーン
オイル/シランカップリング剤比=1.0wt)にするのが
適当である。付着量がこれより少ないと表面保護材とし
ての効果がなくなり、又多すぎると使用時に発煙が起き
るので好ましくない。また、本考案の断熱カラーの外側
の表面以外の無機繊維が上記処理を施したものであるこ
とはさらに好ましい。
本考案において、断熱カラーは帯状のものをリング状に
巻いて用いられる。
第1図(a),(b)は本考案の実施例の一つを示した
ものである。炉内に挿入される部分の厚さt1は、炉内壁
と拡散チューブ間の外壁との間隙と同等か、好ましくは
該間隙よりやゝ小さくするのが良く、使用される条件に
よっても異なるが、その値として上記間隙より0.05〜2m
m、特に好ましくは0.5〜1mm小さめにするのが適当であ
る。t1と上記間隙の差が0.05mmより小さいと断熱リング
の挿出入時の接触によりケバ等の発生原因となり、又上
記の差が2mmより大きいと断熱効率が低下するので好ま
しくない。炉内への挿入長さr1は、通常拡散チューブの
径の1/5〜1/2の範囲内で定めるのが好ましいが、特に限
定されるものではない。
本考案の断熱カラーの炉の外壁に密着する部分の厚さt2
は、通常t1と同等又はt1の1〜2倍程度にするのが好ま
しく、これ以上薄くするとすると断熱効果が不十分とな
るので適当でない。全体の幅rは特に限定されるもので
はないが、通常r1の2倍程度にするが適当である。
本発明の断熱カラーは、例えば弾性体のコアと該コアを
包被する外側のカバーとからなる厚さt1、幅rの帯状体
と、同じく厚さt2、幅r2の帯状体を二段重ねしてリング
状に巻くことにより得られ(第1図(a),(b))、
この場合必要に応じ前記二つの帯状体をバインダー等に
より一体化してもよい。
第2図は拡散チューブの軸を含む断面図であって、本考
案の断熱カラーの使用状況を示す。
[考案の効果] 本考案による断熱カラーを用いることにより、拡散チュ
ーブ装・脱着時の断熱材の取付作業が容易になる。また
本考案の断熱カラーは炉の外壁に密着する部分を有する
ため、炉とチューブ間のクリアランス部に断熱材を密に
挿入しなくても十分な断熱効果が得られるので、断熱材
取付、取外し時のケバの発生や飛散が抑止でき、使用雰
囲気の汚染が防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図であり、(a)
は帯状体、(b)はリング状体のものである。第2図は
本考案の断熱カラーの使用状況を示す断面図である。 1……断熱カラー、2……拡散炉、3……拡散チュー
ブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−161612(JP,A) 特開 昭56−111212(JP,A) 実開 昭63−43422(JP,U) 作花、境野、高橋編「ガラスハンドブッ ク」初版(1975−9−30)朝倉書店、P. 233

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体或いは集積回路等の製造される炉内
    に拡散チューブを支持し該炉の両端を断熱する断熱カラ
    ーであって、前記炉内の高い作動温度に耐え得る無機繊
    維の帯状の複合体をリング状に巻くことにより形成さ
    れ、炉内に挿入される部分と、該部分と連続しかつ炉の
    外壁に密着する部分とを有する二段構造を有することを
    特徴とする拡散炉断熱カラー。
  2. 【請求項2】上記二段構造において、上記炉内に挿入さ
    れる部分の厚さが拡散チューブの外壁と炉内壁との間隙
    と同等又は若干小さく、上記炉の外壁に密着する部分の
    厚さが上記炉内に挿入される部分の厚さの1〜2倍であ
    ることを特徴とする請求項1記載の拡散炉断熱カラー。
  3. 【請求項3】前記無機繊維の複合体が、高純度な石英ガ
    ラス繊維の集合体をコア材として、その外周部を高純度
    な石英ガラス繊維の織布で包被した構造であることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の拡散炉断熱カラ
    ー。
JP9984088U 1988-07-29 1988-07-29 拡散炉断熱カラー Expired - Lifetime JPH0737308Y2 (ja)

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JPH0221730U JPH0221730U (ja) 1990-02-14
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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
作花、境野、高橋編「ガラスハンドブック」初版(1975−9−30)朝倉書店、P.233

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JPH0221730U (ja) 1990-02-14

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