JPS63177728A - 携帯用刈払い機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、携帯用刈払い機に関するものである。

（従来の技術） 刈払い機本体の先端部に伝動ケースを備え、この伝動ケ
ースの下側に、縦軸心廻りに回転する刈刃体を設けた携
帯用の刈払い機において、刈刃体の中央部下側に皿状の
接地体を設けたものが実公昭３９−３５９７６号公報等
で周知である。

（発明が解決しようとする問題点） この種の刈払い機は、刈払い機本体のバンドを作業者が
肩に掛けた状態で刈刃体側を左右に揺動させながら、回
転する刈刃体により雑草等を刈取って行くのである。し
かし、従来は、刈刃体の中央部下側に接地体を設けただ
けであるため、作業時には接地体が地面に近接又は摺接
するように、作業者が刈払い機全体の重量を支えてバラ
ンスをとらなければならず、従って、非常に使い難く、
また長時間の作業では疲労度が極めて大であった。

本発明は、このような従来の問題点に鑑み、作業者が刈
払い機全体の重量を支えることなく能率的に作業を行い
得るようにすることを目的とするものである。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、刈払い機本体１の先端部に、縦軸心廻りに回
転する刈刃体１３が備えられた携帯用刈払い機において
、次の技術的手段を講じることによって、叙述の目的を
達成したのである。

すなわち、外端に刈刃部１２を有する刈刃体１３の中央
部に上向凹部１６を設け、上向凹部１６内に水平軸６廻
りに回転駆動される駆動輪８が設けられているものであ
る。

（作　用） 刈取り作業時には、駆動輪８を接地させた状態で、作業
者が刈払い機本体１のハンドル６を把持して姿勢を保つ
ヶそして、エンジン９によって刈刃体１３を縦軸６廻り
に回転させておき、モータ１０によって駆動輪８を水平
軸６廻りに駆動し、その駆動力によって前進、後進、前
後進または左右移動等を行ない、回転する刈刃体１３の
刈刃部１２によって雑草等を刈取って行く。この場合、
前進等の前後方向に移動する時は、駆動輪８を前向位置
Ａに、左右方向に移動する時は、駆動輪８を横向位置Ｂ
に夫々位置決め機構３７で位置決めしておく。

駆動輪８の向きの変更時には、位置決め機構３７による
位置決めを解除した後、操作レバー５２を左右に回動操
作する。

前後方向、左右方向に往復移動しながら刈取る場合には
、モータ１０により駆動輪８を正逆転させて行なう。

（実施例） 以下、図示の実施例について本発明を詳述すると、第１
図乃至第３図において、■は刈払い機本体で、第１伝動
ケース２、連結筒体３、第２伝動ケース４、支持杆５、
ハンドル６等から成る。

第１伝動ケース２の下側には縦軸６廻りに回転する刈刃
体１３と、刈刃体１３の中央部下側に位置する駆動輪８
とが設けられ、また第２伝動ケース４には連結筒体３と
反対側に刈刃体１３駆動用エンジン９が、連結筒体３に
は駆動輪８の駆動用の正逆転式モータ１０が夫々取付け
られている。

第１伝動ケース２は本体１の先端下部に位置しており、
この第１伝動ケース２の後部側に連結筒体３が後斜め上
方に向かって傾斜状に取付けられている。第２伝動ケー
ス４は連結筒体３の傾斜上端部に直交方向に取付けられ
ており、この第２伝動ケース４の下部側に支持杆５が後
斜め上方に向かって傾斜するように取付けられている。

支持杆５は第２伝動ケース４を介して連結筒体３と段違
い状となっており、第２伝動ケース４のブラケット１１
に上下方向に角度調整自在に取付けられている。ハンド
ル６は二叉状であって、支持杆５の後端に取付けられて
いる。

刈刃体１３は第２図乃至第４図に示すように環状とされ
た刃物７の外周部（外端）に複数個の刈刃部１２を有す
る。刈刃体１３はこの中央部に断面截頭円錐状に形成さ
れた上向凹部１６を有す乞ディスクからなり、この下端
外周の取付部１４に周方向に複数本のポル目５により刃
物７を着脱自在に取付けられて構成されている。

駆動輪８は第３図乃至第５図に示すように、ディスクの
截頭円錐とされた上向凹部１６内で逆Ｕ字状のブラケッ
ト１７により支軸１８を介して支持されている。支軸１
８はブラケット１７の軸受部１９により両端で水平軸６
廻りに回転自在に支持され、また駆動輪８はこの支軸１
日に一体回転可能に套嵌された一対の輪体２０により構
成されている。一対の輪体２０間には、一端が円板材２
１を有する円筒状のギヤーケース２２が介在され、この
ギヤーケース２２内に、支軸１８に一体回転可能に套嵌
されたベベルギヤー２３ト、これに咬合するベベルビニ
オフ２４ト、ｌ！ｌ＜組込まれている。ギヤーケース２
２は筒体２５を介してブラケット１７に固定されている
。

第１伝動ケース２内の軸受保持部２６には、第４図に示
すように上下一対の軸受２７を介して外筒軸２８が縦軸
６廻りに回転自在に支持されると共に、この外筒軸２８
内に中間筒軸２９が、中間筒軸２９内に内軸３０が夫々
同心状でがっ相対回転自在に内嵌されている。外筒軸２
８の上端にはベベルギヤ−３１が、下端には刈刃体１３
が夫々一体回転可能に設けられている。中間筒軸２９の
上端には操作レバー３２が、下端には駆動輪８のブラケ
ット１７が夫々固設されている。また内軸３０の上端部
にはベベルギヤー３３が、下端にはベベルピニオン２４
が夫々一体回転可能に設けられている。なお、内軸３ｏ
の上端は、第１伝動ケース２上に装着された蓋体３４に
軸受３５を介して支持されている。

操作レバー３２は、第４図及び第７図に示すように、第
１伝動ケース２の側壁に略９０度の範囲にわたって周方
向に形成された長孔３６を経て外方に突出されており、
この操作レバー３２の回動操作により駆動輪８を前後進
可能な前向位置Ａ〔第２図の仮想線〕と左右移動可能な
横向位置Ｂ〔第２図の点線〕とに変更可能である。操作
レバー３２は位置決め機構３７により前記各位置Ａ、Ｂ
でロックできるようになっている。この位置決め機構３
７は第１伝動ケース２の側壁に形成された２個のビン孔
３８゜３９と、操作レバー３２にブラケット４０を介し
て支持されたＬ字状の位置決めピン４１と、この位置決
めピン４１を第１伝動ケース２側に付勢するバネ４２と
を有し、位置決めビン４１はビン孔３８．３９に選択的
に係脱自在とされている。

連結筒体３内には、第４図及び第６図に示すように、筒
軸４３と内軸４４が同心状に内嵌され、かつ両端部で軸
受４６．４７により回転自在に支持されている筒軸４３
には第１伝動ケース２内でベベルギヤー３３と咬合する
ベベルギヤー４８が、内軸４４には第１伝動ケース２内
でベベルギヤー３１と咬合するベベルギヤー４９が夫々
設けられている。

エンジン９は、第１図及び第６図に示すように、連結筒
体３と反対側でかつ支持杆５の上方側において第２伝動
ケース４にハウジング５０及びブラケット５１を介して
取付けられており、このエンジン９の出力軸５２はハウ
ジング５０内の電磁クラッチ５３ｔｌ−介して内軸４４
に連動連結されている。従って、エンジン９を起動すれ
ば、内軸４４、ベベルギヤー４９、３１、外筒軸２８を
介して刈刃体１３を縦軸６廻りに回転駆動可能である。

なお、電磁クラッチ５３は省いても良い。

モータ１０は第２伝動ケース４の近傍で連結筒体３に固
定された取付板５４に、連結筒体３の下側で平行となる
ように固設されている。このモータ１゜の出力軸５５は
、第６図に示すように第２伝動ケース４内の小径ギヤー
５６及び大径ギヤー５７を介して筒軸４３に連動連結さ
れている。従って、モータ９により出力軸５５、ギヤー
５６．５７、筒軸４３、ベベルギヤー４８．３３、内軸
３０、ベベルピニオン２４、ベベルギヤー２３を介して
駆動輪８を水平軸心廻りに回転駆動可能である。モータ
１０は正逆転式であって、このモータ１０を正逆転させ
るための切換スイッチ、或いは起動スイッチはハンドル
６のグリップ部５８に設けられている。

なお、エンジン９は発電機を備え、この発電機から電磁
クラッチ５３、モータ９に電源が供給されるようになっ
ている。

上記構成の刈払い機により雑草等の刈取作業を行なう際
には、次のようにする。

第１図は駆動輪８を横向位置Ｂにセットした状態を示し
、この時には位置決め機構３７の位置決めビン４１がビ
ン孔３９に係合し、中間筒軸２９は駆動輪８が横向位置
Ｂに位置した状態で回動不能にロックされている。

そこで、作業の際には駆動輪８を接地させた状態で、作
業者がハンドル６の一対のグリップ部５日を把持して左
右に倒れないように姿勢を保ち、エンジン９からの動力
によって刈刃体１３を回転させておき、モータ１０の切
換スイッチを適宜操作して前部側を左右に往復移動させ
ながら、刈刃体１３の回転によって刈取って行く。即ち
、切換スイッチによりモータ１０に正転指令を与えると
、出力軸５５、ギヤー５６．５７、筒軸４３、ベベルギ
ヤー４８．３３、内軸３０、ベベルビニオン２４、ベベ
ルギヤー２３、支軸１８を介して駆動輪８が上向凹部１
６内で前後方向の水平軸心廻りに正転方向に回転し、刈
払い機の前部側が第８図のａ矢示方向に移動するので、
回転する刈刃体１３の刈刃部１２により雑草等を刈取っ
て行く。そして、左方向に所定位置まで達した後、切換
スイッチによりモータｌＯに逆転指令を与えると、モー
タ１０が逆転に切換わるので、前述の伝動系を介して駆
動輪８が逆転する。従って、刈払い機の前部側が第８図
のｂ矢示方向に移動し、同様に刈刃体１３の回転によっ
て外端の刈刃部１２により雑草等を刈取って行く。

この時、支軸１８は前後方向に向いているが、駆動輪８
が正転から逆転に、逆転から正転に切換わる際に、作業
者がハンドル６側を左右に若干振れば、駆動輪８は左右
移動しながら斜め方向に前進し、第９図に示すようにジ
グザグ状に進むので、一定の幅Ｃにわたって刈取って行
くことができる。

刈払い機を前進又は後進させて刈取る際には、駆動輪８
の向きを前向位置Ａに変更する。即ち、第４図では横向
位置Ｂにあるので、先ず位置決めピン４１をバネ４２に
抗してビン孔３９から外し、操作レバー５２のロックを
解除した後、この操作レバー５２を第７図のｄ矢示方向
に略９０度回動させる。すると中間筒軸２９を介して駆
動輪８が横向位置Ｂから第２図の仮想線の如く前向位置
Ａまで回動するので、位置決めビン４１をビン孔３８に
係合させて操作レバー５２を再度回動不能に固定する。

これで駆動輪８は支軸１８が左右方向に向いた前向状態
となり、従って、駆動輪８を正転させれば前進するため
、第１０図に示すように刈刃体１３で前側の雑草等を刈
取ることができる。

この前向状態でもモータ１０を正逆転させながら、ハン
ドル６側を若干左右に振れば、第１１図に示すように、
前後進しながら左又は右方向にジグザグ状に進むことも
できる。

第１２図及び第１３図は、駆動輪８の輸体２ｏを１個と
し、その輪体２０を支持する支軸１８の一端側に、内軸
３０から支軸１８へ動力を伝達する伝動機構６０を設け
たものを示す。第１２図の伝動機構６ｏは、内軸３０の
下端及び支軸１８に夫々プーリー６１．６２を設けると
共に、ブラケット１７に２個の中継プーリー６３゜６４
を設け、この中継プーリー６３．６４を介してプーリー
６１．６２間にベルト６５を巻掛けたものである。

この第１２図の実施例でも刈刃体１３の中央部に上向凹
部１６を設け、この上向凹部１６内に駆動輪８とこの駆
動輪８のための伝動機構６０を収納したものである。

第１３図の伝動機構６０は、ブラケット１７に軸受ケー
ス６６を介して中継軸６７を設け、内軸３ｏと中継軸６
７とをギヤー６８．６９を介して連動させると共に、中
継軸６７と支軸１８とをベベルビニオン７ｏとへベルギ
ヤー７１を介して連動させたものがある。伝動機構６０
はブラケット１７に取付けたカバー７２によりおおわれ
ている。

なお、実施例では、刈払い機本体１を段違い状に構成し
て、これにエンジン９及びモータ１０を取付けたものを
例示しているが、刈払い機本体１は第１伝動ケース２と
これから後斜め上方に延びる１本の支持杆５とから構成
し、その第１伝動ケース２上にエンジン９、モータ１０
を取付けても良いし、また支持杆５にエンジン９及びモ
ータ１０を取付板を介して取付けても良い。

駆動輪８は前向位置Ａ又は横向位置Ｂで固定とし、前後
進又は左右移動のみ可能にしても良い。

刈刃体１３における刃物７は周方向の複数個に分割して
、ディスクの取付部１４の上下両側面に取付位置を変更
可能にすれば、刈高さの調整も可能である。

また刈刃体１３はディスクに代えて帯板状のブレードの
中央部に上向凹部１６を形成し、ブレードの外端に刃物
７を取付けるとともに、ブレードの中央部を外筒軸２８
に固定しても良い。

（発明の効果） 本発明によれば、刈刃体１３の中央部に上向凹部１６を
設け、この上向凹部１６内に水平軸６廻りに回転駆動さ
れる駆動輪８を備えているので、作業時に作業者が刈払
い機全体の重量を支える必要がなく、また前後進又は左
右移動させる際にも作業者が刈払い機を動かす必要がな
くなり、従って、従来に比較して容易かつ能率的に作業
を行ない得る。

更に、駆動輪８が刈刃体１３の中央部にあるため、駆動
輪８の駆動力で移動させるにも重量バランスが良く、安
定した姿勢を維持できる。しかも、駆動輪８は刈刃体１
３の刈刃部１２で刈取った跡を通るため、刈刃体１３の
刈高さが一定し、刈取り後の仕上がりが良好であると共
に、駆動輪８の抵抗も小さくできる。

更に、刈刃体１３の中央部に上向凹部１６を設け、凹部
１６内に駆動輪８を収めているので、駆動輪８の軸径を
大きくして安定した姿勢を確保したにも拘らず、上下（
高さ）方向に嵩低くすることもでき、これは増々作業中
のバランスを良好にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第１１図は本発明の一実施例を例示するもの
であって、第１図は刈払い機全体の側面図、第２図は刈
払い機前部の平面図、第３図は同底面図、第４図は同断
面側面図、第５図は駆動輪部分の断面正面図、第６図は
第２伝動ケース部分の断面側面図、第７図は位置決め機
構部分の断面平面図、第８図は作業状態の斜視図、第９
図乃至第１１図は作業状態の説明図であり、第１２図は
別の実施例を示す断面側面図、第１３図は更に別の実施
例を示す構成図である。 １・・・刈払い機本体、２・・・第１伝動ケース、３・
・・連結筒体、４・・・第２伝動ケース、５・・・支持
杆、７・・・刃物、８・・・駆動輪、９・・・エンジン
、１０・・・モータ、１２・・・刈刃部、１３・・・刈
刃体、２８・・・外筒軸、２９・・・中間筒軸、３０・
・・内軸、３２・・・操作レバー、３７・・・位置決め
機構、４３・・・筒軸、４４・・・内軸、Ａ・・・前向
位置、Ｂ・・・横向位置。 １８開口ＵＧ３−１７７７２８　　（６）１８開昭６３
−１７７７２８（８） 昭和６２年１０月１７日 昭和６２年特許願　第７１５５号 ２、発明の名称 携帯用刈払い機 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 （１０５）久保田鉄工株式会社 ４、代　理　人◎５７７ 住所　大阪府東大阪市御厨１０１３番地昭和　　年　　
月　　日　（自　発） ６、補正の対象 ・発明の名称 ・明細書の特許請求の範囲の欄 ・明細書の発明の詳細な説明の欄 ・明細書の図面の簡単な説明の欄 ７、補正の内容 ＋１１　　明細書の発明の名称は「刈払い機」と訂正す
る。 （２）明細書の特許請求の範囲は、別紙の通り補正する
。 （３）明細書第１頁第１８行目、第２頁第２行目、第３
頁第１行目の「携帯用」は削除する。 （４）明細書第３頁第６．９．１３．１７．１８．２０
行目、第４頁第４．１３．１５行目、第５頁第１６行目
、第６頁第１行目、第１７行目、第７頁第７行目、第９
頁第１３行目、第１８行目、第１０頁第８．１５．１９
〜２０行目、第１１頁第２．６．１１．１４〜１５．１
６行目、第１２頁、第３．１２．１３行目、第１３頁第
１０行目、第１４頁第３．８．９．１０〜１１行目、１
３行目、１６行目、第１５頁第４．１３行目の「駆動輪
」は、「走行体」といずれも訂正する。 （５）添付図面中箱２図、第６図は別紙の通り訂正する
。 、特許請求の範囲 ＋１１　　刈払い機本体１の先端部に、縦軸６廻りに回
転する刈刃体１３が備えられ姑払い機において、外端に
刈刃部１２を有する刈刃体１３の中央部に上向凹部１６
を設け、上向凹部１６内に、水平軸心廻りに回転駆動さ
れる走行体８が設けられていることを特徴とす刊払い機
。 （２）走行体８が水平軸心廻りに回転駆動される支軸１
８と、この支軸１８に一体回転可能に套嵌された少なく
とも一対の輪体２０と、からなることを特徴とする特許
請求の範囲第１項記載刈払い機。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）刈払い機本体１の先端部に、縦軸心廻りに回転す
   る刈刃体１３が備えられた携帯用刈払い機において、外
   端に刈刃部１２を有する刈刃体１３の中央部に上向凹部
   １６を設け、上向凹部１６内に、水平軸心廻りに回転駆
   動される駆動輪８が設けられていることを特徴とする携
   帯用刈払い機。
2. （２）駆動輪８が水平軸心廻りに回転駆動される支軸１
   ８と、この支軸１８に一体回転可能に套嵌された少なく
   とも一対の輪体２０と、からなることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の携帯用刈払い機。