JPS63176357A - 高密度酸化物フエライトの製造方法 - Google Patents

高密度酸化物フエライトの製造方法

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JPS63176357A
JPS63176357A JP62004062A JP406287A JPS63176357A JP S63176357 A JPS63176357 A JP S63176357A JP 62004062 A JP62004062 A JP 62004062A JP 406287 A JP406287 A JP 406287A JP S63176357 A JPS63176357 A JP S63176357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hip
ferrite
cooling
temperature
density
Prior art date
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Pending
Application number
JP62004062A
Other languages
English (en)
Inventor
笠松 久人
長山 幸雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、酸化物フェライトに関し、特に高密度でかつ
優れた磁気特性を有し2例えばFDD 、HDDなどの
へラドコア等に用いられる酸化物フェライトの製造方法
に関する。
(従来の技術) 近年オフィスオートメーションの普及に伴ない。
補助記憶装置としてフロッピーディスク装置および固定
ディスク装置が多く用いられるようになってきている。
これらの磁気記録装置に用いられるヘッドとして、従来
の高密度Ni−Znフェライトに代わり、最近は高密度
のMn−Znフェライトが多く使用される傾向がある。
(発明が解決しようとする問題点) これらの高密度フェライトの製造方法として。
通常、焼結した一次焼成品をさらにHIP (熱間静水
圧プレス)処理によシ高密度化させて得るのが主流とな
っている。しかし、このHIP処理したフェライトは、
かなりの高圧により処理されるため。
内部にかなりの歪が残存しており、これを取り去るため
の後熱処理が必要となる。この後熱処理としては、一旦
、炉内で冷却しくlOh位かかる)。
試料を取シ出して別の炉に運び、 HIP処理温度よシ
低めの温度で1〜3h熱処理する。したがって後熱処理
の工程が製造上かなりの工数、設備、及び時間を必、要
とするため、この点もHIP処理フェライトのコスト増
の要因となっていた。
それ故に1本発明の技術的課題は、上記後熱処理が不要
となり、しかも内部歪の残存がなく、磁気特性にも優れ
た酸化物フェライトに関する製造方法を提供することで
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、高密度のMn−ZnおよびNi−Zn
フェライトの製造方法において、酸化物フェライト粉末
の圧粉体を一次焼結した後、この焼結体を、断熱壁内に
ヒータを有する可動型炉式の熱間静水圧プレス装置によ
り不活性雰囲気中で1000〜1350℃の温度で、 
6oo;−16ookg/α2の圧力において熱間静水
圧プレスも行ない、かつその冷却工程中に。
500〜1000℃の温度においてガス圧力i 0.5
kg/crIL2まで減圧した後、該可動型炉を冷却塔
に移動して室温付近まで徐冷を行なうことを特徴とする
高密度酸化物フェライトの製造方法が得られる。
(実施例) 第1の実施例 Fe20353モル% 、 Mn030モル% 、 Z
n017モルチの配合比の原料を主成分とする酸化物フ
ェライト粉末を秤量混合し9通常のフェライト粉末製造
工程によシ予焼、粉砕、整粒して得られた粉末を50X
30X10mの圧粉体にプレス成形する。
その後、圧粉体を1240℃で4時間窒素雰囲気中で一
次焼結したあと、さらにArガス雰囲気中で1200℃
、 xoookg/c!n2.3時間のHIP処理を行
ない、この冷却時に700℃の温度で、 Arガス圧力
を0.5 kg/cm2まで減圧し、モ・シュラ一方式
により、 HIP炉内にフェライト試料を入れた′!!
まの状態でHIP炉を本体より冷却塔へ移動し、徐冷に
よシ室温まで冷却して酸化物フェライトのブロックを得
る。このブロックより外径φ13 m 、内径φ4II
II+、高さ0.5 wmのリング試料を切り出し、こ
れを80℃のリン酸にて4分間エツチングして加工歪を
除去した後、透磁率0.5 MHz 、 5.0 MH
z 、および飽和磁束密度B1o、残留磁束密度Hcを
測定した結果μ’0.5MHz = 4500 、μ5
.OMHz =900 m B 1 。”5150、H
=0.10の値が得られた。
第2の実施ツー 第1の実施例と同じ成分比で、同様の焼結条件にて得ら
れた一次焼結体のフェライトブロックを。
Arガス雰囲気中で1200℃、 1000に97cm
2.3時間のHIP処理を行ない、冷却時に800℃に
おいてArガス圧力をo、 s ky/Jまで減圧し、
第1の実施例と同様にして冷却塔中で徐冷を行なって得
た酸化物フェライトブロックよシリング試料を切り出し
て、磁気特性を測定した結果、μ’0.5 MHz =
3500、μ5.OMHz=1000.B、。=520
0.Hc=0.16の値が得られた。
第1の実施例および第2の実施例の磁気特性および焼結
密度を従来のHIP処理法と比較した結果を表−1に示
す。
以下弦日 第3の実施例 Fe12.49,5″モ/l/ % 、 NtOi4.
(−e /I/ % 、 Zn03弘0モルチの配合比
よシなる原料を主成分とする酸化物フェライト粉末を秤
量混合し、第1の実施例と同様に予焼、粉砕、整粒して
得られたNi−Zn 7エライト粉末を50X30X1
0mの圧粉体にプレス成形する。その後圧粉体を120
0℃で4時間大気中で一次焼結し念アと、さらにArガ
ス雰囲気中で1150℃、 1000kg/cm2.2
時間のHIP処理を行ない。
この冷却時に800℃の温度のとき、 Arガス圧力を
0、5 kg/cm2まで減圧し、第1の実施例と同様
にモジュラ一方式により、酸化物Ni−Znフェライト
のブロックを得る。このブロックより外径φ10m。
内径φ6 m 、高さ1.5■のリング試料を切り出し
これを1000℃×1 大気中にて熱処理を行なった後
筒1の実施例と同様に磁気特性を測定した結果μ’0.
5MHz = 1600 、 μ’5.0MHz = 
600 t B、。=2750、Hc=0.17の値が
得られた。
第4の実施例 第3の実施例と同じ成分比で、同様の焼結条件にて得ら
れた一次焼結体のNi−Znフェライトのプ0ツクをA
rガス雰囲気中で1150℃v 1000k1mm2゜
2時間のHIP処理を行ない、この冷却時に900℃に
おいてArガス圧力を0.5 kll/cm2まで減圧
し、第1の実施例と同様にして冷却塔内で徐冷を行なっ
て得た酸化物フェライトブロックよシリング試料を切り
出して磁気特性を測定した結果、μ’ 0.5MHz=
1550.μ’5.0 MHz =620 、 B、。
=2850.H=0.22の値が得られた。
第3の実施例および第4の実施例の磁気特性および焼結
密度の値を従来のHIP処理法と比較した結果を表−2
に示す。
以下飽に臼 ロ   Oo ′、 0 ロ    Co      閃     の     
1i e juzjw    o:t。
j  く  ・ 、−−−□・−−−−・−−−−−一一一−(II以上
の実施例から明らかなように2本発明は従来法のHIP
処理を行なった後、熱処理を行なったものとほぼ同等の
特性を有するため、従来法に比較してはるかに量産性に
優れている。
なお2本発明において、 HIP処理の保持温度を10
00℃〜1300℃保持圧力を600〜160 oWc
rr?に限定したのは2通常のフェライトのHIP処理
条件として一般的な処理条件であり、この範囲外では十
分なHIP効果が得られないためである。
また、冷却時のArガス減圧する温度を500℃〜10
00℃に限定したのは、500℃以下の温度では十分な
熱処理効果が得られず、従来のHIP法と変わらない値
しか得られないためであり、また。
1000℃を越えるとHIP装置自体に悪影響が出て好
ましくないからである。
ところで第1図(b) 、 (c) # (d)は本発
明に使用する可動型HIP装置の構造を示した図で、第
1図(a)は比較のための従来方式のHIP装置を示す
。第1図価)は可動型HIP装置の構造図でHIP本体
より試料及び炉体を取り出す状態を示す。第1図(C1
はHIP本体より取り出した試料及び炉体を冷却塔にセ
ットした状態を示す図である。第1図(d)は冷却塔よ
り冷却完了後の試料を取り出す状態を示す図である。第
1図において、1はHIP圧力容器、2は上蓋、3は下
蓋、4は試料、5は断熱層、6はヒーター、7は下止蓋
、8は下下蓋、9は冷却塔である。
また第2図および第3図は本発明におけるHIP炉の冷
却速度を示すグラフであシ、第2図は700℃から冷却
したときのHIP炉内冷却と冷却塔内冷却の比較を示し
、また第3図はHIP本体より冷却塔へ移動したときの
温度と冷却速度との関係を示す。
(発明の効果) 以上、説明したように1本発明の製造方法による酸化物
フェライトは、従来の方法に比較して優れた磁気特性を
有しているためHIP後の熱処理が不要となり、量産性
に優れた安価な高密度フェライトを提供することが可能
となる。
以t−宗日
【図面の簡単な説明】
第1図(、)は従来使用されているHIP装置を示す概
略断面図、第1図(b) * (c) 、 (d)は本
発明に使用する可動型HIP装置を示す概略断面図、第
2図及び第3図は本発明におけるHIP炉の冷却速度を
示すグラフである。 1・・・HIP圧力容器、2・・・上蓋、3・・・下蓋
、4・・・試料、6・・・ヒーター。 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、高密度のMn−ZnおよびNi−Znフェライトの
    製造方法において、酸化物フェライト粉末の圧粉体を一
    次焼結した後、この焼結体を、断熱壁内にヒータを有す
    る可動型炉式の熱間静水圧プレス装置により不活性雰囲
    気中で1000〜1350℃の温度で、600〜160
    0kg/cm^2の圧力において熱間静水圧プレスを行
    ない、かつその冷却工程中に、500〜1000℃の温
    度においてガス圧力を0.5kg/cm^2まで減圧し
    た後、該可動型炉を冷却塔に移動して室温付近まで徐令
    を行なうことを特徴とする高密度酸化物フェライトの製
    造方法。
JP62004062A 1987-01-13 1987-01-13 高密度酸化物フエライトの製造方法 Pending JPS63176357A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5871301A (ja) * 1981-10-24 1983-04-28 Kobe Steel Ltd 熱間静水圧成形方法および装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5871301A (ja) * 1981-10-24 1983-04-28 Kobe Steel Ltd 熱間静水圧成形方法および装置

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