JPS63175187A - 染色物の製造方法 - Google Patents

染色物の製造方法

Info

Publication number
JPS63175187A
JPS63175187A JP62004176A JP417687A JPS63175187A JP S63175187 A JPS63175187 A JP S63175187A JP 62004176 A JP62004176 A JP 62004176A JP 417687 A JP417687 A JP 417687A JP S63175187 A JPS63175187 A JP S63175187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation
substance
dye
glass transition
transition point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62004176A
Other languages
English (en)
Inventor
一井 賢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshinbo Industries Inc, Nisshin Spinning Co Ltd filed Critical Nisshinbo Industries Inc
Priority to JP62004176A priority Critical patent/JPS63175187A/ja
Publication of JPS63175187A publication Critical patent/JPS63175187A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、壁材その他に利用できる装飾性、保存性に優
れた印刷物や5分子状に分散した機能性物質を有する機
能膜等の染色物の製造方法に関するものである。
〔従来の技術及びその問題点〕
従来、家屋の壁表面の装飾に壁紙等の壁材が使用されて
いるが、この壁材は基材の表面に単なる印刷を施したも
のが多く、これでは摩擦により摩耗するため、長期間使
用していると、印刷された画等がかすれたり、キズ付く
おそれがあり。
また、昇華性染料を用いて受像物に転写捺染する方法が
あるが、この転写捺染においては、受像物の表層のガラ
ス転移点が低いものでは画像の保存性が低く、ガラス転
移点の高いものでは転写に高いエネルギを要し、場合に
よっては受像物に高い耐熱性が求められるという問題点
があるし、更に、染料や顔料を予め樹脂に混合して賦形
する方法もあるが、これでは任意の画像を得ることがむ
ずかしく、然も、染料等を単に混合するだけでは、染料
等の鮮かな発色が得られないという問題点がある。
一方、機能性物質を支持体に分散して利用する機能膜(
光波長変換膜、光電変換膜等)にあっては、機能性物質
を媒質に分散して賦形する方法がとられているが5一般
に前記機能性物質を分子状に分散することはむずかしく
、且つ媒質の選択範囲が狭いため、加工性及び利用時の
信頼性に問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上述のような従来技術の問題点に鑑み、低いエ
ネルギでの染料分散、特に分子状態での分散を可能とし
、且つ放射線照射により堅牢性に優れた染色物を得られ
る方法を提供することを目的としてなされたもので、そ
の構成は、基材の表面に放射線硬化性物質を含む層を形
成して該層に昇華性物質を浸透させた後、放射線を照射
して硬化させることを特徴とするものである。
即ち、本発明は放射線硬化性物質を含む層に、昇華性染
料等の昇華性物質を浸透させた後、放射線硬化を行なう
ことにより、低いエネルギで該物質を分子状態又はそれ
に近い状態に分散させ、且つ放射線照射により発色が良
好で堅牢性に優れた染色物を得ようとするものである。
以下に本発明について詳細に説明する。
本発明において、放射線硬化性物質を含む層にR4華性
物質を浸透させる方法としては、予め液状の放射線硬化
性物質に染料を分散してシート状等に賦形しても良いが
、同相に放射線硬化性物質を可塑剤が分散するような状
態で分散させた後、昇華性物質を熱エネルギによって昇
華、浸透させる方が分子状分散に近い状態に分散される
ので、効果が大きくなる。
而して、上記の固相を形成する物質としては、一般の熱
可塑性及び熱硬化性の樹脂の中から用途。
目的に従って選ぶことができる。
また、放射線硬化性物質としては、通常の樹脂の中から
選ぶことができるが、特に製品の堅牢性を保つ意味から
、硬化後のガラス転移点の高いもの、出来得れば80℃
以上のものを用いることが好ましい。
同相を形成する樹脂と硬化性のモノマー、オリゴマーを
予め混合する方法としては、無溶媒で樹脂を加熱溶融し
た上で混練する方法を採っても良いが、加熱時に硬化性
樹脂の一部の硬化が進むことがあるので、溶剤や分散剤
を用いて常温で行なう方が好ましく、この混合に際して
は、各種の添加物(有機、無機のフィラー、可塑剤、分
散剤、劣化防止剤等)を予め混合して使用するようにし
てもよい。
昇華性物質としては、各種の昇華性染料、特に分散染料
として市販されているものの殆゛どが使用できる。特に
アセナフテン系、キサンチン系、クマリン系等の螢光物
質を用いる場合には1分子分散による発光状態が良いた
め、本発明の効果が顕著になる。
その他の機能性物質としては、光電変換膜を作成するた
めのアントラセン誘導体、カルバゾリル透導体、フルオ
レノン誘導体等を用いることができる。
これらの昇華性物質は、受容物とは別のシートのような
担体にコーティングや印刷等の手段でコーティングした
ものを受容物に合せた状態で加熱により浸透させる方法
や、昇華性物質を含む粉末や、ペースト、液体を受容物
上に載せた後、加熱により浸透させる方法が利用できる
加熱方法としては、ホットエアを用いる方法、輻射熱を
利用する方法、熱ロール等で直接加熱する方法を採るこ
とができる。
特に特別なパターンを浸透する方法としては、昇華熱転
写法によるカラービデオプリンタ等で利用されているよ
うな画像信号を熱エネルギーに変えて用いる方法を用い
ても良く、転写捺染法で利用されるように、予め画像状
にプリントしたものを加熱、浸透させるようにしても良
い。
上記の加熱、浸透後に、適度の温湿度下で一定時間放置
することにより、内部の拡散状態を制御することも可能
である。
放射線硬化の方法としては、予め硬化性物質にラジカル
開始剤等を混入せしめた上で紫外線を照射する方法も実
施し得るが、本発明の利用分野の大部はやや厚みのある
表層を必要とするため、放射線の浸透効果の高い電子線
を用いる方が有利である。
電子線処理装置としては、その目的に応じスキャニング
型、エレクトロカーテン型、ブロードビーム型等の通常
のものを使用し得る。
〔発明の作用及び効果〕
昇華性染料を熱により同相に浸透すると、分子分散の形
をとり、発色が鮮かなことは公知である。
ところで、この加熱、浸透の濃度は加えるエネルギ及び
染料の昇華温度、受像同相の染料との親和性等によって
決まるが、受像同相のガラス転移点の影響が大きい。即
ち、ガラス転移点の低い固相へは容易に浸透して濃い発
色を示すが、ガラス転移点が高いと浸透は容易でなく、
高いエネルギを要する。このガラス転移点はポリマー自
身のそれだけでなく可塑剤等によって見かけ上、下った
ものでも効果は同じである。一般にガラス転移点の低い
ものでは、一度濃色に染ったとしても湿熱により容易に
内部拡散を生じ、画像ないしは特殊機能の安定性を欠く
という欠点があった。要するに、浸透時は受像面相のガ
ラス転移点は低く、使用時はそれが高いことが、低エネ
ルギーでの浸透と使用時の安定性に良いのである。
本発明者は、この点に着目し、鋭意検討の結果、放射線
硬化性オリゴマーやモノマーをあたかも可塑剤を用いる
ようにポリマーに分散した状態で低エネルギでの染料の
浸透を行ない、然る後に放射線硬化することにより、使
用時の安定性が得られることを知得し、本発明を完成し
たのである。
従って、本発明によれば、低エネルギでの染料の浸透が
可能なので、受像固相を支持する層の耐熱性の制約を受
けることなく、コストや性能を考慮して広い範囲の選択
が可能であり、また、使用時における堅牢性、信頼性の
優れた染色物製品を得ることができる。
更に、電子線で硬化した樹脂は、それ自身、耐汚染性、
耐摩耗性に優れる特徴があり、染料の定着安定性と相俟
って、利用範囲の拡大を図ることができるのである。
〔実施例〕
次に本発明の実施例について説明する。
実施例 1 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体600g (バインダ
ー樹脂)をジメチルホルムアミドz、ooogに溶解し
、これにトリメチロールプロパントリメタクリレート3
00g +微粉シリカ5ogを添加してかき混ぜた。
このものを、50μm厚さのポリプロピレンフィルムに
塩素化ポリプロピレンを約2μm厚さにアンダーコート
したフィルムに塗工し、水中に導いて凝固せしめた後、
95℃の熱風で乾燥した。
一方、6μm厚さのポリエステルフィルムに、ニスイン
キに染料を溶かしたもの(使用インキは大阪印刷インキ
(#l製ラミゼットXEメジウム、使用染料は日本化薬
■製カヤセットイエロー937、カヤセットレッド80
2、カヤセットブルー136をそれぞれ溶かしたもの)
を泪いて、グラビア印刷機により木目調の印刷を行なっ
た。
このものと先の凝固乾燥物とを、それらの塗工面同志を
合せた状態で、90℃に加熱した直径1mの熱ロール上
を10m/分のスピードで通過せしめた後、ポリエステ
ルフィルムを剥し、ポリプロピレンフィルムに加速エネ
ルギ175Kev、照射線量5Mradの電子線を照射
した。
このフィルムの非塗工面に粘着加工を施し、セパレータ
をつけてロール状に巻き取った。
このものを、粘着性を利用して、家具や家屋や文具に貼
り付けたものは、鮮やかな木目調を示し、温湿度による
色の変化は少なく、且つ、長期聞手で触れる状態で使用
しても、表面にかすれやキズは殆ど生じなかった。
実施例 2 水                     100
部カゼイン             10部アクリル
エマルジョン      100部1.6ヘキサンジオ
ールジアクリレート     20部の組成の塗工液を
75μmのポリエステルフィルム上に塗工し、乾燥した
別途、 螢光染料 チバガイギ社製ユビデックスEBF    
sgヒドロキシエチルセルロース         5
g水                       
100gをホモジナイザーでよく混合したものを6μm
のポリエステルフィルムに塗工後乾燥し、転写シートを
作成した。
この転写シートと上記ポリエステルフィルムとを、それ
らの塗工面を合わせ、テレビ信号をサーマルヘッドに導
いてテレビプリンターと同様にプリントし、更に、15
0Kev、10Mradの電子線を照射した。
このものに紫外線を当てると、先のテレビ信号に従った
螢光を発し、且つ長期間保浮しても発色の変化は認めら
れなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基材の表面に放射線硬化性物質を含む層を形成して
    該層に昇華性物質を浸透させた後、放射線を照射して硬
    化させることを特徴とする染色物の製造方法。
JP62004176A 1987-01-13 1987-01-13 染色物の製造方法 Pending JPS63175187A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62004176A JPS63175187A (ja) 1987-01-13 1987-01-13 染色物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62004176A JPS63175187A (ja) 1987-01-13 1987-01-13 染色物の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63175187A true JPS63175187A (ja) 1988-07-19

Family

ID=11577404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62004176A Pending JPS63175187A (ja) 1987-01-13 1987-01-13 染色物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63175187A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5025882A (ja) * 1973-05-24 1975-03-18
JPS5620671A (en) * 1979-07-25 1981-02-26 Kanebo Ltd Production of raised product

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5025882A (ja) * 1973-05-24 1975-03-18
JPS5620671A (en) * 1979-07-25 1981-02-26 Kanebo Ltd Production of raised product

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4395263A (en) Unitary laminate with permanent indicia pattern: transfer printings onto plastic-coated rigid panels
JPS59165688A (ja) 熱転写記録材料
JPH04507386A (ja) プラスチックの基材に着色装飾模様を付与する方法および装置並びに装飾したプラスチック基材
AU608993B2 (en) Thermal dye transfer-dye receptor construction
JPS63175187A (ja) 染色物の製造方法
JPS61148096A (ja) 転写シ−ト
JPS62116189A (ja) 昇華性色素使用の感熱転写記録用の受像体
JPS6028451A (ja) スチリル系感熱転写記録用色素
JP3265063B2 (ja) 感熱転写記録用色素、感熱転写記録用インキ組成物及び転写シート
JP3894650B2 (ja) 耐久性のある装飾体
JPS62294596A (ja) 昇華性色素を使用する感熱転写記録用受像体
JP3110833B2 (ja) 感熱転写記録用色素、感熱転写記録用インキ組成物、及び転写シート
JPS5878796A (ja) 熱記録体
JP3222236B2 (ja) 感熱昇華転写記録用マゼンタ系色素、同色素を含むインキ組成物、及び転写シート
JPH037388A (ja) 昇華転写記録用アゾ系色素
JPH0548758B2 (ja)
JPH10138632A (ja) インクジェット印刷用受像体
JP2581743B2 (ja) 昇華転写記録用アントラキノン系色素
JP2581734B2 (ja) 昇華転写記録用アントラキノン系色素
JPH02136293A (ja) 熱転写記録媒体
JPH058562A (ja) 感熱昇華転写記録用色素、感熱転写用インキ組成物およ び熱転写シート
US5218019A (en) Sublimation disperson dye receptive resin compositions
JPS63102992A (ja) 剥離層を有する昇華型感熱転写カラ−シ−ト
JPS63182191A (ja) 感熱転写記録用色素及び感熱転写シート
JP3095841B2 (ja) 感熱転写記録用色素、感熱転写記録用インキ組成物、及び転写シート