JPS63172639A - 熱伝導の優れた両面クラツド鋼帯 - Google Patents

熱伝導の優れた両面クラツド鋼帯

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JPS63172639A
JPS63172639A JP572287A JP572287A JPS63172639A JP S63172639 A JPS63172639 A JP S63172639A JP 572287 A JP572287 A JP 572287A JP 572287 A JP572287 A JP 572287A JP S63172639 A JPS63172639 A JP S63172639A
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JP
Japan
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steel
double
clad steel
sided clad
rolled
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Pending
Application number
JP572287A
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English (en)
Inventor
永井 秋男
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、心材に銅又は銅合金を用いて熱伝導性を改
良したクラッド鋼帯に関する。
従来の技術 家庭用調理鍋類は、炭素鋼、ステンレス鋼等の鋼板で作
られたものや、さらにホーロー加工したものが多く使用
されている。又、熱交換機器には耐食性の優れたステン
レスm顎の部品が多用されている。
そして、さらに優れた熱伝34ffが要求される場合に
は、通常銅及び調合金製やアルミニウム製のものが使用
されている。
しかし、衛生上銅類を使用できない場合や耐食性を要求
される場合等は、やむなくステンレス鋼等を使用せざる
を得ない。ところが、炭素鋼やステンレス鋼を素材とし
た諸製品の中には熱効率の向上が要望されているものが
数多くある。
発明が解決しようとする問題点 この発明は、前記の現状にかんかみ、炭素鋼やステンレ
ス鋼を素材とした製品の熱伝導性の改良を目的とする。
すなわち、鉄の熱伝導率0.17 cal/cm −d
cg(0〜100℃)と銅の熱伝導率0.94 cal
/cm −dcg(0〜100℃)との間には、かなり
大きな差があることに肴目し、熱伝導性の優れた銅又は
銅合金を心材として、これに炭素鋼又はステンレス鋼を
合せ材としてクラッドすることににり問題点を解決づる
ものである。
問題点を解決するための手段 この発明は銅又は銅合金からなる心材の両側表面に炭素
鋼又はステンレス鋼を合せ材としてクラッド比25%以
下でクラッドすることにある。
この発明に8ける心材は、熱伝導の点より純銅の使用が
望ましいが、純銅と普通鋼のクラッド鋼板を冷間圧延後
、再結品焼鈍する際に、純銅の結品粒が過度に粗大化す
ることによりプレス加工時に胴側に肌荒れが発生しやす
いので、朋荒れを防止したい場合はZr−Cu系、Cr
 −Cu系笠の銅合金を使用する。
そして、7x −Cu系の場合には7.r含0吊を0.
05〜1.0%とする。これは0.05%未満では細粒
化の効果がなく、1.0%を超えると熱伝導度が低下す
るためである。又Cr−CLL系の場合にはCr含右♀
は0.1〜2.0%とする。これは0.1%未満では細
粒化の効果がなく、2.0%を超えると熱伝導度が低下
するためである。
又、クラッド比(片側合1!祠厚み一ニー仝板厚×10
0(%))は、要求される製品の特性より決定すること
が好ましいが、熱効率の向上を目的とじたこの発明にお
いては、クラッド比が25%以上C・は合せ材(両面)
と心材の比が合せ材の方が大きくなり、心材に熱伝導の
優れた材料を使った意味が薄らぎ効果が低減するため2
5%以下に限定した。
なお、この発明による両面クラッド鋼帯は、■ 心材と
合せ材の素材を組立溶接→熱間圧延→必要に応じて冷間
圧延→焼鈍 ■ 心材と合せ材の素材を冷間圧延により圧着→焼鈍 ■ 心材を合せ祠で鋳ぐるみ→熱間圧延でスラブ化→熱
間圧延→必要に応じて冷間圧延→焼鈍以上の各方法の中
から、要求される製品1)性に合せて製造方法を選択し
て製造する。
発明の効果 この発明は、心材に銅又は銅合金を使いクラッド比25
%以下で、Wm鋼又はステンレス鋼をクラッドした両面
クラッド鋼帯であり、単体の鋼板、アルミニウムに比べ
伝熱性が優れているため、調理用器具、熱交換機器等に
使用すれば熱効率の侵。
れた製品を提供できる。
実  施  例 実施例1 合せ材にホーロー用鋼板を、心材に純銅を用いて冷間圧
着法によりクラッド比25%、仝厚1.4mmの鋼帯を
作り連続焼鈍法にて焼鈍し、ざらに調質圧延して両面ク
ラッド鋼帯を得た。
そして、この両面クラッド鋼帯を素材としてプレス加二
[シ直径230Inm1深さ52 mn+の鍋を製造し
た。
この鋼に1回掛はホーローを実施してホーロー鍋に仕上
げた。
又、比較のため、前記合U材に用いた鋼板と同じで、厚
さが1.4+nmのホーロー用鋼板で同一形状の鍋を製
造し、1回掛はホーローを実施してホー[1−鋼に仕上
げた。
そして、前記2種類の鍋について、次の比較試験をした
■ 8鍋をガスコンロに載せ、炎の強さを強火、中火、
弱火の3段階に調節して15分間空焚きしたのち、鍋底
面の温度を測定した。その結果を第1表に示す。
第1表 (中位二℃) 第1表の結果より、この発明による両面クラッド鋼帯を
使った鍋は、一般に使用されているホー【−1−鍋に比
較して、各火炎状態において、いずれも温度差が少なく
均−加熱性に優れていることがわかる。
■ 急熱急冷によるクラッド層の耐久性をみるため、強
火にて4分間空焚き(約/100℃)したのち、200
 ccの水を注入する操作を10回繰返してクラッド層
の状況を顕微鏡によりミクロ観察した。
その結果、剥離等の穴常は皆無であった。
■ 水200 ccを注入したのち、強火にて沸騰する
までの口)間を測定したところ、この発明による鋼は2
〜2.5分、比較S11は6〜7分′(′あった。この
結果、この発明による鍋の熱効率は通常のホーロー鍋に
比べ格段に優れていることがわかる。又、発砲の状態を
比べたが、この発明による鍋の方が均一で細く発生して
おり均熱f1に優れていた。
実施例2 0.1%Zr−〜合金を心材材料、一般冷延鋼板を合t
!月月利として組立法に−(溶接してスラブとし、これ
に熱間圧延→酸洗→冷間圧延→焼鈍→調Y1圧延を施し
て厚さ5 mm、幅900n+mの両面クラッド鋼板コ
イルに仕上げた。そして、前記一般冷延鋼板と同じ鋼板
から同じ形状の冷延鋼板を比較材として作り、次の比較
試験を行った。
■ 前記この発明による両面クラッド鋼板(発明鋼とい
う)と比較材(比較鋼という)から、それぞれ試料を作
り、第2図に示すように800−の電熱器(1)の上に
約20mmの間隔をおいて試料(2)を定置し、電熱器
(1)に相対する直火側(3)と反対側の表面側(/I
)をそれぞれ測温して昇温及び伝熱達磨を調べた。その
結果を第1図に示づ。
この結果、例えば鋼板が300℃に達する時間を比較す
ると、発明鋼が2分20秒程度1到達しているのに対し
、比較鋼は約4分を要しており、又その時点での表裏温
度差をみると、発明鋼が5°Cであるに対し、比較鋼は
8℃あり、発明鋼の熱効率が良好なことがわかる。
■ 発明鋼にて実施例1と同じ形状の調理用鍋でホーロ
ーなしの鍋を作り、比較鋼として市販の厚さ1.16m
mで径が18On+mのアルミニウム製鋼を用いて、水
200 ccを注入して電熱器(800W)で加熱し沸
騰するまでの時間を調べた。その結果は発明鋼が2.5
〜3.0分、比較鋼が4.5〜5.0分であり、発明鋼
が優れていることがわかる。
実施例3 0.15%Cr−伍合金を心材材料として鋳型の中央に
吊支し、下注ぎ鋳込みにより極低炭素未脱酸m (C:
 0.003%、 SL : 0.01%、 tan 
:  0.25%。
P : 0.012%、 S : 0.014%、CL
L:0.03%。
0 :  0.04%含有鋼)にて鋳ぐるみクラッド鋼
塊とし、これを加熱分塊圧延してスラブ(200x90
0 X 6000mm >となし、次いで1000’C
に加熱して熱り1圧延し厚さ3mm、幅900mn+の
熱延コイルを製造した。
なお、前記熱間圧延においては、心材としてのCr −
QL金合金溶融し始めないよう加熱温度を1050℃以
下に制限する必要がある。
ぞして、熱延コイルを酸洗し、板厚1.5柵まで冷間圧
延を施し、650℃x511rの再結晶焼鈍を行い、圧
下率1.0%の調質圧延を施してクラッド比25%の両
面クラッド鋼帯に仕上げた。
前記圧延コイルから試わ1を作り、実施例2と同様にし
て伝熱速度を調べた。その結果、300℃に達する時間
は約2分50秒であり、その時点での表裏両面の温度差
は6℃であり、一般の冷延鋼板に比べ伝熱性の優れてい
ることを確認した。
又、この両面クラッド鋼板を用いて実施例1と同じ調理
用でホーローのない鋼を作り、実施例2と同じ方法で伝
熱性を調べた。その結果、沸騰までの時間は2.8〜3
.4分で、又発泡も細かく均一であり、アルミニウム鋼
に比べ優れた性能を示した。
実施例4 ステンレスfl! (StJS 304)を合せ材材料
、1%Zr−へ合金を心材材料として実施例2と同じ方
法で組立溶接法によりスラブを作り、このスラブを熱間
圧延して厚さ3+r+mq幅900mmの熱延コイルと
し、次いで酸洗したのち厚さ1.5+nmまで冷間圧延
した。
その後900℃で連続焼鈍して急冷し、圧下率1.0%
の調質圧延を行って仕上げた。
この両面クラッド鋼板を使って実施例1と同じ方法で調
理用鍋を製造し、実lk例2の■と同じ試験を行った。
その結果、沸騰するまでの時間は3.5〜4.0分で、
合せ材に一般の冷延鋼板を使った場合に比べやや劣るが
、アルミニウム鋼に比べると優れた結果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例における昇温及び伝熱速度
の試験結果を比較鋼と共に示タグラフ、第2図は同上に
おける試料の測温方法を示す説明図である。 1・・・電熱器、  2・・・試料、 3・・・直火側、  4・・・表面側。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 炭素鋼又はステンレス鋼を合せ材とし、銅又は銅合
    金を心材としたクラッド比25%以下からなる熱伝導の
    優れた両面クラッド鋼帯。 2 Zr−Cu系又はCr−Cu系銅合金を心材とした
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の熱伝導の
    侵れた両面クラッド鋼帯。
JP572287A 1987-01-12 1987-01-12 熱伝導の優れた両面クラツド鋼帯 Pending JPS63172639A (ja)

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