JPS63168438A - プリプレグ - Google Patents

プリプレグ

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JPS63168438A
JPS63168438A JP31171886A JP31171886A JPS63168438A JP S63168438 A JPS63168438 A JP S63168438A JP 31171886 A JP31171886 A JP 31171886A JP 31171886 A JP31171886 A JP 31171886A JP S63168438 A JPS63168438 A JP S63168438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
prepreg
honeycomb
stage
reaction rate
Prior art date
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Pending
Application number
JP31171886A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Matsumoto
松元 剛
Yoshiaki Someya
染谷 佳昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP31171886A priority Critical patent/JPS63168438A/ja
Publication of JPS63168438A publication Critical patent/JPS63168438A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、寸法安定性に優れ、特にハニカムサンドイッ
チパネルに適用した場合のパネルの反りや該パネルから
の剥離を防止するプリプレグに関する。
〔従来の技術〕
従来、プリプレグは、ガラス繊維や炭素繊維などからな
る繊維基材にBステージ状態の樹脂組成物を含浸させて
構成されている。
しかし、このようなプリプレグをハニカムコアの両面に
上面と下面に織組織の違うプリプレグを積層して加熱、
硬化処理し、ハニカムサンドイッチパネルなどの製品に
すると、その製品に反りが発生し、経時的にプリプレグ
が剥離してくるという欠点があった。
本発明者らは、上記問題について種々検討した結果、上
述した反りや剥離は、プリプレグが加熱硬化されるとき
の熱収縮に原因があることを見出した。すなわち、ハニ
カムコアの面には多数の尖った六角形縁部が組み合わさ
れて形成されており、このような面に対してプリプレグ
の軟らかい樹脂が押圧されて食い込み、この食い込み状
態で加熱硬化されると、樹脂が収縮する過程で、六角形
縁部を両方向に引きずり、ハニカムパネルに歪みを与え
るようになる。これが最終のハニカムサンドインチパネ
ルなどの製品になったときに反りを発生し、また使用中
におけるプリプレグの剥離現象になって現れるものと思
われる。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、ハニカムパネルに積層体する場合であ
っても、上記反りや剥離の問題を解消した、優れた接着
性を有するプリプレグを提供するにある。
〔発明の構成〕
このような本発明の目的は、 反応率が70%以上のBステージ化状態の樹脂を含有す
る繊維基材の少なくとも片面に、反応率が20〜60%
の範囲内であるBステージ化された樹脂層を形成してな
るプリプレグによって達成することができる。
本発明の特徴の一つは、繊維基材中に含浸させる樹脂の
Bステージ化状態を一般のプリプレグにおける樹脂より
も反応率の進んだ剛性の高いものにし、70〜90%の
範囲内であるようにすることである。さらにこの樹脂を
含浸せしめた繊維基材の少なくとも片面には、反応率が
上記含浸樹脂の反応率よりも低く、20〜70%の範囲
内である若干の流動性を有するBステージ化状態の樹脂
層を設けたことにある。
ここで、上記反応率は、次の測定方法にしたかって、測
定された値である。
反応率(χ)の測定方法: 示差走査型熱量計(Differential Sca
nningCalorimetry : DSC)を使
用する方法、すなわち、上記DSCを使用し、当該熱硬
化性樹脂を等速昇温で硬化させた時に発生する全発熱量
(H,)を求め、他方、反応の加熱温度と時間を適宜変
更して、同様にDSCを用いてその発熱! (H)を測
定し、次式にしたがって反応率(%)を算出した。
反応率(%”)= (H/HR)X100上述した本発
明のプリプレグをハニカムコアの片面または両面に積層
させて加熱硬化するときは、繊維基材に含浸された樹脂
は反応率の高いBステージ状態であって硬度や剛性が高
いため、ハニカムコアの面に押圧されても尖った六角形
縁部に食い込むことはない。したがって、この繊維基材
に含浸した樹脂が加熱硬化の過程でハニカムパネルを面
方向に引きずり、歪みを与えるようになることはない。
一方、プリプレグ表面におけるBステージ化反応率の高
い、かつ粘度の小さい樹脂層は、ハニカムコアの六角形
縁部に付着して接着剤としての役目を果たしつつ硬化さ
れることになる。したがって、ハニカムコアに積層され
て加熱硬化され、サンドインチパネル等の製品にしても
反りを発生することはなく、また使用過程におけるプリ
プレグの剥離なども発生しない。
したがって、本発明において、繊維基材に含有される樹
脂の反応率は70%よりも小さいと、本発明のプリプレ
グを用いて得られる製品の寸法安定性が低下し、反りを
発生したり、プリプレグ層の剥離を生ずるため好ましく
ない。他方、繊維基材の表面の樹脂層の反応率が60%
よりも大きいと、接着性が低下し、剥離し易くなるので
、好ましくない。逆に、反応率が20%よりも小さいと
、粘度が小さくなり過ぎるため、樹脂が流動して表面に
露出し易く、また膜厚の薄い樹脂層の形成が困難になる
など、得られるプリプレグそのものの取扱い性が悪(な
るので好ましくない。
繊維基材に含浸させる樹脂と表面に薄膜状に塗布する樹
脂とは、同一種類であることが好ましいが異なった種類
の樹脂を使用してもよい。
このような熱硬化性樹脂の例としては、たとえば、エポ
キシ系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、フェノール系
樹脂等がある。
上記含浸樹脂の繊維基材に対する含浸型としては、プリ
プレグの用途、目的により相違するが、通常繊維基材重
量当たり20〜50重量%の範囲内がよい。
また、表面に設ける樹脂層の厚さは、特に限定されるも
のではないが、0.02〜0.IO・mmの範囲内で選
択するのがよい。
本発明のプリプレグの製造法としては、特に限定される
ものではなく、たとえばガラス繊維、アラミド繊維、炭
素繊維などの繊維基材に、未硬化の樹脂を含浸させ、そ
れを前記範囲内の反応率までBステージ化する。次いで
得られたシートの少なくとも片面に反応率の低い樹脂液
をローラなどにより塗布することによって得ることがで
きる。
第1図は本発明のプリプレグを示すもので、このプリプ
レグ1は繊維基材2にBステージ化反応率の大きい樹脂
3を含浸し、その片面または両面(第1図の実施例では
両面)にBステージ化反応率の小さい樹脂の樹脂層4を
塗布形成することにより構成されている。樹脂3のBス
テージ化状態は、前述したように、70%以上であり、
また、樹脂層4の樹脂のBステージ化状態は反応率が2
0〜60%の範囲にしである。
このようなプリプレグをハニカムコアに積層させてハニ
カムサンドイッチパネルを製作するには、第2図に示す
ように行う。
第2図のハニカムサンドイッチパネルでは、プリプレグ
の片面だけに薄膜状樹脂層4を設けられたものが2枚使
用され、加熱硬化前にこれらプリプレグ1.1がそれぞ
れハニカムコア5の両面に樹脂層4側を接着させるよう
に積層される。このようにプリプレグ1、■を接着した
ハニカムサンドインチパネルは通気性の袋体6の中に収
納され、その状態でオーブン7の中に入れられる。
上記ハニカムサンドイッチパネルをオーブン7に収納し
、加熱を行いながら袋体6から矢印Aのように空気を吸
引すると、この袋体6はプリプレグ1をハニカムコア5
に向けて押圧する。
この押圧によって、粘度の低い樹脂層4はハニカムパネ
ル5の六角形縁部に密着して付着状態になるが、Bステ
ージ化反応率の高い含浸樹脂3は六角形縁部に食い込む
ことはない。したがって、加熱硬化が進んで最終製品に
なっても、ハニカムサンドインチパネルに反りを発生す
ることはなく、また使用中におけるプリプレグの剥離を
生ずることもない。
なお、本発明のプリプレグを構成する繊維基材としては
、特に限定されるものではなく、公知の各種基材が使用
できる。たとえば炭素繊維、ガラス繊維、芳香族ポリア
ミド繊維(“ケブラー”)などの補強効果に優れた各種
繊維からなる織布に代表される布帛がある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、反りの少ない、しかも層間剥離のない
複合材料をうろことができる。特に、ハニカムコアと積
層してハニカムサンドイッチパネルを製作する場合に有
効である。また、本発明のプリプレグを表面の樹脂層が
Bステージ化反応率の低い樹脂から形成されているから
、接着剤を塗布しなくても、良好な接着性を有する。
〔実施例〕
繊維基材として、ガラス繊維製織布を使用し、エポキシ
系樹脂を30重量%含浸させ、加熱等にて反応率が70
%になるようにBステージ化し、この樹脂含浸シートの
片面に厚さが約0゜Q5mmの反応率が50%のBステ
ージ化したエポキシ系樹脂を塗布してプリプレグを作製
した。
このプリプレグを芳香族ポリアミド製のハニカムコアの
両面に積層した後、第2図のような袋体に収納し、オー
ブン中で袋体を吸引しつつ、120℃で、1時間加熱硬
化して、一体化されたハニカムサンドインチパネルを得
た。
比較例として、ガラス繊維製織布にBステージ化反応率
が50%のエポキシ樹脂を含浸したプリプレグを作製し
、同様にハニカムサンドイッチパネルを作製した。これ
ら2種の複合材料の物性を測定し、その結果を表に示し
た。
(以下、余白)
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のプリプレグの1例を示すたて断面図
、第2図は本発明のプリプレグを使用してハニカムサン
ドインチパネルを作製するときの説明図である。 l・・・プリプレグ、2・・・繊維基材、3・・・樹脂
、4・・・樹脂層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 反応率が70%以上のBステージ状態の樹脂を含有する
    繊維基材の少なくとも片面に、反応率が20〜60%の
    範囲内であるBステージ化された樹脂層を形成してなる
    プリプレグ。
JP31171886A 1986-12-30 1986-12-30 プリプレグ Pending JPS63168438A (ja)

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