JPS63167187A - パワ−ステアリングホ−ス - Google Patents

パワ−ステアリングホ−ス

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JPS63167187A
JPS63167187A JP61309892A JP30989286A JPS63167187A JP S63167187 A JPS63167187 A JP S63167187A JP 61309892 A JP61309892 A JP 61309892A JP 30989286 A JP30989286 A JP 30989286A JP S63167187 A JPS63167187 A JP S63167187A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 工 技術分野 本発明は、補強層と内管とを有し、内管が2層からなる
高機能ホースに関し、特に、耐熱性に極めて優れるパワ
ーステアリングホースに関する。
■ 従来技術 パワーステアリングは、自動型のステアリング機構の途
中に設けられた油圧による倍力装置である。パワーステ
アリングホースは、これに使用される油圧ホースであり
、内管、ナイロン糸等の有機繊維材補強層右よび外管を
有する。
従来のパワーステアリングホースはN[lRにトリルゴ
ム)を主体に構成されており、 NBRゴムは使用温度
範囲が一40〜+120℃である。
近年の乗用車ではターボ化やFF化等が進み、ユーザー
からのパワーステアリングホースの使用温度範囲の高温
領域への拡大や耐劣化油特性への要求が強くなってきた
高温化、劣化油等への対応のため、パワーステアリング
ホースの内管を2層として従来ゴムと高機能ゴムとを組
合せて使用することが行ね−れている。例えば内管内層
を水素化NBRとし、内管外層をNBRとすれば、水素
化NBR内層は耐熱効果が高い。さらに水素化NBRの
耐熱性を高めるためには、パーオキサイド加硫とすれば
よいことが知られている。
しかし、NBRと水素化NBRの組合せの場合イオウ加
硫のNBRとパーオキサイド加硫の水素化NORとは接
着せず、パーオキサイド加硫のNBRとパーオキサイド
加硫の水素化NBRとは接着するが、有機繊維材補強層
との接着が得られないという欠点があった。又、イオウ
/パーオキサイド加硫のNOHの場合は、イオウとパー
オキサイド相互の干渉の為、接着安定性が悪くバルジが
発生しやすかった。
■ 発明の目的 本発明の目的は従来技術の欠点を改善し、耐熱性に極め
て優れるパワーステアリングホースを提供することにあ
る。
■ 発明の構成 すなわち、本発明は少なくとも補強層と内管とを有し、
該内管が内管内層および内管外層を備え、前記内管内層
が、重合体鎖中に不飽和ニトリルからの単位部分を10
〜45重量%と、共役ジエンからの単位部分を0〜5重
量%並びに不飽和ニトリル以外のエチレン性不飽和隊場
体からの単位部分および/または共役ジエンからの単位
部分を水素化した単位部分を90〜50重量%有する共
重合ゴムで構成され、前記内管外層が、原料ゴムに対し
て、イオウo、l〜t 0phr  (原料100重量
部に対する重量部表示)、有機過酸化物(正味有機過酸
化物量として)0.2〜15phr、6−R−2,4−
ジメルカプト−1,3,5−トリアジン(ただし、Rは
メルカプト基、アルコキシ基、モノあるいはジ−アルキ
ルアミノ基、モノあるいはジ−シクロアルキルアミノ基
、モノあるいはジ−アリールアミノ基、N−アルキル−
N’ −アリールアミノ基から成る群より選ばれる基で
ある)0.2〜15phrとを配合してなるゴム組成物
で構成されていることを特徴とするパワーステアリング
ホースを提供する。
本構成のパワーステアリングホースにおいて、補強層と
して、有機繊維材および/または真ちゅうメッキされた
鋼線材が使用できることはもちろんであるが、車室内の
静しゆく性のためには、有機lik維材の方が好ましい
以下、本発明を図面に示す好適実施例について説明する
第1図に斜視図で示すように、本発明のパワーステアリ
ングホース6は少なくとも補強層3と内管7とを有し、
この内管7が内管内層1および内管外層2を備えている
。また補強層3は、第1図に示すように、好ましくは2
以上あり、補強層3.3の間には層間ゴム4を備え、さ
らにこれらの外側は外管5で覆われている。
本発明は、内管内層1と内管外層2を構成するゴム組成
物に特徴があり、以下に説明するゴム組成物を用いる。
(1)内管内層に用いるゴム組成物 このポリマーは、下記式で示される飽和メチレン鎖(X
)、ニトリル基部分(Y)、炭素−炭素二重結合部分(
Z)から構成される、共重合体ゴムである。
X        Y −(−11:1(2−CH−CH−C112−)−ここ
でニトリル基部分(Y)で記される分であり、yは重量
%で10〜45重量%である。10重量%未満であると
、耐油性が劣り、45重量%を超えると耐寒性が悪くな
る。
飽和メチレン鎖(X)で記される (−GHz −C112−) 、lは、不飽和ニトリル
以外のエチレン性不飽和Qlffi体からの学位部分お
よび/または共役ジエンからのrB位部分を水素化した
等位部分であり、Xは重量%で9θ〜50重量%である
Xが90重量%超であると、不飽和ニトリルからの学位
部分(Y)が相対的に減少し、耐油性が劣り使用に耐え
ない。Xが50重Q%未満で、かつYが多い場合は低温
特性が悪く、Xが50重量%未満でYが少なく、後に述
べるZが多くなれば耐劣化油性が悪くなる。
炭素−炭素二重結合部分(Z)で記される( −C11
2−(:l(=−に+l−(:H2−)−は、共役ジエ
ンからの学位部分であり、2は重量%で0〜5重量%で
ある。この範囲外であると劣化油に対する抵抗性が劣る
ためである。
本発明で使用される共重合ゴムの具体例としては、ブタ
ジェン−アクリロニトリル共重合ゴム、イソプレン−ア
クリロニトリル共重合ゴム、ブタジェン−イソプレン−
アクリロニトリル共重合ゴム等を水素化したちの:ブタ
ジェンーメチルアクリレートーアクリロニトリル共重合
ゴム、ブタジェン−アクリル酸−アクリロニトリル共重
合ゴム等及びこれらを水素化したもの:ブタジェンーエ
チレンーアクリロニトリル共重合ゴム、ブチルアクリレ
ート−エトキシエチルアクリレート−ビニルクロロアセ
テート−アクリロニトリル共重合ゴム、プチルアクリレ
ートーエトキシエチルアクリレートービニルノルポルネ
ンーアクリロニトリル共重合ゴム等が挙げられる。これ
らの共重合ゴムは東独で、場合によっては本発明の主旨
が損われない範囲で他のゴムと併用して使用される。
本発明の内管内層は、該共重合ゴムに必要に応じ通常使
用されている充填剤、補強剤、加硫剤、可塑剤、老化防
止剤、その他の配合剤を配合混練してゴム配合組成物と
する。
(2) 内管外層に用いるゴム組成物 この組成物は原料ゴムに対し、イオウと有機過酸化物と
6−R−2,4−ジメルカプト−1,3,5−)リアジ
ンとを所定量配合してなる組成物である。
原料ゴムは、f&黄加硫可能な原料ゴムであればいかな
るものでもよい。
NR(天然ゴム)、IR(イソプレンゴム) 、 5B
R(スチレン・ブタジェンゴム)、BR(ブタジェンゴ
ム)、NBR(アクリロニトリル・ブタジェンゴム) 
、 EPDM (エチレン・プロピレンおよびジエンか
らなる三元共重合体)等が代表的に挙げられる。
これらの原料ゴムは、単独あるいは通常行われるように
複数の原料ゴムを併用してもよいが、耐油性のためには
、 NIIR(アクリロニトリル・ブタジェンゴム)を
用いることが好ましい。
イオウは、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性
硫黄、高分散性硫黄等のイオウや塩化硫黄等のいかなる
ものでもよい。
有機過酸化物は、ゴム組成物において、加工時の温度で
架橋反応が極度に進行しない有機過酸化物ならいずれで
も良く、好ましくはt減期が10時間で分解温度が80
℃以Eであるジアルキルパーオキサイドがよい。
例えば、ジクミルパーオキサイド、1.3−ビス−(t
−ブチル−パーオキシ−イソプロビル)ベンゼン、4.
4−ジーターシャリーブチルバーオキシバレリック酸n
−ブチル等が挙げられる。
6−R−2,4−ジメルカプト−1,3゜5−トリアジ
ンとは、一般式(1)で表わされる化合物群である。
S)I ^ L式中、Rはメルカプト基、アルコキシ基、モノあるい
はジ−アルキルアミノ基、モノあるいはジ−シクロアル
キルアミノ基、モノあるいはジ−アリールアミノ基、N
−アルキル−N′ −アリールアミノ基から成る群より
選ばれる基である。
特に、2,4.6−)ジメルカプト−1,3゜5−トリ
アジンが好ましい。
内管外層に用いるゴム組成物は、イオウ加硫可能な原料
ゴムに対してイオウ、有機過酸化物および6−R−2,
4−ジメルカプト−1,3,5−トリアジン化合物を配
合することにより、有機過酸化物が水素化NBRとの接
着に寄劉し、トリアジン化合物が有機繊維材、真ちゅう
メッキされた鋼線材および水素化NBRとの接着をとも
に向トさせ、イオウによりモジュラスの向上がはかれる
また、E記の配合剤の看および比によりF記各特性のバ
ランスを容易に制御できる。
上記配合剤の量はイオウ0.1〜10phr(原料ゴム
1001[1部に対する重量部)好ましくは0.2〜5
 phrである。イオウが0.1phr未満であるとモ
ジュラスが低すぎるし、1Ophr超であると有機過酸
化物加硫水素化NORゴム組成物の加硫反応を阻害し、
好ましくない。
有機過酸化物は正味有機過酸化物量として0.2〜15
phr、好ましくは0.5〜5 phrである。有機過
酸化物が0.2phr未満であると水素化NBRとの接
着性が悪く、15phr超であると有機過酸化物残渣が
、熱老化に影響を及ぼし好ましくない。
トリアジン化合物は0.2〜15phr、好ましくは0
.5〜1ophrである。トリアジン化合物が0.2未
満であると、モジュラスが低く、有機繊維材、真ちゅう
メッキされた鋼線材および水素化NBIIとの接着性が
ともに悪く、15phr超であると、それ以トの接着強
さの向上がみこめない。
この組成物は上記成分以外に、加硫促進剤、老化防止剤
、充填剤、軟化剤、可塑剤、粘着付学則、滑剤、しゃく
解削、着色剤、発泡剤、硬化剤、分散剤、加工助剤、そ
の他の配合剤を加えることができる。
トリアジン化合物は、イオウに対して加硫促進剤として
働くが、さらに他の加硫促進剤を加えると、モジュラス
がさらに向上する。加硫促進剤はアルデヒド・アンモニ
ア類、アルデヒド・アミン類、グアニジン類、チオウレ
ア類、チアゾール類、スルフェンアミド類、チウラム類
、ジチオカルバミン酸塩類、キサントゲン酸塩類等があ
る。
内管は、通常行われる方法で施行すればよく、内管内層
と内管外層の厚さ比はホースの特性、内管の肉厚等に応
じて適宜選択すればよいが、内管内層は0.2mm以上
の厚さ、内管外層は0.1■1以Eの厚さが必要である
内管内層の厚さが0.2mm未満であると、耐熱性、耐
劣化油性がネト分であり、内管外層の厚さが0.1mm
未満であると、内管内層および補強層との接着安定性が
悪く、好ましくない。
■ 実施例 以下、実施例および比較例により本発明を具体的に説明
する。
第1.2,3.4表に示す配合例1〜8のゴム組成物を
60℃ミキシングロールにて15分間混練し、それぞれ
内管内層ゴム、内管外層ゴム、層間ゴムおよび外管ゴム
とした。これらのゴム組成物を用いて、第5.6表に示
す構成のホースを内径9.5m+m 、外径19.On
+a+のす法にて常法により作成し、実施例1〜4およ
び比較例1〜4とした。
これらのホースについて、5AEJlBBに準拠し、破
裂試験、内容積膨張量の測定、低温曲げ試験および高温
衝撃圧力試験による寿命測定を実施した。
その結果を第5.6表に示した。
第5表の結果から以下のことがわかる。
本発明の実施例1および2のホースは、各特性共良好で
あり、パワーステアリングホースの性能を満足するが、
比較例1〜3のホースは、接着が悪いため、特に高温8
g軍圧力試験において、51期に破壊に至り高温用パワ
ーステアリングホースの実用に供し得ない。
また、第6表の結果から次のことがわかる。
各層の厚さ限界の確認を実施したところ、高温衝撃圧力
試験において内管内層の厚さが0.2mm以下であると
、ゴム層が薄すぎるため、充分な耐熱性を保持できず、
内管外層の厚さが、0.1mm以下であると接着が不安
定となり、耐熱性もやや低ドする。
第     1     表 内管内層ゴムの配合例 第   2   表 内管外層ゴムの配合例 第    3    表 層間ゴムの配合例 第    4     表 外管ゴムの配合例 第     5     表 第     6     表 表に示す注は以ドのとおりである。
1.5rtl” 旭カーボン   旭#50 2、 Vulkanox D D A バイエル社   ジ・フェニル・アミン誘導体 3、 Vulkanox Z M B −2バイ工ル社
   4.5−メチルメルカプトベンズイミダゾールの
亜鉛塩 4、WAX lloechsLAG   RE5205、TAIC 日本化成    トリアリルイソシアネート6、WiL
amo12 1 8 ダイナマイト・ トリメリット塩エステルノーベル社 7、パー力ドックス !4740 化薬ヌーリー  1.3−ビス(し−ブチルパーオキシ
・イソプロピル)ベン ゼン 40重量%含有物 8、 N1pol 1042 日本ゼオン   NBR 9、老防0D−3 精り化学    ノンフレックス0D−310、促TS 三者化学    サンセラーTS−G +1.  ZISNET  F 三重化成    2,4.6−ドリメルカブト・l。
:l、5−トリアジン 12、シリカ 日本シリカ■業 N1psilV N 313、レゾル
シン 作表化学工業 14、DOP チッ素石油化学 15、促CM 三者化学1業  サンセラーCM−PO16、ヘキサメ
チレンテトラミン 入内新興化学  ツクセラーH 17、ハイパロン40 [1uponL社     C3M 18、老防NBC 入内新興化学  ツクラックMBC +9.リサージ リサージ黄1号 20、促TRA 三者化学を業  サンセラーTRA ■ 発明の効果 本発明のパワーステアリングホースは、低温(−40℃
)から高温(+iso℃)で長時間の使用が可能であり
、耐熱性に極めて優れている。
このため、高耐熱性パワーステアリングホースとして自
動型産業に広く利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のパワーステアリングホースを示す斜
視図である。 符号の説明 l・−内管内層、 2・−内管外層、 3−補強層、 4・一層間ゴム、 5・−外管、 6−パワーステアリングホース、 7−・内管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも補強層と内管とを有し、該内管が内管
    内層および内管外層を備え、前記内管内層が、重合体鎖
    中に不飽和ニトリルからの単位部分を10〜45重量%
    と、共役ジエンからの単位部分を0〜5重量%並びに不
    飽和ニトリル以外のエチレン性不飽和単量体からの単位
    部分および/または共役ジエンからの単位部分を水素化
    した単位部分を90〜50重量%有する共重合ゴムで構
    成され、前記内管外層が、原料ゴムに対して、イオウ0
    .1〜10phr(原料ゴム100重量部に対する重量
    部表示)、有機過酸化物(正味有機過酸化物量として)
    0.2〜15Phr、6−R−2,4−ジメルカプト−
    1,3,5−トリアジン(ただし、Rはメルカプト基、
    アルコキシ基、モノあるいはジ−アルキルアミノ基、モ
    ノあるいはジ−シクロアルキルアミノ基、モノあるいは
    ジ−アリールアミノ基、N−アルキル−N′−アリール
    アミノ基から成る群より選ばれる基である)0.2〜1
    5phrとを配合してなるゴム組成物で構成されている
    ことを特徴とするパワーステアリングホース。
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