JPH06116439A - 多層状インナーライナーを有する空気入りタイヤ - Google Patents

多層状インナーライナーを有する空気入りタイヤ

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JPH06116439A
JPH06116439A JP4246506A JP24650692A JPH06116439A JP H06116439 A JPH06116439 A JP H06116439A JP 4246506 A JP4246506 A JP 4246506A JP 24650692 A JP24650692 A JP 24650692A JP H06116439 A JPH06116439 A JP H06116439A
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acrylonitrile
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pneumatic tire
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JP4246506A
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William Fraking Harlan Jr
ハーラン・ウィリアム・フレーキング,ジュニアー
Richard Robinson Smith
リチャード・ロビンソン・スミス
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Goodyear Tire and Rubber Co
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/34Silicon-containing compounds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C1/00Tyres characterised by the chemical composition or the physical arrangement or mixture of the composition
    • B60C1/0008Compositions of the inner liner
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K7/00Use of ingredients characterised by shape
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多層状インナーライナーを有する空気入りタ
イヤを提供すること。 【構成】 本発明は少なくとも3層を有するゴムラミネ
ートであることを特徴とする一体インナーライナーを有
する空気入りタイヤに関する。前記層の少なくとも2層
はそれぞれ、ゴム100重量部を基準にして、約30〜
45重量%の範囲内のアクリロニトリル含量を有するア
クリロニトリル/ジエンコポリマー100重量部を含む
硫黄硬化ゴム組成物から成る。各アクリロニトリル/ジ
エン層の厚さは約25ミクロンから380ミクロンまで
の範囲である。アクリロニトリル/ジエンコポリマーの
2層の間に、天然ゴム、ハロゲン化ブチルゴム、シスー
1,4−ポリイソプレン、スチレン/ブタジエンゴム、
シスー1,4−ポリブタジエン、スチレン/イソプレン
/ブタジエンゴム及びこれらの混合物から成る群から選
択される硫黄硬化ゴムの少なくとも1層が中間分散され
る。ラミネートは約3〜100の個別層を含むことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】空気入りタイヤの内面は典型的に、タイヤ
の内部空気室からカーカスへの空気及び水分の浸透を阻
止する又は遅延させるように設計された弾性組成物から
構成される。これはしばしばインナーライナーと呼ばれ
る。インナーライナーはチューブレス空気入り乗り物タ
イヤにも、タイヤを膨らませるために用いられる空気の
漏出を遅延させ又は阻止して、タイヤ圧力を維持するた
めに多年にわたって用いられている。空気に対して比較
的不透性である、ブチルゴム又はハロブチルゴムのよう
なゴムがインナーライナーの主要な割合としてしばしば
用いられる。
【0002】インナーライナーは通常、ガムストリップ
と時には呼ばれる、適当な幅の未硬化配合ゴムのストリ
ップを形成するための慣習的なカレンダリング又は分出
し(milling)方法によって製造される。典型的
に、ガムストリップはタイヤ構成ドラムに用いられるタ
イヤの第1要素であり、この上及び周囲にタイヤの残部
が構成される。タイヤを硬化するときに、インナーライ
ナーはタイヤの同時硬化された、一体部品となる。タイ
ヤ インナーライナーとその製造方法は当業者に周知で
ある。
【0003】ハロブチルゴムは一般にタイヤに用いられ
る最も高価なゴムである。競合タイヤ市場があり、かつ
また性質を犠牲にすることなくタイヤ製造コストを減ず
ることが絶えず切望されるならば、タイヤ性能にこのよ
うな重要な機能を果たすインナーライナーのコストを削
除又は実質的に減ずる必要がある。
【0004】アクリロニトリル/ブタジエンコポリマー
は優れた空気不透性を有することで一般に知られる。ア
クリロニトリル/ブタジエンコポリマーは通常、ハロブ
チルゴムよりも経済的であるので、このようなアクリロ
ニトリル/ブタジエンコポリマーをインナーライナーと
して用いることができたらと期待される。しかし、残念
ながら、アクリロニトリル/ブタジエンコポリマーは許
容されない低温曲げ特性を欠点として有する。インナー
ライナーに用いるゴムはフレキシブルでなければなら
ず、空気入りタイヤの耐用寿命は一般に極低温に関係す
るので、インナーライナーとしてのアクリロニトリル/
ブタジエンコポリマーの使用は破損を生ずると考えられ
る。
【0005】本発明は多層状インナーライナーを有する
空気入りタイヤに関する。少なくとも2層がアクリロニ
トリル/ブタジエンコポリマーから製造される、少なく
とも3層状のラミネートの使用は、タイヤのインナーラ
イナー用途に要求される総合的バリヤー及びフレキシビ
リティを維持しながら、インナーライナーのコストの有
意な低下をもたらす。
【0006】少なくとも3層を有するゴムラミネートを
含む一体インナーライナーを有する空気入りタイヤにお
いて、 (a)前記層の少なくとも2層がそれぞれ、ゴム100
重量部を基準にして、約30〜45重量%の範囲内のア
クリロニトリル含量を有するアクリロニトリル/ジエン
コポリマー100重量部を含む硫黄硬化ゴム組成物から
成る; (b)アクリロニトリル/ジエンコポリマー100重量
部を含む各層の厚さが約25ミクロンから380ミクロ
ンまでの範囲であり;そして (c)アクリロニトリル/ジエンコポリマー100重量
部を含む硫黄硬化ゴムの2層の間に、天然ゴム、ハロゲ
ン化ブチルゴム、シスー1,4−ポリブタジエン、スチ
レン/ブタジエンゴム、シスー1,4−ポリイソプレ
ン、スチレン/イソプレン/ブタジエンゴム、ブチルゴ
ム及びこれらの混合物から成る群から選択される硫黄硬
化ゴムの少なくとも1層が層間配置、即ち層間分散され
ている(interdispersed)空気入りタイ
ヤを開示する。
【0007】本発明のインナーライナーは硫黄硬化ゴム
組成物の少なくとも3層を有することを特徴とする。3
層が最低であるが、主な限界はインナーライナーの総厚
さによってオフセットされる、充分に低い厚さを有する
個々の各層を製造し、積層することができることである
ので、インナーライナーは100層まで有することがで
きると考えられる。本発明のインナーライナーは好まし
くは硫黄硬化ゴム組成物の約5〜約12層を有するゴム
組成物を含む。意外にも、ラミネート(一定厚さ)の層
数が増加すると、低温剛性が低下する(ASTM105
3−85によって測定)。層数が増加すると、室温にお
ける低歪モジュラスが低下し、高歪モジュラスは増加す
る。
【0008】インナーライナーとして用いられるゴムラ
ミネートは少なくとも2層の硫黄硬化ゴム組成物を含
み、各層はゴム100重量部あたりの部数で(ph
r)、約30〜45重量%の範囲内のアクリロニトリル
含量を有するアクリロニトリル/ジエンコポリマー10
0phrを含む。アクリロニトリル/ジエンコポリマー
はアクリロニトリル/ブタジエンコポリマーとアクリロ
ニトリル/ブタジエンコポリマーを含む。アクリロニト
リル/ジエンコポリマーがアクリロニトリル/ブタジエ
ンコポリマーであることが好ましい。好ましいアクリロ
ニトリル/ジエンコポリマーは約32〜40重量%の範
囲内のアクリロニトリル含量を有する。アクリロニトリ
ルレベルが増加すると、アクリロニトリル/ジエンゴム
層の空気透過性が上昇する。残念ながら、アクリロニト
リルレベルが増加すると、極低温における、すなわち3
5℃未満における曲げ特性が低下する。アクリロニトリ
ル/ジエンコポリマーのムーニー粘度は制限特徴である
とは考えられない。
【0009】アクリロニトリル/ジエンコポリマー化合
物は150phrまでの板状フィラーを含有する。アク
リロニトリル/ジエンコポリマー化合物が約20〜15
0phrの板状フィラーを含有することが好ましい。使
用可能な板状フィラーの典型的な例には、タルク、粘度
又は雲母がある。タルクを用いることが好ましい。板状
フィラーの好ましい量は選択したアクリロニトリル/ジ
エンコポリマーに依存する。例えば、約30〜35%の
アクリロニトリル含量を有するアクリロニトリル/ジエ
ンコポリマーを用いる場合には、板状フィラーの重量部
に関して上方の範囲を用いることが好ましい。他方で
は、40%を越えるアクリロニトリル含量を有するアク
リロニトリル/ジエンコポリマーを用いる場合には、低
量の板状フィラーを用いることができる。
【0010】インナーライナー中の各アクリロニトリル
/ジエンコポリマー層の厚さはラミネート中の層数並び
にインナーライナーの好ましい総厚さに依存して変化す
る。一般的に述べると、各アクリロニトリル/ジエンコ
ポリマー含有層の厚さは約25ミクロン(1mil)〜
約380ミクロン(15mil)の範囲である。これら
の各層の厚さは約100ミクロン(4mil)〜約32
0ミクロン(12mil)の範囲であることが好まし
い。アクリロニトリル/ジエンコポリマー100部を含
む硫黄硬化ゴムの2層の間に、空気入りタイヤに用いら
れる通常のゴムの少なくとも1層(非バリヤー層)を層
間配置させる。このようなゴムの代表的な例には、天然
ゴム、ハロゲン化ブチルゴム、ブチルゴム、シスー1,
4−ポリイソプレン、スチレンーブタジエンゴム、シス
ー1,4−ポリブタジエン、スチレンーイソプレンーブ
タジエンゴム又はこれらの混合物がある。この層が天然
ゴム、スチレンーブタジエンゴム又はこれらの混合物で
あることが好ましい。
【0011】インナーライナー中の各非バリヤー層の厚
さはラミネート中の層数並びにインナーライナーの好ま
しい総厚さに依存して変化する。一般的に述べると、各
非バリヤー層の厚さは約25ミクロン(1ミル)〜約1
143ミクロン(45ミル)の範囲である。各非バリヤ
ー層の厚さは約100ミクロン(4ミル)〜約508ミ
クロン(20ミル)の範囲であることが好ましい。
【0012】インナーライナーは異なるコンパウンドの
種々の層を含みうるが、相容性の理由から及び特に隣接
カーカスゴムがインナーライナーの上部層と同じゴムで
ある場合には、上部層(タイヤのカーカスに最も近い
層)を非バリヤー層とすることが好ましい。
【0013】アクリロニトリル/ジエンコポリマー含有
層を含めた、インナーライナーの各層を形成する種々な
ゴム組成物に、通常のゴム配合成分を配合することがで
きる。加硫ゴムに一般に用いられる通常の成分は例え
ば、カーボンブラック、粘着付与剤樹脂、加工助剤、酸
化防止剤、オゾン亀裂防止剤、ステアリン酸、活性剤、
ワックス、油及びしゃく解剤(peptizing a
gent)である。当業者に公知であるように、硫黄加
硫ゴムの予定用途に依存して、上記添加剤のある種が通
常の量で一般に用いられる。カーボンブラックの典型的
な添加量はゴムの約10〜100重量部(phr)、好
ましくは50〜70phrである。粘着付与剤樹脂の典
型的な量は約2〜10phrである。加工助剤の典型的
な量は約1〜5phrである。酸化防止剤の典型的な量
は約2〜10phrである。オゾン亀裂防止剤の典型的
な量は約1〜10phrである。ステアリン酸の典型的
な量は0.50〜約2phrである。酸化亜鉛の典型的
な量は1〜5phrである。ワックスの典型的な量は1
〜5phrである。油の典型的な量は2〜30phrで
ある。しゃく解剤の典型的な量は0.1〜1phrであ
る。上記添加剤の存在と相対的な量は本発明の態様では
ない。
【0014】インナーライナーとして用いるための組成
物の加硫は硫黄加硫剤の存在下で実施される。適当な硫
黄加硫剤の例には、元素状硫黄(遊離硫黄)又は硫黄供
与加硫剤例えば二硫化アミン、ポリマージスルフィドも
しくは硫黄オレフィンアダクツがある。硫黄加硫剤は元
素状硫黄であることが好ましい。当業者に公知であるよ
うに、硫黄加硫剤は約0.2〜8.0phrの範囲内の
量で用いられ、0.5〜5.0phrの範囲が好まし
い。
【0015】加硫に必要な時間及び/又は温度を調節
し、加硫物の性質を改良するために促進剤が用いられ
る。単一促進剤系、すなわち一次促進剤は約0.3〜
5.0phrの範囲内の通常量で用いられる。或いは、
加硫物の性質を活性化し、改良するために、一般に多量
に(0.3〜5.0phr)用いられる第1促進剤と、
一般に少量で(0.05〜1.0phr)用いられる第
2促進剤とから成る、2種以上の促進剤の組合せを用い
ることができる。これらの促進剤の組合せは最終的性質
に対して相乗効果を及ぼすことが判明しており、最終的
性質がいずれかの促進剤単独によって生ずる性質よりも
ある程度良好である。さらに、通常の加工温度によって
は機能しないが、通常の加硫温度では満足な硬化を生ず
る遅延作用促進剤も使用可能である。使用可能な、適当
な種類の促進剤はアミン、ジスルフィド、グァニジン、
チオ尿素、チアゾール、チウラム、スルフェンアミド、
ジチオカルバメート及びキサンテートである。第1促進
剤がジスルフィド又はスルフェンアミドであることが好
ましい。第2促進剤を用いる場合には、第2促進剤はグ
ァニジン、ジチオカルバメート又はチウラム化合物であ
ることが好ましい。
【0016】実際に、ラミネート形成には種々なゴム組
成物が用いられている。当業者に公知であるように、層
はプレスによって又はゴム組成物をミル、カレンダー、
マルチヘッド押出機もしくは他の適当な手段に通すこと
によって製造する。層をカレンダーによって製造するこ
とが、非常な均一性が得られると考えられるので、好ま
しい。次に層を集成して、ラミネートを形成する。次い
で未硬化ラミネートをカーカスとしても知られる未硬化
ゴムタイヤ構造の内面(露出内面)として構成する。次
いでインナーライナーは熱及び圧力条件下での硬化操作
中にタイヤカーカスと同時硬化される。本発明のインナ
ーライナーを含むタイヤの加硫は一般に約100℃〜2
00℃の温度において実施される。加硫を一般に約11
0℃〜180℃の範囲内の温度において実施することが
好ましい。例えばプレスもしくは型内での加熱、過熱ス
チームもしくは高温塩による加熱又は塩浴での加熱のよ
うな、通常の加硫方法のいずれも適用可能である。この
加熱は好ましくは、タイヤ硬化分野で熟練した人に公知
の方法でプレス又は型内で実施される。
【0017】この加硫の結果として、インナーライナー
は、単純接着ラミネートに比べて、タイヤと同時硬化す
ることによってタイヤの一体部品となる。本発明のイン
ナーライナーは典型的に、約0.04〜0.4cmの範
囲内の未硬化ガム厚さを有する。好ましくは、インナー
ライナーは約0.08〜約0.02cmの範囲内の未硬
化ガム厚さを有する。硬化ライナーとして、ラミネート
は約0.02〜約0.035cmの範囲内の厚さを有す
る。この厚さが約0.04〜約0.15cm厚さである
ことが好ましい。
【0018】一体ラミネートインナーライナーを有する
空気入りタイヤはパッセンジャタイヤ、トラックタイヤ
又は他の種類のバイアスもしくはラジアルタイヤとして
構成される。
【0019】次の実施例は、本発明を限定するためでは
なく、説明するために記載するものである。
【0020】実施例1 本発明の種々な態様を説明するために、一連のラミネー
トを製造した。用いた非バリヤーコンパウンドは、
(1)NR/SBR比70/30での天然ゴム(NR)
/スチレンブタジエンゴム(PlioflexR177
8)ブレンドと、(2)単独ゴムとしてのスチレンブタ
ジエンゴム(PlioflexR1502)とであっ
た。PlioflexR1502はムーニー粘度55を
有し、グッドイヤー タイヤ アンド ラバー社(Th
e Goodyear Tire&Rubber Co
mpany)から販売されているスチレンブタジエンゴ
ム(23%スチレン)である。バリヤーコンパウンドと
して用いたNBRは、43%アクリロニトリル含量を有
するChemigumRRCG−4908(NBR−4
3)と、39%アクリロニトリル含量を有するChem
igumRN−328B(NBR−39)と、33%ア
クリロニトリル含量を有するChemigumRN−6
28B(NBR−33)とを含むものであった。Che
migumRNBRはグッドイヤー タイヤ アンド
ラバー社から商業的に入手可能である。使用雲母は15
0メッシュ乾燥粉状金雲母であった。使用タルクは超微
細高純度ケイ酸マグネシウムであった。使用カーボンブ
ラックはジブチルフタレート数(DPB)93dm3
kgと窒素面積34m2/gとを有するASTM N−
660(GPF)であった。
【0021】NR/SBR非バリヤーコンパウンドは通
常量のカーボンブラック、プロセス油、粘着付与剤、硬
化剤、ステアリン酸、酸化亜鉛、及び促進剤を含有し
た。硫黄2.25phrを用いた。これらの成分をバン
バリーミキサー内で混合し、仕上げミルでシート化し
た。
【0022】SBR非バリヤーコンパウンドを次のよう
に製造した:SBR100部、雲母50部、タルク30
部、通常量のカーボンブラックと酸化亜鉛とステアリン
酸を#1バンバリーミキサーに装入し、65rpmにお
いて5.5分間混合した。ゴムコンパウンドを取り出
し、仕上げミルでシート化した。冷却後に、硫黄1.7
0部と通常量の促進剤とを加え、2分間混合した。次い
でゴムコンパウンドを取り出し、ゴム用ロール機でシー
ト化した。
【0023】フィラー添加バリヤーコンパウンドをフィ
ラー添加SBR非バリヤーコンパウンドに用いた方法に
従って製造した、但しこの場合には種々なNBRに対し
てNBR100部、タルク20部、硫黄1.7部、通常
量のカーボンブラックと酸化亜鉛とステアリン酸と促進
剤を用いた。
【0024】フィラー添加なしSBRコンパウンドをS
BR100部と通常量の酸化亜鉛とステアリン酸を#1
バンバリーミキサーに装入し、5分間混合することによ
って製造した。次にゴムコンパウンドを取り出し、シー
ト化し、冷却した。生じたゴムコンパウンドを通常量の
促進剤と共に#1バンバリーミキサー中で、ゴムプレブ
レンドの約1/2量を装入し、65rpmにおいて30
秒間混合し、残りの成分を加え、次にゴムプレブレンド
の残部を加え、さらに3.5分間混合することによっ
て、混合した。次にゴムコンパウンドを取り出し、仕上
げミルによってシート化した。
【0025】フィラー添加なしNBR−43ガムコンパ
ウンドをフィラー添加なしSBRコンパウンドに関して
述べた方法で製造した。
【0026】ゴムストックをプラスチック ミルで予熱
し、逆L形4ロールカレンダーの下部3ロールを用い、
ロール温度を74〜77℃に維持しながら、カレンダー
仕上げして、所望の厚さの層を形成し、それをポリエチ
レンバッキングと共に巻き取ることによって、カレンダ
ー仕上げ層を製造した。95℃、1400kgにおいて
所望の層の厚さのスペーサーと共に液圧プレスを5分間
用いて、実験室プレス仕上げ層を製造した。
【0027】所望の厚さの4インチ平方の層を非バリヤ
ー層である外側層と共に積み重ねることによってラミネ
ートを製造した。
【0028】このラミネートを0.089cm厚さ4イ
ンチ平方型内で150℃において20分間硬化させた。
ラミネートは製造されたままで型に入れた。
【0029】下記表Iは非バリヤーコンパウンド、バリ
ヤーコンパウンド、フィラー種類(M=雲母、T=タル
ク、CB=カーボンブラック)、構造[層数、各層の厚
さ(mil)、非バリヤー/バリヤー/非バリヤー順序
の交互層]、ラミネートに用いた全バリヤー層の酸素透
過性、ラミネート中の全非バリヤー層の酸素透過性、全
ラミネート(バリヤーと非バリヤー)の酸素透過性、各
ラミネートの引張り特性、ー35℃におけるゲーマン
(Gehman)モジュラスを記載する。ゲーマンテス
ト(ASTM1053−85)は一連の温度における既
知モジュラスの標準ワイヤーに比べた捩りモジュラス
(torsional modulus)を測定する。
関係する歪みは通常の使用中のタイヤカーカスによって
経験される歪みと同様に比較的小さい。物質のモジュラ
スは剛性の尺度である。−35℃はタイヤが用いられる
地域に一般的な温度であるので、この温度におけるイン
ナーライナーの剛性は重要である。サンプルのモジュラ
ス(psiで測定)が低ければ低いほど、サンプルはま
すますフレキシブルであり、タイヤが回転するときに亀
裂し難くなる。酸素透過性はASTM D−3985−
81に従ってMoConOxytran10/50電量
分析機器(coulemetric instrume
nt)で測定した。
【0030】
【表1】 サンプル1は2個の非バリヤー層の間にサンドイッチさ
れたバリヤー層として高アクリロニトリルNBRを用い
たラミネートの例である。ラミネートは本発明に包含さ
れるインナーライナーとして商業的使用のために通常、
二重にされる。非バリヤー層はタイヤカーカスに優れた
粘着力を有すると考えられる。
【0031】サンプル12ラミネートは非バリヤー物質
をフィラーとタルクとを含むSBRに変えた以外は、サ
ンプル1のラミネートと同じである。この非バリヤー物
質はサンプル1に用いられた非バリヤー組成物に測定さ
れた酸素透過性2992cc/ミル/100in.2
日に対して酸素透過性583cc/ミル/100in.
2/日を有する。この大きな差にも拘わらず、2種ラミ
ネートは本質的に同じ酸素透過性を有する。しかし、非
バリヤー物質の差異はサンプル12のラミネートの低い
極限引張り特性に明らかである。
【0032】サンプル21と24のラミネートは主とし
てバリヤー組成物に用いられるNBRエラストマーのア
クリロニトリル含量によって、サンプル12とは異な
る。透過性に対するアクリロニトリル含量の効果は明ら
かである。サンプル12のラミネートの透過性は195
cc/ミル/100in.2/日であった。サンプル1
2からのラミネートに用いられるバリヤー樹脂のアクリ
ロニトリル含量が43%から39%に減少すると、透過
性は225cc/ミル/100in.2/日になる。バ
リヤー樹脂のアクリロニトリル含量33%では、サンプ
ル24のラミネートは透過性の430までの急激な増加
を示す。
【0033】サンプル20はサンプル21からのラミネ
ートと組成において同じであるが、実質的に薄いバリヤ
ー層を有するラミネートを表す。透過性に対する効果は
最小であるが、物理的性質に対する効果は大きい。サン
プル20のラミネートのー35℃におけるゲーマンモジ
ュラスはサンプル21のラミネートに観察されるゲーマ
ンモジュラスよりも実質的に低い。室温において極限引
張り強度、伸び、300%モジュラスはサンプル20の
ラミネートではかなり高く、10%モジュラスはサンプ
ル21からのラミネートで高い。
【0034】サンプル14は層製造の第2方法の効果を
説明する。表1に記載のデータから明らかであるよう
に、上述方法による液圧プレスを用いた層製造は性質の
最小の変化を生ずるにすぎない。
【0035】サンプル19はバリヤー層にフィラーが含
まれないこと以外はサンプル14と同じである。このこ
とは透過性を実質的に増加させ、ラミネートのバリヤー
性にとってバリヤー層中のフィラーの重要性を説明す
る。
【0036】実施例2 本発明の広範囲性をさらに実証するために、下記サンプ
ルを製造した。用いた非バリヤーゴムは(1)NR/S
BR比70/30での天然ゴム(NR)/スチレンブタ
ジエンゴム(PlioflexR1778)ブレンド
と、(2)単独ゴムとしてのスチレンブタジエンゴム
(PlioflexR1507)とであった。Plio
flexR1507はスチレンブタジエンゴム(23%
スチレン)であり、グッドイヤー タイヤ アンド ラ
バー社から販売されている。バリヤー物質として用いた
NBRは、39%アクリロニトリル含量を有するChe
migumRN−300(NBR−39)と、33%ア
クリロニトリル含量を有するChemigumRN−6
28(NBR−33)とを含むものであった。雲母とタ
ルクは実施例1に用いたものと同じであった。
【0037】加工したNR/SBR非バリヤーコンパウ
ンドは実施例1に用いた同じ成分を同じ量で含有した。
【0038】SBR非バリヤーコンパウンドを次のよう
に製造した:SBR100部、タルク105.25部、
通常量の酸化亜鉛とステアリン酸を#1バンバリーミキ
サーに装入し、65rpmにおいて5.5分間混合し
た。ゴムコンパウンドを取り出し、仕上げミルでシート
化した。冷却後に、硫黄1.1部と通常量の促進剤とを
加え、2分間混合した。次いでゴムコンパウンドを取り
出し、ゴム用ロール機でシート化した。
【0039】タルクフィラー添加バリヤーコンパウンド
をフィラー添加SBR非バリヤーコンパウンドに用いた
方法に従って製造した、但しこの場合にはNBRー39
100部とタルク52.47部とを用いた。同量の硫
黄と酸化亜鉛とステアリン酸と促進剤を用いた。
【0040】タルクフィラー添加NBR−33コンパウ
ンドをフィラー添加SBR非バリヤーコンパウンドに対
して用いた方法に従って、但しNBRー33 100部
とタルク75.8部とを用いて製造した。同量の硫黄と
酸化亜鉛とステアリン酸と促進剤を用いた。
【0041】下記表IIは非バリヤーコンパウンド、バリ
ヤーコンパウンド、フィラー種類(M=雲母、CB=カ
ーボンブラック又はT=タルク)、構造及び全ラミネー
トの酸素透過性を記載する。
【0042】
【表2】
フロントページの続き (72)発明者 ハーラン・ウィリアム・フレーキング,ジ ュニアー アメリカ合衆国オハイオ州44601−9721, アライアンス,マルボロ・アベニュー・ノ ース・イースト 12459 (72)発明者 リチャード・ロビンソン・スミス アメリカ合衆国オハイオ州44223.カイヤ ホーガ・フォールズ,シックスティーン ス・ストリート 2419

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3層を有するゴムラミネート
    を含む一体インナーライナーを有する空気入りタイヤに
    おいて、 (a)前記層の少なくとも2層がそれぞれ、ゴム100
    重量部を基準にして、約30〜45重量%の範囲内のア
    クリロニトリル含量を有するアクリロニトリル/ジエン
    コポリマー100重量部を含む硫黄硬化ゴム組成物から
    成る; (b)アクリロニトリル/ジエンコポリマー100重量
    部を含む各層の厚さが約25ミクロンから380ミクロ
    ンまでの範囲であり;そして (c)アクリロニトリル/ジエンコポリマー100重量
    部を含む硫黄硬化ゴムの2層の間に、天然ゴム、ハロゲ
    ン化ブチルゴム、シスー1,4−ポリブタジエン、スチ
    レン/ブタジエンゴム、シスー1,4−ポリイソプレ
    ン、スチレン/イソプレン/ブタジエンゴム、ブチルゴ
    ム及びこれらの混合物より成る群から選択される硫黄硬
    化ゴムの少なくとも1層が層間配置されている空気入り
    タイヤ。
  2. 【請求項2】 ゴムラミネートが3〜100層から成
    る、請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 約25〜約150重量部の板状フィラー
    がタルク、粘土、雲母及びこれらの混合物より成る群か
    ら選択される、請求項1記載の空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 板状フィラーがタルクである、請求項3
    記載の空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 アクリロニトリル/ジエンコポリマー1
    00重量部を含む各層の厚さが約100ミクロン〜約3
    20ミクロンの範囲である、請求項1記載の空気入りタ
    イヤ。
  6. 【請求項6】 アクリロニトリル/ジエンコポリマーが
    アクリロニトリル/ブタジエンゴムである、請求項1記
    載の空気入りタイヤ。
  7. 【請求項7】 アクリロニトリル/ブタジエンゴムが約
    32%〜約40%の範囲であるアクリロニトリル含量を
    有する、請求項6記載の空気入りタイヤ。
  8. 【請求項8】 ラミネートが5〜12層から成る、請求
    項1記載の空気入りタイヤ。
  9. 【請求項9】 アクリロニトリル/ジエンコポリマー1
    00重量部を含む硬化ゴムの2層の間に層間配置されて
    いる前記層の厚さが約25ミクロン〜約1143ミクロ
    ンの範囲である、請求項1記載の空気入りタイヤ。
  10. 【請求項10】 ゴムラミネートがタイヤ硬化操作中に
    タイヤと同時硬化される、約0.04〜0.4cmの範
    囲内の厚さを有する、未硬化配合ゴムのガムストリップ
    である請求項1記載の空気入りタイヤ。
  11. 【請求項11】 硬化インナーライナーとしてのゴムラ
    ミネートが約0.02〜約0.35cmの総厚さを有す
    る、請求項1記載の空気入りタイヤ。
  12. 【請求項12】 硫黄硬化ゴムの層間配置層が約100
    ミクロン〜約508ミクロンの範囲内の厚さを有する、
    請求項1記載の空気入りタイヤ。
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