JPS63165266A - 板状シ−トのこけら重ね制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 主呈上■且里光互 本発明はコルゲートマシンシステムを使用する段ボール
の板状シートの生産過程中、板状シートを定尺に切断せ
しめるカッティングマシンによって連続的に、且つ高速
で供給される板状シート等を搬送コンベアによりスタッ
カに重層せしめる為の前工程である、こけら板状に積み
重ねるためにサクションコンベアを使用せしめる機構に
おいて、サクシボン力だけによるブレーキ作用で板状シ
ートをスクッキングせしめる時のこけら重ねのばらつき
等によるトラブルを低減、或いは排除せしめる為のサク
ションコンベアの移送スピードを、搬送コンベアに対し
て、スタッキング時にトラブルが発生せず、精度の良い
こけら重ねをするための最適なスピード制御をサクショ
ンコンベアに与える様にせしめた板状シートのこけら重
ね制御方法に関するものである。

征】ＩすＬ逝 従来、段ボールの板状シートの生産過程においては、板
状シートの生産スピードでスタッカ等に移送せしめた場
合スピードが２００ｍ／分以下であっても板状シートに
ｔ員傷を与えてしまう為、一般的にはスタッカで生産ス
ピードに対して減速せしめるコンベアを使用しており、
板状シートのこけら重ねをするために搬送コンベアスピ
ードに対してサクションコンベアスピードを板状シート
の切断寸法に関係なく比例的にＷｌ／６に減速せしめて
いる。

この方式では生産スピードが２００ｍ／分以下の場合に
は問題は少ないものの特に１ｍ以下の短尺切断でコンベ
アのスピードが２５０ｍ／分〜３００ｍ／分の高速領域
ではシートに対するブレーキ力が不足するためにこけら
重ねが乱れることが多かった。

こけら重ねの乱れはスタフ力の停止につながり高速運転
中のライン停止は、略１分毎に板状シートの切断寸法を
変更する場合もあるなど小ロツト生産においては、特に
シート生産ラインに大きな混乱を引き起こし、生産性を
大巾に低下させていた。

サクションコンベアスピードを従来の様に比例的に約１
／６に減速しただけでは、板状シートの切断寸法が短尺
の場合（第４図参照）にはこけら重ね時の板状シートの
シート差分値が生産スピードに対するサクションコンベ
アのスピードとの減速比に比例する為シート差分値が小
さく、且つサクションコンベアのサクション力が有効に
作用せずブレーキのための力が板状シートに加わらず、
板状シートの互いの摩擦力だけしか作用しないため、板
状シートの持つ慣性力によりオーバーランが起こり、搬
送方向に対して斜めになったりして板状シートがずれて
しまい、板状シートのばらつき等により不整合に重合し
て、スタッキング時にスタッカに設置しているガイド等
に接触するトラブルが発生し、スタッカ等は無人化され
ている為、その都度生産ラインを停止させなければ成ら
ず、生産ラインの復帰にある程度の時間を要し、段ボー
ル等の（反状シート生産においてはダブルフェース及び
シングルフェースの場合、また平板と波板を接着するた
めに糊を使用し、乾燥せしめている為、生産ラインを停
止させた時間が僅かであっても生産ラインのスピード高
速化と相まって不良品を多く発生させていた。

又、板状シートの切断寸法が長尺の場合（第５図参照）
には、従来方式ではこけら重ね時の１反状シートのシー
ト差分値が大きい故に、シート先端部が正規のこけら重
ね位置へ到達する前にコンベアに吸引されるため、先着
シート後端部に次のシート先端部が当たる１付現象が発
生し、生産ラインのスピードが高速化されていることと
相まって板状シートの後端部及び先端部に損傷を与える
ことにより不良品を多く発生し、生産性の低下を招く欠
点を有していた。

又、例えば特開昭６１−１０６３６６号公報に示される
様に、こけら重ねさせる装置として高速化（３００ｍ／
分〜３５０ｍ／分）された生産スピードに対して多段階
にスピード低下を行わしめる様にした手段として、こけ
ら重ね用真空コンベア及び予備こけら重ね用真空コンベ
アの各装置からなるものが見当たるが、低スピード２０
０ｍ／分以下の既存設備に対しては応用することが出来
ず、従って新規な設備を必要とし、しかも装置自体が複
雑になるため保守管理が煩雑になり、ひいては保守管理
に必要な人員を配置しなければ成らず、生産コストの上
昇、および生産スピードの高速化に伴うこけら重ね用真
空コンベアの増設のため生産ラインが大型化する欠点を
有していた。

Ｂ　＜°　　゛　　る。　占 本発明は上記欠点である生産スピードが高速化されてい
るコルゲートマシンシステム、搬送コンベアによる板状
シートの移送スピードの高速化に対処し、こけら板状に
重ねる為にサクションコンベアのサクション力だけでは
板状シートの移送スピードが高速であるが故にブレーキ
が板状シートに満足に加わらず、もって板状シートがサ
クションコンベア上に固着せず、こけら重ねを行わしめ
る時に移送スピードが高速であるが故に、低速時に比べ
て種々のトラブルが発生する点に鑑み、こけら重ね時の
板状シートのばらつき等によるトラブルを無くし、精度
の良いこけら重ねを簡易な方法により行なわしめ、スタ
ッキング時のトラブルを無くすと共に、生産ラインを停
止することなく生産性及び品質の向上を図り、既存の設
備に対しても簡易な電子装置及びセンサ類を付設するだ
けにて精度の良いこけら重ねを行わしめる様にした板状
シートのこけら重ね制御方法を提供せんとするものであ
る。

〔発明の構成〕

ロ　占　”ン　るための 本発明はかかる点に鑑み、多種類の切断寸法の板状シー
トを搬送コンベアにてサクションコンベアに移送せしめ
、１亥サクシヨンコンベアで先着シートと重合せしめ、
こけら板状に重ねる為に搬送コンベアに比較しスピード
の低いサクションコンヘアとで成さしめている板状シー
トのこけら重ね制御において、こけら重ねのシート差分
値を一定の値にするために板状シートの切断寸法に反比
例をしたスピードをサクションコンベアに与える様にし
た板状シートのこけら重ね制御方法を提供して上記欠点
を解消せんとするものである。

１−且 本発明は搬送コンベアのスピードに対して板状シートの
切断寸法に反比例をさせたスピードでサクションコンベ
アのスピードを制御せしめ、こけら重ねにおけるシート
差分値を一定の値に成さしめることにより、高速で板状
シートがサクションコンベア上に次々と移送されてきた
時においても、板状シートの切断寸法に反比例させたス
ピニドをサクションコンベアに対して与えているので、
こけら重ねされつつある各々の板状シートのシート差分
値が一定値に成さしめられ、サクションコンベアのサク
ション力により高速状態の板状シートにブレーキ力が加
わりサクションコンベア上に固定されつつある板状シー
トを１旨定位置にしっかりと保持せしめる為に、常に安
定した状態でこけら重ねの重合部分を精度良く重合せし
めるのである。

去止皿 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明すると、 ■は多種類の切断寸法に切断された板状シートＷを次工
程のサクションコンベア２に移送せしめる為の搬送コン
ベアであり、該搬送コンベアｌには板状シートＷの検出
用エツジセンサ３を近接配置せしめると共に板状シート
Ｗの切断寸法を測定せしめる為のパルスジェネレータ４
を設置せしめ、又搬送コンベア１のスピードを検出する
パルスジェネレータ５を設置せしめている。

サクションコンベア２は搬送コンベアエの板状シートＷ
の搬送方向前方に配置せしめると共に、該サクシコンコ
ンベア２に板状シートＷの切断寸法を測定せしめる為の
パルスジェネレータ６を設置せしめている。

次に本発明に係る板状シートＷのこけら重ね制御方法に
ついて説明すると、 板状シーｔ−ｗの切断寸法をＬとし、予め設定したサク
ション力を板状シートＷに適宜与えるだめのシート差分
値を２とし、搬送コンベア１のスピードを■、とした場
合においてサクションコンベア２のスピードｖ２はｒｖ
、＝ｇ÷Ｌ×Ｖ１」の方程式で与えられ、サクションコ
ンベア２のスピードを■２のスピードで制御することに
より、こけら重ねが板状シートＷの切断寸法に関係なく
サクション力だけによるばらつき等の不整合が発生する
ことなく出来るのである。

尚、具体的方法（第２図参照）について説明すると、 ｍ送コンベアｌから移送されてくる板状シートＷの先端
をエツジセンサ３で検出せしめて出力信号をＬカウンタ
７のリセット入力に入れ、３３　Ｌカウンタ７をリセッ
トせしめると同時に板状シートＷが搬送コンベア１上に
有する論理状態で板状シートＷの切断寸法を計測（尚、
この場合は、板状シートＷの切断寸法を計測しているが
、予め切断寸法が判明している為計測せず、ある定めた
数値として入力しても良い）甘しめているパルスジェネ
レータ４からのパルス列を、板状シートＷの先端をエツ
ジセンサ３で検出せしめた出力信号でゲート回路８のゲ
ートを開けＬカウンタ７に入力させカウントせしめ、適
宜時間経過後、板状シートＷの後端をエツジセンサ３で
検出すると、Ｌカウンタ７のカウント数を切断寸法とし
て１／Ｌ補間器９（このｌ／Ｌ補間器９は電子的に各種
方法があるが、この場合はパルス列に対してＩｔ／Ｌの
比率でもってパルス列を出力せしめるデジタル補間器を
使用している）にセットせしめると共に、予め設定せし
めたシート差分値ｌを！設定器１ｏにより核！！／Ｌ補
間器９にセットせしめ、該ｌ／Ｌ補間器９からのパルス
出力を可逆カウンタ１１、Ｄ／Ａコンバータ１２を介し
てモータ駆動ユニット１３に入力せしめ、該モータ駆動
ユニット１３がらのパルス周波数に応答してモータ１４
を駆動せしめサクションコンベア２を板状シートＷの切
断寸法に反比例せしめたスピードで駆動せしめるのであ
る。

又、モータ１４に連結接続せしめているパルスジェネレ
ータ６でサクションコンベア２上の板状シートＷの切断
寸法を可逆カウンタ１■にフィードバックせしめている
為、板状シートＷが一枚毎に切断寸法が変更させた場合
でもサクションコンベア２のスピードを板状シートＷの
切断寸法に反比例せしめたスピードで駆動せしめること
が出来るのである。

又、その他の具体的方法として説明すると、デフコンＰ
ＣＵ等のコンビエータライズされた一体のコントローラ
１５を使用した場合、搬送コンベアｌの移送スピードを
タコジェネレータ１６で測定（この場合こけら重ね手前
の搬送コンベアのスピード以外でもよく、例えば板紙等
を生産する場所でも良い）せしめ、除算器１７に入力せ
しめると共に予め設定せしめた「シート差分値Ｅ÷板状
シートＷの切断寸法Ｌ」のパルスをコントローラ１５か
らの出力としてカウンタレジスタ１８、Ｄ／Ａコンバー
タ１９を介して除算器１７に入力せしめ、該除算器１７
内で板状シー）Ｗの切断寸法に反比例せしめたスピード
に対応した出力をＤＣモータ制御盤２０に入力せしめ、
可変速ＤＣモータでこけら重ねを行うサクションコンベ
ア２を駆動せしめるのである。

〔発明の効果〕

要するに本発明は、多種類の切断寸法の板状シートＷを
搬送コンベアｌにてサクションコンベア２に移送せしめ
、該サクションコンベア２で先着シートと重合せしめ、
こけら板状に重ねる為に搬送コンベアｌに比較しスピー
ドの低いサクションコンベア２とで成さしめている板状
シートＷのこけら重ね制御において、こけら重ねのシー
ト差分値ｌを一定の値にするために板状シー＋−Ｗの切
断寸法に反比例をしたスピードをサクションコンベア２
に与える様にしたので、従来の設備に対しても簡易な電
子装置、センサ等を付設せしめることにより精度の良い
こけ　ｌら重ねが出来、増設が簡易であると共に設備費
の低減を図れ、又板状シートＷの切断寸法が短尺及び長
尺物であっても一定のサクション力を与えることが出来
る為こけら重ねの精度が向上し、無人化されているスタ
ッカにおいてもトラブルが発生せず、且つ生産ラインを
停止することもなく一定の生産スピードでの生産が可能
となり、しいては生産コストの低下を成さしめ、品質の
向上を図ることができるのである。

尚、こけら重ね搬送コンベア１上の板状シートＷの枚数
が「コンベア長さ÷シート差分値！」で出来る為、板状
シートＷの終端部のスタッカへの積み込みに対する積み
込みリフタのスピード制御を「搬送コンベアスピード×
フルート厚さ÷シート差分値−搬送コンベアスピード×
比例定数Ｋ」による簡単な比例同調だけで落差を小さく
する連続的な積み込み制御が可能である等その実用的効
果甚だ大なるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示すものにして、第１図は本発
明に係るこけら重ね制御方法の機械構成図、第２図はこ
けら重ね制御方法の具体的デジタル制御ブロック図、第
３図は同上その他のブロック図、第４図は板状シートが
短尺物の場合のトラブル状態図、第５図は板状シートが
長尺物の場合のトラブル状態図、第６図はシート差分値
の説明図である。 １１１送コンベア　　　２サクションコンベア以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 多種類の切断寸法の板状シートを搬送コンベアにてサク
   ションコンベアに移送せしめ、該サクションコンベアで
   先着シートと重合せしめ、こけら板状に重ねる為に搬送
   コンベアに比較しスピードの低いサクションコンベアと
   で成さしめている板状シートのこけら重ね制御において
   、こけら重ねのシート差分値を一定の値にするために板
   状レートの切断寸法に反比例をしたスピードをサクショ
   ンコンベアに与える様にしたことを特徴とする板状シー
   トのこけら重ね制御方法。