JPH09100026A - ロール状物の搬送システム - Google Patents
ロール状物の搬送システムInfo
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- JPH09100026A JPH09100026A JP25858595A JP25858595A JPH09100026A JP H09100026 A JPH09100026 A JP H09100026A JP 25858595 A JP25858595 A JP 25858595A JP 25858595 A JP25858595 A JP 25858595A JP H09100026 A JPH09100026 A JP H09100026A
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Abstract
端末の位置ズレや、巻き緩みや、折れ等の損傷を発生さ
せることなく、安定して正確に位置決め搬送することが
でき、しかも1つのパレットで多サイズのロール状物に
対応できる搬送システムを得る。 【解決手段】 互いに平行にして一定方向に延び、長尺
のウェブが巻回されてなるロール状物10を上記一定方向
とロール軸が平行となる向きにして下方から受け止める
2本の受けバー50、および、所定の基準位置を常に中間
に保って互いに近接、離間するようにそれぞれ受けバー
50の延びる方向に移動し得る2つの保持ガイド51を備え
たパレット30を用い、ロール状物10の両端面を保持ガイ
ド51によって挟み付け保持し、このパレット30を所定経
路において搬送する。
Description
ステムに関し、特に詳細には、端末止め処理をしていな
いロール状物を搬送するのに適した搬送システムに関す
るものである。
ル状物を搬送する装置として、例えば特開平6−245
50号公報に示されるように、ロール状物を受ける窪み
を設けるとともにこの窪みの中央に上下に貫通する開口
を設けたパレットを用いる搬送装置が知られている。上
記パレットは、窪みの長さが搬送対象のロール状物の幅
(ウェブ幅)よりも若干長く形成されたもので、そこに
緊密に受け入れたロール状物を、幅方向への動きを規制
しつつ保持できるものとなっている。またこの搬送装置
において、パレットに受けられて所定位置まで搬送され
たロール状物は、上記開口を通過して上昇するプッシャ
ーにより押し上げられて、パレットから転がして排出さ
れるようになっている。
ール状物は、最外周側のウェブ端末を接着テープ等によ
ってロール本体に止めておく処理をしてから搬送される
こともあるし、また、このような端末止め処理をしない
状態のまま搬送されることもある。この後者のような搬
送のし方は、多くは、ロール状物を所定位置まで搬送し
た後に、ウェブ端末を延ばした状態でさらに何らかの処
理(例えば、ウェブ端末に包装部材を接合する等の処
理)が加えられる場合に適用される。
ていないロール状物の搬送に、上記パレットを用いる従
来の搬送装置を適用すると、ロール状物がパレットから
転がして排出されるため、排出後のロール状物の位置や
ウェブ端末位置がまちまちになり、さらには転がすこと
によるウェブの巻き緩みも生じ、そのため、ウェブ端末
に包装部材を接合する等の次処理が困難になってしま
う。
では、感光材料のシートロールのように幅方向のサイズ
が多数有るロール状物を扱う場合は、ロール状物のサイ
ズ毎にパレットが必要となり、それが多大なコストアッ
プを招くことになる。
物を転がり方向に搬送したとき、加減速時にロール状物
が動きやすく、安定性に欠けるという問題も認められ
る。
窪みにロール状物を落として嵌め込む際、特に最外周付
近のウェブが幅方向に不揃いになっていると、ウェブ側
端部がパレットの窪みの周壁と干渉して折れやすいとい
う問題もある。
物をパレットから転がして排出させる際に、プッシャー
により押されたウェブの部分が損傷を受けやすいという
問題も認められる。
であり、端末止めされていないロール状物を、ウェブ端
末の位置ズレや、巻き緩みや、折れ等の損傷を発生させ
ることなく、安定して正確に位置決め搬送することがで
き、しかも1つのパレットで多サイズのロール状物に対
応できる搬送システムを提供することを目的とするもの
である。
ル状物の搬送システムは、互いの間隔を変え得る1対の
保持ガイドを有するパレットを用い、これらの保持ガイ
ドによってロール状物の両端面を挟み付け保持しながら
該ロール状物を搬送するようにしたものであって、請求
項1に記載の通り、互いに平行にして一定方向に延び、
長尺のウェブが巻回されてなるロール状物を上記一定方
向とロール軸が平行となる向きにして下方から受け止め
る2本の受けバー、および、所定の基準位置を常に中間
に保って互いに近接、離間するようにそれぞれ上記受け
バーの延びる方向に移動し得る2つの保持ガイドを備え
たパレットと、このパレットの2つの保持ガイドを、上
記2本の受けバーの上に受け止められたロール状物の両
端面を挟み付ける閉位置と、該両端面から離れた開位置
との間で移動させる保持ガイド駆動装置と、ロール状物
を保持したパレットを所定の受け渡し位置まで搬送する
搬送手段とから構成されたことを特徴とするものであ
る。
システムは、上記のような第1のロール状物の搬送シス
テムにおいてウェブ端末を正確に位置決めできるように
したものであって、請求項2に記載の通り、上記所定の
受け渡し位置にパレットが配されたとき、ロール状物か
ら延びているウェブの端末を所定位置に保持する位置決
め保持手段が設けられたことを特徴とするものである。
送システムは、上記のような第1または2のロール状物
の搬送システムにおいて、搬送対象のロール状物を傷付
けることなく安定してパレットに移載できるようにした
ものであって、請求項3に記載の通り、所定の移載位置
に置かれたロール状物を、該ロール状物の軸と平行に延
びる2本の移載バーによって下方からすくい上げて保持
し、次いで該2本の移載バーをパレットの2本の受けバ
ーに対して平行にして上方から下方にすれ違い状態に相
対移動させ、それにより移載バー上のロール状物を受け
バー上に移載する移載手段が設けられたことを特徴とす
るものである。
システムは、請求項4に記載の通り、上記第1、2また
は3のロール状物の搬送システムにおいて、保持ガイド
駆動装置が、パレットとは別体に形成された駆動源を有
することを特徴とするものである。
システムは、請求項5に記載の通り、上記第4のロール
状物の搬送システムにおいて、パレットに、上記駆動源
によって回転されるパレット外の係合部と離脱自在に係
合して、駆動源の駆動力を保持ガイド側に伝達する被係
合部が設けられるとともに、この被係合部の回転を阻止
するブレーキが設けられたことを特徴とするものであ
る。
送システムは、請求項6に記載の通り、上記第1から5
いずれかのロール状物の搬送システムにおいて、2つの
保持ガイドが閉じられる際に、ロール状物の両端面を挟
み付ける力が所定値に達したところで、保持ガイド駆動
装置から保持ガイドへの駆動力伝達を断つ手段が設けら
れたことを特徴とするものである。
状物の搬送システムにおいては、2つの保持ガイドを閉
位置に設定し、それらによってロール状物の両端面を挟
み付け保持することができる。この状態でパレットを搬
送すれば、搬送中にロール状物が動くことを防止して、
ロール状物を安定して搬送可能となる。そして、ロール
状物の幅が変わったならばそれに応じて2つの保持ガイ
ドの挟み付けの位置(閉位置)を変えればよいし、また
2本の受けバーの上には径が異なるロール状物を受け止
め可能であるから、1つのパレットで多サイズのロール
状物に対応可能となる。
ェブが幅方向に不揃いになっていても、それらのウェブ
側端は、ロール状物を挟み付けるように2つの保持ガイ
ドが閉じる際に、該保持ガイドによってウェブ幅方向に
動かして揃えられるから、該ウェブ側端が折られるよう
なことはない。
ール状物はそのままパレットから排出可能となるので、
ロール状物をパレットから取り出すために転がすような
必要はない。そこで、ロール状物を転がすことによるウ
ェブの損傷や巻き緩み、ロール状物の位置ズレ、および
ウェブ端末の位置ズレを防止できる。
準位置を常に中間に保って互いに近接、離間するように
移動するから、どのようなサイズのロール状物も必ずそ
の幅方向中央位置が上記基準位置と揃う状態でパレット
に位置決め保持されることになり、ウェブ端末に包装部
材を接合する等の次処理に、ロール状物を正確に位置決
めして供給できるようになる。
システムは、ロール状物から延びているウェブの端末を
所定位置に保持する位置決め保持手段を設けたことによ
り、ウェブ端末を特に正確に位置決め可能となり、よっ
て、ウェブ端末に包装部材を接合する等の次処理をさら
に容易化できるものとなる。
送システムは、所定の移載位置に置かれたロール状物を
下方からすくい上げて保持し、その後パレットの2本の
受けバーに対して相対移動する2本の移載バーによっ
て、ロール状物をパレットに移載するようにしているの
で、ロール状物をパレット上に落とし込むような場合と
異なって、ロール状物を傷付けることなく安定してパレ
ットに移載できるようになる。
システムは、保持ガイド駆動装置の駆動源がパレットと
は別体に形成されているので、パレットの構造が簡単に
なってその小型軽量化が実現し、ひいてはパレット搬送
手段として小型のものが使用可能となる。
システムは、パレットの保持ガイドに駆動力を伝達する
被係合部の回転を阻止するブレーキが設けられているの
で、ロール状物の搬送中はこのブレーキを作動させてお
くことにより、上記被係合部が何かに触れる等により保
持ガイドが開いてロール状物の保持が不安定になること
を防止できる。
送システムは、2つの保持ガイドが閉じられる際に、ロ
ール状物の両端面を挟み付ける力が所定値に達したとこ
ろで保持ガイドへの駆動力伝達を断つ手段が設けられて
いるので、このロール状物を挟み付ける力が強過ぎて該
ロール状物が損傷を受けることを防止できる。
てなるものである場合は、それを挟み付ける力が強過ぎ
ると写真感光材料がいわゆる「圧力カブリ」を起こして
使用不能となってしまうこともあるが、上記の力を所定
値に保つことにより、このような不具合の発生も防止で
きる。
施の形態について説明する。図2は、本発明によるロー
ル状物の搬送システムの一実施の形態を示す全体図であ
り、また図1は、このロール状物の搬送システムの上流
側および下流側に配置された作業機の概略を示してい
る。
してウェブ状の写真感光材料が巻回されてなるロール状
物(シートロール)10を搬送するためのものであり、図
1に矢印Aで示す移載位置に置かれたシートロール10
を、同図に矢印Bで示す受け渡し位置まで搬送するよう
に構成されている。つまりこの搬送システムによりシー
トロール10は、同図に矢印Cで示す搬送経路を辿って搬
送される。
ステムの上流側に配置された裁断機100 について説明す
る。この裁断機100 は巻取り部101 と後巻部102 とを有
している。巻取り部101 においては、幅広のウェブ状の
写真感光材料が公知の裁断刃(図示せず)により複数条
の狭幅ウェブ10Aに裁断される。そして、これらの狭幅
ウェブ10Aの各先端部が、1対の駆動ドラム103 、103
上で一列に並べて回転される複数の巻芯10Bにそれぞれ
接合され、該巻芯10Bに狭幅ウェブ10Aが巻き取られて
シートロール10が形成される。
んだ状態のまま矢印D方向に送り出されて、後巻部102
の1対の駆動ドラム104 、104 上に供給される。この後
巻部102 では、回転する上記駆動ドラム104 、104 を利
用して、後巻きがなされる。この後巻きは、駆動ドラム
104 、104 上に供給された後に狭幅ウェブ10Aの端末が
カットされたシートロール10を回転させて、端末長さを
一定に揃えるための巻取り処理である。次いで複数のシ
ートロール10は順次コンベア105 上に供給され、このコ
ンベア105 によってロール軸方向(矢印F方向)に搬送
され、矢印Aで示す移載位置に置かれる。
は、矢印Cで示す搬送経路を辿って搬送され、矢印Bで
示す受け渡し位置に置かれる。次いでこのシートロール
10は、公知のロボットハンド等により、ロール軸を中心
として180 °向きを変えつつ矢印G方向に移され、内装
機200 のインデックス回転テーブル201 上に載置され
る。このインデックス回転テーブル201 は、シートロー
ル10を保持する保持部を回転中心204 の周りに90°間隔
で合計4個有し、矢印H方向に90°ずつ間欠回転するも
のであり、このように回転することにより上記保持部を
4つの作業ステーションST1、ST2、ST3、ST
4に順次配置する。
ようにしてシートロール10が受け入れられ、次の第2ス
テーションST2ではこのシートロール10が包材202 に
よって菊折り包装される。この菊折り包装は、まずシー
トロール10をなしている狭幅ウェブ10Aの端末に包材20
2 を接着し、該包材202 をシートロール10の全周を覆う
ように巻回させ、次いで包材202 の左右両端を花弁状に
折り畳むことによってなされる。なお、上述のように狭
幅ウェブ10Aの端末に包材202 を接着する作業がなされ
るので、シートロール10は端末止め処理をしない状態の
まま内装機200に送られて来る。
包装されたシートロール10の中心孔(前記巻芯10Bの
孔)に左右からブッシュ203 が挿入され、こうして包装
が完了したシートロール10は第4ステーションST4に
おいて次工程に向けて排出される。
ール状物の搬送システムについて説明する。図1にも示
したコンベア105 の搬送方向前方側には、移載ステーシ
ョン20が設けられている。この移載ステーション20には
空のパレット30が載置され、端末長さを揃えそして端末
止めはしない状態でコンベア105 上に並んでいるシート
ロール10のうち最前方のもの(図1の矢印Aで示す移載
位置にあるもの)が、分離移載装置21によって後続のも
のから分離して取り出され、上記空のパレット30の上に
移載される。このシートロール10は、パレット30の上で
位置決め保持される。なお、このシートロール10の移載
および、パレット30におけるシートロール10の位置決め
保持については、後に詳しく説明する。
ト30は、図示しない押し出し手段によって第1コンベア
31の上に載せられ、この第1コンベア31によってターン
コンベア32の上に搬送される。パレット30は回転するタ
ーンコンベア32によって90°向きを変えられた後、第2
コンベア33の上に載せられ、この第2コンベア33によっ
てターンコンベア34の上に搬送される。パレット30は回
転するターンコンベア34によって90°向きを変えられた
後、第3コンベア35の上に載せられ、この第3コンベア
35によって搬送される。
されて、受け渡しステーション70内の矢印Bで示す受け
渡し位置に配置される。そこからシートロール10は、前
述したようにして内装機200 に供給される。なおこのと
き、シートロール10の端末の狭幅ウェブ10Aが位置決め
され、またパレット30におけるシートロール10の保持が
解除されるが、それらの操作については後述する。
査品等を再度生産ラインに戻すために、人手によって内
装機200 に投入するための投入コンベアである。
レット30は、昇降手段37により所定距離下方に搬送さ
れ、そこから図示しない手段により第4コンベア38上に
載せられる。パレット30は、この第4コンベア38によっ
てターンコンベア39の上に搬送され、回転するこのター
ンコンベア39によって90°向きを変えられた後、第5コ
ンベア40の上に載せられ、この第5コンベア40によって
ターンコンベア41の上に搬送される。パレット30は回転
するターンコンベア41によって90°向きを変えられた
後、第6コンベア42の上に載せられ、この第6コンベア
42によって昇降手段43の上に搬送される。そしてパレッ
ト30は、この昇降手段43により所定距離上方に搬送さ
れ、コンベア105 の搬送方向前方側に配置されて、シー
トロール10の移載を待つ状態となる。
ートロール10を分離移載装置21によりパレット30上へ移
載する操作について詳しく説明する。図示されるように
この分離移載装置21は、固定のガイド台22と、このガイ
ド台22に案内保持されて前記第1コンベア31の延びる方
向に沿って往復直線移動する横移動部23と、この横移動
部23に保持されて上下動する昇降台24と、この昇降台24
に固定された2本の移載バー25とを有している。なおこ
の図3において、パレット30は概略的に示してある。
バー25は、図中矢印K1、K2……K8で示す方向に順
次移動される。なおこの移載バー25の移動のうち、第1
コンベア31の延びる方向に沿った移動(矢印K1、K
3、K5、K7で示す方向の移動)は横移動部23の移動
によってなされ、一方上下方向の移動(矢印K2、K
4、K6、K8で示す方向の移動)は昇降台24の上下動
によってなされる。
動して、コンベア105 上の最前方のシートロール10に近
接した位置を取り、次に矢印K2方向に移動してシート
ロール10よりも下の位置まで下がる。次に移載バー25
は、矢印K3方向に移動してコンベア105 の左右外側に
位置し、次いで矢印K4方向に移動して上記最前方のシ
ートロール10をコンベア105 からすくい上げて分離す
る。
105 との位置関係を、図3の矢印K5方向から見て示す
ものである。ここに図示されている通り、コンベア105
の左右外側に実線表示のように位置した移載バー25が、
上記矢印K4方向に移動して一点鎖線表示の位置まで上
昇すると、シートロール10がコンベア105 からすくい上
げられる。なお、シートロールがこの図4に「10’」で
示すように、シートロール10よりある程度小径のもので
ある場合も、さらにはある程度大径のものである場合
も、それらは同じ2本の移載バー25によってコンベア10
5 からすくい上げられ得る。また、シートロール10をな
す狭幅ウェブ10Aの端末は、コンベア105と平行に延び
る端末ガイド26によって下側から受け止められている。
載バー25は、図3中で矢印K5方向に移動してコンベア
105 から離れ、次に矢印K6方向に移動してシートロー
ル10をパレット30の上に移載する。図5は、このときの
移載バー25とパレット30との位置関係を、図3の矢印K
5方向から見て示すものである。ここに図示されている
通り、パレット30には互いに平行で移載バー25と同方向
に延びる2本の受けバー50および、図3の紙面に垂直な
方向に互いに離して配設された2つの保持ガイド51が設
けられているが、2本の移載バー25はそれらとすれ違う
ように下降し、保持していたシートロール10を上記2本
の受けバー50の上に移載する。
軸が受けバー50の延びる方向と平行になり、またロール
軸が2本の受けバー50の中間位置の真上にある状態とな
つて受けバー50上に載置される。
25により下方からすくい上げて保持して、2本の受けバ
ー50の上に移載すれば、シートロール10をパレット上に
落とし込むような場合と異なって、シートロール10を傷
付けることなく安定してパレット30に移載できるように
なる。
向に移動してパレット30から離れ、次に矢印K8方向に
移動して初期位置に戻る。移載バー25は以上の動作を繰
り返し、コンベア105 の搬送方向前方側に順次配置され
る空のパレット30に、コンベア105 上のシートロール10
を1つずつ移載する。
けるシートロール10の位置決め保持について説明する。
図6と図7はそれぞれこのパレット30の平面形状、図3
の矢印K5方向から見た正面形状を示しており、また図
8はその一部の斜視形状を示している。なお図3の矢印
K5方向は、図6では下から上方向、図8では同じく矢
印K5で示す方向である。
レート52と、その上に支持部材53を介して固定された2
本の受けバー50(図6では省略)と、2つの保持ガイド
51とを有している。2本の受けバー50は例えば板状部材
からなり、互いに平行に延び、そして正面視状態で各々
の上面が緩いV字形の一部をなすようにやや傾けて配設
されている。一方2つの保持ガイド51はそれぞれスライ
ダ54に固定されており、これらのスライダ54は、受けバ
ー50と平行にして支持部材53に固定されたリニアガイド
55に滑動自在に嵌合されている。また支持部材53には、
リニアガイド55と平行に延びるボールねじ56が、その長
軸周りに回転自在に保持されている。このボールねじ56
には、それぞれ保持ガイド51に固定された雌ねじブロッ
ク57が螺合されている。そしてボールねじ56の一端に
は、外周が六角形とされた入力クラッチ58が固定されて
いる。
中心線CLを挟んで上半分部分と下半分部分とが互いに
逆ねじとされたものである。したがってこのボールねじ
56が一方向に回転すると、それぞれ雌ねじブロック57と
一体化されている2つの保持ガイド51は、リニアガイド
55に沿って互いに近付くように直線移動し、ボールねじ
56が上記と反対方向に回転すると2つの保持ガイド51は
互いに遠去かるように直線移動する。
じブロック57の組付け位置は、2つの保持ガイド51がそ
れぞれ上記中心線CLから等距離の位置にあるように調
整される。また上記逆ねじは互いに同ピッチとされ、2
つの保持ガイド51のボールねじ1回転当たりの移動量は
等しいものとなっている。そこで、ボールねじ56の回転
により2つの保持ガイド51がどのように移動しても、常
にそれらの中間位置に上記中心線CLが位置することに
なる。
ッチ58を挿通させるブレーキプレート59が取り付けられ
ている。このブレーキプレート59は、支持部材53に固定
された2つのピン60に保持されてボールねじ56の長さ方
向に移動自在とされ、各ピン60の周りに配設された圧縮
コイルばね(図示せず)により、支持部材53から離れる
向きに付勢されている。したがって、常時はこのブレー
キプレート59が入力クラッチ58のテーパ部58aに圧接
し、ボールねじ56が容易に回転しないようにブレーキが
掛けられる。
クアブソーバ61が取り付けられている。またベースプレ
ート52の四隅にはそれぞれ、パレット30の搬送時に略垂
直となる軸の周りを回転可能な搬送用コロガイド62が配
設されている。そしてベースプレート52の上側には、上
記リニアガイド55やボールねじ56等を覆うカバー63A、
63Bおよび63Cが取り付けられている。
は受け渡しステーション70のそれよりも短く設定して、
内装機200 に待ち時間が生じないようにしてある。その
ために第2コンベア33および第3コンベア35にはフリー
フローコンベアを用い、受け渡しステーション70の前で
は常にパレット30がアキュムレートされている状態にし
ている。上記ショックアブソーバ61は、これら第2コン
ベア33および第3コンベア35においてパレット30がアキ
ュムレートされたときのショックを吸収するために設け
られている。また、第4コンベア38および第5コンベア
40としても同様のフリーフローコンベアが用いられてお
り、ショックアブソーバ61はこれらのコンベア38、40に
おいてパレット30がアキュムレートされたときのショッ
クも吸収する。
け渡しステーション70には、パレット30のボールねじ56
を回転させる開閉駆動機構65が各々配設されている。こ
の開閉駆動機構65は、パレット30のボールねじ56、雌ね
じブロック57および入力クラッチ58とともに、2つの保
持ガイド51を開閉する保持ガイド駆動装置を構成するも
のである。
について説明する。図示されるように開閉駆動機構65
は、ベースプレート64に固定されたリニアガイド64aに
保持され、図示しない駆動手段により該リニアガイド64
aに沿って図中左右方向に移動するスライドユニット66
を有している。このスライドユニット66の上には、保持
ガイド51の開閉用駆動源としてのモータ67、軸保持部材
68A、68Bおよび68Cが取り付けられ、この軸保持部材
68A、68Bおよび68Cには駆動軸69が回転自在に保持さ
れている。
ト71Aが固定される一方、駆動軸69には入力スプロケッ
ト71Bが取り付けられ、これら両スプロケット71A、71
Bは図示しないチェーンによって連結されている。なお
駆動軸69には回転検出板72が固定されるとともに、この
回転検出板72と入力スプロケット71Bとの間の位置にお
いて駆動軸69には滑りクラッチ73が介設されている。
ス74がスプライン係合されている。このクラッチボック
ス74は、パレット30の六角形の入力クラッチ58と係合す
るレンチ穴状の係合穴74aを有し、上記スプライン係合
により、駆動軸69に対してその長さ方向に相対移動可能
で、またこの駆動軸69と一体的に回転可能となってい
る。そしてクラッチボックス74は、それと駆動軸69との
間に介設された圧縮コイルばね75により付勢され、常時
は図9に示す状態、すなわち駆動軸69の先端の拡径部69
aに当接して位置規定される状態を保つ。
ョン20および受け渡しステーション70において、所定位
置に載置されたパレット30の入力クラッチ58に対して、
クラッチボックス74が同軸に向き合うように配設されて
いる。また移載ステーション20および受け渡しステーシ
ョン70には、上記クラッチボックス74と干渉せずに、図
示しないエアシリンダ等により図9の左右方向に移動さ
れ得るブレーキ解除部材76が設けられている。なおこの
ブレーキ解除部材76は、開閉駆動機構65と組み合わせて
形成されてもよいし、あるいは開閉駆動機構65と全く別
個に形成されてもよい。
シートロール10が移載されると、まず上記ブレーキ解除
部材76が図9中で左方に動かされて、パレット30のブレ
ーキプレート59(パレット30については図6および7参
照)をパレット中心線CL側に押し込む。それによりブ
レーキプレート59が入力クラッチ58から離れて、ボール
ねじ56は容易に回転し得る状態となる。次いでモータ67
が駆動され、クラッチボックス74が所定方向に回転され
つつ、スライドユニット66が図9中で左方に動かされ
る。
合穴74a内に入力クラッチ58を収めて該入力クラッチ58
と係合する。なおこの係合の当初、クラッチボックス74
と入力クラッチ58とが当接することもあるが、クラッチ
ボックス74は圧縮コイルばね75により入力クラッチ58側
に付勢されているから、クラッチボックス74の回転角度
が少し変化すれば直ちにそれと入力クラッチ58とが係合
する。
係合すると、モータ67の駆動力がボールねじ56に伝達さ
れてこのボールねじ56が所定方向に回転する。それによ
り2つの保持ガイド51は、リニアガイド55に沿って互い
に近付くように直線移動し、2本の受けバー50の上に載
置されているシートロール10の左右両端面を挟み付けて
該シートロール10を保持する。なおボールねじ56が回転
する前、予め2つの保持ガイド51はシートロール10に接
することのない開位置、例えば保持対象のシートロール
10に応じてその幅よりもやや大きい間隔に互いに離れた
所定位置や、シートロール10の幅に拘りなく互いに最大
限離れた位置等に設定されている(この点については後
述する)。
右両端面を挟み付けると、駆動軸69にトルクが掛かるよ
うになる。このトルクが所定値に達すると、そこで滑り
クラッチ73に滑りが生じて、該クラッチ73よりもクラッ
チボックス74側の駆動軸69の回転は停止する。この部分
の駆動軸69に固定された回転検出板72は例えば半円形に
形成されたもので、その回転の有無が一例として近接ス
イッチ77によって検出される。すなわち、回転検出板72
が回転していれば、近接スイッチ77から周期的に短いパ
ルス信号が出力されるが、回転検出板72が停止すると、
近接スイッチ77の出力はずっとONあるいはOFF状
態となる。そこで、このような一様の出力状態が所定時
間継続したならば、回転検出板72が停止したと判断す
ることができる。
と、ブレーキ解除部材76が図9中で右方に動かされる。
このようにしてブレーキ解除部材76が初期位置まで戻さ
れると、ブレーキプレート59が再び入力クラッチ58のテ
ーパ部58aに圧接し、ボールねじ56の回転に対してブレ
ーキが掛けられる。次いでモータ67が停止される一方、
スライドユニット66が図9中で右方に動かされて初期位
置まで戻され、クラッチボックス74と入力クラッチ58と
の係合が解除される。
ロール10が2つの保持ガイド51により所定の力で挟み付
けて保持される。本システムにおいては、上記のように
滑りクラッチ73を利用して、2つの保持ガイド51がシー
トロール10を挟み付ける力が所定値に達したところで、
それ以上保持ガイド51が移動しないようにしているか
ら、シートロール10の幅に応じて2つの保持ガイド51の
閉位置が変わり、またシートロール10を挟み付ける力は
シートロール10の幅に拘らず、好ましい所定値に設定さ
れ得る。したがって本システムは、1つのパレット30を
用いて、種々のサイズのシートロール10を搬送可能とな
る。
を挟み付ける力を常に好ましい所定値に設定することが
できれば、シートロール10を挟み付ける力が強過ぎて該
シートロール10が損傷を受けることを防止できる。特に
このシートロール10は、写真感光材料を巻回してなるも
のであり、それを挟み付ける力が強過ぎると写真感光材
料がいわゆる「圧力カブリ」を起こして使用不能となっ
てしまうこともあるが、上記の力を所定値に保つことに
より、このような不具合の発生を防止できる。
は、常にそれらの中間位置にパレット中心線CLが位置
する状態で開閉動作するから、シートロール10はその幅
に拘らず、幅方向中心が必ずパレット中心線CLの真上
にあるように位置決めしてパレット30に保持されること
になる。なお、2つの保持ガイド51がシートロール10の
幅によって定まる所定の閉位置まで閉じたことを、例え
ば超音波センサ等によって検出するようにし、モータ67
の停止後にその旨が検出されなければ保持失敗と判断し
て、そのシートロール10はパレット30ごと搬送経路外に
排出させるようにしてもよい。
前述したように第1コンベア31、ターンコンベア32等に
よって搬送され、シートロール10は図1および2に矢印
Bで示した受け渡し位置に配置される。なお本システム
では、クラッチボックス74と係合する被係合部である入
力クラッチ58の回転、つまりはボールねじ56の回転を阻
止するブレーキプレート59が設けられ、パレット30の搬
送中は該ブレーキプレート59が作動する状態となってい
るから、入力クラッチ58が何かに触れることにより、あ
るいは振動等により保持ガイド51が自然に開いて、シー
トロール10の保持が不安定になることを防止できる。
装機200 に供給されるが、それに先立ってシートロール
10の端末の狭幅ウェブ10Aが位置決めされ、またパレッ
ト30におけるシートロール10の挟み付け保持が解除され
る。以下、これらの操作について、図10および11を
参照して説明する。
ン70に配置された位置決め保持手段80を示しており、ま
た図11はこの位置決め保持手段80の作動する様子を概
略的に示している。図10に示される通り位置決め保持
手段80は、固定部81と、その上方位置に配された端末プ
ッシャー82とから構成されている(図2には、上記固定
部81のみを示してある)。なお図10において、パレッ
ト30については要部のみを示してある。
に互いに所定間隔を置いて固定された1対のエッジ位置
規制ガイド84A、84Bと、それらの間においてベースプ
レート83上に固定されたサクションボックス85とから構
成されている。エッジ位置規制ガイド84A、84Bはそれ
ぞれ内側、つまりサクションボックス85の方に向かって
水平に延びる部分と、その部分の外側で上方に突出した
部分とを有して断面略L字状とされ、上記水平に延びる
部分の上面とサクションボックス85の上面の各高さ位置
は揃えられている。サクションボックス85は直方体状の
函体で、その内部空間は配管を介して図示しない真空ポ
ンプ等の空気吸引手段の吸引口に連通され、またその上
面には多数の空気吸引孔86が設けられている。
である押圧部87と、この押圧部87を保持して上下動させ
る昇降ロッド88と、押圧部87の内部空間を図示しないブ
ロワ等の送風手段の吐出口に接続する配管89とから構成
されている。また上記押圧部87の下面には、多数の空気
吹出口90が設けられている。
レット30は、そこで公知の手段により所定位置に位置決
めされるが、その上のシートロール10は前述した通り、
幅方向中心が必ずパレット中心線CLの真上にあり、ま
たロール軸が2本の受けバー50の中間位置の真上にある
ようにパレット30に対して位置決めされているので、パ
レット30の位置決めがなされれば、シートロール10も所
定の受け渡し位置(図2に矢印Bで示す位置)に位置決
めされることになる。
めされても、その端末の狭幅ウェブ10Aは図11の
(a)に示すように湾曲した巻き癖を有して、位置が不
定となっている。そこでこの端末の狭幅ウェブ10Aを位
置決めするために、端末プッシャー82の押圧部87が、空
気吹出口90から空気を吹き出しながら下降される。端末
の狭幅ウェブ10Aは同図の(b)に示すようにこの空気
によって下方に押され、1対のエッジ位置規制ガイド84
A、84Bによって幅方向の位置が規制されつつ、これら
のガイド84A、84Bの間に収められる。
クションボックス85との間に狭幅ウェブ10Aを挟み付け
る位置まで下降する。この状態になると、サクションボ
ックス85の空気吸引孔86から空気吸引がなされ、そこで
狭幅ウェブ10Aはこのサクションボックス85の上面に吸
着する。次いで押圧部87は、固定部81から上方に大きく
離れた初期位置まで戻される。
シートロール10の挟み付け保持が解除され、パレット30
上のシートロール10を内装機200 に受け渡すことが可能
となる。この挟み付け保持の解除は、受け渡しステーシ
ョン70に配置された開閉駆動機構65によってなされる。
この開閉駆動機構65は、移載ステーション20に配置され
たもの、つまり図9に示したものと同じ構成のものであ
り、この場合も前述と同様の入力クラッチ58に対するブ
レーキの解除、クラッチボックス74と入力クラッチ58と
の係合、ボールねじ56の回転による保持ガイド51の移
動、上記ブレーキの再作動、およびクラッチボックス74
と入力クラッチ58との係合解除がこの順になされる。
つまりボールねじ56の回転方向は、シートロール10を挟
み付け保持する場合とは逆向きとされ、それにより2つ
の保持ガイド51は互いに離れる方向に移動し、それぞれ
シートロール10の端面から離れて、挟み付け保持が解除
される。
えば保持対象のシートロール10に応じてその幅よりもや
や大きい間隔に互いに離れた所定位置や、シートロール
10の幅に拘りなく互いに最大限離れた位置まで移動させ
ればよい。その後入力クラッチ58に対して再びブレーキ
が掛けられるから、受け渡しステーション70から移載ス
テーション20に戻されたパレット30においては、2つの
保持ガイド51が上述のような位置にそのまま保たれてお
り、よってそのパレット30を直ちに使用することができ
る。
2つの保持ガイド51を開けば、シートロール10はそのま
まパレット30から排出可能となるので、シートロール10
をパレット30から取り出すために転がすような必要はな
い。そこで、シートロール10を転がすことによる狭幅ウ
ェブ10Aの損傷や巻き緩み、シートロール10の位置ズ
レ、およびウェブ端末の位置ズレを防止できる。
る装置の駆動源がパレット30とは別体に形成されている
ので、パレット30の構造が簡単になってその小型軽量化
が実現し、ひいてはコンベア31、33、35等のパレット搬
送手段として小型のものが使用可能となる。
ド51に保持される前に、シートロール10の最外周付近の
狭幅ウェブ10Aが幅方向に不揃いになっていても、該ウ
ェブ10Aの側端は、2つの保持ガイド51が閉じる際に該
保持ガイド51によってウェブ幅方向に動かして揃えられ
るから、このウェブ側端が図13に示すように折られて
しまう恐れは少ない。
回避するために、より万全の対策を施すようにしてもよ
い。以下そのような対策について、図14および15を
参照して説明する。
の近辺の形状を拡大して示すと、図14の(a)のよう
になる。図示のように保持ガイド51には、受けバー50を
通すための開口51eが設けられるが、そのため、シート
ロール10の最外周の狭幅ウェブ10Aの側端面に保持ガイ
ド51が接する部分は、図中斜線を付したかなり狭い部分
に限られる。つまり、ここでは保持ガイド51の略右半分
のみを示してあるから、保持ガイド51全体では、狭い3
つの部分がとびとびに狭幅ウェブ10Aの側端面に接する
ことになる。最外周の狭幅ウェブ10Aの側端面を、保持
ガイド51がこのような状態下で押すと、特に狭幅ウェブ
10Aが薄いような場合は、その側端が図13に示すよう
に折られてしまうこともあり得る。
ートロール10の端面と向き合う面に、図15に斜線を付
して示すような折れ防止部材95を固定しておくと、この
折れ防止部材95とシートロール10との位置関係は、図1
4の(b)に示すようなものとなる。つまりこの場合、
シートロール10の最外周の狭幅ウェブ10Aの側端面に折
れ防止部材95が接する部分は、図中斜線を付したかなり
長い部分となる。最外周の狭幅ウェブ10Aの側端面を、
保持ガイド51がこのような状態下で押すようにすれば、
ウェブ10Aの側端が折られることは極めてまれとなる。
の間の間隔、つまり図14(b)のT寸法は、狭幅ウェ
ブ10Aの折れを防止する上ではより小さいのが望まし
い。しかしこの間隔があまりに小さいと、保持ガイド51
が受けバー50と干渉しやすくなるので、この点も考慮し
て該間隔を定めるのがよい。例えば紙製の狭幅ウェブ10
Aの厚さが0.2 mmである場合は、上記間隔をその1/
4の0.05mm程度とすると好ましい結果が得られる。
いられる作業機の一例を示す概略斜視図
システムを示す全体斜視図
載手段を示す概略斜視図
位置関係を示す正面図
トロールとの位置関係を示す正面図
開閉駆動機構を示す一部破断側面図
置決め保持手段を示す一部破断斜視図
明する概略図
ロールを示す斜視図
明図
Claims (6)
- 【請求項1】 互いに平行にして一定方向に延び、長尺
のウェブが巻回されてなるロール状物を前記一定方向と
ロール軸が平行となる向きにして下方から受け止める2
本の受けバー、および、所定の基準位置を常に中間に保
って互いに近接、離間するようにそれぞれ前記受けバー
の延びる方向に移動し得る2つの保持ガイドを備えたパ
レットと、 このパレットの前記2つの保持ガイドを、前記2本の受
けバーの上に受け止められたロール状物の両端面を挟み
付ける閉位置と、該両端面から離れた開位置との間で移
動させる保持ガイド駆動装置と、 ロール状物を保持した前記パレットを所定の受け渡し位
置まで搬送する搬送手段とからなるロール状物の搬送シ
ステム。 - 【請求項2】 前記所定の受け渡し位置に前記パレット
が配されたとき、ロール状物から延びているウェブの端
末を所定位置に保持する位置決め保持手段が設けられて
いることを特徴とする請求項1記載のロール状物の搬送
システム。 - 【請求項3】 所定の移載位置に置かれた前記ロール状
物を、該ロール状物の軸と平行に延びる2本の移載バー
によって下方からすくい上げて保持し、次いで該2本の
移載バーを前記パレットの2本の受けバーに対して平行
にして上方から下方にすれ違い状態に相対移動させ、そ
れにより移載バー上のロール状物を受けバー上に移載す
る移載手段が設けられていることを特徴とする請求項1
または2記載のロール状物の搬送システム。 - 【請求項4】 前記保持ガイド駆動装置が、前記パレッ
トとは別体に形成された駆動源を有することを特徴とす
る請求項1から3いずれか1項記載のロール状物の搬送
システム。 - 【請求項5】 前記パレットに、前記駆動源によって回
転されるパレット外の係合部と離脱自在に係合して、駆
動源の駆動力を前記保持ガイド側に伝達する被係合部が
設けられるとともに、この被係合部の回転を阻止するブ
レーキが設けられていることを特徴とする請求項4記載
のロール状物の搬送システム。 - 【請求項6】 前記2つの保持ガイドが閉じられる際
に、ロール状物の両端面を挟み付ける力が所定値に達し
たところで、前記保持ガイド駆動装置から保持ガイドへ
の駆動力伝達を断つ手段が設けられていることを特徴と
する請求項1から5いずれか1項記載のロール状物の搬
送システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25858595A JP3573541B2 (ja) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | ロール状物の搬送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09100026A true JPH09100026A (ja) | 1997-04-15 |
JP3573541B2 JP3573541B2 (ja) | 2004-10-06 |
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---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-10-05 JP JP25858595A patent/JP3573541B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN111891723A (zh) * | 2020-06-20 | 2020-11-06 | 燕山大学 | 步履交替式大型变压器运输平台 |
CN111891723B (zh) * | 2020-06-20 | 2021-09-14 | 燕山大学 | 步履交替式大型变压器运输平台 |
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