JP2544879Y2 - 簡易包装機に用いられる包装紙貼付け機構 - Google Patents

簡易包装機に用いられる包装紙貼付け機構

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JP2544879Y2 JP1990086469U JP8646990U JP2544879Y2 JP 2544879 Y2 JP2544879 Y2 JP 2544879Y2 JP 1990086469 U JP1990086469 U JP 1990086469U JP 8646990 U JP8646990 U JP 8646990U JP 2544879 Y2 JP2544879 Y2 JP 2544879Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は被包装体にのし紙や簡易包装紙(この明細書
では包装紙という)を胴巻きして貼り付ける簡易包装機
に用いられる包装紙貼付け機構に関する。
(従来の技術とその課題) 商品が収容された箱等の被包装体への包装紙の貼付け
状態は、包装紙の中心と被包装体の上面の中心とを一致
させ、包装紙の幅方向両側を折代として胴巻きし、この
折代を被包装体の両側面または底面に貼り付けたものと
なっている。
現在、包装紙の貼付け作業は手作業によって行われて
いるが、包装紙の中心と被包装体の上面の中心とを一致
させることはなかなか困難であり作業能率が悪く、中元
・歳暮時のように大量の被包装体に包装紙を貼り付ける
必要のある場合には、この作業を行うのに多くの人手を
確保しなければならない。
そこで、この貼付け作業を自動的に行う簡易包装機が
必要となるが、簡易包装機としては被包装体を投入位置
に位置決めする位置決め装置と、中心が投入位置の中心
と上方で重なる状態となるように包装紙を配置する包装
紙配置装置と、被包装体を包装紙をかぶせて上昇させ、
折代をこの被包装体に貼り付ける包装紙貼付け機構とか
ら構成されるものが考えられる。
本考案はこの簡易包装機に用いられる包装紙貼付け機
構の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するために本考案は、包装紙を被包装
体に胴巻きして両側面貼りまたは底面貼りを行う簡易包
装機に用いられる包装紙貼付け機構に関し、包装紙の配
置位置上方に設けられ、被包装体の投入位置の幅方向の
中心線を基準として対称的に幅方向へ直線的に移動して
開閉作動することのできる一対の貼付け装置と、この一
対の貼付け装置の間隔を検出する検出手段と、前記一対
の貼付け装置が取り付けられて、前記検出手段の検出結
果が予め検出された被包装体の幅と対応するようにこの
一対の貼付け装置を開閉作動させて停止させるベルト車
装置と、被包装体を前記投入位置から上昇させて前記一
対の貼付け装置の間を通過させる上昇装置とから構成さ
れ、前記ベルト車装置は、少なくとも底面貼りを行う場
合には、上昇を停止した被包装体の底面を押圧するよう
に前記一対の貼付け装置を閉作動させ、前記一対の貼付
け装置が包装紙の折代ののりが付けられた部分を被包装
体の両側面または底面に押し付けるという手段を採用す
る。
ここで、投入位置とは被包装体が上昇直前に置かれる
べき位置であり、被包装体はどのような大きさのもので
あっても幅方向および長さ方向の中心線が常に一定線上
に停止するように投入される。
なお、本考案の包装紙貼付け機構が用いられる簡易包
装機は両側面貼りだけまたは底面貼りだけを行うもので
あってもよい。
(作用) 上昇装置によって被包装体は包装紙をかぶせられて上
昇する。検出手段の検出結果が予め検出された被包装体
の幅と対応するように、すなわち上昇する被包装体の両
側面を押圧するように一対の貼付け装置は開状態で停止
しているので、包装紙の折代は被包装体の両側面に押し
付けられる。折代寸法が被包装体の高さ以内であればこ
の段階で包装紙は被包装体に貼り付けられる。上昇装置
が停止して一対の貼付け装置が閉動作を行う場合には、
この貼付け装置が被包装体の底面を押圧するので、包装
紙の折代が被包装体の高さより大きければ折代は被包装
体の底面に押し付けられてこの段階で包装紙は被包装体
に貼り付けられる。
(実施例) 次に、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本考案に係る包装紙貼付け機構を用いた簡易
包装機の正面図である。
被包装体Aの供給位置には一対の幅方向位置決め部材
1,1と長さ方向位置決め部材3とが設けられていて、被
包装体Aを投入位置に位置決めする位置決め装置を構成
している。幅方向位置決め部材1,1は位置決めプレート
5,5を有し、左右方向に延びるガイド部材7に移動可能
に取り付けられるとともに、それぞれ、位置決め用ベル
ト車装置9のベルト11の張り側およびゆるみ側に固定さ
れていて、この位置決め用ベルト車装置9によって左右
対称に開閉駆動される。位置決め用ベルト車装置9の駆
動軸には幅方向位置決め部材1,1の間隔を検出するエン
コーダ(図示せず)が取り付けられていて、幅方向位置
決め部材1,1の間隔があらかじめ検出された被包装体A
の幅と等しくなると、電磁ブレーキにより駆動軸の回転
が停止するように構成されている。したがって、供給さ
れた被包装体Aはどのような大きさのものであっても幅
方向の中心線が幅方向位置決め部材1,1の開閉の中心線
と一致するように位置決めされることとなる。
なお、幅方向位置決め部材1,1は被包装体Aの上昇位
置まで延びて案内プレート13,13を有し、被包装体Aの
位置決め状態を排出まで確保する。
長さ方向位置決め部材3は支持梁15に固定された支持
部材17,17によって前後方向へ移動可能なように支持さ
れている。この長さ方向位置決め部材3はあらかじめ検
出された被包装体Aの長さに対応して移動し、被包装体
Aがどのような大きさのものであっても長さ方向の中心
線が一定線上で停止するように位置決めを行うものであ
る。
幅方向位置決め部材1,1は等しい幅の被包装体Aが供
給される間、長さ方向位置決め部材3は等しい長さの被
包装体Aが供給される間、それぞれ停止し続けるように
制御される。
被包装体Aの投入位置の上方には紙送り装置19が設け
られ、この紙送り装置19は下側のベルト車部材21と上側
の押え部材23とから構成されていて、包装紙をこのベル
ト車部材21と押え部材23の間にははさんで紙受取り装置
25に送り出す。ベルト車部材21の支軸27,27間には駆動
軸29が設けられ、この駆動軸29は支持プレート30に回転
自在に支持されるとともに、紙送り駆動装置31と連結さ
れている。押え部材23は支軸33,33と、この支軸33,33に
回転自在に取り付けられたプーリ35,35と、このプーリ3
5,35にはめられたベルト37とから構成されている。
紙送り駆動装置31は紙送り装置19が閉状態にあるとき
にベルト車部材21を駆動してこの紙送り装置19を作動さ
せる。紙送り装置19には包装紙確認センサ39によって確
認されてからの包装紙の移動距離を検出するエンコーダ
(図示せず)が設けられていて、包装紙があらかじめ算
出された折代寸法だけ紙受取り装置25に送られると紙送
り駆動装置31は作動を停止する。
ベルト車部材21のベルト41間の下側にはのり装置43が
設けられていて、こののり装置43は噴出開始センサ45に
よって包装紙の幅方向両端が確認された直後にそれぞれ
のりを噴出する。それゆえ、包装紙の幅方向両端にのり
が付けられることとなる。
被包装体Aの投入位置上方には紙送り装置19と幅方向
の中心線上で接するように紙受取り装置25が設けられ、
この紙受取り装置25は上下一対のローラ部材47,47から
構成されていて、このローラ部材47,47は包装紙を受け
取るのに十分な間隔を有している。
紙受取り装置25は受け取った包装紙の折代を保持する
保持機能を有しているが、この保持機能は紙受取り装置
25に設けられた保持装置49によって果される。保持装置
49は紙受取り装置25の開状態において包装紙を解放す
る。解放は被包装体Aの通過直前に行われる。
開閉用ベルト車装置51は紙受取り装置25が包装紙を折
代寸法だけ受け取ると、紙送り装置19が折代寸法だけ包
装紙を支持するようになるまで、すなわち被包装体Aの
幅だけ開くまでこの紙受取り装置25および紙送り装置19
を左右対称に開放する。そして、被包装体Aが通過する
と再び閉鎖する。
紙送り装置19と紙受取り装置25とが開状態になり包装
紙を展開状態で支持すると、この包装紙上に紙押え部材
53が下降する。この紙押え部材53は一定の力で押し上げ
ることができるものであって、被包装体Aが包装紙をか
ぶせられて上昇するときに包装紙がずれないようにする
ものであり、ずれ防止としては補助的に設けられた部材
である。
包装紙の配置位置上方には一対の貼付け装置55,55が
設けられ、この貼付け装置55,55は断面L型の案内支持
部材57,57と、この案内支持部材57,57の縁部にのり装置
43と対応するように配置された押付けローラ59,59と、
案内支持部材57,57の両端内側に固定されたサイドプレ
ート61,61とから構成されている。押付けローラ59,59は
案内支持部材57,57の側面および上面から外側に突出す
るのであるが、押圧されると案内支持部材57,57の内側
方向に移動するように構成されている。サイドプレート
61,61には、それぞれ押え部材23の左側の支軸33と紙受
取り装置25の上側のローラ部材47の支軸63とが通されて
いて、案内支持部材57,57の側面は投入位置の幅方向の
中心線の上方で接触するようになる。それゆえ、開閉用
ベルト車装置51によって紙送り装置19および紙受取り装
置25は開閉すると、貼付け装置55,55はこれと同期して
開閉し、開状態では案内支持部材57,57が被包装体Aの
幅だけ開くこととなる。すなわち、開閉用ベルト車装置
51は一対の貼付け装置55,55をこの間隔に停止させる駆
動装置として機能しているのである。したがって、紙送
り装置19および紙受取り装置25と貼付け装置55,55が開
状態にあるときに上昇装置である上昇シリンダ装置65に
よって被包装体Aを上昇させると、被包装体Aは包装紙
がかぶせられて貼付け装置55,55の間を上昇する。押付
けローラ59,59の間隔は被包装体Aの幅より狭いので、
押付けローラ59,59は包装紙の折代をゆるみなく被包装
体Aの両側面に押し付ける。包装紙の折代寸法が被包装
体Aの高さ以内であればここで貼付け作業は完成し(両
側面貼り)、包装紙の折代ののりが付けられた部分が被
包装体の両側面の貼付け部分に、すなわちずれることな
く貼り付けられる。
上昇シリンダ装置65は被包装体Aの底面が案内支持部
材57,57の上面位置まで達すると上昇動作を停止する。
そして、貼付け装置55,55が閉動作を開始して被包装体
Aの底面を支持すると上昇シリンダ装置65は下降動作を
開始する。包装紙の折代寸法が被包装体Aの高さより大
きい場合には、押付けローラ59,59により折代はゆるみ
なく被包装体Aの底面に押し付けられて貼付け作業は完
成し(底面貼り)、包装紙の折代ののりが付けられた部
分が被包装体Aの底面の貼付け部分に、すなわちずれる
ことなく貼り付けられる。ここで紙押え部材53は押付け
ローラ59,59に十分な押圧力を付与する機能を果してい
て、特に被包装体Aが軽い場合には有用である。
貼付け装置55,55は閉鎖すると紙押え部材53が上昇
し、押出し装置67が後方に移動して被包装体Aを押し出
す。
69は給紙装置であり、複数の包装紙用カセット71には
異なるサイズの包装紙が収容されていて、あらかじめ検
出された被包装体Aの寸法に最も適合する包装紙を給紙
ベルト車装置73を介して紙送り装置19に供給する。この
包装紙の供給は長さ方向の中心線が被包装体Aの投入位
置の長さ方向の中心線と重なるように行われる。
なお、図中75は被包装体Aを投入位置まで運搬する位
置決め用ローラコンベアである。
第2図は簡易包装機の平面図である。
紙送り装置19のベルト車部材21の支軸27,27と押え部
材23の支軸33,33の両端は紙送り連結部材77,77に固定さ
れ、紙受取り装置25(第1図参照)を構成する上下一対
のローラ部材47,47(第1図参照)の支軸63,63の両端は
紙受取り連結部材79,79に固定されている。紙送り連結
部材77,77と紙受取り連結部材79,79は左右方向に延びる
開閉用ガイド部材81,81に移動可能に取り付けられると
ともに、それぞれ開閉用ベルト車装置51のベルト83,83
の張り側およびゆるみ側に固定されていて、紙送り装置
19および紙受取り装置25はこの開閉用ベルト車装置51に
よって左右対称に開閉駆動される。開閉用ベルト車装置
51には紙送り装置19と紙受取り装置25の間隔(案内支持
部材57,57の間隔でもある)を検出するエンコーダ(検
出手段:図示せず)が設けられていて、紙送り装置19お
よび紙受取り装置25の間隔があらかじめ検出された被包
装体Aの幅と等しくなると、すなわち紙送り装置19およ
び紙受取り装置25が包装紙を折代寸法だけ支持するよう
になると、電磁ブレーキにより駆動軸85の回転が停止す
るように構成されている。
なお、図中87は被包装体Aを排出するための排出用ロ
ーラコンベア、89は被包装体Aを供給するための供給用
ローラコンベア、91は上昇シリンダ装置65(第1図参
照)の後部である。
第3図は長さ方向位置決め部材3部分の詳細を示す図
である。
長さ方向位置決め部材3はスライド軸93を有し、この
スライド軸93は支持梁15に固定された支持部材17に移動
可能に通されている。長さ方向位置決め部材3の下側に
はラック95が形成されていて、このラック95と位置決め
用駆動装置97のモータのギア99とがかみ合っている。位
置決め用駆動装置97には長さ方向位置決め部材3の移動
距離を検出するエンコーダ101が設けられていて、長さ
方向位置決め部材3の前端面102が投入位置の長さ方向
の中心線からあらかじめ検出された被包装体Aの長さの
2分の1だけ後方に達すると、モータの回転が停止する
ように構成されている。支持部材17には長さ方向位置決
め部材3の左右両側に位置するように近接センサ103が
設けられていて、長さ方向位置決め部材3の前端部およ
び後端部に設けられた検出部材105,105の接近を感知す
る。
上昇シリンダ装置65の後部91は上昇ガイド部材107に
移動可能に取り付けられるとともに、前進した長さ方向
位置決め部材3と接触しないで上昇できるように構成さ
れている(第2図参照)。
第4図は第2図のIV−IV線断面図であり、保持装置49
の詳細を示す図である。
紙受取り装置25側の案内支持部材57内側に固定された
サイドプレート61(第1図参照)には補強軸109が通さ
れていて、この補強軸109には紙ストッパ111が回転可能
に取り付けられている。案内支持部材57の内側にはま
た、取付け板113が固定され、この取付け板113には紙ス
トッパ111を押し下げて下方に回転させるストッパ用シ
リンダ装置115が設けられていて、このストッパ用シリ
ンダ装置115と紙ストッパ111との間には紙ストッパ111
を上方に回転させようとするバネ117が掛けられてい
る。下側のローラ部材47には紙ストッパ111と対応する
位置に当たり部材119が設けられている。閉状態におい
ては、このバネ117により紙ストッパ111は上側のローラ
部材47の支軸63と接触する状態となっている。紙受取り
装置25が包装紙を折代寸法だけ受け取ると、ストッパ用
シリンダ装置115が作動して紙ストッパ111を当たり部材
119の上面と接触するまで下方に回転させるので、包装
紙は紙ストッパ111と当たり部材119の上面とにより保持
される。開状態においてはストッパ用シリンダ装置115
の押下げ作用は解除されるので紙ストッパ111はバネ117
により再び支軸63と接触するまで上方に回転して包装紙
を解放する。
第5図は第2図のV−V線断面図であり、押付けロー
ラ59の詳細を示す図である。
押付けローラ59は基盤120の上部に回転自在に取り付
けられている。基盤120の下部は支持部材121の一端に回
転可能に取り付けられ、この支持部材121の他端は取付
け板113に固定された固定軸123に回転可能に取り付けら
れていて、基板120の下端と固定軸123の間には基板120
を外側に移動させようとするバネ125が掛けられてい
る。基板120の内側上方には内側に向かって下降するこ
う配が形成され、外側にはくぼみが形成されている。取
付け板113にはこう配部分と接触するようにローラ127が
取り付けられ、またくぼみ部分と接触するように支持ピ
ン129が取り付けられている。押付けローラ59はバネ125
によって案内支持部材57に形成された切取り部分から外
側に突出しているのであるが(第1図においては内側に
納まっている)、外側から押圧されると内側に向かって
斜め下方に移動する。
第6図および第7図は案内プレート13,13に包装紙の
ゆるみ防止機構を構成した場合を示す図である。
案内プレート13,13には被包装体Aの通過側上方に向
って傾斜するテンションプレート130,130が取り付けら
れていて(第6図)、このテンションプレート130,130
がゆるみ防止機構を構成している。テンションプレート
130,130の背面にはバネ132,132が取り付けられていて、
被包装体Aは包装紙Bの折代をテンションプレート130,
130にこすりつけながら上昇する(第7図)。したがっ
て、包装紙Bは被包装体Aの両側面に全くゆるむことな
く密着することとなる。このテンションプレート130,13
0は被包装体Aの両側面がへこみやすい場合に特に有用
である。
なお、押付けローラ59,59を案内支持部材57,57の側面
に突出させないでこのテンションプレート130,130に両
側面貼りの機能を持たせることも可能である。この場合
には、貼付け装置55,55とテンションプレート130,130が
実用新案登録請求の範囲における一対の貼付け装置に対
応するものとなり、一対の貼付け装置を被包装体の両側
面を押圧する間隔に停止させるということには、テンシ
ョンプレート130,130をこの間隔に停止させることが、
一対の貼付け装置を閉作動させということには、貼付け
装置55,55を閉作動させることがそれぞれ対応する。
第8図は供給用ローラコンベア89の側面図である。
供給用ローラコンベア89のコンベア本体131は被包装
体Aを等速で搬送移動して包装紙の配置位置下方の供給
位置に供給する。コンベア本体131の前部には待機用セ
ンサ133が設けられていて、この待機用センサ133が被包
装体Aを感知すると待機用ストッパ135がコンベア本体1
31の搬送路に突出して被包装体Aを待機させる。この待
機用ストッパ135は被包装体Aの処理が終了する前に次
の被包装体Aが供給されるのを防ぐとともに、傾いた状
態の被包装体Aを正常な状態とするためのものである。
コンベア本体131には待機用ストッパ135より後方に移
動方向センサ137が設けられている。この移動方向セン
サ137はコンベア本体131の両端に配置された発光部およ
び受光部から構成され、発光部および受光部は移動方向
に対して垂直方向に配置されていて、この移動方向セン
サ137は被包装体Aの長さを検出する。コンベア本体131
にはまた、待機用ストッパ135より後方に傾斜取付けセ
ンサが設けられている。この傾斜取付けセンサは支持部
材139に取り付けられてコンベア本体131上方に配置され
た傾斜受光部141と、コンベア本体131のローラ143下側
に配置された傾斜発光部145とから構成され、傾斜受光
部141と傾斜発光部145はコンベア本体131の搬送路面と4
5°の角度で交わる方向に配置されていて、この傾斜取
付けセンサは被包装体Aの長さに高さを加えた寸法を検
出する。
コンベア本体131の後部には幅検出用センサ147が設け
られていて、この幅検出用センサ147が被包装体Aを感
知すると幅検出用ストッパ149がコンベア本体131の搬送
路に突出して被包装体Aを停止させる。コンベア本体13
1の後部にはまた、幅検出装置151が設けられ、この幅検
出装置151は幅方向に開閉可能な一対の検出用プレート1
53と、この検出用プレート153をコンベア本体131の幅方
向の中心線を基準として対称的に開閉する検出用ベルト
車装置155とから構成されている。幅検出用ストッパ149
によって被包装体Aが停止すると検出用ベルト車装置15
5が作動して検出用プレート153は閉動作を行う。検出用
ベルト車装置155にはトルクリミタ157が設けられてい
て、検出用プレート153が被包装体Aの両側面と接触す
るとモータ159から駆動軸161へのトルクの伝達は制限さ
れる。この状態では被包装体Aはコンベア本体131の幅
方向の中心に位置決めされている。すなわち、供給過程
において幅方向の位置決めを一応行っておくのである。
駆動軸161にはエンコーダ163が取り付けられていて、被
包装体Aの両側面と接触したときの検出用プレート153
の間隔を検出する。また、駆動軸161には電磁ブレーキ1
65が設けられていて、開状態にある検出用プレート153
が外力によって移動することを防止している。
したがって、供給過程において被包装体Aの長さは移
動方向センサ137により、高さは傾斜取付けセンサの検
出量から移動方向センサ137の検出量を減算することに
より、また幅は幅検出装置151によってそれぞれ検出さ
れることとなる。そして、幅方向位置決め部材1,1や給
紙装置69などはこれらの検出量に基づいて制御される。
なお、待機用ストッパ135は幅検出用ストッパ149と同
時に下降する。
第9図は供給用ローラコンベア89の背面図である。
傾斜受光部141,141は支持部材139の中間に搬送すべき
被包装体Aのうち最も幅が狭いもののこの幅よりやや狭
い間隔で2つ取り付けられている。このように取り付け
ることによって被包装体Aが多少偏って搬送されてきた
場合にも寸法検出が可能となる。
検出用プレート153,153は取付け部材167,167に固定さ
れ、この取付け部材167,167はガイド部材169に移動可能
に取り付けられるとともに、それぞれ検出用ベルト車装
置155のベルト171の張り側およびゆるみ側に固定されて
いて、検出用プレート153,153は検出用ベルト車装置155
により幅方向対称に開閉する。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、被包装体の上方
に貼り付けられるべき状態で配置された包装紙を大きさ
の異なる被包装体にかぶせて自動的に貼り付けることが
でき、しかも直線的に開閉作動する一対の貼付け装置と
上昇装置との組合せといった構造及び制御が簡単な包装
紙貼付け機構を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る包装紙貼付け機構を用いた簡易包
装機の正面図、第2図は簡易包装機の平面図、第3図は
長さ方向位置決め部材部分の詳細を示す図、第4図は第
2図のIV−IV線断面図である。保持装置の詳細を示す
図、第5図は第2図のV−V線断面図であり、押付けロ
ーラの詳細を示す図、第6図および第7図は案内プレー
トにゆるみ防止機構を構成した場合を示す図、第8図は
供給用ローラコンベアの側面図、第9図は供給用ローラ
コンベアの背面図である。 51……開閉用ベルト車装置、55……貼付け装置、65……
上昇シリンダ装置、A……被包装体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 平井 亨栄 神奈川県横浜市神奈川区菅田町富士下 2800番地 ニチロ工業株式会社内 (72)考案者 田中 太一 神奈川県横浜市神奈川区菅田町富士下 2800番地 ニチロ工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−36887(JP,A) 実開 昭55−58904(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】包装紙を被包装体に胴巻きして両側面貼り
    または底面貼りを行う簡易包装機に用いられる包装紙貼
    付け機構であって、 包装紙の配置位置上方に設けられ、被包装体の投入位置
    の幅方向の中心線を基準として対称的に幅方向へ直線的
    に移動して開閉作動することのできる一対の貼付け装置
    と、この一対の貼付け装置の間隔を検出する検出手段
    と、前記一対の貼付け装置が取り付けられて、前記検出
    手段の検出結果が予め検出された被包装体の幅と対応す
    るようにこの一対の貼付け装置を開閉作動させて停止さ
    せるベルト車装置と、被包装体を前記投入位置から上昇
    させて前記一対の貼付け装置の間を通過させる上昇装置
    とから構成され、 前記ベルト車装置は、少なくとも底面貼りを行う場合に
    は、上昇を停止した被包装体の底面を押圧するように前
    記一対の貼付け装置を閉作動させ、 前記一対の貼付け装置が包装紙の折代ののりが付けられ
    た部分を被包装体の両側面または底面に押し付ける簡易
    包装機に用いられる包装紙貼付け機構。
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