JPS63165012A - 圧延機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は圧延機に係り、特に多品種の圧延を行なうに好
適な圧延機に関する。

〔従来の技術〕

圧延幅などの異なる多品種の圧延を行なう圧延機として
は、従来実開昭５０−１２８３２０号公報によって開示
されたものが公知である。この圧延機は多品種の圧延に
対応するため、圧延ロール体を圧延機スタンド全体を単
位として、横行台車に載置してスタンドごと交換する方
式のものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら上記従来技術によると、特に大径の圧延ロ
ールを使用するミルにおいては、スタンド自体が巨大化
し重量も大きくなり、従ってスタンド全体を単位として
交換することはクレーン容量、クレーン高さ制限、機械
設備強度などの点から不可能に近いという問題があった
。この問題を解決するために、Ｈ形鋼ロールを使用して
圧延する場合などには、ロール両端を支持する固定側と
移動側スタンド間の距離を短くする必要があるときは、
スタンド自身を移動する方式がとられているが、このス
タンド移動手段の適切なものが従来はなかった。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、容易にスタ
ンド移動が可能で多品種圧延に対応できる圧延機を提供
することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記の目的を達成するために、平行に配設され
た上下１対のロールの両端が、それぞれロール体を介し
て軸方向に移動可能なスタンドと固定されたスタンドと
により回転自在に支持されてなる圧延機において、前記
移動可能なスタンドの下部に複数個の車輪を回転自在に
設け、これらの車軸を押上げシリンダにより上下動可能
に設けられた可動レール上に載置し、作業時にはこの可
動レールを押下げてクランプ部材により前記スタンドを
取付ベースに固定し、スタンド移動時には前記押上げシ
リンダによって前記可動レールを押上げて移動可能とし
たものである。

〔作用〕

上記の構成によると、圧延機の幅を変更するときには移
動側スタンドのみスタンド取付ベースより浮上させて軸
方向に移動することにより、摩耗部の削減・移動装置の
簡略化を図ることができる。

〔実施例〕

以下５本発明に係る圧延機の一実施例を図面を参照して
説明する。

第１図乃至第３図に本発明の一実施例を示す。

固定側スタンド１仲第１図に示す取付ベース２上に図示
しない取付ボルトにより固定されている。

移動側スタンド３は前記取付ベース２上に載置されてお
り、この移動側スタンド３の下部で取付ベース２の内側
には、４個の車軸４が回転自在に取付けられている。こ
れらの車軸４の直下の所定の位置には４個の可動レール
５がそれぞれ設けられており、取付ベース２の基部に固
設された押上シリンダ６によって上下動可能となってい
る。そして圧延作業中は移動側スタンド３はクランプ部
材７によって強固に取付ベース２上に固定されている。

前記固定側スタンド１及び移動側スタンド３には、それ
ぞれ上ロール体８．下ロール体９を介して上作業ロール
１０及び下作業ロール１１の両端が回転自在に支持され
ている。１２はバーチカルロール体であり、１３は前記
取付ベース上にロール軸方向と平行に前記可動レール５
と整合する位置に設けられた固定レールである。

次に本実施例の動作を説明する。第２図に示すようにス
タンド１，３間に長さＬを第３図に示すようにＬ十ΔＬ
に変更する場合、まず上下ロール体８，９及びバーチカ
ルロール体１２をスタンド外に取出す。次にクランプ部
材７を解除して取付ベース２よりスタンド３が浮上可能
とし、押上シリンダ６を作動させて可動レール５を介し
て車軸４を固定レール１３の上面に一致するまで押上げ
る。この結果スタンド３は取付ベース２の上面２ａより
浮上する。この状態で図示せぬ油圧シリンダによりスタ
ンド３をＬ＋ΔＬになる方向に引張る。このときスタン
ド３は固定レール１３上を車輪４の転勤により移動する
。そして移動後固定側スタンド１と移動側スタンド３の
間の距離はＬ＋ΔＬに変更される。移動完了後は第３図
に示すように、車軸４の位置がその直下に設けられた押
上シリンダ６ａにて保持された可動レール５ａ上になっ
ている。押上シリンダ６ａを下降させると、スタンド３
は取付ベース２の上面２ａに当接する位置まで下降し、
クランプ部材７により取付ベース２に固定される。その
後幅広の作業ロール１０．１１が組込まれる。

本実施例によれば重量体であるスタンド３の移動を転動
体である車軸４により行なうことができるので、移動が
容易に行なわれ、移動装置を小形化することができる。

またスタンド３のみの移動で多品種の圧延が可能となり
、スタンド全体の交換方式に比較して設備費を大幅に削
減することができる。さらにまたスタンド３は取付ベー
ス２上を摺動することがないので、スタンド３の取付精
度を保つことができる。

〔発明の効果〕

上述したように本発明によれば、圧延機の移動側スタン
ドに車輪を設け、上下動可能な可動レールを介して押上
シリンダにより上方に持上げてスタンドを移動するよう
にしたので、簡単な構造でスタンドの移動が容易にでき
るようになり、多品種の圧延が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る圧延機の一実施例を示す正面図、
第２図及び第３図は第１図の側面図である。 １・・・固定側スタンド、２・・・取付ベース、３・・
・移動側スタン阻４−・・車輪、５・・・可動レール、
６・・・押上げシリンダ、７・・・クランプ部材、８，
９・・・ロー、。 ル体、１０．１１・・・ロール、（。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、平行に配設された上下１対のロールの両端が、それ
   ぞれロール体を介して軸方向に移動可能なスタンドと固
   定されたスタンドとにより回転自在に支持されてなる圧
   延機において、前記移動可能なスタンドの下部に複数個
   の車輪を回転自在に設け、これらの車輪を押上げシリン
   ダにより上下動可能に設けられた可動レール上に載置し
   、作業時にはこの可動レールを押下げてクランプ部材に
   より前記スタンドを取付ベースに固定し、スタンド移動
   時には前記押上げシリンダによつて前記可動レールを押
   上げて移動可能としたことを特徴とする圧延機。