JPS63165011A - 模様鋼板及びその製造方法 - Google Patents

模様鋼板及びその製造方法

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JPS63165011A
JPS63165011A JP31060186A JP31060186A JPS63165011A JP S63165011 A JPS63165011 A JP S63165011A JP 31060186 A JP31060186 A JP 31060186A JP 31060186 A JP31060186 A JP 31060186A JP S63165011 A JPS63165011 A JP S63165011A
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JP
Japan
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dull
pattern
steel sheet
bright
steel plate
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Application number
JP31060186A
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English (en)
Inventor
Yokichi Wakui
和久井 庸吉
Takeo Onishi
大西 建男
Yuji Shimoyama
下山 雄二
Hideo Kukuminato
久々湊 英雄
Fumio Kokado
古角 文雄
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B1/00Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
    • B21B1/22Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length
    • B21B1/227Surface roughening or texturing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B27/00Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
    • B21B27/005Rolls with a roughened or textured surface; Methods for making same
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B2261/00Product parameters
    • B21B2261/14Roughness

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
  • Golf Clubs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は模様鋼板及びその製造方法に係り、特に耐食性
、耐候性、装飾性に優れ、かつ安価な模様鋼板及びその
製造方法に関する。
〔従来の技術〕
表面に錫、クロム、亜鉛などをメッキしたメッキ鋼板は
無機質の光沢を有するため、そのまま最終製品として使
われるのは建材等の用途以外には殆どない。
そこで、最終製品である商品の価値を高めるためにその
表面に種々の図柄を付与しているが、これはメッキ鋼板
即ち無地の鋼板に所望の模様をプリント、ペイントなど
によって付与するのが一般的である。即ち素材の表面色
調をそのまま商品に利用しているのは紅茶缶9口紅など
極一部に限られ、大半は何らかのプリント工程、ペイン
ト工程を必要としている。
一方、金属表面の無機質性をなくすものとして表面に凹
凸模様を施して立体感、自然感、陰影を感じさせるエン
ボス模様鋼板がある。このエンボス鋼板の種類は多岐に
渡っているが、大きく3種類に分類できる。
例えば、特開昭51−73576号、同53−8808
0号公報などに記載されるものにおいては鋼板に金属メ
ッキを施し、更にエンボス加工を施した透明の被膜を接
着したり、また透明被膜を塗布により形成した後に、こ
の被膜部のみにエンボス加工を施した鋼板を提案してお
り、これにより耐食性等に優れ、かつ不銹銅外観やキラ
キラと輝いて見える外観が得られるとしている。
また、特開昭53−55454号公報記載のものでは凸
部と凹部との段差が10〜400μでかつ凹部と凸部と
の表面粗度差が5S以上である凹凸模様を有するエンボ
スロールで、金属メッキ、樹脂被覆などを施した表面処
理鋼板を圧下することにより模様鋼板を得る方法を提案
しており、これにより立体的かつ光沢差のある鮮明な模
様を有する鋼板を得ることができるとしている。
更に、特開昭52−118819号公報などでは、金属
板自体に凹凸模様を設け、その上に、この模様を消去し
ない範囲で保護被覆層を設けることにより非常に優れた
エンボス鋼板が得られるとしている。
一方、鋼板等へのエンボス加工はエンボスロールにより
施されるが、ロール自体にエンボス模様を形成させる方
法には大別してフォトエツチング法(例えば特開昭50
−39235号公報等)と機械加工法(例えば特開昭5
0−161451号公報、54−130460号公報等
)がある。また、上記フォトエツチング法では凹部、凸
部でのコントラストがあまりないため、フォトエツチン
グを施してから更に軽くショットダル加工を施し、凹部
、凸部のいずれか面積の大きい方にダル目を付けてコン
トラストを付けたり、或いは逆電解をかけて凹部を梨地
仕上する方法などがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上述べたように従来のエンボス模様鋼板は、■エンボ
ス模様を付けた被覆層を鋼板に接着する。
■被覆後に鋼板と一体となってエンボス加工を施す。
■鋼板にエンボス模様を施してから被覆する。
の3種類に大別できる。
しかしながら、■については、その製造工程が非常に複
雑で、かつ大量生産には向かず、製造コストが高くなる
。また、■については、凹凸加工を受けると、鋼板とと
もにメッキ層や被覆層も伸びるので、特に凹凸のコーナ
部にクランクやピンホールなどの欠陥が発生することが
あり、耐食性、耐候性の点で問題を残していた。更に、
板厚が薄い場合には凹凸模様が裏面にもできて、用途に
応じては使用できない場合がある。また■については次
に述べるロールへの模様付加工とも関連するが、ランダ
ム模様が主体であり、装飾性に優れた鋼板を得ることは
困難であり、模様を鮮明にするために凹部深さを太き(
すると裏面に圧痕底が出るという、種々の問題点がある
一方、エンボスロールの製造方法には前述のようにフォ
トエツチング法と機械加工法があるが、フォトエツチン
グ法によるロールへの模様付加工は、その製造工程が複
雑でありロール製造コストが高(なる。また、機械加工
法は、製造工程上フォトエツチング法より有利となるが
、ランダム模様が主体であって、他の所望の模様は製造
しにくいという問題点がある。また、特公昭61−14
901号公報記載の発明ではショツトブラスト法により
所望の模様付を行っているが、これにはマスキングとい
う厄介な操作が必要となるという問題点がある。
本発明は以上のような問題点に鑑みてなされたものであ
り、耐食性、耐候性に優れ、かつ、安価で装飾性に優れ
た模様鋼板及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
c問題点を解決するための手段〕 本発明による模様鋼板は、複数のドツトを有するダル部
とドツトを有しないブライト部とを組合わせてなる模様
鋼板において、前記ダル部のドツト径D(μm)及びド
ツト面積率η%を10≦D≦300 30≦l≦100 とし、且つこのダル部の辺又は径を少なくとも11とす
るとともに、前記ブライト部の表面粗度Raを0.40
μm以下とし、更にこのブライド部の辺又は径を少なく
とも1fiとしている。
また、本発明による模様鋼板の製造方法は、冷間圧延及
び焼鈍を施した冷延鋼板に調質圧延を施して模様鋼板を
製造する模様鋼板の製造方法において、研磨加工により
表面粗度Raが0.40μm以下となるブライト仕上を
施したワークロールの表面に、高密度エネルギ源を用い
て複数のドツトを有するダル部を、辺又は径が少なくと
も1flの大きさとなるように加工するとともに、これ
らダル部どうしの間にある未加工部としてのブライト部
の辺又は径大きさを少なくとも1鶴として、ダル部とブ
ライト部との組合わせからなる模様を形成し、このダル
部とブライト部との組合わせからなる模様を有するワー
クロールを用いて、冷間圧延及び焼鈍後の冷延鋼板に調
質圧延を施して前記模様を転写するともに、前記ダル部
におけるドツト径D(μm)及びドツト面積率η(%)
を、10≦D≦300 30≦η≦100 とした方法である。
〔作用〕
レーザビームのような高密度エネルギ源を用いて、ワー
クロールの表面に、複数のドツトを有するダル部と、ド
ツトを有さないブライト部との組合せからなる模様を形
成し、このワークロールを調質圧延機に組込み、この圧
延機により冷間圧延及び焼鈍を施した鋼板を調質圧延し
て、該鋼板表面に直接前記模様に転写する。このように
、本発明では鋼板に直接、ダル部とブライト部からなる
模様を付与し、しかもこのダル部は複数のドツトからな
るので、従来の模様鋼板と比較してあらゆる点で優れて
いる。
即ち、鋼板表面に調質圧延により模様を付与するので、
従来の表面被覆後に模様付加工を施す場合に発生するコ
ーナ一部欠陥は全(問題とならず、耐食性、耐候性に優
れる。また、従来の鋼板に直接模様を施すものと比較す
ると次の点で優れている。即ち、フォトエツチングによ
り模様を施したロールを用いる方法では、本発明と同様
に所望の模様付が可能であるが、模様を明確にするには
、凹部の深さを大きくしなければならない。換言すれば
凹部を深くしなければ、模様の境界が不明瞭となってし
まう。従って、凹部深さを大きくすると、特に薄板では
、模様面とは反対の面に圧痕底が発生することがあるが
、本発明では、凹部深さではなく、ドツトの存在によっ
て模様を形成するので上記問題はない、またショツトブ
ラスト、放電加工などの方法ではランダムな模様しか得
られず、従って所望の模様を得るにはマスキング処理が
必要となるが、肌細かな模様を作るためのマスキングは
かなり厄介であるとともに模様境界でにじみが発生して
模様が不鮮明となるが、本発明では、ドツトの有無によ
り模様を形成するので、マスキング処理などは不要でか
つ肌細かな模様が得られるとともに鮮明な模様が得られ
る。
以下、詳細に述べる。
(1)調質圧延用ワークロール まず、調質圧延に使用されるワークロールに研磨加工に
よりブライト仕上を施す。次にダル部に相当する部分に
複数のドツトをレーザビームのような高密度エネルギの
パルスビームを照射して形成する。このようにして形成
されたダル部の表面形態を第1,2図に示す。レーザビ
ームの1パルス照射により、クレータ1がロール3の表
面に形成され、この時溶融したロールの母材金属は盛上
がってフランジ部2となる。6はロールのもとの表面が
そのまま残ったものである。本発明ではこのクレータ1
とフランジ2を含めてドツトと称している。
このようなドツトを複数個形成して模様として形作るに
は、ワークロールを連続的もしくは間欠的に回転させる
とともにレーザビームの照射位置をロール長手方向に移
動させるが、この場合、レーザビームの強さ、照射時間
及び照射位置等、また02等のアシストガスの流量、圧
力等の各条件を前記ワークロールの回転と関連づけて制
御することによりドツトの大きさ、ドツトのピッチ等ま
た未加工部(ブライト部)の大きさ等を変化させて所望
の模様を得ることができる。
第3図はこのようにして格子模様を加工したワークロー
ルの模式図であり、第4図はその部分拡大図である。尚
、上記ドツトを形成するフランジ2については、必ずし
もリング状である必要はなく、リング状の一部を途切れ
させてなる1又は2以上の円弧状であってもよく、或い
は、パルスビームの照射エネルギを高めたり、アシスト
ガスの流量等を多くして、このフランジ2を完全になく
してクレータ1のみのドツトとしてもよい。
(2)鋼板への模様付加工 前記模様を施されたワークロールを用いて、調質圧延を
鋼板に施すことによってダル部とブライト部からなる模
様が鋼板表面に転写される。この場合のダル部における
鋼板表面の挙動を第5図に基づき説明する。即ち、ロー
ル3を鋼板7に強い圧力で押付けることにより、鋼板7
の表面で局所的塑性流動が生じて、クレータ1の内側に
金属が矢印の如く流れ込む。その結果得られた鋼板表面
の微視的形態は第6図のようになる。即ち、ロールのク
レータ1に相当する部分には山頂面8が、フランジ部2
に相当する部分はリング状溝11がそれぞれ形成される
。なお、9はロールのもとの面6に対応した中間平坦面
であり、また、この面9はブライト面と同じ高さレベル
にある。
なお、ワークロール3にフランジ部2が形成されずクレ
ータ1のみが形成された場合には、鋼板7表面に形成さ
れるのは第7図に示すように山頂面8と中間平坦面9の
みとなる。
以上のことから明らかなように、調質圧延された鋼板は
、ダル部といえども、ショツトブラスト加工などで得ら
れるものと比較して、山頂面8゜平坦面9の平坦部が多
いという特徴を有する。
(3)模様鋼板に対する表面処理 このようにして得られた模様鋼板の表面に錫。
クロム、亜鉛等の金属をメンキして耐食性、耐候性を得
るとともに、鋼板に付与された模様がくっきりと浮かび
上がり、非常に装飾性に優れたものとなる。更に、金属
メッキ後に、透明樹脂などを被覆してもよい。
ここで、金属メッキ後の表面形状を模式的に示すと第8
図のようになる。即ち7が模様鋼板であり、その表面に
メッキ層14が形成されて、その結果模様メッキ鋼板1
2となる。この模様メッキ鋼板12のダル部はショツト
ブラスト、放電加工と比べて平坦部が多いことから、鋼
板の単位面積当たりの表面積は少ない、従ってメッキ量
が同じであれば、本発明による模様メッキ鋼板のダル部
においては、そのメッキ層14の厚みが大きくなり、従
って、耐食性、耐候性の点でより有利となる。更に、上
記メッキ層を電気メッキにより形成させる場合には、電
流密度が高(なる凸部にメッキ金属が多く析出すること
が知られており、従ってメッキ層の厚みは、 山頂面8のメッキ層≧平坦面9の メッキ層〉谷部11のメッキ層 の関係になる。
このことは、次の点で有利に作用する。即ち、本発明の
模様鋼板から得られる模様メッキ鋼板を、例えば紅茶缶
1口紅などの蓋を装着する箇所に使用した場合には、蓋
の内面と接触するのは山頂面8のメッキ層であることか
ら摩耗に対して有利となり、長期間使用しても磨滅によ
り模様が消滅することはない。更に、鋼板の地肌が露出
しにくく錆が発生しにくいのである。
(4)模様鋼板の表面形状 第9図に示すようにワークロール表面に形成されたダル
部におけるドツトの径をD(μm)、深さをH(μm)
とすると、パルスビームによるドツト加工時のドツト径
りとドツト深さHの関係は第10図のようになる。即ち
、ドツト径りを大きくするとドツト深さHも増加するが
、特に、ドツト径300I!mを越えると、深さHは急
激に大になる。
ところで、調質圧延は周知のように形状矯正と表面調質
を目的とするものであるが、両者を満足するにはある程
度圧下率を大きくしなければならない。即ち、これは転
写率が高くなることを意味する。従ってドツト径りの大
きなワークロールを用いて調質圧延を行うと鋼板に転写
されて形成される山頂の高さも大きくなり、この高さは
ドツト径りが大きくなるに伴い大きくなり、特にドツト
径りが300μmを越えると急激に高くなる。このよう
に、山頂面が高(なると、模様が形成される面とは反対
の面には微小な欠陥が現れ、特に板厚が0.5fi以下
の場合に顕著である。この理由によりドツト径りは30
0μm以下とする。
また、ワークロールのドツト径りはそのまま転写されて
鋼板のドツト径となるが、このドツト径が10μ以下で
はいくらドツトの数、即ち密度を高くしても明確な模様
として認識されないので、ドツト径の下限は10μmと
するべきである。
以上のことから明らかなように、本発明では模様を模様
として認識するのは、ドツトの大きさ、凹凸の程度では
なく、ドツトの有無及び密度によってである。従ってワ
ークロールのドツト深さ即ちm板のドツト高さは必ずし
も大きくする必要はない。
一方、ロールコストの面からドツトの大きさを考察する
。上述のようにドツト径が大きくなるとドツト深さも大
きくなるが、これはロールの再生加工時の研摩代が大き
くなることから、ロール原単位を悪化させる。また、加
工コスト(加工能率、加工エネルギ)の点からみるとド
ツト径の大きい方が好ましい。第11図のグラフに示す
実線がロールコストの変化であり、破線が加工コストで
ある。以上の理由からロールの条件面からもドツト径は
上限を300μmとする。
第12図に示すように、鋼板ダル部におけるドツトの径
をD(μm)+  ドツトのピッチをSm(μm)とす
ると、ドツトの面積率ηは次式で表される。
Sm≧Dの場合 S m < Dの場合 一方、ドツト密度N(個/鶴2)は次式で求められる。
■、■及び0式より次式を得る。
Sm≧Dの場合 π Sm<Dの場合 π 即ち、ドツト面積率ηとドツト密度Nはドツト径を一定
とすれば1対1の関係にある。そこで本発明ではドツト
面積率ηについて規定した。
第13図に示すような辺の長さが100 mmのサンプ
ル片を作成した。ここで、aはブライト部、b、c、d
は各辺の長さが0.5”+  1.0鶴、1.5鶴のダ
ル部である。この場合、ブライト部aの表面粗度Raは
0.05μm、0.13μm、0.25.crm、0.
35μm及び0.45μmの5水準を用意し、これらの
水準において、ダル部す、  c、  dでのドツト面
積率がほぼ100%、80%、55%、30%、10%
の5水準とし、即ち、計25枚のサンプル片を作成した
。これらのサンプル片のダル部す、c、dにより識別テ
ストを行った。この識別テストは、視力1.0〜1.5
の判定者3人によって、照度200ルクスの明るさのも
とて30cm離れた位置でサンプル片のダル部す、c、
dが識別可能かどうかを判定するものである。
以上の結果を第14図に示す。同図において縦軸はダル
部す、c、dでのドツト面積率ηを示し、横軸はブライ
ト部aの表面粗度である。ダル部の大きさが一辺0.5
 tmではいずれの条件でも、それを識別することがで
きず、また同1.0鶴と1.5 mとではほぼ同じ結果
が得られたので、ダル部の大きさが一辺1.0fiのも
のについてデータをのせており、図中Q印は3人とも識
別できたもの、△印は3人中2人が識別可、X印は3人
とも識別不能の場合である。この第14図によりダル部
のドツト面積率30%以上で、且つブライト部の粗度が
0.40μmRa以下であればドツト部の識別が可能な
ことがわかった。最も、識別を良くするにはブライト部
の粗度が0.20μmRa以下で、面積率を30%以上
にするのが望ましい。
次に第15図に示すように、幅Wのダル部、ブライト部
及びダル部の模様を加工したサンプル片(第1表) を用いて、斜線を付した2つのダル部が識別可能かどう
か調査した。判定方法については前述の識別テストと同
じである。なお、この場合はダル部のドツト面積率は3
0%とし、ブライト部の粗度は0.40μmとした。そ
の結果は前記第1表に示される。これにより、ダル部と
ダル部の間に存在するブライト部の幅が1鶴以上であれ
ば、ダル部が識別できることがわかる。
〔実施例1〕 調質圧延用ワークロールにドツト径150μm。
ドントピッチ240μm、ドツト面積率30.6%のダ
ル部と、研磨面粗度(Ra)が0.05μmブライト部
から成るストライプ模様を施した。第16図(alはス
キンパスワークロールの全体図であり、同(b)はその
拡大図であり、同(0)はさらにその拡大図である。
第16図(a)に示される上記ロールを2スタンド調質
圧延機の最終スタンドに組み入れて、サイズ0.20X
794mのコイルを圧下率1.3%で調質圧延した。こ
の鋼板の転写率は98%(ダル部粗度(Ra)1.18
μm)であった。この後、コイルを分割し、一方を5.
6 g / rd錫メッキ処理を行った。又、他方を1
30■/mzクロムメッキ処理を行い、電気錫めっき鋼
板と電気クロムメッキ鋼板を作ったがいずれもめっき処
理後も明確な模様が浮き出ていた。
〔実施例2〕 研磨面粗度が0.05μmRaのワークロールに径が1
0〜300μmのドツトから成る木目模様を施した。こ
の様子は第17図に示され、同(alには木目模様が表
れ、同(b)にはその一部が拡大されて示される。
但し、木目の線に相当するドツト集合部の面積率を55
%とし、線の幅を1m以上離した。上記ロールをジング
ルスタンド調質圧延機の上ロールに組み込み、サイズ0
.8nX914uの焼鈍済ステンレス(SUS304)
を圧下率1.0%の調質圧延を行った。その結果、ロー
ルの模様欠損や鋼板裏面への圧痕底は発生せず、又鋼板
表面の模様も明確であった。
(比較例1) 実施例1と同じ材料、調質圧延であるが、模様ロールを
従来からあるフォトエツチング法で模様付けを行ったが
、模様深さが100μm以上でないと、ロール表面の模
様が明確にならなかった。
実施例1と同様なストライプ(たてじま)模様をフォト
エツチング法で行う場合は、ワークロールにエンボスフ
ィルムを巻きつけると、ロールカーブにより縦縞がずれ
てしまった。
一応、模様深さ120μmにし、実施例1と同じ材料を
同一圧延方法で圧延したが、模様面と反対面に圧痕底が
発生した。又、明確な模様が得られなかった(コントラ
ストがない)。
(比較例2) 実施例2と同一材料、同一調質圧延方法だが模様付けを
フォトエツチング法で行った。この模様深さも120μ
mとした。
ロールの木目模様の木目筋部が凸となっているので、圧
延長約2kmで模様が欠ける等の問題があった。又調質
圧延初期の鋼板裏面に圧痕底が発生した。
〔発明の効果〕
以上述べたことから明らかなように、本発明による模様
鋼板及びその製造方法によれば、従来の模様鋼板の構造
成いは製造方法に応じて、それぞれが抱え込んでいるそ
れぞれの問題点を全て解決することができ、耐食性、耐
候性及び装飾性に優れた模様鋼板を得ることができ、更
に、安価に製造することができるという効果がある。
なお、本発明によればダル部におけるドツトの大きさや
重なり具合を変えることにより、絵もしくは写真のよう
な濃淡画状の模様鋼板を得ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はワークロールの拡大断面図、第2図はワークロ
ールの展開図、第3図はワールロールの正面図、第4図
はワークロールのクレータの並びを示す平面図、第5図
は鋼板への模様付は状態を示す断面図、第6図は鋼板の
断面図、第7図は鋼板の他の例の断面図、第8図は第7
図の鋼板にメッキを施した状態の断面図、第9図はワー
ルロールのダル部の寸法関係を表す説明図、第10図は
ドツトの深さと径との関係を示すグラフ、第11図はロ
ールのドツト径とコストとの関係を示すグラフ、第12
図(a) (b)はドツトの径とピンチを示す説明図、
第13図はブライト部とダル部を形成したサンプル片の
平面図、第14図はブライト部とドツト面積率と識別力
との関係を示す説明図、第15図はダル部の識別力試験
のためのサンプル片の平面図、第16図はスキンパスワ
ークロールの一実施例を示すもので、同(a)は全体の
正面図、同(blは同(a)の拡大図、同(C)は同(
11)の拡大図である。 第17図はスキンバスワールロールの他の実施例を示す
もので、同(a)は表面拡大図、同(blは同(alの
拡大図である。 D・・・ドツト径、I・・・ドツト面積率、Ra・・・
表面粗度、1・・・クレータ、2・・・フランジ部、3
・・・ワークロール、7・・・模様鋼板、8・・・山頂
面、9・・・中間平坦面、12・・・模様メッキ鋼板、
14・・・メッキ層第1図 第3図 第4図 第6図 第7図 第8図 第9図 第1Q図 径D(L+m) 第11図 第12図 第14図 第15図 第16図 :  \〜 ゝ〜〜 第17図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数のドットを有するダル部とドットを有しない
    ブライト部とを組合わせてなる模様鋼板において、前記
    ダル部のドット径D(μm)及びドット面積率η%を 10≦D≦300 30≦η≦100 とし、且つこのダル部の辺又は径を少なくとも1mmと
    するとともに、前記ブライト部の表面粗度Raを0.4
    0μm以下とし、更にこのブライト部の辺又は径を少な
    くとも1mmとしたことを特徴とする模様鋼板。
  2. (2)冷間圧延及び焼鈍を施した冷延鋼板に調質圧延を
    施して模様鋼板を製造する模様鋼板の製造方法において
    、研磨加工により表面粗度Raが0.40μm以下とな
    るブライト仕上を施したワークロールの表面に、高密度
    エネルギ源を用いて複数のドットを有するダル部を、辺
    又は径が少なくとも1mmの大きさとなるように加工す
    るとともに、これらダル部どうしの間にある未加工部と
    してのブライト部の辺又は径大きさを少なくとも1mm
    として、ダル部とブライト部との組合わせからなる模様
    を形成し、このダル部とブライト部との組合わせからな
    る模様を有するワークロールを用いて、冷間圧延及び焼
    鈍後の冷延鋼板に調質圧延を施して前記模様を転写する
    ともに、前記ダル部におけるドット形D(μm)及びド
    ット面積率η(%)を、10≦D≦300 30≦η≦100 としたことを特徴とする模様鋼板の製造方法。
  3. (3)前記高密度エネルギ源がレーザであることを特徴
    とする模様鋼板の製造方法。
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