JPS63164151A - 電子顕微鏡像出力方法 - Google Patents

電子顕微鏡像出力方法

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JPS63164151A
JPS63164151A JP61311125A JP31112586A JPS63164151A JP S63164151 A JPS63164151 A JP S63164151A JP 61311125 A JP61311125 A JP 61311125A JP 31112586 A JP31112586 A JP 31112586A JP S63164151 A JPS63164151 A JP S63164151A
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image
electron microscope
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Application number
JP61311125A
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English (en)
Inventor
Nobufumi Mori
信文 森
Takayuki Kato
隆之 加藤
Tetsuo Oikawa
哲夫 及川
Yoshiyasu Harada
原田 嘉晏
Junji Miyahara
宮原 諄二
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Jeol Ltd
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Jeol Ltd
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/22Optical, image processing or photographic arrangements associated with the tube
    • H01J37/224Luminescent screens or photographic plates for imaging; Apparatus specially adapted therefor, e. g. cameras, TV-cameras, photographic equipment or exposure control; Optical subsystems specially adapted therefor, e. g. microscopes for observing image on luminescent screen

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電子顕微鏡像の出力方法に関するものであり、
特に詳細には複数の部分画像を合成して試料の全体的な
電子顕微鏡像を出力する場合に、各部分画像の境界部に
濃度段差が生じないようにした電子顕微鏡像出力方法に
関するものである。
(従来の技術) 従来より、試料を透過させた電子線を電界あるいは磁界
によって屈折させて、試料の拡大像を得る電子顕微鏡が
周知となっている。この電子顕微鏡においては、試料を
透過した電子線により対物レンズの後焦点面に試料の回
折パターンが形成され、その回折波が再び干渉して試料
の拡大像が形成されるようになっている。したがって投
影レンズにより上記拡大像を投影すれば試料の拡大像(
散乱像)が観察され、また上記後焦点面を投影すれば拡
大された試料の回折パターンが観察される。なお対物レ
ンズと投影レンズとの間に中間レンズを配置しておけば
、この中間レンズの焦点距離調節により、上述の拡大像
(rllll乱射るいは回折パターンが随意に得られる
上述のようにして形成される拡大像あるいは回折パター
ン(以下、一括して透過電子線像と称する)を観察する
ため従、来は一般に、投影レンズの結像面に写真フィル
ムを配して透過電子線像を露光させたり、あるいはイメ
ージインテンシフ71イアを配して透過電子線像を増幅
投影するようにしていた。しかし写真フィルムは電子線
に対して感度が低い上用像処理が面倒であるという欠点
を有し、一方イメージインテンシファイアを用いる場合
、画像の鮮鋭度が低い上、画像に歪みが生じ−<′)す
いという問題がある。
また上記のような透過電子線像に対しては、像を見易く
する等の目的で階調処理、周波数強調処理、濃度処理、
減算処理、加算処理等の画像処理や、フーリエ解析法に
よる3次元像の再構成、画像の2値化および粒子径測定
等のための画像解析、さらには回折パターンの処理(結
晶情報の解析、格子定数、転移、格子欠陥の解明等)等
の処理が施されることが多いが、このような場合従来は
、写真フィルムを現像して得た顕微鏡像をミクロフォト
メータで読み取って電気信号に変換し、この電気信号を
例えばA/D変換してからコンピュータにより処理する
という煩雑な作業を行なっていた。
上記のような事情に鑑みて本出願人は、電子顕微鏡像を
高感度、高画質で記録再生可能で、しかも各種処理が容
易となるように、顕微鏡像を担持する電気信号が直接得
られる、新しい電子顕微鏡像記録再生方法を提案した(
特開昭61−51738号、特開昭61−93539号
′8)。この電子顕微鏡像記録再生方法は基本的に、電
子線エネルギーを蓄積する蓄積性蛍光体シート等の2次
元センサに、試料を透過した電子線を真空状態で蓄積記
録し、次いで該2次元センサに光照射あるいは加熱を行
なって蓄積されたエネルギーを光として放出させ、この
放出光を光電的に検出して画像信号を得、この画像信号
を用いて試料の透過電子線像を再生するものである。
上記の2次元センサとは、電子線露出を受けたときその
エネルギーの少なくとも一部を一時的に蓄積し、後に外
部から刺激を与えると蓄積しているエネルギーの少なく
とも一部を光、電気、音等の検出可能な形態で放出する
能力を持つ材料からなるものである。この2次元センサ
として具体的には、例えば特開昭55−12429号、
同55−116340号、同55−163472号、同
56−11395号、同56−104645号公報等に
示される蓄積性蛍光体シートが特に好適に用いられうる
。すなわち、ある種の蛍光体に電子線等の放射線を照射
するとこの放射線のエネルギーの一部がその蛍光体中に
蓄積され、その後その蛍光体に可視光等の励起光を照射
すると、蓄積されたエネルギーに応じて蛍光体が蛍光(
輝尽発光)を示す。このような性質を示す蛍光体を蓄積
性蛍光体と言う。蓄積性蛍光体シートとは、上記蓄積性
蛍光体からなるシート状の記録体のことであり、一般に
支持体とこの支持体上に積層された蓄積性蛍光体層とか
らなる。蓄積性蛍光体層は蓄積性蛍光体を適当な結合剤
中に分散させて形成したものであるが、この蓄積性蛍光
体層が自己支持性である場合、それ自体で蓄積性蛍光体
シートとなりうる。なお、この蓄積性蛍光体シートを形
成するための輝尽性蛍光体の例は、前記特開昭61−9
3539号に詳しく記載されている。
また、上述の2次元センサとして、例えば特公昭55−
47719号、同55−47720号公報等に記載され
ている熱蛍光体シートを用いることもできる。この熱蛍
光体シートは、主として熱の作用によって蓄積している
放射線エネルギーを、熱蛍光として放出する蛍光体く熱
蛍光体)からなるシート状の記録体である。
上記電子顕微鏡像記録再生方法においては、蓄積性蛍光
体シート等の2次元センサに電子顕微鏡像を蓄積記録す
るようにしたから、電子顕微鏡像を高感度で記録するこ
とが可能になり、したがって電子顕微鏡の電子線露光量
を低減でき、試料の損傷を少なくすることができる。ま
たこの方法においては電子顕微鏡像に階調処理、周波数
強調処理等の画像処理を施すことも極めて容易になり、
また前述したような回折パターンの処理や、3次元像の
再構成、画像の2値化等の画像解析も、上記電気信号を
コンピュータに入力することにより、従来に比べ極めて
簡単かつ迅速に行なえるようになる。
一方、電子顕微鏡像を可視懺として出力する際、複数の
部分画像を合成して試料の全体的な像を出力させること
がある。このような電子顕微鏡像出ツノ方法は、例えば
試料を高分解能で、しかも広い範囲に亘って観察したい
ような場合に広く採用されている。
従来この合成画像出力は具体的に、まず試料各部分(区
画)の電子顕微lt像のハードコピーを形成し、これら
のハードコピーをつなぎ合わせて合成する、という方法
によって行なわれてきた。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上述のような合成画像出力を行なうと、隣り
合う各部分画像の境界部の濃度が異なり、ここにいわゆ
る濃度段差が生じて、合成画像が見難いものになること
がある。
このような不具合は主に、電子線露光量が各部分画像の
記録毎に僅かずつバラつくことによって生じる。また前
述のような2次元センサを用いる場合には、上記のこと
に加えて、画像読取り時の光照射量あるいは°加熱量が
各部分画像毎にパラつくことによっても上記不具合が生
じるし、さらに各部分画像毎に異なる2次元センサを用
いるようにしたときは、各センサの感度バラツキも上記
不具合を生じる原因となる。
本発明は、前述のような濃度段差を生じることなく、部
分画像を合成して試料の全体的な電子顕微鏡像を出力す
ることができる電子顕微鏡像出力方法を提供することを
目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の電子顕微鏡像出力方法は、先に述べた2次元セ
ンサを用いる電子顕微鏡像記録再生方法においては、電
子顕微5uitを担う画像信号が容易に形成される点に
着目して得られたものであり、この画像信号に基づいて
電子顕微鏡像を出力するに際し、 試料を複数の区画に分けて各区画毎に電子線の蓄積記録
を行ない、 各区画毎に得られた上記画像信号を、各区画が集合され
てなる全体的な試料像を示すように合成し、 各区画についての上記画像信号を、隣り合う区画同士で
それらの境界部の信号値がほぼ等しくなるように補正す
ることを特徴とするものである。
(作  用) 上記のように隣り合う区画についての画像信号が、境界
部の信号値がほぼ等しくなるように補正されれば、これ
らの画像信号に基づいて出力された画像においては、上
記境界部の濃度がほぼ等しくなり、前述の濃度段差が生
じない。
(実施態様) 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。
第1図は、本発明の方法によって電子顕微鏡像を出力す
る装置の大略を示すものである。電子顕微鏡1の鏡体部
1aは、一様の速度の電子FA2を射出する電子銃3と
、電子線2を試料面に絞り込む磁気レンズ、静電レンズ
等からなる少なくとも1コの集束レンズ4と、試料台5
と、上記集束レンズ4と同様の対物レンズ6と、投影レ
ンズ7とを有してなる。試料台5上に載置された試料8
を透過した電子線2は上記対物レンズ6により屈折され
、該試料8の拡大透過@8aを形成する。この拡大透過
像8aは投影レンズ7により、結像面9に結像投影され
る(図中の8b)。
上記鏡体部1aの下方には、電子顕微鏡像記録読取装置
10が配置されている。この電子顕微鏡像記録読取装置
10は、鏡体部1a内のitI記結像而9面固定された
蓄積性蛍光体からなる2次元センサ(以下、蓄積性蛍光
体シート11という)と、励起光源12および光走査系
13からなる励起手段と、前記鏡体部1aの周壁に設け
られた透光窓14を介して蓄積性蛍光体シート11に対
向するように配されたフォトマルチプライヤー(光電子
増倍管)15と、消去光源16とを有している。
上記蓄積性蛍光体シート11は前述したような蓄積性蛍
光体が透明支持体上に層成されてなるものである。まl
ζ励起光源12は一例としてHe−Neレーザ、半導体
レーザ等からなり、光走査系13は第1および第2の光
偏向器13a、13bと、固定ミラー13cとからなる
。第1;Bよび第2の光偏向器13a 、 13bとし
てはそれぞれ、ガルバノメータミラー、ポリゴンミラー
、ホログラムスキャナ、へ〇D等の公知の光−内器が使
用されつる。励起光源12からII)J出された励起光
ビーム12aは第1の光偏向器13aにより偏向される
とともに、第2の光偏向器13bにより上記偏向の方向
と直角な方向(図の矢印へ方向)に偏向され、例えば鉛
ガラス等が嵌め込まれた透光窓21を透過して鏡体部1
a内に入射し、固定ミラー13cにJ3いて反射して前
記蓄積性蛍光体シート11上に入射する。このようにし
て蓄積性蛍光体シート11は、励起光ビーム12aによ
りX−Y両方向に走査される。なお図示はしないが、励
起光源12から発せられた励起光ビーム12aは、蓄積
性蛍光体シート11が発する輝尽発光光(侵に詳述する
)の波長領域をカットするフィルターを通過させ、ビー
ムエキスパンダーによりビーム径を調整した後、光偏向
器13a、13bで偏向され、次いでfθレンズを通過
させて均一なビーム径として蓄積性蛍光体シート11に
入射されるのが好ましい。
前記消去光源16は蓄積性蛍光体シート11の励起波長
領域に含まれる光を発生するものである。そして上記第
2の光偏向器13bと固定ミラー13cとの間において
励起光ビーム12aの光路中に入る位置と、該光路から
外れた位置とをとりうるミラー11が配設されている。
消去光源16が発する消去光+6aはレンズ18によっ
て集光され、上記ミラー17が励起光ビーム12aの光
路中に入る位置に設定されていれば、該ミラー17およ
び固定ミラー13cにJ3いて反射して、蓄積性蛍光体
シート11を全面的に照射する。また対物レンズ7と蓄
積性蛍光体シー1−11との間において鏡体部1aには
、電子線2を遮断しうるシャッター19が設けられ、蓄
積性蛍光体シート11とフォトマルチプライヤ−15と
の間には光シヤツター22が設けられている。そして前
記透光窓14には、蓄積性蛍光体シート11が発する輝
尽発光光のみを透過させ、励起光ビーム12aを取り除
く光学フィルターを備えたガラス20が嵌着されている
。また鏡体部1aの内部は通常の電子顕微鏡にお【ノる
のと同様に、蓄積性蛍光体シート11が配置されている
部分も含めて、電子顕微鏡稼動中は真空ポンプ等の公知
の手段により真空状態に維持される。
フォトマルチプライヤ−15の出力は増幅器23、A/
D変換器24、信号処理回路25に入力され、最終的に
例えばCRT等の画像再生装″?i26に送られる。な
お信号処理回路25から出力されるディジタル画像信号
Sdは、後述する画像メモリ50にも入力可能となって
いる。
以下、上記構成の電子顕微鏡像記録読取装置10による
電子顕微鏡像の記録、読取りについて詳しく説明する。
試料台5に試料8を載置し、電子銃3、集束レンズ4、
対物レンズ6および投影レンズ7を駆動させ、そして前
述のシャッター19を開くと(第1図図示の状態)、結
像面9に固定された蓄積性蛍光体シート11に、試料8
の拡大透過像8bを担持する電子Fii2のエネルギー
が蓄積される。この電子線露光の際に、光シヤツター2
2は閉じられているのが好ましい。次いでシャッター1
9が閉じられ光シヤツター22は開かれ、続いて前述の
ように励起光源12から射出され、X−Y両方向に偏向
された励起光ビーム12aがシート11上に入射せしめ
られる。このように偏向された励起光ビーム12aによ
り蓄積性蛍光体シート11は2次元的に走査され、該シ
ート11は上記電子線エネルギーのレベルに応じた強度
の輝尽発光光を放出する。
この輝尽発光光はシート11の裏側から、上記励起光ビ
ーム12aを取り除く光学フィルターを備えたガラス2
0を介してフォトマルチプライヤ−15によって受光さ
れ、輝尽発光光量が充電的に読み取られる。
上記輝尽発光光の光量を担持するフォトマルチプライヤ
−15の出力は、増幅器23によって適正レベルの電気
信号(読取画像信号)Sに増幅される。
次いでこの読取画像信号SはA/D変換器24において
、ディジタル画像信号Sdに変換され、信号処理回路2
5において例えば階調処理、周波数強調処理等の信号処
理を受けて画像再生装置26に送られる。このように画
像再生装置26において読取画像信@Sに基づいて画像
を出力することにより、−F記輝尽発光光が担持する前
記拡大透過像8bが再生される。
な53画像再生装置26としては、前述のCI’< T
の他、第2図に示すような光走査記録装置ら好適に用い
られる。以下、この第2図の光走り記録装置により画像
再生する場合について簡単に説明する。
感光フィルム100を第2図に矢印Yで示り一副走査方
向に移動させるとともに、記録光としてのレーザビーム
101を光偏向器104により感光フィルム100上に
おいて矢印X方向に主走査させ、該レーザビーム101
を信号供給回路102からの画像信号に基づいてA10
変調器103により変調することにより、感光フィルム
100上に可視像を形成する。
上記変調用画像信号として、前述の信号処理回路25か
ら出力された信号を用いれば、蓄積性蛍光体シート11
に蓄積記録された前記拡大透過像8bが感光フィルム1
00に再生される。
なお信号処理回路25から出力された画像信号は、以上
説明のように直ちに画像再生装置26に送って電子顕微
鏡像再生に供してもよいし、あるいは後に画像再生する
ために、一旦磁気テープ、磁気ディスク等の記憶媒体2
8に記憶させておいてもよい。
以上説明のようにして輝尽発光光の読取り、すなわら電
子顕微鏡像の読取りが終了した後、光シヤツター22が
閉じられ、ミラー17は励起光ビーム12aの光路中に
入る位置に立てられ、そして消去光i!i16が点灯さ
れる。それによりシート11の表面には、該消去光源1
6が発する消去光16aが照射される。蓄積性蛍光体シ
ート11に前記のように励起光ビーム12aが照射され
ても、該シート11に蓄積されていた電子線エネルギー
がすべて放出される訳ではなく、残像が残る場合がある
。しかし上記のようにして蓄積性蛍光体シート11に消
去光16aを照射すれば、上記残像が消去され、蓄積性
蛍光体シート11が再使用可能となる。またこの消去光
照射により、シート11の蛍光体中に不純物としてて含
まれている2ai Raなとの放射性元素によるノイズ
成分も放出される。上記消去光IIjiieとしては、
例えば特開昭56−11392号に示されているような
タングステンランプ、ハロゲンランプ、赤外線ランプ、
キセノンフラッシュランプあるいはレーザ光源等が任意
に這択使用され得る。また読取り用の励起光源12を消
去用に兼用してもよい。
なお視野探しとピント合せのための画像は、以上説明し
たのと全く同様にして画像再生装置26に出力可能であ
り、この画像を観察しながら視野探しとピント合せを行
なえばよい。
次に、前述したように試料8の複数の部分を合成して出
力する場合について説明する。本例においては、第3図
に示すように、試料8を4×4=16の区画に分け、各
区画についての電子顕微鏡像PK、P2・・・Pusを
集めて1枚の大きな画像を合成する。このような各区画
の画像を蓄積性蛍光体シート11に記録する際、視野設
定は所定の手順に従って行なわれ、それにより、互いに
隣接する16の区画の電子顕微鏡像Pr 、Pz・・・
P+cが順次菩積性蛍光体シート11に記録される。こ
の際1枚の画像を記録する毎に前述の画像読取りが行な
われ、それによって得られた読取画像信号Sdはメモリ
50に記録される。そして先に述べた消去を繰り返して
、16の区画すべてについての読取画像信号Sdが各区
画と対応付けて順次メモリ50に記憶される。
上記メモリ50は、撰述する=度データ計算部51、濃
度合せデータ処理部52、濃度データ用メモリ53、制
御部54およびメモリ55とともに濃度合せ用信号補正
装置56を構成するものであり、これらは公知のコンピ
ュータシステムから構成される。温度データ計算部51
はメモリ50に記憶された読取画像信号Sdのうちから
、まず第1番目の電子顕微鏡像P1と第2番目の電子顕
微鏡像P2  (第3図参照)を担う画像信号3dr 
、Sdzを読み出し、そしてこれら2組の画像信号Sd
L 、SO2から、両電子顕微鏡@Pt、Pzの境界部
の例えば各1画素列Ll’ 、Lzに関する画像信号を
それぞれ抽出する。これら画素列Lr ’ 、L2の部
分の濃度は本来ηいに等しいはずであるが、先に述べた
ような理由でそうならないことがある。そこで濃度デー
タ計算部51は、画素列L1’についての複数の画像信
号の平均値A1+を求めるとともに、画素列L2につい
ての複数の画像信号の平均値A2を求めた上で、 kz=Al’  A2 なるに2の値を求める。この値に2は、電子顕微En 
@ P zについての補正値として、濃度データ用メモ
リ53に記憶される。第1番目の電子顕微!U (!J
!Plに関する画像信号Sdtは、そのまま濃度合せデ
ータ処理部52を介してメモリ55に記憶される。
−5第2番目の電子顕微鏡像P2に関する画像信号Sd
zは、上記補正係数に2を読み出す制御部54によって
制御される濃度合せデータ処理部52において、一様に
この補正係数に2を加えるように補正される。こうして
補正された画像信号5(jz ’は、第2番目の電子顕
微鏡像P2に関する画像信号としてメモリ55に記憶さ
れる。
次に濃度データ計算部51は第2番目の電子顕微鏡@P
2および第3番目の電子顕微鏡像P3についての画像信
号Sd2、SO2をメモリ50から読み出し、上記と同
様に境界部画素列Lz’、L3(第3図参照)の画像信
号の平均値A2 ’ 、A3を求めた上で、メモリ53
から前記に2の値を読み出し、 k3−(kz +A2 ’ ) −A3なるに3の値を
求める。この値に3は、電子顕微鏡像P3についての補
正値として濃度データ用メモリ53に記憶される。そし
て電子顕微鏡像P3に関する画像信号S d 3は、前
述と同様に温度合せデータ処理部52にJ5いて、一様
に上記の補正係数に3を加えるように補正される。こう
して補正された画像信号Sd3’は、第3番目の電子顕
微鏡像P3に関する画像信号としてメモリ55に記憶さ
れる。以上述べた信号補正は、第3図に矢印で示す順序
に従って、順次第16番目の電子顕微鏡像PIGに関す
る画像信号Sdtらについてまで行なわれる。
合成画像を出力する際には、書込み制御部51がメモリ
55から各電子顕微鏡像Pr 、P2・・・PlGに関
する画像信号Sdx 、Sdz ’ 、SO2’・・・
5dI6′を読み出し、これらの信号をプリ゛ンタ58
に入力させる。このとき各画像信号は、16の画像P+
〜P1gが、第3図図示の通りに合成されるように組み
変えられた上でプリンタ58に入力される。
それにより該プリンタ58からは、16の画像が4×4
に合成されて試料8の広い範囲を示す電子顕微鏡像60
のハードコピーが出力される。なおこのプリンタ58と
しては、例えば第2図に示したような装置が利用されつ
る。
上記の合成電子顕微鏡@60を担う画像信号Sd’は、
先に述べたような補正を受けているから、隣接する各画
像の境界部L1と12 、L2 ’とL3、・・・の信
号値が等しくなっている。したがってこの合成電子顕微
鏡像60においては、各画像の境界部に濃度段差が生じ
ることがない。
なお上記例においては、電子顕微鏡倣P6以降の電子顕
微鏡像に関しては、前述のような信号補正を受ける際に
、隣接2画像が既に信号補正を受けていることになる。
すなわち、例えば電子顕微鏡像P8が信号補正を受ける
際、その上側の電子顕微11tIiIP 3と右側の電
子顕微鏡像P5が既に信号補正を受けた状態となってい
る。前記画像信号の補正は、補正完了後の2 V4接画
像のどちらに基づいて行1zつでも本来間じになるはず
であるが、補正誤差等のために、そうならないこともあ
る。
そこで電子顕微鏡像P6以降の電子顕微ui像に関して
は、既に補正を受けた2Fa接画像の双方に基づいて上
記の補正を行なうようにしてもよい。つまり例えば電子
顕微R像P6に関しては、前述のようにして電子顕微鏡
像P6に関する補正後画像信号S d soに基づいて
得られる補正値に6の他に、補正後電子顕微鏡像P3と
電子顕微鏡像P6との境界部の画像信号に基づいて前記
と同様の補正値に6′を求め、これら両補正値に6、k
8′の例えば平均値を画像信号S d aに一様に加え
るようにしてもよい。
あるいは、電子顕微鏡B4 P sの上境界部H6、右
境界部La  (第3図参照)の平均濃度が、それぞれ
上側の電子顕微M fi! P 3の境界部H3°、右
側の電子顕微鏡像P5の境界部Ls’の平均濃度と等し
くなるように画像信号Sd6を補正してもよい。すなわ
ちこの場合は、上記上境界部H6、右境界部L6の各画
像信号の平均値をそれぞれB8、八6とし、境界部H3
’ 、L!1 ’の各画像信号の平均値をそれぞれ83
 ’ 、As ’ とすると、第5図に示すように元の
画像信号S d sを、信号値B6は(B3 ’ +に
3)に、また信号値へ〇は(Aa°十kS)に変換され
るように、直線fが示す特性で変換すればよい。上記直
線fの式は、変換後の画像信号をS d s ’とする
と、B3’+に3−A6’ ks Sds’=   □      (Sd6 86)+(
B3’+に3)Bs  As であるから、結局電子顕微鏡像P6を担う元の画像信号
S d sのすべてを上式で示すように直線変換してS
 d s ’とずればよい。そして次の第7番目の電子
顕微鏡像Pr以降についても、同様の操操を行なえばよ
い。なお第7番目の電子顕微鏡像Prの画像信号S d
 rを上記のように変換する際は、境界部L6°の平均
信号値(As ’ +ks )は上記変換後の画像信号
Sds’に基づいて求め、また第11番目の電子顕微1
像Paの画像信号5d11を上記のように変換する際も
、境界部H61の平均信号値(Bs ’ +ks )を
変換後の画像信号5(js ’に基づいて求める。以下
、同様である。
また各部分画像の画像信号を補正してゆく順序は上記例
におけるものに限らず、例えば第4図に矢印で示すよう
な順序に設定しても構゛わない。
ざらに、上記実施例では電子顕微鏡In P 2以降の
電子顕微鏡像に関してはすべて補正をかけるようにして
いるが、所望の領域のみに補正をかけられるように信号
補正装置56を構成してもよい。
(発明の効果) 以上詳細に説明した通り本発明の電子顕微鏡像出力方法
によれば、合成される各部分画像間の境界部に濃度段差
が生じることを確実に防止できるから、観察しやすい良
質の合成電子顕微鏡像が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法により電子顕微M像を出力する装置
の一例を示す概略図、 第2図は本発明に係る電子顕微鏡像の出力装置の一例を
示す概略斜視図、 第3図と第4図は、本発明に係る合成画像と信号補正順
序の例を示す概略図、 第5図は本発明方法における信号変換を説明する説明図
である。 1・・・電子顕微鏡    2・・・電子線8・・・試
料       9・・・電子顕微鏡の結像面10・・
・電子顕微鏡像記録読取装置 11・・・蓄積性蛍光体シート   12・・・励起光
源12a・・・励起光ビーム     13・・・光走
査系13a、13b・・・光偏向器 15・・・フォトマルfプライヤー 16・・・消去光
源tea・・・消去光     23・・・増幅器24
・・・Δ/D変換器   25・・・信号処理回路26
・・・画像再生装置   50.55・・・メモリ51
・・・濃度データ計算部 52・・・濃度合せデータ処理部 53・・・濃度データ用メモリ 54・・・制御部      56・・・信号補正装置
57・・・書込み制御部   58・・・プリンタ60
・・・合成電子類(22鏡像 P1〜PIG・・・部分画像 Sd・・・読取画像信号
Sd’・・・補正後の読取画像信号 LIN L2、l−2’ 、L3、LS’N LA、L
6’、1」3°、H6、+16’・・・部分画像の境界
部第1図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電子線エネルギーを蓄積する2次元センサに、試
    料を透過した電子線を真空状態で蓄積記録し、次いで前
    記2次元センサに光照射あるいは加熱を行なつて蓄積さ
    れたエネルギーを光として放出させ、この放出光を光電
    的に検出して画像信号を得、該画像信号に基づいて電子
    顕微鏡像を出力する電子顕微鏡像出力方法において、 試料を複数の区画に分けて各区画毎に前記蓄積記録を行
    ない、 各区画毎に得られた前記画像信号を、各区画が集合され
    てなる全体的な試料像を示すように合成し、 各区画についての前記画像信号を、隣り合う区画同士で
    それらの境界部の信号値がほぼ等しくなるように補正す
    ることを特徴とする電子顕微鏡像出力方法。
  2. (2)前記2次元センサとして蓄積性蛍光体シートを用
    い、この蓄積性蛍光体シートに試料を透過した電子線を
    真空状態で蓄積記録し、次いで該蓄積性蛍光体シートを
    励起光で走査して蛍光を放出させ、この放出された蛍光
    を光電的に検出することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の電子顕微鏡像記録読取方法。
JP61311125A 1986-12-26 1986-12-26 電子顕微鏡像出力方法 Pending JPS63164151A (ja)

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