JPH01176646A - 電子顕微鏡像記録再生システム - Google Patents

電子顕微鏡像記録再生システム

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Publication number
JPH01176646A
JPH01176646A JP62335510A JP33551087A JPH01176646A JP H01176646 A JPH01176646 A JP H01176646A JP 62335510 A JP62335510 A JP 62335510A JP 33551087 A JP33551087 A JP 33551087A JP H01176646 A JPH01176646 A JP H01176646A
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JP
Japan
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image
electron microscope
microscope image
light
recording
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Application number
JP62335510A
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English (en)
Inventor
Nobufumi Mori
信文 森
Masahiro Onishi
大西 昌寛
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP62335510A priority Critical patent/JPH01176646A/ja
Publication of JPH01176646A publication Critical patent/JPH01176646A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電子顕微鏡像の記録再生システムに関するもの
であり、特に詳細には電子顕微鏡像を高感度で記録し、
また各種画像処理可能に電気信号で読み取るようにし、
そして電子顕微鏡像が高速で再生されるようにした記録
再生システムに関するものである。
(従来の技術) 従来より、試料を透過させた電子線を電界あるいは磁界
によって屈折させて、試料の拡大像を得る電子顕微鏡が
周知となっている。この電子顕微鏡においては、試料を
透過した電子線により対物レンズの後焦点面に試料の回
折パターンが形成され、その回折波が再び干渉して試料
の拡大像が形成されるようになっている。したがって投
影レンズにより上記拡大像を投影すれば試料の拡大像(
散乱像)が観察され、また上記後焦点面を投影すれば拡
大された試料の回折パターンが観察される。なお対物レ
ンズと投影レンズとの間に中間レンズを配置しておけば
、この中間レンズの焦点距離調節により、上述の拡大像
(散乱像)あるいは回折パターンが随意に得られる。
上述のようにして形成される拡大像あるいは回折パター
ン(以下、−括して透過電子線像と称する)を観察する
ため従来は一般に、投影レンズの結像面に写真フィルム
を配して透過電子線像を露光させたり、あるいはイメー
ジインテンシファイアを配して透過電子線像を増幅投影
するようにしたり、あるいは蛍光板を配して透過電子線
像を可視化しテレビカメラで撮影したりしていた。しか
し写真フィルムは電子線に対して感度が低い上現像処理
が面倒であるという欠点を有し、一方イメージインテン
シファイアやテレビカメラを用いる場合、画像の鮮鋭度
が低い上、画像に歪みが生じやすいという問題がある。
また上記のような透過電子線像に対しては、像を見易く
する等の目的で階調処理、周波数強調処理、濃度処理、
減算処理、加算処理等の画像処理や、フーリエ解析法に
よる3次元像の再構成、画像の2値化および粒子径測定
等のための画像解析、さらには回折パターンの処理(結
晶情報の解析、格子定数、転移、格子欠陥の解明等)等
の処理が施されることが多いが、このような場合従来は
、写真フィルムを現像して得た顕微鏡像をミクロフォト
メータで読み取って電気信号に変換し、この電気信号を
例えばA/D変換してからコンピュータにより処理する
という煩雑な作業を行なっていた。
上記のような事情に鑑みて本出願人は、電子顕微鏡像を
高感度、高画質で記録再生可能で、しかも各種処理が容
易となるように、顕微鏡像を担持する電気信号が直接得
られる、新しい電子顕微鏡像記録再生方法を提案した(
特開昭[1l−51738号、特開昭81−93539
号等)。この電子顕微鏡像記録再生方法は基本的に、電
子線エネルギーを蓄積する蓄積性蛍光体シート等の2次
元センサに、試料を透過した電子線を真空状態で蓄積記
録し、次いで該2次元センサに光照射あるいは加熱を行
なって蓄積されたエネルギーを光として放出させ、この
放出光を光電的に検出して画像信号を得、この画像信号
を用いて試料の透過電子線像を再生するものである。
上記の2次元センサとは、電子線露出を受けたときその
エネルギーの少なくとも一部を一時的に蓄積し、後に外
部から刺激を与えると蓄積しているエネルギーの少なく
とも一部を光、電気、音等の検出可能な形態で放出する
能力を持つ材料からなるものである。この2次元センサ
として具体的には、例えば特開昭55−12429号、
同55−116340号、同55−163472号、同
58−11395号、同56−104645号公報等に
示される蓄積性蛍光体シートが特に好適に用いられうる
。すなわち、ある種の蛍光体に電子線等の放射線を照射
するとこの放射線のエネルギーの一部がその蛍光体中に
蓄積され、その後その蛍光体に可視光等の励起光を照射
すると、蓄積されたエネルギーに応じて蛍光体が蛍光(
輝尽発光)を示す。このような性質を示す蛍光体を蓄積
性蛍光体と言う。蓄積性蛍光体シートとは、上記蓄積性
蛍光体からなるシート状の記録体のことであり、一般に
支持体とこの支持体上に積層された蓄積性蛍光体層とか
らなる。蓄積性蛍光体層は蓄積性蛍光体を適当な結合剤
中に分散させて形成したものであるが、この蓄積性蛍光
体層が自己支持性である場合、それ自体で蓄積性蛍光体
シートとなりうる。なお、この蓄積性蛍光体シートを形
成するための輝尽性蛍光体の例は、前記特開昭61−9
3539号に詳しく記載されている。
また、上述の2次元センサとして、例えば特公昭55−
47719号、同55−47720号公報等に記載され
ている熱蛍光体シートを用いることもできる。この熱蛍
光体シートは、主として熱の作用によって蓄積している
放射線エネルギーを、熱蛍光として放出する蛍光体(熱
蛍光体)からなるシート状の記録体である。
上記電子顕微鏡像記録再生方法においては、蓄積性蛍光
体シート等の2次元センサに電子顕微鏡像を蓄積記録す
るようにしたから、電子顕微鏡像を高感度で記録するこ
とが可能になり、したがって電子顕微鏡の電子線露光量
を低減でき、試料のtit (Mを少なくすることがで
きる。またこの方法においては電子顕微鏡像に階調処理
、周波数強調処理等の画像処理を施すことも極めて容易
になり、また前述したような回折パターンの処理や、3
次元像の再構成、画像の2値化等の画像解析も、上記電
気信号をコンピュータに入力することにより、従来に比
べ極めて簡単かつ迅速に行なえるようになる。
一方、電子顕微鏡像を可視像として出力する再生装置と
しては従来、電子顕微鏡像を結像面においてテレビカメ
ラで撮影してその像をCRTに表示させ、この表示画像
を光学系を介してインスタント写真フィルムに投影して
該フィルムに記録する装置や、あるいは電子顕微鏡の結
像面に直接写真フィルムを配置して該フィルムを感光さ
せ、このフィルムを現像後その像を印画紙に記録する装
置が多く用いられていた。
(発明が解決しようとする問題点) ところが前者の装置にあっては、画素数が少ないことに
加えて、電子顕微鏡像の変換を何回も行なうために、再
生画像の画質が良くないという問題がある。
一方後者の装置にあっては、再生画像の画質は良いもの
の、カラー表示が困難であるという問題がある。近時電
子顕微鏡像の分析技術の進歩は著しいものがあり、画像
上である元素を特定することも可能となっている。この
ような場合には、再生画像においてその特定の元素を分
かりやすくカラー表示することも望まれているので、上
述のようにカラー表示が困難であるということは、電子
顕微鏡像再生装置としてやや不向きと言える。また、後
者の装置にあっては、再生画像を得るための現像等の処
理が煩雑であり、時間がかかるという問題もある。
そこで本発明は、前述のようにして2次元センサから読
み取った電子顕微鏡像を比較的簡単に高画質で再生可能
で、またカラー表示することもできる電子顕微鏡像記録
再生システムを提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段及び作用)本発明の電子
顕微鏡像出力方法は、先に述べたような2次元センサを
用いる電子顕微鏡像記録再生システムにおいて、 画像再生装置として、熱現像感光材料上に画像信号に基
づいて変調された先ビームを2次元的に走査させ、 この光ビーム走査によって露光された上記感光材料を熱
現像し、 この現像された感光材料上の像を受像材料上に転写する
熱現像記録装置を用いたことを特徴とするものである。
上述の熱現像感光材料としては、「写真工学の基礎」非
銀塩写真綿(1982年コロナ社発行)の242r(〜
255頁、1978年4月発行「映像情報」の40頁、
 ファン ノストランド ラインホールドカンパニー(
Van  No5trand Re1nhold Co
mpany)出版のネブレッツ著「ハンドブック オブ
フォトグラフィ アンド レプログラフィJ  (Ne
bletts  、   Handbook  of’
   PhotograpF、y   and  Re
prography) 717版(7th  Ed、)
の32頁〜33頁、米国特許第3,152.904号、
同第3.301,678号、同第3,392,020号
、同第3.457.075号、英国特許第1.131,
108号、同第1.187.777号および、リサーチ
ディスクロージャー誌1978年6月号9〜15頁(R
D−17029)に記載されている銀画像を得る熱現像
感光材料の他に、色画像(カラー画像)を得る熱現像感
光材料も利用できる。この色画像を得るための熱現像感
光材料としては、米国特許第3゜531.288号、同
第3.761,270号、ベルギー特許第802.51
9号およびリサーチディスクロージャー誌!975年9
月号31.32頁、米国特許第4.021.240号、
同第4,463,079号、同第4.474,887号
、同第4,478.927号、同第4,507.380
号、同第4,500.628号、同第4.41113,
914号、特開昭58−1490413号、同58−1
49047号、同59−152440号、同59−15
4445号、同59−IG5054号、同59−180
548号、同59−1138439号、同59−174
832号、同59−174833号、同59−1748
34号、同59−174835号、米国特許第4,49
9.180号、特開昭59−116943号、欧州特許
節125.521号、米国特許第4.499,172号
、特開昭59−180537号、同61−84640号
、同59−218443号、同61−238056号、
欧州特許公開節210.660号に記載されている熱現
像カラー感光材料がある。
(実 施 例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。
第1図は、本発明の一実施例による電子顕微鏡像記録再
生システムの大略を示すものである。電子顕微鏡1の鏡
体部1aは、−様の速度の電子線2を射出する電子銃3
と、電子線2を試料面に絞り込む磁気レンズ、静電レン
ズ等からなる少なくとも1コの集束レンズ4と、試料台
5と、上記集束レンズ4と同様の対物レンズ6と、投影
レンズ7とを有してなる。試料台5上に載置された試料
8を透過した電子線2は上記対物レンズ6により屈折さ
れ、該試料8の拡大透過像8aを形成する。
この拡大透過像8aは投影レンズ7により、結像面9に
結像投影される(図中の8b)。
上記鏡体部1aの下方には、電子顕微鏡像記録読取装置
IOが配置されている。この電子顕微鏡像記録読取装置
IOは、鏡体部1a内の前記結像面9に固定された蓄積
性蛍光体からなる2次元センサ(以下、蓄積性蛍光体シ
ート11という)と、励起光源12および光走査系13
からなる励起手段と、前記鏡体部1aの周壁に設けられ
た透光窓14を介して蓄積性蛍光体シート11に対向す
るように配されたフォトマルチプライヤ−(光電子増倍
管) 15と、消去光源16とを有している。
上記蓄積性蛍光体シート11は前述したような蓄積性蛍
光体が透明支持体上に層成されてなるものである。また
励起光源12は一例としてHe−Neレーザ、半導体レ
ーザ等からなり、光走査系13は第1および第2の光偏
向器ILa、13bと、固定ミラー13cとからなる。
第1および第2の光偏向器13a、1.3bとしてはそ
れぞれ、ガルバノメータミラー、ポリゴンミラー、ホロ
グラムスキャナ、AOD等の公知の光偏向器が使用され
うる。励起光源12から射出された励起光ビーム12a
は第1の光偏向器13aにより偏向されるとともに、第
2の光偏向器13bにより上記偏向の方向と直角な方向
(図の矢印A方向)に偏向され、例えば鉛ガラス等が嵌
め込まれた透光窓21を透過して鏡体部1a内に入射し
、固定ミラー13cにおいて反射して前記蓄積性蛍光体
シート11上に入射する。このようにして蓄積性蛍光体
シート11は、励起光ビーム12aによりX−7両方向
に走査される。なお図示はしないが、励起光源12から
発せられた励起光ビーム12aは、蓄積性蛍光体シート
llが発する輝尽発光光(後に詳述する)の波長領域を
カットするフィルターを通過させ、ビームエキスパンダ
ーによりビーム径を調整した後、光偏向器13a、 1
3bで偏向され、次いでfθレンズを通過させて均一な
ビーム径として蓄積性蛍光体シート11に入射されるの
が好ましい。
前記消去光源1Bは蓄積性蛍光体シート11の励起波長
領域に含まれる光を発生するものである。そして上記第
2の光偏向器13bと固定ミラー13cとの間において
励起光ビーム12aの光路中に入る位置と、該光路から
外れた位置とをとりうるミラー17が配設されている。
消去光源16が発する消去光teaはレンズ18によっ
て集光され、上記ミラー17が励起光ビーム12aの光
路中に入る位置に設定されていれば、該ミラー17およ
び固定ミラー13cにおいて反射して、蓄積性蛍光体シ
ート11を全面的に照射する。また対物レンズ7と蓄積
性蛍光体シー411との間において鏡体部1aには、電
子線2を遮断しうるシャッター19が設けられ、蓄積性
蛍光体シート11とフォトマルチプライヤ−15との間
には先シャッター22が設けられている。そして前記透
光窓14には、蓄積性蛍光体シートllが発する輝尽発
光光のみを透過させ、励起光ビーム12aを取り除く光
学フィルターを備えたガラス20が嵌着されている。ま
た鏡体部1aの内部は通常の電子顕微鏡におけるのと同
様に、蓄積性蛍光体シート11が配置されている部分も
含めて、電子顕微鏡稼動中は真空ポンプ等の公知の手段
により真空状態に維持される。
以下、上記構成の電子顕微鏡像記録読取装置10による
電子顕微鏡像の記録、読取りについて詳しく説明する。
試料台5に試料8を載置し、電子銃3、集束レンズ4、
対物レンズ6および投影レンズ7を駆動させ、そして前
述のシャッター19を開(と(第1図図示の状態)、結
像面9に固定された蓄積性蛍光体シート[1に、試料8
の拡大透過像8bを担持する電子線2のエネルギーが蓄
積される。この電子線露光の際に、光シヤツター22は
閉じられているのが好ましい。次いでシャッター19が
閉じられ光シヤツター22は開かれ、続いて前述のよう
に励起光源12から射出され、X−7両方向に偏向され
た励起光ビーム12aがシーH1上に入射せしめられる
。このように偏向された励起光ビーム12aにより蓄積
性蛍光体シート11は2次元的に走査され、該シート1
1は上記電子線エネルギーのレベルに応じた強度の輝尽
発光光を放出する。
この輝尽発光光はシート11の裏側から、上記励起光ビ
ーム12aを取り除く光学フィルターを備えたガラス2
0を介してフォトマルチプライヤ−15によって受光さ
れ、輝尽発光光量が光電的に読み取られる。
上記輝尽発光光の光量を担持するフォトマルチプライヤ
−15の出力は、増幅器23によって適正レベルの電気
信号(読取画像信号)Sに増幅される。
次いでこの読取画像信号SはA/D変換器24において
、ディジタル画像信号Sdに変換され、信号処理回路2
5において例えば階調処理、周波数強調処理等の信号処
理を受けて画像再生装置60に送られる。
以下、上記画像再生装置60を詳しく示す第2図を参照
して、電子顕微鏡像の再生について説明する。画像再生
装置60の機台62へ収容されるマガジン64には、記
録材料としてロール状の熱現像感光材料66が収容され
ている。この感光材料66はその外周から引き出され、
カッタ68で所定長さに切断された後に、記録ドラムと
しての回転ドラム70の外周に巻き付けられるようにな
っている。この回転ドラム70の外周に対応して画像記
録用ヘッドとしての露光ヘッド72が配置されており、
この露光ヘッド72には3色の光ビームを発する発光素
子73が取り付けられている。これらの発光素子73の
作動(ON−OFFあるいは光出力)は、前記信号処理
回路25から出力された画像信号Sdを受ける変調回路
71により、この画像信号Sdに基づいて制御される。
それにより各発光素子73が発する光ビームが変調され
る。そして回転ドラム70が矢印り方向に回転されると
ともに、露光ヘッド72が該ドラム70の表面に沿って
その長平方向に移動されることにより、上記光ビームの
主走査、副走査がなされ、熱現像感光材料66には上記
光ビームが2次元的に照射される。これらの光ビームは
上述の通り画像信号Sdに基づいて変調されているので
、これらの光ビームの照射を受けた熱現像感光材料66
には、画像信号Sdが担持する画像、すなわち前述した
蓄積性蛍光体シー1−11に蓄積記録された試料8の電
子顕微鏡像が写真潜像として記録される。
露光後の感光材料66は回転ドラム7oの逆転により、
スクレーパγ4で回転ドラム7aから剥離され、水塗布
部76で画像形成用溶奴としての水が付与された後に、
内部が加熱部とされた熱現像転写部78へと送られる。
一方、トレイ80に収容されている複数枚の受像材料8
2のうち最上部の1枚が、上記熱現像転写部78へ送ら
れる。
熱現像転写部78では互いに密着する搬送ローラ84.
8Bが入口部に設けられており、感光材料6Bと受像材
料82を密着させた後に出口部の搬送ローラ88.90
へと送り込むようになっている。中間部には搬送ローラ
92.94が設けられ、搬送ローラ84.8Bから送り
出されて密着している感光材料6Bと受像材料82を搬
送ローラ88.90へ送り出す。なお各搬送ローラは図
示しないモータにより駆動される。
各搬送ローラは、感光材料66と受像材料82の搬送経
路の反対側にそれぞれ配置されたヒータ9B(電熱体)
によって、所定温度に加熱されるようになっている。熱
現像感光材料6Bがこれらの加熱された搬送ローラに接
することにより、該感光材料6Bの写真潜像が熱現像さ
れ、現像された画像は該感光材料66から遊離して、受
像材料82に転写される。
熱現像転写部78の後流には剥離手段98が配置されて
おり、熱現像転写部78から送り出された感光材料6B
を廃棄感光材料収容箱9Bへ、受像材料82を乾燥装置
97へと分離して送り出すようになっている。上述のよ
うにして電子顕微鏡像が転写された受像材料82は、乾
燥装置97で乾燥された後に機台62の頂部に形成され
た取出トレイ98上へ送り出される。
以上説明のようにして、′受像材料62には試料8の電
子顕微鏡像が最終的に記録される。ここで、信号処理回
路25において画像信号Sdにカラー化の処理を施せば
、上記電子顕微鏡像をカラー表示することができる。そ
してこのカラー化に当たっては、前述したように試料8
の特定の元素を所定の色で表示することも可能である。
なお前記露光ヘッド72の発光素子73が発する光ビー
ムの径を例えば25〜200μm1さらに好ましくは5
0〜150μm程度とすることにより、上記受像材料6
2に最終的に記録される画像を、上記数値程度の大きさ
の画素からなる高精細なものとすることができる。
なお信号処理回路25から出力された画像信号は、以上
説明のように直ちに画像再生装置60に送って電子顕微
鏡像再生に供してもよいし、あるいは後に画像再生する
ために、−旦磁気テープ、磁気ディスク等の記憶媒体2
8に記憶させておいてもよい。
前述のようにして輝尽発光光の読取り、すなわち電子顕
微鏡像の読取りが終了した後、光シヤツター22が閉じ
られ、ミラー17は励起光ビーム12aの光路中に入る
位置に立てられ、そして消去光源16が点灯される。そ
れによりシート11の表面には、該消去光源16が発す
る消去光leaが照射される。
蓄積性蛍光体シート11に前記のように励起光ビーム1
2aが照射されても、該シート11に蓄積されていた電
子線エネルギーがすべて放出される訳ではなく、残像が
残る場合がある。しかし上記のようにして蓄積性蛍光体
シートllに消去光leaを照射すれば、上記残像が消
去され、蓄積性蛍光体シート11が再使用可能となる。
またこの消去光照射により、シート11の蛍光体中に不
純物としてて含まれている221iRaなどの放射性元
素によるノイズ成分も放出される。上記消去光Fi、I
Gとしては、例えば特開昭56−11392号に示され
ているようなタングステンランプ、ハロゲンランプ、赤
外線ランプ、キセノンフラッシュランプあるいはレーザ
光源等が任意に選択使用され得る。また読取り用の励起
光源12を消去用に兼用してもよい。
なお視野探しとピント合せのための画像は、以上説明し
たのと全く同様にして画像再生装置60に出力可能であ
り、この画像を観察しながら視野探しとピント合せを行
なうことができる。またその他、CRT等のデイスプレ
ィ装置にモニタ画像を出力させ、このモニタ画像を観察
しながら視野探しとピント合せを行なってもよい。
なお、上述の実施例のシステムにおいては、2次元セン
サに電子顕微鏡像を記録するための記録装置と、2次元
センサに記録された電子顕微鏡像を読み取るための読取
装置とが一体化されて電子顕微鏡像記録読取装置10と
されているが、例えば特開昭61−237355号公報
に示されているように、記録装置と読取装置とは互に別
体として設けられてもよい。この場合、記録装置におい
て2次元センサに電子顕微鏡像の記録が行なわれた後2
次元センサは記録装置より取り出されて読取装置にかけ
られ、記録電子顕微鏡像の読取りが行なわれる。
(発明の効果) 以上詳細に説明した通り本発明の電子顕微鏡像記録再生
システムにおいては、最終的な電子顕微鏡像を再生記録
する装置として、熱現像感光材料に光ビームを照射して
画像記録する装置が用いられているから、比較的簡単に
高画質の電子顕微鏡像を再生可能で、またこの電子顕微
鏡像をカラー表示することも容易に可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電子顕微鏡像記録再生システムの一例
を示す概略図、 第2図は上記システムに用いられた画像再生装置を示す
概略側面図である。 1・・・電子顕微鏡    2・・・電子線8・・・試
料       9・・・電子顕微鏡の結像面10・・
・電子顕微鏡像記録読取装置 11・・・蓄積性蛍光体シート12・・・励起光源12
a・・・励起光ビーム  ■3・・・光走査系13a、
 13b・・・光偏向器 15・・・フォトマルチプライヤ−16・・・消去光源
16a・・・消去光     23・・・増幅器24・
・・A/D変換器   25・・・信号処理回路60・
・・画像再生装置   6B・・・熱現像感光材料70
・・・回転ドラム    72・・・露光ヘッド73・
・・発光素子     76・・・水塗布部78・・・
熱現像転写部   82・・・受像材料第1図 第2図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電子線エネルギーを蓄積する2次元センサに、試
    料を透過した電子線を真空状態で蓄積記録し、次いで前
    記2次元センサに光照射あるいは加熱を行なって蓄積さ
    れたエネルギーを光として放出させ、この放出光を光電
    的に検出して画像信号を得、この画像信号を画像再生装
    置に入力し、該画像信号に基づいて前記試料の電子顕微
    鏡像を再生する電子顕微鏡像記録再生システムにおいて
    、 前記画像再生装置として、熱現像感光材料上に前記画像
    信号に基づいて変調された光ビームを2次元的に走査さ
    せ、 この光ビーム走査によって露光された前記感光材料を熱
    現像し、 この現像された感光材料上の像を受像材料上に転写する
    熱現像記録装置が用いられたことを特徴とする電子顕微
    鏡像記録再生システム。
  2. (2)前記2次元センサとして蓄積性蛍光体シートを用
    い、この蓄積性蛍光体シートに試料を透過した電子線を
    真空状態で蓄積記録し、次いで該蓄積性蛍光体シートを
    励起光で走査して蛍光を放出させ、この放出された蛍光
    を光電的に検出することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の電子顕微鏡像記録再生システム。
  3. (3)前記熱現像感光材料への電子顕微鏡像記録を、画
    素サイズ25〜200μmで行なうことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項または第2項記載の電子顕微鏡像記
    録再生システム。
  4. (4)前記熱現像感光材料への電子顕微鏡像記録を、画
    素サイズ50〜150μmで行なうことを特徴とする特
    許請求の範囲第3項記載の電子顕微鏡像記録再生システ
    ム。
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