JPS63163427A - 液晶表示素子用電極基板 - Google Patents

液晶表示素子用電極基板

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JPS63163427A
JPS63163427A JP30881386A JP30881386A JPS63163427A JP S63163427 A JPS63163427 A JP S63163427A JP 30881386 A JP30881386 A JP 30881386A JP 30881386 A JP30881386 A JP 30881386A JP S63163427 A JPS63163427 A JP S63163427A
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JP
Japan
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film
liquid crystal
transparent electrode
sputtering
electrode
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Pending
Application number
JP30881386A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Nagura
名倉 義幸
Isao Kimura
勲 木村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電気光学装置、特にネマチック液晶の光学的複
屈折性を利用した液晶表示素子に用いられる電極基板に
関するものである。
[開示の概要] 本明細書及び図面は、液晶表示素子に用いられる電極基
板において、電極基板表面の保護膜をCVD法により形
成すると共に、透明電極膜を所定条件下のスパッタリン
グ法で形成することにより、歩留りが良く、且つ表示品
位の高い液晶表示素子の電極基板とする技術を開示する
ものである。
[従来の技術] 従来、液晶表示素子用の電極基板としては、ガラス板が
主に用いられている。しかしながら、このガラス板の内
部には、アルカリ成分等が含まれているため、この成分
が表面で拡散して液晶の配向特性を劣化させることがあ
り、これを防ぐため表面に薄い保護膜が設けられていた
また、透明電極の形成法としては、一般に次のような方
法が用いられている。
(1)金属薄膜; /lu、 Ag+ Gu、 Pt、
 Ph等を、蒸着法によって厚さ50A以下に被着させ
る方法。
(2)四塩化錫(SnCR4)溶液をスプレー法により
、300〜500°Cに加熱した基板上に吹きつける方
法。
(3)インジウム金属あるいは酸化インジウムを、酸素
雰囲気中で真空蒸着および電子ビーム蒸着し、酸化雰囲
気中で加熱処理する方法。
(4)酸化インジウムを主成分とするターゲットを用い
、スパッタリングを行なった後、酸化雰囲気中で加熱処
理する方法。
(5)酸化インジウムを主成分とする焼結体ターゲット
を、不活性ガス中でスパッタリングする方法。
[発明が解決しようとする問題点] 上述した保護膜としては、金属薄膜またはSiO2等の
酸化物被膜が用いられ、蒸着法、スパッタ法、浸漬法、
塗布法などによって形成される。特に、SiO2膜の形
成にはコストの安い浸漬法が多用されているが、膜厚の
制御性が悪く、このような基板を用いた液晶表示素子の
歩留りを低下させるという欠点があった。また、蒸着法
、スパッタ法等では真空容器中で成Hりしなければなら
ないという制約があり、大面積基板への成膜には設備が
高価なものとなり、製品基板のコストを引き」二げると
いう問題も生じていた。
一方、透明電極の形成法として、列挙した(1)〜(4
)において、(1)は可視光の吸収が大きく安定性も悪
い。また、(2)、 (3)、 (4)では電極形成に
おけるプロセス温度が高く、インジウム、スズ等の電極
材料が拡散してしまうため、電極パターンとエツチング
する際に電極材が薄くパターン以外の部分に残り、表示
のにじみが発生するなどの欠点があった。
本発明の目的は、上記従来の欠点に鑑み、液晶表示素子
を歩留り良く、また表示品位が低下しない液晶表示素子
を得るための電極基板を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明による電極基板は、ガラス板上の保護膜としてS
iO2膜をCVD法により形成し、更にその上に酸化イ
ンジウム及び酸化スズを主成分とするターゲット材料を
用いてスパッタリングを行い、透明電極膜を形成したも
のであり、特に、スパッタリングを成膜時間経過に伴い
アルゴンガス中の酸素ガス圧が漸次増加するよう制御さ
れた雰囲気中で行ない、インジウムに対する酸素の原子
数比が、膜の深さ方向へ減少するように形成したことを
特徴とするものである。
[作 用] ガラス基板上の保護膜として用いられるSiO2膜は、
化学量論組成であるため、環境中では極めて安定性が良
い。また、CVD法は浸漬法に比べ膜厚の制御性も良く
、装置も簡単で高真空も不要であるため、歩留りも良く
、大面積基板への成膜も容易に行なうことができる。
また、透明電極膜の酸化程度が、膜の深さ方向に少なく
なり、インジウム等の拡散も抑えられるため、電極パタ
ーン形成時においては保護膜界面付近はどエヤチングさ
れやすくなり、電極材のパターン残りによる表示のにじ
みの発生も防止される。
[実施例] 実施例1 ガラス基板としてソーダライムシリカガラス板を用い、
この板をベルト式連続反応炉に入れ、シラン(SiH4
)ガスと酸素ガスとをそれぞれ50cc/分、 40c
c/分となるように設定し、炉内温度を400℃として
膜厚がID0OA以下となるように成膜時間を調節した
。膜厚をα−ステップ計で測定すると800±10OA
であった。この膜の組成をX線光電子分光装置により測
定すると、0/Si比(酸素/ケイ素原子数比)=2.
03で、はぼ化学量論組成に相当する良質のSiO2膜
が得られた。
次にこの基板をスパッタリング装置のペルジャー内に入
れ、酸化インジウム−酸化スズ(InとSnの原子数比
1 : 0.04)を主成分とするターゲットを用い、
アルゴンガス圧を5 X 1(1”Torrに保って1
分間スパッタリングした。続いて酸素ガス圧を5 X 
1(15Torrとし、さらに直線的に酸素ガス圧を増
し、10分後にガス圧が5 X 101Torrとなっ
たところでスパッタリングを停止し、800Aの透明電
極膜を形成した。
比較例1 前記実施例1と同じガラス基板に、SiO2を浸漬法で
200OA形成し、さらに金属インジウムを電子ビーム
蒸着法により、真空度3 X 1(15Torrで40
OA蒸着した後、400°C930分間加熱処理して透
明電極膜を形成した。
比較例2 前記実施例1と同じガラス基板に、SiO2を浸漬法で
200OA形成し、さらに金属インジウムをスパッタリ
ング法により200 A被着させ、400℃。
30分間加熱処理して透明電極膜を形成した。
第1図は、上記実施例1及び比較1例1.2で作成した
各電極基板の透明電極膜のQ/In比(酸素/インジウ
ム原子散在)を、X線光電子分光装置により膜の深さ方
向に分析した結果を表わしたものである。図中、Aは実
施例1、Bは比較例1、Cは比較例2を示す。
第1図において、AはSiO2膜との界面付近(25Q
 A前後)のO/In比が膜中より低く、深さ方向に減
少している。これに対し、B及びCは、そ、1    
           コれぞれ界面付近(Bは+00
A前後、Cは400A前後)のO/In比が膜中より高
く、深さ方向に増加している。すなわち、B、Cはいず
れも界面付近のエツチングが困難であることが判明した
次に、上記実施例1及び比較例1,2で作成した電極基
板を用いて第2図に示すような構成の液晶表示素子を各
々組み立て、その特性を評価した。第2図において、ガ
ラス基板lの表面には前述したSiO+膜2、透明電極
膜3及び配向膜4が形成され1両基板は透明電極膜3が
互いに交差するよう対向配置されている。また、基板間
には液晶材5が封入され、周囲部はシール材6によって
封止されている。
各液晶表示素子の特性の評価には、温度80%、湿度9
0%の恒温恒湿槽中に放置し、一定時間ごとの表示品位
を目視観察した。同詩に6V印加時の消費電流値も測定
した。第3図は表示品位評価の結果であり、経過時間(
横軸)に対する表示品位がパターンのにじみにより低下
した不良セル数の割合(縦軸)を示したものである。図
において、1000時間後の不良率は本発明の電極基板
を用いたAの素子が最も小さいが、比較例B、Cのもの
は不良率が高く、品質低下が著しいことが明らかとなっ
た。
第4図は、経過時間(横軸)に対するショートセル数の
割合(縦軸)を示したものである。ここでショートセル
とは、消費電流値が3.0 =A以上となったセルをい
う。図において、ショートセルは通電初期からB、Cに
見られ信頼性が低いのに対し、Aはショートセルの増加
が少なく、他の方法で製作された素子より信頼性の高い
ことが実証された。
ナオ、SiO2膜はスパッタリング法によって形成して
も上記と同様の効果を得ることができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明による電極基板は、透明電
極膜の酸化程度が深さ方向に減少しており、In等の拡
散も少ないため、電極材のノくターン残りによる表示の
にじみが防止され、表示品位の高い液晶表示素子を得る
ことができる。
また、SiO2膜の形成はGVD法により行なわれるた
め、膜厚を容易に制御することができるうえ、装置も簡
単で高真空も不要であるため、素子の歩留りを向上させ
、低コスト化を図ることが可能となる。
さらに、5i(h膜は化学量論組成に相当する良質の保
護膜となるため、ショートセルの増加の少ない高品質、
高信頼性の素子とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、0/In比の深さ方向の変化を示す図、第2
図は、液晶表示素子の概略構成図、第3図は表示品位不
良率の時間変化を示す図、第4図はショートセル数割合
の時間変化を示す図である。 lニガラス板、2 : SiO2膜、3:透明電極膜、
4:配向膜、5:液晶材、6:シール材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)ガラス基板表面に、CVD法によりSiO_2膜を
    形成すると共に、該SiO_2膜表面に、酸化インジウ
    ム及び酸化スズを主成分とするターゲット材料を用いて
    スパッタリングを行い、透明電極膜を形成した液晶表示
    素子用電極基板であって、前記スパッタリングを、成膜
    時間経過に伴いアルゴンガス中の酸素ガス圧が漸次増加
    するよう制御された雰囲気中で行ない、インジウムに対
    する酸素の原子数比が、膜の深さ方向へ減少するように
    形成したことを特徴とする液晶表示素子用電極基板。
JP30881386A 1986-12-26 1986-12-26 液晶表示素子用電極基板 Pending JPS63163427A (ja)

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ID=17985621

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JP30881386A Pending JPS63163427A (ja) 1986-12-26 1986-12-26 液晶表示素子用電極基板

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8419296B2 (en) 2007-09-19 2013-04-16 Mitsubishi Cable Industries, Ltd. Optical fiber structure, system for fabricating the same, and block-like chip for use therein

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8419296B2 (en) 2007-09-19 2013-04-16 Mitsubishi Cable Industries, Ltd. Optical fiber structure, system for fabricating the same, and block-like chip for use therein

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