JPS63162117A - 放電加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、放電加工装置の改良に関する。特に、電蝕防
ＩＦのために、放電間隙に並列にインダクタンスが接続
されており、しかも、位置出し用に直流型放電間隙長検
出手段が設けられている放電加工装置の改良に関する。

〔従来の技術〕

放電加工法を実行すると、加工液中を流れるリーク電流
（非放電性電流）のために電蝕作用が発生して被加工体
表面が損傷を受ける。これを防止することは、上記のリ
ーク電流と大きさが同一で方向が逆の非放電性電流を流
せば可能であり、この逆方向電流を流すことは、放電間
隙と並列にインダクタンスをＪｌｉ統しておけば可能で
ある。

第２図のタイムチャートに示すように、放電待ち時間（
ギャップに電圧が印加されてからギヤングに電流が流れ
はじめる迄の時間）の間、インダクタンスに電流が流れ
、その大きさが時間とともに次第に増大する。この電流
は加工電流が終了してもそのま一継続して流れようとす
るから、放電間隙には逆方向に流れることになるからで
ある。

このインダクタンス電流は待ち時間に比例して増加する
から、待ち時間が長いほど逆電流は大きくなる。

このインダクタンスが設けられている放電加工装置の構
成図を第３図に示す０図において、ｌは加工電極であり
、棒状の場合（型塑り型の場合）と、ワイヤの場合（ワ
イヤカット型の場合）とがあり、２は被加工体であり、
放電間ＰＡｌ・２はそれらの間に形成される。３は高周
波スイッチング１段であり、高周波信号Ａに追従して、
電源４を制御して高周波間欠電圧を放電間隙に与える。

５は電流制限抵抗である。６はインダクタンスであり、
高周波間欠放電より９０″遅れ位相をもって高周波間欠
″電流を流す０図より明らかなように。

この７ｆｔ流は放電間隙においては逆方向電流である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

放電加工法においては、放電間隙を正確に制御する必要
があり、放電加工を開始するにあたっては初期放電間隙
を所望の値にして（位置出しをして）から、放電加工の
電圧供給を開始しなければならない、この初期放電間隙
が所望の値にあるか否かを検出するため、第４図に示す
ような位置出し検出用放電間隙センサが使用される場合
が多い０図において、１〜５は第３図について述べたと
同一の要素であり、７が位置出し検出用放電間隙センサ
であり、加工電流が流れていない期間放電間隙が正常な
状態（非短絡の状態）に保持されておれば、コンパレー
タの一方の入力電圧は７Ｖであり放電間隙センサ７は信
号を発しないが、加工電流が流れていない期間（放電加
工を開始する以前）に放電間隙が短絡すると、コンパレ
ータの双方の入力電圧が接地電位となり位置出し用放電
間隙センサ７は信号を発生して、位置出し不良を検出す
る。

ところが、この放電間隙センサ７を、ｆｊＳ３図に示す
放電加工装置に適用すると、放電間隙はインダクタンス
６によって短絡されることになり、上記の位置出し用放
電間隙センサ７は、放電間隙の状態如何にか−わらず、
短絡信号を発することになり、不具合である。

本発明の目的は、この欠点を解消することにあり、放電
間隙に並列にインダクタンスが接続されている放電加工
装置に上記せる直流型の位置出し用放電間隙センサを使
用しうるようにする改良を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の目的を達成するために本発明が採ったＬ段は、 （イ）放電間隙（１・２）と並列にインダクタンス（６
）が４ｉｉ続されており、また、前記の放電間隙（１・
２）には高周波間欠的電圧が印加され。

さらに、放電加工を開始する前に、前記放電間隙（ｌ・
２）の長さを検出する位置出し用放電間隙検出手段７が
設けられている放電加工装置に。

（ロ）前記のインダクタンス（６）に直列にスイッチン
グ手段（８）を接続し、このスイッチング手段（８）を
、故を加工開始信号をもって閉路し、放電加工開始前の
期間は、並列インダクタンスを排除し、放電加工期間の
みに並列インダクタンスを接続することとしたものであ
る。

〔作用〕

位置出し用放電間隙センナの動作が必要な期間は、放電
加工の開始前のみであるから、この期間を含む非放電加
工期間には並列インダクタンスを排除して、放電加工の
開始に先立ち、上記の位置出し用放電間隙センサが正常
に動作するようにし、一方、放電加工開始信号をもって
並列インダクタンスを挿入し、放電加工中は並列インダ
クタンスが正常に動作するようにしたものである。

〔実施例〕

以下、図面を参照しり一本発明の一実施例に係る放電加
工装置について、さらに説明する。

第１図参照 図において、ｌは加工電極であり、棒状の場合（型塑り
型の場合）と、ワイヤの場合（ワイヤカット型の場合）
とがあり、２は被加工体であリ、放電間隙１＃２はそれ
らの間に形成される。

３は高周波スイッチング手段であり、例えば、Ｎチャン
ネルエンハンスメントｆｉＦＥＴでア４Ｊ、「１」信号
に追従して閉路するから、高周波信号Ａに追従して、電
源４を制御して高周波間欠電圧を放電間隙に与える。５
は電流制限抵抗である。

１０は発振器であり、放電加工指令Ｂに追従して高周波
信号Ａを発生する。６はインダクタンスであり、高周波
間欠放電よりＳＯ０遅れ位相をもって高周波間欠電流を
流す、７は位置出し用放電間隙センサであり、加工電流
が流れていない期間に放電間隙が正常な状態（非短絡の
状態）に保持されていれば、コンパレータの一方の入力
電圧は−Ｖであり放電間隙センサ７は信号を発しないが
。

加工電流が流れていない期間（放電加工を開始する以前
）に放電間隙が短絡すると、コンパレータの双方の入力
電圧が接地電位となり位置出し用放電間隙センサ７は位
置出し不良信号を発生する。

８が本発明の要旨に係るスイッチング手段であり、例え
ば、Ｎチャンネルエンハンスメント型ＦＥＴであり「１
」信号に追従して閉路するから、放電加工指令Ｂに追従
して閉路し、放電加工指令Ｂの終了に追従して開路する
。そのため、インダクタンス６は放電加工指令Ｂをもっ
て放電間隙に並列に接続され、放電加工がなされる期間
には電蝕防止機能を発揮するが、放電間隙センサ７の動
作が必要な期間（放電加工を開始する前の次点）には放
電間隙センサ７の回路から隔離されてその動作を妨害す
ることはない。

９は高周波信号Ａの反転信号と放電間隙センサ７の出力
信号との重複条件を形成するＡＮＤ＠路を有する加工時
閉塞回路であり、加工期間中は放電間隙ｌΦ２はインダ
クタンス６によって短絡されているが、この期間には、
放電間隙センサ７は信号を発しないようにしである。

〔発明の効果〕

以上説明せるとおり、本発明に係る放電加工９ＺＥには
、電蝕防止用インダクタンスに直列にスイッチング手段
が接続され、このスイッチング手段が、放電加工指令に
もとづいて開閉され、電蝕防止用インダクタンスは、放
電加工中は放電間隙に並列に挿入されてその機能を発揮
するが、放電開始前は排除されているので、直流型の位
置出し検出用放電間隙センサが有効に動作することがで
き、本発明に係る放電加工′！Ｊ、置においては、゛電
蝕が防止されるとともに、直流型の位置出し検出用放電
間隙センサも使用しうる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例に係る放電加工装置の構成
図である。 第２図は、電蝕防止用インダクタンスの作用を説明する
タイムチャートである。 第３図は、電蝕防止用インダクタンスが設けられている
放電加工装置の構成図である。 第４図は、放電間隙センサが設けられている放電加工装
置の構成図である。 ｌ争・・加工電極、 ２・・争被加工体、 １・２・・・放電間隙、 ３・・・高周波スイッチング手段。 ４・・・電源、 ５・・・電流制限抵抗、 ６・目インダクタンス５ ７・・−放電間隙センサ、 ８・争・本発明の要旨に係るスイッチング手段、９・Φ
・ＡＮＤ回路を有する加工時閉塞回路。 １０−−・発振器、 Ａ−−・高周波信号、 Ｂ・−・放電加工指令。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 放電間隙（１・２）と並列にインダクタン ス（６）が接続されており、また、前記放電間隙（１・
   ２）には高周波間欠的電圧が印加され、さらに、前記放
   電間隙（１・２）の長さを検出する手段７が設けられて
   いる放電加工装置において、 前記インダクタンス（６）に直列にスイッチング手段（
   ８）が接続されており、該スイッチング手段（８）は、
   放電加工開始信号をもって閉路され、放電加工終了信号
   をもって開路される ことを特徴とする放電加工装置。