JPS6316185B2 - - Google Patents
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- JPS6316185B2 JPS6316185B2 JP57086519A JP8651982A JPS6316185B2 JP S6316185 B2 JPS6316185 B2 JP S6316185B2 JP 57086519 A JP57086519 A JP 57086519A JP 8651982 A JP8651982 A JP 8651982A JP S6316185 B2 JPS6316185 B2 JP S6316185B2
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Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
本発明は、自動車およびその他の車輛の塗装方
法に係り、さらに詳しくは耐衝撃性にすぐれ、結
果として屋外使用において長期耐食性にすぐれた
塗膜層の得られる塗装方法に関するものである。 屋外で使用される自動車、自転車、オートバイ
および列車などは、砂、小石などによる衝撃(チ
ツピング)を受け、塗膜損傷部からの錆の発生が
起り易い。特に自動車においては、自らがはね上
げる土砂、および前方の車による土砂の衝撃を受
け、著しく塗膜の損傷を受ける。このようなチツ
ピングを受ける部位の耐食性は塗膜の耐チツピン
グ性に依存すると言つても過言ではない。 現在、自動車の塗装方式は、最下層には電着塗
装をする場合が多く、更に通常の場合は2層の静
電塗装により下塗を含めた3層の総計50〜120μ
の膜厚とすることが多い。 従来は耐スクラツチ性を良くするため、塗膜は
硬くする場合が多く、特に最外層塗膜の硬度を大
きくするのが一般的である。中塗、上塗塗膜の焼
付条件は、塗料により異るが、165〜180℃、20分
〜30分の範囲内で行われるのが普通である。温度
が低く、時間が短い場合は、硬化塗膜は軟らかく
なり、逆の場合は硬くなる。中塗塗膜は上記範囲
内の条件で焼付硬化された後、上塗塗膜の焼付時
に、再度加熱されることになるため、上塗塗膜焼
付後の中塗部分の硬さを測定することは難しい。
本発明者らは、通常自動車産業において使用され
ているメラミンアルキド系中塗塗膜3種類を、そ
れぞれ指定焼付条件(いずれも165〜180℃、20〜
30分)で硬化させて後、冷却し、上塗の焼付けを
想定して中塗塗膜の再焼付けを170℃−20分間行
つた。そのときの中塗塗膜の鉛筆硬度は、それぞ
れ2H〜3H、3H、3Hといずれも2H超であつた。 ここで鉛筆硬度とはJIS―G3312に準拠したも
ので、鉛筆の硬さをH、2H、3H、……と順に変
えて塗膜の傷のつかない限界を、その塗膜の鉛筆
硬度としたものである。 本発明者らは、これまでの経験から耐ピツチン
グ性を向上させるには単に最外層塗膜を硬くする
だけでは効果はなく、むしろ中間層の塗膜の物性
に着目して研究を行つた結果、最外層直下の塗膜
層が、柔軟性と見かけ上の硬さを有することが好
ましいことを見出し、本発明をなしたものであ
る。 すなわち本発明は、最外塗膜層の直下に、樹脂
の鉛筆硬度2H以下で、かつ150メツシユの篩をパ
スする薄片状のガラスを1〜60重量%の範囲内で
含有する塗膜層を10〜100μmの厚さに有するこ
とを特徴とする耐衝撃性のすぐれた自動車および
その他の車輛の塗装方法である。 以下に本発明の内容について詳細に説明する。 一般に塗膜の硬さは焼付温度を高く、あるいは
焼付時間を長くすることで向上し、引つかきキズ
(いわゆるスクラツチ)はつきにくくなる。しか
し衝撃的な外力(いわゆるチツピング)に対して
は硬すぎる塗膜は欠落することがあり好ましくな
い。そこで衝撃力を吸収するため、下層を軟らか
くすることが考えられるが、その場合には下層の
軟らかさが上層(最外層)の鉛筆硬度に影響して
低下させ、引つかき傷(スクラツチ)に対して弱
くなつてしまう。すなわち耐スクラツチ性と耐チ
ツピング性とは相反する性能であり、両立させる
ことは難しいとされていた。 そこで本発明者らは最外層直下の塗膜層を樹脂
と薄片状ガラスとの複合材料化することによつ
て、柔軟性は塗膜樹脂に、また引つかき力に対す
る抵抗力は強化材として添加された薄片状ガラス
に受け持たせることに着目して、最適条件を求め
複層塗膜層の耐スクラツチ性と耐チツピング性の
双方を向上させることに成功したものである。 本発明の実施は薄片状ガラスを塗料中に十分撹
拌しながら均一に分散させ、スプレーまたは刷毛
塗りによつて可能であり、従来の塗装方法を全く
変更するものではない。 次に本発明の数値限定理由について述べる。 塗膜中に添加する薄片状ガラスの大きさは、塗
装作業性と関連し150メツシユパスを超えた場合
に塗料中への分散が均一になりにくく、塗膜中の
ガラスの存在状態も不均一となる。また塗料粘度
も上昇し、塗装作業性を低下させる。 次に薄片状ガラスの添加量であるが、塗膜中1
重量%未満では全く効果がなく、また60重量%を
超えると耐スクラツチ性は向上するものの、耐チ
ツピング性が低下する。従つて、双方の性能を考
えれば最も好ましいのは5〜30重量%である。ま
た、塗料の不揮発成分(通常20〜40重量%)を考
えれば、塗膜中に60重量%超含有させるために
は、塗料中に約38重量%超添加する必要があり、
これでは塗装作業性を低下させる。 次にこのようにして複合化した塗膜の厚さは、
耐スクラツチ性とはあまり相関性はないが、10μ
m未満では耐チツピング性に効果はなく、また
100μmを超えると、逆に低下する。50μm以上に
するには1回の塗装では難しく2〜3回に分けて
行う必要がある。従つて耐スクラツチ性、耐チツ
ピング性、作業性を考慮すれば最も好ましいのは
10〜50μmである。 次に最外層直下の中塗塗膜樹脂の硬さは、あま
り大きくない方が良い。3Hを超えると耐チッピ
ング性が低下し、衝撃に対して塗膜が割れること
がある。即ち、複層塗膜の耐チツピング性を向上
させるには、最外層直下の(3層構造では中塗)
の塗膜硬度を3H以下にすればよく、2H以下では
その効果は著しい。耐スクラツチ性は薄片状ガラ
スの添加によつて保持することにより、耐チツピ
ング性と耐スクラツチ性の両方の性能を満足でき
る。 以下に実施例により、本発明の効果をさらに具
体的に説明する。 実施例 1 冷延鋼板にエポキシ系電着塗装(膜厚20μm)
を行い、更にメラミンアルキド系塗料を中塗とし
て30μmの静電塗装を行つた。中塗塗膜中には
150メツシユパス以下の薄片状ガラス粉が0.5〜80
重量%含まれるように、または、150メツシユパ
ス超のガラス粉が15重量%含まれるように予め塗
料中に均一に分散させた。中塗塗膜の焼付条件は
160℃−20分、165℃―20分、170℃―25分の3通
りとした。ガラスフレークを添加せずに同じ塗料
を冷延鋼板上に30μmの厚さに塗装して上記焼付
条件で硬化させ、更にこれらの中塗塗膜のみを上
塗塗膜の焼付条件と同じ170℃―20分で再焼付け
したときの鉛筆硬度(つまり中塗塗膜の樹脂部分
の硬度)はそれぞれ、2H、3H、4Hであつた。 更にメラミン系塗料を上塗(焼付160℃―20分)
として静電塗装にて40μmの塗膜を形成させた
後、耐スクラツチ性、耐チツピング性を評価し
た。この時の上塗り塗膜の鉛筆硬度は3Hであつ
た。その結果を第1表に示す。 この結果塗膜中のガラス含有量は1〜60%で効
果があること、特に5〜30%では耐スクラツチ
性、耐チツピング性とも極めて良好なこと、ガラ
ス粒度が150メツシユパス超になると塗装作業性
が不良なこと、樹脂の鉛筆硬度が4Hになると耐
チツピング性が低下することがわかる。 実施例 2 実施例1と同様の3層塗膜の試料を作成した。
中塗層へはガラス粉含有量は15重量%、また焼付
条件は160℃―20分と一定とし、膜厚を5〜120μ
mまで変動させた。ガラス粉を添加せず中塗塗膜
のみを5μmおよび120μmの厚さに160℃―20分で
硬化させて放冷後、170℃―20分の再焼付けを行
つたときの塗膜硬度を実施例1と同様にして測定
したところいずれも2Hであつた。 耐スクラツチ性、耐チツピング性および作業性
の評価結果を第2表に示す。 その結果、耐スクラツチ性、耐チツピング性お
よび作業性いずれも良好な中塗塗膜の膜厚範囲は
10〜100μmであり、最も良好な範囲は10〜50μm
であることがわかる。
法に係り、さらに詳しくは耐衝撃性にすぐれ、結
果として屋外使用において長期耐食性にすぐれた
塗膜層の得られる塗装方法に関するものである。 屋外で使用される自動車、自転車、オートバイ
および列車などは、砂、小石などによる衝撃(チ
ツピング)を受け、塗膜損傷部からの錆の発生が
起り易い。特に自動車においては、自らがはね上
げる土砂、および前方の車による土砂の衝撃を受
け、著しく塗膜の損傷を受ける。このようなチツ
ピングを受ける部位の耐食性は塗膜の耐チツピン
グ性に依存すると言つても過言ではない。 現在、自動車の塗装方式は、最下層には電着塗
装をする場合が多く、更に通常の場合は2層の静
電塗装により下塗を含めた3層の総計50〜120μ
の膜厚とすることが多い。 従来は耐スクラツチ性を良くするため、塗膜は
硬くする場合が多く、特に最外層塗膜の硬度を大
きくするのが一般的である。中塗、上塗塗膜の焼
付条件は、塗料により異るが、165〜180℃、20分
〜30分の範囲内で行われるのが普通である。温度
が低く、時間が短い場合は、硬化塗膜は軟らかく
なり、逆の場合は硬くなる。中塗塗膜は上記範囲
内の条件で焼付硬化された後、上塗塗膜の焼付時
に、再度加熱されることになるため、上塗塗膜焼
付後の中塗部分の硬さを測定することは難しい。
本発明者らは、通常自動車産業において使用され
ているメラミンアルキド系中塗塗膜3種類を、そ
れぞれ指定焼付条件(いずれも165〜180℃、20〜
30分)で硬化させて後、冷却し、上塗の焼付けを
想定して中塗塗膜の再焼付けを170℃−20分間行
つた。そのときの中塗塗膜の鉛筆硬度は、それぞ
れ2H〜3H、3H、3Hといずれも2H超であつた。 ここで鉛筆硬度とはJIS―G3312に準拠したも
ので、鉛筆の硬さをH、2H、3H、……と順に変
えて塗膜の傷のつかない限界を、その塗膜の鉛筆
硬度としたものである。 本発明者らは、これまでの経験から耐ピツチン
グ性を向上させるには単に最外層塗膜を硬くする
だけでは効果はなく、むしろ中間層の塗膜の物性
に着目して研究を行つた結果、最外層直下の塗膜
層が、柔軟性と見かけ上の硬さを有することが好
ましいことを見出し、本発明をなしたものであ
る。 すなわち本発明は、最外塗膜層の直下に、樹脂
の鉛筆硬度2H以下で、かつ150メツシユの篩をパ
スする薄片状のガラスを1〜60重量%の範囲内で
含有する塗膜層を10〜100μmの厚さに有するこ
とを特徴とする耐衝撃性のすぐれた自動車および
その他の車輛の塗装方法である。 以下に本発明の内容について詳細に説明する。 一般に塗膜の硬さは焼付温度を高く、あるいは
焼付時間を長くすることで向上し、引つかきキズ
(いわゆるスクラツチ)はつきにくくなる。しか
し衝撃的な外力(いわゆるチツピング)に対して
は硬すぎる塗膜は欠落することがあり好ましくな
い。そこで衝撃力を吸収するため、下層を軟らか
くすることが考えられるが、その場合には下層の
軟らかさが上層(最外層)の鉛筆硬度に影響して
低下させ、引つかき傷(スクラツチ)に対して弱
くなつてしまう。すなわち耐スクラツチ性と耐チ
ツピング性とは相反する性能であり、両立させる
ことは難しいとされていた。 そこで本発明者らは最外層直下の塗膜層を樹脂
と薄片状ガラスとの複合材料化することによつ
て、柔軟性は塗膜樹脂に、また引つかき力に対す
る抵抗力は強化材として添加された薄片状ガラス
に受け持たせることに着目して、最適条件を求め
複層塗膜層の耐スクラツチ性と耐チツピング性の
双方を向上させることに成功したものである。 本発明の実施は薄片状ガラスを塗料中に十分撹
拌しながら均一に分散させ、スプレーまたは刷毛
塗りによつて可能であり、従来の塗装方法を全く
変更するものではない。 次に本発明の数値限定理由について述べる。 塗膜中に添加する薄片状ガラスの大きさは、塗
装作業性と関連し150メツシユパスを超えた場合
に塗料中への分散が均一になりにくく、塗膜中の
ガラスの存在状態も不均一となる。また塗料粘度
も上昇し、塗装作業性を低下させる。 次に薄片状ガラスの添加量であるが、塗膜中1
重量%未満では全く効果がなく、また60重量%を
超えると耐スクラツチ性は向上するものの、耐チ
ツピング性が低下する。従つて、双方の性能を考
えれば最も好ましいのは5〜30重量%である。ま
た、塗料の不揮発成分(通常20〜40重量%)を考
えれば、塗膜中に60重量%超含有させるために
は、塗料中に約38重量%超添加する必要があり、
これでは塗装作業性を低下させる。 次にこのようにして複合化した塗膜の厚さは、
耐スクラツチ性とはあまり相関性はないが、10μ
m未満では耐チツピング性に効果はなく、また
100μmを超えると、逆に低下する。50μm以上に
するには1回の塗装では難しく2〜3回に分けて
行う必要がある。従つて耐スクラツチ性、耐チツ
ピング性、作業性を考慮すれば最も好ましいのは
10〜50μmである。 次に最外層直下の中塗塗膜樹脂の硬さは、あま
り大きくない方が良い。3Hを超えると耐チッピ
ング性が低下し、衝撃に対して塗膜が割れること
がある。即ち、複層塗膜の耐チツピング性を向上
させるには、最外層直下の(3層構造では中塗)
の塗膜硬度を3H以下にすればよく、2H以下では
その効果は著しい。耐スクラツチ性は薄片状ガラ
スの添加によつて保持することにより、耐チツピ
ング性と耐スクラツチ性の両方の性能を満足でき
る。 以下に実施例により、本発明の効果をさらに具
体的に説明する。 実施例 1 冷延鋼板にエポキシ系電着塗装(膜厚20μm)
を行い、更にメラミンアルキド系塗料を中塗とし
て30μmの静電塗装を行つた。中塗塗膜中には
150メツシユパス以下の薄片状ガラス粉が0.5〜80
重量%含まれるように、または、150メツシユパ
ス超のガラス粉が15重量%含まれるように予め塗
料中に均一に分散させた。中塗塗膜の焼付条件は
160℃−20分、165℃―20分、170℃―25分の3通
りとした。ガラスフレークを添加せずに同じ塗料
を冷延鋼板上に30μmの厚さに塗装して上記焼付
条件で硬化させ、更にこれらの中塗塗膜のみを上
塗塗膜の焼付条件と同じ170℃―20分で再焼付け
したときの鉛筆硬度(つまり中塗塗膜の樹脂部分
の硬度)はそれぞれ、2H、3H、4Hであつた。 更にメラミン系塗料を上塗(焼付160℃―20分)
として静電塗装にて40μmの塗膜を形成させた
後、耐スクラツチ性、耐チツピング性を評価し
た。この時の上塗り塗膜の鉛筆硬度は3Hであつ
た。その結果を第1表に示す。 この結果塗膜中のガラス含有量は1〜60%で効
果があること、特に5〜30%では耐スクラツチ
性、耐チツピング性とも極めて良好なこと、ガラ
ス粒度が150メツシユパス超になると塗装作業性
が不良なこと、樹脂の鉛筆硬度が4Hになると耐
チツピング性が低下することがわかる。 実施例 2 実施例1と同様の3層塗膜の試料を作成した。
中塗層へはガラス粉含有量は15重量%、また焼付
条件は160℃―20分と一定とし、膜厚を5〜120μ
mまで変動させた。ガラス粉を添加せず中塗塗膜
のみを5μmおよび120μmの厚さに160℃―20分で
硬化させて放冷後、170℃―20分の再焼付けを行
つたときの塗膜硬度を実施例1と同様にして測定
したところいずれも2Hであつた。 耐スクラツチ性、耐チツピング性および作業性
の評価結果を第2表に示す。 その結果、耐スクラツチ性、耐チツピング性お
よび作業性いずれも良好な中塗塗膜の膜厚範囲は
10〜100μmであり、最も良好な範囲は10〜50μm
であることがわかる。
【表】
【表】
【表】
*1、*2、*3 第1表と同じ。
Claims (1)
- 1 複数層の塗膜構造において、最外層塗膜の直
下に、樹脂部の鉛筆硬度が2H以下で、かつ150メ
ツシユの篩をパスする薄片状ガラスを1〜60重量
%の範囲内で含有する塗膜層を10〜100μmの厚
さで有することを特徴とする耐衝撃性のすぐれた
自動車およびその他の車輛の塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8651982A JPS58205568A (ja) | 1982-05-24 | 1982-05-24 | 耐衝撃性にすぐれた自動車およびその他の車輌の塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8651982A JPS58205568A (ja) | 1982-05-24 | 1982-05-24 | 耐衝撃性にすぐれた自動車およびその他の車輌の塗装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58205568A JPS58205568A (ja) | 1983-11-30 |
JPS6316185B2 true JPS6316185B2 (ja) | 1988-04-07 |
Family
ID=13889229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8651982A Granted JPS58205568A (ja) | 1982-05-24 | 1982-05-24 | 耐衝撃性にすぐれた自動車およびその他の車輌の塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58205568A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0375139U (ja) * | 1989-11-24 | 1991-07-29 | ||
JPH0421441U (ja) * | 1990-06-11 | 1992-02-24 | ||
JP2526120B2 (ja) * | 1989-04-27 | 1996-08-21 | 三和シヤッター工業株式会社 | 開閉戸付きバルコニ― |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2661855B2 (ja) * | 1993-03-04 | 1997-10-08 | アイシン化工株式会社 | 耐チッピング塗装方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5753350A (en) * | 1980-08-14 | 1982-03-30 | Gen Signal Corp | Corrosion resisting coating article with intermediate coating layer of thermohardening polymer and non-silicon filler |
JPS58133892A (ja) * | 1982-02-01 | 1983-08-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | メタン発酵システム用捕水器 |
JPS58133869A (ja) * | 1982-02-05 | 1983-08-09 | Asahi Glass Co Ltd | 防食被覆方法 |
-
1982
- 1982-05-24 JP JP8651982A patent/JPS58205568A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5753350A (en) * | 1980-08-14 | 1982-03-30 | Gen Signal Corp | Corrosion resisting coating article with intermediate coating layer of thermohardening polymer and non-silicon filler |
JPS58133892A (ja) * | 1982-02-01 | 1983-08-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | メタン発酵システム用捕水器 |
JPS58133869A (ja) * | 1982-02-05 | 1983-08-09 | Asahi Glass Co Ltd | 防食被覆方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2526120B2 (ja) * | 1989-04-27 | 1996-08-21 | 三和シヤッター工業株式会社 | 開閉戸付きバルコニ― |
JPH0375139U (ja) * | 1989-11-24 | 1991-07-29 | ||
JPH0421441U (ja) * | 1990-06-11 | 1992-02-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58205568A (ja) | 1983-11-30 |
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