JPS63161176A - 亜鉛又は亜鉛合金の黒色化処理液及びその方法 - Google Patents

亜鉛又は亜鉛合金の黒色化処理液及びその方法

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JPS63161176A
JPS63161176A JP30529286A JP30529286A JPS63161176A JP S63161176 A JPS63161176 A JP S63161176A JP 30529286 A JP30529286 A JP 30529286A JP 30529286 A JP30529286 A JP 30529286A JP S63161176 A JPS63161176 A JP S63161176A
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JP
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ions
film
zinc
ion
metal
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Application number
JP30529286A
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English (en)
Inventor
Takeshi Ataya
安谷屋 武志
Masaaki Yamashita
正明 山下
Takahiro Kubota
隆広 窪田
Soei Koizumi
小泉 宗栄
Yasuhiro Okano
泰裕 岡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Parkerizing Co Ltd
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nihon Parkerizing Co Ltd
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、亜鉛又は亜鉛合金、特に亜鉛又は亜鉛合金メ
ツキストリップ鋼板を連続的且つ短時間に処理して、そ
の表面に黒色皮膜を形成させるのに用いられる黒色化処
理液及びその方法に関するものである。本発明における
亜鉛又は亜鉛合金には、スパングルの生成や耐食性の向
上環を目的として、亜鉛メッキ浴K Al 、 Co 
、 Cr 、 Ni + ME。
In 、 Ti 、 Pb 、 Sn 、 Mo 、 
Fe 、Mnの中から選ばれた1種又は2種以上の金属
を加えてメッキされたものも含まれる。
〔従来の技術及び解決すべき問題点〕
最近、亜鉛又は亜鉛合金メツキストリップ鋼板を連続的
且つ短時間に黒色化処理又はそれに更にクリヤー塗装を
して自動車部品や電子部品、冷蔵庫部品等に適用するこ
とが試みられている。
黒色化処理法としては、黒色クロメート法が特公昭61
−429号公報に開示されているが、この方法は処理液
に銀塩を用いているが、処理時間は数分〜10数分を必
要とし短時間処理が不可能であるので好ましくない。特
開昭56−62996号公報には、カーボンブラック等
の黒色顔料を生成分とした黒色樹脂皮膜を塗布する方法
が記載されているが、皮膜密着性や加工性に問題があシ
好ましくない。又クロム酸と酢酸を主成分とする浴で陰
極電解処理方法があるが、処理時間が数分以上必要で長
い等の欠点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、黒色亜鉛メッキ鋼板をストリップで連続的に
生産する場合、短時間処理、即ち処理時間20秒以内、
好ましくは10秒以内で処理することが出来る水溶液で
あって、亜鉛又は亜鉛合金の高度な皮膜黒色度を得る黒
色化処理液及びその方法を提供することを目的としてい
る。
本発明の目的を達成させるその黒色化処理液は、銀イオ
ン、アンチモンイオン、銅イオン、ビスマスイオンから
選ばれた2種類以上の金属イオン(a)をそれぞれ0.
05 In以上、且つ全量で0.18〜20glと、ニ
ッケルイオン、鉄イオン、コバルトイオンからなる金属
イオンから選ばれた1種類又は2種類以上を1〜100
FI/lとを含有し、声が0.5〜7である水溶液であ
る。
この水溶液に、フッ化物イオンを添加してもよい。
銀イオンは硫酸銀、硝酸銀、リン酸銀、酸化銀、アンチ
モンイオンは酒石酸アンチモニルカリウム、塩化アンチ
モン、鋼イオンは塩化鋼、硝散銅、硫酸鋼、酸化鋼、ビ
スマスイオンは塩化ビスマス、(BiO)、80.−H
,0、B1Na0.、酸化ビスマス、硝酸ビスマス等の
溶解性塩から導かれる。金属イオン(a)がそれぞれ0
.05gl1未満、且つ全量で0.18gl1未満では
、短時間で黒色皮膜を形成させるには不充分であシ、全
量で20glを超えると、形成される黒色皮膜の密着性
が劣シ好ましくない。
前記水溶液にMイオンを含有させる場合、水溶液に(J
イオンが含まれていると)diCIの化合物として沈澱
するので、イオン交換水、蒸留水等(Jイオンの少ない
水を用いるが好ましい。
ニッケル、鉄、コバルトの金属イオンは、炭酸ニッケル
、M[ニッケル、塩化ニッケル、酸化ニッケル、硫酸ニ
ッケル、硝酸第1鉄、硝酸第2鉄。
塩化第1鉄、塩化第2鉄、硫酸第1鉄、ag!第2鉄、
炭酸コバルト、塩化コバルト、硝酸コバルト。
硫酸コバルト等の無機塩及び酢酸ニッケル、クエン酸第
2鉄アンモン、酢酸コバルト等の有機化合物から導かれ
る。その濃度は、黒色度の高い皮膜を得る九めに、金属
イオンとしてII々°以上必要であり、上限に関しては
吾処理液の浴温における飽和量まで添加することが可能
であるが、100gItを超えると黒色皮膜の密着性が
低下するので、金属イオン濃度の上限は10.0g/l
以下とすべきである。
前記黒色化処理液の声調整は、塩酸、硫酸、硝酸、フッ
化水素酸、ケイ7ツ化水素酸、硼フフ化水素酸等の無機
酸、酢酸等の有機酸でも良い。
前記黒色化処理液に、処理液の安定化及び被処理物に対
するスラッジの付着防止のために、酒石散、クエン酸、
リンゴ酸、蓚酸、:27%り酸又はその塩類等の錯化剤
を添加することが出来る。その添加量は、効果的には0
.1〜4.0g/gである。
本発明の黒色化処理液は、被処理素材の亜鉛と銀、ニッ
ケル、鉄、コバルトの置換反応を利用したものであシ、
処理時間と液温に大きく影響を受ける。液温は高い#1
ど反応速度が速くなるので室温以上が好ましく、特にス
トリップメッキ鋼板を連続的に処理すると処理時間が1
0秒以下になるので、その場合30℃以上であることが
好ましい0液温の上限は、水分の蒸発、安全性、省エネ
ルギー等を考慮して80℃以下とするのが好ましい。
本発明の黒色化処理液によって形成された黒色皮膜は耐
指紋性、耐食性及びraN性が不充分である。耐食性及
び密着性を向上させる丸めに、黒色化処理後、水洗した
後、クロメート皮膜、リン酸塩皮膜、アルカリ珪酸塩皮
膜又は樹脂皮膜を施す。
黒色化処理後リン酸塩皮膜を施すと黒色度が増す。
耐指紋性(鋼板表面を指で触れた場合の指紋の付きにく
さ)の向上は、前記皮膜の表面に樹脂皮膜又はアルカリ
珪酸塩を主成分とする皮膜を施すことにより達成される
本発明における樹脂皮膜は、水溶性、エマルジョン性、
ダイスバージョン性の有機高分子樹脂水性液、又は溶剤
系の有機高分子化合物でもって処理されて形成された公
知の皮膜であり、例えば特公昭60−33192号公報
に開示された皮膜で、その樹脂の例としては、現在使用
されている酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデンな
どのビニル系、およびその共重合体、アクリル酸、メタ
クリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル
、ヒドロキシアクリル酸、ヒドロキシアクリル酸エステ
ルなどのアクリル系訃よびその共重合体、アルキッド系
、エポキシ系、尿素系、フッ素系、ウレタン系、エステ
ル系、スチレン系、オレフィン系およびそれらの共重合
体、ブタジェンなどの合成ゴム系および天然高分子など
の樹脂があげられる。この有機高分子樹脂水性液に、必
要に応じてクロム化合物やシリカ等の無機物を添加する
ことが出来る。
クロメート皮膜は、例えば特開昭50−28444号公
報、特開昭60−218483号公報に開示された皮膜
であり、部分的に還元されたクロム酸水溶液でもって形
成させるのが好ましく、必要に応じて樹脂や数10〜数
10001のシリカ粒子(シリカゾル、ヒユームドシリ
カ)を含有させても良い。
クロム酸水S液中のCr”/Cr’+重量比は、糖類、
アルコール類等の有機還元剤や無機還元剤で還元してg
r〜g3とするのが良く、水溶液の…は1.5〜4.0
の範囲が良い。クロメート皮膜量は、余9多くすると黒
色皮膜が隠され黒色度が弱くなり、又少なくするとクロ
メート皮膜の効果が弱くなるので、 Cr付着量として
1〜1000 Q/rrl、好ましくは10〜200嗜
賀とする。
アルカリ珪酸塩を主成分とする皮膜は、例えば特公昭5
7−2274号公報に開示されたものがち九一般式M、
0−g810.(M:Na%に% Li、アンモニウム
又はアミン、n:2〜20)で表わされるアルカリ珪酸
塩を主成分とする水溶液にて処理することによって得ら
れるが、必要に応じてこれに更にクロム酸等のり四人化
合物を添加する。アルカリ珪酸塩皮膜量は、クロメート
皮膜を施すのと同様の理由により、皮膜として0.01
〜3μmとする。
リン酸塩皮膜は、第1リン酸亜鉛、リン酸亜鉛カルシウ
ム、リン酸アルミニウム、第1リン酸マンガン、第1リ
ン酸ソーダ、第1リン駿アンモン等を主成分とする≠2
.5〜5のリン酸塩水溶液を浸漬又はスプレー法によシ
用いるが、最も密着性の良い強固な皮膜を形成するKは
、リン酸亜鉛系水溶液が望ましい。例えば、特公昭42
−12130号公報に記載されているリン酸塩水溶液が
用いられる。
本発明においては、第1段の黒色皮膜及び第2段のクロ
メート皮膜、リン酸塩皮膜、アルカリ珪酸塩皮膜又は樹
脂皮膜で耐食性のある皮膜が形成されるが、更に第3段
処理を加えた、即ち、黒色皮膜→塗布盤クロメート皮膜
→樹脂皮膜又はアルカリ珪酸塩皮膜、黒色皮膜→リン酸
塩皮膜→樹脂皮膜、塗布型クロメート皮膜又はアルカリ
珪酸塩皮膜の皮膜を亜鉛又は亜鉛合金の表面に施すこと
によυ一段と優れた耐食性皮膜を得ることが出来る。
本発明の黒色化処理方法の処理工程の1例は、次の如く
である。〔脱脂→水洗〕→第1段処理→水洗→〔チタン
コロイド水溶液による表面調整〕→第第2処処理→水洗
〔第3段処理〕→乾燥こ\で〔〕の部分の工程は必要に
応じて行う。
第1段、第2段及び第3段処理条件は、富温〜90℃で
任意の時間、スプレー、浸漬、ロールコート法等により
処理される。
第2段及び第3段処理には、前記以外にタンニン酸水溶
液、フィチン酸水溶液等の公知の処理水溶液を用いても
良い。
〔作用〕
亜鉛又は亜鉛合金を本発明の黒色化処理液に接触させる
と、処理液中のAI%Sb、 Cu%Bi、 Ni。
Co%Feのイオンが素材のZnとの置換反応によって
亜鉛又は亜鉛合金表面に析出する。しかし反応時に、)
di%Sb%Cu、  Btと、Ni 、 Co 、 
 Feと、znの標準電極電位の違いから、析出、溶解
反応が選択的かつ段階的に進行する。Sbs Cu s
 )di s Bi等の金属イオンが亜鉛と置換反応を
起こし、更にNi、Co%F・等の金属イオンも亜鉛と
置換反応を起こし亜鉛又は亜鉛合金表面に析出する。こ
の際、各金属の標準電位や金属イオン濃度の違いによシ
、金属の析出溶解反応は複雑に進行する。即ち、MlS
b、 Cu%Biは標準電位が高く責な金属であるから
析出し易く溶解しにくい。これに対し、znは標準電位
が低く卑な金属であるから溶解し易く析出しにくい。N
i、Co、FeはAJ%Sb、 Cu%Bi の責な金
属と、卑な金属であるZnとのほぼ中間的な性質を示す
。置換反応は責なグループの金属だけの析出やZnだけ
の溶解が起こるのではなく、責なグループの金属とNi
、Co%Fe等の中間的な金属と卑な金属であるznが
析出と溶解を繰り返していき、その結果として光を吸収
する構造の皮膜を造り出している。
黒色化処理液の条件設定の際、皮膜の白色度〔W< I
Jb ) )をスガ試験機株式会社製のカラーコンピュ
ーターを用いて測定することによって黒色度の目安とし
た。白色度は、W(Lab )=100−((100−
L)”+a”+b”)”  で表わされ、W値が小さい
ほど黒色に近づく。本発明者が安定した黒色の外観とし
て設定した目標値は、白色度20以下である。層。
3b、Cu%B1の中から選ばれた2種以上の金属イオ
ン(a)の濃度を種々変化させた液温50℃のNiイオ
ン15vIl、pHz水溶液にて、亜鉛片面付着量20
1βの電気亜鉛メッキ鋼板を5秒間スプレー処理して形
成させた皮膜の白色度を第1図に示す。
この図から分かるように、黒色皮膜を得るには2種以上
の金属イオン(a)の濃度o、1s gl1以上必要で
ある。
N1、Co1Feの中から選ばれた1種又は2種以上の
金属イオン(b)の濃度を種々変化させた液温50℃の
、Mイオン1. OI/l及びSbイオン1.09/l
含有pH2水溶液にて、亜鉛片面付着量20Jβの亜鉛
メッキ鋼板を5秒間スプレー処理し形成させた皮膜の白
色度を第2図に示す。この図から分かるように、黒色皮
膜を得るには金属イオン(b)の濃度g/l1以上必要
であることが分かる。
−を種々変化させた液温50℃の、Mイオン1.09力
、Biイ、t y 2.0gl 、 Niイオy 15
g/l含有水溶液にて、亜鉛片面付着量20.!i’β
の亜鉛メッキ鋼板を5秒間スプレー処理し形成させた皮
膜の白色度を第3図に示す。この図から、黒色皮膜を得
るには処理水溶液の−を7以下、好ましくは6以下にす
るのが良いことが分かる。しかし声が余り低いと素地z
nの溶出量が著しく大きくなり耐食性が低下するので、
p!(0,5〜7の範囲で用いるのが良い。
本発明で得られる黒色化皮膜はMイオン、Sbイオン、
Cuイオン、Blイオンの群から選ばれた2種以上と、
Niイオン、Coイオン、Feイオンの群から選ばれた
1種又は2種以上と%Znイオンの析出・溶解のあるバ
ランスされた結果得られる皮膜であるから、溶液中のM
イオン、Sbイオン、Cuイオン、B1イオンと、N1
イオン% Coイオン、Feイオンとのモル比がある限
定された範囲で良好となる。
Mイオン、Sbイオン、Cuイオン、Biイオンの中か
ら選ばれた2種以上の金属イオン(a)のモル濃度をa
(−v−ル/l)とし、NL Co s Feイオンの
中から選ばれた1種又は2種以上の金属イオン(b)の
モル濃度をb(モル/It)とすると、b/aが0.1
8未満では金属イオン(a)の析出反応が優先的に起こ
るようkなシ、多孔質な皮膜を得ることができず均一な
皮膜となり黒色度が低下する。b/aが1900を超え
れば、金属イオン(b)の析出が優先的に起こり、やは
り皮膜が均一化し黒色度が低下する。銀イオン、Sbイ
オン、Cuイオン、B1イオンの群から選ばれた2種以
上の金属イオン(a)のモル濃度1(モル/ll)とニ
ッケル、コバルト、鉄イオンの群から選ばれた1種又は
2種以上の金属イオン(b)のモル濃度b(モル/l)
とのモル比を種々変化させたpH2、液温50℃の水溶
液で亜鉛片面付着量201βの電気亜鉛メッキ鋼板を5
秒間スプレー処理し形成させた皮膜の白色度を第4図に
示す。
この図かられかるように黒色皮膜を得るには、モル比b
/aが0.18以上1900以下の範囲で良いことがわ
かる。
よりて、Mイオン、Sbイオン、Cuイオン、B1イオ
ンの中から選ばれた2種以上の金属イオン(a)と、N
i 、 Co、Feイオンの中から選ばれた1種又は2
種以上の金属イオン(b)の溶液中のb/aモル比が0
.18〜1900の範囲で安定した黒色化皮膜を得るこ
とができる。
〔実施例1〜9〕 メッキ鋼板に、Sbイオン、Cuイオン、Mイオン、B
1イオンの中から選ばれた2種以上の金属イオン(a)
と、N1イオン、Coイオン、Feイオンの中から選ば
れた1種以上の金属イオン(b)とを含有し且つ、pH
が2で、50〜60℃に加温された水溶液にて5秒間ス
プレー処理して黒色皮膜を形成させ、水洗し、乾燥し、
白色度、耐指紋性及び皮膜の密着性試験を行った結果を
第1表に示す。
尚、Sbイオンは酒石酸アンテモニルカリウムで、Cu
イオン、Mイオン、B1イオン、N1イオン、Coイオ
ン、Feイオンは硝識塩で添加したOCam例10”1 電気亜鉛メッキ鋼板に、乾燥を省いた以外は実施例1・
と同様の処理を行い、次いで固形分濃度が20gl %
Cr”/Cr’+重量比が2/3、pHがKOHで2.
5に調整された塗布型クロメート処理液をロールコータ
−で塗布して乾燥し、クロム付着量501の皮膜を形成
させた。
この鋼板について、実施例1と同様の試験及び塩水噴霧
試験を行った結果を第1表に示す。
〔実施例g〕
電気亜鉛メッキ鋼板に、乾燥を省いた以外は実施例2と
同様の処理を行い、次いでアクリル樹脂水溶液(商品名
ウォーターゾル5744・・・大日本インキ株式会社製
)を塗布して乾燥し、1μmの皮膜を形成させた。この
鋼板について、実施例2と同様の試験及び塩水噴霧試験
を行った結果を第1表に示す。
〔実施例12〕 電気亜鉛メッキ鋼板に1乾燥を省いた以外は実施例3と
同様の処理を行い、次いで60〜70℃に加温された全
酸度15ポイントの亜鉛用リン酸亜鉛を主成分とする水
溶液(ボンデライ) 3300゜日本パーカライジング
社製、)に10秒間浸漬して水洗し、乾燥し、実施例3
と同様の試験及び塩水噴霧試験を行った結果を第1表に
示す。
〔実施例13〕 電気亜鉛メッキ鋼板に1乾燥を省いた以外は実施例4と
同様の処理を行い、次いでStO,換算で50glの濃
度に調整されたリチウムシリケート(Ll、0・4,8
SiO,)水溶液をロールコータ−により塗布乾燥し、
S10.換算でo、 3gmの皮膜を形成させた。この
鋼板について、実施例4と同様の試験及び塩水噴霧試験
を行った結果を第1表に示す。
〔実施例14〕 電気亜鉛メッキ鋼板に、乾燥を省いた以外は実施例10
と同様の処理を行い、次いでアクリル樹脂水溶液(商品
名ウォーターゾル5744・・・大日本インキ株式会社
製)を塗布して乾燥し、1μmの皮膜を形成させた。こ
の鋼板について、実施例10と同様の試験を行った結果
を第1表に示す。
〔実施例15〕 電気亜鉛メッキ鋼板に、乾燥を省い九以外は実施例10
と同様の処理を行い、次いでstow換算で50gl濃
度に調整され九リチウムシリケート(Lito・4 、
85ift )水溶液をロールコータ−によシ塗布して
乾燥し、S10.換算で0.31βの皮膜を形成させた
。この鋼板について、実施例1Oと同様の試験を行った
結果を第1表に示す。
〔実施例16〕 電気亜鉛メッキ鋼板に、乾燥を省いた以外は実施例12
と同様の処理を行い、次いでアクリル樹脂水溶液(商品
名ウォーターゾル5744・・・大日本インキ株式会社
製)を塗布して乾燥L/%1μmの皮膜を形成させた。
この鋼板について、実施例12と同様の試験を行った結
果を第1表に示す。
〔実施例17] 電気亜鉛メッキ鋼板に、乾燥を省いた以外は実施例12
と同様の処理を行い、次いで固形分濃度が20gl s
 Cr”/Cr’+重量比が2/3、pHがKOHで2
.5に調整された塗布型クロメート処理液をロールコー
タ−で塗布して乾燥し、クロム付着量50病の皮膜を形
成させた。この鋼板について、実施例12と同様の試験
を行った結果を第1表に示すO 〔実施例18) 電気亜鉛メッキ鋼板に、乾燥を省いた以外は実施例12
と同様の処理を行い、次いでStO,換算で50gl濃
度に調整されたリチウムシリケート(Li*0・4,8
SiO,)水溶液をロールコータ−で塗布して乾燥し、
StO,換算で0.39/W?の皮膜を形成させた。こ
の鋼板について、実施例12と同様の試験を行った結果
を第1表に示す。
〔比較例1〕 水溶液にsbイオン及びαイオンを含有させない以外は
、実施例1と同様の処理及び試験を行っ九結果を第1表
に示す。
〔比較例2〕 水浴液にNiイオンを含有させない以外は、実施 :例
1と同様の処理及び試験を行った結果を第1表に示す。
〔比較例3〕 実施例1における水溶液の−t−8とした以外は、実施
例1と同様の処理及び試験を行った結果を第1六に示す
〔判定法〕
(1)皮膜の白色度 白色度W (Lab ) 20以下のもの   り白色
度W(Lab ) 20を超えるもの  ×(2)耐指
紋性 良      O 可      Δ 不可   × (3)密着性 試験材表面に七ロノ・ンテープを密着させ、こ10−未
満剥離   O 1O〜30襲剥離  △ 3g以上剥離   X (4)耐食性 5チ塩水噴婦試験を行い、白錆が5%発生するまでの時
間で評価し九。
◎・・・・・・500時間以上 O・・・・・・200〃 Δ・・・・・・50   N ×・・・・・・l Q   // *1 下地メッキの種類 A・・・電気亜鉛めっき(20ル貨) B・・・電気亜鉛合金めっき(gチNi−Zn、 20
1β)C・・・電気亜鉛合金めつ@ (851GFe−
Zn/15%Fe−Zn =33/20g背) D・・・電気亜鉛合金めっき(15gFe−Zn、 2
0grt )E・・・溶融亜鉛めっき(90b曾)F・ ・・溶融亜鉛合金めっき(10%F・−Zn、45υ賀
)G ・・・溶融亜鉛合金めつき(5,OAJ−05M
o、 90grrt )H・・・溶融亜鉛合金めつき(
55AJ−1,5Si、6.0g/m”)I ・・・電
気亜鉛合金めつ@ (40*Mn−Zn、 20肩)〔
実施例19〕 亜鉛目付量20grdの亜鉛メッキ鋼板を、Sbイオ7
0.5g/l 、 Cuイオy O,7g/l 、 N
iイオン15gl含有し聞2に調整された黒色化処理水
溶液に浸漬して処理時間と白色度[W(Lab))の関
係グラフを作成した。
その結果を第5図に示す。
〔比較例4〕 黒色化処理水溶液として、特公昭61−429号公報に
開示されている如きCrOH15gl 1H!5O46
I力、HIPO,0,6gl 、 /l、PO,g/l
  を含み、声0.7 K調整された水溶液を用いた以
外は、実施例19と同様に行った。
その結果を第5図に示す。
〔発明の効果〕
本発明は、従来の黒色化処理に比較して短時間即ち数秒
〜10秒で亜鉛又は亜鉛合金表面に安定した外観的に高
級感のある黒色皮膜を形成させることが出来る。
又、黒色皮膜の上に、更にクロメート皮膜、リン酸塩皮
膜、アルカリ珪酸塩皮膜、樹脂皮漢が施されるので、耐
指紋性、皮膜密着性、耐食性の点についても優れている
【図面の簡単な説明】
第1図は金属イオン(a)の濃度と白色度の関係グラフ
、第2図は金属イオン(b)の濃度と白色度の関係グラ
フ、第3図は虜と白色度の関係グラフ、第4図はモル比
と白色度の関係グラフ、第5因は処理時間と白色度の関
係グラフである。 代理人 弁理士 藤 本   礒 代理人 弁理士 後 藤 武 夫 第1 図 第2図 金属イオン(b)の濃度<q/旦) 第3 図 H 第4図 モル比 b/a

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)銀イオン、アンチモンイオン、銅イオン、ビスマ
    スイオンから選ばれた2種類以上の金属イオン(a)を
    それぞれ0.05g/l以上、且つ全量で0.18〜2
    0g/lと、ニッケルイオン、鉄イオン、コバルトイオ
    ンからなる金属イオン(b)から選ばれた1種類又は2
    種類以上を全量で1〜100g/lとを含有し、且つ前
    記金属イオン(b)/前記金属イオン(a)モル比が0
    .18〜1900であり、pHが0.5〜7である水溶
    液からなることを特徴とする亜鉛又は亜鉛合金の黒色化
    処理液。
  2. (2)亜鉛又は亜鉛合金を、銀イオン、アンチモンイオ
    ン、銅イオン、ビスマスイオンから選ばれた2種類以上
    の金属イオン(a)をそれぞれ0.05g/l以上、且
    つ全量で0.18〜20g/lと、ニッケルイオン、鉄
    イオン、コバルトイオンからなる金属イオン(b)から
    選ばれた1種類又は2種類以上を全量で1〜100g/
    lとを含有し、且つ前記金属イオン(b)/前記金属イ
    オン(a)モル比が0.18〜1900であり、pHが
    0.5〜7である水溶液にて処理して黒色皮膜を形成さ
    せた後、その表面にリン酸塩皮膜、有機高分子樹脂皮膜
    、クロム付着量として1〜1000mg/m^2のクロ
    メート皮膜又は皮膜厚として0.01〜3μmのアルカ
    リ珪酸塩皮膜を施すことを特徴とする亜鉛又は亜鉛合金
    の黒色化処理方法。
  3. (3)亜鉛又は亜鉛合金を、銀イオン、アンチモンイオ
    ン、銅イオン、ビスマスイオンから選ばれた2種類以上
    の金属イオン(a)をそれぞれ0.05g/l以上、且
    つ全量で0.18〜2.0g/lと、ニッケルイオン、
    鉄イオン、コバルトイオンからなる金属イオン(b)か
    ら選ばれた1種類又は2種類以上を全量で1〜100g
    /lとを含有し、且つ前記金属イオン(b)/前記金属
    イオン(a)モル比が0.18〜1900であり、pH
    が0.5〜7である水溶液にて処理して黒色皮膜を形成
    させた後、その表面にクロム付着量として1〜1000
    mg/m^2のクロメート皮膜を形成させ、更にその表
    面に有機高分子樹脂皮膜又は0.01〜3μmのアルカ
    リ珪酸塩皮膜を施すことを特徴とする亜鉛又は亜鉛合金
    の黒色化処理方法。
  4. (4)亜鉛又は亜鉛合金を、銀イオン、アンチモンイオ
    ン、鋼イオン、ビスマスイオンから選ばれた2種類以上
    の金属イオン(a)をそれぞれ0.05g/l以上、且
    つ全量で0.18〜20g/lと、ニッケルイオン、鉄
    イオン、コバルトイオンからなる金属イオン(b)から
    選ばれた1種類又は2種類以上を全量で1〜100g/
    lとを含有し、且つ前記金属イオン(b)/前記金属イ
    オン(a)モル比が0.18〜1900であり、pHが
    0.5〜7である水溶液にて処理して黒色皮膜を形成さ
    せた後、その表面にリン酸塩皮膜を形成させ、更にその
    表面に皮膜厚として0.01〜3μmのアルカリ珪酸塩
    皮膜、クロム付着量として1〜1000mg/m^2の
    クロメート皮膜又は有機高分子樹脂皮膜を施すことを特
    徴とする亜鉛又は亜鉛合金の黒色化処理方法。
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