JPS63160804A - 引抜用型枠の締緩装置 - Google Patents

引抜用型枠の締緩装置

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JPS63160804A
JPS63160804A JP31386386A JP31386386A JPS63160804A JP S63160804 A JPS63160804 A JP S63160804A JP 31386386 A JP31386386 A JP 31386386A JP 31386386 A JP31386386 A JP 31386386A JP S63160804 A JPS63160804 A JP S63160804A
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小松 武雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンクリート二次製品、特に長尺のコンクリ
ート二次製品を成形するため型枠の締付および馳緩を容
易にした引抜用型枠および締緩装置に関する。
〔従来の技術〕
コンクリート二次製品を成形する型枠の従来の締緩手段
は、型枠の合せ部にフランヂを設けて、このフランヂ間
をボルトおよびナツトで締緩を行なうものであった。こ
の締緩法では、ボルトナラ1−の締付および取外しに時
間を要し、特に長尺の型枠を用いる場合はその長さに応
じて多数のボルトナツトを設けなければならず、それら
を1個づつ締付および取外しを行うには多大の時間と労
力を必要としていた。
本発明者は、前記ボルトナツトの締付は取外し作業を容
易にするものとして、ボルトナツトを移動体に設けると
ともにフランヂ部にクサビ片を設けて、前記移動体をス
ライドさせることにより型枠を締緩する装置を開発し、
先に特願昭48−116955号出願(持分51−25
244号公報)として出願し、又本発明者は締緩作業中
のボルトの抜は落ちを防止するものとして、スプリング
入ホルダーをフランヂ部に設けた締緩機構をも開発し、
これも先に実願昭55−122067号出願(実開昭5
7−59293号公報)として出願している。これらの
締緩装置の開発により型枠のボルトナツトによる締緩作
業の容易性はある程度向上したが、これらの装置におい
てもボルトナツトの締付および取外し作業そのものは残
っているため、その作業時間および労力は無視できず。
特に長尺の型枠の場合は、それに要する時間と労力は大
きく、生産性の向上の妨げとなっていた。
そして近年特に手作業による振動と騒音公害に大きな障
害となっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、前述のとおり、コンクリート二次製品を成形
するための型枠を締緩するに際して問題となっていたボ
ルトナツトの締付は取外し作業を容易にするため、自動
的にかつ短時間で確実に型枠を締緩し、しかも振動と騒
音公害を完全になくし合理的な作業を行うための引抜用
型枠および締緩装置を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は、前記目的を達成するための具体的な手段を
鋭意研究した結果、下記のとおりの引抜用型枠を用いる
ことにより、従来の如くボルトナツトにより締付は取外
しを必要とせず、自動的にかつ短時間で型枠を確実に締
緩できしかも振動と騒音公害を完全になくすることを見
出して本発明を完成したものである。
すなわち、本発明の引抜用型枠は、長手方向に沿って分
割された分割型枠のそれぞれの合せ目に一対のフランヂ
を設け、該一対のフランヂの両外側面にクサビ片を対で
複数ケ所に固定し、該クサビ片のテーパ面は外方を向き
長手方向に傾斜した状態とし、前記両外側面に固定され
た対のクサビ片を両側から挾み付けるための略U字形状
をした部材であるシャコ片を配置し、該シヤフルの略U
字形状の先端にはクサビ片に向って突出して直接に接触
し且つ該突出量を調整する調整ボルトを設け、前記複数
のシャコ片を連結アームで連結し。
該連結アームを機械力によって駆動して前記シャコ片を
移動させることにより前記調整ボルトの突出端が前記シ
ヤフルのテーパ面に沿って接触し締付をおこなうことを
特徴とするものである。
また本発明の前記引抜用型枠を締緩する装置は。
前記引抜用型枠の締緩をおこなう装置であって、前記タ
イヤを支持する受ローラーをフレームの上面に所要数を
設け、受ローラー下部には、前記シヤフルの位置に対応
して適数のフォークを取付けた適当な長さのビームをフ
レーム内にスライド可能に装備し、フレームの端部には
前記ビームをスライドさせるシリンダーを設け、該シリ
ンダーのロッドの先端を前記ビームに装着し、型枠を受
口−ター上に乗せシヤフルが下側にくるようにローラー
を回動して位置合せをすることによりシャコ片をフォー
クに掛けて、シリンダーの往復作動によりフォークを往
復駆動させ、型枠に固定されたクサビ片に対しシャコ片
を移動させ、締緩をおこなうことを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
本発明の引抜用型枠を、締緩装置の受ローラーに乗せロ
ーラーを回転させることにより、シヤフルとフォークが
自動的に定位置に位置合せされ締緩装置のシリンダーの
駆動によってビームが水平に移動し、ビームに設けた前
記フォークがシヤフルに引掛り、シヤフルおよび連結ア
ームはクサビ片のテーパ面に沿ってスライドし型枠を締
付けるものである。
また緩める場合は、前記シリンダーを上記の逆に駆動す
るだけで自動的に締付けが解放される。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
筒状のコンクリート二次製品を形成するための型枠を構
成するには、筒形状を長手方向に沿って直径上で2分割
した形の上下2個(第2図参照)の筒形状の分割型枠1
,2を製作し、その長手方向に走る分割縁である2本の
合せ目3,4に沿って各々一対のフランヂ5,6,7.
8を設け、2本の合せ目のうち一本の側のフランデフ、
8には締付ボルトナツト9が貫通孔を通して合せ目を締
付ている。
これらのフランヂ5,6,7.8に対して90゜ずれた
位置にも別のフランヂ10が設けられている。さらに遠
心力成形の際の遠心力に耐えるために前記フランヂの外
周にタイヤ11を設け、そして中間には補強材のバンド
12が設けられているが、該タイヤ11及びバンド12
はこの種の型枠における在来形のものと全く同様である
。この発明の実施例においては、締付ボルトナツト9で
締付されているフランデフ、8の反体側フランヂ5゜6
の両外側面に、締付に必要なりサビ片13を固定する。
該フランヂ5.6の内側面は、型枠が後述するように締
付けられた際には、締付力により接合されることになる
。クサビ片13のテーパ面14は外方を向き長手方向に
傾斜した状態で固定される。
両外側面に固定された2つのクサビ片13を両側から挾
み付けるための略U字形状をした部材であるシヤフル1
5を配置する。このシヤフル15の略U字形状の先端に
は、前記クサビ片13に直接に接触し、締付力を調整す
る調整ボルト16が設けられている。略U字形状のさら
に先端側には、爪状のストッパー17が溶接されている
。このストッパー17は、シヤフル15が型枠から脱落
しないように、固定されているクサビ片13の型枠側に
引掛けられる。このクサビ片13及びシヤフル15は型
枠の所要長さの適所に数ケ所設け、シヤフル15の適当
な数を連結アーム18で連結しておく。
調整ボルト16によって締付力を調整した後、調整ナツ
ト19で調整ボルト16を固着し、完全に分割型枠1,
2の合せ目20を密着させた状態で成形をするのが好ま
しい。
まず型枠を装置によって緩めつける動作を説明する。概
略をいえば、連結アーム18に連結されたシヤフル15
を、クサビ片13のテーパ面14が低くなる方向に移動
させることにより、緩める。
すなわち、最初に分割型枠1,2のタイヤ11を締緩装
置に設けられた受ローラ−21上に載せ、シヤフル15
をフォーク22に引掛るように下側の位置に回動し、位
置合せをおこなう。フレーム23の端部にシリンダー2
4が設けられ、シリンダー24のロッド25先端は、各
フォーク22が取付されているビーム26の端部に装着
されている。シリンダー24を緩め側(第1図中左方向
)に駆動することによりビーム26が水平に移動し。
ビーム26に取付されている各フォーク22のうち一部
のフォーク22(A)(第1図中でシヤフル15の右側
に位置するもの)が各シヤフル15の側面に引掛り、さ
らに移動すればクサビ片13のテーパ面の形成された面
に装着していたシヤフル15と連結アーム18は、固定
されたクサビ片13に沿って自動的に移動し、調整ボル
ト16の先端がテーパ面にさしかかると締付力が弱まり
最終の移動で完全に分割型枠の合せ目20は自動的に透
き間27が空く。このフォーク22の移動の際に、タイ
ヤ11はフレーム23に取付けられたプレート23′に
係止されるので、タイヤが設けられている分割型枠1,
2は静止状態を保つことができる。コンクリート二次製
品28は分割型枠1,2より離脱が可能となった状態で
、別の引抜装置によって引抜用型枠より脱型される。
次に締付動作を実施例で説明する。概略をいえば、連結
アーム18に連結されたシャコ片15をクサビ片13の
テーパ面が高くなる方向に移動させることにより、締付
ける。成形された分割型枠1.2のタイヤ11を締緩装
置の受ローラ−21に乗せ、前記緩め時と同じようにシ
ャコ片15をフォーク22に引掛けうるように分割型枠
1,2の下側まで回動して位置合せをした後、シリンダ
ー24の駆動によってビーム26を締付側に押すように
移動することにより、ビーム26上に設けられたフォー
ク22のうち一部のフォーク22(B)(第1図中でシ
ャコ片15の左側に位置するもの)はシャコ片15の前
記緩め動作とは反対側の側面に引掛り、さらに移動する
ことによりシャコ片15の調整ボルト16はクサビ片1
3のテーパ面14に沿って接触をつよめ、ついにはクサ
ビ13に完全に乗り上げ短時間で完全に、しかも自動的
に締付動作がなされる。
筒状のコンクリート二次製品28は遠心力成形によって
成形するが、この遠心力成形中でもシャコ片15が型枠
1,2より脱落しないようにストッパー17を固定され
たクサビ片13の側面に掛けておくことにより安全な作
業ができる。
またクサビ片13そしてシャコ片15を型枠1゜2から
着脱する際にはクサビ片13の長手方向に、ストッパー
17を移動させて離すことにより連結アーム18ごと簡
単に取外しが可能である。
また、クサビ片13の存在するフランジ5,6とは反対
側フランデフ、8の締付は、従来通りの締付ボルト9を
使用することが型枠1,2の整備上好ましい。
本実施例の締緩装置は脚29の上に装備し、型枠1,2
の下側で締緩を行っているが、その方向は設備のライン
により、任意の方向で装備し、たとえば型枠の上側で締
緩を行うことも可能である。
〔効果〕
本発明の引抜用型枠さらには締緩装置を用いることによ
り、多大な労力を要するボルトで締緩する手作業を全く
必要とせず、自動的にかつ短時間で確実に型枠の締緩を
行うことができ、生産性の向上に果すのみならず、手作
業におけるインパクトレンチで発生する振動障害、騒音
公害が完全になくなり、本発明の役割は極めて大きいも
のと言うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第1図は型
枠を締緩するための締緩装置で、装置の上に型枠を乗せ
た状態の斜視図、第2図は型枠本体の斜視図、第3図は
上下型枠のクサビ片側フランヂの合せ目部で締付けた状
態を示す部分詳細拡大斜視図、第4図は上下型枠のクサ
ビ片側フランヂの合せ目部で緩めた状態を示す部分詳細
拡大図斜視図、第5図は上下型枠のフランヂ部の断面詳
細図である。 1・・・分割型枠(上型枠)。 2・・・分割型枠(下型枠)。 5.6,7,8.10・・・フランヂ。 11・・・タイヤ、 12・・・補強バンド 13・・・クサビ片、 15・・・シャコ片、 16・・・調整ボルト 17・・・ストッパー、 18・・・連結アーム、 21・・・受ローラ−。 22・・・フォーク、 23・・・フレーム、 24・・・シリンダー。 25・・・ロッド、 26・・・ビーム、 27・・・透き間、 28・・・コンクリート二次製品。 29・・・脚。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)長手方向に沿って分割された分割型枠のそれぞれ
    の合せ目に一対のフランヂを設け、該一対のフランヂの
    両外側面にクサビ片を対で複数ケ所に固定し、該クサビ
    片のテーパ面は外方を向き長手方向に傾斜した状態とし
    、前記両外側面に固定された対のクサビ片を両側から挾
    み付けるための略U字形状をした部材であるシャコ片を
    配置し、該シャコ片の略U字形状の先端にはクサビ片に
    向って突出して直接に接触し且つ該突出量を調整する調
    整ボルトを設け、前記複数のシャコ片を連結アームで連
    結し、該連結アームを機械力によって駆動して前記シャ
    コ片を移動させることにより前記調整ボルトの突出端が
    前記シャコ片のテーパ面に沿って接触し締付をおこなう
    ことを特徴とする引抜用型枠。
  2. (2)長手方向に沿って分割された分割型枠のそれぞれ
    の合せ目に一対のフランヂを設け、該一対のフランヂの
    両外側面にクサビ片を対で複数ケ所に固定し、該クサビ
    片のテーパ面は外方を向き長手方向に傾斜した状態とし
    、両外側に固定された対のクサビ片を両側から挾み付け
    るための略U字形状をした部材であるシャコ片を配置し
    、該シャコ片の略U字形状の先端にはクサビ片に向って
    突出し直接に接触し且つ該突出量を調整する調整ボルト
    を設け、前記複数のシャコ片を連結アームで連結し、前
    記フランヂの外周に円形状のタイヤを設けた引抜用型枠
    の締緩をおこなう装置であって、前記タイヤを支持する
    受ローラーをフレームの上面に所要数を設け、受ローラ
    ー下部には、前記シャコ片の位置に対応して適数のフォ
    ークを取付けた適当な長さのビームをフレーム内にスラ
    イド可能に装備し、フレームの端部には前記ビームをス
    ライドさせるシリンダーを設け、該シリンダーのロッド
    の先端を前記ビームに装着し、型枠を受ローラー上に乗
    せシャコ片が下側にくるようにローラーを回動して位置
    合せをすることによりシャコ片をフォークに掛けて、シ
    リンダーの往復作動によりフォークを往復駆動させ、型
    枠に固定されたクサビ片に対しシャコ片を移動させ前記
    引抜用型枠を締緩させることを特徴とする締緩装置。
JP31386386A 1986-12-24 1986-12-24 引抜用型枠の締緩装置 Granted JPS63160804A (ja)

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JPH0358562B2 JPH0358562B2 (ja) 1991-09-05

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5662112A (en) * 1979-10-25 1981-05-27 Hiroshi Kitamura Clamping device for upper and lower flask

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5662112A (en) * 1979-10-25 1981-05-27 Hiroshi Kitamura Clamping device for upper and lower flask

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