JPS63158028A - ミキサ−用のカツタ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明はミキサー用のカッターに関し、さらに詳細に
いえば、果物や野菜等の被細断材料を水等の液体ととも
に対流させつつ細断するミキサー用のカッターに関する
。

〈従来の技術〉 ミキサーを用いて舌ざわりの良い飲み易いジュースを迅
速に作るためには、被細断材料を、きめ細かく均一に細
断するとともに、容器内を効率良く対流させる必要があ
る。

このような要件を充足し得るカッターとして、先端部を
烏帽子形状としたものが提供されている（例えば特開昭
５９−１１８１８号公報参照）。このカッターによれば
、長い刃付部を確保することができ、しかも、カッター
の中央部から外周下方へ至る水流を発生させて、容器の
内面に沿って上昇し、容器の中央部に沿って下降する対
流を生じさせることができるので、被細断材料を効率良
く細断することができる。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上記の構成のミキサー用のカッターによれば、カッター
の中央部から外周下方へ至る水流を発生させることによ
り、対流を生じさせているので、カッターが攪拌羽根と
して作用し、被細断材料がカッターに集中せずに外周側
へ逃げてしまうことになる。このため、被細断材料があ
る程度の大きさに細断されると、それ以上細断され難く
なるとともに、被細断材料が下部カッターに対して接触
し難く、きめ細かく細断するのに長時間を要するという
問題が残存している。

〈発明の目的〉 この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、
被細断材料をカッターに集中させることができ、きめ細
かい細断を迅速に行なうことができるミキサー用のカッ
ターを提供することを目的とする。

く問題点を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための、この発明のミキサー用の
カッターは、対流中の被細断材料の透過を許容する透孔
および切欠の少なくとも一方からなる材料透過部が設け
られている。

ただし、上記材料透過部としては、カッターの先端部か
ら中央部近傍に至る範囲に設けられていてもよい。また
、カッターが、所定形状に折曲されたものであり、材料
透過部がカッターの折曲基部よりも先端側に設けられて
いてもよい。

く作用〉 」−記の構成のミキサー用のカッターであれば、対流中
の被細断材料を、材料透過部を通してカッターの下方へ
導いて、被細断材料をカッターに集中させることができ
る。

特に、材料透過部が、カッターの先端部から中央部近傍
に至る範囲に設けられている場合には、カッターの中央
部近傍においても良好な対流を発生させることができる
。

また、カッターが、所定形状に折曲されたものであり、
材料透過部が、カッターの折曲基部よりも先端側に設け
られている場合には、材料透過部による折曲基部付近の
強度低下を回避することができる。

〈実施例〉 以下、実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。

第２図はこの発明のミキサー用のカッター（１）を装備
したミキサーの上部構造を示す断面図である。

上記カッター（１）は、互いに直交させて設けられた上
部カッター（ｌａ）と下部カッター（ｌｂ）とで構成さ
れており、それぞれ容器■の底部に導入された回転軸■
に対して一体回転可能に固定されている。

上記回転軸Ｇ）は、容器台■に対して、軸受はメタル（
４）を介して回転自在に固定されており、その下端部に
は回転駆動源に係合させるためのジヨイント■が取付け
られている。上記容器■は、パツキン■にて気密性が確
保された状態で、容器台■に対して嵌入されており、ま
た、上部カッター（ｌａ）と下部カッター（１ｂ）とは
、回転軸Ｇ）に嵌挿されたスリーブ■にて間隔が規制さ
れた状態で互いに離反されている。さらに、容器■の開
口部には、蓋体０）が嵌合されている。

第１図はカッター（１）の分解斜視図であり、上部カッ
ター（１ａ）については、一端側が斜め上方へ、他端側
か斜め下方へそれぞれ折曲されており、中央部に回転軸
Ｏに対する取付は孔（ｔＢが形成されている。−り記取
付は孔（１１）は、略り字状に形成されており、その直
線部（ｌｌａ）にて回転軸０との相対回転が規制されて
いる。また、上部カッター（Ｉａ）の中央部近傍から先
端部に至る所定域には、ある程度細断された野菜、果物
等の被細断材料を透過させるための材料透過部（１２）
が形成されている。この材料透過部（１２）は、上部カ
ッター（ｌａ）の中央部および周縁部の所定幅を残して
形成された透孔からなるものであり、折曲基部（１３）
よりも先端側に位置するように形成されている。

一方、下部カッター（ｌｂ）については、一端側が斜め
上方へ折曲され、他端側か水平に形成されているもので
あり、上部カッター（１ａ）と同様、回転軸Ｇ）に対す
る取付は孔（［１）と材料透過部（１２）とが形成され
ている。ただし、取付は孔（１１）の直線部（ｌｌａ）
については、上部カッター（ｌａ）のそれに対して直角
にずらした位置に設けられている。

そして、上部カッター（ｌａ）および下部カッター（１
ｂ）のそれぞれの裏面の回転先行側には、刃付部（Ｉ４
）が形成されている（特に第４図参照）。

以上の構成のカッター（１）であれば、容器の内に水等
の液体とともに投入された被細断材料を、その回転作用
によって、対流させつつ効率良く、しかもきめ細かく細
断することができる。さらに詳述すると、上記カッター
（１）を高速回転させると、その裏面に形成された刃付
部（１４）の作用によって、被細断材料が下方へ引き寄
せられる結果、第２図の矢印に示すように、容器■の内
面に沿って上昇し、容器■の中央部に沿って略鉛直に下
降する対流を生じさせることができる。そして、被細断
材料がある程度細かく細断された時点で、カッター（１
）に向かって下降してくる被細断材料を、上部カッター
（ｌａ）および下部カッター（ｌｂ）の材料透過部（１
２）を通して、下方へ導くことができる（第４図参照）
。この結果、被細断材料をカッター（１）に集中させる
ことができるので、これを効率良くカッター（１）に接
触させることができ、ひいてはきめ細かい細断を迅速に
行なわせることができる。

また、上記材料透過部（１２）の作用によって、細断さ
れた被細断材料を含む液体が、容器■の内面に沿って高
く上昇するのを抑制することができるので、液循環が速
くなり、その仔細断時間を短縮することができる。さら
に、液体の上昇が抑制された分、容器■の全高を低くす
ることができるので、容器■のコンパクト化を図ること
ができるとともに、起動時や細断中における液体の飛散
も抑制されるので、被細断材料が容器■の上部内面や蓋
体０）に付着して細断されなくなるという事態を防止す
ることができ、ひいては、容器■内のジュースをカップ
に注ぐ際に、細断されていない固形状の被細断材料がカ
ップ内にジュースとともに注入されてしまうという不都
合も回避することができる。

しかも、材料透過部（１２）が、カッター（１）の中央
部近傍まで形成されているので、当該中央部においても
良好な対流を発生させることができ、より効果的に被細
断材料をカッター（１）に集中させることができる。さ
らに、材料透過部（１２）が、カッター（１）の折曲基
部（１３）よりも先端側に設けられているので、材料透
過部（１２）による当該折曲基部（１３）付近の強度低
下を回避することができる。ただし、比較的軽負荷用の
カッター（１）として使用される場合には、第３図に示
すごとく、材料透過部（１２）を折曲基部（１３）より
も中央部側に至る範囲まで形成することもできる。

なお、カッター（１）部における上記被細断材料の透過
をより効率良（行なわせるためには、材料透過部（１２
）の回転先行側の上端部を、第４図に示すごとく丸面取
りするか、第５図に示すごとくテーパ状に面取りするの
が好ましく、このほか、カッター（１）の横断面形状を
、第６図に示すように、回転先行側が低くなるように傾
斜状に形成すること、第７図に示すように、カッター（
１）の回転後方側に、Ｌ字状に起立折曲された抵抗板（
１５）を設けておくことも効果的である。

また、材料透過部（１２）としては、第１図に示すごと
く左右対称に形成する場合のほか、第８図に示すごとく
、非対称に形成して実施することもでき、その形状とし
ても、第９図および第１０図に示すように、カッター（
１）の平面形状に沿わせて適宜変更して実施することが
できる。さらに第１１図に示すように、材料透過部（１
２）を円形の透孔により構成してもよく、この場合にお
いては、左右対称に１（数個ずつ形成すること（同図（
ａ）参照）、左右非対称に形成すること（同図（ｂ）参
照）、左右１個ずつ形成すること（同図（ｃ）参照）等
、種々の態様で実施することができる。

第１２図は、カッター（１）の材料透過部（１２）の内
側に沿って第２の刃付部（１Ｇ）を形成した場合を示し
ている。この第２の刃付部（１６）は、材料透過部（１
２）の回転後方側に形成されており、被細断材料をさら
に迅速に細断することができる。特に、同図（ｂ）に示
すように、回転先行側の刃付部（１４）と第２の刃付部
（１６）との間に段差（Ｘ）を設けるか、同図（ｅ）に
示すように、材料透過部（１２）の回転先行側をテーパ
状に面取りしておけば、第２の刃付部（１６）の刃先に
対して被細断材料を効率良く接触させることができるの
で、被細断材料をより一層迅速に細断することができる
。なお、上記実施例においては、回転先行側の刃付部（
１４）の角度をα１、第２の刃付部（１８）の角度をα
２とすると、αｌ〉α２となるように設定されており、
これによって、刃付部（１４）側に刃こぼれが生じるの
を防止している。即ち、カッター（１）の起動時におい
ては、被切削材料の大きさが比較的大きいために、刃付
部（１４）の刃先にかかる衝撃が強く、刃こぼれを生じ
易いが、刃付部（１４）の角度を鈍く設定しておくこと
により、刃こぼれを効果的に防止することができる。こ
の点、第２の刃付部（１Ｂ）については、ある程度細断
された被切削材料が接触するので、その角度を鋭くして
も刃こぼれは生じ難い。

また、刃付部（１４）の角度を鈍くすることは、洗浄時
等において指を切ったりし難く、安全性の面でも好適で
ある。

第１３図は、材料透過部（１２）のさらに他の実施例を
示しており、カッター（１）の回転後方側に、所定面積
の切欠からなる材料透過部（１２）が形成されている。

この実施例においても前記実施例と同様に、カッター（
１）部における被細断材料の透過を許容し、被細断材料
を効率良く細断することができる。特に、この実施例に
おいては、材料透過部（１２）の内周所定部に、上方へ
起立する立方（１７）が形成されており、この立方（１
７）によって、さらに効率良く被細断材料を細断できる
ように構成されている。

第１４図は、材料透過部（１２）を櫛歯状の切欠にて構
成した場合を示している。この実施例においても、各櫛
歯に対応させて上方へ起立する立方（１７）が形成され
ており、この立方（１７）によって、さらに効率良く被
細断材料を細断できるようにしている。第１５図は、上
記実施例と同様に、材料透過部（１２）を櫛歯状の切欠
にて構成しているものであるが、各櫛歯の上面に切刃（
１８）が形成されている点が異なり、この切刃（１８）
によって、被細断材料をさらに効率良く細断し得るよう
にしている。

第１６図は、材料透過部（１２）を、カッター（１）の
先端部から中央部に至る帯状の切欠により構成した場合
を示している。この実施例においては、カッター（１）
が、左右それぞれにおいて、回転先行側と回転後方側と
に分割されているので、例えば同図（ｂ）に示すように
、左右それぞれにおいて、異なる二つの折曲角度を選択
することにより、四つの分割片を互いに異なる軌跡に沿
って回転させることができる。したがって、材料透過部
（１２）の回転後方側に沿って、第２の刃付部（１Ｂ）
を形成しておくことにより（同図（Ｃ）参照）、被細断
材料を効率良く細断できることになる。このほか、同図
（ｄ）に示すように、左右それぞれの二つの分割片を、
僅かな段差を設けて折曲するとともに、同図（Ｃ）に示
すように、第２の刃付部（１６）の刃先のみを鋭利に形
成するか、同図（ｆ）に示すように、材料透過部（１２
）の回転先端側をテーパー状に面取りする等、種々の態
様で実施することができる。

なお、材料透過部（１２）としては、上部カッター（ｌ
ａ）と下部カッター（ｌｂ）の少なくとも一方に形成さ
れていればよく、このほか、材料透過部（１２）の内周
に沿って鋸歯状の刃を形成すること（第１７図参照）、
上部カッター（ｌａ）と下部カッター（ｌｂ）とを密接
させて取付けること（第１８図参照）、上部カッター（
１ａ）と下部カッター（ｌｂ）とを、双脚状（第１９図
参照）、水平状（図示せず）等の他の形状に形成するこ
と、材料透過部（１２）を切欠と透孔の双方で構成する
こと（第２０図参照）等、この発明の要旨を変更しない
範囲で種々の設計変更を施すことができる。

一方、回転軸■としては、第２１図に示すように、円形
断面の一部を直角平面に切欠くとともに、」−記事面の
−の幅寸法Ａと、他の幅寸法Ｂとを同寸法に設定してお
いてもよく、この場合には、同一のカッター（１）を、
直角方向に取付けることができるとともに、カッター（
１）の左右を逆に、つまり１８０°方向を逆にして取付
けるという製造上のミスを防止することもできる。

〈発明の効果〉 以上のようにこの発明は、被細断材料をカッターの材料
透過部を通して、下方へ導くことができるので、被細断
材料をカッターに集中させることができ、ひいてはきめ
細かい細断を迅速に行なうことができるという特有の効
果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のカッターの一実施例を示す分解斜視
図、 第２図はミキサーの上部構造を示す断面図、第３図は他
の実施例を示す斜視図、 第４図〜第６図は被細断材料の流れを示す横断面図、 第７図（ａ）は回転後方側を起立させた実施例を示す平
面図、同図（ｂ）は同じく横断面図、第８図〜第１１図
はさらに他の実施例を示す平面図、 第１２図（ａ）〜（Ｃ）は第２の刃付部を形成した実施
例を示す横断面図、 第１３図（ａ）は材料透過部を切欠で構成した実施例を
示す平面図、同図（ｂ）は同じく横断面図、第１４図（
ａ）は櫛歯状の材料透過部を形成した実施例を示す平面
図、同図（ｂ）は同じく横断面図、第１５図（ａ）は櫛
歯状の材料透過部の他の実施例を示す平面図、同図（ｂ
）は上記材料透過部の拡大断面図、 第１６図（ａ）はカッターを四つの分割片で構成した実
施例を示す平面図、同図（ｂ）は同じく正面図、同図（
Ｃ）は横断面図、同図（ｄ）は他の実施例を示す正面図
、同図（ｅ）（ｒ）はさらに他の実施例を示す横断面図
、 第１７図は材料透過部の内側に鋸歯状の刃を形成した実
施例を示す平面図、 第１８図は上部カッターと下部カッターの他の取付は例
を示す断面図、 第１９図は折曲形状の異なるカッターを示す断面図、 第２０図は材料透過部を切欠と透孔の双方で構成した実
施例を示す平面図、 第２１図は回転軸の他の実施例を示す平面図。 （１）・・・カッター　　　　　　■・・・容器（１２
）・・・材料透過部　　　　（１３）・・・折曲基部。 第２図 第５１１ 第７図（ａ） 第１０図 第１１図（ｂ） 第９図 第１１図（ａ） 第１１図（Ｃ） 第１２図（ａ） 第　１２　図（ｂン 第１２図（Ｃ） １４１２１も 第１６図（ｂ） １管 第１６図（ｄ） 第１６図（ｆ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、容器内の被細断材料を液体とともに対 流させつつ細断するミキサー用のカッタ ーにおいて、対流中の被細断材料の透過 を許容する透孔および切欠の少なくとも 一方からなる材料透過部が設けられてい ることを特徴とするミキサー用のカッタ ー。 ２、材料透過部が、カッターの先端部から 中央部近傍に至る範囲に設けられている 上記特許請求の範囲第１項記載のミキサ ー用のカッター。 ３、カッターが、所定形状に折曲されたも のであり、材料透過部が、カッターの折 曲基部よりも先端側に設けられている上 記特許請求の範囲第１項記載のミキサー 用のカッター。