JPS6329492Y2 - - Google Patents

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JPS6329492Y2
JPS6329492Y2 JP1983017619U JP1761983U JPS6329492Y2 JP S6329492 Y2 JPS6329492 Y2 JP S6329492Y2 JP 1983017619 U JP1983017619 U JP 1983017619U JP 1761983 U JP1761983 U JP 1761983U JP S6329492 Y2 JPS6329492 Y2 JP S6329492Y2
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JP
Japan
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cutter
cutting
cutters
angle
lower cutter
Prior art date
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Expired
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JP1983017619U
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English (en)
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JPS59122840U (ja
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Publication date
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Priority to JP1761983U priority Critical patent/JPS59122840U/ja
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  • Food-Manufacturing Devices (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、主として材料を切削・混合して液化
する電気ミキサーに関するものである。
従来例の構成とその問題点 従来のこの種の電気ミキサーは第1図に示すよ
うに構成されていた。図において、1は中央部に
主軸2を軸支する山形状の軸受部3を一体に形成
したコツプ台で、このコツプ台1の上面にはコツ
プ4が螺合により着脱自在に取付けられている。
5,6は主軸2の上端に固着された上カツターお
よび下カツターである。7は電動機(図示せず)
の動力を上カツター5および下カツター6に伝達
するためのコネクターで、このコネクター7は主
軸2の下端に螺着している。
上記従来の構成において、切削用の上カツター
5および下カツター6を回転させると、コツプ4
内には図に示すような循環流Aが生じる。この場
合、上カツター5および下カツター6とも略山形
状(摺針状)に構成しているため、循環流が生じ
やすい。すなわち、第1図に示すようななめらか
な曲線をもつた循環流Aとなる。
次にコツプ4内に投入された材料の切削状況に
ついて述べる。a,bは材料を示す。Fは材料の
切削時の動きを示す。一般にミキサーの場合、材
料とカツターとの相対速度を利用し、連続的に切
削するものであるから、切削性を向上させる場
合、材料とカツターとの相対速度差を大きくする
ことと、循環を良くすることが非常に重要なポイ
ントとなるが、さらにカツターの材料のとらえ方
も重要なポイントである。特に繊維質の硬くて切
れにくい材料を切削する場合、相対速度差、材料
のとらえ方が大きなポイントとなる。
上記従来例の場合、循環という意味ではスムー
ズな流れとなつて良好であるが、反面相対速度差
という点では問題があつた。また材料のとらえ方
も逃げやすい形であるため、問題があつた。すな
わち、従来のミキサーの場合、果物等のやわらか
い材料に対しては、有効な働きをするが、野菜等
の繊維質の材料の切削には、有効に機能しないと
いう問題があつた。
考案の目的 本考案は上記従来の問題点を解消するもので、
果物ジユースが主体であつたミキサーの機能を、
野菜ジユースをも可能にすることにより、需要の
換起をはかることを目的とするものである。
考案の構成 上記目的を達成するために本考案は、上カツタ
ーおよび下カツターとも略水平状にして一定間隔
をおいてカツター軸に取付け、かつ上カツターは
左右それぞれ反対方向、すなわち上下にαの角度
を有して曲げ、下カツターは平板状をなす内底部
とわずかの隙間をもたせ、さらに前記上カツター
および下カツターの切削部はそれぞれ曲線状で波
刃を形成すると同時に逃げ角度β,γを有し、こ
の逃げ角度β,γの関係をβ<γとしたもので、
このような構成とすることにより、繊維質の硬く
て切れにくい材料の切削性能をより高めることが
できるとともに、耐久性という面からも優れたも
のとなり、さらに循環性能をも充分満足させるこ
とができるものである。
実施例の説明 以下、本考案の実施例を第2図および第3図に
もとづいて説明する。
図において、8は電動機9を内蔵するミキサー
本体、10は電動機軸で、この電動機軸10の先
端には下コネクター11が固着されている。12
は第3図に示すように、中央部にカツター軸13
を軸支する平板状の軸受14を有するコツプ台
で、このコツプ台12は前記本体8の上面に載置
されている。15はコツプ台12の上部に螺合に
より着脱自在に取付けられたコツプで、このコツ
プ15の上端開口部はコツプ蓋16で閉塞してい
る。17,18は上カツターおよび下カツター
で、この上カツター17および下カツター18は
前記カツター軸13にスペーサー19を介して一
定間隔をもたせて固着されている。20は電動機
9の回転トルクを下コネクター11を介して上カ
ツター17および下カツター18に伝達する上コ
ネクターである。21はパツキンゴム、22はオ
イルレスベアリング、23はオイルシール、24
は軸受インサートである。
上記構成において、上カツター17および下カ
ツター18を回転させると、コツプ15内には、
循環流Bが生じる。この場合、上カツター17お
よび下カツター18はいずれも略水平状で、かつ
コツプ15の内壁に対して略直角であり、しかも
下カツター18と軸受14との隙間εはわずかな
隙間であるため、循環流Bの流れは上カツター1
7および下カツター18の回りでは、急激な方向
変化(略90゜)が生じ、その結果、上下カツター
17,18の相対速度差がきわめて大きくなる。
次に材料の切削状況について述べる。c,d,
eは材料を示す。材料c,dは上カツター17お
よび下カツター18がいずれも略水平状であるた
め、逃げにくく、コツプ15の内壁に押さえつけ
られた形で切削される。材料eの場合は、下カツ
ター18と軸受14との隙間εがわずかな隙間で
あるため、軸受14の上面に押しつけられた形で
切削される。このように本考案の実施例において
は、循環流Bの流れと上下カツター17,18と
の相対速度差が大きいことに加え、材料が逃げに
くい状態で切削されるため、野菜等の繊維質で硬
い材料の切削に対して、従来のものに比べ、飛躍
的に切削性能がアツプするものである。
次に上カツター17の構造について説明する。
この上カツター17は略水平状であるが、カツタ
ーの左右をわずかながらそれぞれ上下にαの角度
で曲げている。繊維質材料の切削を見たとき、曲
げ角度αと切削性能は比例関係にあるもので、曲
げ角度αが大きくなると、切削性能は低下する関
係にある。つまり、第4図のグラフからも明らか
なように、曲げ角度αが小さい方が、繊維質の多
い材料の切削という面では好ましい。ところが、
曲げ角度αが小さければ、循環が弱く、大容量の
切削や、粘性の高い材料の切削、あるいは大きな
材料の切削のとき、材料の引き込みが充分に行な
われず塊りが残るという問題が生じる。しかるに
本考案の実施例においては、αの曲げ角度をでき
る限り小さくし、しかも循環を良くするため、上
カツター17の曲げを左右反対方向としている。
なお、曲げ角度αは、循環性能と切削性能の両方
を充分満足するという観点から見ると5〜15度が
好ましい。
次に第5図にもとづいて、上カツター17と下
カツター18の具体的な形状について述べる。す
なわち、上カツター17および下カツター18は
図に示すように、両方とも波刃を採用している。
これは、繊維質の材料の切削効果をより高めるた
めであり、さらに耐久性という面からも優れてい
る。また、上カツター17および下カツター18
ともそれぞれ適切な逃げ角度があり、それぞれ
β,γとしている。下カツター18の場合、軸受
14の上面との間にわずかな隙間εをもたせてい
るため、水の飛び上がりと大きなかかわりあいを
もつているもので、従つて、下カツター18の逃
げ角度γを比較的大きな角度とし、水の飛び上が
りを押さえる必要がある。実験の結果、下カツタ
ー18の逃げ角度γは40〜60度が適切である。ま
た上カツター17の場合は、循環性能と大きなか
かわりあいをもつているもので、実験の結果、上
カツター17の逃げ角度βは20〜30度が適切であ
る。さらに本考案の実施例においては、無駄な抵
抗をなくす意味で、上カツター17および下カツ
ター18はそれぞれR1,R2で示すような曲線と
している。
考案の効果 以上のように本考案によれば、電動機により回
転駆動されるカツターを略水平状にして一定間隔
をおいてカツター軸に取付け、かつ上カツター
は、左右それぞれ反対方向にαの角度を有して曲
げ、下カツターはコツプの平板状の内底部とわず
かの隙間をもたせ、さらに前記上カツターおよび
下カツターの切削部はそれぞれ曲線状で波刃を形
成すると同時に逃げ角度β,γを有し、この逃げ
角度β,γの関係をβ<γとしているため、特に
繊維質が多い野菜等の切削しにくい材料の切削性
能、耐久性ならびに撹拌性能を、上カツターおよ
び下カツターの形状、上カツターおよび下カツタ
ーの切削部の刃形状ならびに逃げ角度の関係によ
り大幅に高めることができたものである。特に繊
維質が多い野菜等の切削しにくい材料において、
飛躍的な性能アツプ(人参の切削率で約20〜30%
アツプ)がはかれたもので、従来できなかつた野
菜ジユースを得ることが可能となつたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電気ミキサーの縦断面図、第2
図は本考案の一実施例を示す電気ミキサーの正面
図、第3図は同ミキサーの縦断面図、第4図はカ
ツターの曲げ角度と切削率の関係を示すグラフ、
第5図は本考案の電気ミキサーのカツターを示す
平面図である。 8……ミキサー本体、9……電動機、14……
平板状の軸受(平板状の内底部)、15……コツ
プ、17……上カツター、18……下カツター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電動機を内蔵するミキサー本体と、このミキサ
    ー本体上に載置され、かつ平板状の内底部に前記
    電動機により回転駆動されるカツターを有するコ
    ツプと、このコツプの上端開口部を閉塞するコツ
    プ蓋とを備え、前記カツターは略水平状にして一
    定間隔をおいてカツター軸に取付け、かつ上カツ
    ターは、左右それぞれ反対方向にαの角度を有し
    て曲げ、下カツターは前記平板状の内底部とわず
    かの隙間をもたせ、さらに前記上カツターおよび
    下カツターの切削部はそれぞれ曲線状で波刃を形
    成すると同時に逃げ角度β,γを有し、この逃げ
    角度β,γの関係をβ<γとした電気ミキサー。
JP1761983U 1983-02-08 1983-02-08 電気ミキサ− Granted JPS59122840U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1761983U JPS59122840U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 電気ミキサ−

Applications Claiming Priority (1)

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JP1761983U JPS59122840U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 電気ミキサ−

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Publication Number Publication Date
JPS59122840U JPS59122840U (ja) 1984-08-18
JPS6329492Y2 true JPS6329492Y2 (ja) 1988-08-08

Family

ID=30148853

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS573608A (en) * 1980-06-06 1982-01-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd Mixer

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48104878U (ja) * 1972-03-17 1973-12-06

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS573608A (en) * 1980-06-06 1982-01-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd Mixer

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JPS59122840U (ja) 1984-08-18

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