JPS6135139Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はおもに一般家庭において使用する野菜
等を短時間に切削したり、肉のミンチ等を短時間
に作る電動式の調理機に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来、この種の調理機におけるナイフカツター
の刃型形状は、第１図に示すような直線刃か第２
図に示すような刃のピツチＡを５mm以下にした鋸
歯が一般的であつた。しかし、直線刃は硬い材料
（たとえば肉やピーナツツ）の切削性能が悪く、
鋸刃は野菜等を切削したときに水分がでやすいと
いう問題があつた。

考案の目的 本考案はこのような従来の問題を解決したもの
であつて、切削性能の向上をはかることを目的と
するものである。

考案の構成 前記目的を達成するため、本考案はカツターの
凹刃を連続させた波形刃のピツチを７mm〜20mmと
したもので、この刃型形状により切削性能の向上
を行なつたものである。

実施例の説明 以下本考案の一実施例を添付図面とともに説明
する。第３図〜第４図において、４は本体ケース
であり、その内部において電動機１はシヤーシ２
にビス３で取付けられている。シヤーシ２は本体
ケース４にビス５により取付けられている。前記
電動機１の軸６には小プーリー７が取付けられて
いる。小プーリー７はベルト８を介して大プーリ
ー９を駆動するようになつており、大プーリー９
は主軸１０に取付けられている。主軸１０はオイ
ルレスベアリング１１を介してシヤーシ２に取付
けられ、オイルレスベアリング１１はゴムカツプ
リング１２を介して、本体ケース４に位置決めさ
れている。主軸１０の先端部にはコネクター１３
が取付けられ、コネクター１３にはカツター取付
台１４が着脱自在で、かつコネクター１３上部が
カツター取付台１４内に設けた溝に嵌合して、電
動機１の力が伝達されるようになつている。カツ
ター取付台には波形刃のピツチA′を７mm〜20mm
とした２枚のナイフカツター１５が上・下に取付
けられている。本体ケース４には容器１６が載置
され着脱自在である。この容器１６の開口部は着
脱自在な容器蓋１７で覆われている。また本体ケ
ース４の下部は裏板１８で覆われ、裏板１８には
脚１９が取付けられている。

次に上記調理機の操作および作動について説明
する。本体ケース４に容器１６を装着し、ナイフ
カツター１５を取付けたカツター取付台１４をコ
ネクター１３に嵌合させながらセツトする。次に
調理する材料を容器１６内に入れ、容器蓋１７を
容器１６に装着する。この状態で通電すると、ベ
ルト８を介して主軸１０に伝えられた電動機１の
動力は主軸１０と嵌合しているカツター取付台１
４に伝えられ、ナイフカツター１５が回転し、容
器１６内の材料を撹拌し切削する。ここで、ナイ
フカツター１５の波形刃のピツチを７mm〜15mmと
したことにより、鋸歯よりも直線部分が長くな
り、野菜等を切削した時に切削した野菜を押しつ
ぶすことが少なく水分が出にくい。また、鋸歯の
特徴も有し硬い材料の切削も可能である。さら
に、ピツチが大きいため切削時に受ける抵抗が小
さく、カツターの回転速度が速くなり短時間に材
料を細く切削できる。なお波形刃のピツチを７mm
以下にすると鋸歯に近くなり、前記の効果は得ら
れにくかつた。

考案の効果 以上のように本考案はナイフカツターの波形刃
のピツチを７mm〜20mmにしたことにより、各種材
料の切削性能の向上を行なつたものである。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はそれぞれ従来の調理機の
カツターの平面図、第３図は本考案の一実施例を
示す調理機のカツターの平面図、第４図は実施例
を示す調理機の断面図である。 １……電動幾、４……本体ケース、１５……カ
ツター、１６……容器。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電動機を内蔵する本体ケースと、この本体ケー
   ス上に載置される容器と、この容器内で前記電動
   機により回転駆動されるカツターを備え、前記カ
   ツターは刃型形状を凹刃を連続させた波型とし刃
   のピツチを７mm〜20mmとした調理機。