JPS60835Y2 - 調理器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は肉、野菜等を短時間に切削する調理器に関する
ものである。

従来この種の調理器において、繊維の多い野菜、例えば
ショウガ等を千切り、特に極細千切りを行う場合、切削
された材料が回転駆動されるカッターの遠心力により外
周部へ飛ばされる時、切削された一部の材料がカッター
の切刃外周部に付着、堆積し、次第に切削する事が困難
になると云った問題があった。

本考案は上記の様な問題点を解決したものである。

以下本考案の一実施例を添付図面とともに説明する。

図において、１は電導機で、シャーシ２にビス３で取付
られ、シャーシ２は本体４にビス５により取付られてい
る。

６は電導機１の軸で、その軸に小プーリ−７が取付られ
ている。

小プーリ−７は、ベルト８を介して大プーリ−９を駆動
する。

大プーリ−９は主軸１０に取付られている。主軸１０は
オイルレスベアリング１１を介してシャーシ２に取付ら
れている。

オイルレスベアリング１１はゴムカップリング１２を介
して本体４に位置決めされている。

主軸１−０の先端部には、コネクター１３が取付られて
いる。

コネクター１３にはカッター取付部１４が着脱自在で、
かつコネクタ−１３上部の突起がカッター取付部１４内
に設けた溝に嵌合して電導機１の力が伝達されるように
なっている。

カッター取付部１４には円盤状のカッター１５が取付け
られており、これにはナイフ状の切刃１５ａと天方向に
突出して一定間隔をもって多数形成した切刃１５ｂを設
けている。

切刃１５ａはカッターの上面に中心部付近から外周部付
近まて連続して形成し、その外周側の切刃端部１５ｃが
、カッター回転方向に対して先行するような形状に形成
されている。

１６は容器１７の下部に設けた鉤形の突起で、本体４に
設けた突起１８に回転結合し、本体４に容器１７がバヨ
ネット結合される。

１９は容器蓋で、その下部に設けた鉤形突部２０が容器
１７上部に設けた突部２１に回転結合し、容器蓋１９は
容器１７にバヨネット結合される。

２２は容器蓋１９の一部に設けた突起で、容器蓋１９を
容器１７をバヨネット結合させた場合、その先端が本体
４に設けたピン２３を押しスイッチ２４の接点が閉じ電
導機１へ電力が供給されるようになっている。

２５は本体４の上部に取付けたスイッチ機構を覆う蓋、
２６は本体下方を覆う裏板、２７は脚である。

２８は容器蓋１９に設けた材料投入口２９より投入した
材料をカッター１５に向って押し込むための押し込み棒
である。

次に上記調理器の操作及び作動について説明する。

本体４に容器１７をバヨネット結合させ、カッター１５
を取付けたカッター取付部１４をコネクター１３に嵌合
させる。

次に容器Ｍ１９を容器１７にバヨネット結合させる。

すると突起２２がピン２３を介してスイッチ２４を押し
て電導機１に電力が供給されベルト８を介して主軸１０
に電導機１の動力が伝達される。

主軸１０に伝えられた動力はそれと嵌合しているカッタ
ー取付部１４に伝えられカッター１５が回転する。

そこで切削しようとする材料を容器投入口２９より投入
し、押し込み棒２８て材料を下方に押し込むと、カッタ
ー１５によりますカッター回転方向に対し、上手側に位
置する切刃１５ｂで材料が天方向（縦方向）に切削され
、次に下手側の切刃１５ａで水平方向に切削される。

したがって容易に材料の千切を行う事が出来る。

切刃１５ｂの月間の間隔を小さくすればする程、切削さ
れる材料は極細切となる。

ところが、極細切になればなる程切削された材料はカッ
ター回転時の遠心力により、カッター外周部へ飛ばされ
やすくなり、飛ばされた材料がカッターの外周部分ｄに
付着しやすくなる（第３図参照）。

付着する材料が多くなると、次に切削される材料が付着
した材料に当り、切刃１５ａで円滑に切削されにくくな
る。

そこで切刃１５ａを外周部付近まで連続形成腰切刃１５
ａの外周側の切刃端部１５ｃを内側の切刃１５ａ主部よ
りカッター１５の回転方向に先行して設け、さらにカッ
ター１５と切刃１５ａとの間の垂直部を刃を有する切刃
端部１５ｃの一部とすることにより、切刃１５ａの外周
部の材料は、切刃端部１５ｃに沿って切刃１５ａ側へ移
動し、切刃端部１５ｃに付着するものは少なくなる。

さらに垂直部も刃を有しているため材料は垂直部でも切
削され付着しなくなり、切刃１５ａの切刃端部１５ｃ付
近でも効率的に切削されるようになる。

したがって材料の付着はなくなり、連続的に円滑な切削
を行う事が出来る。

なお、実施例では切刃１５ｂを設けて材料を千切りする
場合を示したが、必ずしも切刃１５ｂは設ける必要はな
い。

以上のように本考案はカッターの切刃の形状、構成を配
慮することにより材料が外周部に付着し円滑な切削を妨
げることを防止できるものであり、簡単な構成ですぐれ
た効果を奏している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における調理器の断面図、第
２図Ａは極細切を行うカッターの平面図、ＢはＡの３−
ａ’断面図、第３図Ａは一般的なカッターの平面図、Ｂ
はＡの切刃部の斜視図、第４図Ａは本考案カッターの一
実施例を示す平面図、ＢはＡの切刃部の斜視図である。 １・・・・・・電導機、４・・・・・・本体、１５カツ
ター １５ａ・・・・・・切刃、１５ｃ・・・・・・切
刃端部、１７・・・・・・容器、１９・・・・・・容器
蓋。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電導機を内蔵する本体と、本体上に載置される容器と、
   容器内て電導機により回転駆動される円盤状のカッター
   と、容器開口部を覆う容器蓋と、前記円盤状のカッター
   に中心部付近から外周部付近まで連続した切刃とを有し
   、カッター外周側の切刃端部をカッターの切刃主部に対
   し、回転方向に先行するように形成したことを特徴とす
   る調理器。