JPS5920191Y2 - 調理器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は野菜などを投入口より投入し、円盤状のカッタ
ーにより短時間に切削調理する調理器に関するもので、
切削材料のカッター滞溜時間を短かくして効果的な調理
を行なわせるものである。

以下添附図面に従い本考案の一実施例を説明する。

図において１は電動機で、シャーシ２にビス３で固定さ
れ、シャーシ２は本体４にゴム５を介してビス６により
取付けられている。

７は電動機１の軸で、その軸に小プーリ−８が取付けら
れている。

小プーリ−８はベルト９を介して大プーリ−１０を駆動
する。

大プーリ−１０は主軸１１に取付けられている。

主軸１１はオイルレスベアリング１２を介してシャーシ
２に取付けられている。

オイルレスベアリング１２はゴムカップリング１５を介
して本体に位置決めされている。

主軸１１の先端部にはコネクター１３が取付けられてい
る。

コネクター１３におろしカッタ一台１４が着脱自在で゛
かつコネクタ−１３上部の突起がおろしカッタ一台１４
内に設けた溝に嵌合して電動機１の回転が伝達されるよ
うになっている。

おろしカッタ一台１４には多数の切刃部１６′を形成し
た円盤状をしたおろし用のカッター１６が固定されてい
る。

１７は容器１８の下部に設けた鉤形の突部で、本体４に
設けた突部１９に回転結合し、本体４に容器１８がバヨ
ネット結合される。

２０は容器蓋で、上部には被切削物の投入口２０′を形
成し、その下部に設けた鉤形突部２１が、容器上部に設
けた突部２２に回転結合し、容器蓋２０は容器１８にバ
ヨネット結合される。

２３は容゛器蓋２０の一部に設けた突起で、容器蓋２０
と容器１８をバヨネット結合させた場合、その先端が本
体４の上部に設けた凹部２４に嵌合し、ピン２５を押し
スイッチ２６の接点が閉し、電動機１へ電力が供給され
るようになっている。

２７はピン２５を復帰させるバネ、２８はスイッチ２６
の内部リード線、２９は本体４の上部に取付けたスイッ
チ機構を覆うフタ、３０は本体下方を覆う裏板、３１は
脚、３２は本体４の環状壁である。

そして、カッタ−１６上面外周部には、刃部１６′と近
接しかつ刃部より外周に刃部の高さと同等が又はそれよ
り高い突部３３を形成している。

この突部３３は容器蓋２０の搭投入口２０’の外周端よ
り外周部に位置させている。

また突部３３は、回転方向に対して下手側すを他方ａに
比較して丸みの少ないコーナ部としている。

次に上記した調理器の操作及び作動について説明する。

本体４に容器１８をバヨネット結合させおろしカッター
取付部１４をコネクター１３に嵌合させる。

そして容器蓋２０を容器１８に回転嵌合させ、容器蓋２
０を容器１８にバヨネット結合させる。

すると突起２３がピン２５を介してスイッチ２６を押し
て電動機１に動力が供給され、ベルト９を介して主軸１
１に電動機１の動力が伝達される。

主軸１１に伝えられた動力はそれと嵌合しているおろし
カッタ一台１４に伝えられカッター１６か′回転して投
入口２０′より投入された大根、人参等の野菜は細かく
おろし状に切削されるのである。

一般にこの種の切削がされるとき、投入口２０より投入
した材料は、カッター１６により切削されると小さなす
りおろされた微細な片になるため、十分遠心力により外
方に飛ばされにくくなり、円盤上のカッター１６上にた
い積する。

このため容器１８内へなかなかスムーズに排出されない
。

しかし円盤状のカッター１６の刃部１６′に近接したと
ころで、かつ刃部１６′の外周方向に前記刃部１６′の
高さと同じか又はそれより高い突部３３を形成し、前記
突部３３は、回転方向に対して下手側すの頂部コーナ一
部の丸みＲｂを他方ａ側の頂部コーナーの丸みＲａより
も小さくしている。

したがって切削された材料の最後の残片（投入口２０’
下端とカッター１６の刃部１６′頂部との隙間の分は微
細には切削できない）が、投入口２０′下端よりカッタ
ー１６上に出たとき、突部３３に当りその回転により残
片を根回し、さらに遠心力により外側に飛ばされ容器１
８内へ落下するが、このときカッター１６の円盤上に滞
溜していたおろし状の微細な片は、外側に前述残片によ
り排出が助けられて排出される。

このため残片が出るたびに容器蓋２０とカッター１６間
に溜ったおろし状の微細な片を常に容器１８内へ排出で
きる便利なものである。

前記突部３３は回転方向に対して下手側すの頂部コーナ
ーの丸みＲｂが他方より小さい（Ｒａ ＞ Ｒｂ）ので
材料は引掛り易く、残片を動かす効果が大きくなる利点
がある。

そして他方上手側ａの丸みＲａを大きくしているため、
引掛った残片が素早やく離脱でき、又洗浄が容易となる
ものである。

以上のように本考案によれば、円盤状のカッター上面外
周部に、カッターの刃部の高さと同等か、又はそれより
高い残片を排出させるための突部を形成し、この突部は
容器蓋の投入口の外周端より外周部に位置させているた
め、カッターで切削された材料の最後の残片は、投入口
の下端よりカッター上に出たとき、突部に当ってその回
転により根回されることになり、そしてこの残片により
カッターの円盤上に滞溜していたおろし状の微細な片を
外側に押し出すことができるので、カッター上に滞溜す
る材料を短時間に容器内に排出させることができるとい
う実用的効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における調理器の断面図、第
２図はカッターの平面図、第３図は第２図のＩ−Ｉ断面
図である。 １・・・・・・電動機、４・・・・・・本体、１６・・
・・・・カッター１６′・・・・・・刃部、２０・・・
・・・容器蓋、２０′・・・・・・投入口、３３・・・
・・・突部。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）電動機を内蔵する本体と、本体上に載置される容
   器と、容器内で電動機により駆動される切刃を形成した
   円盤状のカッターと、前記容器の上方開口部を覆い一部
   に被切削物の投入口を有する容器蓋を備え、前記円盤状
   のカッター上面外周部にカッターの刃部の高さと同等か
   、又はそれより高い残片を排出させるための突部を形成
   し、この突部は容器蓋の投入口の外周端より外周部に位
   置させた調理器。
2. （２）突部は回転方向に対して下手側を他方に比較して
   丸みの少ないコーナ部とした実用新案登録請求の範囲第
   １項記載の調理器。
3. （３）突部は円盤状のカッターの刃部に近接し、かつ刃
   部より外周に位置させた実用新案登録請求の範囲第１項
   記載の調理器。