JPS5924287Y2 - 調理器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は肉、野菜等を短時間にカッターで切削し、切削
された材料をカッター下方に位置する円盤により一旦受
は止め、かつ円盤の回転時に起こる遠心力により容器外
に排出する調理器に関するもので、円盤を容易にしかも
確実に着脱できるようにしたことを特徴とするものであ
る。

従来、この種の調理器においてはカッター下方に装着さ
れる円盤はカッター上面側より着脱されるため、円盤の
着脱に際してはその都度カッターとカッター取付台を着
脱する必要があった。

本考案はカッターをカッター取付台に固定したまま円盤
をカッター下方から着脱できるようにしたものである。

以下、本考案の一実施例を添付図面とともに説明する。

図において、１は電動機で、シャーシ２にビス３で取付
けられ、シャーシ２は本体４にビス５により取付けられ
ている。

６は電動機１の軸で、その軸に小プーリ−７が取付けら
れている。

小プーリ−７はベルト８を介して大プーリ−９を駆動す
る。

大プーリ−９は主軸１０に取付けられている。

主軸１０はオイルレスベアリング１１を介してシャーシ
２に取付けられている。

オイルレスベアリング１１はゴムカップリング１２を介
して本体４に位置決めされている。

主軸１０の先端部にはコネクター１３が取付けられてい
る。

コネクター１３にカッター取付台１４が着脱自在でかつ
コネクタ−１３上部がカッター取付台１４内に設けた溝
に嵌合して電動機１の力が伝達されるようになっている
。

カッター取付台１４には円盤状のカッター１５か゛取付
けられている。

１６はカッター１５の下方に位置した円盤で、はは゛中
央部に円筒部１７を形成し、この円筒部１７に設けた溝
にカッター取付台１４が嵌合し、カッター１５と円盤１
６は同時回転するようになっている。

１８は容器１９の下部に設けた鉤形の突起で、本体４に
設けた突起２０に回転結合し、本体４に容器１９がバヨ
ネット結合される。

２１は容器蓋で、その下部に設けた鉤形の突部２２が容
器１９上部に設けた突部２３に回転結合し容器蓋２１は
容器１９にバヨネット結合される。

２４は容器蓋２１の一部に設けた突起で、容器蓋２１と
容器１９をバヨネット結合させた場合、その先端が本体
４に取付けたスイッチ２５を押し、接点が閉じ電動機１
へ電力が供給されるようになっている。

２６は本体４の上部に取付けたスイッチ機構を覆う蓋、
２７は本体下方を覆う裏板、２８は脚である。

２９は容器蓋２１に設けた投入口、３０は投入口より投
入した材料をカッター１５に押し込む押し込み棒、３１
は排出口で゛ある。

次に上記調理器の操作および作動について説明する。

本体４に容器１９をバヨネット結合させ、円盤１６をコ
ネクター１３に挿入する。

次にカッター１５を取り付けたカッター取付台１４を円
盤１６およびコネクター１３に嵌合させながらセットす
る。

次に容器蓋２１を容器１９にバヨネット結合させる。

すると突起２４がスイッチ２５を押して電動機１に電力
が供給されベルト８を介して主軸１０に伝えられた動力
はそれと嵌合しているカッター取付台１４に伝えられた
カッター１５および゛円盤１６が回転する。

そこで投入口２９より被切削物を投入して押し込み棒３
０で押し込むと、被切削物はカッター１５により切削さ
れる。

カッター１５により切削された切削物はカッター１５の
下方に位置する円盤１６上に落ち、円盤１６の回転によ
って起こる遠心力により容器１９および容器蓋２１の排
出口３１より容器１９外部へ排出される。

以上のように構成したものにおいてはカッター１５とカ
ッター取付台１４を分離して円盤１６を着脱していたも
のを、カッター１５をカッター取付台１４に固定したま
ま円盤１６をカッター１５下方に容易に着脱することが
できる。

しかもカッター１５とカッター取付台１４の取付強度不
十分により、カッター１５がガタッキ、容器１９および
容器蓋２１が損傷することがあるが、このような問題も
解消することか゛できる。

また、円盤１６の中央部に、カッター取付台１４が自由
に内嵌合できる筒状の中空部１７を形成し、この中空部
１７内面に、カッター取付台１４外面に設けた平坦部３
２が嵌合する嵌合部３３を形成し、かつ中空部１７の平
端部付近が電動機１の回転をカッター１５に伝えるコネ
クター１３のっぽ１３′に接触し円盤１６がコネクター
１３の長手方向下側に位置決めされている。

したか゛つて、円盤１６とカッター取付台１４は嵌合す
るだけで、カッター１５と円盤１６の間隔は一定に保た
れ、しかもカッター取付台１４の平坦部３２が中空部１
７の嵌合部３３に嵌合し、カッター取付台１４と円盤１
６が回り止めされ、カッター１５と円盤１６を同時に回
転させることができる。

さらに円盤１６中央部の中空部１７に形成した嵌合部３
３と、カッター取付台１４の平坦部３２の長手方向係合
長さイをカッター取付台１４の上部等を含むカッタ−１
５上面と容器蓋２１内面の距離口より長くすることによ
り、容器蓋２１を容器１９にセットするとカッター取付
台１４と円盤１６の周り止め部は必ず嵌合し、カッター
１５と円盤１６を確実に同時回転されることができる。

以上のように本考案はカッター下方に位置し、切削物を
自動的に容器外に排出する円盤を、カッターの下方より
着脱できるもので、その効果はきわめて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における調理器の要部断面図
、第２図は容器と容器蓋との結合部の断面図、第３図は
第１図の要部拡大断面図、第４図Ａ、Ｂは第３図のＡ−
ＡおよびＢ−Ｂ断面図、第５図はカッター、円盤、コネ
クターの分解斜視図である。 １・・・・・・電動機、４・・・・・・本体、１４・・
・・・・カッター取付台、１５・・・・・・カッター、
１６・・・・・・円盤、１９・・・・・・容器、２１・
・・・・・容器蓋。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）電動機を内蔵する本体と、本体上に載置される容
   器と、容器内で電動機により回転駆動される円盤状のカ
   ッターと、カッター下方に位置しカッターと同時回転す
   る円盤と、容器開口部を覆う容器蓋とを備え、前記円盤
   はカッターを取付けたカッター取付台の下端部側よりま
   わり止めして挿入し着脱自在としたことを特徴とする調
   理器。
2. （２）円盤は電動機の回転をカッターに伝えるコネクタ
   ーで下側が位置決めされていることを特徴とする実用新
   案登録請求の範囲第１項記載の調理器。
3. （３）円盤とカッター取付台の長手方向係合長さはカッ
   ター取付台の上部等を含むカッター上面と容器蓋内面と
   の距離より長く形成したことを特徴とする実用新案登録
   請求の範囲第１項記載の調理器。